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子どもたちを守るために、できること

ノルウェー、ドイツ、オーストラリア、イギリス、台湾の多くの国の気象庁が、
日本の放射線物質拡散予想を出していることを、ご存じでしょうか?

遠く札幌でも、風と雨の状況によって、一時的に空気中の放射線量が上がっていることを、ご存じでしょうか?

年間被曝許容量を 1mSv(ミリシーベルト)から 20mSv に引き上げる事が検討されているとのことですが、


白血病の労災認定基準が、年間 5 mSv× 年数なことを、ご存じでしょうか?

東京で「空間の放射線」は 0.1μSv ぐらいなのに、地面は2∼6μSv が計測されていることを、ご存じでしょうか?

野菜が暫定基準値を超えた際、洗えば下がると報じられましたが、
厚生労働省の通達により、洗ってから測っていた事をご存じでしょうか?

レベル 7 に引き上げになり、チェルノブイリの 1/10 だという報道も有りましたが、


13 日の東電の会見では、チェルノブイリと同等になる可能性があるとコメントされていることを、
ご存じですか?

あげれば、キリがないほどの色々ありますが、自ら考え判断しないと、
子どもたち、若者、自分の身を守ることが難しくなってきました。
今、ネットを見ている人と、見ていない人で、手にする情報の量が違ってしまっています。

どうか情報の入手につとめて下さい。
ネットの情報を閲覧出来る方は、どうか見て下さい。
パソコンや携帯から、情報を得られない方は、得られる人に協力を頼んでください。
ネットの得られる人は、ネットを見ていない周りの方に、話をしてください。
お子さんが通う教育機関に、情報を提供し、考えてもらって下さい。
計測をし値によって必要な対応をして下さるところも、出ています。
1 人 1 人が出来ること、まだいっぱいあると思います。

ご参考になりそうな情報をご紹介します。人により判断が異なるのは当然と思います。どうぞご自分の目で見て、ご検討ください。

ぜひ毎日チェックして頂きたい情報(1)

ノルウェー気象庁 (4 月 3 日に出た 7 日の予想) ドイツ気象庁 (4 月 4 日に出た 5∼6 日の予想)

この時は、6 日の時点の予報で風向きが西風に変わり、日本の陸地をおおう放射線物質が、この状態よりは少なくなったことが
発表になりました。
ぜひ毎日チェックして頂きたい情報(2)

各地のモニタリングポストの値 http://atmc.jp/

文科省が公表している、全国のモニタリングポストの値が、グラフ化されています。
他に、世界の色々な国々から出ている拡散予測、全国の食品の放射線物質一覧なども表示されます。

モニタリングポストの値は、個人的には、民間のものと、公のものの両方をチェックすることをお勧めします。
「県市町村名」と「モニタリングポスト」または「放射能値」といったキーワードで検索すると
お近くの計測ポイントを探せます。ちなみに札幌市には、http://geiger.maido3.com/mobile/ があります。

武田邦彦教授 (中部大学)のブログ http://takedanet.com/

『安全な原子力推進派』を自認され、原子力安全委員、旭化成 ウラン濃縮研究所長を勤められたことのある方
福島原発事故が発生して以来、ブログで日々、状況の変化に応じた情報を提供し続けて下さっています。
詳しくはホームページをお読み頂きたいのですが、主な主張は下記のとおりです。

・『1 年間に 1 ミリシーベルト』 が事故前に専門家達が協議を重ね決めた、安全と言える被曝量です。


・法律で 1 時間あたりの放射線量が、0.6 ミリシーベルト以上の場所は、管理区域にすると決まっている。
 管理区域とは、みだりに人を立ち入らせては行けない区域、もちろん児童や生徒をみだりに入れては
 いけない。
・人は、空気を吸い、水を飲み、食物を食べ、内部に放射線物質を取り込んで生活するので
 各地の放射線量を 4 倍し、×24 時間 ×365 日した値が、年間 1 ミリシーベルト以下が安全。
 (汚染が低い地域は放射線量 ×2×24×365 で、汚染されていない地域は ×24×365 で)
・室内の放射線量は、室外の 50 % ∼70 %。1/10 にはならない。
 雨の時は放射線量が増え、雨の後は屋外の放射線量が少なくなるので、時として室内の方が放射線量が
 高くなる場合もある。壁や床の拭き掃除をすることは、ある程度、有効。
・放射線物質は、インフルエンザウィルスと同じくらいの大きさなので、インフルエンザ対応マスクを
 することで肺にとりこむことを、あるていど防ぐ事ができる。
・食べ物の産地を選ぶべき、海産物の放射能汚染は徐々に濃縮され、4ヶ月後から大型の魚に放射性物質
 が取り込まれる。ヨウ素が初期、セシウムも早くて肉に蓄積するが、ストロンチウムやプルトニウムは
 骨にたまるので、小魚のように「骨ごと食べる」ものはやめておいた方がよい。北海道、四国沖、九州、
 日本海の魚はまだ大丈夫.危険な地域の測定値が示されないものは、食べない自衛が必要。
・爆発はしないと述べられています。万が一、爆発しても、関東、東海など、逃げる時間はあると。

加工されない情報を得るために

岩上安身氏オフィシャルサイト http://iwakamiyasumi.com/

東京電力の会見を、Ustream で中継し続けています。
『原発震災』という画像をクリックして頂くと、東京電力、原子力安全院・保安院の会見動画、原子力情報資料室の
過去の会見の動画が見られます。
京大の小出教授へのインタビュー動画も掲載されています。

厳しい現状分析

小出裕章 (京都大学 原子炉実験所 助教) 発言の非公式まとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/

現状分析をして下さっています。武田先生より、現状を厳しく見ておられると思います。最悪の事態になれば、
チェルノブイリと同等または、それ以上になり本州の 6 割を失うことになると、警告していらっしゃいます。
厳しい見方だと思っていましたが、Lever7 となり、現実が追いつきつつあるように思います。
その他

■安全と発言されていた東大の先生達が 4 月 11 日に出された 6 日までの事故分析です。


http://sites.google.com/site/nuclear20110311/
(以下、文中より)
水素爆発が引き起こされる可能性は否定できません。水素爆発が起これば、格納容器の封じ込め機能が失われること
となり、ガスのみならず固体粒子状の放射性物質が大量に放出されることも予想されます。
。格納容器の閉じ込め性能を確保し破断等がおきないよう、圧力を低下させるためのベント作業は、圧力抑制室を
介さない「ドライベント」によらざるを得ないことも考えられます。東京電力は、これまでの圧力抑制室の水を介
した「ウェットベント」作業より100倍程度多い放射性物質の放出となることもあるとしています。

■ドイツ放射線防護協会から:
チェルノブイリの経験に基づき、野菜、飲料等についての提言
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post.html
(以下、文中より引用)
評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kg あたり 4 ベクレル〔以下 Bq:訳者注〕
以上のセシウム 137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり 8Bq 以上のセシウム
137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される。

■緊急報告「福島原発で何が起きているのか」
http://www.ustream.tv/recorded/13509353
広瀬隆/広河隆一
「福島原発で何が起こっているか?−現地報告と『原発震災』の真実」
日時:2011 年 3 月 23 日 ( 水 )19:00∼21:00(18:30 開場)

■ IAEA 和訳
http://iaea-japanese.webspace.ne.jp/bbs/

■ 原子力情報資料室 (CINIC)
http://www.cnic.jp/

元原子力プラント設計技師の後藤政志氏による、現状分析の動画が公開されています。
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news

以上、素人の勝手な分類と選択ですが、とにかく色々見て頂くことが、身を守るために必要だと考えています。
誰を信じるか、どれを信じるか、決めるために、よろしければご覧下さい。

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