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審査結果概要 HARIBAN AWARD 2014
審査結果概要 HARIBAN AWARD 2014
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審査結果概要 HARIBAN AWARD 2014
審査結果概要 HARIBAN AWARD 2014

審査結果概要

HARIBAN AWARD 2014

Hariban Award とは

便利堂コロタイプ工房が主催する Hariban Award は、150 年の歴史あるアナログ技術とデジ タル写真時代の新しいヴィジョンを融合させる試みです。プロ、アマチュアを問わずコロタ イプで作品を作ってみたい世界中の写真家から応募していただき、最優秀賞者は京都の工房

に招待され、滞在しながら受賞作品を職人とともにコロタイプで作り上げる機会が贈られま す。制作したプリントは、京都国際写真フェスティバル Kyotographie2015 の公式プログラム として展観されます。

HARIBAN AWARD についてくわしくはこちら

www.haribanaward.org

として展観されます。 HARIBAN AWARD についてくわしくはこちら www.haribanaward.org

便利堂コロタイプ工房とは

コロタイプは、19 世紀中頃にフランスで生まれた顔料による写真印画技法です。当時の写真 印画の欠点であった低い保存性を補うために考案、確立された技法が顔料を用いてプリントす るコロタイプです。便利堂コロタイプ工房は、1905 年(明治 38 年)の工房開設以来、一世

紀以上に渡ってこの技術を継承してきました。世界でも希少となったコロタイプの工房のひと つとして、便利堂は現代の写真家たちにこの技術を知ってもらい、熟練のコロタイプ職人とと もにミュージアムクオリティの写真プリントを作り上げてもらう機会を提供いたします。

便利堂コロタイプ工房についてくわしくはこちら

www.benrido-collotype.today

便利堂コロタイプ工房についてくわしくはこちら www.benrido-collotype.today
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban
最優秀賞 HARIBAN AWARD 2014 Awoiska van der Molen  アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban

最優秀賞

HARIBAN AWARD 2014

Awoiska van der Molen

 アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンは、Hariban Award2014 のグランプリ受賞者として選ばれるべくして選ばれた。 彼女は便利堂の熟練した技術者たちと作業を行うという刺激的な機会を享受するにふさわしい写真家である。彼女の 現代的なモノクロ写真は、現在のヨーロッパにおける最も上質な作品のひとつであり、それは自身の卓越したプリン ト技術によって制作されている。と同時にこうともいえるのも事実である。すなわち、自然を写した繊細で美しい彼 女の作品は、光と影の綾に細心の注意を払うことにより生み出されるが、それは便利堂がコロタイプにより手がけて きた写真の歴史的名作と共通点が多いということである。つまり彼女の作品は、微妙なグラデーションとトーンおよ び自然の造形の細部をとらえる繊細な感性において、コロタイプによりもたらされるであろう可能性とぴったりマッ チしているのである。つい先日ヴァン・デル・モレンの初めての写真集が発売されたが、彼女のキャリアが希望に満 ち溢れているこの時期に、Hariban Award の最優秀賞を贈ることができることを審査員一同非常に嬉しく思っている。

サイモン・ベーカー

英国国立美術館テートモダン

写真・国際美術部門チーフキュレーター

サイモン・ベーカー

Hariban Award 2014 審査員代表

美術史学者、ロンドンにある英国国立美術館テートモダンの写真・国際美術部門チーフキュレーター。 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンにおいて博士号を取得したのち、写真史、シュルレアリスム、現 代美術の講師としてキャリアをスタートし、徐々に展覧会の主催・監督に携わるようになる。2009 年、テー ト美術館での現職に就き、写真作品と美術館所蔵の多様な現代美術作品のコレクションを融合させた展 覧会を生みだし続けている。

Landscape no.326-5 2011 ©Awoiska van der Molen

Landscape no.326-5 2011 ©Awoiska van der Molen

Awoiska van der Molen

アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン

Molen アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレン www.awoiska.nl

www.awoiska.nl

 アヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンはモノクロの風景写真で知 られている。彼女の写真作品は、彼女が撮影するような日常から隔 てられた世界に深く分け入りたいという欲求から生み出される。ヴァ ン・デル・モレンは豊饒なアナログ写真の世界に今もって根ざして いる写真家たちと同様に特出した存在である。そして、古典的な主 題と伝統的な写真技術を結びつけることによって劇的かつ記念碑的 な作品を作り上げている。  ヴァン・デル・モレンは 1972 年オランダ・フローニンゲンに生 まれた。2011 年フランス・イエール写真フェスティバルファイナリ スト、同年スイス Alt.+1000 写真フェスティバル competition 受賞。 1994 年 -2001 年フローニンゲンの the Dutch Academy of fine Arts Minerva にて建築と写真を学ぶ。2000 年 NY 市立大学写真学科に学 ぶ。2003 年オランダ St. Joost Academy Breda にて写真学の修士課 程を修了。現在はアムステルダムとイタリア・ウンブリアを拠点に 活動中。作品は Kristof De Clerq Gallery ( ベルギー・ゲント )、Purdy Hicks Gallery(ロンドン)で取り扱われている。

)、Purdy Hicks Gallery(ロンドン)で取り扱われている。 Landscape no.351-10 2013 ©Awoiska van der Molen

Landscape no.351-10 2013 ©Awoiska van der Molen

講評

HARIBAN AWARD 2014

多田亞生

HARIBAN AWARD 2014 審査員

 今回の HARIBANAWARD に応募された方々の総数は 131 名、一次審査をパスしたものは、そのうち 51 名であった。内 訳は日本から 27 名、欧米から 17 名、アジアから 7 名である。二次審査ではここから 10 名の方が選出された。それぞれ 甲乙つけがたいほどの僅差で選出されたことを特記する。それは現在の写真界の置かれた現状を示すものともいえ、写真 表現が多様にしてかつ多義的で、ときには評価しがたいものであったことを意味する。  二次審査になった作品群をみると、ストレートな写真表現を志向したものは全体の 35%、絵画的ともいえる写真表現が 14%、のこり過半数の 51% は、コラージュ、フォトグラム、ソラリゼーションなど、さまざま技法により、なかには湿板 コロジオンという古い技法をあえて採用するなど、独自の工夫でそれぞれの心象風景を写真表現している。  このたび、最優秀賞受賞したアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンさんは、人里はなれた島嶼を独り訪れた。そこは都 市と群衆の喧噪からまったく隔絶している。天地創造の始原ともいえるような風景のなかに身をおいて、自分自身と向か いあった体験を写真表現した。  写真術が発明されて 180 年、さまざまな感光材料、器材、技法などが工夫されて現在のデジタル時代にいたった。コロ タイプ技法はその歴史のなかでも、もっともながく存続するものである。精緻な再現性、経年による劣化のないもの、そ して何よりもそれを支えてきた職人技の伝承に裏打ちされた貴重な写真表現である。今回の HARIBANAWARD は、現代に おける多様な写真表現がこのコロタイプ技法によって、まったく新しい作品価値を生み出す契機になることと思う。

多田亞生

岩波書店 元美術書編集部美術書編集長

出版社での幅広い経験に加え、アジェ、ブラッサイ、濱谷浩、ウィリアム・クライン、ジャック=アンリ・ ラルティーグ、アルフレッド・スティーグリッツの展覧会を主催・監修。近年参加したプロジェクトに ベルリン写真美術館での「戦後日本の変容」展、ゲティ美術館での「Beyond the Divide」展がある。

講評

HARIBAN AWARD 2014

太田菜穂子

HARIBAN AWARD 2014 審査員

 多様な作品と出会える国際コンペの審査は、写真にかかわる者のひとりとして大きな喜びです。しかも今回は受賞作品 が世界最高の印刷技術のひとつ、コロタイプで印刷されるという “ その次 ” を見ることが出来るというのですから、興味も 喜びもひとしおでした。京都という地で、さまざまな伝統技術との連携によって研鑽を重ね、我が国独自の発展を遂げて きた日本のコロタイプ印刷、ここには文化財の保護と保存、さらに写真をはじめとする芸術作品としての新たな表現とい うふたつの側面からの挑戦があったはずです。  Photography を本来の意味である「光画」ではなく真実を写す「写真」と訳した日本人と欧米人の間には、同じ写真 に接しながらも異なる読み解きがあるように思います。今回、異なる視線を持つ3人の審査員のひとりとして HARIBAN AWARD 2014 の審査に参加できたことは光栄であり、そういう意味からも、私自身の日本人としての視線を大切にしたい と考えました。  まず、多くの応募作品に共通していたのは、作家としての見ることへの真摯な姿勢でした。この “ 見届ける覚悟 ” という 意味で、最優秀賞のアヴォイスカ・ヴァン・デル・モレンさんの作品は “ 今は見えない世界の先にある存在 ” への強い目力 が感じられるランドスケープとして印象に残りました。また、アジアからの応募作品にみられた山水画を彷彿とさせる作 風には、その後の印刷行程を意識した思考が伝わってきたことは興味深く受けとめました。  印刷は再生産されることが成功であり、“ 普及 ” という “ 美の共有 ” に繋がります。究極のマニュスクリプトとして、ご 神体となる書や経文の印刷に用いられるコロタイプは、密度と精度を秘めた作品に出会うことで、その内側に隠されてい

たメッセージ、精神の有り様を呼び起こす力を持っています。  複数の人が、時代を越えて何度も繰り返して見ることを前提とするコロタイプ印刷のクオリティーが写真の可能性を広 げてくれるとしたら、今こそ、双方にとって普遍性を持つ “ 新しい価値 ” を意識し、共有するべきではないかと考えます。 最後に。写真が未来に向かって、さらに刺激的な発展をしていくには、常に挑戦し続ける事で現在まで継承されてきた伝 統が持つ進取の精神を忘れてはならないことを付け加えたいと思います。

太田菜穂子  株式会社 KLEE INC 代表取締役 CEO 東京画 Tokyo Scapes by 100 photographers コミッショナー Gallery 916 アソシエイツ・キュレーター

1986年グローバルな文化交流やアートプロジェクトを手がけるKLEE INC を設立。アー ト関連プロジェクトの企画と運営、出版、広報までをトータルなディレクションとグロ ーバルなクオリティーで展開する。最近携わったプロジェクトに昨年パリ・ギメ美術館 での「L’art de Rosanjin」展がある。

審査員特別賞 HARIBAN AWARD 2014 Antony Cairns Marco van Duyvendijk Tenmi Hanagi アントニー・ケーンズ
審査員特別賞
HARIBAN AWARD 2014
Antony Cairns
Marco van Duyvendijk
Tenmi Hanagi
アントニー・ケーンズ
マルコ・ヴァン・ダイヴァンデイク
花木テンミ
花木テンミ ©Antony Cairns Antony Cairns アントニー・ケーンズ

©Antony Cairns

Antony Cairns アントニー・ケーンズ 1980 年生まれ 15 歳よりロンドンの風景を撮影し始め、以来生ま れた街を記録し続けている。彼の作品は、薬品を 用いた写真ゆえの不安定さに対して、その均衡が 保てるぎりぎりの線を追求することに深く根差し て制作されており、常にどこかの暗室でアルミニ ウム板にシルバーゼラチンを塗布しているような 写真家である。

www.antony-cairns.co.uk

写真家である。 www.antony-cairns.co.uk ©Marco van Duyvendijk Marco van Duyvendijk

©Marco van Duyvendijk

Marco van Duyvendijk マルコ・ヴァン・ダイヴァンデイク

1974 年オランダ生まれ

マルコ・ヴァン・ダイヴァンデイクは東ヨーロッパ

とアジアを旅して写真を撮影している。彼の作品は

オランダおよび世界の各地で出版や展示が行われ

ている。すでに数冊の写真集が出版されているが、

2014 年には京都の舞踏ダンサー Riko を取材した小

さな作品集を刊行した。現在はインドネシアにて次

のプロジェクトの活動中である。

www.marcovanduyvendijk.nl

www.marcovanduyvendijk.nl ©Tenmi Hanagi Tenmi Hanagi  花木テンミ 1991

©Tenmi Hanagi

Tenmi Hanagi  花木テンミ 1991 年独学でドローイングや貼り絵を制作し始め る。2003 年写真表現を中心とした作品制作に本格的 に取り組み始める。2005 年から東京を中心に定期的 に個展を開催している。

www.tenmi-hanagi.com

ファイナリスト

 

HARIBAN AWARD 2014

 

 Antony Cairns

 

審査員特別賞

 Marco van Duyvendijk

審査員特別賞

 Tenmi Hanagi 花木テンミ

審査員特別賞

 Zen The

 Dongwook Lee

 Yutaka Matsubara 松原 豊

 Hiroyoshi Inoue 井上博義

 Dana Fritz

 Awoiska van der Molen

 Brett Henrikson

  ※応募順

www.haribanaward.org

HARIBAN AWARD 2015 は来年5月に募集開始予定です。

くわしくは下記の Facebook ならびに Twitter でお知らせしますのでぜひフォローお願いします。

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