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15. スイス政府「民間防衛」に学ぶ - 混乱のメモ - 健全な労働者階級はだまされない
15. スイス政府「民間防衛」に学ぶ - 混乱のメモ - 健全な労働者階級はだまされない
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このサイトでは「民間防衛」からの引用部分は枠内部分に記述し、その前後に解説と私見を加えてま
す。 枠内は背景色で「黒:敵の策略」「白:敵の策略からの回避方法」と区別しています。
また、引用文中の「社会進歩党」はスイスの敵国勢力が、スイス国内に作った破壊組織(政党)の名
称です
労働者の味方として、甘い言葉をかけてくる政党は存在します。旧社会党やその残党が多数混じっ
ている民主党、はたまた共産党です。労働条件が悪いのはすべて現在の自民党や官僚のせいであり、
民主党がそれを改善するというスローガンにより、その労働組合にはいりこみ、組織票を獲得しよう
としています。実際に労働者の給料を支払うのは企業なので、企業の経営が傾いては労働者に給料は
支払えません。むやみやたらにデモやストライキばかり行うことは得策ではないようです。
上は敵国の勢力下の「社会進歩党」の策略に労働者がのせられ、経済が破綻していく様子、下はそ
れを巧みに避けられた様子を書いています。
※与党の汚職はもちろん悪いことで弁解の余地はありませんが、敵国の策略どおりに踊らされないよ
う注意しなければなりません。
混乱のメモ
1月15日 金属工業部門でストライキ。
2月16日 繊維産業で激しいデモ。
2月18日 繊維産業部門でストライキ。
5月20日 社会進歩党は、労働とパンのための闘争において、労働者を支援することを約束。
同党指導者と外国の外交官との間の接触が確認された。
6月4日 金属工業部門の労働者代表は、特別集会において組合幹部の対人を決定。組合は社
会進歩党の指導を受けることになろう。
http://nokan2000.nobody.jp/switz/page14.html
6月10日 金属労働者によるストライキ宣言。
8月15日 わが国から立ち去る義務のある外国人労働者が出発を拒否。工場を占拠。警察が介
入したが事態の解決に成功せず。
9月20日 公共輸送機関ストライキ。秩序回復のため、連邦内閣は軍隊を動員。鉄道労働者の
若干は動員命令を拒否。
11月20日 食料品の価格急騰。
健全な労働者階級はだまされない
スイスの各労働者組合の代表者が集会を開いて、と駆除起こった経済の悪化にどう対応する
べきかを検討した。
各代表は、この際ストライキを起こすことは、事態の改善にならないばかりでなく、かえっ
て、ますます事態を悪化させるだろうという点で、意見が一致した。
というのは、現在起きている事態は、わが国の資本家のあやまちによって起こったものでは
なく、それは、ひとえに、ある外国勢力がわれわれをその支配下に置こうとしているからであ
る。工場に座り込みや、ゼネストを行うことは、事態の解決策になるどころか、その悪化をも
たらす以外の何ものでもない、というのである。
今日、雇い主および労働者にとって重要なことは、双方の間の話し合いによって問題の解決
をはかることができるし、また、そうあるべきだということである。
このような事態に直面して、すべての者は、自己犠牲を惜しむことなく、スイス国家の団結
維持に努めるべきである。
ところが、一方では、社会進歩党のリーダーたちは、あらゆる手段をもって労働者の団体や
組織に浸透をはかり、労働者の不満をあおって、いろいろな要求をさせ、混乱を起こそうとし
ている。
われらにスイスの労働者は、外国勢力の指揮の下に行われるこのような策謀に、決して乗ぜ
られてはならない。
「あらゆる手段をもって労働者の団体や組織に浸透をはかり、労働者の不満をあおって、いろいろな
要求をさせ、混乱を起こそうとしている」
これ日本でもありますね。怖いです。労働者のみなさん、騙されないでください。
■引用書籍
http://nokan2000.nobody.jp/switz/page14.html
民間防衛 新装版̶あらゆる危険から身をまもる
スイス政府 (編さん), 原書房編集部 (翻訳)
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■リンク
「加治隆介の議」に学ぶ
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http://nokan2000.nobody.jp/switz/page14.html