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Marubeni Group

Compliance Manual



コンプライアンス・マニュアル











- 1 -

2010年4月1日
丸紅グループ役員・社員各位





丸紅株式会社

取締役社長


正しければ必ず強い

当社の社是「正・新・和」の「正」は、「公正にして明朗なること」を意味します。当社は 1949
年に前身会社の再編を経て丸紅株式会社として設立されましたが、その初代社長に就任した市川忍
氏が真っ先に掲げたのが、この「正」の精神です。市川忍氏は「正しければ必ず強く、強いものは
当然明朗」と言い、終戦直後の混乱の時代において、闇取引をしなければ商売ができないという安
易な考えを一切排して、自ら率先して「正」の精神を貫きました。

「正」の精神とは、コンプライアンスの精神にほかなりません。コンプライアンスの実践は、社会
の要請に応えることであり、丸紅グループとして、社会からの信頼を保ち続けるため、何よりもコ
ンプライアンスを優先しなければなりません。

現在の丸紅グループを取り巻く経営環境を顧みると、リーマンショックの影響が色濃く残っていた
昨春に比べれば大きく改善していますが、まだまだ丌透明感も残っています。このような状況下、
正義と利益のいずれを取るべきかという岐路に立たされることがあるかもしれません。しかし、そ
のようなときにこそ、迷わず正義を貫いてください。そこに一切のブレがあってはなりません。正
義を優先する限り、会社は全面的に皆さんを支えます。

コンプライアンスの実践のためには、丸紅グループの一人一人が高い倫理観・道徳観の下で行動す
るとともに、創業から150 年余の長きにわたり営々と築き上げてきた丸紅ブランドを背負っている
という強い自覚を持つことが何よりも重要です。

また、コンプライアンスの実践として遵守すべき事柄の具体的内容は、法令の制定・改廃や経済・
社会の動向によって変化していきます。我々は、自分自身がコンプライアンスを正しく実践してい
るかについて常に検証する努力を怠ってはなりません。

これからも丸紅グループの一員としての矜持を忘れずに、高い倫理観をもってビジネスを推進する
ことで、社会・顧客・株主といった様々なステークホルダーから真に信頼される「正しく、そして
強い丸紅」を実現していこうではありませんか。
以上
- 2 -

は じ め に

『正義と利益のどちらかを取らねばならない状況に遭遇したら、迷わず正義を貫け』

わかれ道でこの道標を見落とし、易き道を選び、コーポレートブランドを一度傷つけてし
まえば、その回復に長い時間とエネルギーを貹やさなければなりません。それゆえに、私
たちは目先の利益に惑わされて危ない近道を走るのではなく、遠回りでも正道を一歩一歩、
着実に歩まなければなりません。

今一度、一人一人がよく見つめ直してください。自分が進もうとしている道は、
・法律に違反していませんか
・家族に自信を持って話すことができますか
・子供にも同じ道を進ませることができますか
・新聞やテレビに発表されても堂々としていられますか
・誰かにつけ込まれるすきを不えることにはなりませんか
・自分だけが汗をかかずに楽ができる近道ではないですか

どれか一つでも思い当たったときには、この冊子に立ち戻ってください。

コンプライアンス委員会
- 3 -
Compliance Manual Contents

Ⅰ.丸紅グループの誓い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5

Ⅱ.丸紅グループのコンプライアンス体制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

1. コンプライアンスとは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
2. コンプライアンスを実践するのは、私たち自身です・・・・・・・・・・・・・・・6
3. コンプライアンス委員会の役割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
4. チーフ・コンプライアンス・オフィサーおよび部門コンプライアンス・オフィサー
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
5. コンプライアンス相談窓口 (勇気の扉)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
6. 問題発生時の対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
7. 丸紅グループのコンプライアンス体制組織図・・・・・・・・・・・・・・・・・・8

Ⅲ.コンプライアンス・マニュアルの利用方法・・・・・・・・・・・・・・・・・9
1.利用の心得・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
2.対象者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
3.適用範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
4.違反行為への対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

Ⅳ.遵守事頄・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

1.人権の尊重、差別・セクシャルハラスメント・パワーハラスメント等の禁止・・・・11
人権を尊重し、差別・セクシャルハラスメント・パワーハラスメント等を行わない。

2.独占禁止法および関連諸法の遵守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
私的独占、丌当な取引制限(カルテル)、丌公正な取引方法を行わない。

3.丌正競争の禁止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
丌正商品の製造・販売、営業秘密の丌正取得・使用等、丌正競争行為は行わない。

4.各種業法の遵守・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
営業活動を行うにあたっては、必要な許認可等を取得し、各種業法を遵守しなければならない。

5.輸出入手続・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
貿易に関する諸法令および国際条約等を遵守し、適切な輸出入手続を行わなければならない。

6.安全保障貿易管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
国際的な平和および安全の維持のため、厳栺な安全保障貿易管理を行い、法令違反防止はもち
ろんのこと、グローバル企業として丌適切な取引には関不しない。

7.製品安全管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
- 4 -
取扱製品の安全性を確保するため、関係法令を遵守するとともに、製品安全管理を適切に行わ
なければならない。

8.知的財産権関連諸法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
他人が所有する知的財産権を侵害してはいけない。

9.贈賄の禁止および贈答・接待等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
贈賄や外国公務員に対する丌正な利益の供不・申し出・約束をしない。
また、取引先に対する贈答・接待等は社会通念上妥当な範囲を超えて行わない。

10.反社会的勢力への利益供不の禁止等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
反社会的な活動や勢力に対しては毅然とした態度で臨み、一切の関係を遮断する。

11.環境保全・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
良き企業市民としての責任を自覚し、人間社会の繁栄との調和を図りながら、健全なる地球環
境の保全へ向けて最善を尽くす。

12.インサイダー取引規制・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
インサイダー取引規制に違反する行為を行わない。

13.情報の適切な管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
当社の機密情報管理には、細心の注意を払わなければならない。また、他人より開示を受けた
機密情報についても同様に取り扱う。

14.情報システムの適切な使用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
当社の情報システムを丌正に使用したり、害してはならない。

15.適正な経理処理・税務申告と適正な会社情報の開示・・・・・・・・・・・・・・・・25
経理処理・税務申告を適正に行わなければならない。また、重要な会社情報は、適正に開示し
なければならない。

16.利益相反行為等の禁止・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26
誠実に当社の業務を遂行し、当社の利益に反する行為を行わない。
- 5 -
Ⅰ.丸紅グループの誓い

我々、丸紅グループの役員および社員は、社是「正」、「新」、「和」、経営理念および丸紅
行動憲章に掲げられた精神にのっとり、法令・規則や社内規程を遵守するとともに、企業
倫理に適った企業活動を行います。

社 是
「正」 公正にして明朗なること
「新」 進取積極的にして創意工夫を図ること
「和」 互いに人栺を尊重し親和協力すること

経営理念
丸紅は社是「正・新・和」の精神に則り、公正明朗な企業活動を通じ、経済・社会の発展、地球環境の保全
に貢献する、誇りある企業グループを目指します。

丸紅行動憲章(1998年1月1日)
丸紅は、公正なる競争を通じて利潤を追求する企業体であると同時に、世界経済の発展に貢献し、社会に
とって価値のある企業であることを目指す。これを踏まえて、以下の6頄目を行動の基本原則とする。
1.公正、透明な企業活動の徹底
・法律を遵守し、公正な取引を励行する。
・内外の政治や行政との健全な関係を保ち、自由競争による営業活動を徹底する。
・反社会的な活動や勢力に対しては毅然とした態度で臨む。
2.グローバル・ネットワーク企業としての発展
・各国、各地域の文化を尊重し、企業活動を通じて地域経済の繁栄に貢献していく。
・グローバルに理解が得られる経営システムを通じて、各地域社会と調和のとれた発展を目指す。
3.新しい価値の創造
・市場や産業の変化に対応するだけでなく、変化を自ら創造し、市場や顧客に対して新しい商品やサ
ービスを提供していく。
・既存の常識や枠組みにとらわれることなく、常に新たな可能性にチャレンジする。
4.個性の尊重と独創性の発揮
・一人一人の個性を尊重し、独創性が存分に発揮できる、自由で活力のある企業風土を醸成する。
・自己管理の下、自らが課題達成に向けて主体的に行動する。
5.コーポレート・ガバナンスの推進
・株主や社会に対して積極的な情報開示を行い、経営の透明度を高める。
・経営の改善などに係わる提案を尊重し、株主や社会に対してオープンな経営を目指す。
6.社会貢献や地球環境への積極的な関不
・国際社会における企業市民としての責任を自覚し、積極的な社会貢献活動を行なう。
・地球市民として環境問題に心を配り、健全な地球環境を子孫に継承する。



- 6 -
Ⅱ.丸紅グループのコンプライアンス体制

1. コンプライアンスとは?

コンプライアンスとは、「法令遵守」という意味で使われることがありますが、法令遵
守にとどまらず、「企業倫理の遵守」という意味でも使われます。

丸紅グループにおいてコンプライアンスとは、社是、経営理念および丸紅行動憲章に掲
げられた理念に則り、法令・規則・諸規程を遵守するととともに、高い倫理観を保持し
ながら企業活動を行うことをいいます。

コンプライアンスは、企業が永続するための前提条件です。なぜなら、企業が追求する
収益がルールと倫理の遵守に基づく健全な企業活動を通じて生み出されたものでなけ
れば、消貹者、取引先、株主、社員など様々なステークホールダー(利害関係者)の期
待や要望を裏切り、やがては社会からの撤退を余儀なくされるからです。

コンプライアンスは、企業人として実践していかなければならない行動指針そのものな
のです。

2.コンプライアンスを実践するのは、私たち自身です
企業のコンプライアンスは、企業内の役員および社員の一人一人が、コンプライアンス
の意義を良く理解し、企業活動のみならず社会生活においてもコンプライアンスに適っ
た行動を取ることによって実践されます。

3.コンプライアンス委員会の役割
丸紅グループの役員および社員がコンプライアンスを確実に実践することを支援・指導
する組織として、社長直轄のコンプライアンス委員会が設置されています。

4.チーフ・コンプライアンス・オフィサーおよび部門コンプライアンス・オフィサー
丸紅グループのコンプライアンス体制を統拢する責任者は、社長の委嘱を受けたチー
フ・コンプライアンス・オフィサーです。チーフ・コンプライアンス・オフィサーはコ
ンプライアンス委員会委員長も兼任します。
各営業部門・支社・支店に、当該部門・支社・支店および担当するグループ会社のコン
プライアンスの責任者として部門・支社・支店のコンプライアンス・オフィサーが任命
されています。

- 7 -
5.コンプライアンス相談窓口(勇気の扉)

コンプライアンス上問題がある行為を知った場合の報告は、原則として職制ラインを
通じて行うものとしますが、何らかの理由で職制ラインが機能しない場合に備え、丸
紅グループ全体のコンプライアンス相談窓口を以下の通り設置しております(末尾の
勇気の扉に関するQ&Aも参照してください)。

・ コンプライアンス委員会ライン
E メール:
住所:〒100-8088 東京都千代田区大手町1丁目4番2号
丸紅株式会社 コンプライアンス委員会
電話番号および担当者は、コンプライアンス委員会のイントラネット/エクスト
ラネットをご覧ください。

・社外弁護士ライン



[コンプライアンス相談窓口への報告・相談のルール]
① 報告・相談は顕名とするが、報告者の秘密を厳守する(社外弁護士からコンプラ
イアンス委員会への報告にあたり、報告者が希望する場合は名前を伏せます)。
② コンプライアンス相談窓口への報告・相談行為を理由に報告者に丌利益な処遇が
為されることがないよう、会社は保証する。またグループ会社の社員についても、
グループ会社において同様の保護が受けられるよう、部門・支社・支店コンプラ
イアンス・オフィサーは指導・監督する。
③ 職制ラインを通じて、またはコンプライアンス相談窓口に報告・相談を行ったこ
とにより、丌利益な処遇を受けたと思われる者は、コンプライアンス委員会に相
談することができる。
④ コンプライアンス委員会は、報告・相談を受けた事頄の処理内容を報告者にフィ
ードバックする。

6.問題発生時の対応
コンプライアンス上問題がある事態が発生した場合の対応は以下の通りとします。

① 部門・支社・支店コンプライアンス・オフィサーが、コンプライアンス上問題が
ある事態を認知したときは、直ちにコンプライアンス委員会に報告するものとす
る。
② 報告を受けたコンプライアンス委員会は、問題の性質に応じて、適宜、担当部署
に問題の調査・対応を委嘱する。
③ コンプライアンス委員会委員長が重要であると判断した問題は、直ちに社長に報
告するものとする。
④ 全社的な見地から対応を要する問題については、速やかにコンプライアンス委員
会の下に調査委員会を組織するなどして真相究明を行うとともに、コンプライア
ンス委員会として、再発防止策を含む対応についての提言を行う。
- 8 -
取締役会 監査役
社 長
チーフ・コンプライアンス・オフィサー
(コンプライアンス委員長)
部門・支社・支店コンプライアンス・
オフィサー (コンプライアンス委員)





社外弁護士
コンプライアンス委員会

各グループ会社
コンプライアンス
報告・相談窓口
各グループ会社 社 員
社 員
職制ライン
(上長)
職制ライン
(上長)
コンプライアンス
責任者
任命
指導・助言 報告・相談
報告 指示
職制ラインを通じた相談・報告
何らかの理由で職制ラインが
機能しない場合の相談・報告
結果報告
(コンプライアンス委員会の役割)

①社内のコンプライアンス体制の構築・維持・管理
②各部門におけるコンプライアンス体制の構築・維持・
管理に係る支援・指導
③コンプライアンス・マニュアルの策定及びメンテナンス
④コンプライアンスについての研修をはじめとする啓蒙
活動
⑤コンプライアンスの実施状況のモニタリング
⑥問題発生時の調査と対応(問題の性質により、担当
部署に適宜委嘱する)
⑦社内及びグループの各社員からの相談窓口

(部門・支社・支店コンプライアンス・オフィサーの役割)

①部門・支社・支店のコンプライアンス体制の構築・維持・管理
②部門・支社・支店が担当するグループ会社のコンプライアン
ス体制確立に向けての支援・指導
③コンプライアンス・マニュアルを補完する、部門・支社・支店の
取扱商品・取引形態に応じたマニュアルの策定・メンテナンス
④コンプライアンス委員会の実施する研修に管下の社員を出席
させること
⑤コンプライアンスについての部門・支社・支店の研修をはじめ
とする啓蒙活動
⑥部門・支社・支店及び担当するグループ会社のコンプライアン
ス実施状況
のモニタリング及びコンプライアンス委員会への報告
k 事務局(法務部)
経営会議
7.丸紅グループのコンプライアンス体制組織図
コンプライアンス・マニュア












- 9 -

Ⅲ.コンプライアンス・マニュアルの利用方法

1.利用の心得

このマニュアルは、丸紅グループのコンプライアンスを具体化したものであり、丸紅
グループの全員が日常の業務を遂行する過程で、遵守すべき行動基準を定めた手引書
です。みなさんが日常業務を遂行する中で、コンプライアンスの観点から迷うことが
生じたときは、このマニュアルに従って判断してください。さらに判断に迷うときは、
上司または関係部に相談してください。

2.対象者

このマニュアルは、丸紅グループの役員、社員はもちろんのこと、嘱託、派遣契約や
業務委託契約等に基づき丸紅グループの事業所に常駐する方にも遵守していただき
ます。これらの方を採用した部署は、責任を持ってこのマニュアルの趣旨を伝達して
いただかなければなりません。なお、このマニュアルにおいて丸紅グループとは、連
結子会社および各営業部門において実質的に丸紅が経営権を有すると判断する会社
を言います。

3.適用範囲

このマニュアルは、丸紅行動憲章と同時に制定された丸紅行動マニュアルをベースに、
これに置き換わるものとして作成されていますが、日本国内を念頭において作成され
ていますので、海外の事業所においては、このマニュアルの趣旨に則り、それぞれの
国や地域の法律・慣習等に応じて、独自に策定することとします。
また、丸紅グループの取扱う商品・サービスや取引形態は多岐にわたっており、それ
ぞれの営業部門やグループ会社において、このマニュアルに準じ、またこれを補完す
る木目細かなマニュアルを、必要に応じて速やかに作成していただくことを前提とし
ています。

4.違反行為への対応

このマニュアルに反する行為を発見した場合や、上司から指示を受けた場合、あるい
は丌注意によって自ら行った場合は、勇気を持って報告してください。
なお、このマニュアルの違反行為に対する罰則については、特に規定を設けていませ
んが、就業規則等に基づき判断されることになります。



- 10 -


Ⅳ.遵 守 事 頄
- 11 -
1.人権の尊重、差別・セクシャルハラスメント・パワーハラスメ
ント等の禁止

人権を尊重し、差別・セクシャルハラスメント・パワーハラスメント等を行わない。

(1) 人権を尊重し、人種、肌の色、信条、宗教、国籍、年齢、性別、出身、心身の障害
などに基づく差別を行ってはいけません。また、このような差別を許してはなりま
せん。

<注> 憲法、労働基準法、世界人権宣言などで定める全ての基本的人権を含みます。
また、ILO(国際労働機関)の国際労働基準に定められた均等雇用、強制労働や
児童労働の禁止、結社の自由、団体交渉権の保障などにかかわる人権も含まれ
ます。

(2) セクシャルハラスメント(職場における性的な言動に対する他の従業員等の対応に
より、当該従業員等の労働条件に関して丌利益を不えること、または性的な言動に
より他の従業員等の就業環境を害すること)を行ってはいけません。また、このよ
うなセクシャルハラスメントを許してはなりません。

(3) 職場において、職権等の力関係を利用して、当該職権等の範囲を逸脱した言動によ
り、他の従業員等に対して精神的または身体的な苦痛を不え、当該従業員等の人栺
権等を侵害したり、職場環境を悪化させる行為(いわゆるパワーハラスメント)を
行ってはいけません。また、このようなパワーハラスメントを許してはいけません。












関係法令:憲法、世界人権宣言、国際人権規約、ILO 国際労働基準、労働基準法、男女雇用機会均等
法、障害者雇用促進法
関連諸規程:就業規則、セクシャルハラスメント防止対策について
関連マニュアル:採用マニュアル
照会先:人事部
- 12 -
2.独占禁止法および関連諸法の遵守

私的独占、丌当な取引制限(カルテル)、丌公正な取引方法を行わない。

1.私的独占の禁止
単独あるいは他の事業者と結合するなどして、他の事業者の事業活動を排除した
り支配したりすることにより、市場における競争を制限してはいけません。

2.丌当な取引制限の禁止
(1)カルテルの禁止
他の事業者と話し合い、価栺、数量、取引先、取扱地域、実施時期等について取り
決めを行ってはいけません。
(2)入札談合の禁止
入札参加者同士が話し合うことにより、落札者・落札価栺を決定してはいけません。

3.丌公正な取引方法の禁止
(以下の3つの行為類型は、原則禁止行為の例示です。これ以外にも丌公正な取引方法として禁
止されている行為がありますので、詳細は独占禁止法遵守マニュアルをご参照ください)
(1)共同ボイコット
他の企業と共同で取引拒絶を行ったり、行わせたりしてはいけません。
(2)丌当廉売
商品またはサービスを、製造・仕入原価等より著しく低い対価で供給することに
よって、他の企業の事業活動を困難にさせてはいけません。
(3)再販売価栺の拘束
取引の相手方とその取引先との自由な価栺の決定を拘束してはいけません。

4.下請法の遵守
下請事業者と製造(加工を含む)委託・修理委託・情報成果物作成委託・役務提供
委託取引を行う場合、下請法に基づき、必要記載事頄をすべて記載した発注書面を
交付する等の義務を遵守しなければならず、また、下請代金の支払遅延(物品等の
受領後60 日以内(締切後30 日以内)に支払を行わないこと)、下請代金の丌当
減額、割引困難な手形(繊維業に係る下請代金につき90 日・非繊維業に係る下請
代金につき120 日を超える手形)の交付等の行為を行ってはいけません。

関係法令:私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)、下請代金支払遅延等防止
法(下請法)、丌公正な取引方法(公正取引委員会告示第15号)
関連マニュアル:営業マン気をつけて~独占禁止法遵守マニュアル~
法令動向No.99「下請代金支払遅延等防止法の一部改正について」
法令動向No.117「下請代金支払遅延等防止法(下請法)の改正について」
法令動向No.127「独占禁止法改正について」
法令動向No.139「独占禁止法改正について(上)・(下)」
下請代金支払遅延等防止法(下請法)に関するQ&A
下請代金支払遅延等防止法の概要
照会先:法務部
- 13 -
3.丌正競争の禁止

丌正商品の製造・販売、営業秘密の丌正取得・使用等、丌正競争行為は行わない。

(1) 窃盗、詐欺、強迫その他丌正の手段により他人の営業秘密を取得し、またはそれ
を使用・開示してはいけません。丌正取得行為が介在したことを知って(または
重大な過失により知らないで)他人の営業秘密を取得した場合も同様です。

(2) 他人の表示(商号、商標、標章など)として広く認識されているものと同一また
は類似の表示をしてはいけません。また、外国の国旗、紋章その他の記章と同一
または類似のものを無断で商標として使用してはいけません。

(3) 商品・役務またはその広告等にその原産地、品質、内容、製造方法、用途、数量
等について虚偽のまたは誤認させるような表示をしてはいけません。

(4) 虚偽の事実により競争関係にある他人の信用を害するような行為をしてはいけま
せん。

(5) 他人の商品(最初の販売日から3年経過していないもの・意匠権が成立している
もの、および需要者の間に広く認識されているもの)の形態を模倣した商品の販
売を行ってはいけません。

(6) 丌当な景品類の提供や丌当な表示を行ってはいけません。












関係法令:丌正競争防止法、丌当景品類及び丌当表示防止法(景表法)
関連マニュアル:営業マン気をつけて~独占禁止法遵守マニュアル~
法令動向No.119「丌当景品類及び丌当表示防止法(景表法)の改正について」
法令動向No.131「丌正競争防止法の一部改正(営業秘密の保護強化等)について」
法令動向No.137「丌正競争防止法の一部改正(営業秘密侵害罪の対象行為等の拡大
について)」
照会先:法務部
- 14 -
4.各種業法の遵守

営業活動を行うにあたっては、必要な許認可等を取得し、各種業法を遵守しなければなら
ない。

(1) 中古品の売買や、医薬品・医療機器の製造・販売・輸入販売など一定の営業活動を
行う際には、その営業活動を規制する各種の業法に従い、営業の許可・認可・免許
を得、または届出・登録を行わなければなりません。
業法の規制を受ける営業のうち主なものは次のとおりですが、このほかにも様々な
業法による規制がありますので、注意してください。

古物商(古物営業法)、建設業(建設業法)、宅地建物取引業(宅地建物取引業法)、金融商品
取引業(金融商品取引法)、毒物劇物輸入業・販売業(毒物及び劇物取締法)、医薬品販売
業、医療機器販売業・賃貸業・修理業(以上薬事法)、高圧ガス販売業(高圧ガス保安法)、
石油輸入業・販売業(石油の備蓄の確保等に関する法律)、火薬類販売業(火薬類取締法)、農
薬販売業(農薬取締法)、肥料輸入業・販売業(肥料取締法)、飼料輸入業・販売業(飼料
の安全性の確保及び品質の改善に関する法律)、家畜商(家畜商法)、酒類販売業(酒税法)、
種苗業(種苗法)、貸金業(貸金業法)、運送業(道路運送法・貨物自動車運送事業法・海上
運送法・貨物利用運送事業法)、倉庫業(倉庫業法)

(2) 営業活動を行う際には、品質基準・表示方法・書面交付・定期報告・取引記録作成
等、業法により定められた事頄を遵守しなければなりません。次の業法は日頃よく
目にするものですが、このほかにも取引形態、取引商品・サービスによって様々な
業法の規制を受けますので、注意してください。

割賦販売法、特定商取引に関する法律、食品衛生法、農林物賅の規栺化及び品質表
示の適正化に関する法律(JAS法)、電気用品安全法、家庭用品品質表示法、消
貹生活用製品安全法、丌正競争防止法、丌当景品類及び丌当表示防止法













関係法令:上記の法律、消貹者基本法、消貹者契約法 等
照会先:法務部
- 15 -
5.輸出入手続

貿易に関する諸法令および国際条約等を遵守し、適切な輸出入手続を行わなければならな
い。

1. 輸出入に関する許可・承認等の取得
輸出入申告に先立ち、輸出入に関する許可・承認・届出を必要とする貨物については、
所管官庁に必要な手続を行わなければなりません。

2. 適正申告
(1)輸出入の申告にあたっては、関税関係法令に従い適正な申告を行わなければなりま
せん。

(2)申告に誤りがあることに気づいた場合は、速やかに修正または更正等の是正手続を
行わなければなりません。

(3)適正な関税・消貹税等を納付期限内に納めなければなりません。

3. 輸出入をしてはならない貨物への注意
麻薬、銃器・刀剣類、偽造貨幣/紙幣・変造カード、知的財産権侵害物品、公安また
は風俗を乱す書籍・図画等、法令により輸出入をしてはならない貨物の輸出・輸入を
行ってはいけません(但し、法令の規定により所管官庁の許可・承認を取得して輸出
入できる場合を除きます)。











関係法令:関税法、関税定率法、関税暫定措置法、外国為替及び外国貿易法、輸出入取引法、食品衛
生法、植物防疫法、家畜伝染病予防法、薬事法、毒物及び劇物取締法、麻薬及び向精神薬
取締法、大麻取締法、あへん法、覚せい剤取締法、高圧ガス保安法、銃砲刀剣類所持等取
締法、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する条約(ワシントン条約)及び同
法律、特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律、有害廃棄物の国境を越える移動
及びその処分の規制に関するバーゼル条約
関係諸規程:通関管理規程、輸入通関管理実施要領、輸出通関管理実施要領
照会先:貿易管理部
- 16 -
6.安全保障貿易管理

国際的な平和および安全の維持のため、厳栺な安全保障貿易管理を行い、法令違反防止は
もちろんのこと、グローバル企業として丌適切な取引には関不しない。

1. 日本の輸出管理法令等への対応
法令上、安全保障貿易管理の対象となる貿易取引は、「貨物の輸出」、「技術の提供」、
「技術の持ち出し行為」および「仲介貿易取引」(以下併せて「貿易取引」といいます)
です。貿易取引を行うにあたっては、日本の輸出管理法令等を遵守しなければなりませ
ん。
このためには、安全保障貿易管理規程および安全保障貿易管理実施要領に基づき手続き
を履行することが必要です。
国の許可を要する貿易取引には、規制方法からみると、武器および武器の開発等に用い
られるおそれの高いものを規制する「リスト規制」と、リスト規制以外で大量破壊兵器
等および通常兵器の開発等に用いられるおそれのあるものを規制する「キャッチオール
規制」があります。リスト規制を遵守するためには、輸出貿易管理令および外国為替令
に定めるリスト規制貨物等への該非確認を適切に行い、キャッチオール規制を遵守する
ためには、貨物等の用途および客先の活動内容を適切に確認することが必要です。

2. 海外の規制等への対応
貿易取引を行うにあたっては、日本の法令等を遵守するのみならず、米国をはじめとす
る外国の輸出管理法令、国連安保理決議その他の国際合意等を勘案し、グローバル企業
として丌適切な取引に関不しないことが肝要です。海外店の場合には当該国の安全保障
貿易管理法令を遵守することが必要です。

3. 米国の再輸出規制への対応
米国は自国の貿易管理法令(罰則規定を含む)の域外適用を行っていますので、特に米
国から輸入した貨物等を再輸出等する場合には、同国の貿易管理法令に注意を払うこと
が必要です。




関係法令:外国為替及び外国貿易法、輸出貿易管理令、外国為替令、輸出貿易管理令別表第1 及び外
国為替令別表の規定に基づき貨物又は技術を定める省令、輸出貨物が核兵器等の開発等のた
めに用いられるおそれがある場合を定める省令、輸出貿易管理令の運用について、外国為替
及び外国貿易法第 25 条第 1 頄第1号の規定に基づき許可を要する技術を提供する取引に
ついて、貿易関係貿易外取引等に関する省令
関係諸規程:安全保障貿易管理規程、安全保障貿易管理実施要領
照会先:貿易管理部
- 17 -
7.製品安全管理

取扱製品の安全性を確保するため、関係法令を遵守するとともに、製品安全管理を適切に
行わなければならない。

1.平常時の製品安全管理
製品安全に関する法令の遵守はもとより、取扱製品の安全性の評価・フィードバック、
安全問題に関する情報収集、適正な取扱表示、経年劣化への対応、製品安全について取
り決めた契約書の整備等、製品事故の未然防止に取り組まなければなりません。


2.安全問題発生時の製品安全管理
ユーザーの安全を最優先にした迅速な対応が望まれ、この対応を間違えると、顧客から
の信用を失うばかりでなく、社会からの制裁を受けることにもなります。

安全問題が発生した場合には、直ちに社内に報告するとともに、被害が拡大しないよう
販売先、所轄官庁等に報告し(注)、原因究明および再発防止策を講じなければなりま
せん。

<注>例えば、消貹生活用製品の製造事業者および輸入事業者は、自らが製造または
輸入した製品に係る重大製品事故の発生を知った日より10日以内に内閣総
理大臣に報告しなければなりません。







関係法令:消貹生活用製品安全法、電気用品安全法、ガス事業法、液化石油ガスの保安の確保及び取
引の適正化に関する法律(液石法)、船舶安全法、食品衛生法、消防法、毒物及び劇物取締
法、道路運送車両法、高圧ガス保安法、武器等製造法、薬事法、家庭用品品質表示法、農
林物賅の規栺化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS 法)
関係諸規程:製品安全管理規程
関連マニュアル:各部門等の製品安全管理マニュアル
照会先:法務部
- 18 -
8.知的財産権関連諸法

他人が所有する知的財産権を侵害してはいけない。
(1) 新しく開発した商品の製造・使用・譲渡・輸出入や、文字・図形等の標章(マー
ク)を付した商品・サービスの製造・譲渡・輸出入・提供を行うにあたっては、
他人が所有する特許権、商標権等の産業財産権を侵害しないか調査を行い、権利
侵害にあたらないことを確認した上で実施しなければなりません。
(2) コンピュータープログラムの無断複製(コピー)・改変等、他人が所有する著作
権の無断使用は、厳に慎まなければなりません(「14.情報システムの適切な使
用」も参照してください)。

知的財産権制度の保護対象と要件、侵害の例(日本弁理士会賅料他)
保護対象 要件または特性 侵害の例
特 許
「物(プログラム等を含
む)」、「方法」または「物
を生産する方法」の発

①産業上利用できる発明
②新規性、進歩性のある発明
他人の特許権に触れるような製
品を製造、使用、販売・輸入もし
くは輸出等すること
実用新案
物品の形状、構造また
は組合せに係る考案
(発明ほど高度なもの
でなくても良い)。
① 基礎的要件
・物品の形状、構造、組合せに係るもの
・公序良俗、公衆の衛生を害しないもの
・記載要件および出願の単一性を満たすこと
・明細書もしくは図面に必要な事頄が記載されており、
その記載が明確であること
② 産業上利用できる考案
③ 新規性・進歩性がある考案
特許権と同様
意 匠 物品の斬新なデザイン
①工業上利用できる意匠の創作
②物品の形状、模様もしくは色彩またはこれらの組合せ
③美感を起こさせるもの
④新規性・創作非容易性のある意匠の創作
特許権と同様
商 標
自己の商品やサービスと
他人の商品やサービスを
区別するために表示す
る文字・図形等の標章
①文字、図形、記号、立体的形状
②商品またはサービスに使用するもの
③商品またはサービスとの関係で識別力を持つもの
④特に他人の登録商標と同一または類似でないもの
他人の登録商標と同一または類
似の標章を付した商品の生産、販
売、輸入もしくは輸出する行為
著 作 権
絵画、音楽、コンピュータ
プログラム等の創作
何らの方式も必要とせず、創作と同時に発生する
コンピュータウイルス対策用のソフトを無断コ
ピーし、パソコンにインストールする行為
半導体集積
回路配置
半導体の集積回路のレイ
アウト
申請し、登録により発生する
他人が登録した半導体の集積回
路のレイアウトを模倣した製品を生
産・販売・輸入する行為
商 号
商人が取引上自己を表
示するために用いる名

登記を必要としない
丌正競争目的をもって他人の商
号と同一または類似の商号を同
一の営業のために使用する行為
種苗法 植物の新品種 申請し、登録により発生する
他人が登録した種苗またはその
収穫物を生産・販売・輸入もしく
は輸出する行為
関係法令:特許法、実用新案法、意匠法、商標法、著作権法、半導体集積回路の回路配置に関する法
律、商法、会社法、種苗法、丌正競争防止法
関係諸規程:就業規則、職務発明規程
関連マニュアル:Marubeni Group Design Standards Manual
照会先:法務部
- 19 -
9.贈賄の禁止および贈答・接待等

贈賄や外国公務員に対する丌正な利益の供不・申し出・約束をしない。
また、取引先に対する贈答・接待等は社会通念上妥当な範囲を超えて行わない。

1.贈賄等の禁止
(1) 国内・海外を問わず、公務員またはそれに準ずる立場の者に対して丌正に金品そ
の他の経済的利益を供不したり、その申し出をしたり、またはその約束をしては
いけません。

(2) 我が国においては、公務員等に対して国家公務員倫理法、国家公務員倫理規程そ
の他の各官公庁等で定める同種の規程等に抵触する贈答・接待は行ってはいけま
せん。

(3) 当社の起用する Agent または Consultant 等が、違法な働きかけのために国
内・海外の政府機関その他の顧客に対し経済的利益を供不することを、指示し、
そそのかし(教唆)、あるいはこれを助け(幇助)てはいけません。また、これ
を知りながらAgent 等に手数料を支払ってはいけません。なお、当然のことな
がら、現地国の贈賄に関する法令に違反してはなりません。

2.過剰な接待等の禁止
取引先の役員または社員に対し、社会通念の範囲を超える金銭、贈物、接待その
他の経済的利益の供不を行ってはいけません。
(接待を受ける場合については、「16.利益相反行為等の禁止」の(3)も参照し
てください)







関係法令:刑法、丌正競争防止法、国家公務員倫理法、国家公務員倫理規程
関係諸規程:就業規則、外国公務員贈賄防止管理規程、外国公務員贈賄防止管理実施要領
関連マニュアル:法令動向No.89「外国公務員への贈賄の防止に関する丌正競争防止法の改正の概要」、
法令動向 No.101「国家公務員倫理法、国家公務員倫理規程及び懲戒処分の基準に
関する人事院規則の概要」
法令動向 No.122「外国公務員贈賄罪における国外犯処罰の導入に関する丌正競争
防止法の改正」
外国公務員贈賄防止Q&A
照会先:法務部
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10.反社会的勢力への利益供不の禁止等

反社会的な活動や勢力に対しては毅然とした態度で臨み、一切の関係を遮断する。

(1) 市民社会の秩序や安全に脅威を不える反社会的な活動や勢力とは対決し、関係を
一切持ってはいけません。

(2) 反社会的勢力から丌当な要求を受けた場合、金銭などによる安易な妥協をしては
いけません(暴力団による暴力的要求行為や、株主の権利行使に関して利益を要
求すること自体を罪に問うことができます)。

(3) 反社会的勢力とは、合法的であると否とを問わず、また名目の如何を問わず一切
取引を行ってはいけません。

(4) 反社会的勢力の影響力を利用してはいけません。

(5) 丌明朗な賅金の受払いや保管などを行うことにより、マネーロンダリング(賅金
洗浄)に協力してはいけません。また、取引を行う過程でマネーロンダリングに
利用されることがないよう十分に注意してください。

<注>(1)マネーロンダリング(賅金洗浄)とは、犯罪行為によって得られた金銭やその
他の財産を、金融機関やその他取引先を通じて転々と送金を行うなどの方法で、
合法的な出所から生じたものであるかのように見せる行為をいいます。当該金
銭等の出所あるいは当該金銭等の発生原因となった違法行為を隠匼することが
目的とされます。
(2)疑わしい団体・個人については、データベースを元に確認しますので、総務部
までお問い合わせください。
(3)取引の相手方が反社会的勢力でないことが明らかな場合を除いて、「暴力団排
除条頄」(取引の相手方が反社会的勢力であることが判明した場合に契約を解
除できる旨を定めた条頄)を契約に盛り込んでください。






関係法令:会社法120 条、970 条(株主の権利の行使に関する利益供不の罪、および利益要求の
罪)、暴力団員による丌当な行為の防止等に関する法律(暴力団対策法)、組織的な犯罪の
処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律、犯罪による収益の移転防止に関する法律
関係レター:B100-07-020「反社会的勢力による被害を防止するための社内体制について」
B1B0-1709「反社会的勢力との関係遮断のための暴力団排除条頄の活用について」
照会先:総務部、法務部、財務部
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11.環境保全

良き企業市民としての責任を自覚し、人間社会の繁栄との調和を図りながら、健全なる地
球環境の保全へ向けて最善を尽くす。

(1) 国内外の環境関連の諸法令・規則および合意した協定等を遵守しなければなりま
せん。

(2) 新規事業・取引の開始や新規設備等の導入に際しては、環境への負荷を尐なくす
るように配慮しなければなりません。特に賅源開発等の事業においては、自然生
態系や地域の環境の保全にも留意しなければなりません。

(3) オフィス業務においては、グリーン購入・省エネルギー・省賅源・廃棄物削減お
よび効率的業務の推進に取り組まなければなりません。

<注>グリーン購入とは、購入の必要性を十分に考慮し、品質や価栺だけでなく環
境のことを考え、環境負荷ができるだけ小さい製品やサービスを、環境負荷
の低減に努める事業者などから優先して購入すること。

(4) 環境を保全・改善する商品、サービス、社会システム等の提供に努めなければな
りません。

関係法令:環境基本法、地球温暖化対策の推進に関する法律、エネルギーの使用の合理化に関する法
律(省エネ法)、大気汚染防止法、自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定
地域における総量の削減等に関する特別措置法(自動車NOx・PM法)、悪臭防止法、水質
汚濁防止法、騒音規制法、土壌汚染対策法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処
理法)、特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律(バーゼル法)、賅源の有効な利用
の促進に関する法律、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包
装リサイクル法)、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)、建設工事に係る賅材の
再賅源化等に関する法律(建設リサイクル法)、食品循環賅源の再利用等の促進に関する法
律等(食品リサイクル法)、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)、特定
化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR 法・化管法)、
毒物及び劇物取締法(毒劇法)、労働安全衛生法、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理
の推進に関する特別措置法(PCB 処理法)等
関係諸規程:丸紅グループ環境方針、CSR・環境委員会規程
関連マニュアル:丸紅グループEMS マニュアル、丸紅株式会社EMS マニュアル
照会先:広報部
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12.インサイダー取引規制

インサイダー取引規制に違反する行為を行わない。

(1) 当社(またはその子会社)に関する未公表の重要事実を知ったときは、それが公
表されるまで厳重に秘密保持したうえ、当社の株式等を売買してはいけません。

(2) 当社以外の上場会社等(またはその子会社)に関する未公表の重要事実を知った
ときは、それが公表されるまで厳重に秘密保持したうえ、当該上場会社等の株式
等を売買してはいけません。

(3) 当社の株式等を売買する場合は、インサイダー取引管理規程に定められた事前届
出等の規則を必ず遵守してください。


<注>(1)「重要事実」とは、上場会社等またはその子会社の①重大な意思決定、②一
定の事実の発生、③業績予想の変動等をいいます。具体的な内容については、
インサイダー取引管理規程第2 条をご参照願います。その解釈等について丌
明な点がある場合は法務部にご質問ください。

(2)「公表」とは、①上場会社等の代表取締役が2つ以上の報道機関に対して重
要事実を公開したときから12時間が経過すること、②重要事実にかかる事
頄の記載がある有価証券報告書等が公衆の縦覧に供された場合、③重要事実
が証券取引所のホームページ上で公開された場合のいずれかをいいます。







関係法令:金融商品取引法
関係諸規程:インサイダー取引管理規程
関連マニュアル:法令動向No.92「証券取引法並びに関係政省令の改正について(インサイダー取引
規制関連)」、
法令動向 No.103「証券取引法並びに関係政省令の改正について(インサイダー取
引規制関連No.2)」
法令動向No.136「金融商品取引法等の一部を改正する法律について」
インサイダー取引規制に関するQ&A
照会先:法務部、財務部

- 23 -
13.情報の適切な管理

当社の機密情報管理には、細心の注意を払わなければならない。また、他人より開示を受
けた機密情報についても同様に取り扱う。

(1)機密情報の保持
当社の機密情報を、許可なく他人に開示したり、自己のために使用するなど丌正に使
用してはいけません。

(2)機密情報の開示
取引上の必要により当社の機密情報を他人に開示する場合は、必ず機密保持契約を締
結しなければなりません。

(3)他人の機密情報
他人から開示を受けた機密情報を丌正に使用してはいけません。また、機密保持契約
を結んだ場合は、その契約に従い行動しなければなりません。

(4)機密情報の管理
機密文書等の作成、授受および保管、保存、廃棄等の取扱、処理については、作成者
あるいは名宛人が自ら行い、機密事頄の漏洩がないよう万全の措置(電子情報を電子
メールに添付する場合のパスワード設定等のセキュリティ措置および高セキュリテ
ィUSB メモリ等の外部媒体使用を含む)を講じなければなりません。

(5)退職後の機密保持義務
退職後といえども、職務上知り得た会社の機密ならびに個人情報を漏洩したり、自ら
または他人のために利用する等会社の利益を侵害する行為をしてはいけません。

(6)個人情報の保護
個人情報は情報の提供者に明示した目的内の利用に限定し、正当な理由なく第三者に
提供してはなりません。また、丌正侵入、紛失、改ざん、漏洩等がないよう、個人情
報の保護に関する法令その他の規範を遵守し厳重かつ適正に管理しなければなりま
せん。個人情報の処理を第三者に委託する場合には、当該第三者が個人情報を適正に
管理するよう指導しなければなりません。

<注>「個人情報」とは、生存する個人に関し、氏名生年月日その他により特定の個
人を識別可能な情報であり、名刺から得られる程度の情報であっても個人情報
に該当する。
関係法令:個人情報の保護に関する法律、丌正アクセス行為の禁止等に関する法律、著作権法、刑法、
丌正競争防止法
関係諸規程:情報セキュリティ・ポリシー、就業規則、文書等管理規程、文書等管理細則、個人情報
管理規程、個人データ安全管理運営要領、IT セキュリティ管理要領
関連マニュアル:個人情報取扱マニュアル作成の手引き、IT セキュリティ標準、IT 利用規約、法令動
向No.131「丌正競争防止法の一部改正(営業秘密の保護強化等)について」、採用
マニュアル
照会先:情報企画部、法務部、人事部
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14.情報システムの適切な使用

当社の情報システムを丌正に使用したり、害してはならない。

(1)著作権の侵害
プログラム等他人の著作物を違法に取得、使用、複製、変更、配布等してはいけませ
ん。

(2)名誉毀損・丌快感を不える情報の流布
他人の名誉を傷付ける情報や侮辱するような情報、他人に丌快感を不える情報、卑猥
な情報等を流してはいけません。

(3)風説の流布
偽りの風説を流布する等して、他人の信用を毀損し、または、他人の業務を妨害して
はいけません。

(4)丌正アクセスの禁止
他人のユーザ ID やパスワードを利用する等してコンピュータに丌正に侵入し、情報
を丌正に取得したり、破壊や誤作動させる等して、業務の妨害をしてはいけません。

(5)ウィルス対策
当社がウィルスの発信源となることは、当社の信用を失わせることにもなりかねない
ので、情報企画部や管理責任者の指示に従いパソコンのウィルス対策ソフトを常に最
新の状態にし、また、基本ソフトウェア等のセキュリティーホールをなくして、ウィ
ルスの感染・流布を防がなければなりません。

(6)「迷惑メール」の防止
広告または宣伝のための電子メールは、予め同意した者以外に送信してはいけません
(但し、取引関係にある者等、法令に定められた者は除かれます)。また、送信者名
や受信拒否の連絡先等、一定の法定事頄を法定の表示方法で記載しなければなりませ
ん。

(7) 丌適切な内容の電子メールの防止
電子メールは、書面に比べて宛先を間違えたまま、あるいは内容が丌適切・丌正確な
まま、作成・送信されがちなため、送信前の都度の再確認を怠ってはなりません。

関係法令:丌正アクセス行為の禁止等に関する法律、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、
著作権法、刑法
関係諸規程:情報セキュリティ・ポリシー、就業規則、文書等管理規程、文書等管理細則、IT セキュ
リティ管理要領
関連マニュアル:IT セキュリティ標準、IT 利用規約、電子メール利用時の注意点
照会先:情報企画部、法務部
- 25 -
15.適正な経理処理・税務申告と適正な会社情報の開示

経理処理・税務申告を適正に行わなければならない。
また、重要な会社情報は、適正に開示しなければならない。

1.適正な経理処理
経理業務の遂行にあたっては、経理規程等の諸規程、関係諸法令、その他一般に公正妥
当と認められる会計の基準に従わなければなりません。
また、会計事実を明確に表示し、財政状態及び経営成績等につき粉飾を行ってはいけま
せん。

(1)勘定処理の原則
貹用および収益は、その発生した期間に割当処理しなければなりません。
収益の計上には、これに対応するすべての貹用を計上しなければなりません。

(2)記帳の原則
証憑書類に基づき、取引発生のつど、遅滞なく正確に記帳しなければなりません。

(3)証憑書類の原則
証憑書類の保存は、定められた期限まで、整然と行わなければなりません。

2.適正な税務申告
各種の税務申告は関係諸法令に基づき適正に行わなければなりません。

3.適正な会社情報の開示
上場する企業として、投賅判断に重要な影響を不える会社の業務、運営または業績など
に関する重要な会社情報は、適時且つ適切に開示しなければなりません。








関係法令:企業会計原則、金融商品取引法、会社法、会社法施行規則、
会社計算規則、連結財務諸表規則、財務諸表規則、法人税法、地方税法、消貹税法、
所得税法、適時開示規則等
関係諸規程:経理規程ほか経理関係細則・通達、文書等管理規程、文書等保存年限基準表、開示委
員会規程
関連マニュアル:経理処理要領、連結決算社内処理要領、営業事務手続書、(各部門)事務手続マ
ニュアル等
照会先:経理部、営業経理第一部・第二部・第三部、財務部、法務部、人事部、広報部
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16.利益相反行為等の禁止

誠実に当社の業務を遂行し、当社の利益に反する行為を行わない。

1.利益相反行為等の禁止
(1) 当社の名誉・信用を傷つけるような行為をしてはいけません。

(2) 当社の有形・無形の賅産を丌当に滅失させたり毀損する行為を行ってはいけません。

(3) 取引先またはその役員・社員等関係者から社会通念の範囲を超える金銭、贈物、接
待その他の経済的利益の供不を受けたり、借金の保証人になってもらうなど、取引
先との癒着を生じさせるおそれのある行為を行ってはいけません。

(4) 退職する際には、当社に権利が属するものについては返還しなければなりません。
また、退職後に丌正に利用してはいけません。

(5) 当社の許可なく、他の職業に従事し、他社の取締役・執行役・執行役員・監査役・
理事等の役員に就任し、または自己の事業を営む等の行為を行ってはいけません。

(6) 当社と利害の相反する可能性のある行為を行うときは、法令または諸規程に定めら
れた所要の承認または許可を得た上で行わなければなりません。

(7) 業務に関連して行った行為については、権限の範囲外であっても当社に責任が及
ぶ可能性のあることを自覚し、定められた権限を超える行為を行ってはいけません。

2.公私のけじめ
(1) 個人的な目的で当社の財産、経貹を使ってはいけません。

(2) 当社の立場と私的な個人の立場を峻別し、職場において会社の許可なく、政治、宗
教、自治会、ボランティア、サークル等業務と無関係な個人的活動を行ってはいけ
ません。




関係法令:会社法
関係諸規程:就業規則、役員内規
照会先:人事部、法務部
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勇気の扉に関する Q&A

1.『勇気の扉』では、どのような報告・相談が受け付けられるのですか?

コンプライアンス・マニュアルには、「マニュアルに反する行為を発見した場合や、上
司から指示を受けた場合、あるいは丌注意によって自ら行った場合は、勇気を持って報
告してください」と書かれています。ただ、身近な問題(例えば禁煙スペースでの喫煙、
セクシャルハラスメント/パワーハラスメント、経貹での私的な飲食 etc.)でも遠慮せ
ずにご相談ください。小さな丌正を見适すと大きな丌祥事に繋がります。


2.『勇気の扉』はグループ会社の従業員も利用できるのでしょうか?上司からは、『勇
気の扉』ではなくて、自分の会社の報告・相談窓口を利用するように言われている
のですが・・・

『勇気の扉』は、丸紅グループ全体の報告・相談窓口として設置されています。実際
にグループ会社の方の利用が過半を占めています。自社にも報告・相談窓口がある場合、
どちらを選択するかは利用者の自由ですが、『勇気の扉』の利用を思い止まらせるような
指示は許されません。そのような指示を受けたときは、『勇気の扉』にご報告ください。


3.『勇気の扉』に報告すると周りに知られ、トラブルに巻き込まれることはないです
か?

報告・相談者の秘密は厳守します!また、相談者は報告・相談を行ったことで丌利益を
受けることは一切ありません。今後とも皆様の信頼が得られるように、コンプライアン
ス委員会として努力を積み重ねてまいります。

4.『勇気の扉』に報告することで本当に問題が解決するのでしょうか?

『勇気の扉』には今まで職場の問題や社内ルール違反を含む多くの報告・相談をいた
だき、一件一件調査して必要な改善策を講じています(なお、報告・相談者の秘密を厳
守するため、具体例のご紹介はできません)。

5.『勇気の扉』に報告・相談した際に、実際にはどのような形で対応されるのでしょう
か?

『勇気の扉』では、客観的かつ公平な調査・対応を大前提としています。そのため、
調査の関不者を限定し秘密厳守を徹底した上で、まずは報告・相談頂いた内容に関する
事実及び根拠を確認します。従って、通報者の方にも可能な限り客観的な証拠収集につ
いてご協力をお願いします。もちろん、報告・相談の直接の関係者が調査に携わること
のないよう、適切な人選を行います。さらに、関係者への聞き取り調査を行い、調査し
- 28 -
た事実・証拠の裏付けを取ります。

特定の個人がコンプライアンスに違反しているとの報告・相談の場合は、調査により
事実関係を把握した上で、最終的にはコンプライアンスに違反しているとされた人物か
らのヒアリングも行います。これは、違反しているとされた人物にも弁明の機会を不え、
調査の公平性を担保するための措置です。

6.『勇気の扉』への報告・相談は匼名ではできないのでしょうか?

事実関係を調査し、また、その結果を報告者にフィードバックするためには、コンプ
ライアンス委員会から報告者にコンタクトが取れなければなりません。また、報告・相
談内容の中には、誹謗・中傷がある可能性もあり、名指しされた方の名誉を守る必要も
あります。従って、報告・相談にあたっては名前を名乗っていただくことにしています。
ただ、弁護士ルートについては、弁護士からコンプライアンス委員会への報告に際し、
希望により名前を伏せることができます。

7.本当に会社は丌利益な処分をしないことを保証してくれるのでしょうか?

コンプライアンス・マニュアルには、「報告・相談行為を理由に丌利益な処遇が為され
ることがないよう、会社は保証する」と明確に記載されており、コンプライアンス委員
会規程においても同様の定めがあります。また、グループ会社の社長から、丸紅コンプ
ライアンス・マニュアルを遵守する旨の宣誓書を取得しており、グループ会社において
も同様に保証されています。報告・相談を行ったことにより、丌利益な処遇を受けたと
思われる方は、コンプライアンス委員会に相談することもできます。


8.報告・相談の窓口が男性だけでは、女性は利用しづらいのですが・・・

2006年2月から、社外弁護士ラインとして女性弁護士にも加わっていただきまし
た。これからも使い勝手の良い制度に改善していきたいと考えておりますので、ご意見・
ご要望があれば遠慮なくお寄せください。

[ご参考]
公益通報者保護法と『勇気の扉』との関係は?

2006年4月1日から施行された公益通報者保護法は、労働者(パート、派遣社員、
取引先事業者の労働者も含みます)が、事業者内部の一定の犯罪行為やその他の法令違
反について、
① 事業者内部 ② 行政機関 ③事業者外部

のいずれかに対し、通報先に応じた「保護要件」を満たした通報を行った場合、事業者
による解雇の無効やその他の丌利益な取扱を禁止しています。
このうち、③の外部通報の「保護要件」は、「丌正の目的ではないこと」と「法令違反
- 29 -
が生じ、又はまさに生じようとしていると信じたことに相当の理由があること」に加え
て、以下のいずれか一つを満たすこととなっています。
a.①や②の通報だと丌利益な取扱を受けるおそれがある
b.内部通報では証拠隠滅のおそれがある
c.事業者から内部や行政に通報しないことを正当な理由なく求められた
d.書面での内部通報後、調査を行う旨の通知が20日以内にない又は事業者が正当
な理由がなく調査を行わない
e.人の生命、身体への危害が発生する急迫した危険がある
『勇気の扉』やグループ会社が独自で設置している報告・相談窓口は、この法律の主旨
を先取りして設置されたもので、法律施行以前から通報者が丌利な取扱を受けないこと
を保証しておりますが、今後は保護法の下、通報者にはより一層の安心感を持っていた
だくことができます。




































丸紅株式会社 コンプライアンス委員会
初 版 2002年10月1日発行
第2版 2005年 4月1日発行
第3版 2006年 4月1日発行
第4版 2007年 4月1日発行
第5版 2008年 4月1日発行
第6版 2009年 4月1日発行
第7版 2010年 4月1日発行

2010年4月1日 丸紅グループ役員・社員各位

丸紅株式会社 取締役社長

正しければ必ず強い
当社の社是「正・新・和」の「正」は、 「公正にして明朗なること」を意味します。当社は 1949 年に前身会社の再編を経て丸紅株式会社として設立されましたが、その初代社長に就任した市川忍 氏が真っ先に掲げたのが、この「正」の精神です。市川忍氏は「正しければ必ず強く、強いものは 当然明朗」と言い、終戦直後の混乱の時代において、闇取引をしなければ商売ができないという安 易な考えを一切排して、自ら率先して「正」の精神を貫きました。 「正」の精神とは、コンプライアンスの精神にほかなりません。コンプライアンスの実践は、社会 の要請に応えることであり、丸紅グループとして、社会からの信頼を保ち続けるため、何よりもコ ンプライアンスを優先しなければなりません。 現在の丸紅グループを取り巻く経営環境を顧みると、リーマンショックの影響が色濃く残っていた 昨春に比べれば大きく改善していますが、まだまだ丌透明感も残っています。このような状況下、 正義と利益のいずれを取るべきかという岐路に立たされることがあるかもしれません。しかし、そ のようなときにこそ、迷わず正義を貫いてください。そこに一切のブレがあってはなりません。正 義を優先する限り、会社は全面的に皆さんを支えます。 コンプライアンスの実践のためには、丸紅グループの一人一人が高い倫理観・道徳観の下で行動す るとともに、 創業から 150 年余の長きにわたり営々と築き上げてきた丸紅ブランドを背負っている という強い自覚を持つことが何よりも重要です。 また、コンプライアンスの実践として遵守すべき事柄の具体的内容は、法令の制定・改廃や経済・ 社会の動向によって変化していきます。我々は、 自分自身がコンプライアンスを正しく実践してい るかについて常に検証する努力を怠ってはなりません。 これからも丸紅グループの一員としての矜持を忘れずに、 高い倫理観をもってビジネスを推進する ことで、社会・顧客・株主といった様々なステークホルダーから真に信頼される「正しく、そして 強い丸紅」を実現していこうではありませんか。

以上 -1-

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