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携帯移動地球局
取扱説明書
7ZPSC0255
安全について
高電圧に対する注意
無線装置、レーダなどの電子機器の内部には数百から数万ボルトの高電圧が使用されています。
通常の操作においてはまったく危険はありませんが、万一、誤って機器内部に触れた場合、非常な
危険を伴います。(専門整備員以外の機器内部の保守・点検・調整は禁止)
数万ボルトの高圧では感電即死の危険が大きく、また時により数百ボルトの電圧でも感電死すること
があります。このような危険を防止する為に、機器の内部には手を入れないでください。やむを得ず手
を入れるときは、必ず電源スイッチを断にし、一端を確実に接地した電線でコンデンサーなどを放電さ
せ、電気の残っていないことを確かめた上で初めて手を内部に入れるようにしてください。この際、乾
燥した木綿の手袋などを用いればなおいっそうの危険防止となります。また左手をポケットに入れ、両
手を同時に用いないことも必要な注意の一つです。
感電したときの傷害は二次的に大きくなることがあるので、足場のしっかりした所を選ぶことが大切で
す。感電したときは火傷した所を完全に消毒して、手当を速やかに行うことが必要です。
電撃の救出上の注意
電撃を受けた人を発見した場合、直ちに電源を切り回路を接地してください。回路が直ちに切れな
いときは、感電した人をできるだけ早く乾いた板、布などの絶縁物を介して直接感電した人に触れず
に離してください。
感電したとき、頭脳の呼吸中枢に電流が流れると呼吸が急に止まります。衝撃があまりひどくないと
きは人工呼吸を行うことにより呼吸を回復します。電撃を受けた人は非常に顔色がわるくなり、脈が大
変弱くなってしまうか、まったく止まってしまうことがあり、人事不省になり硬直します。一刻も早く救急
処置を行う必要があります。
救急処置の方法
☆救急処置の留意点
電撃を受けた人を、危険のない限り動かさずに直ちに人工呼吸を行わなければなりません。人工
呼吸を始めたらリズムを失わないように続けて行う必要があります。
(1) 事故の発生であわてて患者に触れないこと(救助者が感電します)。
(2) あわてず確実に電源を切り患者を静かに電路より離す。
(4) 患者を仰向けに寝かせネクタイ、衣類、バンドなどを緩める。
(6) 患者の口を開け入れ歯、煙草、ガムなどを取出し、口を開けたまま舌を伸ばしタオルなどを挿入
し舌が喉に引き込まれないようにすること(歯をくいしばって口が開かない場合はドライバーなど
で開口しタオルなどをかませる)。
(7) 泡立つ粘液が溜まらないように口をふくこと。
☆脈拍があり呼吸していない場合の処置
(1) 患者の顔が後を見る位に顔をそり返らせる(頸部に枕を挿入してもよい)。
(2) 下顎を上方に引き上げ気道を広げる(気道拡大)。
(3) 患者の鼻をつまみ、術者は深く息を吸い患者の口を完全に塞ぐ様にして強く呼気を吹き込む。
再び口を離して息を大きく吸って吹き込む。1 分間に約 10 から 15 回くり返す(鼻腔を塞ぐこと)。
(4) 自然に呼吸の起きるのを注意しながら呼吸が戻ったときに止める。
(5) 開口困難な場合ゴム、ビニールなどのパイプ状のものを鼻腔に挿入して片方の鼻腔と口を完全
に塞いで息を大きく吸って吹き込む。
(6) 患者は気が付くといきなり立つ事がありますが静かに寝かせ、熱いコーヒー、紅茶などを与え暖
かくして安静を保つ(アルコール類は与えてはならない)。
頭部をもたげて口うつし人工呼吸を行う方法
① (1) 後頭部をもたげる
片手を額に他の手を頸部の下にあてる。
→①
多くの患者はこの頭部のもたげにより口
が開き空気が通じ、口うつしが容易にな
る。
② (2) 患者の口をあなたの口で広く封じ、あな
たの頬を患者の鼻におしあてる。
→②
又はあなたの指で患者の鼻を押さえて
空気の漏れを防ぐ。
→③
③ (3) 空気を肺内に吹き込む
胴があがるまで口から吹き込む。
最初の 10 回の呼気吹き込みは出来るだ
け急速度で行わなければならない。
図 1 口うつし人工呼吸法
☆脈拍なく呼吸もしていない場合の処置
脈拍がなく、瞳孔が開き、心臓に耳を当てても鼓動が聞かれない場合は、心臓が停止しているので速
やかに人工呼吸を行う必要があります。
(2) 1 人で救急処理を行う場合は、
15 回位心臓マッサージを行い速やかに 2 回呼気を吹き込む。これをくり返す。
2 人で救急処理を行う場合は、
1 人が 15 回心臓マッサージを行い、その間に他の 1 人が 2 回呼気を吹き込む。これをくり返す。
(心臓マッサージ口うつし法併用)
(3) 時々瞳孔を見たり、脈に触れてみる。瞳孔が正常となり脈も規則正しくなったら、各手当てを中止
して様子を見ながらコーヒー、紅茶などを飲ませ暖かくし安静を保つ。いずれにしても、経過の判
断は、専門医に任せる。特に、精神的ショックより早く復帰させるように周囲の理解が必要です。
① ②
図2 心臓マッサージ
③ ④
図 2 心臓マッサージの方法
はじめに
このたびは、JRC インマルサット フリートブロードバンド FB250 船舶地球局 JUE-250 をお買い上
げいただきまして、誠にありがとうございます。
JUE-250 は電話(ファクシミリを含む)、データ通信そして高速パケットデータ通信機能を備えたイン
マルサット デジタル衛星通信装置です。
● お使いになる前に、この取扱説明書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
● 取扱説明書は必要なときに参照できるよう大切に保管してください。
万一、ご使用中にわからないことや不具合が生じたときにお役立てください。
i
ご使用のまえに
絵表示について
この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々
への危害、財産への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。その表示と、意
味は次のようになっています。
内容をよく理解してから本文をお読みになり、記載事項をお守りください。
危険
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を
負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
警告
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を
負う可能性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性
が想定される内容及び物的損害のみの発生が想定される内容を示
しています。
絵表示の例
△記号は注意(危険・警告を含む)を促す内容があることを告げるものです。
図の中に具体的な注意内容(左図の場合は感電注意)が描かれています。
記号は禁止の行為であることを告げるものです。
図の中や近傍に、具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれてい
ます。
●記号は行為を強制したり指示する内容を告げるものです。
図の中に具体的な指示内容(左図の場合は電源プラグをコンセントから抜け)が
描かれています。
ii
警告ラベルについて
JUE-250 の ADE(船上装置)および BDE(船内装置)には警告ラベルが貼ってあります。
警告ラベルを取り外したり、破損及び改変は絶対しないでください。
ADE(船上装置)に貼付された警告ラベル
<ラベル>
<内容>
インマルサットフリート FB250 船上装置
移動地球局 モデル GSC-451
警告 コンパスからの安全距離
モデル JUE-250 質量 7.4kg 距離と放射レベル 標準コンパス:0.8m
製造番号 日付 距離 放射レベル 操舵コンパス:0.5m
日本無線株式会社 日本製 日本製 0.6m 10W/m2 レドームにペンキを塗らないでくださ
0.2m 25W/m2 い
CE0191 !
0.1m 100W/m2
BDE(船内装置)に貼付された警告ラベル
<ラベル>
(注)① (注)②
<内容>
iii
ご使用の前にご理解いただきたいこと
●当社は、この製品のご使用、この製品のご使用誤り、ご使用中に生じた故障、その他の不具合によ
って受けられた損害については、法令上賠償責任が認められる場合を除きその責任を負えませ
ん。
●お客様の通信は、インマルサットシステムおよび世界各国の各種通信網を経由して実行されます。
このため、一般陸上通信と同様、送出したデータが宛先に届くまでに、まれに誤りが発生する場合
があります。重要なデータは、必ず控えを取っておく事をおすすめします。
●お客様の通信は、デジタルスクランブルにより、秘話性がありますが、通常の手段を超える方法がと
られた場合は、通信を傍受される可能性がないとは言えません。この点ご配慮の上、ご使用くださ
い。
●JUE-250 は、付属品を含め、改良のため予告無く仕様を変更することがあります。
iv
ご使用上の注意
危険
JUE-250 各機器の内部には手や工具などで触れないでください。
感電する危険があります。
ご使用上の注意
警告
電源コードを熱器具に近付けないでください。コードの被覆がとけて、火災・感電の原因
となります。
ADE(船上装置)は、マイクロ波を送信しますので、送信中は近づかないでください。強
いマイクロ波は、人体に傷害を負う原因となります。
異物(金属片、水、液体等)がJUE-250 各機器の内部に入った場合は、まず、電源を
OFF とし、直ちにお買い上げの販売店までご連絡ください。
そのまま使用すると、故障・火災・感電の原因となります。
JUE-250 は、装備要領書に従って正しく設置してください。
設置工事に誤りがあると、正しく作動しないだけでなく、故障・火災・感電・障害の原因と
なります。
指定の電源電圧(+19VDC~+31VDC)以外で使用しないでください。故障・火災・感電
の原因となります。
お客様による内部の点検・修理は絶対に行わないでください。
専門整備員以外による点検・修理は火災・感電・動作不良の原因となります。JUE-250
は総務省令無線設備規則などの技術規準に適合している機器です。
内部の各回路は厳密に調整されていますので、調整や部品定数の変更などは絶対に行
わないでください。故障・火災・感電・傷害の原因となります。異常が発見されたらただち
にお買い上げの販売店にご相談ください。
警告ラベルを取り外したり、破損及び改変は絶対しないでください。
v
ご使用上の注意
注意
ご使用の前にかならず取扱説明書をお読みください。
誤った操作は誤作動および故障の原因となることがあります。
<<ADE(船上装置)>>
ADE の各ユニットは精密機器ですので機械的衝撃や力を加えないでください。不要な衝
撃や力は故障の原因となることがあります。
レドームには、ペンキ等の塗装をしないでください。
通信品質の低下の原因となることがあります。
<<BDE(船内装置)>>
保守・点検などの必要な場合を除いて、BDE の電源を OFF にしないでください。
アンテナ駆動部が制御不能となり故障の原因となることがあります。
航海中は本体の電源スイッチを切らないでください。
アンテナ部分が制御不能となり故障の原因となることがあります。
電源 ON 時は SIM カードを脱着しないでください。
vi
目 次
はじめに....................................................................................................................i
ご使用のまえに.......................................................................................................ii
ご使用のまえにご理解いただきたいこと ..........................................................iv
ご使用上の注意......................................................................................................vi
第 2 章 JUE-250 について......................................................................................6
2.1 概要..................................................................................................................6
2.2 特徴..................................................................................................................6
2.3 系統図、構成品目表......................................................................................7
2.3.1 系統図...........................................................................................................7
2.3.2 構成品目表...................................................................................................8
2.4 詳細図(JUE-250 標準構成品) .................................................................9
2.4.1 ADE(船上装置)[GSC-451] ...................................................................9
2.4.2 BDE(船内装置)[GSC-452] .................................................................10
2.4.3 ハンドセット[NQW-267] ........................................................................11
2.4.4 同軸ケーブル[CFQ-5924A3] ................................................................12
第 3 章 構成装置...................................................................................................13
3.1 船上装置(ADE) ......................................................................................13
3.2 船内装置(BDE)........................................................................................14
3.3 ADE-BDE 接続ケーブル .............................................................................17
3.4 ハンドセット................................................................................................18
3.4.1 LCD/LED セクション ...............................................................................19
3.4.2 機能ボタンセクション .............................................................................24
3.4.3 英数文字入力セクション(英字/数字モード選択可能) .................24
3.5 通信に使用される端末機器 ........................................................................25
3.5.1 端末機器の接続例.....................................................................................25
3.5.2 使用環境について.....................................................................................26
3.6 ハンドセットメニュー................................................................................26
第 4 章 はじめに...................................................................................................27
4.1 端末機器との接続から電源のONまで ......................................................28
4.1.1 メインユニットと端末機器との接続 .....................................................28
4.1.2 SIM カードの装着・脱着方法.................................................................30
4.1.3 メインユニットの電源 ON ......................................................................31
4.1.4 ハンドセット画面表示 .............................................................................33
4.2 通信のための初期設定................................................................................35
4.2.1 GUEST ユーザーと ADMIN ユーザーのモード設定............................36
4.2.2 サービスタイプの設定(ADMIN ユーザー限定) ..........................................37
4.2.3 衛星の選択.................................................................................................38
第9章 保守・点検...........................................................................................131
9.1 日常の保守..................................................................................................131
9.2 自己診断 (Self Test) ..............................................................................132
第 10 章 アフターサービス .............................................................................133
10.1 修理を依頼されるときには ....................................................................133
第 11 章 仕様 .....................................................................................................135
11.1 本体装置部(ADE・BDE)....................................................................135
(APPENDIX)
A GYRO 使用設定時の変更点........................................................................137
B ハンドセット・メニューツリー ................................................................143
C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順 .................................................147
D FB ラウンチパッドインストール手順 .....................................................159
E TCP アクセラレータのインストール .......................................................170
F 初期値一覧表.................................................................................................176
G トラブルシューティング&FAQ ................................................................177
H コーズコード ................................................................................................185
I 略語・用語集 .................................................................................................188
お問合せ先...........................................................................................................193
第 1 章 インマルサットシステムについて 1
第 2 章 JUE-250 について 2
エラー! 指定したスタイルは使われていま
第 3 章 構成装置 3
第 4 章 はじめに 4
第 5 章 電話/FAX を使う 5
第 6 章 PC の接続とラウンチパッド使用発信 6
第 7 章 Audio ポートを使う 7
第 8 章 ハンドセット画面の説明と操作 8
第 9 章 保守・点検 9
第 10 章 アフターサービス
10
第 11 章 仕様
11
付属資料:APPENDIX
第1章 インマルサットシステムについて
第1章 インマルサットシステムについて
第 1 章 インマルサットシステムについて
1.1 概要
1.1.1 インマルサット衛星のカバレッジエリア
インマルサット通信システムは、極地方を除いた全世界をカバレッジエリアとしています。
カバレッジエリア内にいるインマルサット機器を搭載した船や車等の移動局は、24 時間いつでも通
信ができます。
インマルサットのカバレッジエリアは 3 つの海域に別れています。
オーバーラップ海域
ヨーロッパ、 アジア、太平洋
中東、アフリカ (Asia-Pacific) アメリカ
(EMEA)海域 海域 (Americas) 海域
図 1.1.1 インマルサットのカバレッジエリア
1.1.2 インマルサット・フリートブロードバンド・サービス
1
第1章 インマルサットシステムについて
NOC の役割
・人工衛星管理センター(SCC)との連絡・調整
・NCS および SAS との連絡・調整
・各種運用データの収集・統計処理
・衛星の各種試験に関する連絡・調整・移動局識別信号の付与
INMARSAT 本部
② NOC
(通信網運用センター) 国際・国内
③ SCC 公衆通信回線
インター
(人工衛星管制センター) ネット
④ TT&C
(衛星追跡管理センター)
2
第1章 インマルサットシステムについて
第1章 インマルサットシステムについて
1.2 インマルサット・フリートブロードバンド・FB250
インマルサット・フリートブロードバンド・FB250 は下記のサービスを提供しています。
パケット交換サービス(PS)、回線交換サービス(CS), ショート・メッセージング・サービス(SMS)は同
時に利用することが可能です。
パケット交換サービス(PS)
スタンダード IP • 共有チャンネル上での最大284kbpsのインターネット・イント
ラネット・アクセス
• データ量課金
ストリーミング IP • オン・デマンドの保証レート、最大128kbps(8,16,32,64,128kbps
から選択可能)でのインターネット、イントラネットへのア
クセス
• 接続時間課金
回線交換サービス (CS)
4kbps 音声 • インマルサットミニ-M 音声と同等の、低価格の音声サービ
ス
• 接続時間課金
• 接続時間課金
ショート・メッセージング・サービス (SMS)
ショート・メッセージング・ • 最大160 文字までのテキスト・メッセージ送受信サービス.
サービス
• メッセージ毎の課金
3
第1章 インマルサットシステムについて
ご注意
・64kbps 3.1kHz Audio サービスは、EL(アンテナ仰角)値が 20 度未満の場合はご使用できません。
4
第2章 JUE-250 について
第 2 章 JUE-250 について
第
第2
2.1 概要
2章
第
章2
JUE-250 は、インマルサット・フリートブロードバンド FB250 の最新の技術標準(SDM)に合致した
デジタル衛星通信システムです。
J
J章
UUE
船上装置の小型軽量化を実現するとともに、船内装置の高効率化により小型船にも容易に設置で
EJUE-250
き、簡単な操作で電話・FAX・IP サービスが利用できます。
―
I にに
2.2 特徴 250
33
つつ
最新のフリートブロードバンドの SDM に完全対応
いいて
について
インマルサット・フリートブロードバンド FB250 の最新の技術標準(SDM)に完全に対応しており、
て
プレジャー・ボートから大型商船まで、全世界で幅広くご利用いただける移動局です。
高品質なのに低通信コスト
JUE-250 ではインマルサットが提供している Broadband Global Area Network (BGAN)により以下
のサービスをご利用できます。
スタイリッシュ、軽量、スペース節約、ジャイロなし
3 軸方式のアンテナ構造の採用による ADE(船上装置)の軽量化、およびゲートアレイ IC の採用
により BDE(船内装置)の小型化、そしてジャイロレス制御の実現により、小型船にも搭載が可能と
なりました。スタイリッシュなデザインはプレジャーボート、小型ヨットにも最適です。また、アンテナの
リワインドレス実現により、旋回中に回線を切断することのない通信が可能になりました。
多彩なネットワークに対応
Ethernet、Audio、2 回線(TEL1/2)、USB、およびハンドセットを標準装備とする豊富なインターフェ
イス。WRF(Wide band Radio Frequency:広帯域高周波)の出力ポートも装備されています。
自己診断機能
装置内に組み込まれた自己診断機能により常に装置内の状態を監視しています。異常の発生を
記録し、重大なものは即座に警告表示しますので即時の異常発見が可能です。
5
2.3
第2章
2.3.1
船上装置
(ADE)
船内装置
J901 (BDE)
(船主殿御手配) (電話機に付属)
CHARTCO WRF (オプション)
RECEIVER NQE-3058B NQE-3058B
(船主殿御手配) *1
ファクシミリ
FAXケーブル 3m (2.4m) EMCフィルタ 0.6/1kV DPYC-2.5 船内電源
TEL2 FAX-2820 又は
(JRC支給) FAX電源ケーブル トランス (ドック殿御手配) AC100/220V
系統図、構成品目表
(オプション)
(オプション) (FAXに付属)
外部電源ユニット (オプション) (オプション)
[*1] 船内電源 AC220V :
NBD-577C EMCフィルタ (RSHN-2003)
AC100V ISDNケーブル TELケーブル 船内電源 AC110/115V :
AC220V
7ZCSC0222B Audio TA 電話機
アカ 電源ケーブル (TAに付属) (TELに付属) トランス (DD-118564)
+ 19-31V DC 船内電源 AC100V :
DC24V クロ (添付品) 5m (オプション) (オプション)
OUT - トランス (DD-118525)
E ミドリ CentreCOM FS708XL
図 2.3.1
又は同等品 (JRC支給)
6
AC IN LANケーブル 5m LANケーブル 5m
Ethernet HUB PC
U V (JRC支給)
(JRC支給)
(オプション) (オプション) (オプション) (船主殿
0.6/1kV DPYC-1.5 又は 御手配)
船内電源 0.6/1kV DPYC-2.5
系統図
AC100/220V (ドック殿御手配) USBケーブル (max. 3m)
USB PC
ハンドセット
Handset
1m
NQW-267
(ハンドセットに付属)
総合結線図 JUE-250
インマルサット フリート ブロードバンド
第2章 JUE-250 について
2.3.2 構成品目表
第
第2
表 2.3.2 JUE-250 構成品目表
2章
第
章2
機器名称 型番 個数
J
J
JUE-250 船上装置(ADE) GSC-451 1
章
UUE
(標準構成品)
E
船内装置(BDE) GSC-452 1
JUE-250
―
I にに
ハンドセット NQW-267 1
250
33
同軸ケーブル(30m) CFQ-5924A3* 1
つつ
いい
電源ケーブル(PSU から BDE) 7ZCSC0222B 1
て
について
て
JUE-250 取扱説明書 7ZPSC0255 1
JUE-250 装備要領書 7ZPSC0257 1
JUE-250 操作ガイド 7ZPSC0259 1
JUE-250 CD-ROM 7YZSC0007A 1
BDE 設置用添付品 7ZXSC2502 1
BDE 付属ヒューズ 3
BDE 付属 SIM カードケース 1
オプション 電話 NQW-132B 1
ファクシミリ(brother FAX-2820) 7EZSC0060 1
FAX 用電源トランスフォーマ DD-118525 1
(100V から 230V)
ファクシミリ用 EMC フィルタ(230V 直 RSHN-2003 1
結時) (brother FAX-2820 用)
外部電源ユニット (EXT PSU) NBD-577C 1
電話ジャンクションボックス(TEL JB) NQE-3058B 2
GYRO I/F ボックス NQA-2066A 1
*
オプションとして CFQ-5924A15(15m)、CFQ-3923A5(50m)があります。
7
第2章 JUE-250 について
単位: mm
質量: 7.4kg
図 2.4.1 ADE
8
第2章 JUE-250 について
2.4.2 BDE(船内装置)[GSC-452]
第
第22章
第
章2J
J章
UUE
EJUE-250
―
I にに
250
33
つつ
いいて
について
て
単位:mm
質量. 2.2 kg
図 2.4.2 BDE
9
第2章 JUE-250 について
2.4.3 ハンドセット[NQW-267]
2-φ4.5
取付穴
壁取付ブラケット
4- Mounting holes
4-取付穴
単位: mm
質量: 0.5 kg
図 2.4.3 ハンドセット
10
第2章 JUE-250 について
2.4.4 同軸ケーブル[CFQ-5924A3]
第
第22章
第
章2J
J章
UUE
Max.22mm
EJUE-250
―
I にに
250
33
つつ
いいて
について
て
Max.8mm
単位:mm
*CFQ5924A15、CFQ-3923A5 はオプションです。
名称 長さ 質量 最小曲げ半径
CFQ-5924A3 30m±1.0m 2.5kg 以下 46mm
(CFQ5924A15) (15m±0.5m) (1.4kg 以下) (46mm)
(CFQ-3923A5) (50m±1.5m) (30.0kg 以下) (150mm)
図 2.4.4 同軸ケーブル
11
第2章 JUE-250 について
12
第3章 構成装置
第 3 章 構成装置
この章では、JUE-250 の構成及び端末について説明します。
第3章
3) 同軸ケーブル: ADE と BDE を接続するケーブル
4) ハンドセット: ハンドセット及びクレードル
5) 端末装置: 通信に必要なアクセサリ (ユーザ用意の PC, FAX, 及び電話)
構成装置
3.1 船上装置(ADE)
AES(アクリロニトリルエチレンプロピレンゴムスチレン)製のレドームで保護された ADE
は、LNA(Low Noise Amplifier)組込型のアンテナユニット、RF 回路及び GPS を含む制御回
路からなる ADU(Above Deck Unit)、ロータリージョイントとアンテナペデスタルから構成さ
れています。船内装置とは一本の同軸ケーブルで接続され、全ての通信はこの同軸ケーブルを
通じて行います。
13
第3章 構成装置
3.2 船内装置(BDE)
メインユニット
メインユニット外観
前面 背面
図. 3.2a メインユニット外観
1 電源スイッチ
前面
図 3.2b メインユニット前面
14
第3章 構成装置
背面
6. アンテナ 7. ヒューズ
ケーブルコネクタ 8. DC 電源コネクタ
5. WRF コネクタ
4. アース
第3章
構成装置
13. TEL1/2 ポート 11. USB ポート
10. Ethernet ポート 9.Audio ポート
12. Handset ポート
図. 3.2c メインユニット背面
① 電源スイッチ
電源の ON/OFF に使用します。
② LED ランプ
通信・装置の状態を表示します。ハンドセットの LED と同じ条件で点灯します。
利用できるサービスを表示します 異常の発生を通知します
・電源 ON 時、機器状態のチェックが行わ
れている時にも点滅します。
緑点灯:回線交換サービス利用中。
(パケット交換サービス利用時、および通信を行
っていない場合は無点灯です。)
15
第3章 構成装置
③ SIM カードスロット
SIM カードを格納します。
④ アース
⑤ WRF コネクタ
WRF(広帯域高周波)信号を出力します。
⑥ アンテナケーブル・コネクタ
ADE に接続されている同軸ケーブルを接続するためのコネクタです。
⑦ ヒューズ
過剰な電流により溶断して回路を遮断します。
交換方法:マイナスドライバでヒューズのフォルダを左へ 90 度ゆるめると、フォルダ
自体が突出してきますので、そのまま引き抜いてください。ヒューズを新しいものと
交換してフォルダにおさめ、押しながら右に締め込みます。
⑧ DC 電源コネクタ
JUE-250 へ電源を供給するケーブルを接続します。
※ USB ハブによる接続は未サポート。
16
第3章 構成装置
TNC TNC
第3章
30m(standard)
構成装置
図. 3.3 ADE-BDE 接続ケーブル
17
第3章 構成装置
3.4 ハンドセット
ハンドセットはハンドセット本体と、取付台であるクレードルで構成されます。ハンドセット
本体は強い磁力でクレードルに固定されています。
注意
ハンドセットを CRT 機器、またはその他の機器の近くに設置しないでください。
ハンドセットの磁場がそれらの機器の性能に影響を与える場合があります。
前面
内側 クレードルに置いた状態
(操作面) クレードル
(受話器側)
図 3.4a ハンドセットとクレードル
ハンドセットのボタンは 3 つのセクションから構成されています。
3.4. 3. 英数字入力セクション
数字は電話番号などを入力する時に、英文字は
文章を入力する時に使用してください。入力モー
ドは、機能ボタンセクションにある Aa ボタンを押
すことによって切り替えることができます。 図. 3.4b ハンドセットのセクション構成
18
第3章 構成装置
第3章
②[入力モード] Aa(アルファベット入力モード)または無表示(数字入力モード)を表示
(SMS 編集時のみ aA(小文字アルファベット入力モードを表示)
③[機能選択状態] 、 R、 、 を表示
構成装置
④[受信状態] などを表示
⑤[通信中のパケット接続] 形のアイコンを表示
⑥[選択している衛星名または使用端末名] APAC E143.5、HDST-VOICE などを表示
⑦[現在時刻] UTC(世界標準時)と LT(現地時間)のどちらかを表示、また通信時間を表示
⑧[装置の状態]CS PS READY、COMM(SND)などを表示
⑨[FAX サービスエリア外] を表示(衛星 Elevation が 20 度未満の時のみ)
① ② ③ ④ ⑤ ⑨
Aa
⑥ APAC E143.5 APAC E143.5
4 行 4 行
⑦ 10:55 UTC 10:55 UTC
CS PS READY CS PS READY
⑧
12 桁 12 桁
19
第3章 構成装置
表 3.4.1 画面に表示された項目の説明
表示項目 Contents
1 操作ボタン 画面がスクロールおよび右/左画面の切り換えが可能な時に表示されます。
上下の▲が表示された時には上下スクロールボタンで、( )
左右の▲が表示された時には左右スクロールボタンで、( )
画面をスクロールしてください。
2 入力モード 入力モードを表示します。
Aa:大文字アルファベット入力モード
:(無表示)
aA:小文字アルファベット入力モード
3 機能選択状態 :Phone Book メニュー選択時
R :Redial メニュー選択時
:通話中のミュート(消音)状態
:SMS メッセージ新着時
注)この アイコンは:
・ このエリアに表示される他のアイコン( 、 R、 )が表示され
ている場合は、新しいメッセージを受信しても表示されません。
・ Inbox メニューが選択され、「Inbox 一覧表示画面」を一度でも開いて
しまうと、中身を読む、読まないにかかわらず表示が消えます。
・ 表示したままで電源を OFF にすると、次に電源 ON した時には表示が
消えます。
・ ラウンチパッドのような外部の機器を通じて、この SMS メニューにア
クセスした場合は、新着メッセージを読んだとしても、ハンドセット
上の 表示は消えません。
20
第3章 構成装置
ストリーミング IP サービスのみ接続
第3章
上記の 2 つのサービスどちらも接続
構成装置
6 選択中の衛星名 選択中の衛星/通信中の端末名を表示します。
または通信中の
衛星(回線交換サービス未通信時に表示)
端末名
W180.0 から E180.0 まで 0.1 度単位で表示します。
回線交換サービス通信中の端末 (通信中に表示)
複数のサービス使用時には▼▲ボタンで表示できます。
端末名
HDST-VOICE
TEL1-VOICE
TEL1-FAX
TEL2-VOICE
TEL2-FAX
ISDN-VOICE
21
第3章 構成装置
8 状態
装置の状態を表示します。通常は、このエリアは通信待ち状態、あるいは通
信中に以下の状態を表示します。
状態の判断 表示される文字 内容
シークレット・コー
正常 LOCK ハンドセット操作がターミナルロック
ド使用時のみ表示
で保護される
SMS 編集時のみ表示 正常 nnn/NNN メッセージの現在の入力済文字数
(nnn)
および入力可能文字数(NNN)
異常 ADE? ADE 異常
異常 SIM? SIM 異常
異常 POSITION? GPS が衛星からの電波を受信しない。
これは常に故障であるとは限らない。
右の表は、優先
ブロッキングなど他の原因も考えられ
的に表示される る。
項目順になって 正常 HEADING? Sync/Step GYRO が Heading value を要求
います。 異常 GYRO? GYRO 異常
正常 COMM (SND) 船からの発呼
正常 COMM (RCV) 陸からの発呼
正常 SAT SEARCH 衛星サーチ中
正常 REGISTERING 衛星サーチの終了後、READY 状態にな
るまでの間表示される
異常 SEARCH NG 衛星サーチ失敗
正常 CS PS READY 通信可能
(回線交換/パケット交換サービス共可
能)
正常 CS READY 通信可能
(回線交換サービスのみ可能)
正常 PS READY 通信可能
(パケット交換サービスのみ可能)
正常 NOT READY 通信不可能
22
第3章 構成装置
LED の点灯
利用できるサービスを表示します 異常の発生を通知します
第3章
緑点滅:
• 衛星からの電波と同期していま
せん。通信サービスの利用は不 READY ALARM COMM
構成装置
可能です。
• 電源 ON 時、機器状態のチェッ
クが行われている時にも点滅し
ます。
通信中であることを表示します
• 電源 OFF 時、完全に電源が切断
されるまでの間にも点滅しま COMM ランプ
す。
緑点灯:回線交換サービス通信中。
(パケット交換サービス通信時および通信を行っ
*電源 OFF 時は無点灯です。
ていない場合は、無点灯です。)
23
第3章 構成装置
3.4.2 機能ボタンセクション
各メニューに直接アクセスできるダイレクトボタン、画面遷移するための各種ボタンがあります。
ボタンとその機能
Aa 文字切換えボタン 文字と、数字の入力の切換えに使用します。
GH 0.,-
OK OK ボタン 各設定を終了した後で、確定するために使用します。
W
W
上スクロールボタン
上に画面をスクロールする時/リダイヤルリストの呼出しに使用します。
下スクロールボタン
下に画面をスクロールする時/リダイヤルリストの呼出しに使用します。
オフフック(通話開始)ボタン 電話を受ける時、かける時、保留にする時に使用します。
オンフック(通話終了)ボタン 電話を切る時に使用します。
3.4.3 英数文字入力セクション(英字/数字モード選択可能)
ボタンとその機能
1
1
このボタンは通話音量お
2ABC よび画面の明るさを調節
3DEF します
このボタンは機能を持ちません
4GHI
5JKL
6MNO 番号・文字・記号の入力に使用します。
P
7QRS
8TUV
W
9XYZ
3DEF 図 3.4.3
英数字ボタンセクション
0.,-
# #記号を入力する時と、画面を右スクロールする時に使用します。
*記号を入力する時と、画面を左スクロールする時に使用します。
*
24
第3章 構成装置
3.5 通信に使用される端末機器
3.5.1 端末機器の接続例
第3章
Audio
ポート
構成装置
USB
ポート Ethernet
TEL2 /TEL1 ポート ハンドセット
ポート
RJ-11 RJ-11
RJ-45
シリーズ B (オス) RJ-45
TEL ISDN
TEL
ケーブル
ケーブル USB ケーブル ケーブル
Ethernet
ケーブル ターミナ
シリーズ A (オス) ルアダプタ
RJ-11
TEL
ケーブル
RJ-45
これ以降の接続はターミ
Ethernet ナルアダプタのタイプに
ケーブル
よる。
HUB
ご注意
Ethernet
ケーブル Ethernet ポ ー ト と PC を 接 続 す る 場 合 は 、
JUE-33/410F ではクロスケーブルを使用していま
したが、JUE-250 ではストレートケーブルを使用
すること。
図. 3.5.1 必要な端末
25
第3章 構成装置
3.5.2 使用環境について
表 3.5.2 使用環境
Item Contents
PC OS Microsoft Windows XP, Windows Vista
インターフェィス Ethernet, USB
ISDN 端末装置 交換タイプ Euro ISDN
音声のコーディングタイプ A-law
インターフェィス S/T
3.6 ハンドセットメニュー
JUE-250 では、多彩なメニュー画面が表示設定できます。
*1)
GUEST ユーザ は ADMIN ユーザ*2)のメニューを使用できません。
*1)
GUEST ユーザ:一般ユーザ
*2)
ADMIN ユーザ:JUE-250 本体の設定などの権限を持つ、管理者的立場のユーザー
ハンドセットメニュー
図. 3.6a ハンドセットのメニュー(ユーザ権限別)
26
第4章 はじめに
第 4 章 はじめに
4.1 章では、メインユニットとハンドセット、およびオプションの周辺機器の接続、および
SIM カードの装着までを説明します。
ご注意
衛星追尾方式の設定には電波追尾、GYRO 追尾の 2 つがあります。ハンドセットの+
MENU+3 ボタン(Satellite メニュー)を押して、「3.Heading」項目が表示されるときには、
お使いの JUE-250 は GYRO 追尾方式に設定されています。
4.2 章では、通信のための初期設定を説明します。
第4章 はじめに
お使いの PC へラウンチパッドのインストールをすることで、パケット交換サービス(スタ
ンダード/ストリーミング IP 通信)を利用することができます。ラウンチパッドの詳細は
以下の通りです。
ラウンチパッドについて
このマニュアルでは、ラウンチパッドを使用した操作の一部を説明しています。
ご注意
• ラウンチパッドのインストール方法は、Appendix D を参照してください。
ご注意
• インマルサット社以外の TCP アクセラレーターを使用した場合、又は、ご使用のアプ
リケーションによっては、転送速度が改善しない場合があります。
27
第4章 はじめに
4.1 端末機器との接続から電源の ON まで
4.1.1 メインユニットと端末機器との接続
GYRO I/F
ボックス
USB ポート
TEL
FAX TEL へ接続の PC Ethernet へ接続の
PC (ターミナルアダプタの種類によ
りこの後の接続が違ってくる)
図 4.1.1 各コネクタと端末機器との接続
ご注意
JUE-33/410F ではクロスタイプの Ethernet ケーブルを使用していましたが、JUE-250 では
ストレートタイプの Ethernet ケーブルを使用してください。
28
第4章 はじめに
ハンドセットポートへハンドセットを接続します
ハンドセットコード(12 極モジュラージャック)の先のアダプタをハンドセットポートへ接
続します。
第4章 はじめに
使用ください。
Audio ポートへターミナルアダプタを接続します
ISDN ケーブルを使用して、Audio ポートへターミナルアダプタを接続します。
(接続はターミナルアダプタのタイプにより異なります)
29
第4章 はじめに
ご注意
4.1.2
・ SIMはプロバイダから供給された有効な
JUE-250 カードの装着と脱着 SIM カードを装着しない限り、作動しま
せん。
電源投入前には、必ず
・ SIMOFF
電源スイッチが確実に カードを装着してください。
になっていることを確認して、メイン・ユニットに SIM カ
ードを脱着してください。
注意
電源 ON 時は SIM カードを脱着しないでください。
2) 黒い SIM カードフォルダが押し出されて来ますので、引き抜いてく
ださい。
フォルダの溝に、SIM カードをはめ込みます。正確にはめ込まれる
と、カチッとした手ごたえを感じます。
SIM カードの金色のマークが外側を向いていることを確認してくだ
さい。
3) 金色のマークが下向きになるように、SIM カードフォルダをスロッ
トにセットしてください。
2) 黒い SIM カードフォルダが押し出されて来ますので、引き抜いてください。
3) SIM カードをフォルダから外してください。
4) 空の SIM カードフォルダをスロットにセットしてください。
30
第4章 はじめに
4.1.3 メインユニットの電源 ON
電源を入れる前に、準備と点検をお願いします。
電源の投入前に以下の点を確認してください。
・アンテナと衛星の間に遮蔽物がないことを確認してください。
・船内電源のブレーカーがオンになっていることを確認してください。
・SIM カードが正確にセットされていることを確認してください。
・ADE からの同軸ケーブルが確実に本体に接続されていることを確認してください。
・ハンドセットが確実に本体に接続されていることを確認してください。
注 意
第4章 はじめに
航海中は長時間、本体の電源スイッチを切らないでください。
アンテナ部分が制御不能となり故障の原因となることがあります。
電源の ON
電源を投入するには、メインユニットの Power(電源)スイッチを押してオンにしてください。
LED パネル部分は、電源を入れた瞬間、全 LED が点灯します。その後、ALARM と COMM
ランプは消え、READY ランプのみが緑色で点滅します。
Power(電源)
スイッチ
LED ランプ
自動衛星サーチ(捕捉)機能が働きます
31
第4章 はじめに
ご注意
・ [CS PS READY]が LCD 画面に表示されていても、通信が失敗する場合は、受信信号強度
(REC)が低いと思われます。少し時間をおいて再度通信を行ってください。
電源を入れてから5分程度は、ハンドセットの画面が[CS PS READY]にならない場合があり
ます。これらはメインユニットを安定させるためであり、異常ではありません。
ご注意
・ 衛星からの電波が受信できない場合、ハンドセットの GPS データと船の GPS データに差が
ないかどうか確認してください(8.1.3 章 Position 状態表示(p85)参照)
衛星サーチ機能が働かない場合は、お買い上げの代理店にご相談ください。
何らかの要因で、選択した衛星の捕捉に失敗することがあります。この場合、ハンドセット
画面最下段のステ-タス表示部に、[SEARCH NG]と表示されます。
もう一度手動で衛星を選択してください([4.2.3 衛星の選択](p38)を参照ください)。
APAC E143.5
14:03 UTC
SEARCH NG
なお、そのまま何も操作をしなくても、10 分程度で再度、衛星サーチを行います。
32
第4章 はじめに
4.1.4 ハンドセット画面表示
ON
メインユニットの電源ボタンを押してオンにします。
第4章 はじめに
衛星サーチ中 [SAT SEARCH]文字が最下段、ステータス
部分に表示され、衛星サーチを開始され
APAC E143.5 ます。
14:03 UTC
SAT SEARCH
ネットワークへ登録中 衛 星 サ ー チ が 終 了 す る と 、
[REGISTERING]文字が表示され、
APAC E143.5
インマルサット通信ネットワークへの登
14:03 UTC
録が開始されます。
REGISTERING
APAC E143.5
14:03 UTC
CS PS READY
※アンテナバーの本数は通信状態を表示
0本 :未受信状態
1~2 本:通信可能であるが不安定
3~6 本:安定した通信が可能
“READY” ランプが点灯します。(点灯のしかたで利用可能なサービス内容を表示
次章の初期設定作業に
します。[3.4.1 章 LCD/LED セクション]の[LED の点灯](p23)を参照ください)。
進んでください。
図 4.1.4a 電源 ON から通信可能状態まで
33
第4章 はじめに
メインユニットの電源ボタンを押してオ
OFF
フにします。
終了画面
JUE-250 の内部で、終了作業が行わ
れています。
点滅 Power OFF
ご注意
通信中に、下記の画面がポップアップした場合は、JUE-250 の通信系に障害が発生してい
ますので、[8.10.その他の画面:TX アラーム画面(p130)]をご参照の上、処理を行ってくだ
さい。
TX アラーム画面
TX Alarm
OK : Reset
図 4.1.4c TX アラーム画面
34
第4章 はじめに
4.2 通信のための初期設定
設定の流れ
通信に必要な設定の流れを下記に表します。
第4章 はじめに
7 章 (p77)
Audio port を使う
5 章 (p39) 6 章 (p61)
電話/FAX を使う PC の接続と LaunchPad 使用発信
図 4.2a 設定の流れ
ご注意
設定作業中に、誤った動作/入力を行った場合、下記の画面がポップアップした後、そのひ
とつ前の動作/画面に戻ります。
Error
図 4.2b 設定エラー画面
35
第4章 はじめに
NOTE
ADMIN の初期設定値は“0001”です。
アイドル画面
APAC E143.5
MENU ボタンを押して、TOP メニューを呼出してください。
14:03 UTC
READY
1 Status
2 SMS TOP メニュー画面
READY 矢印(▲▼)ボタンを押してカーソルを上下させ、
8 ALM Pack [9 ADMIN]を選択して OK ボタンを押してください。
9 ADMIN
READY
Secret Code?
シークレット・コード認定画面
4 桁のシークレット・コードを入力してください。入
READY
Secret Code? 力した文字は*で表示されます。
****
READY
1 Setup ADMIN メニュー画面
2 Port Cont シークレット・コードが認証されると、すぐにこの画面
! が表示されます。ここからは自由に ADMIN ユーザ
ーメニューにアクセスできます。
エラー画面
Error 画面
Error
入力したシークレット・コードが間違っていた場合、瞬間的にこの画面が
表示され、すぐに TOP メニューの、[9 ADMIN]選択時の画面に戻ってしま
います。
36
第4章 はじめに
このセクションでは、[TEL1]および [TEL2]ポートにサービスタイプを設定します。
各ポートに設定するサービスタイプ(電話または FAX)を選んでください
[4.2.1 章]の手順で[9 ADMIN メニュー]画面を開いてください。
[2 Port Cont] メニューを選んでください。 [Port Cont 設定項目選択メニュー] 画面が開きます。
[TEL1] /[TEL2]ポートから, [VOICE] (電話用), または [FAX], を選んで OK ボタンを押して
ください。画面は[Port Cont 設定項目選択] 画面に戻ります。
アイドル画面
MENU ボタンを押して TOP メニューを開いてください。
第4章 はじめに
APAC E143.5
14:03 UTC TOP メニュー画面
READY
8 Alarm Pack [9 ADMIN] を選んで OK ボタンを押してください。
9 ADMIN ADMIN メニュー画面
READY
2 Port Cont [2 Port Cont] を選んで OK ボタンを押してください。
シークレット 3 Port
コードを入力 Port Control メニュー画面
000m00s
して下さい。
2 TEL1 [2 TEL1] または [3 TEL2] を選んで OK ボタンを
3 TEL2 押してください。
2 Vo l READY
ume
Port Cont 設定項目選択画面
3 Ty p e
READY [3 Type] を選んで OK ボタンを押してください。
VOICE
Secret service type setting screen
FA X
[VOICE] または[FAX] を選んで OK ボタンを
押してください。
図 4.2.2 サービスタイプの設定メニュー
37
第4章 はじめに
4.2.3 衛星の選択
現在の設定がカーソルの反転表示で示されるので、変更したい場合は▲▼ボタンでカーソル
を移動させ、OK ボタンで確定してください(AUTO を選択すると自動的に最適な衛星を選択
します)。
3 Satellite
4 Phone Book
AUTO
READY
OK 1 Satellite
**AMER W98.0
OK
2 Sp o t B e a m APAC E143.5
CS PS READY EMEA E25.0
OK
カーソルで選択して OK ボタンを押してください。
Satellite メニュー画面に戻ります。
図 4.2.3a 衛星の選択方法
*Satellite 選択画面では下記の運用されている衛星の中から選択可能な衛星のみ
を表示します。
AMER W98.0 (America 衛星)
APAC E143.5 (APAC 衛星)
EMEA E25.0 (EMEA 衛星)
何らかの要因で、選択した衛星の捕捉に失敗することがあります。この場合、ハンドセット
画面最下段のステータス表示部に、[SEARCH NG]と表示されます。
もう一度衛星の選択を行ってください。
APAC E143.5
14:03 UTC
SEARCH NG
38
第 5 章 電話/FAX を使う
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1 章では、ハンドセットを使った下記の電話機能を説明します(数字は章番号)。
通常の発信方法
第5章 電話/FAXを使う
JUE-250 を使用して、最後にかけられた電話番号はメインユニットに記憶されています。電話のリダイ
ヤル方法は簡単です。下記の発信方法を参照ください。
表 5a JUE-250 を使用した電話番号の発信方法
*JUE-250 を使用した電話番号の発信方法(ハンドセット・端末電話に共通)
■短縮番号発信 短縮番号 * #
■ラストダイヤル発信 00 * #(各ポートごとに保持している、最後にダイヤルした番号が
発信される)
■ シークレット・コード利用発信
• 端末電話から
→43210081422459111#
• ハンドセットから
任意のボタンを押して、シークレット・コード入力要求画面を表示した状態から、通常発信を行ってく
ださい。
39
第 5 章 電話/FAX を使う
サービスタイプの強制設定のための発信方法
表 5b サービスタイプの強制設定のための発信方法
■短縮番号発信 * 短縮番号 * #
■ラストダイヤル発信 * 00 * #
■短縮番号発信 ** 短縮番号 * #
■ラストダイヤル発信 ** 00 * #
40
第 5 章 電話/FAX を使う
<ご使用の前に>
JUE-250 では、ハンドセットをクレードルから外しても、置いたままでも操作ができます。
① ハンドセットをクレードルから外して操作する(オフフックモード)
機器の内容表示/設定を行う
そのまま各種ダイレクトボタンを押してください
(詳細は[8. ハンドセット TOP メニュー](p82)を
参照)。
電話をかける
そのまま電話番号と#を押してください。
(詳細は p39 を参照)
第5章 電話/FAXを使う
※発信音と、プッシュ音が聞こえます。
COMM(SND)
ダイヤル待ち画面が表示されます。
図 5a オフフックモードでの電話のかけ方
② ハンドセットをクレードルに置いたまま操作する(オンフックモード)
機器の内容表示/設定を行う
そのまま各種ダイレクトボタンを押してください。
(詳細は[8. ハンドセット TOP メニュー](p82)を
参照)。
APAC E143.5
14:03 UTC
電話をかける
CS PS READY
そのまま電話番号と#を押してください。
アイドル画面が
(詳細は p39 を参照)
表示されます。
※キークリック音が聞こえるのみです。
発信音と、プッシュ音は聞こえません。
図 5b オンフックモードでの電話のかけ方
シークレットコードを有効にしている場合、最初にシークレットコード入力画面が表示されます。
各種の操作はシークレットコード入力後にご使用ください。
本章では、②の[オンフックモード]の、アイドル画面を基準にして操作の説明をいたします。
41
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1 ハンドセットを使う
5.1.1 電話をかける/受ける
電話をかけるときは
アイドル画面から、電話番号と#を入力します。
相手が出ると通話中画面が表示され、会話ができます。
通話が終了したらハンドセットを元に戻してください。通話終了画面が表示され、通話合計時間とコ
ーズコードが 15 秒間表示されます。その後アイドル画面に戻ります。
アイドル画面
APAC E143.5
電話番号 #を入力してください。
14:03 UTC
READY
ダイヤル中画面
1234567890# 入力した番号が表示されます。
READY
HDST-VOICE 通話中画面
1m21s 通話経過時間をm(分)s(秒)で表示し続けます。
COMM(SND)
1m25s 通話終了画面
Code:0010 ハンドセットをクレードルに戻してください。1 行目
15 秒後に
右上に最終通話時間が、コーズコードが 2 行目に
アイドル画面に
表示されます。
戻ります。
図 5.1.1a ハンドセットからの電話のかけ方
電話を受けるときは
着信音が鳴り、ハンドセットの画面が着信中画面にかわります。 Ring
ハンドセットをクレードルから外せば通話が可能です。画面は通話
中画面にかわります。通話終了後はクレードルにハンドセット本体 COMM(RCV)
を戻してください。
図 5.1.1b 着信中画面
ご注意
小型高速船のように騒音が著しく大きい環境下では、陸上側での音声がひずんだり、とぎれたり
することがあります。
42
第 5 章 電話/FAX を使う
短縮番号を使ってハンドセットから電話するには
第5章 電話/FAXを使う
アイドル画面
APAC E143.5
ボタンを押してください。
14:03 UTC
READY Phone Book アドレス表示画面
01
JRC ▲▼ボタンを操作して 06 を呼び出してください。
READY
06 Phone Book アドレス表示画面
SMITH 06 画面になりました。OK ボタンを押してください。
READY
ダイヤル中画面
5678901234
相手先の全桁の番号が画面に表示されます。
HDST-VOICE 通話中画面
1m21s つながりました。
COMM(SND)
図 5.1.2 Phone Book の利用方法
短縮番号発信はこの方法でもできます
■短縮番号発信 短縮番号 * #
例)短縮番号 01 に電話する場合→01*#とダイヤルしてください。
短縮番号 18 に電話する場合→18*#とダイヤルしてください。
43
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.3 リダイヤル・リストの利用
最新 30 件の発信履歴を表示し、リダイヤル・リストとして活用できる機能です。
アイドル画面で、▲▼ボタンを押すと、すぐにリダイヤル・リストにかわりますので、さらに▲▼ボタン
を押しつづけて、目標の電話番号を探して表示します。
アイドル画面
APAC E143.5
▼▲ボタンを押してリダイヤル・リストを表示してください。
14:03 UTC
READY リダイヤル・リスト表示画面
01
0 0 0 0 11 2 2 ▼▲ボタンを押して、相手先の番号を選択し、OK ボタン
READY を押してください。(電話番号の冒頭部分を表示させたい場
26
1 4 2 2 4 5 9 111 合は、#ボタンを押してください。
READY
00814224591 ダイヤル中表示画面
11 相手先の電話番号が表示され、
COMM 発信されます。
HDST-VOICE
0m00s 通話中画面
COMM(SND)
つながりました。
図 5.1.3 リダイヤル・リストの利用方法
44
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.4 通話音量・画面の明るさ・着信音量のワンタッチ調整
通話音量のワンタッチ調整(オフフック・モード)
相手の声の音量を調整したい場合は、オフフック・モード(通話中の状態)で、ハンドセットの左側面
にある ボタンを押してください。
通話音量の調節は、オフフック・モードでのみ使用できます。
ボタン
図 5.1.4a ボタンによる通話音量のワンタッチ調整
第5章 電話/FAXを使う
画面の明るさのワンタッチ調整(オンフック/オフフック・モード)
画面の明るさ(バックライト)を調整したい場合は、上記と同じ場所の ボタンを押してください。
オンフック・モード(受話器を置いた状態、または受話器をあげてメニューボタンを使用して操作し
ている状態)及びオフフック・モードのどちらでも可能です。
着信音量のワンタッチ調整(オンフック・モード)
電話の着信音量を調整したい場合は、着信音が鳴っている間に、オンフック・モードで、ハンドセッ
トの左側面にある ボタンを押してください。
ボタン
画面の明るさの調節は、オンフック/オフフック・モード共に可能
です。
着信音量の調節は、オンフック・モードでのみ可能です。
図 5.1.4b ボタンによる画面の明るさ・着信音量のワンタッチ調整
上記の調節はあくまでも一時的なものです。固定的に通話音量・画面の明るさを調節したい場合
は、次項[5.1.5 着信音量と着信パターン/通話音量の調整(ADMIN ユーザー限定)](p46)をご覧く
ださい。
45
第 5 章 電話/FAX を使う
着信音量は、ハンドセット画面からの設定で調整することができます。下図を参考に設定を行ってく
ださい。
着信パターンを設定するには
*着信音のパターンも上記同様に、6 種類の中から設定することができます。
ハンドセットメニュー画面
3 Ring Type
4 Ring VOL. [3 Ring Type]を選択してください。
図 5.1.5b 着信音パターンの設定方法
46
第 5 章 電話/FAX を使う
通話音量を調整するには
通話音量および画面の明るさは、ハンドセット機側面の ボタンでも調整可能です([5.1.4 通
話音量・画面の明るさ・着信音量のワンタッチ調整](p45)参照)。しかし、固定的な調整をしてお
きたい時には、ハンドセット画面からの設定をおすすめします。
アイドル画面
MENU ボタンを押してください。
第5章 電話/FAXを使う
を入力してください。 Port メニュー画面
3 Port
[1 Handset]を選択して OK ボタンを押してください。
000m00s
1 Handset
Port 設定項目選択画面
2 ISDN
READY [5 Volume]を選択して OK ボタンを押してくだ
4 Ring VOL. さい。
5 Vo l u m e
(Secret Code 認証画面) READY
Volume 設定画面
23
2 3 段階から選んで OK ボタンを押してくだ
さい。前画面に戻ります。
図 5.1.5c 通話音量の設定
画面の明るさを調整するには
Port メニュー画面
[1 Handset]を選択して OK ボタンを押してください。
1 Handset ハンドセットメニュー画面
2 ISDN
[1 Back Light]を選択して OK ボタンを押してくだ
READY
1 Back Light さい。
2 Dimmer
バックライトメニュー画面
4 READY
5 段階(OFF を含めて)から選んで OK ボタンを押
…3
してください。前画面に戻ります。
図 5.1.5d 画面の明るさの設定方法
47
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.6 通話の保留
通話中の電話を保留にする場合は、オフフックボタン( )を押してください。再度ボタンを押すと
通話が再開します。
*保留中は、ハンドセットをクレードルに戻し
ても回線は切断されません。
*保留にすると、相手の声は聞こえますが、こ
ちら側の声は相手に聞こえません。
オフフックボタン
図 5.1.6 通話の保留(オフフックボタン)
48
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.7 他の端末への転送
通話中に、他の電話機(BDE に接続された)に転送する場合
通話状態のまま、転送先の内線番号を入力します。
内線番号は JUE-250 では以下のように設定されています。
TEL1 ポート接続の電話機が* * 1、TEL2 ポート接続の電話機が* * 2、ハンドセット機が
* * 0 です。
通話中画面
HDST-VOICE TEL1 ポート接続の電話機に転送する場合は * * 1 を、TEL2 ポー
12m29s ト接続の電話機に転送の場合は* * 2 を入力してください。
COMM(SND)
オンフックを促す発信音が聞こえますので、オンフックボタン( )を
押すか、またはハンドセットをクレードルに戻してください。
Forwarding
TEL1 転送画面(呼び出し中)
第5章 電話/FAXを使う
COMM(SND) 着信音が自分側と転送先の両方に鳴り、転送先の端末(TEL1 または
TEL2)が表示されます。
TEL1-VOICE
転送画面(転送先が電話に出た後)
12m29s
転送先の相手が電話に出ると着信音は停止します。画面には通話時間
COMM(SND)
が表示されます。
通話終了画面
2m39s
相手と転送先の通話が終了すると、通話終了画面に変り、通話時間
Code:1001
の累計とコーズ・コードが表示されます。
CS PS READY
図 5.1.7 端末電話への転送方法
表 5.1.7. 転送用キー操作一覧表
目的 操作 動作
TEL1 への転送 * *+1+[オンフック] TEL1 を呼び出します。
TEL2 への転送 * *+2+[オンフック] TEL2 を呼び出します。
オンフックを促す発信音が聞こえる状態で、0~9、*または#のどれかを一回押すと転送はキャンセ
ルされます。転送モードがキャンセルされた場合は、受話口より[プププ]と音が聞こえます。
49
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.8 シークレット・コードの利用
ご利用の前に-Secret Code(シークレット・コード)使用設定を画面上で ON
シークレット・コードを利用してハンドセットから電話をかけるには、あらかじめ、ハンドセット機が
シークレット・コードの入力を受け付けるように設定しておく必要があります。
下図をご参考に、設定を行ってください。
(他の通信機器について設定する場合も、同じ作業を繰り返してください。)
ご注意
一度この設定を[ON]にしてしまうと、それを解除(シークレット・コード設定画面で OFF を選択)しない
限り、シークレット・コードを使用しない発信はできません(かかってきた電話を受けることは可能で
す)。
アイドル画面
MENU ボタンを押してください。
Top メニュー画面
APAC E143.5 [9 ADMIN]を選択して OK ボタンを押してください。
14:03 UTC
READY
8 Alarm Pack ADMIN メニュー画面
9 ADMIN [2 Port Cont]を選択して OK ボタンを押してください。
READY
シークレット・コード
2 Port Cont
3 Port Port Control メニュー画面
を入力してください。
000m00s [1 Handset]を選択して OK ボタンを押してください。
1 Handset
2 TEL1 Port Cont 設定項目選択メニュー画面
READY
1 Secret Code [1 Secret Code]を選択して OK ボタンを
2 Vo l u m e 押してください。
CLR ボタンを数回押す、あるいは
ボタンを 1 回押して、アイドル画面に戻っ
てください。
図 5.1.8a シークレット・コード利用前の設定方法
* TOP メニュー画面まで戻った時に、シークレット・コード設定が有効になります。
それまでは、そのまま他の操作を行うこともできます。
50
第 5 章 電話/FAX を使う
シークレット・コードを利用してかける方法
*シークレットコードを利用するためには、前頁の作業を行ってください。
アイドル画面(ターミナルロックされている)
何かひとつ英数字ボタンを押してください。
APAC E143.5
14:03 UTC
ターミナルロック画面(シークレット・コード入力前)
Secret Code? 操作がロックされた状態の画面です。
シークレット・コードの入力をうながすカーソルが点滅しま
LOCK すので 4 桁の数字を入れてください。
第5章 電話/FAXを使う
ください。
再びアイドル画面
APAC E143.5 ここからは通常のかけ方と同じです。
14:03 UTC
続けて相手先の電話番号を入力してください。
図 5.1.8b シークレット・コード利用時の操作方法
*シークレット・コードを正確に入力した後はアイドル画面が表示されますが、入力が間違っていた
場合、ターミナル・ロック画面に戻ります。
51
第 5 章 電話/FAX を使う
相手先の電話番号を登録する
例)電話番号(相手名 JOHN、電話番号 012345678901234)を短縮番号 NO.25 に新しく登録します。
アイドル画面
ボタンを押してください。
52
第 5 章 電話/FAX を使う
相手名・電話番号を変更する
例)短縮番号 15 に登録された、相手名 TOMMY、電話番号 0123456789 のデータを、電話番号のみ
0987098765 に変更します。
アイドル画面
ボタンを押して Phone Book 一覧表示画面へ移行し
APAC E143.5
14:03 UTC てください。ここから Phone Book 操作選択画面までの手順
は、電話番号を登録する場合(p52)と同じです。短縮番号
No.15 を一度表示した後に MENU ボタンを押して Phone
Book 操作選択画面に入ってください。
01
JRC シークレット・コードを入力してください。
15
TOMMY
READY
第5章 電話/FAXを使う
(Secret Code 認証画面)
書換えが終了したら OK ボタンを押してください。
15
TOMMY Phone Book 一覧表示画面(登録した画面)
表示はアドレス編集画面に切換わります。*か#
ボタンを押して電話番号編集画面に切り換えると、
たった今変更した内容が反映されているのがわか
ります。
53
第 5 章 電話/FAX を使う
電話番号を削除する
08
RRC
READY
シークレット・コード
を入力してください。 Phone Book 操作選択画面
Edit
[Delete]を選択して OK ボタンを押してください。
Delete
READY
08
No Data
Phone Book 一覧表示画面(登録した画面)
たった今、削除した内容が反映されています。
(Secret Code 認証画面)
54
第 5 章 電話/FAX を使う
5.1.10 通信履歴(コール・ログ)の確認
通信履歴(コール・ログ)には、各通信種別の発信、着信履歴がそれぞれ最大 100 件まで表示されます。
①VOICE ハンドセットでの通話発信・受信
TEL1/2 ポート、ISDN ポートに接続された端末電話機での
通話発信・受信
第5章 電話/FAXを使う
(ショート・メッセージング・サービス)の送受信
そしてまた、それぞれ送受信両方(BOTH)・送信(SND)・受信(RCV)の 3 種類に分けて表示され
ます。確認したい場合は次頁のように画面を開いていってください.
55
第 5 章 電話/FAX を使う
アイドル画面
APAC E143.5
MENU ボタンを押してください。
14:03 UTC
READY
5 Redial Top メニュー画面
6 Call Log [6 Call Log]を選択して OK ボタンを押してください。
READY
1 VOICE Call Log メニュー画面
2 FAX
通信タイプを選択して OK ボタンを押してください。[3 S TA N D A R D ] 、
3 STANDARD
[ 4 S T R E A M I N G ] は発 信 のみのため、通 信 メニュー画 面 は
4 STREA MING
5 SMS 経 由 せず、 Call Log 一覧メニュー画面が表示されます。
1 BOTH 通信メニュー画面
2 SND(12) 通信方向を選択して OK ボタンを押してください。SND と RCV では
3 RCV(89) それぞれの合計件数が表示されます。
001 TEL1
Call Log 一覧メニュー画面
01/JAN/2008
▲▼ボタンを押して、目的の Call Log を表示してください。
002 TEL2
31/DEC/2004
Call Log 一覧メニュー画面(日/月/年)(時刻)
018 Handset 時刻を表示したい場合は、*または#ボタンで詳細画面を表示
24/DEC/2007 してください。また、このどちらの画面上でも、OK ボタンを押すと
READY Call Log 詳細情報表示画面に移行します。
018 Handset
23:59:59
READY Call Log 詳細情報表示画面
01/JAN/2005
23:59:59 ▲▼ボタンを押して、知りたい情報をサーチして
ください。図 5.1.10b に詳細があります。
図 5.1.10a 通信履歴の確認方法
56
第 5 章 電話/FAX を使う
….….通信を開始した日/月/年
01/JAN/2009
….….通信を開始した時間を表示(UTC 固定)
23:59:59
….….通信相手先の電話番号、最大 21 桁
012345678901
234567890
SAT:
….….使用した衛星を表示
APAC E143.5
….….通信時間を表示
240m59s
…......ユーザー名を表示 *
JRC
…......送受信(SND/RCV)のどちらかを表示
SND
..........4 桁のコーズコードを表示する
0A1F
第5章 電話/FAXを使う
図 5.1.10b Call Log 詳細情報表示画面(VOICE/FAX サービス選択時)
*ユーザー名は、シークレット・コードを使用して発信した場合のみ表示します。シークレット・コードを
使用していない場合は、[----]のみが表示されます。
57
第 5 章 電話/FAX を使う
*JUE-250 を使用した電話番号の発信方法(ハンドセット・端末電話に共通)
■短縮番号発信 短縮番号 * #
■ラストダイヤル発信 00 * #(各ポートごとに保持している、最後にダイヤルした番号が発
信される)
→43210081422459111#
58
第 5 章 電話/FAX を使う
サービスタイプの強制設定での発信方法
表 5.2b サービスタイプの強制設定での発信方法
■短縮番号発信 * 短縮番号 * #
第5章 電話/FAXを使う
■ラストダイヤル発信 * 00 * #
■短縮番号発信 ** 短縮番号 * #
■ラストダイヤル発信 ** 00 * #
上記の表は、[第 5 章 表 5b サービスタイプの強制設定での発信方法](p40)と同一の内容です。
59
第 5 章 電話/FAX を使う
60
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[4.2 通信のための初期設定]
6.1.1 PC へのドライバのインストール
図 6a USB/Ethernet ポートへのPC接続
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
6.3 ラウンチパッドを使用した発信
図 6b ラウンチパッド使用発信のフロー
61
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
ご注意
・ USB 接続はネットワーク(LAN) 接続としてユーザの PC に表示されます。
. IP アドレス範囲は[6.2 Ethernet ポートへの PC 接続 JUE-250 上での IP アドレッシン
グ](p69)と同じです。
6.1.1 PC へのドライバ・インストール
ご注意
・ ドライバのインストールが終了するまではメインユニットの USB ポートに PC を接続し
ないでください。
・ 以下の作業をする人は、作業環境の PC ネットワークにおいて管理者の立場、あるいはグ
ループに属している必要があります。
2. CD-ROM フォルダの[JapanRadio-jpblan-jpfilt-1145-1001-02-03-03-36.exe]をダブルクリッ
クしてください。
クリック
内容を確認して[I Agree]をクリックして
ください。
クリック
62
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[Next]をクリックしてください。
クリック
[Install]をクリックしてください。
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
クリック
7. [Installing] が表示され、インストールが開
始します。
インストール終了と表示されるまでお待ちく
ださい。
63
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[Next]をクリックしてください。
2クリック
[Continue Anyway]をクリックしてください。
クリック
[Finish] をクリックしてください。
クリック
64
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[Next]をクリックしてください。
クリック
[Finish]をクリックしてください。
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
クリック
65
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
ご注意
メインユニットが待機状態であることを確認の上、接続を行ってください。
チェック
クリック
クリック
66
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[Continue Anyway]をクリックしてください。
クリック
[Finish]をクリックしてください。
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
クリック
67
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
1. メインユニットの電源スイッチを押して ON にします。
クリック
3. [General] タ ブ を ク リ ッ ク し 、 [Internet
Protocol (TCP/IP)] (text is highlighted)を選
択し、 [Properties]をクリックします。
選択
クリック
68
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
5. PC を再起動してください。
チェックが入
っていること
を確認
クリック
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
・ 通常の操作では、PC に対して、メインユニットは内蔵の DHCP サーバで IP アドレスを自
動的に割り付けます。もしも手動で IP アドレッシングを行いたい場合、下記の DNS を設定
してください。IP アドレスの設定に関しては〔8.9.3.3 Ethernet 設定メニュー 〕 (p119) 参照
のこと。
69
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
6.3 ラウンチパッドを使用した発信
6.3.1 Standard IP
Standard IP 接続/切断手順は下記の通りです。
[接続]
1. デスクトップ上のラウンチパッドのショートカットアイコンをダブルクリックしてラウ
ンチパッドを開き、[Connect]ボタンの右側にある[+]マークをクリックしてください。
クリック
図 6.3.1a ラウンチパッドのメイン・ウィンドウ
2. [Connect Standard]アイコンをクリックすると、Standard IP サービスが開始します。.
クリック
70
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
図 6.3.1c [Connecting]ウィンドウ
変った
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
変った
変った
[発信する]
Standard データ接続は開いています。お好きなツールを選んでください。
71
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[切断]
[Disconnect]アイコンをクリックしてください。
クリック
72
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
6.3.2 Streaming IP
[接続]
1.デスクトップ上のラウンチパッドのショートカットアイコンをダブルクリックしてラウン
チパッドを開き、[Connect]ボタンの右側にある[+]マークをクリックしてください。
クリック
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
図 6.3.2a ラウンチパッドのメイン・ウィンドウ
クリック
73
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
3. [Confirmation]が表示されるので、[Yes]をクリックしてください。
クリック
変った
変った
変った
74
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
[発信する]
Streaming データ接続は開いています。お好きなツールをご利用ください。
[切断する]
[Disconnect]アイコンをクリックしてください。
クリック
第6章 PCの接続とラウンチパッドの使用
図 6.3.2f [Connection control] ウィンドウ (切断時)
75
第6章 PC の接続とラウンチパッド使用発信
6.3.3 SMS
SMS 送信の手順は以下の通りです。
送信
1. デスクトップ上の、ラウンチパッドのショートカットアイコンをダブルクリックして開き、
[Text] ボタンをクリックしてください。
クリック
図 6.3.3a ラウンチパッドのメイン・ウィンドウ
2. メッセージ作成欄をクリックして、カーソルを欄内に移動させた後に、メッセージを作成
してください。次に、相手先番号入力欄をクリックして、カーソルを欄内に移動させた後
に、相手の番号を入力してください。 最後に、[Send]ボタンをクリックしてください。
相手先番号入力欄
メッセージ
作成欄
クリック
76
第7章 Audio ポートを使う
[4.2 通信の初期設定]
Edit
CS READY 765
987654321098
図 7a Audio ポートで電話を使用する場合の設定
項目 仕様
第7章 AudioポートからのTEL
ネットワーク交換タイプ Euro ISDN
音声のコーディングタイプ A-law
最大接続端末数 8 端末 (最大電流は 50mA)
コネクタ RJ-45 (S/T インターフェィス)
ご注意
77
第7章 Audio ポートを使う
以下の項目を設定してください:
(1) TA の取扱説明書に従って、TA の MSN を設定してください。
(2) 次頁の設定手順に従って、JUE-250 側の MSN を設定してください。
[接続例]
条件
・ 電話用: (MSN=1, 伝達能力=Speech)
MSN=1 伝達能力=Speech 電話
JUE-250
TA
図 7b Audio ポート接続例
78
第7章 Audio ポートを使う
アイドル画面
APAC E143.5
MENU ボタンを押してください。
14:03 UTC
Top menu 画面
READY
8 Alarm Pack [9 ADMIN]を選択して OK ボタンを押してください。
9 ADMIN ADMIN menu 画面
READY
2 Port Cont [3 Port]を選択して OK ボタンを押してください。
シークレッ 3 Port Port menu 画面
ト・コードを
000m00s [2 ISDN] を選択して OK ボタンを押して
入力してくだ
1 Handset ください。
さい。
2 ISDN
MSN menu 画面
READY
1 Voice-MSN MSN を設定したいサービスタイプを選
2 Audio-MSN 択して OK ボタンを押してください。
MSN 表示画面
Voice-MSN
初期設定値が表示されます。
123456789123 MSN を編集するには,MENU ボタンを
CS READY 押してください。
表示される番号が 12 桁を超え Edit
るとき、末尾最大3桁は右画面
MSN 編集画面
に表示されます。右画面を見る
CS READY MSN を入力してください。番号が
には、 を押してください。
765 12 桁を超えるとき、先頭の最大 3
桁は上の行に表示され、合計で 15
987654321098
桁まで入力できます。入力が終わっ
たら OK ボタンを押してくださ
第7章 AudioポートからのTEL
い。
図 7c ハンドセット[MSN menu]を使用した MSN の設定
ご注意
Voice-MSN Voice-MSN
123456789123 456
79
第7章 Audio ポートを使う
Audio ポートからの発信
ご注意
• Audio ポート内外からの転送はサポートしておりません。
• Audio ポートからのシークレットコール、強制発信のご使用はサポートしておりません。
• ラスト・ダイヤルおよび短縮番号は、ご使用の TA の仕様によります。
80
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
第 8 章 ハンドセット画面の説明と操作
ハンドセットで表示、操作できるメニューは次のとおりです。
表8 ハンドセット表示メニューの内容
章 No・画面名称 内容
-TOP メニュー このグループの項目一覧を表示
8.1 Status メニュー 装置状態項目の一覧を表示
8.2 SMS メニュー SMS の作成、送受信
8.3 Satellite メニュー 衛星状態項目の一覧を表示 全ユーザー
8.4 Phone Book メニュー Phone Book の一覧を表示/発信 アクセス可能
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
(ISDN)Audio および Voice の MSN の設定
(Ethernet)IP アドレスの変更・DHCP 機能の使用/不使用の設定
8.9.4 User REG.メニュー 装置内 Web サーバへアクセス・シークレット・コードを使用
するユーザーの設定
8.9.5 Auto DCN.メニュー 各通信端末からの回線の接続制限時間の設定
8.9.6 SIM メニュー SIM カードを使用した通信の設定
8.10.その他の画面 (全ユーザーに表示される)
TX アラーム画面 送信系に障害が発生した場合に表示されるアラーム画面
81
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
TOP メニュー
■TOP メニューを開くには
0 SERVICE ….装備用のメニュー(注)
図 8a Top メニューの開き方
注)「0 SERVICE」は、装備者が JUE-250 の装備を行う上で必要な操作メニューです。
表示はされますが、通常のユーザーがログインすることはできません。
■ダイレクトボタンを利用する
押すだけで、主なメニューをすぐに開くことができます。
図 8b ダイレクトボタンの説明
■ショートカット機能を利用する
MENU ボタン+各項目の冒頭の数字で、ショートカット機能として目的の画面を表示できます。
例)[運用開始日表示画面]を表示するために、MENU+1+4+3 と入力します。
[運用開始日表示画面]が表
図 8c ショートカット機能の説明 示されました。
■ CLR ボタンを押すと、ひとつ前の画面に戻ります。
■ (オンフック)ボタンを押すと、アイドル画面に戻ります。
82
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
JUE-250 の受信・送信状態、船舶の緯度/経度、各種装置のバージョン等、装置状態が表示
されます。
下の図はこのメニュー全体の流れです。全てカーソルで目的の項目を選んで、OK ボタンで
確定して画面を表示させていきます。末端の画面から Top メニューの方向に戻るときは
CLR ボタンを何度か押してください。
1 Sta t u s OK OK
1 RX 1 REC
2 SMS 2 TX 2 CH Type
3 Satellite 3 Position
4 Phone Book 4 Product OK
5 Redial 5 Unit Info TXメニュー画面
6 Call Log 6 ID
7 S e l f Te s t 1 EIRP
8 Al a r m P a c k
9 ADMIN OK
0 SERVICE
Position 状態表示画面
N 10.10 10
または、どの画面からでも ID メニュー画面 E130.20 24
STATUS ボタンを押せば、
1 IMSI
STATUS メニューに移行 OK
2 MSISDN Product メニュー画面
1 IMEI
2 JRC No.
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
3 D e l i ve r y
1 Ve r s i o n
2 Mainte No.
3 AD E
4 BDE
83
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
RX とは Receive(受信)の略語です。受信レベルおよびチャンネルタイプが表示されます。
1 Sta t u s
2 SMS REC 値表示画面
OK REC:
受信レベルが数値で表示され
1 RX 55 ます。数値が 55 以下に落ちた
2 TX
時、通信は難しくなります。
1 REC
2 C H Ty p e CH タイプ設定値表示画面
CH Type:
OK
RX メニュー画面 T025Q チャンネルタイプ(T025Q, T1Q,
T1X, T45X)が表示されます。
図 8.1. 1 RX(受信)メニュー
TX とは Transmit(送信)の略語です。送信レベル(EIRP 値)が表示されます。
1 Sta t u s
2 SMS
1 RX
2 TX
図 8.1. 2 TX(送信)メニュー
84
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s
2 LES
OK Position 状態表示画面
3 Position N 10.10 10
4 Product
E130.20 24 GPS の状態が 2-D FIX 及び 3-D
FIX の場合の画面
Status メニュー画面
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
85
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
IMEI(インマルサット端末装置番号)、JRC 番号、運用開始日が表示されます。
3 Position
4 Product
Deliver y: 運用開始日表示画面
Product メニュー画面 OK
01/JAN/2008 通信を開始した日付が表
示されます。
86
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
ADE/BDE のバージョン、メンテナンスナンバー、ステータス、アラームが表示されます。
GYRO 使用時は、[Appendix A4.Unit Info メニュー(p140)を参照してください。
1. Version 表示画面
Unit. Info メニュー画面
Version
1 Sta t u s ….ソフトウェア
2 SMS 01.00 バージョン
5 Unit Info OK
6 ID
1 Ve r s i o n
2.Mainte No. 表示画面
OK
2 Mainte No. SYS …システム・パッケージ メンテナンス No.
01.19
CM
3 AD E
5.0.3.6 …CM(コアモジュール)メンテナンス No.
OK IB BOOT …IB(インターフェィスボード)ブート
4 BDE メンテナンス No.
01.50
IB MAIN
…IB メンテナンス No.
OK P88 参照 01.24
ADE BOOT
…ADE ブートメンテナンス No.
2.00
ADE MAIN
…ADE メンテナンス No.
05.01
P89 参照 HS
…ハンドセットメンテナンス No.
00.05
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
87
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s
3.ADE 状態表示画面
2 SMS
EIRP:
5 Unit Info
6 ID 14.0 ….送信出力 (dBw)
-1.5
RSSI-1:126
ステータスビット表示(左から) RSSI-2:83 ….電波追尾(方位面)用追尾信号の値
88
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
4. BDE 状態表示画面
SAT: ….使用衛星
1 Sta t u s
2 SMS APAC E143.5
5 Unit Info
Spot Beam ….Spot Beam 番号
6 ID 128
OK N 10.10 10 ….位置
1 Ve r s i o n
E130.20 24
2 Mainte No.
REC: ….受信レベル
3 AD E
50
4 BDE CH TYPE ….受信チャンネルタイプ
Unit Info メニュー画面 T025Q
Cable loss: ….ケーブル・キャリブレーション補正値
10.0
IMEI:123456- ….IMEI (国際携帯端末認識番号)
78-901234-5
JRC No: …..製造番号
GV12345
Delivery: ….使用開始日
01/JAN/2008
UE Class: ….User Equipment (ユーザ装置) のクラス
9
….IMSI (国際移動電話加入者識別番号)
IMSI: IMSI:
234 012345678901
MSISDN1: ….MSISDN (移動電話加入者 ISDN 番号)1
MSISDN1:
012345678901
234
MSISDN2: ….MSISDN 2
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
3. ハンドセット通信エラー XX,YY,ZZ
4. ケーブルキャリブレーションエラー A:0000000000
5. CM リセット 00000 ステータス・ビット表示 (左から)
6. CM が AT レベルで反応しない S:0000000000 (1 行目)
7. GYRO 通信エラー 00 1 IB のバックアップ・アプリケーション
(0:非作動, 1:作動)
8. Sync 選択時、GYRO I/F に割り込みが起こらなか
った。 2. 追尾タイプ (0:信号追尾, 1:GYRO 追尾)
9. Sync 選択時、GYRO I/F が存在しない信号を検出 3. GYRO タイプ (0:NMEA, 1:Sync/Step)
した。 4. Heading 要求 (0:off, 1: on)
10. Step 選択時、GYRO I/F が存在しない信号を検出 5. タイプ (0:Sync, 1:Step)
した。
6.-7. Ratio (00:360X, 01:90X, 10:180X, 11:36X)
(2 行目)
8. GYRO 回転方向 (0:NORM, 1:REV)
11. Step 選択時、GYRO I/F が R1 R2 に信号を検出し
た 9-10. 連続出力タイミング
12. GYRO I/F WDT オーバーフロー (00:50ms, 10:100ms, 01:1s, 11:RESERVE)
13. GYRO I/F プログラム・メモリー・エラー (2 行目)
14. IB ソフトウェア・アップデート失敗
11. GYRO 信号不使用のテスト状態
15. ADE ソフトウェア・アップデート失敗
(0:NORM, 1:TEST)
図 8.1.5c Unit Info 各状態表示画面(3/3) 12. エラー検出時間 (0:0.2s, 1:5s)
89
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
IMSI/MSISDN 番号が表示されます。
1 Sta t u s
2 LES
5 Unit Info
6 ID
左画面で表示されない部分は右画面で確認できます。
MSISDN1: MSISDN1:
012345678901 234
MSISDN2: MSISDN2:
012345678901 456
MSISDN3: MSISDN3:
012345678901 678
IMSI (国際移動電話加入者識別番号)
MSISDN (移動電話加入者 ISDN 番号)
図 8.1.6 ID メニュー状態表示画面
90
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
SMS を作成、送受信できます。
ご注意
現在のメモリ使用量が全メッセージ収容量と等しくなった場合、SMS の新規メッセージの受信およ
びハンドセットによる送信ができませんので、必要のないメッセージはこまめに削除してください。
容量確認方法:[8.2.5 Setting メニュー(p98)]
削除方法:New(受信)メッセージ:[8.2.2 Inbox メニュー(p95)] を参照ください。
Sent(送信)メッセージ:[8.2.3 Sent メニュー(p96)] を参照ください。
Draft(未送信)メッセージ :[8.2.4 Draft メニュー(p97)] を参照ください。
Top メニュー画面
SMS メニュー画面
OK
1 Sta t u s
2 SMS 1 N ew M S G
3 Satellite 2 Inbox /123
• 入力モードを切り替えるには、Aa ボタンを押してください。
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
Aa(大文字アルファベット)→aA(小文字アルファベット)
→ (表示はなし、数字入力)へと遷移します。
各モードで入力可能な文字のリストは次ページにあり
ます。
図 8.2b 入力モード切替
• 入力した文字を確定するには、 #► キーを押してくだ
さい。
#► キーを押すまでは、入力した文字は点滅したままで、確
定しません。
図 8.2b 入力した文字の確定キー
91
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
大文字アルファベット入力モード
Aa [入力モード]エリアに Aa が表示されている時、下表の文字の入力が可能です。
キーを押す回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
(キー) 0 . , - ? ! “ ‘ ¥ $ & : ; #
1 *1 *2 @ ( ) < > % + * / =
2 A B C a b c
3 D E F d e f
4 G H I g h i
5 J K L j k l
6 M N O m n o
7 P Q R S p q r s
8 T U V t u v
9 W X Y Z w x y z
小文字アルファベット入力モード
aA [入力モード]エリアに aA が表示されている時、下表の文字の入力が可能です。
キーを押す回数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
(キー) 0 . , - ? ! “ ‘ ¥ $ & : ; #
1 *1 *2 @ ( ) < > % + * / =
2 a b c A B C
3 d e f D E F
4 g h i G H I
5 j k l J K L
6 m n o M N O
7 p q r s P Q R S
8 t u v T U V
9 w x y z W X Y Z
数字入力モード
[入力モード]エリアに 何も表示されていない時、数字のみの入力が可能です。
92
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
メッセージ送信完了
1 Sta t u s
2 SMS
送信中画面
1 N ew M S G
OK
メッセージ編集フロー
送信/保存選択画面
Send
S a ve
メッセージ編集画面
AAAAAAAAAA
AAA
013/160 メッセージの入力中は、4 行目
のステータス表示行に、「入力さ
MENU OK れた文字数/入力可能な全文字
数」が表示されます。
アドレス編集画面
OK
Address?
123
選択した番号が表示される
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
MENU OK
Save OK
メッセージ編集メニュー画面
S a ve メッセージは[Draft]メニューに保
OK 存されます。
Draft [8.2.4 Draft メニュー]参照 (p97)
93
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
アドレス編集画面
[メッセージ編集フロー]
Ad d r e s s ? (p93) が完了し、OK が押さ
れると、画面は[送信/保存選
択画面]に遷移します。
OK
送信/保存選択画面 送信か保存かを選択でき
ます。
Send
送信する場合は[Send]に
S a ve
カーソルを合わせて OK
OK を押してください。
Sent
送信中画面 [送信中画面]が数秒間表示
されます。これでメッセー
Sending ジ送信は完了し、[Sent メ
ニュー]に送信したメッセ
ージは保存されます。
Ad d r e s s ?
Send
S a ve
Sending
OK
送信エラー画面 SMS 画面
Draft
Error 1 N ew M S G
2 Inbox /123
図 8.2.1c 送信失敗時の画面遷移
再送信する場合は、下記の手順を行ってください。
94
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s
2 SMS
1 N ew M S G
2 Inbox /123
OK
OK OK or CLR MENU
Inbox メッセージ全画面
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
u n ow ? P l e a s e
e c o n ta c t m e
Delete [8.2.1. New MSG
OK
メニュー (p93)]参照
Inbox メッセージ削除確認画面
送信画面
Ye s
No Sending
Inbox 一覧およびメッセージは
キーで上下閲覧可能 OK
メッセージ削除完了 メッセージ送信完了
95
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s
2 SMS
2 Inbox /123
3 Sent /123
OK
OK
MENU
OK or CLR
003 MENU OK
81422459246 Resend
Sending
Sent メッセージ削除確認画面
Ye s
No
OK
メッセージ送信完了
メッセージ削除完了
96
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s
2 SMS
3 Sent /123
4 D r a ft /123
OK
004 8142259231
8142259231 I finally re
OK OK or CLR MENU
[8.2.1. New MSG メニュー (p93)]画面
Draft メッセージ全画面
メッセージ編集
004
81422459231
フロー
Draft メッセージメニュー画面
I finally re
MENU Edit
a c h e d Saide OK
port, we can
see lot of
Send
OK
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
Delete
OK 送信画面
Sending
Draft メッセージ削除確認画面
Ye s
No
メッセージ削除完了 メッセージ送信完了
OK
97
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Sta t u s OK
2 SMS Capacity 画面
全メッセージ収容量お
4 D r a ft /123 Used / Total よび現在の使用量を表
1 C a pa c i t y
OK 020/100 示します。
5 Setting
全メッセージ削除画面
2 D e l e t e Al l 全メッセージを一斉消去
OK Ye s します。
No 注) 操作時には、必要な
メッセージを消去してし
まわないようご注意くだ
さい。
SCA 編集画面
3 SCA SCA ( サ ー ビ ス セ ン
OK
SC Address? タ・アドレス)を、既
008707720017 定以外に設定する場合
に使用します。
有効期限画面
4 Va l i d i t y OK 1 Hour サービスセンターに
メッセージが到達し
6 Hours
た後の、メッセージ
1 Day
の有効期限を設定し
1 We e k ます。
Maximum
クラス設定画面
相手がメッセージを受信
5 Class
クラスなし : 指定なし OK No Class した後、そのメッセージ
Class 0: Class 0 をどう振舞わせるかを設
表示のみ(保存不要) 定します。
Class 1
Class1:
本体に保存を要求 Class 2
Class 2: Class 3
SIM メモリに保存を要求
Class 3:
相手の設定に任せる
通達確認設定画面
6 St - R e p o r t OK
通達確認機能を
ON
設定します。
OFF
98
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
衛星の選択およびスポットビーム番号が表示されます。
GYRO 使用時は、[Appendix A5. Satellite メニュー(p142)]を確認ください。
7 S e l f Te s t ボタンを押せば、
8 Al a r m P a c k Satellite メニューに移行
9 ADMIN
0 SERVICE
使用する衛星を選択して OK ボタンを押してください。
AUTO を選択すると、装置自身が最適な衛星を選択します。
[Satellite 選択画面]内の*印は、現在使用している衛星を表しています。
Satellite 選択画面
* Satellite 選択画面では
3 Satellite AUTO
4 Phone Book *AMER W98.0 下記の運用されている衛星の中から
OK APAC E143.5 選択可能な衛星のみを表示します。
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1 Satellite EMEA E25.0
2 Spot Beam AMER W98.0 (America 衛星)
APAC E143.5 (APAC 衛星)
現在使用しているスポットビーム番号が表示されます。
3 Satellite
4 Phone Book
Spot Beam:
1 Satellite OK
2 Sp o t B e a m 128
99
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
Top メニュー画面
Phone Book アドレス表示画面 Phone Book 電話番号表示画面
1 Sta t u s OK
2 LES 01 01234567890
3 Satellite JRC 1234
4 Phone Book
02
5 Redial
No Data
6 Call Log
03 110
7 S e l f Te s t
8 Al a r m P a c k KEISATSU
9 ADMIN
0 SERVICE
99 119
または、どの画面からでも
KYUKYU
ボタンを押せば、
ADMIN ユーザとし
てログインしてい 相手先を呼び出
5678901234
Edit ない場合のみ、シー
COMM(SND) します
クレット・コード入
Delete 力を要求されます。
100
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
Delete(削除)を選択した場合、その瞬間にそのメモリ番号のデータは削除され、そのまま
アドレス/電話番号一覧表示画面に戻ります。そこには「No Data」の表示のみが残っています。
*例)既存のアドレス・電話番号を編集する場合(新規に登録する場合は、アドレス・電話番
号とも、空欄の画面が表示されます。)
4 PhoneBook
5 Redial
01
JRC MENU 操作選択画面 アドレス編集画面
OK Address?
Secret Code? Edit
*****
Delete RRC
01234567890 MENU
OK
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
電話番号編集画面
既存のアドレス・電話番号を削除する場合
OK
Edit 01
OK
Delete No Data 18
RRC
削除された画面が表示されます。
図 8.4.1b Phone Book データ削除画面
書換えられた画面(最初に表示
されていた方の画面で)が表示
されます。
101
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
この画面では、最大 30 件のリダイヤル番号を表示します。
最初に、リダイヤル履歴番号(01~30)および電話番号(10 桁以上の場合は冒頭の数字が
表示されません)の Redial 履歴表示画面(一覧)を表示します。
前後のリダイヤル履歴を表示するには▲▼ボタンで画面をスクロールしてください。
OK 10 桁以上の番号 全桁を確認できま
は冒頭が表示され す。
ません。
履歴がない場合の
表示画面
No Data
または、アイドル画面から
ボタンを押せば、
Redial 履歴表示画面に移行
102
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、通信種別に、コールログ(通信履歴)を表示します。
通信履歴は Voice(通話)/FAX/STANDARD(スタンダード IP)/STREAMING(ストリーミ
ング IP)/SMS の 5 つの種別に分けて表示されます。
OK
1 Sta t u s 1 VOICE 1 BOTH
2 LES 2 FAX 2 SND ( 12 )
3 Satellite 3 S TAN D AR D 3 RCV ( 89 )
4 Phone Book 4 S T R E AM I N G
5 Redial 5 SMS
OK
6 Call Log
7 S e l f Te s t
OK
8 Al a r m P a c k
9 ADMIN
0 SERVICE Call Log 一覧メニュー画面
OK 001
1 VOICE 01/JAN/2005
2 FAX
3 S TAN D AR D
4 S T R E AM I N G
5 SMS
001
画面表示は▲▼ボタンで 1 行ずつ移動 23:59:59
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
図 8.6 Call Log メニュー画面
*STANDARD/STREAMING には SEND/RCV(送受信)のような方向性がないため、通信メニ
ュー画面をスキップして、Call Log メニュー画面から直接、Call Log 詳細情報表示画面に遷移
します。
103
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
この画面では、選択された通信履歴(コール・ログ)の詳細を表示します。
1 BOTH
2 SND ( 12 )
3 RCV ( 89 ) OK
通信メニュー画面
Call Log 一覧メニュー画面(時刻)
001 TEL1
23:59:59
SAT: SAT:
APAC E143.5 ….使用した衛星 APAC E143.5 ….使用した衛星
(SMS 選択時)
(STREAMING 選択時)
----
0A1F ….4 桁のコーズコード
104
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
6 Call Log
7 S e l f Te s t Call Log 認証画面 Call Log 削除画面
1 VOICE MENU
Secret Code? OK
2 FAX Delete
! 認証エラー画面
Error
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
ドセット両方の通信状態を一度に確認できます。
[Good]は良好、[Fail]は何らかの原因で通信ができない状態です。
105
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、発生したアラームの履歴(履歴番号、日付、時刻)を、最新の 10 件の
み表示します。
どちらの画面でも、見たい履歴番号にカーソルを合わせてOKボタンを押すと、装置選択
メニュー画面が表示され、アラームが発生している装置名には*が付加されていますので、そ
れにカーソルを合わせてOKボタンを押してください。
選択した装置のアラーム表示画面を表示します。
7 S e l f Te s t OK 01 OK 1 AD E *
8 Al a r m P a c k 0 1 / J AN / 2 0 0 5
2 BDE
OK エラーが発生している装置には、
* マークが表示されます。
01
23:33:39 1 AD E *
2 BDE
画面表示は▲▼ボタンで 1 履歴ずつ移動
106
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
1. ADE アラーム表示画面
7 S e l f Te s t
8 Al a r m P a c k
EIRP:
READY ….送信出力 (dBW)
01 14.0
0 1 / J AN / 2 0 0 5 OK …. ADE 温度 (℃)
ADE : 15
READY ….HPA 温度 (℃)
HPA : 18
1 AD E *
2 BDE
….EIRP ADJ RFS 設定値
ADJ :250
….衛星 AZIMUTH
OK SAT AZ :359.9
….衛星 Elevation
Alarm Pack 装置選択 SAT EL :90.0
メニュー画面 ….アンテナ Bearing
BR:359.9
….アンテナ Elevation
次頁 EL:89.5
….アンテナ クロス Elevation
Cross EL:
-1.5
ステータスビット表示(左から) ….電波追尾(方位面)用追尾信号の値
RSSI-1:128
1. PLL ロック検出 (ADE 状態表示) ….ステップトラック用信号の値
RSSI-2:83
2. レートセンサ設定 (ADE 状態表示) …. ADE の衛星サーチ状態
ADE Search:
3. Servo 設定 (ADE 状態表示) 3
…. GPS の位置情報
4. Step track 設定 (ADE 状態表示) GPS Status:
5. Usests (位置情報の入力方法 3D FIX
アラームビット表示
0:内部入力 1:手動) A:0001000000 (左から、異常時は 1 を表示)
0 (1 行目)
S:00000 1. コントロールエラー
図 8.8.1a Alarm Pack 装置選択メニュー画面詳細(1/2) 2. 加速度センサエラー
3. レートセンサエラー
4. メモリエラー
*ソフトウェアのアップデート・エラー表示(p108)の各項目の内容
(XX,YY,ZZ にはそれぞれ下記の数値を表示する。各項目、1 桁表示の 5. オフパワーアラーム
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
場合は 3,0,0,のように[,]を区切り文字として表示) 6. ハイパワーアラーム
7. バーストエラー
XX:失敗時の状態 YY:IB 失敗時のエラー番号
8. プログラムエラー
0. 初期状態 0. エラーなし
9. FAN エラー
1. IB チェック中 1. ファイル名エラー
2. IB 更新中 3. IB イメージエラー (CRC/ID/length) 10. (予備ビット)
3. ADE 送信中 4. データ転送エラー (2 行目)
4. ADE ブート要求中 5. CM 応答なし 11. GPS アラーム
5. ADE ブート確認中 6. IB バックアップ失敗 (通常のデータが 10 分間受信不可能.)
6. ADE 消去中
ZZ:ADE 失敗時のエラー番号
7. ADE リセット中
0. エラーなし
8. ADE 消去検証中 IB(YY)、ADE(ZZ)、共に失敗が
2. ファイル名エラー
9. ADE データ送信中 ない場合、以下の画面を表示しま
4. データ転送エラー す。
10. ADE 送信終了
5. CM 応答なし
11. ADE 展開中
7. ADE イメージエラー (CRC/ID/length)
12. ROM 再書き込み中
8. ADE 通信エラー U pd a t e E r r :
13. ROM 確認中 None
9. ADE 確認エラー
107
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
2. BDE アラーム表示画面
SAT: ….使用衛星
APAC E143.5
Spot Beam: ….Spot Beam 番号
7 S e l f Te s t 128
8 Al a r m P a c k
N 10.10 10 ….位置
READY
01 OK E130.20 24
0 1 / J AN / 2 0 0 5
REC: ….受信レベル
READY
50
1 AD E *
2 BDE CH TYPE ….受信チャンネルタイプ
T025Q
Cable loss: ….ケーブル・キャリブレーション補正値
Alarm Pack 装置選択 10.0
メニュー画面 IMEI:123456- ….IMEI (国際携帯端末認識番号)
78-901234-5
JRC No: …..製造番号
GV12345
Delivery: ….使用開始日
01/JAN/2008
…. User Equipment (ユーザ装置) のクラス
UE Class
9
IMSI: IMSI: ….IMSI (国際移動電話加入者識別番号)
234 012345678901
MSISDN1: ….MSISDN (移動電話加入者 ISDN 番号)1
MSISDN1:
234567890123
234
MSISDN2:
….MSISDN 2
No Data
アラームビット表示(左から、異常時には 1 を表示 )
MSISDN3:
(1 行目) ….MSISDN 3
No Data
1. ADE 通信エラー
Update Err: ….ソフトウェアのアップデート
2. CM 通信エラー ・エラー表示*(内容説明は p107 を参照)
XX,YY,ZZ
3. ハンドセット通信エラー
A:0000000000
4. ケーブルキャリブレーションエラー
00000
5. CM リセット ステータス・ビット表示 (左から)
S:0000000000
6. CM が AT レベルで反応しない (1 行目)
00
7. GYRO 通信エラー 1. IB のバックアップ・アプリケーション
8. Sync 選択時、GYRO I/F に割り込みが起こらなかった。 (0:非作動, 1:作動)
第 8 章 画面の説明と操作
8.9 ADMIN メニュー ( MENU+ 9 )
ADMIN メニューでは、各種の設定を行います。TOP メニューから[9 ADMIN メニュー]を選
択して、各種メニュー画面を開いていってください。ADMIN 権限のないユーザーの方がこの
メニューを表示しようとした場合は認証画面が開きます。
5 Redial
6 Call Log
7 Self Test
8 Alarm Pack
9 ADMIN
0 SERVICE
Port メニュー画面
ADMIN メニュー画面 User Reg.一覧表示画面
1 Setup 1 Handset 01
YA M A D A
2 Port Cont 2 ISDN 02
3 Port 3 Ethernet TA N A K A
03
4 User Reg.
S AT O H
5 Auto DCN.
第8章
6 SIM Menu
画面の説明と操作
50
S AIGO
Auto DCN.メニュー画面
SIM メニュー画面
1 Max Time
1 Chg PIN1
2 PIN Input
図 8. 9 ADMIN メニューの流れ
109
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
Setup メニューは、下記の事項を設定します。
1. Delivery:JUE-250 の運用開始日の設定
2. Local Time:時差の設定
3. LED:メインユニット本体の LED 輝度 の設定
4. Tracking:衛星追尾システムの選択、AUTO(電波追尾)または GYRO 追尾
6 SIM Menu
110
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、運用開始日を設定します。
Setup メニューから、[1 Delivery]を選択することによって、設定画面が Day(日)Month(月)
Year(年)の順に表示されます。
日設定画面
8 Alarm Pack Day? 数字ボタンを押して、日付を入力
9 ADMIN 31 します。
1 Setup OK
2 Port Cont OK
1 Delivery
OK
年設定画面
Year? 数字ボタンを押して、西暦で年を
2008 入力します。
OK
画面表示は▲▼ボタンで 1 行ずつ移動
第8章
*月設定画面では、▲ボタンの操作では、月を DEC→NOV→OCT…の順で表示します。
画面の説明と操作
▼ボタンの操作では、反対に JAN→FEB→MAR→APR…の順で表示します。
運用開始日は、JUE-250 が装備され通信を開始した日付であるだけでなく、保証などの契約
期間の目安となるものです。正確に設定しておきましょう。
111
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
まず、+と-の表示が出る±設定画面が表示され、現地時刻(現在時刻)が標準時刻よりも
進んでいる場合は+を、遅れている場合は-をカーソルで選択して OK ボタンを押します。
次に時差設定画面が表示されるので、時差を時・分単位で数字ボタンを使用して入力してく
ださい。時計表示を世界標準時刻(UTC)に戻すには、時差設定を+00:00 にしてください。
1 Setup
OK + OK Diff Time
2 Port Cont
1 Delivery +00:00
2 Local Time
Setup メニュー画面 OK
アイドル画面 設定後のアイドル画面
Diff Time
+09:00
112
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
8 Alarm Pack
9 ADMIN LED 設定画面
1 Setup
ON
2 PortCont OK
OFF
2 Local Time
3 LED
OK
Setup メニュー画面
8 Alarm Pack
9 ADMIN
第8章
2 Port Cont
OK AUTO
3 LED
4 Tracking GYRO 画面の説明と操作
OK
Setup メニュー画面
Tracking 方法設定画面
1 SYNC/STEP
2 NMEA
113
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは通信ポート(ハンドセット、TEL1,TEL2)ごとに、下記の操作設定を行い
ます。
1. Secret Code:操作制限を各ポートに設定できます。
2. Volume:出力する通話音量を各ポートに設定できます。
3. Type:サービスタイプ(VOICE または FAX)を TEL1、TEL2 ポートに設定できます。
114
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは設定項目(シークレット・コード入力の有無、声の音量、サービスの種類)
を選択します。
3 Port OK
1 Handset
Volume 選択画面
2 TEL1
OK Normal OK
3 TEL2 1 Secret Code
High
2 Volume
OK
Type 選択画面
OK OK
1 Secret Code VOICE
2 Volume FAX
3 Type
第8章
図 8.9.2.1 Port Cont 設定項目選択メニュー
画面の説明と操作
115
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、次の設定を行います。
1. ハンドセット(8.9.3.1 章)
• バックライトの明るさ選択
• LED の明るさ選択
• 着信音の選択
• 通話音量の選択
• キークリック音 ON/OFF
2. ISDN(8.9.3.2 章)
• MSN(多重加入者番号)の割当
3. Ethernet(8.9.3.3 章)
• JUE-250 IP アドレスの割当
• DHCP 機能の ON/OFF
OK OK
8 Alarm Pack 1 Setup 1 Handset
9 ADMIN 2 Port Cont 2 ISDN
3 Port 3 Ethernet
4 User Reg.
5 Auto DCN.
6 SIM Menu
116
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、ハンドセットの詳細な装置設定(LCD 部分バックライトの明るさ、LED
ランプの輝度、着信 Ring 音のパターンおよび音量、通話時の音量、キークリック音の有無の
設定)を行います。
画面のバックライトの明るさ
Back Light 設定画面
Top menu screen を 5 段階(OFF を含む)で設
4 定します。
9 ADMIN 3
OK OK
0 SERVICE 2
2 Port Cont 1
OFF
3 Port ハンドセットの画面の下に付
3 OK
第8章
OK 2
1
次頁
画面の説明と操作
Volume 設定画面 通話時の音量を 3 段階の中から
1 Voice-MSN
設定します。
3
2 Audio-MSN OK OK
2
ISDN MSN 設定メニュー画面 1
MSN: ハンドセットのキーを押した時
Key Click 設定画面
Multiple Subscriber Number のクリック音の有無を設定しま
(複数加入者番号) す。
ON
OK
OK
OFF
図 8.9.3.1 ハンドセット詳細設定メニュー
117
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
ご注意
Voice-MSN Voice-MSN
123456789123 456
MSN 編集画面
MSN 表示画面が 13~15 桁目を右画面に表示させる
123 のに対して、MSN 編集画面は、1~3 桁目を上段に
456789123456
シフトして、一つの画面に全桁を表示します (番号
が 12 桁を超える場合でも)。
118
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
OK
押してください。
再起動確認画面
Reboot? 上記の内容を装置に確定した後、ここで再起動が
CLR
OK/CLR 必要になります。
OK ボタンを押すと、画面表示は消え、確定のた
OK
第8章
めの再起動が行われます。
再起動 CLR ボタンを押した場合は、設定は無効となり、
* 1) PORT メニュー画面に戻ります。
画面の説明と操作
IP アドレスの入力について
IP アドレスは、ピリオドで区切られた 3 桁の数字 4 組から構成されています。もしも入力
するアドレスに、3 桁に満たない数値(1~2 桁)の組がある場合は、その数値の前に[0]ま
たは[00]を入力してください。 例)192.168.128.1 の場合、192168128001 と入力
IP アドレスの入力範囲 :
119
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、ユーザー名、シークレット・コードを登録します。シークレット・コー
ドの入力範囲は 0001~9000 です。
2 Port Cont
3 Port
4 User Reg. 50
SUZUKI
SUZUKI
5 Auto DCN. 4949
6 SIM Menu
04
No Data
登録なしの場合
01
1 台の JUE-250 に、ADMIN ユーザーとして登録できるのは 1 名のみ。
C A P TA I N その他は全て Guest ユーザーとして登録されます。
02
TA N A K A
03
S AT O H
120
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
ユーザー名やシークレット・コードの登録、書き換え、削除を行う時には、User Reg.一覧表
示画面、あるいはシークレット・コード画面を表示しながら、MENU ボタンを押してくださ
い。
[新ユーザー名の登録]
例)No.02 にユーザー名:TANAKA、シークレット・コード No.8765 を登録します。
9 ADMIN 操作選択画面に切替りました。
Edit
0 まずはユーザー名の登録なので、Edit
4 User Reg. Delete
(編集)をカーソルで選択して OK
5 Auto Discon
02 MENU
を押してください。
No Data OK
User Reg.一覧表示画面
ユーザー名編集画面に切換わり
02
ました。行の頭でカーソルが反転
していますのでここから名前を
ユーザー名編集画面 入力してください。
02 入力が終わりました。
TANAKA
OK
OK でシークレット・コード編集画面
第8章
が開きます。行の頭でカーソルが反転
TANAKA
していますのでここからコード番号
を入力してください。 画面の説明と操作
シークレット・コード編集画面 (入力範囲:0001~9000)
TANAKA 入力が終わりました。
8765
OK
121
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
[ユーザー名・シークレット・コードの書換え]
ユーザー名だけ、あるいはシークレット・コードだけを変更する場合でも、両方の編集画面が
表示されます。変更のない方の編集画面では、そのまま OK ボタンを押してください。
9 ADMIN
0 SERVICE
4 User Reg.
5 Auto Discon
02 TANAKA
TANAKA 8765
MENU
Edit
Delete
最初にユーザー名編集画面が表示されま
02 す。ユーザー名に変更のある場合は新しい
TANAKA ユーザー名を入力(上書き)して OK ボタ
ンを押してください。
ユーザー名編集画面
OK
変更のない場合はそのまま OK ボタンを押
02 してください。
TANAKA
(この場合はユーザー名に変更がないので
そのまま OK ボタン)
次にシークレット・コード編集画面が表
TANAKA 示されます。シークレット・コードに変
8765 更のある場合は新しいコードを入力(上
OK
02 TANAKA 最初に表示していた画面
図 8.9.4.1b ユーザー名・シークレット・コードの書換え方法
122
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
[ユーザー名・シークレット・コードの削除]
例)メモリ番号 02 番のデータを削除してみます。
図 8.9.4.1c ユーザー名・シークレット・コードの削除方法
<注意>データは削除されると復元されません。充分注意しながら操作を行ってください。
第8章
画面の説明と操作
123
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、各通信ポートからの回線の接続制限時間(Max Time)を設定します。
ADMIN メニューから[5 Auto DCN.]メニューを選択してください。
OK OK
8 Alarm Pack 1 Setup 1 Max Time
9 ADMIN 2 Port Cont
3 Port
4 User Reg.
5 Auto DCN.
6 SIM Menu
124
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
選択項目を決定すると、接続制限時間の設定画面を表示します。時間は常に分単位の設定に
なっています。1~3 桁の数字を入力して OK を押すと、前画面に戻ります。
1 Max Time
OK
2 TEL1 TEL1
OK 240 min
3 TEL2 TEL2
OK 240 min
4 ISDN ISDN
OK
240 min
5 STREAMING STREAMING
OK
240 min
OK
第8章
接続した場合と Ethernet ポートで
接続した場合の両方に適応される。
画面の説明と操作
設定時間範囲は、0~240(分)です。
「0」を制限時間に設定した場合、接続時間は無制限になります。
125
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、SIM カード使用の設定を行います。
OK
8 Alarm Pack 1 Setup
9 ADMIN 2 Port Cont
3 Port
4 User Reg.
5 Auto DCN. SIM Menu 画面
OK
6 SIM Menu
1 Chg PIN1
Chg PIN1:
2 PIN Input
PIN1 の変更設定を行います。
PIN Input:
PIN 入力操作の有無を設定します。
126
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、SIM カード使用時の、PIN(個人識別番号)の変更を行います。
(事前に[8.9.6.2 PIN Input 設定](p128)で、PIN Input を Enable にしておく必要があります。)
PIN の変更手順
PIN の変更手順
残りの有効入力回数
8 Alarm Pack
9 ADMIN
5 Auto DCN. SIM PIN1 入力画面 新 PIN 入力画面
6 SIM Menu OK
SIM PIN1? 3 OK New PIN?
1 Chg PIN1
2 PIN Input **** ****
OK
第8章
Error
「 PIN Input 」 を OK
Disable に設定時
画面の説明と操作
入力成功 新 PIN 再入力画面
!
OK
Retype PIN?
5 Auto DCN.
**** OK
6 SIM Menu
この画面で入力エラーし
OK
Error
た場合、何度でも前に戻
って入力し直せます。
PIN1 認証画面で入力エラーした
場合でも、ADMIN Menu に戻りま
す。
127
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
このメニューでは、PIN 入力操作の有無を設定します。
[Enable]を選択すると、電源を入れた時に、PIN を入力する必要があります。
[Disable] を選択すると、電源を入れた時に、PIN を入力しなくても操作が可能です。
9 ADMIN
5 Auto DCN. OK OK
6 SIM Menu
Enable
Disable
1 Chg PIN1
2 PIN Input
SIM Menu 画面
入力成功
Error SIM PIN1 入力画面
OK SIM PIN1? 3
128
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
残りの有効入力回数
第8章
画面の説明と操作
129
第8章 ハンドセット画面の説明と操作
TX アラーム画面
TX アラーム(送信系に障害が発生して、送信出力機能が強制的に OFF された場合に、そ
れを表示する機能)が作動した場合に表示します。OK ボタンを押すと、TX アラームは
解除(リセット処理)されて、アイドル画面に移行します。
TX アラーム画面 アイドル画面
図 8.10 TX アラーム画面
130
第9章 保守・点検
第 9 章 保守・点検
機器は保守の状態により寿命が大きく左右されます。常に最高の性能を発揮させるために、
次の項目を日常より点検してください。
1) 電源電圧を常に規定値内(+19VDC~+31VDC)に保ってください。
2) 正常動作時の送信出力(EIRP)と受信レベル(REC)を記録しておいてください。常に
動作状態を正常時と比較し、異常を早期に発見するよう心がけてください。
9.1 日常の保守
通常の工具等で行う一般的な日常の保守点検方法を次の表に示します。
警告
お客様による内部の点検・修理は絶対に行わないでください。
専門整備員以外による点検・修理は火災・感電・動作不良の原因となります。
JUE-250 は総務省令無線設備規則などの技術基準に適合している機器です。
内部の各回路は厳密に調整されていますので、調整や部品定数の変更などは絶対に行
わないでください。故障・火災・感電・傷害の原因となります。異常が発見されたらただち
にお買い上げの販売店にご相談ください。
表 9.1 保守点検項目
番号 項目 保守点検
1 清掃 パネル面、スイッチ、上カバー、底カバーは柔らかい布やシリコンオイルでか
るく拭いて汚れを落します。
2 部品の ネジ・ナットのゆるみ、スイッチのゆるみ、コネクタのゆるみ等の抜けかかり
ゆるみ を点検し、正しい締付けをします。
第 9 章 保守・点検
131
第9章 保守・点検
TOP メニュー画面
1 Status
2 SMS
3 Satellite
4 Phone Book
5 Redial
6 Call Log
7 Self Test
8 Alarm Pack
9 ADMIN
0 SERVICE
OK
結果をすぐに見ることができます
Self Test 結果表示画面
ADE : Good
Handset: Good
132
第 10 章 アフターサービス
第 10 章 アフターサービス
10.1 修理を依頼されるときには
“故障かな?”と思ったら,
巻末の「Appendix G トラブルシューティング&FAQ」
(P177)の項目をよくお読みのうえ、も
う一度お調べください。それでも異常が認められる場合には、電源を切り、お買い上げの販売
店にご相談ください。
保証期間中の修理につきましては、取扱説明書の説明・指示に従った正常な使用状態で故障し
た場合は、お買い上げの販売店が無償修理いたします。
ただし、保証期間中であっても下記の場合は無償サービスをお受けできないことがあります。
・ 機器取付後、工事報告書が当社へ送付されていない場合。
・ 誤使用、過失または天災・火災などの不可抗力によって生じた故障。
保証期間を過ぎている場合でも修理によって機能が回復可能な場合は、お客様のご要望により
有償で修理をうけたまわります。
連絡していただきたいこと
☆製品名・型名・製造年月日・製造番号・移動地球局 ID
☆異常の状況(できるだけくわしく)
☆事業所名または機関名、所在地、電話番号
★点検整備のおすすめ
部品の経年変化等により性能が低下する場合があります。ご使用状態によって異なります。
通常のお手入れとは別に、点検整備をおすすめします。
アフターサービス 第
点検整備は、お買い上げの販売店にご相談ください。
なお、この場合は有料となります。
★ 廃棄について
JUE-250 を廃棄する場合は地方自治体の規則に従って処理してください。
詳しくは、お買い上げの販売店又は各地方自治体にお問い合わせください。
アフターサービスについてご不明な点はお買い上げの販売店へお問い合わせください。
10
章
133
第 10 章 アフターサービス
134
第 11 章 仕様
第 11 章 仕様
11.1 本体装置部(ADE・BDE)
表 11.1 本体装置部仕様
1.MES のタイプ クラス 9
2.インマルサット
B9JR01
型式承認
3.周波数 送信 1626.5 ~1660.5MHz
受信 1525.0~ 1559.0 MHz
4.最大 E.I.R.P +15.1dBW + 1/-2dB
5.G/T(受信能力) -15.5dBK
6.変調方式 QPSK 音声用
π/4-QPSK
16QAM
7.アンテナ 方式 0.30Φ 平面
偏波 右旋円偏波(RHCP)
レドーム AES
8.電源 電圧 +19VDC~+31VDC
電流 受信時 2A 以下
最大 4.5A 以下(送信・オプション接続時)
9.外形 ADE Φ350mm×h350mm
BDE h166 mm×w64 mm×d221 mm
10.重量 ADE 7.4kg
BDE 2.2kg
11.環境条件
①温度 ADE -25℃~+55℃
BDE -15℃~+55℃
②湿度 +40℃ 95%
③振動 IEC60945 第 4 版 に準拠
④ 動揺 Motion Amplitude Period
Roll +30° 8s
Pitch +10° 6s
Yaw +8° 50s
Surge +0.2g
仕様 第
Sway +0.2g
Heave +0.5g
Turning Rate +6°/s 1deg/s2
Headway 30knots
11
章
135
第 11 章 仕様
⑥耐氷結(ADE) 25mm
⑦耐降水量(ADE) 100mm/hour 以下
⑧耐風速(ADE) 100knots in operation 以下
136
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
変更
部分
137
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
1 Sta t u s 1 Setup
2 SMS 2 Port Cont
3 Satellite 3 Port
4 Phone Book
4 User Reg.
5 Redial OK
5 Auto DCN.
6 Call Log Tracking 方法設定画面
6 SIM Menu
7 S e l f Te s t
8 Al a r m P a c k
9 ADMIN
0 SERVICE Setup メニュー画面
1 Delivery
2 Local Time
3 LED
OK AUTO
4 Tracking
GYRO
変更 OK
部分
OK
SYNC/STEP
NMEA
138
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
メインユニットの電源を押してオンにします。
ON
Heading 入力が要求された場合、Heading
Heading 初期値入力要求 値を入力してください。
変更 注)Heading 初期値入力が要求されるのは:
部分 Heading ? ・GYRO タイプが SYNC/STEP 設定で、初
期 Heading 値が未設定の場合
・GYRO タイプが NMEA 設定で、JUE-250
が GYRO から Heading 情報を受信できな
い(正常に接続していない)場合
衛星サーチ中
「SAT SEARCH」文字が最下段、ステータ
SAT SEARCH
ネットワークへ登録中 衛 星 サ ー チ が 終 了 す る と 、
「REGISTERING」文字が表示され、
APAC E143.5 インマルサット通信ネットワークへの登
14:03 UTC 録が開始されます。
REGISTERING
ネットワークへの登録が終了すると、ア
イドル画面が表示されます(以降は本文
“READY” ランプ
が点灯します。
139
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
P87 参照
Unit. Info メニュー画面
(GYRO 追尾に
1 Sta t u s
2 SMS よる変更なし)
5 Unit Info OK
6 ID
2.Mainte No. 表示画面
1 Ve r s i o n
SYS …システム・パッケージ メンテナンス No.
OK 01.19
2 Mainte No.
CM …CM(コアモジュール)メンテナンス No.
5.0.3.6
3 AD E …IB(インターフェィスボード)ブート
IB BOOT
メンテナンス No.
01.50
OK
4 BDE IB MAIN …IB メンテナンス No.
01.24
OK
ADE BOOT …ADE ブートメンテナンス No.
P88 参照
2.0
(GYRO 追
ADE MAIN …ADE メンテナンス No.
尾による変 05.01
更なし) HS …ハンドセットメンテナンス No.
次頁参照 00.05
NSK …NSK メンテナンス No.
変更
01.04 (GYRO 追尾時のみ表示)
部分
140
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
1 Sta t u s
4. BDE 状態表示画面
2 SMS
JRC No:
GV12345 …..製造番号
Delivery:
01/JAN/2008 ….使用開始日
UE Class:
…User Equipment (ユーザ装置) のクラス
9
IMSI:
IMSI:
012345678901 ….IMSI (国際移動電話加入者識別番号)
234
MSISDN1:
MSISDN1: 012345678901 ….MSISDN (移動電話加入者 ISDN 番号)1
234 MSISDN2:
No Data ….MSISDN 2
MSISDN3:
No Data ….MSISDN 3
Upgrade Err:
XX,YY,ZZ ….ソフトウェアのアップグレード
・エラー表示*(説明は p88 および p107 参照)
A:0000000000
00000 アラームビット表示
ステータスビット表示 S:0000000000
内容は p 89 および p 108 に同じ 00
図 A.4b BDE 状態表示画面(GYRO 使用時)
141
Appendix A GYRO 使用設定時の変更点
Top メニュー画面
1 Sta t u s
2 SMS
3 Satellite OK
4 Phone Book 変更部分
5 Redial
6 Call Log
7 S e l f Te s t Satellite メニュー画面
8 Al a r m P a c k Heading メニュー画面
1 Satellite
9 ADMIN Heading:
2 Spot Beam 128
0 SERVICE OK
3 Heading READY
Edit サブメニュー画面
Edit
または、どの画面からでも
ボタンを押せば
OK
、Satellite メニューに移行
OK
Heading 編集画面
Heading?
Heading 値 を
Heading メ ニ ュ ー
入力
画面に戻る
142
Appendix B ハンドセット・メニューツリー
Appendix B ハンドセット・メニューツリー
B.1 全ユーザ利用可のメニュー(1)
図 B.1 全ユ-ザ利用可のメニュー(1)
143
Appendix B ハンドセット・メニューツリー
144
Appendix B ハンドセット・メニューツリー
145
Appendix B ハンドセット・メニューツリー
この頁は空白のまま残されます
146
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
a) 接続の確認
本装置のソフトウェアアップデートは、PC 用の専用アプリケーションを使用します。PC を
用意して本装置と接続してください。(詳細は 1.接続の確認参照)
※PC は Windows XP/Vista OS を搭載したものを使用してください。
b) 最新ソフトウェアのダウンロード
インターネットに接続された環境で、本装置用の最新のソフトウェアがアップロードされてい
るかを確認します。最新のソフトウェアがアップロードされている場合は、ダウンロードして
ください。(詳細は 2. 最新ソフトウェアのダウンロード参照)
c) ソフトウェアのアップデート
ダウンロードしたソフトウェアを使用し、本装置のソフトウェアをアップデートします。(詳
細は 3. ソフトウェアのアップデート参照)
d) ソフトウェアバージョンの確認
ハンドセットメニューからソフトウェアバージョンを確認し、本装置のソフトウェアが正常に
アップデートされたことを確認します。(詳細は 4. ソフトウェアバージョンの確認参照)
147
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
1. 接続の確認
本装置のソフトウェアアップデートは、PC 用の専用アプリケーションを使用します。PC を
用意して本装置の Ethernet ポートと LAN ケーブルで接続してください。
PC と本装置の接続方法は、「6.2 Ethernet ポートへの PC 接続」を参照してください。
電源
LAN ケーブル PC
ハンドセット
ADE
148
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
2. 本装置用最新ソフトウェアのダウンロード
本装置の最新ソフトウェアは、インマルサットのホームページにアップロードされます。
URL は以下です。
http://www.inmarsat.com/Support/FleetBroadband/Firmware.aspx
ホームページに掲載されているバージョンが、本体装置のバージョンよりも大きい場合、ホ
ームページに掲載されているソフトウェアの方が新しいので、ダウンロードを行ってください
本体装置のバージョンは、下記のハンドセットメニュー
から確認してください。
149
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
3 ソフトウェアのアップデート
Note
・ソフトウェアの転送中およびアップデート中は JUE-250 本体および PC の電源を切らないで
ください。
・ソフトウェアの転送およびアップデートは最大 20 分ほどで終了します。
1. JUE-250 を起動し、初期化処理が終了していることを確認してください。
※初期化処理中はハンドセットに「Initialize」と表示されます。
Initialize
2. ダウンロードしたソフトウェアファイル「JUE-250_0XXX.exe」を実行します。アイコ
ンをダブルクリックしてください。
3. 「Unzip」ボタンをクリックしてください。
以下のダイアログが表示されます。
デフォルトで設定されているフォルダは C:¥Program Files¥Japan Radio Company¥JUE-250
Upgrader¥です。
150
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
4. 解凍後、以下のダイアログが表示されます。「OK」ボタンをクリックしてください。
151
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
152
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
6. インストールが可能になると、[Upgrade]がアクティブに変わります。 [Upgrade]をクリッ
クしてください。 その後、確認ウィンドウの [Yes] をクリックしてください。ファイル
の転送を開始します。
注意
・ファイル転送中は、JUE-250、及び、PC の電源を切らないでください。
153
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
8. ソフトウェアアップデート中はハンドセットに「SW UPDATE」と表示されます。
SW UPDATE
154
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
9.1. ソフトウェアアップデートが失敗した場合
以下の現象が発生した場合、アップデートは失敗です。 「9.2.ソフトウェアアップデート失
敗時の復旧方法]を参照して再度アップデートしてください。
z ソフトウェアの転送後、再起動した後アップデートが 20 分間を過ぎても終了しない。
上記の対策には、次ページの[ソフトウェアアップデート失敗時の復旧手順]を実施してくだ
さい。
155
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
9.2.ソフトウェアアップデート失敗時の復旧手順
右側のボタン 右側のボタン
156
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
9.3.ソフトウェアのダウングレード手順
ソフトウェアのアップデートにより問題が生じた場合、ダウングレードすることにより解決
することができます。
右側のボタン 右側のボタン
157
Appendix C JUE-250 ソフトウェアアップデート手順
4. ソフトウェアバージョンの確認
ソフトウェアバージョンが正確にアップデートされたかどうか、下記のハンドセットメニュ
ー <1> Status - <5> Unit Info - <2> Mainte No. - SYS から確認してください。アップデートが成
功している場合、SYS が、ソフトウェアファイル[JUE-250_0xxx.exe]の、0xxx と同じ番号で、
0x.xx となっています。
Unit.
1 Sta t u s
2 SMS
158
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
Note
・Windows XP/Vista 搭載パソコン上で動作します。
・もしも FB ラウンチパッド 1.0.x バージョンまたは 1.1.x バージョンがお使いの PC にイン
ストールされている場合は、事前にアンインストールしておいてください。
2. セットアップのインストールを開始すると、以下の画面が表示されます。
159
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
Note
インストールフォルダのデフォルトは変更しないでください。
160
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
6. Next をクリックしてください。
161
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
8. インストールを開始すると、下記の画面が表示されます。
162
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
2. 下記の画面が表示され、インストールを開始します。
163
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
5. Uninstall をクリックしてください。.
6. アンインストールを開始すると、下記の画面を表示します。
164
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
7. アンインストールが完了すると、下記の画面を表示します。Done をクリックして、アン
インストーラーを終了させてください。 インストーラーが再度起動します。
165
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
9. インストール用のフォルダを選択して、Next をクリックしてください。
Note
デフォルトのインストールフォルダを変更しないでください。
166
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
12. インストールを開始すると、以下の画面を表示します。
167
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
13. インストールの最後に、下記のウィンドウが表示されます。ユ-ザデータを保持しておき
たい場合は、Yes を選んでください。
168
Appendix D FB ラウンチパッドインストール手順
ご注意
ラウンチパッド起動後、下記の様に起動画面が異常となる場合があります。
この場合は、Windows のグラフィックアクセラレーター設定画面の、[ハードウェアアクセ
ラレーター]を、“無し”に設定してください。
設定画面は、Windows のメニューから、[スタート]→[コントロールパネル]→[画面]→[設定]
タブ→[詳細設定]ボタン→[トラブルシューティング]タブ により表示可能です。
169
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
• TCP ウィンドウのサイズを、ネットワークの一部が大容量のデータ処理可能なものに変
える
• 端末、衛星および地上セグメント間のラウンドトリップタイムによってさらに悪化する
TCP のスロー・スタートを回避する。
2.1 最小要求仕様
ハードウェア
• 256 MB RAM.
• 20 MB ハードディスク
ソフトウェア
170
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
171
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
172
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
5. もしも、デフォルトのデレクトリにプログラムファイルをインストールする場合は、Next
をクリックしてください。違うデレクトリを選ぶ場合は、Change…をクリックして、必要
なデレクトリを選択し、Next をクリックしてください。“Preparing to Install”画面が下記の
ように表示され、TCP Accelerator がインストール前のチェックを始めます。
173
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
174
Appendix E TCP アクセラレータのインストール
6. インストールが終了すると、下記の画面が表示されます。
7. Finish をクリックするとインストールが完了します。下記の画面が表示されます。
175
Appendix F 初期値一覧表
Appendix F 初期値一覧表
ハンドセットからの設定
項目 初期値
章名・番号 小見出し
SMS サービス・センタ・アドレス User, 0 8.2.5 3 SCA
メッセージの有効期限 1 day 8.2.5 4 Validity
メッセージの相手先送達後の振舞わせ 3 8.2.5 5 Class
通達確認機能 OFF 8.2.5 6 Status Report
JUE-250 の運用開始日/月/年 2007/01/01 8.9.1.1 1 Delivery
世界標準時と現地時刻の±時差 +00:00 8.9.1.2 2 Local Time
メインユニット LED 点灯/非点灯 ON 8.9.1.3 3 LED
衛星追尾方式の選択 AUTO 8.9.1.4 4 Tracking
Handset ポートからの
OFF 1 Handset→1 Secret Code
シークレットコード使用通信の有無
TEL1 ポートからの
OFF 2 TEL1→1 Secret Code
シークレットコード使用通信の有無
TEL2 ポートからの
OFF 3 TEL2→1 Secret Code
シークレットコード使用通信の有無 8.9.2
Handset ポートの Volume レベル NORMAL 1 Handset→2 Volume
TEL1 ポートの Volume レベル NORMAL 2 TEL1→2 Volume
TEL2 ポートの Volume レベル NORMAL 3 TEL2→2 Volume
TEL1 ポートの COMM TYPE VOICE 2 TEL2→3 Type
TEL2 ポートの COMM TYPE FAX 3 TEL3→3 Type
Handset の Backlight の明度 3 1 Handset→1 Back Light
Handset の LED ランプの輝度 3 1 Handset→2 Dimmer
Handset の着信音パターン 1 1 Handset→3 Ring Type
Handset の着信音量 2 1 Handset→4 Ring VOL.
8.9.3.1
Handset の音声音量 2 1 Handset→5 Volume
Handset のキークリック音有無 ON 1 Handset→6 Key Click
ISDN の Voice-MSN 1 2 ISDN→1 Voice-MSN
ISDN の Audio-MSN 2 2 ISDN→2 Audio-MSN
IP アドレス 192168128100 3 Ethernet→IP?
サブネットマスク 255255255000 3 Ethernet→SUBNET MASK?
DHCP ON/OFF ON 8.9.3.3 3 Ethernet→DHCP?
DHCP より割り当てる最小の IP アドレス 192168128101 3 Ethernet→DHCP BASE?
DHCP より割り当てる IP アドレスの総数 154 3 Ethernet→DHCP COUNT?
ユーザ名とシークレットコード(1 件目) “ADMIN” 0001 01
ユーザ名とシークレットコード No Data 8.9.4
02~50
(2 件目以降) (Unregistration)
Handset ポートの接続制限時間(Auto DCN.) 0 (unlimited) 1 Max Time→1 Handset
TEL1 ポートの接続制限時間(Auto DCN.) 0 (unlimited) 1 Max Time→2 TEL1
TEL2 ポートの接続制限時間(Auto DCN.) 0 (unlimited) 1 Max Time→3 TEL2
8.9.5
ISDN ポートの接続制限時間(Auto DCN.) 0 (unlimited) 1 Max Time→4 ISDN
STREAMING 通信ポートの接続制限時間 1 Max Time
0 (unlimited)
(USB/Ethernet)(Auto DCN.) →5 STREAMING
SIM PIN の設定 SIM により異なる 1 Chg PIN1
8.9.6
PIN 入力操作の有無の設定 SIM により異なる 2 PIN Input
176
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
FAQ 目次
1. 衛星からの電波の受信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 178
2. ラウンチパッド・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 179
3. TEL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 180
4. FAX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 181
5. Packet Switch (Standard IP, Streaming IP)サービス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 182
6.SMS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 183
7.ステータス表示異常時の対応・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 184
177
1. 衛星からの電波の受信
ブロッキング アンテナと衛星の間に遮蔽物がないかを確認して下さい。遮蔽物があ
る場合、別の衛星を選択して、遮蔽物のない方向にアンテナを向ける
か、船が移動してアンテナと衛星の間に遮蔽物がなくなるまでお待ち
下さい。
衛星カバーエリア外 衛星のカバーエリア内かを確認してください。カバーエリア外の場合
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
はエリア内に入ってからご使用してください。
上記で解決できない場合は、本体の電源を OFF, ON し再起動してください。
178
受信信号強度が弱い。 ブロッキング 衛星サーチを実行(使用する衛星を再選択)してください。また、ア
ンテナと衛星の間に遮蔽物がないかを確認して下さい。遮蔽物がある
場合、別の衛星を選択して、遮蔽物のない方向にアンテナを向けるか、
船が移動してアンテナと衛星の間に遮蔽物がなくなるまでお待ち下
さい。
2. ラウンチパッド
PC の TCP/IP の設定が、
「自動で取得する」 PC を立ち上げる前に、メインユニット PC 間のケーブルが正しく接続
になっているが,PC が DHCP サーバーか されていることを確認して下さい。接続されていない状態で PC を立
ら IP を取得できなかった。 ち上げてしまった場合は、接続後に PC を再起動して下さい。
TCP/IP が設定されていない。 PC に設定されている IP のネットワーク IP が、メインユニットに設定
されている IP のネットワーク IP と同じことを確認して下さい。
179
PC に設定されているサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、
優先 DNS サーバーが、メインユニットに設定されているものと同じ
ことを確認して下さい。
PC のローカルエリア接続が無効になって ローカルエリア接続のプロパティでローカルエリア接続が有効にな
いる。(Win2000 以上) っていることを確認して下さい。
PC のローカルエリア接続がブリッジ接続 ローカルエリア接続のアイコンを右クリックしブリッジを削除して
になっている。 下さい。
ラウンチパッド上で CIF_0010 エラ イーサネット接続異常 LaunchPad で「Search for terminal」を実行し、再度本体装置と接続し
ーが発生し本体装置との接続がロ てください。
ストした
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
3. TEL
して下さい。また、電話機のフックが完全に下がっていることを確認し
て下さい。
180
相手先 No.の後に#を押していない。 TEL ポートにて発信する場合、相手先のダイヤル No.の後に#を押して下
さい。
181
サービス設定が誤っている。 [Port Cont]メニューでサービスタイプ設定が FAX になっていることを確認し
てください。
64Kbps 3.1KHz Audio サービスエリア外 64Kbps 3.1KHz Audio サービスは仰角 20 度以上の地域でしかご利用できませ
ん。
上記で解決できない場合は、本体の電源を OFF, ON し再起動してください。
特定の相手先とだけ通 システム障害 ご使用のサービスプロバイダに問い合わせてください。
信ができない
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
5. Packet Switch(Standard IP, Streaming IP)サービス
182
6. SMS
183
特定の相手先からメッ システム障害 ご使用のサービスプロバイダに問い合わせてください。
セージが届かない。
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
Appendix G トラブルシューティング&FAQ
7. ステータス表示異常時の対応
表 G.7 ステータス異常時の表示文字列と内容
正常/異常 表示文字列 内容
* 1)
異常 ADE? ADE 異常
* 2)
異常 POSITION? GPS が受信していない
*3)
異常 SIM? SIM が挿入されていない
* 4)
異常 SEARCH NG 衛星サーチ失敗
*5 )
異常 GYRO? GYRO が異常である
* 6)
異常 HEADING? HEADING 値の入力が必要
*1)ADE?時の対策
同軸ケーブルの接続を確認してください。
*2)POSITION?時の対策
内蔵している GPS は位置情報を測位できていません。ブロッキングになっていないかを確認して
ください。ブロッキングが解除されても頻繁に表示される場合は故障していると思われます。
*3)SIM?時の対策
SIM カードが正しく挿入されているか、または、破損していないかを確認してください。
*4)SEARCH NG 時の対策
再度、衛星サーチを行ってください。
*5)GYRO?時の対策
GYRO 信号入力の設定になっていますが、GYRO インターフェイスより HEADING 情報が入力さ
れていません。
GYRO インターフェイスもしくはそこに接続されている GYRO の電源が入っていることを確認し
てください。
(本異常ステータスはオプションの GYRO インターフェイスが接続されている場合のみです)
*6)HEADING?時の対策
GYRO 信号入力の設定になっている状態で、GYRO インターフェイスへの初期 HEADING 値の入
力が必要な際に表示されます。
HEADING 入力画面が表示されていない場合は「Appendix A.5 Heading 設定値表示」
(p142)に従っ
て、[Heading 編集画面]に正確な船首方位を入力してください。船首方位の誤差により正常に動作・
通信できなくなることがあります。
(本異常ステータスはオプションの GYRO インターフェイスが接続されている場合のみです)
184
Appendix H コーズコード
Appendix H コーズコード
コーズコードは、通信の切断理由を表示するものです。
185
Appendix H コーズコード
Interworking class
186
Appendix H コーズコード
Following cause codes are used for mobile originating short message and mobile terminating short message.
No. (HEX) Reason No. (HEX) Reason
Message not compatible with short
0051 Invalid short message transfer reference value 0062
message protocol state
Information element non-existent or not
005F Invalid message, unspecified 0063
implemented
0060 Invalid mandatory information 006F Protocol error, unspecified
0061 Message type non-existent or not implemented
Following cause codes are used for only mobile originating short message.
No. (HEX) Reason No. (HEX) Reason
0001 Unassigned (unallocated) number 0026 Network out of order
0008 Operator determined barring 0029 Temporary failure
000A Call barred 002A Congestion
0015 Short message transfer rejected 002F Resources unavailable, unspecified
001B Destination out of service 0032 Requested facility not subscribed
001C Unidentified subscriber 0045 Requested facility not implemented
001D Facility rejected 007F Interworking, unspecified
001E Unknown subscriber
187
Appendix I 略語・用語集
Appendix I 略語・用語集
A
.......................................................................................................................... 国際無線通信諮問委員会(ITU)
Character .......................................................................................................................................................... 文字
COMM (Communication)................................................................................................................................. 通信
dB (Decibel)........................................................................................................................................... デシベル
DCN(Disconnection)...................................................................................................................................... 切断
188
Appendix I 略語・用語集
DEL (Delete).................................................................................................................................................. 削除
※ インターネットに一時的に接続するコンピュータに、IP アドレスなど必要な情報を
自動的に割り当てるプロトコル。
DNS (Domain Name System) ............................................................................................... ドメイン名システム
※ 送信系の性能を表す指数の一つ。送信アンテナから空間のすべての方向に放射される電
波の強さを、アイソトロピックな放射源に換算したパラメータのこと。
189
Appendix I 略語・用語集
Modem(MODulator/DEModulator) ........................................................................................................モデム
※ 電話回線、専用回線などのアナログ回線とコンピュータを接続する装置。
190
Appendix I 略語・用語集
※ MES(移動局)がメッセージを送受信できる、インマルサット衛星がカバーして
いる海域。
Packet...........................................................................................................................................................パケット
※ 通信データを一定の大きさに分割し、アドレスを付けて転送するときのデータの単位。
データをパケットに分割して送信すると、回線を効率的に使える。
Protocol ..................................................................................................................................................プロトコル
RX (Receive/Receiver) .................................................................................................................受信/受信機
191
Appendix I 略語・用語集
※ インマルサットが運営する通信衛星で形成されています。
192
お問合せ先
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