と呼んでいる(図2)。漢字などの画数が多い文字で、小さいサイズを表示する場合、専用にデザイン設計されたビットマップ・フォントのほうがきれいに表示される。また、毛筆体などでよく見られる“かすれ”や“力強さ”など、アウトライン・フォントでは表現できない。さらに、アウトライン・フォントは、ディスプレイなどの低解像度出力に対しても、とくに小さいサイズ表示の場合、原理的に正しく文字が表示ができないという欠点もある。近い将来、いろいろな文字の表現としての関数とラスタライザが簡単にOSの中に組み込める環境になれば、フォントの表現もより多様化し、楽しいものになると思われる。
2 . TrueTypeフォント とは
2 − 1 . TrueTypeフォント の概要
「TrueTypeフォント」(トゥルー・タイプ)は、 A p p l e社とM i c r o s o f t社が共同で開発したシステムである。W i n d o w sではW i n d o w s 3 . 1から、またMacint oshの場合は、漢字Talk7以降でサ
ポートされるようになった。このアウトライン・フォントの大きな特徴は、どのサイズでも、滑らかな画面表示と印刷結果が得られるということである。ラスタライズがOS内部で行なわれるので、安価なインクジェットプリンタなどのR I P(R a s t e rImage Processor)を搭載していないプリンタでもきれいに出力することが可能である。勿論C o m p o t e xのPSJプログラムでも同じことが行われる。ただし、OS本体でラスタライズの処理が行われるので、その処理性能により転送時間や演算時間分に違いが生じることになる。
2 − 2 . TrueTypeフォント の関数表現
一般的に、T rueTy peフォントは2次のBス
プライン曲線(Quadratic B-splines)として定義されている。各3点(x 1 , y 1)、(x 2 , y 2)、(x 3 , y 3)が与えられたとき、曲線は図3のような式になる。True Ty peフォントの場合、実際のデータ点
図2
ラスタライザは、アウトライン・フォントをビットマップに展開する。
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