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IDEF0 図を作成する

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目次

はじめに ......................................................................................................2

IDEF0 の概要 ...............................................................................................4

IDEF0 図を作 成する .......................................................................................7

ドキュメント作成の準備をする.................................................................................... .....7
IDEF0 コンテキスト図のサンプル........................................................................ .............9

IDEF0 コンテキスト図の作成手順.................................................................... ...............11

IDEF0 ノード ツリーのサンプル.................................................................................... .29

IDEF0 ノード ツリーの作成手順.................................................................................... .30

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IDEF0 の概要

はじめに

Visio® 2003 を使用すると、業務プロセスをモデル化した IDEF0 図を作成できます。

IDEF 手 法 は 、 1970 年 代 に 米 国 空 軍 の ICAM (Integrated Computer Aided

Manufacturing) プ ロ ジ ェ ク ト に よ っ て 開 発 さ れ ま し た 。

IDEF は、開発中のものも含めると 16 種類あり、IDEF0 と IDEF1X は、FIPS (連邦情
報処理標準) として標準化されて広く普及しています。

IDEF0 は、企業、組織の業務を機能 (アクティビティ) という観点から、モデリングす
る手法で、単純な箱の図形と 4 種類の矢印で表されます。

階層化して表記するので、複雑な業務プロセスでも体系的に表すことができます。

IDEF0 を用いて業務プロセスを分析し、関係者の意思疎通および共通理解を図るこ
とで、業務改革の推進に役立ちます。

IDEF0 テンプレートを使用して以下の種類のドキュメントを作成する事ができます。

• IDEF0 コンテキスト図

• IDEF0 ノードツリー

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IDEF0 の概要

• この資料では IDEF0 コンテキスト図および IDEF0 ノード ツリーを作成するための手順

を紹介します。

• 業務モデリング手法および IDEF 手法に関する知識があるユーザーを対象とします。

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IDEF0 の概要

IDEF0 の概要

ここでは、IDEF0 手法について説明します。

I DEF0 は、業務プロセスを機能 (アクティビティ) に分割し、各アクティビティを

「入力 (I: インプット)」

「制 御(C: コントロール)」

「出 力(O: アウトプット)」、およ び

「機構 (M: メカニズム)」を表す矢印 (4 つの頭文字を取って ICOM Code と呼ばれる)

でつなぎ、その関係を定義します。

1 つのダイアグラム (IDEF0 図の最上位にあたるモデルの主題) には、3 つから 6 つ
のアクティビティを記述し、各アクティビティには、必ずコントロールとアウトプッ

トがあります。

必要な場合、各アクティビティの下の階層の IDEF0 図を作成します。

I DEF0 図の基本となる表記法を以下に示します。

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IDEF0 の概要

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IDEF0 の概要

• アクティビティ : ボックス図形で表されます。この中には動詞で表される機能を記述しま

す。

• インプット : 矢印で表されます。アクティビティで、処理される「もの」(データや物など) を

記述します。アクティビティの左側から入ります。

• アウトプット : 矢印で表されます。アクティビティで、処理された結果の「もの」(データや

物など) を記述します。アクティビティの右側から出ます。

• コントロール : 矢印で表されます。アクティビティを制御する「もの」(条件データなど) を

記述します。

• メカニズム : 矢印で表されます。アクティビティに処理をさせる「もの」(人、組織、各種の資

源など) を記述します。

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IDEF0 の概要

IDEF0 図を作成する

ドキュメ ント作 成の準 備をす る

IDEF0 のテンプレートを開きます。

Visio 2003 を起動し、[図面の種類の選択] の [分類] から [フローチャート] をクリックし

て [IDEF0 図] をクリックします。

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IDEF0 の概要

初めてテンプレートを選択したときに次のメッセージが表示されることがあります。

[はい] をクリックすると [テンプレート] 作業ウィンドウが表示されます。[いいえ] をク

リックすると作業ウィンドウは表示されません。

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IDEF0 の概要

IDEF0 コンテキ スト図 のサン プル

IDEF0 テンプレートを使用して作成した IDEF0 コンテキスト図のサンプルを以下
に示します。

このサンプル図は、ある教育団体の講座管理の業務プロセスを IDEF0 のコンテキス

ト 図 に し た も の で す 。

(この図は、サンプルとして簡略化した業務なので実際のものとは異なります。)

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IDEF0 の概要

このサンプル業務の機能を以下に説明します。

(1) 募集する
総務が外郭団体名簿から対象者をピックアップし、講座案内 (時間割を記述) を

郵送します。ただし、以前に同じ講座を受講した合格者は除外します。

(2) 受付を行う
申込書が送られてきたら、総務は入校資格 (年齢等) を審査して、その結果を申

込者に知らせます。

(3) 成績を評価する
講座終了後、教務部は評価基準に基づき、学生の成績を授業計画の科目単位で評

価します。

(4) 合否判定をする
採点結果と学生情報を元に合否判定をし、判定結果を作成して受講者に知らせ

ます。

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IDEF0 の概要

IDEF0 コンテキ スト図 の作成 手順

1. [ファイル] メニューの [ページ設定] をクリックします。

[プリンタの設定] タブの [プリンタの用紙] の [横] オプションボタンを選択し、[OK] ボタ

ンをクリックします。

2. [表題欄] 図形 (ダイアグラム図形)を配置します。

[IDEF0 図] ステンシルから [表題欄] マスタ シェイプを図面ページにドラッグします。

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IDEF0 の概要

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IDEF0 の概要

3. [表題欄] 図形を配置すると [カスタム プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

ここでは、次のように設定し、[OK] をクリックします。

ノード : A0

タイトル : 講座を管理する

番号 : 001

ページ オフセット : 12.5mm

図形を配置した後、プロパティを変更する場合は、[表題欄] 図形を右クリックし、[図形の

詳細を設定] をクリックすると、[カスタム プロパティ] ダイアログ ボックスが表示され

ます。

4. [アクティビティ ボックス] 図形を配置します。

[IDEF0 図] ステンシルから [アクティビティ ボックス] マスタ シェイプを [表題欄] 図

形内にドラッグします。

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IDEF0 の概要

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IDEF0 の概要

5. [アクティビティ ボックス] 図形を配置すると [カスタム プロパティ] ダイアログ ボッ

クスが表示されます。

ここでは、次のように設定し、[OK] をクリックします。

プロセス名 : 募集する

ノード ID : A1

図形を配置した後、プロパティを変更する場合は、[アクティビティ ボックス] 図形を右ク

リックし、[プロセスの詳細を設定] をクリックすると、[カスタム プロパティ] ダイアログ

ボックスが表示されます。

6. 文字列のフォントサイズを変更します。

図形を右クリックし、[書式] をポイントして [テキスト] をクリックします。

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IDEF0 の概要

7. [テキスト] ダイアログ ボックスの [フォント] タブの [サイズ] ボックスからフォントの

サイズを選択し、[OK] をクリックします。

8. 同様に、[アクティビティ ボックス] 図形を必要な数だけ配置します。

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IDEF0 の概要

各プロパティは次のとおりです。

受付を行う : A2

成績を評価する : A3

合否判定をする : A4

必要に応じて、フォントのサイズを変更します。

図形をコピーすると、同じフォント サイズの図形を効率よく作成することができます。

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IDEF0 の概要

9. インプット、コントロール、アウトプット、およびメカニズム用のテキスト図形を配置し

ます。

[IDEF0 図] ステンシルから [8pt. テキストブロック] マスタ シェイプを [表題欄] 図形内

にドラッグします。

10.[8pt. テキストブロック] 図形に文字列を入力します。

[8pt. テキストブロック] 図形を選択し、表示する文字列を入力します。

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IDEF0 の概要

入力した文字列を確定するには、図形以外の場所をクリックします。

確定した文字列を編集するには、図形をダブルクリックするか、F2 キーを押して編集モー

ドに切り替えます。

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IDEF0 の概要

11.文字列のフォント サイズを変更します。

図形を右クリックし、[書式] をポイントして [テキスト] をクリックします。

12.[テキスト] ダイアログ ボックスの [フォント] タブの [サイズ] ボックスからフォントの

サイズを選択し、[OK] をクリックします。

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IDEF0 の概要

13.同様に、次の [8pt. テキストブロック] 図形を配置し、文字列を入力します。

A2 のインプット : 講座申込書

A2 のコントロール : 入校資格

A3 のコントロール : 評価基準

A4 のコントロール : 判定基準

A1 のアウトプット : 講座案内

A2 のアウトプット : 受付結果

A4 のアウトプット : 判定結果

A1、A2 のメカニズム : 総務

A3、A4 のメカニズム : 教務部

必要に応じて、フォントのサイズを変更します。

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IDEF0 の概要

14.[アクティビティ ボックス] 図形を接続する矢印図形 (ICOM Code) を配置します。

[IDEF0 図] ステンシルから [IDEF0 コネクタ] マスタ シェイプを [表題欄] 図形内にドラッ

グし、[アクティビティ ボックス] 図形または、[8pt. テキストブロック] 図形に接続します。

15.緑のハンドルを接続先の図形にドラッグします。

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IDEF0 の概要

ハンドルを接続するとハンドルの色が緑から赤に変化します。

16.同様に、その他の図形も矢印図形 (ICOM Code) を使用して接続します。

17.[ラベル] 図形を配置します。

ラベルには、特に記述すべきデータや物などを入力します。

[IDEF0 図] ステンシルから [ラベル] マスタ シェイプを [表題欄] 図形内にドラッグしま

す。

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IDEF0 の概要

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IDEF0 の概要

18.[ラベル] 図形に文字列を入力します。

[ラベル] 図形を選択し、表示する文字列を入力します。

ラベルの文字列のフォント サイズを変更するには、[アクティビティ ボックス] および

[8pt. テキストブロック] 図形と同様に、[ラベル] 図形を右クリックし、ショートカットメ

ニューから[書式] をポイントし、[テキスト] をクリックして表示される [テキスト] ダイ

アログ ボックスを使用します。

19.緑のハンドルを [IDEF0 コネクタ] 図形に接続します。

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IDEF0 の概要

 

[IDEF0 コネクタ] 図形の接続ポイントは、[×] が表示されている場所です。

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IDEF0 の概要

20.ラベルを必要な数だけ配置します。

これで、IDEF0 コンテキスト図の完成です。

授業計画というデータから、A1 のアクティビティには、時間割データが渡され、もう一方

のアクティビティには、科目データが渡されていることを示します。

以上のような手順で、IDEF0 のコンテキスト図を記述しますが、それぞれのアクティビティ

に詳細があるのであれば、さらに詳細を記述して、それぞれの IDEF0 コンテキスト図を

作成していきます。

サンプルを例にした場合、A1、A2、A3、および A4 の各アクティビティは、さらにそのアク

ティビティのノード ID を持つダイアグラム図形を記述することになります。

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IDEF0 の概要

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IDEF0 の概要

IDEF0 ノード ツリー のサン プル

IDEF0 ノード ツリーは、IDEF0 コンテキスト図の階層を管理する図です。

IDEF0 テンプレートを使用して作成した IDEF0 のノード ツリーのサンプルを以下
に示します。

以下の例は、サンプルに用いた IDEF0 コンテキスト図を元に作成されています。

(ただし、A3 の下には、さらにもう 1 つの階層が存在します。)

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IDEF0 の概要

IDEF0 ノード ツリー の作成 手順

1. [ノード] 図形を配置します。

[IDEF0 図] ステンシルから [ノード] マスタ シェイプを図面ページにドラッグします。

2. [ノード] 図形が配置されると [カスタム プロパティ] ダイアログ ボックスが表示されま

す。

[ノード] ボックスに 「A0」 と入力し、[OK] ボタンをクリックします。

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IDEF0 の概要

図形を配置した後、プロパティを変更する場合は、[ノード] 図形を右クリックし、[ノード

番号の設定] をクリックすると、[カスタム プロパティ] ダイアログ ボックスが表示され

ます。

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IDEF0 の概要

3. 同様に、すべての [ノード] 図形を配置します。

4. ノード間を接続します。

[IDEF0 図] ステンシルから [実線コネクタ] マスタ シェイプをドラッグし、接続ポイント

を [ノード] 図形に接続します。

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IDEF0 の概要

5. もう一方の接続ポイントを接続する [ノード] 図形に接続します。

6. すべてのノードを接続します。

A0 と A1、A0 と A2、A0 と A3、A0 と A4、A3 と A31、および A3 と A32 をそれぞれ接

続します。

これで、IDEF0 ノードツリーの完成です。

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IDEF0 の概要

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