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Howtouseav
Howtouseav
経済学部向け講習会
00.4.14, 4.21
空間情報科学研究センター
高橋昭子
対応可能バージョン Ver3. 1
1
ArcView とは?
• GIS 用のソフトウエアの 1 つ
• 他にも MapInfo や SIS といったソフトウエ
アが市販されている
2
GIS とは
• 空間的な現象を把握するためのツール
– 背景学問として、地図学や測量学、統計学が
ある。コンピュータ技術、情報処理技術により
これらの学問が統合され、インタフェースが提
供されている
3
GIS の構成(例)
農学 経済学
専門分野
からみた GIS
自然保護 都市工学
施設管理
Spatial Thinking
情報処理学 GIS 統計学
コンピュータ技術
GIS の基礎学問 測量学 地図学
からみた GIS 4
ArcView で何をするか?
もっとも基本的な作業として
• 位置に関する情報を地図化する
• 条件に見合う情報、位置を探す
5
今回の演習内容
• Excel や Lotus 等の表計算ソフトで作成さ
れた市町村別決算データを地図化する
• 首都圏を対象に、鉄道路線毎の地価傾向
を把握するためにデータ処理(空間解析)
を行う
6
データの地図化
1. 白地図を読み込む
– 白地図に元からあるデータで塗り分け
2. 白地図にデータを追加
– 追加したデータで塗り分け
3. 地図からデータを参照する
4. データから位置を参照する
7
データの地図化イメージ
白地図に元からセットされているデータを使って塗り分け
地図と表で 1 セット
都道府県名のデータにより
塗り分ける
8
データの地図化イメージ(2)
白地図にデータを追加して塗り分け 表を結合
地図と表で 1 セット
結合した表のデータにより
塗り分ける
9
白地図を読み込む
1. ArcView を起動する
スタートボタン>プログラム> ESRI > ArcView GIS Version 3.1 > ArcView GIS Version 3.1
またはこのアイコンをダブルクリック
こんなウインドウが開く
このウインドウのことを
「プロジェクト・ウインドウ」という
10
白地図を読み込む(2)
2.地図表示用ウインドウを開く
ここをダブルクリックすると
こんなウインドウが開く
このウインドウのことを
「ビュー」という
11
白地図を読み込む(3)
3.白地図を読み込む
① 「ビュー/テーマを追加」を選択
あるいは をクリック
一枚の白地図のことを
「テーマ」という
12
白地図を読み込む(4)
② 「テーマを追加」ウインドウで、読み込みたいファイル名を指定
③OK をクリック
読込み可能なファイルが ダブルクリックすると
リストされる ディレクトリを移動
japan_dis_join.shp を指定
13
白地図を読み込む(5)
④ 読込み完了!ここをクリックすると、地図が表示される
ArcView で通常利用する白地図データのことを
「シェープファイル」という 14
テーマの情報を表示する
① テーマ名が凸とした状態であることを確認
テーマ名が凸とした状態のことを
「テーマがアクティブである」という
もしアクティブでなければ、テーマ名を
クリックするとアクティブになる
② 「テーマ・テーブルを開く」ボタンをクリック
あるいは「テーマ/属性テーブルを開く」を選択 15
テーマの情報を表示する(2)
③ 表示完了!
テーマの情報を示す表のことを「属性テーブル」という
ただの表の場合は「テーブル」という
列のことを「フィールド」という
行のことを「レコード」という
16
テーマと属性テーブルの関係
1 つ 1 つの図形に対応した情報が書込まれている
テーブルにある情報を元に、地図を塗り分けることができる
このウインドウを
「凡例エディタ」という
18
テーマの塗り分け表示(2)
② 凡例タイプの横のポップアップリストの▼をクリックして
「個別値分類」を選択
Pref が見つからない時は
スクロールバーを利用 19
テーマの塗り分け表示(3)
④ 「適用」ボタンをクリック
⑤ 塗り分け完了!
20
ビューの表示制御
選択範囲で表示
拡大表示
拡大
縮小
画面の移動
21
東京 23 区を拡大
① 拡大ツールをクリック
② ビュー上でおおよその関東地方の範囲をドラッグ
③ 関東地方に拡大完了!
④② を繰り返して 23 区がビューの中に表示されるようにする
22
テーマにラベルをつける
① ラベルツールを押したままにする
ツールがポップアップする
② 押したまま までマウスを移動して
マウスから指を放す
吹き出しラベルがツールとして設定される
23
テーマにラベルをつける(2)
③ ラベルをつけたい区の上にマウスを置いて
そこからラベルをつける位置までドラッグ
ここまでドラッグ
④ 手を放すと、ラベル付け完了!
マウスを置いて
24
テーマにデータを結合する
市区町村別決算に関するデータをテーマと結合する
元のデータは産業構造、歳入出等に関するデータも
含まれている。今回は演習用に市区町村コード、歳入出に
関するデータだけとなるよう加工した。
結合とは…
2 つのテーブル間で指定したフィールドのデータ値が同じレコードを
くっつけて、 2 つのテーブルがくっついたように見せる処理
25
テーブルの追加
① プロジェクトウインドウで ② 「追加」ボタンをクリック
テーブルアイコンをクリック
26
テーブルの追加(2)
③ 追加するテーブルを選択して「 OK 」ボタンをクリック
④ テーブルの追加完了! 27
テーブルの結合
① 市町村別歳入出 .dbf の
「地域コード」と書かれた部分をクリック
28
テーブルの結合(2)
④ 結合完了!
次に結合したデータを利用して地図の塗り分けを行う
29
結合したデータで塗り分け
① ここらへんをダブルクリック
② 凡例タイプにグラデーション
分類フィールドに「歳出総額」を選択
③ 「適用」を
クリック
30
結合したデータで塗り分け(2)
④ 塗り分け表示完了! ⑤ 日本全体を表示してみる
31
一人あたりの歳出額を表示
① 凡例エディタで、正規化に使用する値として
「 Pop_h10 」を指定、「適用」をクリック
② 表示完了!
32
配色を変える
カラー・ランプを変更する
ここをクリックすると配色が上下逆転する
33
きれいに表示
① ここをクリック
すべて選択された
②Shift キーを押しながらここをクリック 状態になる
34
きれいに表示(2)
④ 塗りつぶしパレットの
アウトラインから「なし」を選択 ⑥ アウトラインがないので
色がわかりやすい
⑤ 凡例エディタの「適用」をクリック
35
条件を指定して検索
① 検索ボタンをクリック
ビューがアクティブの場合
テーブルがアクティブの場合
36
条件を指定して検索(2)
② 「 1 人あたり」をダブルクリック
クリックすると [1 人あたり ] と
表示される
>が追加される
37
条件を指定して検索(3)
⑤ 条件指定終了!「新規セット」をクリック
⑥ ビューとテーブル上で条件に
あう市町村が黄色く表示される
これをクリックすると選択された
レコードがテーブルの上のほうに
表示される
38
空間解析
• 公示地価ポイントに最寄り駅のデータを
結合する
• 鉄道沿線毎の地価の平均、合計を計算
する
• 2.の結果を、鉄道沿線の白地図に追加
し、沿線毎の平均地価を地図化する
39
テーマの読込み
0 . ArcView を起動
1. 公示 _point.shp と eki.shp を読み込む
① ダブルクリックしてビューを開いて
Shift キーを押しながら、ファイル名をクリックすると
複数ファイル選択できる
40
各公示ポイントから
一番近い駅を検索
1.駅と公示ポイントの属性テーブルを開く
①Shift キーを押しながら、 2 つのテーマをクリックして
2 つともアクティブな状態にする
② 「属性テーブルを開く」ボタンをクリックする
③ 属性テーブルが開いた!
41
各公示ポイントから
一番近い駅を検索(2)
2.各テーブルの「 Shape 」フィールドをクリック
ここが青ければアクティブ
3.公示ポイントの属性テーブルがアクティブな状態で
結合ボタンをクリック
42
各公示ポイントから
一番近い駅を検索(3)
4.結合完了!
公示 _point の属性テーブルを
横にスクロールすると最後に
最も近い駅名と鉄道名が追加されている
43
鉄道毎に地価を集計
1.「鉄道名」フィールドをクリック
このあたりをクリック
2.集計ボタンを押す
3.出力ファイル名を指定
44
鉄道毎に地価を集計(2)
4.値を集計したいフィールドの選択や、集計方法、
出力するテーブル名を指定 ⑤OK をクリック
① フィールド名を
指定
② 集計方法を指定
③ 追加ボタンをクリック
④ 集計方法_フィールド名が
表示される
45
鉄道毎に地価を集計(3)
ここでは「地価 _m2_ 」の平均と合計を計算する
この状態になったら OK をクリック
46
鉄道毎に地価を集計(4)
5.集計完了!
各地価ポイントに最も近い駅の鉄道名で
集計した、平均地価と地価の合計が計算された!
47
集計テーブルと鉄道テーマを結合
1.鉄道テーマを読み込み
① ビューをアクティブにする
アクティブでない場合は、ここをクリックすると
アクティブになる
48
集計テーブルと鉄道テーマを結合(2)
2.鉄道テーマの属性テーブルに、集計テーブルを結合
①rail.shp をアクティブにする。
アクティブでない場合はここをクリックすると
アクティブになる
② 「属性テーブルを開く」ボタンをクリック
③ 鉄道テーマの属性テーブルが開いた!
属性テーブルと書いてあることを確認!
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集計テーブルと鉄道テーマを結合(3)
⑤ 先ほど集計したテーブルの「鉄道名」をクリック
50
集計テーブルと鉄道テーマを結合
(4)
⑦ 結合完了! 平均地価と合計地価が結合されている
51
平均地価で鉄道テーマを表示
1.ビューをアクティブにする
2.ここをダブルクリック
3.凡例エディタで
凡例タイプ:可変シンボル
分類フィールド: Ave_ 地価 _m2
を指定。
指定したら、適用をクリック
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平均地価で鉄道テーマを表示(2)
4.ここをクリックして鉄道テーマを表示
沿線の平均地価が高いほど太く表示されている
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地価と道路の関係は?
国道・県道のデータ( Mainroad.shp )と公示地価の
データでも同様の処理を行い、どの路線の平均地価が
高いのか地図化せよ。
手順
1. Mainroad.shp と公示 _point.shp を空間結合し、
各公示 _Point に最も近い路線名を検索する
2.最も近い道路が結合された公示 _point のデータから
道路名毎の平均地価と合計地価を集計する
3.集計表を Mainroad.shp に結合し、平均地価で
グラデーション表示する
ヒント: Mainroad.shp と公示 _point.shp の Shape フィールドを
アクティブにして結合すると、各公示ポイントに最近隣の道路を
結合することができる
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