You are on page 1of 10

平成16年度

中野区立中学校施設・設備ならびに教育環境の改善要望書

教育委員会事務局との懇談会(第17回) 平成16年7月15日
区長・教育長との懇談会(第19回) 平成16年8月26日
教育委員との懇談会 平成16年9月 1日
区議会各派との懇談会(第17回) 平成16年9月 7日
平成16年7月8日
中野区立中学校 PTA 連合会
会 長 濱 本 敏 典

日頃より中野区立中学校 PTA 連合会の活動にご理解をいただき御礼申し上げます。
中野区におかれましては、財政状況の厳しい折、区立中学校の施設・設備の改善にご尽力をい
ただき感謝申し上げます。
私ども中 P 連では、6月3日、6月9日の両日、学校施設見学会を行いました。例年のとおり
教育委員会、各校のご協力を頂き14校の会長全員で施設の現状、生徒たちの様子をつぶさに見
学致しました。明るく挨拶を交わし、落ち着いて授業を受ける生徒たちの姿を目の当たりにして
安堵すると同時に、教育委員会ならびに各校の校長先生以下教職員の皆様の日頃のご努力に、改
めて敬意を表したいと存じます。
反面、施設については老朽化や、メンテナンス不足の箇所が相変わらず目立ちます。
危険箇所については、できうる限り速やかに対応して頂いていることは充分承知をしております
が、多感な生徒たちが一日の大半を過ごす学校施設が少しでも快適な場所となるよう、更なるご
尽力をお願い申し上げます。各校とも校割り予算を必死に遣り繰りしておりますが、それで対処
できるのもすでに限界であると感じます。来年度予算編成にあたっては、教育予算全体に特段の
ご配慮をお願い申し上げます。
さて、中野区教育行政にとって大きな課題であった学校再編が具体的な計画発表まで間もなく
となりました。これについては、行政の方々と幾度となく意見交換をしてまいりましたが、計画
の発表に際しては行政としての説明責任を充分果たされるよう要望いたします。すでに幾つかの
地域では、関係者の発言をもとにした噂や憶測が流れ、該当校とされる生徒や保護者の間に少な
からず不安が広がっており、再編を進めるに当たって大きな阻害要因になるのではと危惧してお
ります。
中野区、さらには国の将来を担う子どもたちの教育を充実させていくことが、行政・保護者を
問わず大人としての大きな責任であります。この学校再編の事業が単なる数合わせや財政的見地
から進められるのでなく、子どもたちのためにあるべきものということを再確認し、繊細なご配
慮をもって取り組んでいただくよう切にお願い申し上げます。

今年度もこの要望書をもとに、区立中学校教育を取り囲む諸問題について各位との懇談会を予
定させていただいておりますが、その節には忌憚の無い意見交換ができますようよろしくお願い
申し上げます。
目 次

[一]中野区の教育制度改革について

1 区立中学校の再編について

2 二学期制・学校選択制について

[二]中学生の教育環境の改善

1 中学校教育のさらなる充実を

2 部活動の充実・発展を

3 学校図書館の充実を

4 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー 、心 の 教 室 相 談 員 な ど の 継 続 配 置 を

5 学校運営に関わる経費の確保を

6 教科書採択後の検証と情報公開を

[三]学校施設・設備の改善

1 危険箇所などの改善を

2 各校の要望事項

-1-
[一]中野区の教育制度改革について

現在中野区では学校の再編をはじめ、様々な教育制度の改革を検討中ですが、これら
の改革が単なる財政的な辻褄合わせではなく、真に児童・生徒のためになるものであるよ
う切に要望いたします。

1 区立中学校の再編について

学校の再編は致しかたのないことと思いますが、実施にあたっては次のことを要望いた
します。
また計画の発表に際しては、区としての説明責任を充分に果たしてください。

(1)現在ある中学校は全て廃校手続をとり、再編後の学校は新設校として一斉に
開校を

(2)学区域の策定にあたっては、中学校と小学校の学区域の整合を

(3)生徒に心理的な混乱が起きないよう配慮を

2 二学期制・学校選択制について

中野区においては二学期制・学校選択制の17年度導入が見送られましたが、学校選
択制については、すでに導入していた自治体で改革による弊害が起き、中止するところが
出てきました。二学期制・学校選択制など、教育の制度改革をするにあたっては、充分に
他自治体の検証をした上で再検討してください。

-2-
[二]中学生の教育環境の改善

中野区立中学校の教育環境を改善するために以下のように要望いたします。

1 中学校教育のさらなる充実を

教育現場においては、教員は完全学校週5日制の導入により1日の授業時程が過密に
なった上、総合的な学習・少人数制授業・到達度別授業などへの対応から、大変厳しい状
況にあります。
現在の学校教育の目的である総合的な生きる力を、全ての生徒が確実に身につけられ
るよう、以下のことを要望いたします。

(1)東京都教育委員会に対し、教職員配置定数を見直し正規の教員を増員するよ
う働きかけを

(2)総合的な学習の時間の指導に必要な教員の能力・技術の育成と、取り組みに
対する支援を

(3)絶対評価において、全ての教員が信頼のおける資質を持ち、教員個人の主観
に左右されない公正公平な評価ができるよう、指導と支援を

(4)生徒に「豊かな心・生きる力」を育んできた専科の授業の重要性の再認識を

( 5 )「 週 5 日 制 」「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 の 導 入 後 の 検 証 を

-3-
2 部活動の発展・充実について

部活動が持つ教育的意義は高く、成長期にある中学生の健全育成を図る上できわめて
重要な役割を担っています。しかし、学校の小規模化による顧問教師の不足や顧問をされ
て い た 教 職 員 の 異 動 で 、 生 徒 ・保 護 者 の 希 望 に も か か わ ら ず 廃 部 に な る 場 合 が あ り ま す 。
また部活動は、顧問教師のボランティアに近い形で成り立っており、その負担はいかばか
りかと思います。このような状況の中での外部指導員の制度は、とても有難いものです。
生徒・指導者双方が安心して部活動に参加できるよう、現在直面している諸課題につき
要望いたします。

(1)外部指導員が顧問の代行をできるように、東京都中学校体育連盟及び東京都
教育委員会に対して規制緩和の働きかけを

(2)外部指導員の充分な確保と指導回数に応じた報償費の支払を

(3)部活動中に賠償問題が生じた場合は、区が責任を持って対応を

3 学校図書館の充実を

図書館指導員の継続的な全校配置や冷暖房装置の設置など、学校図書館に対し特段
のご配慮をいただき、感謝しております。
中野区基本構想によると、地域図書館との融合が示されておりますが、学校図書館は蔵
書の内容、利用等あくまでも生徒を主体としたものとし、生徒に不便の生じないよう考慮し
てください。

(1)生徒に必要な図書の確保のために、図書費の恒常的な予算化を

(2)全校にコンピュータ管理システムの導入と、区立中央図書館とのオンライン
化による検索・図書の小口貸し出し等ネットワークの整備を

(3)中学生の居場所の一つとして、生徒が読書や自習にもっと自由に利用できる
ように、放課後・休日を含めた開館時間の延長を

(4)広さ・雰囲気など生徒にとって快適な空間であるように

-4-
4 スクールカウンセラー、心の教室相談員などの継続配置を

昨今の人心の荒廃は目に余るものがあります。
生徒の心身のケアに関わることのできる人的資源の活用やその体制づくりは大変重要で
す。現在中野の区立中学校の生徒たちが落ち着いているのは、これまでの人的配置の賜
だと感じます。
今後とも、これらの施策の継続をぜひお願いいたします。

・スクールカウンセラー、心の教室相談員や図書館指導員等の恒常的全校配置を

5 学校運営に関わる経費の確保を

今年度の中野区予算案によると、教育予算は区全体の予算の9.9%と少なく、学校教
育予算は4.1%しかありません。またその額は平成八年から毎年削減の一途を辿ってい
ます。
行政のあらゆる施策の中で、次代を担う子どもの教育が一番重要だと考えます。
校割り予算など、学校運営に直接関わる経費の削減は行わないでください。
また、学校の裁量で現金決済ができる制度を導入してください。

6 教科書採択後の検証と情報公開を

中学生時代は大変多感であり、この時代に学び感じた事柄は一生を左右すると言って
も過言ではありません。
現在使用されている教科書について教師並びに生徒双方への検証を行い、その情報
の公開をするとともに採択の際にこれらが生かされるようお願いいたします。
また採択にあたっては、イデオロギーや偏った世論に左右されないでください。

-5-
[三 ] 学 校 施 設 ・設 備 改 善

今年度も区内14校の「学校施設見学会」を実施しました。各学校とも施設や設備の改
善 に 向 け て 随 所 に 行 政 や 学 校 の ご 努 力 の 跡 が 見 ら れ 、 中 P 連 と し て 感 謝 い た し ま す 。し か
し、順次改善されてきたとはいえ、施設・設備面の老朽化による不備が目立ちます。
区の財政状況の厳しさは充分承知しておりますが、生徒に危険の無いよう、また 生徒
が1日の大半を過ごす学校の設備が清潔で気持ちの良いものであるように以下を要望い
たします。

1 危険箇所などの改善を

(1)アルミサッシ窓や教室明かり取り窓の落下防止のため、定期的な点
検と順次取替えの推進を

(2)学校内の耐用年数を経過した施設・設備(ワイヤ-・防火シャッター・フェ
ンス・プールなど)の取替えを

(3)災害時の避難場所確保の観点からも、老朽化した体育館の建替えを

2 各校の要望事項

14校それぞれの具体的要望事項は別紙一覧表のとおりです。
充分にご検討いただき、緊急を要する項目から実現に向けてご尽力くださいますよう切に
要望いたします。

-6-
[ 平 成 1 6 年 度 ] 各 校 の 要 望 事 項 ( 施 設 ・設 備 改 善 ) No.1

要望事項 改善要望のポイント
一 ① プ−ルサイドの抜本的改修 ・プールサイドの傾斜がきつく、安全管理上危険である。塗装面(緑色)
中 が古くなり粉状に剥がれ、足の裏につく。
② 風通しの悪い教室の冷房化 ・特に、1F第一理科室、2F家庭科被服室の冷房化を(神田川沿いで
非常に蚊や虫が多い)
③ 2・3F袋小路普通教室に非常 ・2F図書室隣の教室に非常口設置(不審者対応の際、逃げ場がない)
階段設置
④ 個人用ロッカーの購入 ・破損がはげしい個人用ロッカーを交換したい。
⑤ 水道管の補強 ・廊下にある水道管の露出部分の補強をお願いしたい。
二 ① 校庭改修 ・降水等のため表面ダストが流出し、砂ぼこりがひどく、水はけが極端
中 に悪い。
② 第一・第三校舎屋上フェンス ・美観をそこねるとともに安全性が低くなっている。
及び防水層の改修
③ 給食室屋上笠木の崩落 ・ 〃 〃 〃 〃
④ 体育館棟電気室地下湧水のた ・壁面からの水漏れがあり、危険である。
めの水漏れ
三 ① 中央階段のステップ部分の補 ・ステップ部分のPタイルが剥がれているため、つまずくなど危険なの
中 修 で補修をお願いしたい。
② ミシン室と芹澤文庫の東側の ・過去の水害による影響で、湿気とカビ臭さがひどく、衛生上からも必
壁の補修 要と思われる。
③ 音楽準備室の床の張り直し ・床のフローリングが浮いているので、つまずいて転倒するなど危険な
ため張り直して欲しい。
④ 図書館と準備室の間仕切りに ・収容人員以上の利用がある図書室を広く活用するために図書室と準備
ドアの設置 室の間仕切りにドアをつけて欲しい。
四 ① 南棟校舎非常階段の鉄部塗装 ・塗装がはげ、鉄部の酸化が進んでいる。錆止め塗装、補修工事を希望
中 ② 体育館壁面と入り口土台部の ・地盤沈下による変形か、土台部からの補修が必要
亀裂
五 ① 西校舎のアルミサッシ全面取 ・一部雨漏りの部分のみ改修。他は未改修。例えば理科室のサッシの隙
中 替え 間から風と共に土埃などが入って困る。
② トイレの改修と各階に洋式ト ・2・3 階は洋式トイレがなく、トイレのパーテションもさびているの
イレを で改修を。
③ 体育館の建て替え ・区内で最も老朽化が進んでいる体育館である。耐震性に不安。ぜひと
も建て替えをお願いしたい。
④ 西校舎外壁の補修 ・外壁の一部がはがれ落ち、中の鉄骨が露出して錆びている。建物本体
の耐久性・耐震性に影響するのではないか。
⑤ 桜の倒壊防止策を ・校門に入って左の桜の根が露出し、周りの土が雨の度に流出している。
将来、台風等の際倒壊のおそれ有り。土留めをお願いしたい。
各 校 の 要 望 事 項 ( 施 設 ・ 設 備 改 善 ) N o .2

六 ① 屋上フェンス・校舎外壁の塗装 ・校庭側はきれいだが、反対側はサビだらけ。一様にきれいにしてほし
中 い。
② 備蓄倉庫の新設 ・視聴覚室準備室の本来の目的を達成したい。
③ 本校舎−新校舎渡り廊下の雨 ・生徒が滑って転ぶ危険性あり。昨年学校で緊急対策をしたが、抜本的
よけ 解決を。
七 ① 東側トイレのタイル張り替え ・トイレのタイルが浮き上がっている。事故防止のため、落下する前に
中 張り替えて欲しい。
② 各教室の床面補修 ・ワックスを吸収してしまうので、ワックスをかける意味がない。床材
の張り替えか塗装が必要
③ 屋上の防水 ・昨年は多いときで 4Fの 3 ヵ所から雨漏りが発生。部分的に補修して
いるが、抜本的改修を。
④ 体育館車椅子スロープ屋根の ・ スロープの屋根はサビがきているので急ぎたい。鉄製の戸は建てつ
塗装、左右鉄製戸補修 けが悪く、すきま風が強く吹く。
⑤ 第一音楽室の防音工事 ・平成 10 年からの要望。普通教室が隣にあるため、学習に影響を及ぼ
す。
八 ① 上校庭の整備。アスファルト塗 ・コンクリート平板の凸凹が激しく、補修が追い付かない。休み時間・
中 装 朝礼等利用頻度が高く生徒の怪我などが心配。5 月に警備員さんが転
倒、顔面を打撲し鼻を骨折した。
② 校舎廊下側の窓。アルミサッシ ・古いタイプのアルミサッシ枠のため、細く外れ易い。一部止め金具を
の改修 付けて対処しているが、開閉に支障があり落下の危険がある。
③ 昇降口(視聴覚室)の鉄扉のア ・区の工事の際、計画よりもれ、工事されずに残ってしまっている。
ルミサッシ化
九 ① 第 1 学習室(通級指導学級の施 ・工事の不注意による出水後、床がデコボコになり、生徒がつまずき転
中 設)の廊下床の改修 倒する危険がある。
② プレイルームのじゅうたん下 ・体操等に使用するので、多動で注意が散漫な生徒が動き回ると、思わ
にラバー等を敷設 ぬ怪我や危険が予測される。
③ 黒板の改修 ・板書しにくい、磁石が使えない等、授業の際大変に不便
④ 音楽室の防音化 ・音楽室の並びに 2 年生の教室があり、授業の妨げになっている。
⑤ 体育館・天井部分の電球取替え ・電球が切れると業者に依頼し、足場を組んでの交換が必要になるため
8∼10 万円の費用が掛かり大きな負担
十 ① 落下防止棚の設置 ・ガラス破損等の落下で、校舎外にいる生徒への危険防止のため。
中 ② 校舎の床の改修 ・床面の亀裂、たわみが激しく P タイルの破損も著しい部分がある。床
面の平面化と併せて亀裂の補修を。
各 校 の 要 望 事 項 ( 施 設 ・ 設 備 改 善 ) N o .3

十 ① 中庭にあるフェンス支柱 ・フェンスの支柱数本が錆びて折れぐらついている。転倒の恐れあり危険
一 の補修及び中庭の整備
中 ② 視聴覚室の冷房化 ・総合学習・学年集会他、利用度が高いが、夏季にカーテンを閉めると室温
が上がり耐えられない。
③ トイレの改修 ・南校舎のトイレ 1∼3 階が古いままなので、改修を。
④ 給食調理室外側のひさし ・ひさしを支えているアングルが錆びて落下の恐れがあり危険
部分補修
中 ① 図書室の床改修 ・床板の老朽が激しく、床鳴りが大きい。
央 ② 3 階水飲み場前サッシの ・窓枠が緩みサッシの落下が懸念される。
中 取替え
③ 給食室床の改修及び網戸 ・水はけが悪く、不衛生。網戸は老朽化のため取替えを要望
取替え
④ 3 階トイレの床改修 ・水はけが悪く、生徒が掃除に苦労している。新しい床またはタイルの張替
えを要望
⑤ 防砂ネットの設置 ・校地東側に防砂ネット設置を要望。季節によって近隣からの苦情が寄せら
れる。
富 ① 黒板の交換又は塗り替え ・方眼目盛りが老朽化により不鮮明。特に東側教室の黒板は、小学校規格で
士 もあり、授業に大きな支障がある。スライドができる新たな黒板に交換を。
見 ② 普通教室木床の全面改修 ・各教室で床鳴りが起こる。授業にも支障が出ている。
中 (床鳴り)
③ 東側トイレの全面改修 ・とくに、2、3 階の通気、換気が不良。大便器の水詰まり等、度々発生。ま
た、各階共、ドアの下部が腐食。全面改修を。
④ 西側トイレの改修 ・昔ながらのタイマーによる水洗、センサーの設置を希望。古くなった部品
のため、水が流れ続けることも。
北 ① 体育館の改修 ・「床」が老朽化、継ぎ目に凸凹があり、危険。「ライン」が同じ色で分かり
中 にくい。
「支柱を増設」し、バトミントンコートの4面確保を(授業時使用)
野 ② 教室内の改修 ・老朽化し、「黒板」はチョークが乗らない。「掲示板」が変色し、見栄えが
中 悪い。
「ドア」の開け閉めが悪く外れる危険あり。
③ トイレ(東 2F)改修 ・「便器」「壁」
「戸」等の破損(学校の補修では限界)
④ 理科室の改修 「机」を 40 人学級に対応させたい。
・ 「ガス栓の増設」も必要。また、緊急時
避難経路の確保を。
⑤ 職員室の改修 ・
「床」の老朽化。電気器具の増加に伴い、たこ足配線になり危険なので「AC
電源の増設」を。