Professional Documents
Culture Documents
科学史
科学史
タイトル
提出日:2016年1月2 日
学籍番号:15414168
所属学科:国際教養学部言語文化学科
氏名:福永啓佑
はじめに
私は高校のころから英語を勉強したいと思って獨協大学に入学した。最近日本と欧米諸国との比較
文化学について関心を抱いている。今回科学史Ⅱの授業の中で天文学と科学探検についての解説時
にメートル法の制定についての話があり、そこで単位の歴史というものに興味を持った。また、以前単位展
という展覧会が開かれていて行きたいと思っていたが、時間がなく行けずじまいにあったため今回単位の歴
史について調べてみようと思った。野澤先生に出席カードで単位についての本はどんなものがあるか聞いた
ところイアン・ホワイトローの単位の歴史―測る・計る・量るという本を教えてもらったため、読んでみようと思
った。
要約
のシュメール人たちについてだ。彼らは農耕と交易が中心であったため 60 進法を編み出した。これは現在
の年や日や時間や分が12や24や60に分けられているのもこのシュメール人が決めたためであるとい
う。またこの人たちの決めた長さの単位はほとんどが人間の体の部位の大きさに基づいていた。肘から指先
までの長さを1キュービットという単位にしたのがその一例である。
手尺、106 本分のフート、2104本分に相当するギリシャのキュービットであった。
その後古代ローマ人はギリシャの度量衡に強く影響された。またアジアなどで度量衡が決まるときもメソ
ポタミアの影響を受けている。
一方イギリスでは古代ローマを参考にした時代、ノルマン人に支配されていた時代などいくつもの時代を
を再定義した。これらが帝制度量衡である。
そのころアメリカは独立し、イギリスと同じように単位の基準である慣用度量衡を定めた。このように歴史
上様々な場所で度量衡が作られたがやがて世界で単一系の単位が必要になりメートル法が定められた。
したのであった。タイとリベリアとアメリカは完全に移行していない。
第 2 章では長さの単位の歴史に焦点を当てている。まず古代から現代まであらゆる文化でみられるフー
トについてだ。元々は実際の人間の足の大きさ(10 インチ)であったらしいが、やがて人体のほかの部分、指
幅や掌の幅に基づく単位で簡単に割れる長い単位に取って代わられた。410 年にローマ人が引き上げて
から 1006 年にノルマン人がやってくるまでの間の現在の英国で発展したアングロサクソン人たちの農耕社
会ではナチュラル・フートという大麦3つ分の長さが使われていた。しかし、単位の要となったのは畑の幅や
長さを測るためのハロン(2頭の雄牛が休みなく耕せる畝の長さ)とロッド(20ナチュラル・フート)であった。
メートルという基本単位の定め方は、最初は特定の周期に揺れる振り子の腕の長さに絡めて定義しよ
うとしたが、地球は完全な球ではないため振り子の腕の長さが変わってしまうということが分かった。そこで
に測定され、長さを表す原型としてメートルバーが作られた。ところが、このメートルバーが 5 分の 1 ミリメート
ル狂っていることが分かった。そしてここからもっと正確に測り取ろうという試みが長く続いていくことになった。
第3章