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身で大阪桐蔭高校選手の根尾昴(ねおあきら)君を応援しようと私設応援団を乗せたバ
スが阪神甲子園球場を目指し早朝出発した。(飛騨経済新聞)
103 年ぶりとなる決勝戦進出に地元が沸き、東北勢初の優勝に期待がかかる秋田県代
表の金足農業(秋田)と、史上初となる春夏連覇の偉業に王手をかけた北大阪代表の大
阪桐蔭。
どちらが勝っても高校野球史に大きな名を刻む大一番を間近で応援しようとこの日、
4 時に集まった飛騨の地元有志でつくる根尾君応援団 159 人が 4 台のバスに乗り合わせ、
一路甲子園を目指した。
根尾君の中学時代をよく知る同級生らの話によると、地元少年野球の強豪チーム「飛
騨高山ボーイズ」で腕を磨く一方、足腰を鍛えるためと選んだ部活の陸上部では短距離
走種目で全国入賞。中 2 の時出場したアルペンスキーの全国大会では回転(スラロー
ム)種目で優勝し世界大会出場。勉強は常に学年トップで生徒会長を務め、人柄も気さ
くでさっぱりしていて、皆からは『努力の天才』と一目置かれる存在だったという。
根尾君の実家の向かいに住んでいるという中畑広一さん(65)は「小さい頃からよ
く知っているが、礼儀正しくてスポーツ万能でとても賢い、文武両道のお手本のような
少年。大阪桐蔭の甲子園試合は昨年からこれまで、春夏全部、現地に行って応援してき
た。2 年間、本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。甲子園でプレーする高校生の根
尾君を見られるのはこれで最後だと思うと少し寂しいが、元気をたくさんもらえたこと
に感謝している。飛騨のスポーツ少年たちにも大きな夢を与えてくれた」と笑顔を見せ
る。
中畑さんは今日、甲子園球場の 3 塁側アルペンスタンド上段から大阪桐蔭と根尾君