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スイス政府「民間防衛」に学ぶ - われわれは威嚇される / 小鳥を捕らえる罠 -

このサイトでは「民間防衛」からの引用部分は枠内部分に記述し、その前後に解説と私見を加えてま
す。 枠内は背景色で「黒:敵の策略」「白:敵の策略からの回避方法」と区別しています。

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 上は敵国のメディアによる報道です。これは本当に宇宙船ができたわけではなく、ただのハッタリ
です。下では科学技術の進歩は喜ばしいこととしても、それの真偽を見分けることが必要と書いてあ
ります。特に全体主義、共産主義国家は「国ぐるみでのハッタリはよくあること」ということを理解
しなければなりません。
 そういえば、最近も「中国が有人宇宙飛行に成功」なんて中国自身が報道してましたが、あれは本
当なのでしょうか?かなり疑わしいと思います。

スイスの敵国が、スイスを攻撃する方法や策略 /  「民間防衛」より引用 P242

われわれは威嚇される

宇宙における新しい勝利
 X国によって発射された新宇宙船は永久に飛び続けることができる。ロケットによって補給
を受けるので、ほとんど無限の飛行継続を保証されている。これによって、宇宙飛行士が長期
の宇宙旅行を行うことのできる日が近づいたのである。宇宙船の建造者ポメール教授は、記者
会見で、彼の作った機会は技術進歩の上で人類を前進させるから、平和のために大きく役立つ
だろうと説明した。また、教授は、やがて労働者階級が宇宙で休暇を過ごすことができるよう
になるだろうと述べた。

 このようなニュースは、平和的な人々の気持ちを乱すものだ。このような力の誇示は、小国
を不安にさせる。小国はどうして超大国から自分を守れるだろうか。

敵国の攻撃に対する、スイスの回避策 /  「民間防衛」より引用 P243

小鳥を捕らえる罠

http://nokan2000.nobody.jp/switz/page09.html
 よく考えてみよう。あらゆる進歩は、それが何によるものであっても、自然に対する人類の
勝利をしるすものである。
 科学的発見は、それを成し遂げた名誉を持つ国だけにかかわることではない。われわれはみ
な人類に属するのであり、発見は、われわれ全部に関係することなのである。
 知識の上でわれわれを前進させることに貢献した人々に、拍手を送ろう。
 しかし、また、本物と偽物を見分けることを学ぼう。大国が科学的研究のために、信じられ
ないほどの巨費を投じているのは、平和に役立たせようという意図によるものではないことは
確かだ。それは、軍事的防衛の領域で他国に置き去りにされまいとする意図によるのである。
 全体主義国の労働者階級はやがて宇宙で休暇をすごすことができるなどと言われても、だま
されないようにしよう。
 今日、その労働者階級に与えられている生活条件の実態をよく見、そして、われわれの、こ
の大地の上でのくつろぎと自由の幾日かを、彼らも持てるようになることを祈ろう。
 理論は、それが生み出す結果に基づいて判断しよう。
 小鳥を捕らえるワナに、われわれは、おびき寄せられないようにしよう。

まあ、北朝鮮自身が「北朝鮮の労働者は豊かな生活」と言っても、日本人はもう信じないですけれど
ね。でもちょっと前までは、日本のマスコミは北朝鮮の実情をひた隠しにしてました。怖いですね。

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■引用書籍

民間防衛 新装版̶あらゆる危険から身をまもる
スイス政府 (編さん), 原書房編集部 (翻訳)

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■リンク
「加治隆介の議」に学ぶ

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http://nokan2000.nobody.jp/switz/page09.html

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