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4.評価・評定について

平成 13 年度までの評定は、他人との比較や集団全体の中での相対的な位置(順位)による相対評価
が行われてきましたが、平成 14 年度より、評定は観点別学習状況の評価を基本とした方法を発展させ、
「目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)」で行われることになりました。
「目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)」は、設定した目標に対し、どれだけ個々の生徒が到達
したかということが重視される評価であり、人と比べて優劣を問われるのではなく、自分が努力して獲
得した成果、進歩した結果が評価されるものです。生徒が学習上進歩すれば、他の生徒の進歩状況とは
関係なくこれを認めることができ、生徒の学習意欲を高める効果が期待できるものです。

(1) 観点別学習状況の評価と評定の関係
観点別学習状況の評価 評 定


(観点ごとの評価) 中学校 小学校
各 特に程度が高い 5
十分満足できる A
観 3
点 十分に満足できる 4
おおむね満足できる B をの おおむね満足できる 3 2
総評
括価
す 努力を要する 2

努力を要する C る
一層努力を要する 1

(2) 評価の方法
評価のための材料はすべて観点別学習状況の評価に集約され、次に評定に総括されます
観点別の評価(A,B,C)の集約から、評定(5,4,3,2,1)が決定します。
※観点は国語のみ5観点で、他の教科は4観点です。
【本校の評価・評定の方法】
観点別学習状況の評価を評定へ総括する手続きは、各学校において工夫・改善すべきことになっ
ています。また、各教科の特性や各単元・題材のねらいなどにより、統一しなくてもよいことにな
っています。本校としては各教科が各観点の達成率を設定し、その達成の度合いで評価が決定し
その集約で評定が決まっていきます。
【観点別評価(A・B・C)について】 具体的な評価方法の例(数学科を例として)

観点別評価 ◆観点のカットライン◆ 教科ごとに設定されます。


達成率 評価 各観点とも左の図のような達成の割合で評価が決まります。観点毎に
評価の資料が集められ、それぞれの資料の達成の割合の平均で決定
100%
します。
~ A
70% ・評価例)
資料 資料1 資料2 資料3 資料4 資料5 … 平均
70%
~ B 達成率 65% 85% 70% 90% 50% 72%
50%
⇒ 72% なので この観点の評価は「A」

50% ※達成率とは素点(点数)ではなく、満点を 100%としたときの割合で


~ C 満点が異なっても同じ評価資料として扱えます。また、その平均を
0% とることで、欠席して資料がない場合でも他の資料で評価することが
できます。(0 点でも、予想の点数でもありません)

※各教科のカットライン等は添付してある、各教科の生徒向けオリエンテーション
資料をご覧ください。同じ資料が生徒にも配布・説明がなされています。

- 平成 27 年度 教育課程 P1 -
【評定(5・4・3・2・1)について】
評 定 ◆評定のカットライン◆ 左の達成の度合いが基本です。
達成率 評定 各観点の達成の割合を集約した結果により評定が決定します。単純に
100% 点数が 90 点だったら「5」というものではありません。各観点の得点
~ 5 状況によって評定は変化します。
85% ◆観点別の比率について◆ 教科毎に設定されます。
85% 基本的に各観点の割合いは「1:1:1:1」としていますが教科の
~ 4 特性により比率に変化が付いています。
70%
◆評定「5・4・3・2・1」について◆
70%
~ 3 最終的に各観点の達成の度合いが集約され、全体を 100%ととして
50% 左の表のようなカットラインで評定として集約されます。集約の際
に観点の比率(重み付け)が影響します。
50%
~ 2 評定の例) 「1:1:1:1」の場合
25% 観点 観点A 観点B 観点C 観点D 評価
25% 達成率 82% 56% 72% 62%
~ 1 評 価 A B A B
0% 1 1 1 1 68%
比 率
(82×1+56×1+72×1+62×1)÷4 3
評定の例) 「2:1:1:1」の場合
観点 観点A 観点B 観点C 観点D 評価
達成率 82% 56% 72% 62%
評 価 A B A B
2 1 1 1 70.8%
比 率
(82×2+56×1+72×1+62×1)÷5 4
※このように観点間に重みがある場合は、評価も変わってきます。

各観点平均的に得点することが大切です。例え達成率が高くても、各観点
の得点に偏りがあると、結果的に良い評価にはならないこともあります。

◆テストの得点の仕方によっても評定は変わります◆
(その例)… テスト 1 回で評定が決まるわけではありませんので、あくまで例です。

A君 B君
テスト 満点 ⇒ 同じ点数でも、配点の低い観点の
得点 達成率 得点 達成率 点数を落とすと、その観点の達成
観点 A 30 20 67% 30 100% 率が下がり、結果的に良い評価が
観点 B 20 15 75% 20 100% つかないことがあります。
観点 C 30 20 67% 20 67% やはり、観点のバランス良く学習
観点 D 20 15 75% 0 0% することが大切で。
合 計 100 70 71% 70 67%
評 定 4 3

しかし、あくまで上記の例は起こりうるケースとしての例です。システムにより評定
が大きく変動することはありません。大なことは日常の学習の積み重ねです。定期
テスト 1 回で成績が大きく変動はしません。小テスト、単元テスト、レポート、課題、
実技試験 …総合的な評価ですので積み重ねが大切となってきます。

- 平成 27 年度 教育課程 P2 -
【通知表について】
通知表は各学期に発行されます。1学期、2 学期はその学期の評定となっていますが、3 学期
につきましては学年末評定を記載しています。3学期の評定は記載していません。
(学年末は1年間の累積で算出します。3学期だけの評定ではありません。)
また、特にどの学期を重視するということもありません。

お子様の校内生活や学習状況などについては、学級担任が窓口となってお伝えしますが、
より具体的な各教科の学習状況についてお知りになりたい場合は各教科担任がお答えいたし
ます。不明な点、疑問点などがあればお問い合わせください。

5.授業参観・公開日、父母懇談日の計画
月 公開者 参観・公開 懇 談
4 学級担任 授業参観(全学年)13 日(月) 学級懇談(学級PTA),PTA総会
5 教科担任 授業参観(全学年)8日(金) 学年PTA,体育文化振興会総会
学期末個人懇談(5日間)

13・14・15・16・17 日
9 学校祭 25 日(金)
教科担任 授業参観(全学年)16 日(金) 学年PTA(1,2 年)、進路説明会(3 年)
10
合唱コンク-ル 30 日(金)
3 年総合学習学年発表会 2 日
学期末個人懇談(5日間)
12 2 年上級学校訪問発表会 4 日
14・15・16・17・18 日
1 年職場訪問発表会 7日
注)1,2年のみ実施(3年は実施しない)
3 教科担任 授業参観(1,2年)11 日(金)
1,2年 学級PTA

6.学校評価アンケートの実施予定
中学校設置基準に基づき、学校改善の一環として、保護者の皆様を対象とする学校評価アンケー
ト実施しています。アンケートの集計結果は「学校だより(特集)」に掲載し、保護者・地域の皆
様(町内会回覧版)に公表しました。ホームページにも掲載しております。
本年度も継続しましてアンケートを実施する予定です。ご協力をお願いいたします。

《今年度予定している学校評価》(保護者対象アンケート)
○学校祭 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 来校された保護者の方を対象に実施
○合唱コンクール ・・・・・・・・・・ 来校された保護者の方を対象に実施
○授業参観 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 来校された保護者の方を対象に実施
○総括的評価 ・・・・・・・・・・・・・・ 全家庭を対象に実施(12 月上旬を予定)

7.学校ホームページ
本校のホームページの URL は http://www.hiraokachuo-j.sapporo-c.ed.jp/ です。
(「平岡中央中学校」でも検索可能です)
学校概要・各種たより・行事予定の掲載を予定しています。月に 1 回程度の更新ですが学校の様子
を知る参考にしていただければと思います。

本資料の内容全般について、あるいは本校の教育課程全般へのご質問等
は、担当者(教務:下川)か、教頭:遠山までお願いいたします。
(学校電話 881-6666)

- 平成 27 年度 教育課程 P3 -

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