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ョンは存在するか?
星間物質ダストから小石 Vol.
サイズのコンクリーション 00.02
が出来るまで
(J)
1
Table of Contents
1: 摩訶不思議な石との出会い ........................................................................................................... 3
2: 新説 一つの起こり得る仮定 ...................................................................................................... 3
3: 炭酸塩鉱物が先か、硫化鉄鉱物が先か ................................................................................ 8
4: 外見的分類 .................................................................................................................................................. 9
1) 炭酸塩鉱物主体 ......................................................................................................9
2) 硫化鉄鉱物主体 .................................................................................................... 10
3) 炭酸塩鉱物及び硫化鉄鉱物が混在........................................................................ 11
4) 炭酸塩鉱物及び硫化鉄鉱物が明確に分かれて融合し一体化鉱物を形成 ............... 12
5) 炭酸塩鉱物主体に硫化鉄鉱物が混入 .................................................................... 13
6) 炭酸塩鉱物を硫化鉄鉱物が取り囲み .................................................................... 14
7) 回転運動起因と考えられる同心円状模様の形成 .................................................. 15
8) 粒状炭酸塩鉱物の集合体 ...................................................................................... 17
9) 粒状硫化鉄鉱物の集合体 ...................................................................................... 18
10) 粒状炭酸塩鉱物と粒状硫化鉄鉱物が混在した集合体.......................................... 19
11) 数 mm から数十 cm のコンクリーションが融合し更に大きなコンクリーションへ
と成長した集合体 .................................................................................................... 20
12) 結合時の衝突の影響と考えられる脆弱的な内部破断面 ...................................... 22
13) 衝突の影響と考えられる外部破断及びネジレ .................................................... 23
14) その他................................................................................................................. 24
5: 鉱物成分分析 .......................................................................................................................................... 26
6: あとがき ..................................................................................................................................................... 29
変更履歴
Vol.00.01J 初版発行 3/ 30/ 2010
Vol.00.02J Page 3 ~ page 7 改版 10/ 25/2010
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星間物質コンクリーションは存在するか?
「星間物質ダストから小石サイズのコンクリーションが出来るまで」
1: 摩訶不思議な石との出会い
まず最初に、炭酸塩鉱物と硫化鉄鉱物の塊からなる同心円状のコンクリーションが見つかりました。
その石はそら豆形をした石を縦に真二つに切断した石でした。同心円状のコンクリーション模様の一
部に硫化鉄鉱物の塊が突き刺さっているイメージです。それが自然と融合し合い一つの石になってい
ました。次に見つかった石は硫化鉄鉱物主体ですが数数え切れない脆弱性亀裂が入った亀甲石でした。
それらを集め見かけ上のタイプに分けて区分けしていくと摩訶不思議な事が判明致しました。その特
異さに興味を引かれ集められるだけのサンプルを 2 年以上の歳月をかけて収集致しました。
これらの二種類の鉱物がお互いに引き寄せられ集まり様々な集合体を形成したと仮定した場合に、皆
様はどのような組み合わせを考え出せるでしょうか?
考えられる組み合わせを並べ上げそれに基づき石を区分けしていくとその考えられる組み合わせに合
致した石が実際に収集した石の中に存在している事が判明致しました。
改めて、逆にこれらの石の組み合わせ全てが地球上の環境で構成出来るかを考えた場合に、これは不
可能ではないかと考えざるを得なくなります。
さて、いかなる環境が存在すればこれらの全ての石の組み合わせ生成過程を矛盾無く説明出来るか?
を考察した結果導き出された仮説が今回の仮説となっています。
2: 新説 一つの起こり得る仮定
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以下の仮説は素人による仮説であり専門的な知識に欠けていますがご了承頂きたい。
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或る宇宙空間に様々な分子ガスで充満されている場所が存在しました。
そのガスは超新星爆発により作り出されそのガスの成分としては主に鉄までの成分により構成されて
いたと考えます。
次第にそれらが集まり合い徐々に大きな結合体となり塵粒子(ダスト)へと成長していきます。
成長過程においては同種の塵粒子が更に集まり合い徐々に大きな集合体へと成長を遂げていきます。
この時に、同時に回りに存在する他の分子、塵粒子を排他するのでは無くその過程の中に自然のまま
に混在する事を許しています。
この時点でもこれらの集合体は固化しているのではなく、また同一成分のみにより決められた軸方向
に結晶化しているのでもなくただ単に物質が集まっただけの集合体として存在するのみです。
その集合体は集合過程において僅かながらの自転を開始し、集合体としての形はさながら無重力空間
に浮く水の塊の様に球体を伴う不確定な形状を維持しています。
ある時はそれらが球体を伴う個々の不確定な形状を維持しながら更に大きな集合体へと成長し、また、
ある時には一体化して更に大きな球体を伴う一個の不確定な形状へと成長をしていきます。
これらを繰返す事により無重力の宇宙空間上に塵粒子(ダスト)から徐々に大きな小石大までの集合
体を形成していきます。
この成長過程は微粉末から始まり徐々にその形を大きくしていく所に特徴があります。
これを既存の岩石の種類に当てはめるとまさにコンクリーションのそれと同一化できます。
ここで、一般的なコンクリーションと大きく違う点は、大きさを問わず個々のコンクリーションとし
て成長した物同士が固化する前に結合し個々の原型を留めながら合体し序々に一つの大きなコンクリ
ーションを形成していった事です。そのために現実に存在するこれらコンクリーションの生成過程を
既知の理論で説明しようとしてもその説明を正当化出来ないと言う壁にぶつかってしまいます。
無重力の自由空間において、まだ個々が溶解している時代に結合を繰り返し、最終的に様々な結合形
態を持つユニークな小石大のコンクリーションにまで成長しました。その後次第に固化し様々な大き
さの岩石として形作られていきました。それらの岩石が互いの引力による軽い結合による集合体とし
て地球の引力圏に到達し、地球に突入した際に個々の岩石に再分裂し地上に落下しました。
そしてそれが 2 年以上の歳月をかけてこのように収集されました。
次ページの 2 種類の図はこれらの岩石の生成過程をイメージ化した図式です。
個々の岩石の詳細の写真及び説明等はそれ以降の内容を参照してください。
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これまでに収集された岩石の中から特徴的な石を選びその成分解析を行った結果全ての岩石は大きく
分けて以下の 2 種類の成分を主とする岩石から構成されていると言える事が判明致しました。
1) 炭酸塩鉱物を主成分とする岩石
2) 硫化鉄鉱物を主成分とする岩石
この成分から見ると、単純に私たちが知っている堆積物の中で作り出されるコンクリーションと何ら
変わりが無いと言えるかも知れません。
これらは無重力の宇宙空間、ドロの中、更にはどの様な圧力の海底であろうと何らかのコンクリーシ
ョンを作り出すことが出来るとも言えないでしょうか?
更に拡大すると、成分に違いは有りますが人体内であってもカルシウム、マグネシウム等が堆積する
ことにより結石(コンクリーション)が作り出されます。
それと同じ成分が宇宙空間に微粉末として「堆積」され長い時間をかければそこにコンクリーション
が生成されても何ら不思議では無いと考える事自体間違っていないと確信致します。
満天に浮かぶ星星、また宇宙はどの様にして出来たのでしょうか?これに対しては世界中の多くの科
学者が様々な説を唱え理論的にその説明が試まれています。
素粒子、粒子、陽子、中性子、原子と進み幾つかの元素が出来、、、、、、、、
その後一気に「星の誕生」へと話が進んで行ってしまいます。
さてさて全ての星や宇宙空間に漂う物質が同様の過程で出来上がったのでしょうか?
地球上で考えると火山活動により作られた岩石、堆積作用により作られた岩石、同一の鉱物が何万年
のも年月をかけて結晶化して出来上がった鉱物、化学反応により別の鉱物へと置換されて出来た鉱物
等様々な過程で鉱物が出来ていると考えられます。Web 情報によると約 5000 種類もの鉱物が発見さ
れているとの事です。
大宇宙から見るとほんの僅かの塵にも満たない太陽系の一部ですらこのようにさまざまな鉱物から成
り立っています。 地球も宇宙の中の一つの星で有ることを考えると地球で起きている鉱物や岩石の
生成と似たような事が広い宇宙の中で起きたとしてもそれを一言で在り得ない事と言い切れるのでし
ょうか?
逆にその太陽系の中の小惑星帯からやって来ているだろう僅かの隕石を以っていったい小惑星帯の
何%の隕石(の基)を語る事が出来るのでしょうか?
逆に知りえた事のみを事実としそれ以外を一刀両断に否定している事は無いのでしょうか?
月、火星、さらには小惑星イトカワ等に新たな探索機が送り込まれそれまでの認識を覆さなければな
らない幾つもの新たな発見が確認されています。
数える事の出来ない無数の宇宙の星星がどの様に出来たかを、数えられる程度の幾つかの仮説により
説明しようとする事が可能なのでしょうか?はなはだ疑問になってきます。
本仮説は現実に存在する摩訶不思議な石のコレクションをそのタイプ別に分類し、それらが出来る環
境及び過程を考察した結果導かれた説です。常識!ではありえない仮説ですがいつかその常識が覆さ
れる事を期待しています。
もし専門家の方で実際の岩石を用いて解析をしてみても良いとお考えの方がお見えで
したら無償にて喜んでこれらの岩石を提供する事を確約致します。
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3: 炭酸塩鉱物が先か、硫化鉄鉱物が先か
さて、様々な組み合わせを持つこれらのコンクリーションが出来た際にいったいどの鉱物が最初に凝縮したのでし
ょうか?
殆どの石は硫化鉄鉱物が最外周を取り巻いていると考えても良いです。
もしくは合体したときに硫化鉄鉱物が炭酸塩鉱物の中に浸透していったと考えられる石も多数有ります。
ところが石によっては硫化鉄鉱物の微粉末集合体を中心に持ちその回りを炭酸塩鉱物が取り囲んでいる石も存在し
ます。この場合には硫化鉄鉱物は微粉末の集合体のまま存在していることを特徴にしています。
支離滅裂となってきますが、そう考えると最終的には両方の鉱物が殆ど同じ時代に存在しそれぞれが様々な集合体
を作り出し更に合体し合いどんどん大きな集合体へと成長していったと考えるのが妥当でとなってきます。
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4: 外見的分類
以下に、実際の石サンプルにおいてどの様なコンクリーションの組み合わせが確認されたかを書き出してみます。
詳細の石の写真はそれぞれのリンク先から入手する事ができます。
これら以外にも数多くのユニークな石を紹介しています。
百聞は一見に如かず。ぜひリンク先をクリックして訪問してみてください。
1) 炭酸塩鉱物主体
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/859783.html
コンクリーション全体が炭酸塩鉱物の微粉末集合体から成り立っています。
この炭酸塩鉱物のみからできているコンクリーションのサンプル数は非常に少なく数個しか有りません。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/9732915.html
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2) 硫化鉄鉱物主体
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/859784.html
コンクリーション全体が硫化鉄鉱物の微粉末集合体から成り立っています。普通は部分的に明確に成分の違いが判
る硫化鉄鉱物が交じり合っている事が多いですがこのサンプルは光の乱反射によりその配列の違い?が判るだけと
言う非常に貴重なサンプルです。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/26772253.html
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3) 炭酸塩鉱物及び硫化鉄鉱物が混在
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/868526.html
炭酸塩鉱物を基とした同心円状コンクリーションですがその中に硫化鉄鉱物が点在します。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/26864573.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4123528.html
右のサンプルは最初に購入した 2 個の一つです。
ソラマメ型の同心円状コンクリーションに
硫化鉄鉱物が押し込まれる様に入り込み、
硫化鉄鉱物が中に浸透しています。
この鉱物の別の特徴は研磨語石質が黒色を示す事が多いです。
また、硫化鉄鉱物は微粉末のまま点在もしくは中央付近に
集まりを持つ事が多いです
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/26424180.html
この石の片側からはこの鉱物が粒状の
炭酸塩鉱物が集まって出来ている事が
はっきりと判ります。
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4) 炭酸塩鉱物及び硫化鉄鉱物が明確に分かれて融合し一体化鉱物を形成
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/759709.html
成長した炭酸塩鉱物コンクリーションを、独自に成長した硫化鉄鉱物コンクリーションが取り囲むもしくはそれに
吸着したかのように一部が融合し合体化した石です。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/12533349.html
右のサンプルはその典型的な例です。
丸い炭酸塩鉱物コンクリーションを
硫化鉄鉱物コンクリーションが覆う様に
囲い込み一つの石となっています。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/12575822.html
この サンプルは他と少し趣が違い炭酸塩鉱物と
それを取り巻く硫化鉄鉱物が融合し合う事無く
はっきりとした境界面を維持しながら全体として
両方が共存するコンクリーション
となっています。
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5) 炭酸塩鉱物主体に硫化鉄鉱物が混入
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/859787.html
炭酸塩鉱物を基としたコンクリーションであるがその中に硫化鉄鉱物が混入したかのように模様を成して成長して
います。この種のコンクリーションには自然の芸術とも言える綺麗な内部模様を作り出している物が多く有ります。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/26852380.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/19732106.html
切断したときには茶色の表面でしたが磨き上げると
それが黒色の表面へと変わっています。
その中に硫化鉄鉱物がそれぞれの石独特の
模様を作り出しており芸術そのものと
なっています
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/7447253.html
下のサンプルはやはり楕円形の同心円状模様を維持しながら
その中にさらに硫化鉄鉱物の模様が出来上がっています。
幾つかのひび割れが入っていますがこれはこれらの模様が出来た後に入ったと考えられます。
ただし、全て他の炭酸塩鉱物で埋め尽くされていますので切断してもそれが亀裂の模様として残っているだけです。
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6) 炭酸塩鉱物を硫化鉄鉱物が取り囲み
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/859787.html
硫化鉄鉱物が炭酸塩鉱物コンクリーション大きく取り囲んでしまい全体として硫化鉄鉱物主体のコンクリーション
として成長しています。
右の茶色の円筒状の鉱物は炭酸塩鉱物
の微粉末が集まった物です。
それを放射状に成長した白色硫化鉄鉱物
が取り囲み、更に全体を別の成分の硫化
鉄鉱物が包み込んでいます。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/6445738.html
このサンプルは切断面に一見漢字の様な模様が
見られます。
この黒色部分は炭酸塩鉱物で出来ていて
その周りを取り囲んでいるのはまぎれも無く
硫化鉄鉱物です。
また、文字の様に見える筋も硫化鉄鉱物であり
その部分を全て空白とみなし炭酸塩鉱物のみを
全て寄せ集めると元の炭酸塩鉱物の集合体を
想像する事が出来ます。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/23291647.html
さてこの文字!を漢字に当てはまると
皆さん、何と言う文字を想像致しますか?
もしかするとその様な文字がその昔中国に
存在していたかも知れませんね。
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7) 回転運動起因と考えられる同心円状模様の形成
連続した回転運動が作り出したと考えられる同心円状の模様を持って成長したコンクリーションです。
石によっては同心円状の層がいく層にも重なり合っています。
この石は一目瞭然で円形模様で有る事がわかります。
この鉱物の直径は約 65mm~70mm, 最も厚い部分では
28mm の厚さが有ります。
黒色部分は炭酸塩鉱物であり筋状の部分は硫化鉄鉱物
です。
扁平で円盤状、かつ内部に硫化鉄鉱物で同心円模様
が出来ています。また、その同心円模様から放射状
に硫化鉄鉱物が延びていてその鉱物外周端では
更に放射状に広がっています。
この鉱物が出来る自然条件を仮定すると成長時に回転
運動を伴っていたと考えるのが自然でないでしょうか?
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/20270811.html
この石は前述同様に回転運動を伴っていたと想定致します。
最初に多少小さな回転体が出来上がり中心部分の硫化鉄鉱物の
環とその周りの黒色の炭酸塩鉱物が生成されたと考えます。
その後別の硫化鉄鉱物が周辺を取り囲む様にくっつき
現在の姿と成ったと想定しています。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4388184.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/8768015.html
このサンプルは炭酸塩鉱物が殆どを占めています。
その中に幾重かの同心円状の層が出来ています。
また内部亀裂がおきて出来た空隙は直線的に破砕
された鉱物もしくは多少大きめの炭酸塩鉱物結晶体
で埋められています。
リンク先の Blog 内拡大写真「C」がその特異性
を物語っています。
以下のサンプルは前述以上の同心円状コンクリーション層を形成しています。その中には硫化鉄鉱物の微粉末で出
来た層も含まれています。
内部破砕により出来た空隙を埋めているのは幾何学的は断面を持つ小さな鉱物のかけらです。
また、切断面上一見同じ鉱物のようですが場所により光の反射の軸が変化すると言うユニークな現象も確認出来ま
す。詳細はリンク先の Blog 内拡大写真をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/10851330.html
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8) 粒状炭酸塩鉱物の集合体
数 mm の粒状炭酸塩鉱物の集合体が集まり合い全体として数十 cm ものコンクリーションにまで成長。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/13811890.html
殆ど炭酸塩鉱物から出来ています。
外部及び切断面内部両方から粒状の
炭酸塩鉱物が集まって出来ている
事を窺い知れます。
また、ソラマメ型ですがそれとて
コンクリーションで在る事には間違
い無いです。
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9) 粒状硫化鉄鉱物の集合体
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/860775.html
数 mm の粒状硫化鉄鉱物の集合体が集まり合い全体として数十 cm ものコンクリーションにまで成長。石によって
は一部が熔解しスムースな表面となり、他の部分は数 mm の粒状硫化鉄鉱物の集合体を認識できる表面を維持して
います。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/14237446.html
これは
粒状硫化鉄鉱物の集合体
を切断したサンプルです。
内部に炭酸塩鉱物を取り込
んでいます。
また、切断面から粒状硫化
鉄鉱物及びそれが溶けて
融合している様も確認出来
ます。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/17698696.html
写真の面には数多くの粒状硫化鉄鉱物を確認出来ますが写真右上のようにそれがどんどん溶けて融合し裏側ではほ
ぼ全面がスムースな面となっています。
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10) 粒状炭酸塩鉱物と粒状硫化鉄鉱物が混在した集合体
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/869689.html
両種の粒状鉱物集合体が混在している事がしっかり認識できるコンクリーション
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/26827897.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4321203.html
見ての通り断面に幾つもの粒状鉱物集合体が確認出来ます。
その形は様々で、また粒の核として粒状硫化鉄鉱物集合体がみうけられる物も多数有ります。
全体としてはコンクリーションですがそれぞれの粒はアメーバー状に様々は形を維持したまま固まっています。
下側の写真は小さい片を少し研磨した物です。銀色が硫化鉄鉱物、茶色が炭酸塩鉱物となっています。
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11) 数 mm から数十 cm のコンクリーションが融合し更に大きなコンクリーションへと
成長した集合体
収集されたコンクリーションには色々な面白い外観を持った物も有ります。
下の 2 個の石は穴無しドーナッツのような円盤状の形を持つユニークなサンプルです。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/10433058.html
凹んでいる部分では炭酸塩鉱物が環状に
見えています。
石が割れましたのでその断面から環状
部分を確認すると内部に出来ている円筒
状の環の一部が外から見える為で有る事
が判りました。
X 線 3D スキャナー等で内部を解析すれば
その詳細を確認する事が出来ると確信
致します。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/10332165.html
この石も前述同様穴無しドーナッツ
形です。
両方とも表面に数 mm の粒状鉱物集合体
が溶けて付いています。
これらはそれぞれがコンクリーション
と言えると確信致します。
この粒は他の一般的なコンクリーション
の幾つかの表面でも確認出来ています。
ただし、小さい粒のためにそれを切断
まではしていません。
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http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/8921089.html
一見鳥の胴体と頭の様なイメージを抱かせるコンクリーションです。
合体前でもしっかりしたコンクリーションだったと推測できます。この石の表面には亀甲模様が確認出来ます。
普通の自然条件ではちょっと考えられない事が起きないとこの様な石同士の合体は有り得ないです。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/9004177.html
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12) 結合時の衝突の影響と考えられる脆弱的な内部破断面
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/863720.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/5553060.html
どの輪切りされた切片の断面模様からも
同心円状の模様が確認出来ます。
また、この切片の一つを専門家に解析
してもらいました。
ただ、どの様にこの石が作られたか
また、何時作られたかまでは解析出来
ませんでした。
内部は無数の破断線が存在しかつ幾つもの
鉱物が入り混じって出来ている事が判ります。
断面の高解像度写真を以下の Blog に載せています。
http://blogs.yahoo.co.jp/celestial_stones/folder/92758.html
個々の断面写真をクリックすると
詳細を見る事が出来ます。
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13) 衝突の影響と考えられる外部破断及びネジレ
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4388196.html
ジグザグに石が割れ大きくその割れ口が開いています。
ただ、一部がくっ付いていますので現状の様に
一つの石として存在しています。
断面を覗き込むとコンクリーション
で有る事が確認出来ます。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4388141.html
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14) その他
全てが個々に特徴有る石ですが、その中には普通のコンクリーションでは考えられない様な薄い石も有ります。
また、円盤状のような石とて潰されて出来たとは考えられない内部模様となっています。
以下はその一例です。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/20647399.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/20631936.html
割れた断面から確かにコンクリーションで有る事が確認出来ます。
これは扁平と言うより板といってもおかしくないほどに薄い石です。両面を貫く幾つもの破断線が走っていますが
それでも割れてしまうことなく再度結合しています。また、表面には亀甲模様と言うよりも更に細かな幾つもの窪
みが多数存在します。この石の成分は殆ど硫化鉄鉱物と考えられます。
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この切片は以下の Blog の石を 30 枚に切断したうち 28 番目
のサンプルを研磨した物です。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/folder/863720.html
研磨前後の写真は以下に有ります。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/8519825.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/20174503.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/14790083.html
http://blogs.yahoo.co.jp/celestial_stones/11942543.html
この部分に粒状の塊が確認出来ます。ここで一つの考察。
この扁平が圧力によると考えた場合石の断面に見える粒の
断面も同様に近い比率で扁平化していても良いと考えられ
無いだろうか? また、下側に見られる直線と半円形の蒲鉾
のような断面と合わせて考えるとやはり圧力による扁平とは
違うと考えられるだろう。
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5: 鉱物成分分析
今まで幾つかの鉱物成分解析を行ってきましたのでその内容を以下にまとめてみます。
これらの内容は以下の Blog の中で紹介しました記事を中心としています。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/21235780.html
26
*** 『20909-265520085 Sample#27 "A"~"E" 成分鑑定結果』 ***
(「蒜山(ヒルゼン)地質年代学研究所)の御協力により解析)
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/14532191.html
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/14532387.html
1 um 前後の微粉末にて構成
粒状の白鉄鉱主体
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*** 0202 <200 回記念> 黒色皮膜 四部作-3 「玄人解析」***
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/17981958.html
多くの石の外表皮は黒色の皮膜で覆われています。その剥がれ落ちた皮膜を押し潰して微粉末化しました。
更にその中から極微量の磁性体を示す粉末を取り出し、その微粉末の電子顕微鏡写真撮影および
「EPMA(Electron Probe Micro Analyzer)」と言う解析を行ってもらいました。
(「蒜山(ヒルゼン)地質年代学研究所)の御協力により解析)
*** 『SEM3 成分鑑定結果』 ***
黒色皮膜を粉砕した中より磁石に
反応した鉱物を採取し測定
*******************************
特筆すべき!か否か?判りません。
写真 SEM3 と SEM4 に写っている鉱物の構成成分を EDS と言う手法で測定して頂きました。
この EDS と言う手法は定量性の精度は多少落ちるそうですが粒を破壊せずに測れるメリットが有るそうです。
やはりその定量性の問題が見えた結果となったのでしょうか?
既知の鉱物としては鉄の原子数は酸素の原子数よりも少ないそうですが測定点『EDS-1』では鉄の原子数が酸素の
原子数よりも多く検出されたそうです。
EDS-1 Fe: O = 1.44: 1.19 = Fe> O
EDS-2 Fe: O = 1.35: 1.50 = Fe< O
ただ、フッ素までの質量の軽い元素では 10%程度までの含有量誤差が含まれる事が有る為に結果の数値だけでは一
概に酸素の原子数が少ないとは言い切れないそうです。
と、レポートを頂きましたがさっぱり判りません。重量%の数値とこの数値を眺めて比べても自分の知識の範囲を
遥かに超えてしまっています。残念無念!!!
********************************
28
<余談>
アメリカ ワシントン大学セントルイス校の Web サイトに「隕石まがい石の写真展示」があります。
私の集めている石の一つが#133 として紹介されています。
http://meteorites.wustl.edu/meteorwrongs/m133.htm
コメントとしては、、、
なぜこの石は隕石では無いだろうと言えるのか
---> 隕石はこの様な風貌ではない
これは何か
---> 案が無し。
この写真は日本から送られてきた
と、言う事で現状は“隕石まがい石“
の一つとして紹介されています。
以下は同じ石の紹介ブログです。
http://blogs.yahoo.co.jp/minyi517/4127000.html
6: あとがき
未だにこれらの石がどの様な過程を経て自然界で作られたのかを解明できる手がかり
が一つも見つかっていません。そもそも、それを考える事自体無意味な事なのでしょう
か?
世の中の全ての文献を調べる術を知りませんが、現状はこのサンプルの中の石の一つと
して似た石が紹介されている、と言う文献にお目にかかったことはありません。
さて、今後何を手がかりに調べていけばこれらの石の生成過程を確認できるかは不明で
すが、何らかの年代測定解析、もしくは放射性同位元素解析等特殊な測定に頼らない限
りは解析不能でないかと考えます。
Minyi 著
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