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2012Jan JAEE Ichiko Rejime

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08/13/2013

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災害に強いまちづくりの考え方
2012/1/24 市古太郎(首都大学東京)
1.防災まちづくりの2つの系譜
(1)都市大火対策としての防災都市計画と防災まちづくり<東京の防災まちづくり>
1960's 広域防災拠点+延焼遮断帯整備という計画論【都市防火区画論】に基づく事業スタート→1964年江東区再開発基本構想→1975年白髭地区/亀大小地区の事業着手(2005年に終了)1980's 地区を単位とした「防災まちづくり」のスタート→1981年防災生活圏構想→1995年防災都市づくり推進計画※地震大火被害をいかに抑えるか.
<阪神の復興まちづくり>
・延焼被害地区と基盤整備事業の重ね合わせ→基盤未整備地区で延焼被害拡大.・個別再建だけに任せておいては,地震大火リスクの高い都市を再生産してしまう・・神戸市の計画論.・行政のリーダーシップで2週間後の1/31に,基盤整備方針を発表.3/17に都市計画決定.・地域の担い手組織としての「復興まちづくり協議会」.
(2)津波防災まちづくり(首藤,河田)<首藤先生:文明を支える我々
今なす
きこと(土木学会論説 2011.5月)>
【多重防災】
津波防災対策は,①防災構造物,②津波に強いまちづくり,③防災体制(津波予報を充実し,それに従って素早く避難する)の組み合わせで構成される.
【計画外力>構造物能力】
S50年代の「津波常習地域総合防災対策指針(案)」検討委員会(河川局と水産庁の合同委員会)→「計画外力が対策構造物の能力を上回るのは受け入れがたい」
【したたかな民衆】
危険地帯に入り込んでいく,集落をつくることは相応の見返りがあるから.一方で,これまでは必ず「万一の場合に備える方法」を講じていた.cf.北上川下流域の水山,大井川扇状地での舟型屋敷
<河田先生:津波被害の時間的発生パターン>
・発災後の「抑止対策」によって被害の多寡が左右される.
参考:河田恵昭(2001)巨大地震の様相とその対応対策の考え方,地学雑誌,110(6),pp.924-930
2.「減災」と「脆弱性低減」による防災まちづくり(および事前復興まちづくり)
(1)「減災」の視点の重要性
・阪神・淡路大震災(1995)の都市防災対策の教訓として→「事前予防型の取り組みにより,被害をゼロにはできない」→「しなやかに受け流す」ex.葛飾にもあった「水屋」
 
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(2)英Atリスク・グループのVulnerabilityモデル
R=H×V H(Hazard):外力,V(Vulnerability):脆弱性
・At Riskグループによる脆弱性の定義
自然災害を発生前からイメージし,災害に立ち向かい,被害回復能力に影響を与える,個人および集団の特性
cf.自然現象によって生じる損失の規定因子(UNDRO, 1982)
(3)減災+脆弱性低減の意味すること
・事前・事後および多重防災(ハード・ソフト)により,発災直後からの生活とまちの再建に取り組む①個人・家族・地域,様々なレベルでの集団の力をつけること②対処するための「場所」をつくり育てること
3.災害に強い「まちづくり」の成立条件
(1)主体論の重要性
・近隣住民相互の,もしくは,地域コミュニティを単位とした.・近隣住区論,学区単位論
(2)地域コミュニティのもつ共同防衛意識に立脚
・集落がそもそも有する機能.近隣の集落への対抗性
(3)プラン・プログラム・ルール「づくり」を尊重するしくみの重要性
・ソフト・インフラ
4.気仙沼階上集落の復興支援から
・気仙沼市階上杉の下集落:元の集落に近い場所へもどりたい.・312名,85世帯.93名が津波で亡くなる!全ての住家が流出または全壊.・18mの津波に対し,集落の避難場所が12mだった(15mあると思っていた).・2012年2月に福祉介護系NGOから市古研究室に相談依頼.・2012年07月15日に第1回勉強会・2012年09月3日に第2回:「集落の魅力さがし」・2012年10月21日に第3回:「再建住宅地デザインゲーム」・2012年12月2日に第4回:「再建住宅地デザインゲーム(その2)」・2013年1月20日に第5回:「住まい再建なんでも相談会&新年会」・「住民意見に任せておいては」という以上に「住民発意のシステム(計画主体デザイン)」が弱かった.
※プランニングは「社会的包摂」機能をもつ※まだまだ復興支援のニーズは高い,です.
 
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5.事前から生活・まちの再建に備えるための復興まちづくり訓練
<復興まちづくり訓練>
・救出・消火・避難といった直後対応に加えて,ライフライン停止に伴う数ヶ月の生活支障期への対応.仮住まい期(仮設住宅),本格復興期に備える.・阪神・淡路大震災後にスタート.2012年12月現在で都内36地区,13区1市で実施実績.
参考:市古太郎,吉川仁,中林一樹(2012)2000 年代に展開した「震災復興まちづくり訓練」の実施特性と訓練効果の考察―ポスト東日本大震災期の事前復興対策を考えるための基礎的検証―, 日本都市計画学会学術研究論文集47,pp.215-226
<豊島区上池袋地区での復興まちづくり訓練事例>
・2009年10月から2010年2月.・池袋から徒歩10分ほど.木造住宅と細街路による木造密集市街地(東京都全体で16,000ha.上池は36ha).・地域参加者毎回25名ほど.他に区役所,首都大,豊島区内の専門家チームで全体で参加者50名ほど. 
※上池袋地区での復興まちづくり訓練による成果(1)豊島区大被害地区での復興まちづくりの手順
・町会をコアに,子育てグループや近隣マンション管理組合もいっしょに体制をつくる手順・豊島区震災復興マニュアル(都市・住宅編)に反映
(2)上池袋地区復興まちづくり方針(復興訓練版)
・「もし大被害が生じたら,こんな町に復興していきたい」・「被害」を前提とした「訓練としてのまちづくり案」だが,「ならば事前にやっておこう」という機運を醸成している.豊島区の事例は,下記のWebで参照できます.http://www.city.toshima.lg.jp/kusei/machidukuri/015472.html 
1
回:まちを歩いて被害をイメージする
2
回:被災後の住まいや生活を確保する
3
回:復興まちづくり方針の検討
4
回:復興の進め方と方針案を定める
・資源は何か・仮設利用のための用地・復興まちづくり案作成のシミュレーション・絵を描く,そのための組織・生活再建,復興のための地域の体制,事前の準備の頭出し

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