You are on page 1of 3

【党首討論詳報】(7)鳩山代表、外国人参政権「前向きに考

えるとき」
2009.8.17 15:34

詳報(6)にもどる

�綿貫民輔国民新党代表「麻生総裁にお願いします。麻生総理総裁は郵政民営化について、
ややブレた発言があったといわれておりますが、鳩山総務大臣を解任して、西川社長を守ら
れたんでありますが、この小泉郵政民営化問題についての総括をお願いしたいと思います」

�麻生首相「郵政民営化の目的は、もう綿貫先生、よくご存じの通り、これは利用者の利便性と
いうものを高める。そして経営の効率化を図るだったと思います。経営の効率化は少なくとも、
平成20年度をみますと、グループ決算で約4200億円の税引き後の利益を出しておられま
す。4300億円を納税をしておられますんで、これまでは4年間で1兆円ぐらいだったと記憶を
いたします。利用者の利便性の向上ということに関しては、新しいサービスは、もうご存じのよ
うにローソンと組んだりして、物販の販売サービスを始めてみたり、また、クレジットカードの業
務を郵貯銀行としてやられたり、いろいろなことをしておられると存じます。少なくとも、そう
いった利便性の向上は今の民間になってから増えてきていることは確かだと存じ上げます」

�「一方、簡易郵便局というものが一時閉鎖など、一時期増加したことも確かです。従って地域
住民の方々からいろいろご指摘をいただきました。私の選挙区にもあります。そういった方々に
対して委託手数料を値上げするなどして、今、一時の閉鎖局というのはかなり減少してきてい
ると思いますんで、この点に関しましては、今後とも利便性ということと 利便性という点を十
分配慮して今後ともやっていかねばならないと思っております」

�綿貫代表「今の鳩山さんと西川さんの問題はどのようにお考えで」

�麻生首相「鳩山先生の話と 鳩も2人おられますんで、あの、鳩山総務大臣の話をしておら
れるんだと存じます。鳩山総務大臣の件に関していわしていただければ、少なくとも郵政会社
というのは、これは民間の会社であります。民間の会社が取締役会で決めた後の話の役員人
事に政府が介入するというのは、明らかに民営化の本来の趣旨を踏み外している。従って取
締役会の前にいろいろ話をされるならともかく、取締役会の決定が終わった後に、政府が介入
をして人事を変えるというのはいかがなものだという点が、一番の問題点だったと、わたしは
そう思っております」

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171536018-c.htm
�「従って、私どもとして郵便局側が今後どうされるかは今後の対応だと思いますが、業務改善
命令などなどいろいろ出されておりますんで、これを着実に新しい総務大臣のもとに実行して
いただくというのが、一番肝心なことだと思っております」

�綿貫代表「竹中さん(=竹中平蔵元経済財政担当相)は株式会社というのは株主のものだと
いっておりますが、郵政は株主は誰ですか。国家じゃないですか。全部」

�麻生首相「郵政の株主は大蔵省。すなわち日本でいえば財務省。いわゆる財務局が持ってい
ることになります。許認可権を郵政を監督いたしております総務大臣が持っております。総務
大臣は許認可を与える立場。テレビ会社に対しても、同様に総務大臣はその許認可権を持っ
ておりますが、これを乱用するというのは極めて危険だと思います。私はその意味では、株主
は、われわれとしてはいかがなものかといったとはいえ、取締役会が会社においては大きな意
味を持ちますんで、一人株主が出てきて、取締役会の意見を全部否決するということになる
のはいかがなものかというのが、わたしは会社を経営している立場からいえば、その点が一番
危惧されてしかるべき点だと思います」

�綿貫代表「じゃ、関連しまして、さらに小泉改革の郵政民営化を柱とするいろいろの改革とい
うものについて、どういう評価をしておられますか」

�麻生首相「わたしは郵政の改革に伴って これ、郵政改革だけですね、先生?」

�綿貫代表「郵政、その他。その他もろもろ」

�麻生首相「その他も?そ、そ、郵政その他いろいろ規制が緩和された結果、いろんな意味でわ
たしどもは間違いなく、さきほど一部申し上げましたが、通信関係でいえば、インターネットや
いろんな面において、間違いなくこの数年間飛躍的に日本の、この通信分野というものは成長
した。これは規制が緩和されたおかげだったと、わたしはそう思っております。こういう意味で
は規制の緩和は効果を上げた点は否めない事実もあろうと思います。しかし、規制の緩和が
行き過ぎた結果、かなりの部分で格差が出た。地域間格差が出た。また、企業間格差が出
た。まあ、結果として教育格差につながった。いろいろな表現があろうと思います。そういう意
味では、とくに地方に関してはいろいろな痛みが伴って出た。地方交付税、地方交付金、大幅
に減税 ではなしに、縮減されておりますんで、その分は地方においては特に痛みが出たと、
わたしはそう思っております」

�「従って、この分に関しましては、地方交付税、地方交付金というものは今回の補正予算、い
わゆるご批判のあるところであるようですけど、わたしはこの点は、地方に関しては、きちんと
した対応をしないと、地域間格差を一層押し進めるということになりかねない。そういう意味で
の格差を招いたという点は率直に認めた上で、どう対応すべきかだと、わたしはそのように考
えております」

�綿貫代表「もう1つですね。自民党はたいへん、大振る舞いのマニフェストをいろいろと出して
おられますが、大きな問題の1つとしてですね、国家の構成に関する問題で、外国人の地方

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171536018-c.htm
参政権の問題について、われわれ国民新党は国家の存在を動かしかねないということで反対
といっておりますが、自民党はどのようにお考えですか」

�麻生首相「この点に関しましては、これまでも同じようなことを、同じような立場で申し上げて
きたと思いますが、この参政権というのは極めて大きな問題であって、われわれはただちにこ
の話に、参政権を与えるべきだというご意見には、自由民主党として全面的に賛成しているわ
けではありません」

�綿貫代表「これは同じく鳩山さんはどうお考えですか」

�鳩山代表「わたくしどもは今、議論をしている最中であります。わたくしどもの中にまさに賛否
両論あります。その中で意見の集約を今、図っている最中でありますが、しかし、将来のことを
考えたときに、わたくしはもっと前向きに考えるべきときがきているのではないかと、そのように
は考えています」

�--綿貫さん、まとめてください

�綿貫代表「はい。鳩山さんにお願いします。われわれは地域間格差を是正して均衡ある国土
の発展を願っておりますが、道路特定財源は当面必要だと考えておりますが、仮に廃止になり
ました場合でも、地方の道路というものの整備についてどのようにお考えでしょうか」

�鳩山代表「言うまでもありませんが、一般財源化をしても、必要な道路、とくに地域のみまさま
方に決定をゆだねることが大事だと思っておりますが、地域にとってまさに生命線のような道
路というものもかなりあります。そのような道路に関しましては、これからも大いに建設をされる
べきではないかと、そのように思います。ただ、一方で、必ずしもそうでない道路も散見される
わけでありますから、そのところもきちっと見分ける必要がある、そのように思ってます」

詳報(8)にすすむ

Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital

© 2009 Microsoft

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171536018-c.htm

You might also like