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ぼく

しあわせです

「おかあさん、どうして ぼくは はしれ ないの?」「ぼくも じてんしゃに のりた い!」 ぼくは 小さいときから からだが よわ かったです。びょうきで、高いねつが でて、 あるけなくなって しまいました。そんなと き、母は ぼくを つよく だきしめて、 「あなたは おりこうさんよね。 どんなこ とが あっても おかあさんは あなたと いっしょ。」となぐさめてくれました。 母は ぼくが おちこまないで、げんきで いられるように、6さいの ときから、いっ しょに がっこうへ 行って、ずっと そば に いて くれました。くるまいすで どこ へでも つれていって くれたし、ぼくの からだを つかまえながら じてんしゃにも のせて くれました。だから ぼくにも い ろいろなことが できると わかりました。 あるけなくても 本を よむことが できま す。 おどることが できなくても、ぼく は うたが うたえますから、いつも はっ ぴょうかいで、大好きなうたを うたいまし た。 「たくさん 本を よんで、しょうらい いいべんごうしに なって、こくれんで せ かいの ために はたらきたい!」 そんな

ゆめが あって、ことし カトリカ大学の にゅうがくしけんを うけました。 「じぶんで べんきょうしたから、はいれな いかも…。」しけんのひ、どきどき してい ました。3じかんも かかりました。 「たぶん だめかな…」10000人のなか で1000人だけ はいれることに なって いたからです。 でも・・・。 「アルバロ イタロ、ごうかく!」 それに とても いいせいせきで はいることが で きました。 「しんじられない…。」ぼくは、なんかいも かくにん しました。 「やったね! 」りょうしんと んで とびあがりました。 兄が よろこ

その日から まいにち りょうしんに 大 学へ つれていって もらっています。こん なに いいりょうしんが いてくれて、ほん とうに しあわせです。むずかしいじゅぎょ うも テープに ろくおんして、うちへ帰っ てから、なんかいも 聞いています。 「ぼくは、人と ちがうんじゃなくて、ぼく は ぼくなんだ。」いまは そうおもってい ます。

みなさん。みなさんは じょうぶだから、た くさん うんどうして、からだを たいせつ に してください。 そして ゆめが あったら、どんなに むず かしいと おもっても、できないと おもっ ても、いっしょうけんめい がんばってくだ さい。 ぜったいに かなうはずです。

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