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バージョン 7.0.0
Windows
インストレーション ガイド
GI88-8753-00
(英文原典:GI11-6296-00)
Rational IBM Rational Rose
®
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Windows
インストレーション ガイド
GI88-8753-00
(英文原典:GI11-6296-00)
ご注意
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 31 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読み
ください。
原 典: GI11-6296-00
IBM Rational Rose
Installation Guide
Version 7.0.0
Windows
発 行: 日本アイ・ビー・エム株式会社
担 当: ナショナル・ランゲージ・サポート
第1刷 2006.4
この文書では、平成明朝体™W3、平成明朝体™W7、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、 平成角ゴシック体™
W5、および平成角ゴシック体™ W7を使用しています。 この(書体*)は、
(財)日本規格協会と使用契約を締結し使用
しているものです。 フォントとして無断複製することは禁止されています。
注* 平成明朝体™W3、平成明朝体™W7、平成明朝体™W9、平成角ゴシック体™W3、
平成角ゴシック体™W5、平成角ゴシック体™W7
© Copyright International Business Machines Corporation 1993, 2006. All rights reserved.
© Copyright IBM Japan 2006
目次
表 . . . . . . . . . . . . . . . . . v 各製品に必要なサイト デフォルト ファイル . . . 19
ライセンス キーの検索の順序の変更 . . . . . . 20
本書について . . . . . . . . . . . . vii
本書について . . . . . . . . . . . . . . vii 第 4 章 Rational Rose のインストール 21
Rational Software 製品についての IBM カスタマ サ Rational セットアップ ウィザードの開始前の注意点 21
ポートへの問い合わせ . . . . . . . . . . . vii リリース領域からのインストール . . . . . . . 22
IBM Support Assistant のダウンロード . . . . . vii CD または Web ダウンロードからのインストール 22
IBM Rational ランチパッドとセットアップ ウィザー
第 1 章 インストールの計画 . . . . . . 1 ドの実行 . . . . . . . . . . . . . . . 23
インストールの予備情報 . . . . . . . . . . 1 インストールの中断 . . . . . . . . . . . 24
IBM Rational Rose をインストールする準備 . . . 1 Rational セットアップ ウィザードの警告とブロック 24
IBM Rational Rose のインストール後 . . . . . 5 サイレント インストールの実行 . . . . . . . 24
前のバージョンからのアップグレード . . . . . . 5 サイレント インストールの概要 . . . . . . 25
Rational Common Licensing の設定 . . . . . . . 5 サイレント インストールの実行 . . . . . . 25
展開方法の選択 . . . . . . . . . . . . . 6 setup.exe のコマンド構文 . . . . . . . . . . 26
形式 . . . . . . . . . . . . . . . . 26
第 2 章 インストールの設定 . . . . . . 7 説明 . . . . . . . . . . . . . . . . 26
管理者権限 . . . . . . . . . . . . . . . 7 オプションと引数 . . . . . . . . . . . 26
ライセンス交付の設定 . . . . . . . . . . . 7 例 . . . . . . . . . . . . . . . . 26
Rational Rose バリアントのライセンス交付 . . . 7 MSIEXEC.exe のコマンド構文 . . . . . . . . 27
Rational 共通ライセンスの設定 . . . . . . . 7 ソフトウェアのライセンス交付 . . . . . . . . 27
展開の設定 . . . . . . . . . . . . . . . 9 Windows ターミナル サーバー上の製品のライセンス 28
展開方法の選択 . . . . . . . . . . . . 10
リリース領域とサイト デフォルト ファイルの作 第 5 章 Rational ソフトウェアのアンイ
成 . . . . . . . . . . . . . . . . 11 ンストール . . . . . . . . . . . . . 29
IBM Rational 製品のサイレント インストールのセッ Rational 製品をアンインストールする前に . . . . 29
トアップ . . . . . . . . . . . . . . . 16 Rational 製品をアンインストールする. . . . . 30
サイレント インストールのセットアップ . . . 16 Rational フィックスパックの削除 . . . . . . . 30
サイレント インストールのテスト. . . . . . 17
Rational_install ログ ファイル . . . . . . . . 17 付録. 特記事項. . . . . . . . . . . . 31
本書について
このガイドは Rational Rose のインストール担当者を対象にしています。
サポートの資格をお持ちのすべてのお客様は、電話や電子メールによるサポートも
ご利用になれます。詳しくは、http://www.ibm.com/software/rational/support/ をご参照
ください。
ISA の特徴は次のとおりです。
v 統合検索
v データ収集
v 問題の送信
インストールの予備情報
Rational Rose インストール手順、製品フィーチャー、既知の問題に関する最新の情
報については、次のようにして、IBM Publications Center の IBM Rational Rose リ
リース ノート®を参照してください。
1. http://www.ibm.com で IBM Publications Center を検索します。
2. IBM Publications Center で、国を選択します。
3. [マニュアル検索 (Search for Publications)] をクリックします。
4. [資料番号] フィールドに資料番号 (GI88-8753-00) を入力します。
インストール中にランチパッドからリリース ノートにアクセスすることもできま
す。また、インストールの完了後は、製品内からアクセスできます ([スタート] >
[プログラム] > [IBM Rational®] > [IBM Rational Rose] >
[Rose リリース ノート])。
ファイル場所のガイドライン
v IBM Rational Software セットアップ プログラムでは、すべての IBM Rational 製
品を同じディレクトリにインストールすることが必要です。システム上にすでに
IBM Rational 製品がある場合、セットアップ プログラムは IBM Rational Rose®
を同じディレクトリにインストールします。
v セットアップ プログラムを使用すると、インストール用に別のドライブを指定し
ている場合でも Microsoft 主要コンポーネントとその他のファイルはオペレーテ
ィング システムと同じドライブ (通常は C¥: ドライブ) にインストールされま
す。これらのファイルに必要なハード ディスクのディスク スペースは、5 ∼ 15
MB です。
共有コンポーネントを更新する必要がある場合、セットアップ プログラムは更新が
必要な共有コンポーネントのリストを表示します。インストールを続行するには、
リストされたファイルをシステムにインストールする必要があります。
一般に、インストール手順に従って、必要な共有ファイルをインストールされるこ
とをお勧めします。以下の環境では、ユーザー自身でファイルをインストールして
ください。
v US 英語システムを使用中だが、新規ファイルをインストールすると現在の環境
が無効になってしまうおそれがある場合。この場合、ご使用の環境を修正して、
既存のツールとインストールする IBM Rational 製品を実行できるようにする方
法を判別する必要があります。
v ご使用のサイトから、サード パーティから取得したファイルを使用しないで、ソ
ース (たとえば Microsoft) から共有ファイルを直接入手するように指示されるこ
とがあります。あるいは、ご使用のサイトによって、エンドユーザーが共有コン
ポーネントをインストールできなくなるおそれがある場合。
v ご使用の言語にローカライズされた同等のファイルをインストールしたい場合。
US 英語以外のバージョンにローカライズされた、古いバージョンの共有ファイルを
インストールする場合は、[英語版の最新バージョンでファイルを上書きします] チ
ェック ボックスを選択します。このチェック ボックスをクリアすると、更新する
必要のあるファイルのリストを保存および印刷できます。ファイルは、ユーザー自
身で更新する必要があります。
v 最新バージョンのファイルを入手できる場合があります。IBM Rational 製品は、
提供されたバージョンの共有ファイル、またはより最近のバージョンの共有ファ
イルで機能します。
バックアップのガイドライン
IBM Rational Rose セットアップ プログラムを実行する前に、レジストリとシステ
ム ディレクトリをバックアップすることをお勧めします。さらに、Rose をインス
トールする予定のあるすべてのマシンについて、システムのバックアップを実行し
てください。具体的には、以下のファイルをバックアップすることをお勧めしま
す。
v モデル ファイル
– モデル ファイルはすべて、常時バックアップする必要があります。該当する
ファイルは、.mdl、.cat、.ptl、.red、および .sub で終了するファイルです。
– カスタム プロパティ ファイル (.pty または .prp で終了するファイル)
– Rose にシップされる .pty ファイルは、再インストールされるので保存する必
要はありません。
– カスタム スクリプト ファイル (.ebs または .ebx で終了するファイル)
第 1 章 インストールの計画 3
– Rose にシップされる .ebs または .ebx ファイルは、再インストールされるの
で保存する必要はありません。
v パス マップ
Rose パス マップ変数はレジストリに保存されます。
パス マップ変数をバックアップするには
1. [regedit] を実行して HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Rational
Software¥Rose¥Virtual パス マップにナビゲートします。
2. [レジストリ (Registry)] メニューで [レジストリ ファイルをエクスポート...
(Export Registry File....)] をクリックします。(Windows XP 上では、[ファイ
ル] > [エクスポート...] を選択します。[レジストリ (Registry)] と [レジスト
リ ファイルをエクスポート (Export Registry File)] メニューはありません。)
パス マップ変数を復元するには
1. [regedit] を実行して HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Rational
Software¥Rose¥Virtual パス マップにナビゲートします。
2. [レジストリ (Registry)] メニューで、[レジストリ ファイルのインポート...
(Import Registry File...)] をクリックし、エクスポートしたファイルをインポ
ートします。(Windows XP 上では、[ファイル] > [インポート...] を選択しま
す。[レジストリ (Registry)] と [レジストリ ファイルのインポート (Import
Registry File)] メニューはありません。)
バージョン互換性のガイドライン
システムに古い IBM Rational 製品がインストールされている場合は、そのシステム
上のすべての IBM Rational 製品が同じバージョンにアップグレードされていること
を確認する必要があります。これは、IBM Rational ツールがファイルとコンポーネ
ントを共有しており、新規インストールによって、古い componentsIBM Rational 製
品の機能停止が引き起こされる可能性があるためです。古い製品に障害が発生した
場合でも、視覚的な判断材料は得られません。
同一デスクトップ上にバリアントをインストールする
単一の Windows デスクトップ上に、Rational Rose の複数のバリアントがインスト
ールされている場合、実行することができるのは、最後にインストールしたバリア
ントのみです。たとえば、Rose Modeler Edition をインストールし、次に Rose
Professional J Edition をインストールすると、実行できるのは Rose Professional J
バリアントのみです。
前のバージョンからのアップグレード
製品の前のバージョンからアップグレードする場合、現行バージョンをインストー
ルする前に、アップグレード情報を確認してください。Rational Suite の一部として
製品がインストールされていた場合、現行バージョンをインストールする際に、
Rational 製品はすべてアンインストールされます。
第 1 章 インストールの計画 5
v IBM Rational ライセンス サーバーを、単一サーバー設定、複数サーバー設定、
または代替サーバー設定として、保守し、管理します。
展開方法の選択
IBM Rational セットアップ ウィザードは、 IBM Rational 製品のインストールのた
めに次の展開オプションを備えています。
v CD からのインストール
v Web ダウンロードからのインストール
v ご使用のネットワーク上のリリース領域からエンタープライズ レベルでの使用向
けに展開
v サイレント インストール
これらの展開をセットアップするためのオプションおよび操作手順については、 9
ページの『展開の設定』を参照してください。
管理者権限
Rational Rose を Windows オペレーティング システムにインストールするには、ロ
ーカル コンピュータの管理者グループのメンバーである Windows ドメイン アカ
ウントにログオンする必要があります。また、サイレント インストールを含め、イ
ンストール方法に関係なく、正しい権限を持っている必要があります。適切な権限
を使用してログオンしない場合は、製品のインストールが失敗します。インストー
ル ログ ファイルには、情報が格納されません。これは、不正な権限が原因で失敗
したことを示しています。
ライセンス交付の設定
Rational 共通ライセンスの設定
この項では、IBM Rational 製品を使用したライセンス管理ツールの概要について説
明します。
ライセンスの取得と管理について詳細は、表 1 を参照してください。
表 1. ライセンス取得のための基本タスクの操作手順
タスク 操作手順
Rational Common Licensing 機能、 インストール計画のプロセスの一環として、「IBM
ライセンス管理ツール、およびライ Rational Software ライセンス管理ガイド」を確認し、
センスの種類を理解する。 適切なライセンスの種類を選択します。
ライセンス キーを取得する。 AccountLink を使用して、ライセンス キーを取得しま
す。また、「ライセンス証書」にあるドキュメント
「Important Licensing and Installation Information」を
使用して、ライセンス キーを要求することができま
す。
展開の設定
IBM Rational Rose の展開を設定するには、使用可能な展開方法のタイプを理解して
いる必要があります。これを理解していると、ユーザーごとに適切な展開タイプを
選択し、選択した展開方法に応じてソフトウェアを設定することができます。
第 2 章 インストールの設定 9
展開方法の選択
IBM Rational セットアップ ウィザードはいくつかの展開方法をサポートしていま
す。作業環境に製品のインストールを計画している場合は、管理者とユーザーにと
って最も効率的な展開方法を選択してください。表 2 に、各展開方法の説明を示し
ます。
表 2. 展開方法
展開タイプ 説明
IBM Rational Rose CD から セットアップ ウィザード上で、セットアップ ウィザードを
のインストール 使用して IBM Rational Rose CD から製品を直接インストー
ルする場合には、このオプションを選択してください。
Web ダウンロードからのイン この方法はセットアップ ウィザードでは使用できません。
ストール 各ユーザーは、次の手順に従って、[IBM Rational Licensing
and Download Center] から製品をダウンロードすることがで
きます。
1. http://www.lotus.com/services/cwepassport.nsf
/wdocs/pacustomers にアクセスし、パスポート アドバン
テージ® プログラムに登録してください。
第 2 章 インストールの設定 11
セットアップ ウィザードを使用したリリース領域とサイト デフォル
ト ファイルの作成
この項では、セットアップ ウィザードを使用したリリース領域の作成とサイト デ
フォルト ファイルの保存方法について説明します。このリリース領域を使用して、
Rational 製品をサーバーまたはクライアントのデスクトップにインストールできま
す。
リリース領域にフィックスパックを適用する場合は、 14 ページの『リリース領域へ
のフィックスパックの適用』を参照してください。
1. リリース領域ディレクトリを共有に設定します。そのディレクトリがあるドライ
ブが既に共有に設定されていても、ディレクトリ自体を共有に設定にすると、製
品リリース領域を簡単に検索できるようになります。
a. Windows エクスプローラで、ネットワークのリリース領域を右クリックし、
[共有] をクリックしてください。
b. プロパティ ウィンドウの [共有] ページで、[このフォルダを共有する] をク
リックし、Rose 7.0 Release Area のように分かりやすい名前を入力します。
セットアップ ウィザードでは、リリース領域がネットワーク共有として作成
されている場合のみ、サイト デフォルト ファイルのショートカットを作成
します。ショートカットは、sitedefs または Rosedevelopers のように、ファイ
ル拡張子 .dat なしでリリース領域に表示されます。
2. ローカル コンピュータに対する管理者権限を持つユーザーとしてログインしま
す。
3. コンピュータの CD ドライブに IBM Rational Rose ディスクを挿入します。イ
ンストールする Rose 製品に複数のディスクが存在する場合は、ディスク 1 を
挿入してください。ソフトウェアをダウンロードした場合は、ファイルを抽出し
た後で、Setup.exe をクリックしてください。
セットアップ ウィザードが起動します。
セットアップ ウィザードの指示に従って、ソフトウェアをインストールしま
す。
[次へ] をクリックしてページを開きます。
ウィザードの各ページで、必要な情報を入力します。(すべての必須入力情報は
ウィザードの左パネルに赤点付きで表示されます。)
ページを移動するには、[次へ] をクリックしてページを順に参照するか、左側の
ペインのページ タイトルをクリックして目的のページに直接アクセスします。
7. [完了] ページでは、[説明] ページと [リリース領域の作成] ページのすべての情
報を設定するように要求するメッセージが表示されます。[インストールの開始]
ページはオプションです。
a. [説明] ページで、ユーザーに関する説明を入力します。終了したら、[次へ]
をクリックします。
b. [リリース領域の作成] ページで、リリース領域の場所と作成しているサイト
デフォルト ファイル (*.dat) の名前を入力します。
2 バイト文字は使用しないでください。
第 2 章 インストールの設定 13
14 ページの『サイト デフォルト ファイルのテスト』に進んで、残りの手順を
実行します。
この新しいリリース領域を作成した後、古い領域を無効にします。古いリリース領
域を無効にすることによって、前のバージョンの Rational 製品へのアクセスを回避
し、ユーザーが前のバージョンの Rational 製品へのシステムの復元を必要とする場
合は、アクセスを許可することができます。
ログオンした後、インストール プロセスの残りの部分が開始します。
7. [セットアップが完了しました] ページが開いたら、readme ファイルに書かれて
いる新機能と既知の問題に関する最新情報を確認してください。これらの情報
は、 IBM developerWorks の Web ページでも参照できます。[完了] をクリック
し、インストールを終了します。
リリース領域に複数のサイト定義ファイルを作成するには
1. 12 ページの『セットアップ ウィザードを使用したリリース領域とサイト デフ
ォルト ファイルの作成』の手順に従って、1 つめのリリース領域を作成しま
す。 1 つめのユーザー グループが必要とするサイト固有のパラメータを使用し
て、この領域をセットアップします。
2. [ファイル] > [開く] をクリックして、手順 1 で作成したサイト デフォルト フ
ァイル (sitedefs.dat など) を開きます。SitePrep ウィザードで sitedefs.dat に設定
された値が表示されます。両方のグループに適用される値はそのまま使用します
が、必要に応じて 2 つめのグループの値を変更します。
第 2 章 インストールの設定 15
3. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックし、新しいサイト デフ
ォルト ファイルを保存します。新しいサイト デフォルト ファイルの名前とフ
ォルダを入力します。
v コマンド ラインでサイトの準備を開始し、サイト デフォルト ファイルに関
するファイル名の引数を、例えば sitedefs.dat と指定した場合は、[フォルダ]
および [ファイル名] フィールドにこの情報が含まれます。変更したサイト デ
フォルト ファイルは、sitedefs_roseclient.dat などの新しいファイル名を付けて
保存できます。
v ファイル名を指定しなかった場合、[ファイル名] フィールドは空白になりま
す。ファイル名として、リリース領域に現在存在していないファイル名を入力
します。
この項では、サイレント インストールをセットアップし、そのパフォーマンスをテ
ストする方法について説明します。
サイレント インストールのセットアップ
サイレント インストールをセットアップするための基本ステップを以下のリストに
示します。
1. サイト デフォルト ファイルとリリース領域 (オプション) をネットワーク上に
作成します。
a. Rational セットアップ ウィザードで [エンタープライズ レベルでの使用向け
に展開] オプションをオンにして、ユーザーに製品を展開するためのサイト
デフォルト ファイルとリリース領域を作成します。手順については、11 ペ
ージの『リリース領域とサイト デフォルト ファイルの作成』を参照してく
ださい。
サイレント インストールのテスト
サイト デフォルト ファイルの作成後に、サイレント インストールを実行し、サイ
ト デフォルト ファイルをテストします。 25 ページの『サイレント インストール
の実行』の操作手順に従ってください。
Rational_install ログ ファイル
セットアップ ウィザードでは、エラーの概要は表示されません。
Rational_install.log ファイルは、すべてのインストール アクティビティを記録しま
す。ユーザーとカスタマ サポート担当者は、このファイルを使用して、インストー
ルに関する大部分のエラーを追跡することができます。
第 2 章 インストールの設定 17
このフォルダとファイルは非表示にすることができます。これらを Windows エク
スプローラで表示するには、ファイルの検索時に [すべてのファイルとフォルダを
表示する] を選択します。
リリース領域からのインストール
管理者は、Rational 製品をインストールするためのリリース領域を設定できます。
サイト デフォルト ファイルを実行して製品をインストールできるように、すべて
のインストール ファイルが組み込まれ、設定されます。リリース領域から製品をイ
ンストールするときには、インストール画面にはデフォルト値が表示されます。カ
スタマイズ設定ではなく標準設定を実行して、これらの値を受け入れてください。
デフォルト値の使用に不安がある場合には、管理者に相談してください。
cd_drive:¥Setup.exe
3. ソフトウェアをダウンロードした場合は、ファイルを抽出してから Setup.exe を
クリックします。セットアップ ウィザードが起動します。
次にセットアップ ウィザードの手順について説明します。
1. インストールしている製品がオペレーティング システムの言語に変換されてい
る場合には、セットアップ ウィザードの起動後、最初のウィンドウに言語セレ
クタが表示されます。英語またはオペレーティング システムの言語を選択でき
ます。
2. ランチパッド ページから、製品に関する詳細情報にアクセスすることも、イン
ストールを進めることもできます。
3. [展開方法] ページで、[CD イメージからデスクトップ環境へのインストール]
を選択します。
4. 前のバージョンの Rational 製品がコンピュータに存在する場合には、アップグ
レード警告が表示されます。インストールを続行すると、これらの製品はアン
インストールされます。
5. [使用許諾契約] ページに、IBM Rational Software の使用許諾契約が表示されま
す。インストールを続行する前に、契約に同意する必要があります。契約に同
意するには、[同意する] をクリックします。インストールを終了するには、[同
意しない] をクリックします。
6. [インストール先のフォルダ] ページに、デフォルトのインストール先フォルダ
が表示されます。別のインストール先フォルダを選択する場合は、[変更] をク
リックします。このリリースの他の Rational 製品をコンピュータに既にインス
トールしている場合、この選択を変更することはできません。
7. リリース領域からインストールしている場合は、[サイトのデフォルト構成] ペ
ージが開きます。管理者によって構成されたサイト デフォルト値を受け入れる
場合は、[標準構成を使用する] をクリックします。管理者によって推奨された
場合には、カスタム インストール オプションを使用します。
8. カスタム構成オプションを使用している場合、[カスタム セットアップ] ページ
が表示されます。
9. [インストール] をクリックします。
10. セットアップ ウィザードでコンピュータの再起動が必要な場合は、[Windows
の再起動] ページが開きます。再度ログオンした後、インストール プロセスの
残りの部分が開始します。
インストールの中断
インストールの進行中にセットアップ ウィザードを閉じると、コンピュータが不安
定な状態になり、再起動が必要になることがあります。
表 3. 警告とブロック
警告またはブロック 解決法
この製品を、サポートされていないオ サポートされているオペレーティング システムに
ペレーティング システムにインストー 製品をインストールしてください。サポートされ
ルしようとしています。 ているオペレーティング システムとサービス パ
ックのリストは、リリース ノートを参照してくだ
さい。
サポートされていないブラウザがイン サポートされているブラウザのリストは、リリー
ストールされているシステムに、この ス ノートを参照してください。
製品をインストールしようとしていま
す。
SiteCheck® と互換性のないバージョン サポートされているバージョンのリストは、リリ
の Microsoft Office がインストールさ ース ノートを参照してください。
れているシステムに、この製品をイン
ストールしようとしています。
サポートされていないバージョンの サポートされているバージョンを使用してくださ
WebSphere® Studio に、この製品をイン い。サポートされているオペレーティング システ
ストールしようとしています。 ムのリストは、リリース ノートを参照してくださ
い。
MDAC と ODBC 適切な MDAC ドライバと ODBC ドライバがコン
ピュータにインストールされていない場合、セッ
トアップ ウィザードはバージョン 2.7 の
Microsoft Data Access Components (MDAC) と
Open Database Connectivity (ODBC) の各ドライバ
をインストールします。詳細については、
Microsoft Knowledge Base の記事 216149 を参照
してください。
サイレント インストールの実行
サイレント インストールは、対話式ユーザー インターフェイスを使用せずに、し
かし同じパラメータを使用して、 Rational ソフトウェア製品を 1 つ以上のコンピ
ュータにインストールすることができます。
サイレント インストールを開始してもインストール画面は表示されません。必要な
場合、コンピュータは自動的に再起動され、再度ログオンする必要があります。イ
ンストールの終了時にも、インストールの完了を示す画面は表示されません。管理
者がサイト デフォルト ファイルでライセンス サーバーを指定しなかった場合、ま
たはユーザーがノードロック ライセンス キーを使用している場合は、セットアッ
プ ウィザードの終了後に手動でライセンスを設定しなければならない場合がありま
す。詳しくは、27 ページの『ソフトウェアのライセンス交付』を参照してくださ
い。
サイレント インストールの実行
サイレント インストールを実行するために、管理者はユーザーに対して次の情報を
提供する必要があります。
v リリース領域にあるサイト デフォルト ファイルと setup.exe へのパス、またはサ
イト デフォルト ファイルへのショートカット (ショートカットには .dat という
ファイル拡張子は付きません)。
v セットアップ ウィザードがユーザーのデスクトップにファイルをインストールす
る、インストール ディレクトリ。
v ライセンス キー情報 (必要な場合)。
また、Rational 製品の以前のバージョンがすべて削除されていることを確認してく
ださい。サイレント インストールを実行すると、これらの製品を削除する場合に警
告メッセージが表示されません。すべての製品を削除するまで、インストールは進
みません。この警告メッセージは、インストール ログ ファイルに保存されます。
インストール処理に失敗した場合は、このファイルを調べてください。
注: サイレント インストールを実行するユーザーにマシンの管理者権限がない場合
は、製品のインストールが失敗しても通知されません。
セットアップ ウィザードでデスクトップ上のディスク容量の不足が検出された
場合、ウィザードはインストールをキャンセルし、TEMP ディレクトリ内の
Rational_install.log ファイルにエラーを記録します。ディレクトリの場所は、コ
ンピュータに設定された環境変数により異なります。場所を検索するには、コマ
ンド ウィンドウを開き、MS-DOS プロンプトで echo %TEMP% と入力します。
サイレント インストールをキャンセルするコマンドはありません。
setup.exe のコマンド構文
Windows コマンド プロンプトから Rational 製品をインストールします。
形式
setup [/g silent_install] path-to-sitedefs.dat
[/lv logfilename] [/d default_language]
説明
setup コマンドを指定すると、製品をコンピュータにインストールする Rational セ
ットアップ ウィザードが開始されます。 setup コマンドを実行する場合は、ファイ
ル sitedefs.dat の場所を指定する必要があります。リリース領域からのインストール
および sitedefs.dat の使用について詳しくは、 22 ページの『リリース領域からのイ
ンストール』を参照してください。このコマンドには、サイレント インストールを
実行するオプション、詳細なログ ファイルを作成するオプション、およびオペレー
ティング システムのデフォルト言語で製品をインストールするオプションもありま
す。
オプションと引数
/g setup.exe をサイレント モードで実行することを指定します。このオプショ
ンを指定した場合は、Rational 製品のインストール時に、進行バーも、イン
ストール プロセスが完了したことを示す通知も表示されません。
/lv インストール プロセスのログ ファイルを作成することを指定します。ログ
ファイルの場所を指定する必要があります。
/d オペレーティング システムのデフォルト言語で製品をインストールするこ
とを指定します。このオプションを使用しない場合は、サイレント インス
トールの場合であっても言語の指定を求めるプロンプトが表示されます。
例
サイレント インストールを実行し、ログ ファイルを作成し、オペレーティング シ
ステムのデフォルト言語で製品をインストールします。
MSIEXEC.exe のコマンド構文
コマンド ラインから製品をインストールするときに、さらに多くのオプションを指
定したい場合は、 MSIEXEC.exe を併用できます。このアプリケーションとパラメ
ータについて詳しくは、http://www.microsoft.com/resources/documentation/windows/
xp/all/proddocs/en-us/msiexec.mspx を参照してください。
ソフトウェアのライセンス交付
いかなる場合でも、製品を起動するにはライセンス キーが必要です。どのライセン
ス キーを使用すればいいのか、また、どこで取得するのかについては、ライセンス
管理者に問い合わせてください。
管理者がリリース領域を設定した場合
には、LKAD ウィザードでライセン
ス サーバーを指定する必要はありま
せん。
評価用フローティ 営業担当員 License Key Administrator (LKAD) ウ
ング ィザードを使用して、Rational ライセ
ンス サーバーを指定するようデスク
トップを設定します。管理者はライセ
ンス サーバーを最初にインストール
して設定する必要があります (この手
順については、「IBM Rational
Software ライセンス管理ガイド」を参
照してください)。
管理者がリリース領域を設定した場合
には、LKAD ウィザードでライセン
ス サーバーを指定する必要はありま
せん。
評価用ノードロッ 営業担当員 License Key Administrator (LKAD) ウ
ク ィザードを使用してデスクトップにノ
ードロック キーをインポートしま
す。
Rational 製品をアンインストールする前に
この節では、Rational 製品を削除する前に満たしておかなければならない一般的な
要件を紹介します。また、セットアップ ウィザードによってコンピュータから削除
されるコンポーネントと削除されないコンポーネントについても説明します。
v アプリケーションを別のシステムに移動する場合は、まず、ライセンス キー フ
ァイルを Rational ソフトウェア アカウントに返却します。ノードロック ライセ
ンス キーまたはフローティング ライセンス キーを戻すには、 AccountLink を
使用します。 AccountLink を検索するには、
www.ibm.com/software/rational/support/licensing/ にアクセスして [IBM Rational
Licensing and Download Center] をクリックします。ライセンスの移動または返
却の詳細については、『IBM Rational Software ライセンス管理ガイド』を参照し
てください。
v Rational 製品を削除しても、ライセンス キー、プロジェクト データベース、製
品の使用中に作成したその他のファイルは削除されません。Rational 製品のアッ
プグレード版を別のドライブにインストールする場合や、新しいインストール パ
スを使用する場合は、これらのファイルのバックアップを作成して手動で削除し
ます。削除しないと、セットアップ ウィザードによってこれらのファイルが検出
され、新しい場所ではなく、以前の場所にアプリケーションがインストールされ
る可能性があります。
v Rational 製品 (Rational ライセンス サーバーを含む) をクライアントから削除す
る前に、License Key Administrator (LKAD) で指定されたライセンス サーバーの
ホスト名を記録しておきます。
1. LKAD を起動します。[スタート] > [プログラム] > [IBM Rational] > [IBM
Rational License Key Administrator] とクリックします。
2. ホスト名を探します。[設定] > [クライアント/サーバーの構成] とクリックし
ます。
3. 新しい Rational 製品をインストールした後で、LKAD 内のライセンス サーバ
ー名をリセットします。インストールが終了すると、LKAD ウィザードが起
動します。ウィザードが開始しない場合は、[スタート] > [プログラム] >
[IBM Rational Software] > [IBM Rational License Key Administrator] とク
リックします。
v Rational Rose を削除しても、コンピュータからその製品のデータは削除されませ
ん。同じコンピュータに Rational Rose を再インストールする場合は、同じディ
レクトリにインストールしてデータを参照できるようにする必要があります。
v Windows NT®、 Windows 2000、 Windows XP コンピュータから Rational 製品
を削除するには、ローカル システムに対する Windows 管理者権限が必要です。
Rational 製品をアンインストールする
Windows の [コントロール パネル] の [プログラムの追加と削除] 機能を使用し
て、IBM Rational 製品を選択し削除します。[スタート] > [コントロール パネル] >
[プログラムの追加と削除] とクリックします。製品を強調表示し、[削除] をクリッ
クします。
コマンド ラインからアンインストールする
コマンド ラインから Rational 製品をアンインストールする場合は、MSIEXEC.exe
アプリケーションを使用する必要があります。このコマンドとパラメータについて
詳しくは、http://www.microsoft.com/resources/documentation/windows/xp/all/proddocs/
en-us/msiexec.mspx を参照するか、Windows コマンド プロンプトから MSIEXEC.exe
/? を実行してください。
Rational フィックスパックの削除
フィックスパックを適用した後は、そのフィックスパックがコンピュータに行った
更新内容をアンインストールすることはできません。IBM Rational 製品を以前の構
成に戻すには、以下の手順を実行します。
v フィックスパックが適用されたすべての IBM Rational 製品をアンインストール
します。
v 対象の Rational 製品バージョンを再びインストールします。
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM お
よびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提
供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むす
べての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっ
ては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の制限
を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的
に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随
時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を
行うことがあります。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うこと
のない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとしま
す。
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプロ
グラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の
相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする
方は、下記に連絡してください。
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができま
すが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、
IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれ
と同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定された
ものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。
一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値
が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一
部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があ
ります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要がありま
す。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公
に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っ
ておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要
求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの
製品の供給者にお願いします。
本書に含まれるサンプルの使用について。
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を
例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されていま
す。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的
創作物にも、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。
追加の法的通知:
追加の法的通知が、本書で説明するライセンス付きプログラムに付随する「プログ
ラムのご使用条件」に含まれている場合があります。
商標
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
付録. 特記事項 33
34 IBM Rational Rose: インストレーション ガイド
索引
日本語, 数字, 英字, 特殊文字の [タ行] M
順に配列されています。なお, 濁
ディスク容量 Microsoft Core Components
音と半濁音は清音と同等に扱われ 一時 22 インストール 22
ています。 展開方法 MSIEXEC.exe 27
設定 9
について 6
[ア行] 比較 10 R
インストール パス Rational Common Licensing
デフォルト 21 管理ツール 7
ウィルス対策ソフトウェア 21 [ハ行] 設定 7
バージョンアップ 5 設定タスク 5
フィックスパック Rational Suite
[カ行] リリース領域への適用 14 異なるバージョン、インストール要件
カスタマ サポート vii 19
管理者権限 ライセンス キーの変更 20
Windows 7 [ラ行] Rational セットアップ ウィザード
クライアント ソフトウェア ライセンス キー サービスの停止 21
Windows でのインストール 21 検索の順序の変更 20 実行前、要求 21
権限 取得方法 8 デフォルトのインストール パス 21
Windows の必要条件 7 用のツールと 27 Rational_install ログ
コマンド構文 ライセンス サーバー について 17
MSIEXEC.exe 27 指定 14
setup.exe 26 リリース領域
インストール 22
S
セットアップ ウィザードを使用して作 setup.exe
[サ行] 成 12 コマンド構文 26
サイト デフォルト ファイル について 11
サイレント インストール、で使用 25 フィックスパック 14
作成 11 レジストリ W
セットアップ ウィザードを使用して作 バックアップ コピー 21 Web ダウンロード
成 12 ログ ファイル インストール 22
複数を作成 15 Rational_install 17
変更、Rational Suite 19
サイレント インストール
実行方法 25 C
セットアップ 16 CD
テスト 17 インストール 22
について 24
システム ディレクトリ
バックアップ コピー 21 F
製品のアップグレード
FLEXlm
アンインストールの必要条件 19
ライセンスの仕組み 5
異なるバージョン 5
バージョンの混成 5
製品の削除
サイレント インストール 25
L
セットアップ ウィザード License Key Administrator
中断 24 について 27
ブロックと警告 24
Printed in Japan
GI88-8753-00