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ツバメ      金井
裕         
日本野鳥の会へ、今続々と「ツバメが巣に帰って来まし
た.」という情報が寄せられている。
だれでもが知っている野鳥と言えば、スズメとカラスの次
に来るのがこのツバメであろう。特にスズメとツバメは,
人の住んでいない所にはいないと言うぐらい、人間とのか
かわりが大きい鳥である。
どうしてこのような習性を持つようになったのか、よくわ
かっていないのだが、巣の安全性と関係があると言われて
いる。普通の鳥は、人間を外敵とみなして近寄らないよう
にしている。ところが、この 2 種は人間を、巣を襲うイタ
チや蛇などの外敵を防ぐものとして利用していると言うの
である。人家周辺は、確かに人以外は簡単には近づけない
ので、もっともな説である。
しかし、この 2 種、人との付き合い方という点では、大き
な違いがある。
スズメは、人をかなりの危険な動物とみなしているようで
、エザ台に最初に来るくせに、人の動きにつねに気を配り
、いち早く逃げる。巣ももちろん人の手の届かない場所に
 ツバメは、人のことを信頼しきっているようなところがある。手の
届く軒下に巣を掛けるし、場合によっては、家の中に巣があること
さえある。朝、戸を開けると活動を開始し、ツバメが戻ったあとで
戸締りをする。こうなると家族の一員と言ってもよい。
 ツバメは、また、にぎやかな所を好む。家なら人が出入りをする玄
関に、町の中全体を見回すと、商店街の表通りに面した所に巣があ
ることが多い。人の目があるほど安全ということなのだろう。
 これほど人との結び付きの強いツバメでも,大都会となると、話は
ちょっと違ってくる。コンクリートジャングルでは、巣を作ろうに
も材料の土がない。どうにかビルや道路の工事現場で調達したとし
ても、補強材となる枯れ草が見つからない。やむを得ず、土だけで
作った巣は、卵やヒナの重みに耐えきれないでよく落ちる。
 都会では、食べ物や水を探すのもたいへんである。ツバメはチョウ
やトンボなどの空中を飛んでいる虫を食べるのだが、緑の乏しい所
では、育ち盛りのヒナにじゅうぶんな量を集めることはできない。
公園には、食べ物を求めてこんなツバメがたくさん集まって来てい
る。
 人との結び付きの最も強い鳥が住みにくい所は、人間にとってはど
うなのか。あなたの町のツバメは、どんな生活をしているかに目を
向けることから見えてくるかもしれない。食べているもの、食べ物
を探している場所、水はどこで調達しているか。こんなところから
ツバメの目からあなたの町がどのように見えるかわかるであろう。
 山田:もうすっかり春だね。おや、ツバメが飛んでる。
 佐藤:ほんと。もうツバメが帰ってくる季節なのね。
 山田:ツバメの姿を見ると,本当に「暖かくなったんだ
なあ.」って感じるなあ。
 佐藤:そうね。そう言えば、わたしが子供のころは、家
の軒下にツバメの巣があったわ。
 山田:へえ、そう。ツバメって、毎年同じ巣に戻って来
るんだろう。
 佐藤:そうなの。だから、まるで家族みたいに思ってた
のよ。でも、最近はツバメの巣をあまり見かけないわね。
やっぱり都会は住みにくいのかしら。
 山田:都会はどんどん緑が少なくなっているから、もっ
と緑の多いいなかの方へ、ツバメが引っ越して行くのか
もしれないね。
 佐藤:なんだか寂しいわ。都会にもっと緑を増やして、
いろいろな鳥や動物たちが住めるようになったらいいの
に。
 山田:でも、都会にもまだまだ緑が残っているよ。そう
だ。佐藤さん、散歩のついでにバードウォッチングをし

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