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【党首討論詳報】(14完)鳩山氏、小沢氏処遇「党の団結維

持するポジションで」
2009.8.17 16:41

�−−麻生首相に聞く。リーダーとしてのコミュニケーション能力の重要性はオバマ米大統領を
見るまでもないが、麻生首相は冗舌な座談の名手で、話が過去にはおもしろかったが、首相
になってそのへんが若干後ろに引いているような印象を受ける。その原因の1つに、あえて聞
くが、首相の漢字誤読問題があるのではないか。この問題について首相が真正面から釈明し
たことがないが、このことが自民党の人気に関与していることもあると思い、あえて聞くが、首
相の思い、釈明はどうか

�麻生太郎首相「漢字の誤読につきましては、これは単なる読み間違いであってみたり、メガネ
をかけずにすっと読むと間違えたりするということもあるんだと思っておりますんで、これは軽
率、一言で言えばそういうことになるんだと思います。また、いま言われましたように、なんてい
うの、座談と、いわゆる会談、講演、演説、これは同じ話でもだいぶ種類の違うもんだと思って
おります。で、座談というのは普通、その場だけの話だと思っておりますが、今の世界ではオフ
レコというのは1分後にはEメールに全部載るという世界だというのを理解するまでにはかなり
時間がかかりました。それが率直なところです。いずれにしましても、一連の発言というものが
不必要な政治不信を招くことになった、政党に対する不信を招くことになったという点に関しま
しては、私どもとしておおいに反省しているところです」

�--政権の構想、枠組みについて鳩山代表に聞く。先ほど、まだ取っていない政権うんぬんとい
う話だったが、現実にここまで来たとき、政権を獲得して実施するマニフェストだけではなく、
それを実現する枠組み、顔ぶれ、人事が非常に重要になってくる。ある意味では、国民が投
票する際の大きな参考にもなる。かつて民主党はそれを明示して選挙をしたこともあった。す
べての人事を明らかにせよとは言わないが、主要な3閣僚の外相、財務相、官房長官をどうい
うかたちで構想しているか。名前を挙げられないのならば、基本的なコンセプトをぜひ示して
ほしい

�鳩山由紀夫民主党代表「当然のことながら、まだ政権を取っていない段階で主要閣僚をだれ
にするみたいな話が外に出るとか、あるいは構想しているというようなことになれば、何を浮か
れているのだ、という話になることは間違いありません。従いまして、具体的な名前を申し上げ
るべきではありませんし、まだ構想もしていない。ただ私が申し上げたいのは、一番重要な官

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171643026-c.htm
房長官、あるいは財務相、外相は、やはり政治家を起用したいということは申し上げておきま
す。特にやはり海外においても、あるいは特に財政においても、精通している人物というものを
国会議員の中から選ぶのがやはり肝要ではないか。そのぐらいのことは申し上げておきます」

�--小沢一郎民主党代表代行の処遇について聞く。選挙後は小沢氏の勢力が少なくとも100
人前後の力を持つ可能性が相当高い。その中で小沢氏をどう使っていくか。その影響力をい
かに排除するのか、あるいはいかに活用するのか。小沢氏にどういうポストを考えているか

�鳩山代表「話せるわけがないじゃないですか、と申し上げたいわけでありますが、私が申し上
げられるのは、小沢代行、今日まで、代表は辞めましたけれども、選挙というものに対して大
変精通しておることは間違いありません。そして、今まさに戦っている最中でもあるわけであり
ます。小沢代行の力で今日まで民主党がある意味での団結力を高めてきたことも間違いあり
ません。従って、この団結力を維持するために、小沢代行には、これからも枢要なポジションの
中でがんばってもらいたいと、そのように思っております」

�--40日間も解散から選挙まであるが、われわれ判断する方は候補者も政策も分かってくる。
戦後最長の40日の選挙戦について、麻生首相と鳩山代表以外に簡単に感想を聞きたい

�太田昭宏公明党代表「私は大変良い長期の選挙戦になったというふうに思っています。それ
はいわゆるスローガン政治とかいうものではなくて、このときに、政権選択、その中身、政策の
中身を問いかけるということがじっくり国民の皆様にお話を聞いていただけるという時間が得ら
れたと。そして現実に、そのように私はなっているというふうに思います。財源のことをはじめと
して、私は極めて重要な選挙だと思っておりますので、その期間があったということは、大変こ
れからさらにまたその機会があるということで、良いと思います」

�志位和夫共産党委員長「今、街頭で訴えておりましても、マニフェストはないんですかという
ことを、たくさんの方が聞いてこられます。ですから、ある意味、有権者の皆さんが各党の主張
について、よくお考えになって、じっくり選んでいる最中だと思います。40日間というのはやはり
大事な期間ですので、私はぜひですね、こういう討論の場をですね、もう1回作ってもらえない
かと。ぜひですね、繰り返し、複数、こういう討論会をぜひやってほしいということを日本記者ク
ラブにお願いしたいと思います」

�福島瑞穂社民党党首「幕末が終わって明治維新が始まるぐらい、政治体制が変わる選挙だ
と思います。明治維新の始まるときは、幕末の志士が主人公でしたが、今度の主人公は間違
いなく国民のみなさんです。だとすれば、40日間あるということは本当に良いことだと思ってい
ます。社民党にとっても主張ができると。ただ、政権を変えることは必要だけれども、決して二
大政党だけでないと。二大政党制ではなく、社民党が新しい政治で重要な役割を果たすこと
が、政治をもっと良くするということをPRしていきたいと思っております」

�綿貫民輔国民新党代表「私、40年やってますけども、こんなの初めてですからね。私はだい
たい(憲法の)7条解散というのはおかしいんじゃないかと疑問を持っておりますから。首相が、

http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171643026-c.htm
おれがやるんだ、おれがやるんだと」

�--もうこりごりということか

�綿貫代表「まあ、本当は天皇親政の時の影響ですから。今、主権在民ですからね。国会とい
うもの重視してもらわなければダメですね」

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http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090817/elc0908171643026-c.htm

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