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尖閣、ガス田周辺に中国調査船続々 10隻以上が示威活動か - MSN産経ニュース 10-09-27 4:56 PM

尖閣、ガス田周辺に中国調査船続々 10隻以上が示威
活動か
2010.9.28 00:59

 尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で、中国人船長が釈放された25日以降、中国の
海洋調査船が、尖閣諸島や東シナ海のガス田開発地域周辺に集結していることが27
日、分かった。政府関係者によると、調査船は計10隻以上にのぼっている。海洋権益
確保に向けた示威活動とみられる。日本の排他的経済水域(EEZ)内への侵入が懸念
されることから、海上自衛隊の哨戒機などが警戒活動を強化している。

 政府高官によると、中国の海洋調査船は26日ごろから東シナ海に集結しているとい
う。今のところ日本のEEZ内には侵入していないものの、この高官は「これだけの数の
調査船を同時に出してきたのは前代未聞だ」と指摘した。

 ガス田周辺では約10隻の海洋調査船が確認された。海洋調査船は、掘削用のドリルの
ような機材を運び込んだことが確認された「白樺(しらかば)」(中国名・春暁)を含
め、東シナ海にある4つのガス田すべての近くを航行しているという。

 尖閣諸島周辺にも数隻の海洋調査船が接近したことも判明した。うち1隻は中国国家
海洋局に所属する「海監51号」とみられる。

 中国側は今回の衝突事件をきっかけに、東シナ海での海洋権益の既成事実化を狙って
いるとみられる。周辺国が領有権を主張しあっている南沙諸島(英語名・スプラト
リー)を含む南シナ海での活動と同様、「漁船→海洋調査船→軍艦」と徐々に圧力をエ
スカレートさせる可能性もある。

 一方、仙谷由人官房長官は27日午後の記者会見で、尖閣諸島周辺の接続水域(領海の
外側約22キロ)内で24日夕以降、中国の漁業監視船「漁政201」と「漁政203」の2
隻が活動しているとして、外交ルートを通じて中国側に抗議していることを明らかにし
た。

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