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1980 年代に入ると日本の TV は、アート化していった。新しい文化人が登場し、ファッションが日常化した。

バブルというものは問題も起こしたが、資金のおかげで育った『感覚』というものがあった。

あれから数十年たちまた日本は回復しつつある。

豊かになると 『アートの表面化』が起こる。

最近の CM をごらんあれ、少し前の安物広告から高級感のあるアート性をもったものが再登場してきている。

デジタル機材の進化により、録画した番組の CM を飛ばしながら見るという習慣ができつつある。CM は面白く

ない、『安っぽいもの』というものが潜在意識に、不況という状況下で植えつけられてしまったからなのだ。

それくらい、価値のないものをばら撒きすぎて日本人は腹痛と頭痛と不快感を覚えてしまった。質の高いもの

をしっかりと作るということは、『継続』を生むということを忘れてしまっていた結果とハイテク化により CM

は危機を迎えつつある。

価値観のある CM をつくれば、それはお金を出してでも時間を割いてでも見たいと思うようにあるだろう。

CM は『アート』であり、価値がありおしゃれであり知的であるということを錯覚させればいいということ。

人間の本能は、そういったものを欲する能力がある。

そこをしっかりと捕らえないと、積み重ねによってその後の自分たちの首を絞めることになる。

2005 年から始まった、景気回復。その資金で、しっかりとしたものをつくることで、どんなにハイテク機材が

発達しようと、『欲するという本能に準拠した作品』によって TV CM の危機は回避することができるだろう。

なぜ TV CM をとばすのか?

それは、価値が感じられないからです。

※前回のコラムから今日で半年がたってました。

どうしたのかとご心配していただいた方にお詫びいたします。別に何かあったわけではなく、忙しくなってし

まったためです。