5 年 確率・統計レポート 模範解答

2012 年/後期期末
制御・通信工学科

1

標本分散を S 2 とかけば、題意より

10S 2
σ2

∼ χ29 であるから σ 2 の 99 %信頼区間は

1.735 ≤ χ2 ≤ 23.59 と 10s2 = 25 より
25
25
≤ σ2 ≤
23.59
1.735

2

ネジの不良率を p、標本の不良率を Pˆ とかけば、題意よりサンプル数 n = 1000 が

大きいため近似的に Z ≡ √

pˆ =

=⇒ 1.06 ≤ σ 2 ≤ 14.4 となる。

35
1000

Pˆ −p
p·(1−p)/1000

∼ N (0, 12 ) となるから p の 99 %信頼区間は

を用いて、

Pˆ − p
−2.576 ≤ √
≤ 2.576 より
p · (1 − p)/1000


pˆ · (1 − pˆ)
pˆ · (1 − pˆ)
pˆ − 2.576 ×
≤p≤ pˆ + 2.576 ×
1000
1000
=⇒ 0.020 ≤p≤ 0.050 となる。

3

題意の読書量の母平均を µ、標本平均を X とかけば、題意よりサンプル数 n が大き

いため近似的に Z ≡ √X−µ
2

0.9 /n

∼ N (0, 12 ) となるから µ の 99 %信頼区間は、

x − 2.576 ×

0.92
≤ µ ≤ x + 2.576 ×
n

0.92
より
n

0.92
≤ 0.1 となればよい。すなわち
2 × 2.576 ×
n
(
)2
2 × 2.576 × 0.9
n≥
≒ 2149.99 となる。
0.1
よって 2150 人以上調査すればよい。

4

問題文より、以下の様に仮説を立てる。

H0 : µ = 71,

H1 : µ ̸= 71

X−71
H0 が正しいと仮定すると Z ≡ √
∼ N (0, 12 ) となる。H1 の形から、棄却域を
6/25


Z < −1.960, 1.960 < Z と設定すれば、Z の実現値:z = 72.4−71
= 2.86 が棄却域に入る
6/25

ため µ は 71 と異なるといってよい。

5

X を 1 袋に含まれる菓子の量とすれば、題意より X ∼ N (µ, σ 2 )。µ > 155 となるこ

とはないとみて、次のように仮説を立てる。

H0 ; µ = 155,

H1 ; µ < 155

X−155
X−155
H0 が正しいと仮定すると T ≡ √
= √
∼ t9 となる。ただし X, U 2 , S 2 はサン
2
2
U /10

S /9

プル平均と不偏分散、および標本分散であり以下の問題でも同様に書く。H1 の形から棄

√ 2
却域を T ≤ −t9 (0.05 × 2) = −1.833 と設定すれば T の実現値 152.7−155
= −1.9167 は
3.6 /9

棄却域に入る。よって H0 は棄却されるため、菓子の量は 155g は小さくなったといって
よい。

6

この製品の分散を σ 2 、普遍分散を U 2 と書き、問題文より以下の様に仮説を立てる。

H0 : σ 2 = 122 ,
29U 2
122
29×62
122 =

H1 : σ 2 < 122

H0 が正しいと仮定すると χ2 ≡

∼ χ229 となる。H1 の形から、棄却域を χ2 < 17.71

と設定すれば、χ2 の実現値

7.25 が棄却域入るため σ 2 は 122 より小さいと言っ

てよい。

7

(1) 問題文より、µ1 < µ2 はないとみて以下の様に仮説を立てる。
H0 : µ1 = µ2 ,

H1 : µ1 > µ2

ここでそれぞれのサンプル平均 X, Y は X ∼ N (µ1 ,
正規分布の再生性より X − Y ∼ N (µ1 − µ2 ,
とZ =

√ X−Y
32
42
100 + 100

32
100

+

32
100 ), Y

42
100 )

2

4
∼ N (µ2 , 100
) を満たすから

となる。H0 が正しいと仮定する

= 2(X − Y ) ∼ N (0, 12 ) である。H1 の形から、棄却域を Z > 1.645

と設定すれば、Z の実現値:z = 2.6 が棄却域に入るため、ピアノの練習時間の方が長いと
いってよい。

(2) (1) より第 2 種の過誤が起こる範囲は Z = 2(X − Y ) < 1.645 であるから、H1 が正
しいと仮定すると Z ′ ≡ 2(X − Y − 1.8375) = Z − 3.675 ∼ N (0, 12 ) となる。よって、第

2 種の過誤をおかす確率を β とかけば Z < 1.645 ⇔ Z ′ < 1.645 − 3.675 = −2.03 より
β = P (Z ′ < −2.03) = 1 − P (Z ′ < 2.03) = 1 − 0.9788 = 0.0212
を得る。