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勤医協中央病院看護技術マニュアル
2008
9硬膜外鎮痛法と看護
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2008
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月改定
 
9..硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法((持続持続持続持続))とと看護看護看護看護
1.1.1.1.概念概念概念概念
硬膜外腔に局所麻酔薬、麻薬等を注入する事によって鎮痛する方法
2.2.2.2.硬膜外硬膜外硬膜外硬膜外カテーテルカテーテルカテーテルカテーテル留置留置留置留置のの適応疾患適応疾患適応疾患適応疾患3.3.3.3.硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法硬膜外鎮痛法のの利点利点利点利点、、欠点欠点欠点欠点(BY:(BY:(BY:(BY:小坂義弘小坂義弘小坂義弘小坂義弘)
術後痛帯状疱疹 外傷性頸部症候群帯状疱疹後神経痛 慢性膵炎腰椎椎間板ヘルニア 糖尿病性ニューロパチー上下肢反射性交感神経性萎縮症 開胸術後痛慢性痛頸椎症 がん性疼痛特殊な例 尿路結石(体外衝撃波による結石破砕術の麻酔目的)分娩痛
1111
心臓、肺、食道等の手術以外は頚部から下の身体各部の手術の麻酔に適応出来る。特殊な針やカテーテルなどの準備が必要である事。
2222
任意の脊髄分節の麻痺が得られる。 硬膜外腔の確認が出来る手技に熟達している必要がある事。
3333
麻酔薬の濃度を変える事により交感神経みの麻痺から充分な知覚や運動麻痺までを得る事が出来る。麻酔の発現、完成が脊髄麻酔に比較して遅い事。
4444
持続硬膜外麻酔法では長時間の手術の無痛はもとより、術後も長時間にわたって、除痛を図る事が可能である。全身脊椎麻酔の危険がある事。
5555
脊髄腔内に直接薬液を注入しないので、脊髄麻痺に比較して合併症の発生は少ない。長時間の手術では局所麻酔薬による中毒症を引き起こすおそれがある事。
6666
呼吸や循環系をはじめ、生理学的変化に及す影響は脊髄麻酔より少ない。麻酔が高度になると血圧が低下する事、また、全身麻酔を併用した場合、使用吸入麻酔薬によっては著明に血圧の低下を見る事がある事。
7777
呼吸系や循環系をはじめ生理学的変化にぼす影響は脊髄麻酔より少ない。頚部、胸部、上腹部において、脊髄神経の麻痺は充分でも迷走神経が遮断されていないので、内臓の牽引によって種々の迷走神経反射が起こりうる事。
8888
全身麻酔を併用すると応用手術の範囲は拡大し小児外科手術をはじめ、心、肺、食道の手術にも使用出来る。また、全身麻酔薬の使用量を少なくする事が可能である。このほか種々の神経系などの合併症が生じる事。また、長期間の持続硬膜外麻酔法では感染を見る事がある。
 
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4.4.4.4.硬膜外硬膜外硬膜外硬膜外穿刺部位穿刺部位穿刺部位穿刺部位とと目標麻痺域目標麻痺域目標麻痺域目標麻痺域などなどなどなど5.5.5.5.禁
9999
脊髄麻酔では難しい上腹部の手術、たとえば、肝、胆道系の手術が可能となり、高齢者では胃切除の麻酔にも応用出来る。
 
10101010
ペインクリニックの領域でも活用出来る。手術部位手術部位手術部位手術部位、、穿刺部位穿刺部位穿刺部位穿刺部位、、薬剤量薬剤量薬剤量薬剤量 (麻酔の研修ハンドブックp319 13-5より)濃度(%)手術部位 穿刺部位
必要とする麻酔の広がり
薬液量(ml)リドカイン
(キシロカイン)
ブピバカイン
(マーカイン)
頚部 C5~C6 C2~T1 5~6 0.25上肢 T1~T2 C4~T4 10~15 0.25胸部 T5~T6 T1~T10 15~20 0.25上腹部 T7~T8 T4~T12 15~20 1.5~2 0.5下腹部 T12~L1 T6~L3 15~20 1.5~2 0.5鼠径部臀部L1~L2 T10~S5 10~15 1.5~2 0.5下肢 L4~L5 L1~S5 10~15 1.5~2 0.5直腸会陰部仙骨 S1~S5 10~15 1.5~2 0.51 ショック状態の患者、例えば消化管穿孔や腸閉塞の末期。子宮外妊娠疑い、分娩弛緩の至急の手術。2 高度の脱水、貧血などで循環量が不足していると思われる症例。3 背部の皮膚に感染症があり、硬膜外麻酔後に感染の危険がある時。4 穿刺部位の知覚の脊髄、脊椎などに悪性腫瘍の転移がある時。5 凝固系の疾患や抗凝固療法を受けている患者。6 その他、硬膜外麻酔が不適当と考えられる症例や硬膜外腔の穿刺が困難な症例など。7 患者の同意、協力が得られない場合。
 
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6.6.6.6.合併症合併症合併症合併症7.7.7.7.使用使用使用使用されるされるされるされる薬剤薬剤薬剤薬剤
●カルボカインカルボカインカルボカインカルボカイン((1111%%.2.2.2.2%)%)%)%) 作用時間は短く中毒になりにくい●アナペインアナペインアナペインアナペイン((0.20.20.20.2%%.0.7.0.7.0.7.0.7%)%)%)%) マーカインに比べて中毒性が少ない●マーカインマーカインマーカインマーカイン((0.1250.1250.1250.125%%.0.25.0.25.0.25.0.25%%.0.5.0.5.0.5.0.5%%) 濃度が濃くなると中毒性になりやすい●キシロカインキシロカインキシロカインキシロカイン((1111%%.2.2.2.2%)%)%)%)●フェンタネストフェンタネストフェンタネストフェンタネスト((麻薬麻薬麻薬麻薬)) ●塩酸塩酸塩酸塩酸モルヒネモルヒネモルヒネモルヒネ((麻薬麻薬麻薬麻薬)) ●レペタンレペタンレペタンレペタン
8.8.8.8.カテーテルカテーテルカテーテルカテーテル挿入部位挿入部位挿入部位挿入部位のの消毒消毒消毒消毒
血圧低下 神経根損傷硬膜損傷、頭痛 脊髄損傷急性局麻中毒、血管内注入 嘔気、嘔吐、痒み感染、硬膜外膿瘍 10 尿閉5 硬膜外血腫6 硬膜外膿瘍11 薬物などの誤注入(硬膜外腔にはある程度緩衡作用があり、重篤な後遺症は報告されていない)用意用意用意用意するものするものするものするもの
1111
0.5%グルコン酸クロルヘキシジン(マスキンRエタノール液0.5W/V%)
2222
ノベクタンスプレー
3333
ネオヨジン液
4444
ステリーテープ
5555
オプサイト
6666
シルクテープ
7777
温タオル
8888
滅菌手袋
1111
ウエルパスで手指消毒後オプサイトを外す。
2222
滅菌手袋を着用し0.5%グルコン酸クロルヘキシジン(マスキンRエタノール液0.5W/V%)で周囲の皮膚まで含めて消毒する。
3333
ステリテープを外して更0.5%グルコン酸クロルヘキシジンで周囲に皮膚まで三回消する。
4444
ノベクタンスプレーでカテーテルを皮膚に粘着させる。
5555
ネオヨジン液をカテーテル挿入部位に少量付ける。
6666
ステリテープをその上から固定。
7777
オプサイトを貼りカテーテルをサージカルテープで皮膚に固定する。~麻酔科外来での消毒は殺菌性、速効性を目的に0.5%グルコン酸クロルヘキシジンを使用するが、病棟ではイソジンで構わない~

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