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学部の卒論のテーマ:哺乳動物ミトコンドリアDNAの解析 研究の概要: 最尤法による分子系統樹推定においては、DNA/アミノ配列における塩基、コドンやア ミノ酸の置換過程を定常可逆マルコフ過程に従うと仮定し、系統樹のトポロジーと枝の長 さを、最尤推定します。よって、この方法における最も重要なパラメーターは、置換の遷 移確率行列です。遷移確率行列としては、通常、塩基配列の場合は、最大8パラメーター からなる4×4塩基置換確率行列、アミノ配列の場合は、19アミノ酸頻度パラメーター と多数の近縁配列データから推定された189パラメーターからなる20×20アミノ酸 置換確率行列が用いられます。しかし、タンパク質をコードするDNA配列の系統樹解析 は、塩基配列上の突然変異、コード表、アミノ酸配列上の自然淘汰を取り入れること可能 なコドン配列を用いた解析が望ましいです。最大8パラメーターからなる4×4塩基置換 確率行列、コード表、各種の方法で評価された190パラメーターからなるアミノ酸淘汰 率行列を用いてコドン置換確率行列を評価するコドン置換モデルが利用できるようになっ たので、アミノ酸置換確率行列を含め、各種のアミノ酸淘汰率行列の性能評価を行いまし た。 各置換モデルの性能評価は、各種配列を用い、もっともらしい種系統樹の枝長と他のモ

デルパラメーターに関し最大尤度を計算し、Akaike riterion terion (AIC) とBayesian (BIC) Information C Information Cri

を用いて比較します。コドン配列解析のために改良した多重

配列アライメントプログラムclustalw2と最尤法による分子系統樹推定プログラ ムphymlを用いました。

大学院の修論のテーマ(予想):整列に基づく多次元データの可逆変換とその応用 研究の概要: 整列を利用したデータの可逆変換法を多次元データに拡張し、その応用を開発します。 まず、元データが復元可能なようにデータの構成要素を並び替える手法を学び、データ圧 縮その他のデータ処理技術への応用を調査します。また、多次元データの例として画像の 変換に適用します。多次元データの構成要素の順番を可逆的に変換する手法を完成させ、 新しい応用例も開拓します。

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