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戦時中の物価

戦時中の貨幣は200円札(文様)、100円札(聖徳太子)、20円札(藤原鎌足)、10円札(和気
清麿)、5円札(菅原道真)、1円札(竹内宿禰)、50銭札(富士山と桜)、10銭札(八紘一宇)、
5銭札(楠正成)と10銭ニッケル貨、10銭アルミ銅貨、5銭ニッケル貨、1銭銅貨がありま
した。

アンパンが5銭、ジャムパンが10銭、幕の内弁当が40銭、豆腐が10銭、そばが16銭、
カレーライスが30銭、天丼が50銭、うな重が60銭でした。カレーライス、天丼、うな
重は贅沢品として、昭和16年から売る事を禁止されました。

たばこのゴールデンバットは昭和18年には15銭でしたが、昭和20年には35銭に値上が
りしています。名前も英語はいかんと言うので、金鵄(きんし)と改称されました。

日本酒は一級酒が一升ビンで12円、二級酒が8円、三級酒が5円でした。5円といえば、
アンパン100個分です。お酒は随分と高かったようです。ビールは大瓶が1円30銭でし
た。

汽車賃が上野から青森まで7円25銭、新橋から大阪まで5円95銭、門司から熊本まで2
円65銭でした。

自転車が90円、レコードSP盤が3円23銭、朝日新聞の月極めが1円30銭、映画館の入
場料が80銭、床屋も80銭、タクシー2kmも80銭でした。

雑誌の「中央公論」が71銭、「広辞苑」が3円90銭、時刻表が55銭、はがきが3銭で、
封筒が7銭でした。

給料はどの位だったかというと、巡査の初任給が45円、大工の一日の手間賃が3円90銭
でした。

軍人の給料は上等兵で月給10円50銭、一等兵が9円、二等兵は6円50銭∼9円。下士官
になると曹長が32円∼75円、軍曹が23円∼30円、伍長が20円、兵長が13円50銭で
す。士官になると年俸制度になって、大佐が4,000円前後、中佐が3,000円前後、少佐
が2,000円前後、大尉が1,500円前後、中尉が1,000円前後、少尉が850円になります。
その上の少将が5,000円、中将が5,800円、大将になると年俸は6,600円です。そして、
戦地に行くと給料も割り増しされます。
http://suwiun-an.seesaa.net/article/23101799.html

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