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2005820062 
第23号
 
 
 
1. ビジネストピックス:ロボット産業の新しい可能性
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 2. 産業レポート:日本の葬祭業の動向
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 3. 地域経済レポート:中国に活路を見出す秋田県の木材関連ビジネス
 
秋田貿易情報センター 浅元 薫哉
······················································
20
 
 
今月の注目指標:海外での特許出願の増加で
 
「知的財産立国」実現に前進
······························ 24
日本経済主要指標
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日本貿易振興機構
 
(ジェトロ)
 
日本経済情報課
 
Japan Economic Monthly
* 本レポートは、利用者の判断・責任においてご利用ください。万が一、本レポートに基づく事業展開で不利益等の問題が生じた場合、ジェトロは一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
 
* 本レポートは
2006
2
17
日までに入手されたデータをもとに作成されています。
 
* 当レポートに関するお問い合わせは(電話)03-3582-5178、もしくはE
-Mail ERC@jetro.go.jp
までお願い
 
いたします。
 
 
Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006
ロボット産業の新しい可能性
日本のロボット産業は、2025年には6兆円を超える市場になると見込まれている。世界をリードする産業用ロボットの層の需要拡大とともに、実用化が進むサービスロボット分野でも競争力の強化に取り組んでいる。高度部材産業が集積するという日本の強みを活かしつつ、国際的な連携を強化拡充していくことで、ロボット産業は着実に発展していくことが期待される。20には6日本のロボット産業は、1960年代後半を黎明期として、70代の実用化時代を経て、80年が「普及元年」といわれている。その後、市場は順調に拡大したが、90年代のバブル経済の破綻、家電品を中心とする生産拠点の海外シフトなどにより、国内需要は伸び悩んだ。しかし、日本経済が徐々に回復するのに伴い、2003年以降は再び拡大基調に転じ、2004年のロボット出荷額は輸出向けを含めて5,767億円に達した。特に、産業用ロボットは製造業における生産の効率化、経費の削減といった面で大きく貢献している。2004 年末時点における日本の産業用ロボット設置台数は約356,500。第2その31122,000台であり、日本の産業用ロボットの普及度合は世界でも際立っている。また、日本のロボット出荷額の 4~5 割は輸出に向けられている。日本は世界最大のロボット普及国であり、かつ世界最大のロボット輸出国なのである。経済産業省20045月に公表した「新産業創造戦略」の中で、ロボット産業を重点分野の一つとして位置づけ、一層の発展を推進する姿勢を明確にした。また、同省の次世代ロボットビジョン懇談会20044月に報告書を取りまとめ、国ロボット市2010には約18,000、2025には約62,000に拡するとのしを示すなど、日本のロボット産業は、今後一層の拡大が見込まれている。キラーアプリケーションの強化が課題ロボット産業には非産業用ロボット(サービスロボット)分野もあるが、日本が圧倒的に強い産業用ロボット市場とは異なり、欧米に遅れを取っている。日本ロボット工業会が産官学のロボット専門家の意見をまとめた「ロボットの応用分野別国際競争力比較」によると、日本が国際競争力を有する分野は、製造業応用(産業用ロボット)、建設・土木、エンターテインメントの3分野が挙げられるが、宇宙、原子力、エンターテイメント、海洋、探査、福祉、農業、畜産とい
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Business Topics (C) JETRO Japan Economic Monthly, February 2006
った分野で欧米が強いと判定されている。その理由として日本ロボット工業会の矢内重章総務部長は、「例えば医療用や原子力向けなどニッチな市場では、毎年代替需要があるわけでもない。そういう小規模市場でオーダーメイド的な要素の大きいものは、ロボットに限らず日本は得意とはいえない。それもハード技術で弱いわけではなく、ソフトやネットワークの技術でやや遅れている」と指摘している。サービスロボットが産業用ロボットと明らかに異なる点として、例えば、人々の生活の中で身近に使われることが多い、移動性が高い、反復作業が少ない、などが挙げられる。人と接するロボットであれば安全性が大きな問題になるし、移動性という面では人なら簡単にできる階段の上り下りもロボットにとっては至難の業となる。同じ作業を正確に何度も繰り返すことはロボットの得意技だが、その都度異なる動作をしなければならないとなると判断能力が求められる。これもロボットには苦手なことだ。この点についてユニークなロボット事業を展開している日本SGIの戦略事業推進本部ロボット事業推進オペレーション統括の秋元大氏は、アプリケーションの強化が課題と指摘する。「日本では、ハードのデザインに関心が集中し、新しい形をしたロボットを作ることに企業の取り組みが集中する傾向がある。しかし、アプリケーションの完成度が低いと、形だけ作ってそれで終わりとなってしまう。次世代ロボットについては、もっとアプリケーション寄りで考えるべきだ。」例えば、本田技研工業の「アシモ」に代表されるヒューマノイド型ロボットの開発で日本は世界のトップ水準にある。しかし、“彼ら”に何をさせるのかということになると、未だにはっきり見えてこない部分がある。そこが見えてこなければ、需要を喚起することは難しい。日本ロボット工業会の矢内部長もサービスロボットを普及させるには、ユーザーに本当にほしいと思わせるようなキラーアプリケーションが必要と述べている。医療用ロボットを米国ベンチャーと共同開発その中で、先進的な開発に取り組み、ロボットのビジネス化に向けて着々と前進している企業もある。光学機器メーカーのオリンパスもそうした1だ。同社2001年、米国のIntuitive Surgical社(以下、IS社)と共同で、内視鏡手術に使う超音波手術システム「ダ・ビンチ超音波凝固切開シザース」を世界で初めて開発した。2003年には、IS社のロボット内視鏡手術システム向けに3D・2D映像システムを開発し、同社に供給している。医師はこの医療ロボットを使うと、縫合など奥行き感が必要な作業の時には3D映像を見て内視鏡を操作し、術部と鉗子の位置関係を知りたい時などには2Dの広角映像を見がら操作するというように、3D・2Dを簡単に切り替えることができるという。「当社は6 年ほど前、独自の医療ロボットを開発し、学会で技術展示したことがある。ただこのときは時期尚早で、商品化に至らなかった。IS社との事業については、当社の技術を使いたいとの申し入れがあり実現した」とオリンパスの高山修一執行役員研究開発統轄室長は述べる。オリンパスは、産官学が連携して日本発の新しい医療機器開発による医療機器産業の国際競争力強化を目指す医療技術産業戦略コンソーシアムにも参加している。同コンソーシアムが重点テーマの一つに掲げている「内視鏡手術ロボット等の高機能手術ロボットや画像技術を活用した低浸襲治療機器」委員会では、高山執行役員が主査を務めている。
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