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【党首討論詳報】(10)麻生首相「年金は各党できちんと話

する」
2009.8.17 16:19

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�--民主中心政権になると、社民党の責任は重い。しかし、北朝鮮のミサイル発射の際には国
会決議で社民党は棄権した。本当に政権党の一翼を担えるのか

�福島瑞穂社民党党首「社民党の存在意義は大きくもなり、またそのことを国民に理解してい
ただいて支持をしていただきたいと考えている。社民党が参院でもキャスチングボートを握
り、衆院でも新しい政治の中で、社民党が存在することで、例えば新自由主義から社会民主
主義というか、雇用を大切にした福祉社会をつくっていくということ。働く人たちの権利をとこと
ん守るということ、あるいは平和の問題などで、社民党の役割は本当に大きいと思っています。
社民党が大きくなることで、新しい政治の性格づけがそこで本当にかなり大きく反映する、決
まると思いますし、さきほども鳩山代表が非核三原則の堅持の法制化と言ってくださったが、
こういう形で話し合いや協議を続けることで、きちっと政治を変えていこうと思っております。派
遣法の抜本改正案も、社民党と民主党で、かなり議論を何カ月も実は繰り返して、いい形の
抜本改正案をつくって出したと思っています。ですから、社民党と民主党は政党が違いますか
ら、考え方が違うところもあります。しかしだからこそ、社民党の存在が重要で、協議をしかる
べき時に、その重要なテーマについてきちっと議論をして参ります」

�--綿貫代表に聞く。国民新党の最大の存在理由は郵政民営化の見直しだが、民主党の中に
も民営化の大きな方向に賛成の人もいる。国民新党は存在理由は

�綿貫民輔国民新党代表「すでに一昨年は、参院で郵政民営化見直し法、民主党と社民党と
協力して参院を通過させていただいた。今度は衆院でも同じような方向にいくだろうと信じて
います」。

�--経済政策について。まず鳩山代表。きょう発表されたGDPの年率換算が1年3カ月ぶりにプ
ラス成長となった。ここまで取ってきた自公の経済政策を評価するのか。もし政権を取った場
合、追加的な経済対策をする必要があると考えているのか。補正予算の組み替え、仕分けの
程度でいいと考えているのか

�鳩山由紀夫民主党代表「まず、4回に分けて予算を、補正予算を含めて与党が組んだが、私

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171621021-c.htm
どもは基本的に評価をしておりません。なぜならば、あまりにも、例えば50兆円の国債を発
行、すなわち借金を発行しているわりに、国民の家計に対して強い影響をいまだ持っていない
ということであります。今、経済が何か回復のきざしが出てきたというようなお話をされており
ますが、必ずしもそうではないと多くのみなさんが実感としては思っているのは間違いありませ
ん。私どもはむしろ、内需をどうやってすぐに回復させるかに焦点を置いた経済政策を講じる
べきだと前から主張しておりました。しかし、必ずしもこの何回かにわけた予算においても、そ
のような形で刺激を与えるものは極めて乏しかったと理解しております。追加対策を講じると
いうよりも、補正予算15兆円、その大半、すべてとは言わないが、かなりの部分に必ずしも景
気の刺激にならない予算が組まれている。そこの部分は組み直す必要があると。そしてもっと
家計に直接刺激を与えるような政策というものを、できれば私どもは前倒しをしてきたい。子
供手当しかり、農家の戸別所得補償制度しかり、高速道路の無料化しかり、暫定税率の撤廃
しかり。こういった直接的に家計にプラスの影響を与えるもの、そのことによって内需を拡大し
て、そして消費購買力を高めて結果として経済を前向きに展開をさせることはもっと望まし
い、望まれてると思っている」

�--今年か来年のうちに日本のGDPは中国に抜かれる。これが示しているのは人口減少、高齢
化で、企業はアジアの内需を取るしかないと考えている。日本の世帯に直接補助するだけで
国内需要が喚起されるのか。民主党は雇用所得を増やすための政策をどうやってつくるのか

�鳩山代表「確かに内需を刺激すればすべて済むと理解しているわけではない。今回の日本の
経済が兆しが若干回復基調にあるという話でも、これは外需寄与の方が大きいというのは当
然だ。一方でまだまだ内需は弱いのはいうまでもない。しかし、一方で、当然のことながら外
需に今日まで頼ってきた日本の経済として、これからは、アメリカというよりもむしろ、中国圏と
いうか、アジアというものを視野に入れた、アジアに対して日本の経済力を見いだしていくこと
は大変重要だとわれわれとしても認識していることはお伝えしたいと思う。それから、内需の
刺激策としては先ほど申し上げたような話でありますが、基本的には分配というものを変える
ということを大胆に行う必要があると、そのように思います」

�--社会保障関連。最初に麻生総理。与党とかつて社会保障国民会議というのをつくって民主
党にも協議を呼びかけたが、超党派の議論が合意に結びつかないという状況を放置していい
のか。選挙後に超党派の協議機関をつくって合意のための努力をする考えはあるのか

�麻生太郎首相「これはわれわれは、前からその意見を申し上げてきた通りで、その点に関し
ましては基礎年金の国庫負担の2分の1の引き上げというときには、民主党は反対だったんで
すけれども、これはこのまま放っておくと無年金、低年金の問題はずっと解決しませんし、その
意味ではわれわれとしては、公明党と一緒にこの問題を解決するために25年、やらなきゃな
らない期間を10年短縮するなどいろいろ話を申し上げてきている。この問題は非常に大きな
問題だと思っているので、この選挙に自由民主党が勝とうと負けようと、われわれとしてはきち
んとそういった話をするべきだと。確か、私、幹事長になってすぐにこの話を申し上げたと記憶
しておりますので、その気持ちに変わりはございません」

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171621021-c.htm
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