革命

日本人の今置かれている状況は、身を守るために是非とも必要な服が手に入ってはいるの
ですが、それが体のサイズに合わず大きすぎて、あちこち隙間だらけで、防寒などの用に
役立っていない.....何とかしなければならないのだが、せっかく今持っている服を捨て去
るのもどうか、新しい服を自前で作るだけの技量もないし、と言ったところでしょうか(も
っと良い比喩があるかもしれませんが):端的に言えば、革命をしなければならないよう
な気がするのに、なんだか、もう革命はすんでしまっているような.....一体どうしたらい
いんだろう.....
中国的意味での革命は易姓革命:天命によって徳の有る人が位につき新しく王者となるこ
と;このように政治と人徳とが融合しており、西洋的観点から見れば、法治主義ならぬ人
治主義、法の支配ならぬ人の支配の極致です;その支配者が仁者であろうが暴政者であろ
うが;桜の花さんのお話にあるお役人様の善意にすがりたがる日本人というのも、この延
長線上にあります。
これにたいして、西洋的な意味での革命とはこれとは全く違う発想です;これはギリシャ
以来の弁証法を政治次元に投射した現象だといえます;正反合というご存じのプロセス
は、純粋対話としての弁証法のレベルでは、相対立する命題(思想)をぶつけ合う、両者
の精神のルツボが、異なる意見に対する寛容の精神という溶液で満たされ、真理を求める
情熱の炎で熱せられておれば、その理想的な展開を見せ、正と反は合=ジン・テーゼへと
止揚されます;このとき、両者の精神の坩堝は、別個のものではなく、一個のものに質的
転換を遂げます。

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