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(内容理解(版) )

@ 問題1 次の文章凱で、 後の問いに対する答えとして最もよいものを、 1

ヒトが他の動物と最も異なっている点として、 火が使えるということが挙げられ

る。火によって、ヒトは他の動物から身を守り、夜間に活動することも可能になった。

人類が火を手に入れたのは、 約100万年前のことだと推定されている。 火の利用

でその後の人類の進化に大きな影響を与えたのは、 料理ができるようになったこと

であろう。 当時、 ヒトが食べられる食材の種類は非常に少なかったが、 生で食べら

れないものを煮たり焼いたりすることで、 次第にそれは増えていった。

①料理して食べることは、 ヒトの身体に変化をもたらした。 例えば、 ゴリラは主

に植物を食べているが、 十分な栄養を取るためには一日に大量の植物を食べなけれ

ばならない。 生の植物は固いので、 それをかむためにはほおの筋肉を強くする必要


おお ずがいニつ

があった。 その影響で、 脳を覆う頭蓋骨(※1)はあまり大きくならなかった。 一方、

ヒトは、 調理されて柔らかくなった食物を食べるようになり、 歯ゃあごは小さく、


ずがいニつ
食べ物をかむための筋肉は弱くなっていった。 その反面、 頭蓋骨は大きくなり、 の
きかん

どの発声器官も発達したと考えられている。 このように、 人類は身体を発達させ、

思考や言語を手に入れることができたのだ。

ずがいこっ
(※1)頭蓋骨:頭の骨

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内 容 理 解 (短 文 )
仁E 筆者は、 火を使うことによって人類は何ができるようになったと言っているか。

魚や動物を捕りやすくすること
2 栄養のある野菜を育てること

3 食べられるものを増やすこと

4 使 いやすい道具を作ること

仁互コ ①料理して食べることは、 ヒトの身体に変化をもたらしたとして、 筆者が挙げてい


ることはイ可か。

統 合 理解
固い物を食べない分、 骨が弱くなくなった。
2 あごが大きくなって、 声が出せるようになった。

3 他の動物よりも脳が発達した。
4 栄養がとりやすくなり、 体が大きくなった。

主 張 理 解 (長 文 )
情報検 索

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