You are on page 1of 1

世界を旅しながら美しい風景を発信する河北秀也氏にとってデザインは社会とかかわるためのツール。何かを売るためではなく、「使う」た

めの工夫。それがやがては日本を美しくしていく。氏の哲学に迫った。

デザイン教育への憤り実践で全てを学んだ学生時代

高校は九州の久留米大学附設高校に通っていたのですが、文理の選択をする時にジャーナリスト、レー
サー、デザイナーのどれかになりたいと思ったんです。これらの共通点は、コミュニケーションにかかわっている
ということです。ジャーナリストは社会の出来事を発見してそれを伝えるための仕事です。レーサーも道端にあ
る小石一つ見逃さずにその間を縫って走っていきます。僅かな事象であっても注意深く観察するという点では

You might also like