リカバリー全国フォーラム 2010 Web 開催レポート http://www.comhbo.

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9/11(土)

【分科会 14】リカバリーと病棟、そして退院後の1カ⽉
ファシリテーター:

相澤和美(東京医療保健大学)&

大橋秀行(NPO 法人 POTA)

1.主旨・目的
入院から退院(その後の生活)においてちょっぴり良かった事、苦い体験が数多くあると思い
ます。そうした体験を語る中からそこに埋もれているカバリーを保障するお互いの関わりをについ
て語りあう。当事者・家族、サービス提供者も「リカバリーを保障するための提案」「こうしてみ
ようよ!」と提言する。 これからは同じスタートラインに立って歩調を合わせて歩きたい。
2.進行状況
1)参加者: 86 名を超す。
当事者、家族、福祉施設職員、看護師、保健師、作業療法士、精神保健福祉士、大
学教員
2)進行
白板を使いながら、発言者のポイントを「私にとってのリカバリー」、「実現するためには」
とスペースを作って簡略的に記録し共有した。
3)ディスカッションの進行
・白板にタイトルを記載
「リカバリーと病棟、そして退院後の1カ月」の中で、リカバリーを保障するあり方の提案を表
現する。
・白板に討議のきっかけになるように暫定的な考え方(案)を記載
「安心して主体的に暮らす生活の実現を保障する。
本人・家族・サポーターが歩調を合わせて共に歩むプロセス」
4)白板の記録「私にとってのリカバリー」
・前より元気になれたと思うプロセス
・病院で病気を作らない
・退院支援コーディネータはつらい
・森田療法は良い(自分のベースで自然に触れながら、自分の心を振り返えるので意欲が出
る)
・やればできると当事者と一緒に共有すること
・人生の舵を自分でとる、小さな事から
・自分の立てた目標に向かっていくプロセス
白板の記録「実現するためには」
・イメージを共有すること、自分たち(スタッフ)のリカバリーを語ること
・自分の目標に向かって小さな事からの(進めていく)プロセス
・どうにかなると思い続けること、信じ続けること
・家族の希望をチームで支えること
退院後に限らず、入院前から関係性を大切にすること
・本人の視点に合わせた柔軟な対応、本人、病院、地域が協働すると
・本人が夢を語るようにする
その他のメモ
・病院は病名をつけると治療が終わったかのように薬を出すだけ
・障害者を人より病人として見て、どう直していきたいか本人に聞いてくれない

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・何で、どうしてと心を引っかき回された。当事者の気持ちに添って考えていく WRAP を広
めないと
・第三者のスタッフとして回復者も必要、個人としてスタッフとして話し相手になる
・強制的な入院でなく、ソフトな早期支援、気軽な相談できるところがほしい
・クライシスプラン、具合悪くなった時こうしたいと関係性の中で話し合って決めておく
・何故入院したのか振り返るのが重要、意味のある入院にするために、病院と地域がバラバラに
分断されてなく、地域が病院に入っていけると一貫して取り組める
・金銭トラブル、ギャンブル問題は、その人にとって良い事があるからであり、病気とのつなが
りも考えて、別のやり方を本人と探す方法がよい。⇔警察官の経験からは、それ繰り返すし、変わ
らない。
3.ファシリテータの自己評価
相澤:リカバリー概念を総論的ではあるが、個人のイメージを膨らませ表現できた。第 1 回とし
てこれで限界でした。来年も実施したいです。
大橋:様々な立場の参加者が、ディスカッションできる雰囲気を作る上で、後半の小グループで
の話し合いを設定した事は良かった。次回は、当事者の発言を予定するなどある程度の枠組みが必
要だと感じた。
≪相澤和美&大橋秀行(企画委員)≫