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インストール 1

SIMATIC HMI

WinCC flexible 2008 SP5


WinCC flexible 2008 SP5 のインスト
ール説明書

システムマニュアル

オンラインヘルプの印刷

08/2017
オンラインヘルプの印刷
法律上の注意
警告事項
本書には、ユーザーの安全性を確保し製品の損傷を防止するうえ守るべき注意事項が記載されています。ユーザ
ーの安全性に関する注意事項は、安全警告サインで強調表示されています。このサインは、物的損傷に関する注
意事項には表示されません。以下に表示された注意事項は、危険度によって等級分けされています。

危険
回避しなければ、直接的な死または重傷に至る危険状態を示します。

警告
回避しなければ、死または重傷に至るおそれのある危険な状況を示します。

注意
回避しなければ、軽度または中度の人身傷害を引き起こすおそれのある危険な状況を示します。

通知
回避しなければ、物的損傷を引き起こすおそれのある危険な状況を示します。

複数の危険レベルに相当する場合は、通常、最も危険度の高い事項が表示されることになっています。安全警告
サイン付きの人身傷害に関する注意事項があれば、物的損傷に関する警告が付加されます。

有資格者
本書が対象とする製品 / システムは必ず有資格者が取り扱うものとし、各操作内容に関連するドキュメント、特に
安全上の注意及び警告が遵守されなければなりません。有資格者とは、訓練内容及び経験に基づきながら当該製
品 / システムの取り扱いに伴う危険性を認識し、発生し得る危害を事前に回避できる者をいいます。

シーメンス製品を正しくお使いいただくために
以下の事項に注意してください。

警告
シーメンス製品は、カタログおよび付属の技術説明書の指示に従ってお使いください。他社の製品または部品と
の併用は、弊社の推奨もしくは許可がある場合に限ります。製品を正しく安全にご使用いただくには、適切な運
搬、保管、組み立て、据え付け、配線、始動、操作、保守を行ってください。ご使用になる場所は、許容された
範囲を必ず守ってください。付属の技術説明書に記述されている指示を遵守してください。

商標
®マークのついた称号はすべて Siemens AG の商標です。本書に記載するその他の称号は商標であり、第三者が自
己の目的において使用した場合、所有者の権利を侵害することになります。

免責事項
本書のハードウェアおよびソフトウェアに関する記述と、実際の製品内容との一致については検証済みです。 し
かしなお、本書の記述が実際の製品内容と異なる可能性もあり、完全な一致が保証されているわけではありません。
記載内容については定期的に検証し、訂正が必要な場合は次の版て更新いたします。

Siemens AG 注文番号: オンラインヘルプの印刷 Copyright © Siemens AG 2017.


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Postfach 48 48
90026 NÜRNBERG
ドイツ
目次

1 インストール........................................................................................................................................5
1.1 WinCC flexible のインストール........................................................................................5
1.1.1 安全情報...........................................................................................................................5
1.1.2 システム必要条件.............................................................................................................8
1.1.3 インストールの概要.......................................................................................................11
1.1.4 コンポーネント..............................................................................................................14
1.1.5 WinCC flexible のインストール......................................................................................16
1.1.6 ウィルススキャナ...........................................................................................................18
1.1.7 ライセンスキーとオプションのインストール................................................................20
1.1.8 トラブルシューティング................................................................................................23
1.2 WinCC flexible のインストール変更...............................................................................24
1.3 オプションとパワーパック............................................................................................26
1.3.1 使用可能なオプション....................................................................................................26
1.3.2 オプションのインストールとアンインストール............................................................28
1.3.3 パワーパック..................................................................................................................29
1.3.4 パワーパックのインストール.........................................................................................30
1.4 ライセンス......................................................................................................................31
1.4.1 ライセンスキーとオーソリゼーション..........................................................................31
1.4.2 ライセンスタイプ...........................................................................................................32
1.4.3 WinCC flexible エンジニアリングシステムのライセンス..............................................34
1.4.4 ライセンスサーバーからのライセンスキーの要求........................................................35
1.4.5 PC ベース HMI デバイス上の WinCC flexible Runtime のライセンス............................37
1.4.6 HMI デバイスのライセンス処理.....................................................................................38
1.4.7 ライセンスキーとオーソリゼーションの処理................................................................41
1.4.8 Automation License Manager.........................................................................................44
1.5 WinCC flexible のアンインストール...............................................................................47
1.5.1 WinCC flexible とコンポーネントのアンインストール..................................................47
1.5.2 ライセンスキーとオプションのアンインストール........................................................50
索引....................................................................................................................................................53

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 3
目次

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


4 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール 1
1.1 WinCC flexible のインストール

1.1.1 安全情報

安全情報
シーメンスは、弊社製品およびソリューションに対して、プラント、ソリューション、
機械またはネットワークの安全な運転をサポートする工業用安全機能を提供します。

プラント、システム、機械およびネットワークをサーバー脅威から守るために、全体的
な最新の工業用安全コンセプトを実装し、継続的に維持することが必要です。シーメン
スの製品とソリューションは、そのようなコンセプトの 1 つの要素のみを形成します。

お客様は、プラント、システム、機械およびネットワークへの許可されないアクセスを
回避する責任があります。システム、機械およびコンポーネントは、企業のネットワー
クのみに接続するか、必要な程度まで適切なセキュリティ対策を設置した場合のみ(ファ
イアウォールやネットワークセグメンテーションの使用など)インターネットに接続する
ことができます。

さらに、シーメンスの適切なセキュリティ対策に関するガイドラインも考慮に入れる必
要があります。工業用安全機能に関する詳細な情報は、インターネットで次を参照して
ください。

http://www.siemens.com/industrialsecurity (http://www.siemens.com/industrialsecurity)

シーメンスの製品とソリューションは、セキュリティをさらに強化ために継続的に開発
されています。シーメンスは、利用可能になったらすぐ製品の更新プログラムを適用し、
常に最新の製品バージョンを使用することを強くお勧めします。サポートされなくなっ
た製品バージョンを使用すること、および最新の更新プログラムを提供しないことによ
り、お客様はサイバー脅威にさらされる危険が増大することがあります。

製品の更新プログラムに関する最新情報を得るには、以下からシーメンス工業安全 RSS
フィードを購読してください。

http://www.siemens.com/industrialsecurity (http://www.siemens.com/industrialsecurity)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 5
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

Ethernet による通信
Ethernet ベースの通信を使用する場合、自分のデータネットワークのセキュリティはエ
ンドユーザーの責任です。適正なデータネットワークの機能は、いかなる状況において
も保証できるわけではありません。例えば、標的とした攻撃を受けると、デバイスに過
負荷を発生することがあります。

ネットワーク設定
次の表に、ネットワークセキュリティの分析および外部ファイアウォールの設定が必要
な当該製品のネットワーク設定を示します。

名前 ポート番号 転送プロトコ 方向 機能 説明

Ethernet/IP 44818 TCP アウトバウン Ethernet/IP Ethernet/IP
2222 UDP ド チャンネル プロトコル
インバウンド Ethernet/IP は、Allen
チャンネル Bradley コン
トローラを併
用する接続に
使用されま
す。
Modbus TCP 502 TCP アウトバウン Modbus TCP Modbus TCP
ド チャンネル プロトコル
は、
Schneider コ
ントローラを
併用する接続
に使用されま
す。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


6 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

名前 ポート番号 転送プロトコ 方向 機能 説明

RFC 1006 102 TCP アウトバウン S7 チャンネ Ethernet/
ド ル PROFINET
を介した
SIMATIC S7
コントローラ
との通信
三菱製 PLC 5002 TCP アウトバウン 三菱製 MC 三菱のプロト
ド チャンネル コルは、三菱
製コントロー
ラを併用する
接続に使用さ
れます。

プロジェクトファイルの処理
プロジェクトおよびランタイムファイルを許可されないアクセスから保護します。プロ
ジェクトおよびランタイムファイルを ZIP で圧縮し、ZIP ファイルにパスワードを設定
します。

信頼できる源からのプロジェクトおよびランタイムファイルのみを使用します。

リモート転送
必須でない場合、リモート転送を無効にします。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 7
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

1.1.2 システム必要条件

はじめに

WinCC flexible のインストールには、オペレーティングシステムおよびソフトウェア設


定に関する一定の必要条件を満たす必要があります。

注記
WinCC flexible 2008 SP5 は、WinCC flexible の以前のバージョンとの互換性はありませ
ん。
新たにインストールを開始する前に、WinCC flexible の以前にインストールされている
すべてのバージョンを削除します。

注記
WinCC flexible 2008 SP5 は、一般に、ドメインまたはワークグループでの運用に対して
使用できます。
ただし、ドメイングループポリシーおよびドメインの制限によって、インストールでき
ない場合があることに注意してください。この場合は、Microsoft メッセージキュー、
Microsoft SQL Server および WinCC flexible をインストールする前に、ドメインからコ
ンピュータを削除します。対象のコンピュータに、管理者権限でローカルでログオンし
ます。インストールを実行します。インストールが成功した後、WinCC flexible コンピ
ュータを再度ドメインに登録することができます。ドメインのグループポリシーおよび
ドメインの制限がインストールを妨げない場合は、コンピュータをインストール中にド
メインから削除しないようにします。
ただし、ドメイングループポリシーおよびドメインの制限によって、運用できない場合
があることにも注意してください。こういった制限に対処することができない場合は、
ワークグループの WinCC flexible コンピュータを操作します。
必要に応じて、ドメイン管理者に連絡してください。

WinCC flexible エンジニアリングシステム


WinCC flexible は、一般的な IBM/AT フォーマットとの互換性のあるすべての PC プラッ
トフォームをサポートしています。WinCC flexible を使用して作業を効率的に行うため
には、推奨値に従う必要があります。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


8 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

次の表に、WinCC flexible 2008 SP5 の最小ソフトウェアおよびハードウェア要件を示し


ます。

ハードウェア/ソフトウェア 必要条件
プロセッサタイプ Intel® Core™ i3-6100U 2.30 GHz
RAM 4 GB
ハードディスクの空き容量 SATA (8 GB 以上の空き容量)
オペレーティングシステム* Windows 7 (32 ビット/64 ビット)
● Windows 7 Ultimate/Enterprise SP1
● Windows 7 Professional SP1
Windows 10 (64 ビット)
● Windows 10 Professional
● Windows 10 Enterprise
● Windows 10 IoT LTSB Enterprise
● Windows 10 LTSB Enterprise
画面の解像度 1024 x 768
ネットワーク 100 メガビット以上
光学ドライブ DVD-ROM
ソフトウェア Microsoft .Net Framework 3.5
Microsoft .Net Framework 4.6.2

WinCC flexible エンジニアリングシステムの推奨条件は、特に、STEP 7 で統合された


WinCC flexible プロジェクトを処理するエンジニアリング PC を対象としています。

エンジニアリング PC で同時に複数の WinCC flexible のインスタンスを開くと、ハード


ウェアの必要条件がさらに厳しくなることがあります。

設定 PC を処理へのアクセスポイントとして動作させる場合は、すべてのパフォーマン
ススキームを無制限継続動作モードに設定します(WinCC flexible Runtime 搭載の Panel
PC)。

注記
アジアのユーザーインターフェース言語
Windows でアジア言語サポートをインストールしておくことが、WinCC flexible でアジ
アのユーザーインターフェース言語をインストールするための前提条件です。

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システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 9
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

推奨ハードウェア
次の表に、SIMATIC WinCC flexible の推奨ハードウェアを示します。

ハードウェア 必要条件
コンピュータ SIMATIC Field PG M5 Advanced 以上(または互換 PC)
プロセッサ Intel® Core™ i5-6440EQ (最高 3.4 GHz)以上
RAM 16 GB 以上(大規模なプロジェクトの場合には 32 GB)
ハードディスク SSD (50 GB 以上の空き容量)
画面 15.6"フル HD 画面(1920 x 1080 以上)
ネットワーク 1 ギガビット以上
光学ドライブ DL MULTISTANDARD DVD RW

サポートされるセキュリティプログラム
次のセキュリティプログラムは WinCC flexible 2008 SP5 との互換性があります。

● ウィルススキャナ:
– Symantec Endpoint Protection
– Trend Micro Office Scan Corporate Edition
– McAfee VirusScan Enterprise
– Kaspersky Antivirus
– Windows Defender
– Qihoo "360 Total Security Essential"

● 暗号化ソフトウェア:
– Microsoft Bitlocker

● ホストベースの侵入検知システム:
– McAfee アプリケーション制御

インストール中のセキュリティ設定:

WinCC flexible 2008 SP5 をインストールするとき、オペレーティングシステムのセキュ


リティ設定が変更されます。

インストール中に、リストが表示され、セキュリティ設定の内容を示します。

セキュリティ設定への変更を確定する必要があります。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


10 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

Windows のコンピュータ名を変更しない
WinCC のインストール後は、Windows のコンピュータ名を変更しないでください。

Windows のコンピュータ名を変更すると、SQL Server の削除と再インストールが必要


になります。

下記も参照
インストールの概要 (ページ 11)

ライセンスキーとオプションのインストール (ページ 20)

トラブルシューティング (ページ 23)

1.1.3 インストールの概要

はじめに
この文書では、WinCC flexible 2008 SP5 の完全版のインストールについて説明します。

必要条件

● 「システム必要条件」の章で定義されている要件を満たしている必要があります。

● 新たにインストールを開始する前に、WinCC flexible の以前にインストールされてい


る全てのバージョンを、オプションパッケージを含めて削除します。全てのオプショ
ンパッケージを見つけるには、[スタート] > [設定] > [コントロールパネル] > [ソフト
ウェア]の下で[SIMATIC WinCC flexible]で始まる全てのエントリを検索します。

必要なユーザー権限

WinCC flexible と WinCC flexible Runtime のインストールには管理者権限が必要です。

WinCC flexible および WinCC flexible Runtime を操作するには、簡単なユーザー権限が


必要です。

WinCC flexible エディションを選択します。


インストール時には WinCC flexible のコンパクト、標準、拡張の区別はありません。
WinCC flexible の各エディションの動作は、ライセンス、つまりライセンスキーによっ
て決まります。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 11
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

対応する新しいライセンスキーをインストールすれば、上位のエディションに移行でき
ます。複数のライセンスキーがある場合、WinCC flexible は常に最上位のエディション
のライセンスキーで起動します。必要な場合は、以前のエディションのライセンスキー
をアンインストールしてください。

以前のエディションに変更する場合は、以前のエディションのライセンスキーをインス
トールします。必要な場合は、より高度のエディションのライセンスキーをアンインス
トールしてください。

注記
ライセンスサーバーからのライセンスキーの要求
ライセンスサーバーから要求したライセンスキーのライセンス範囲を選択することはで
きません。ライセンスサーバーに対して、最大の無料ライセンスが割り付けられます。
そのため、ライセンスサーバーが適切なサイズのフローティングライセンスを提供して
いることを確認する必要があります。要求している PC でライセンスが見つからない場
合、WinCC flexible は有効なライセンスキーがないまま起動します。

ライセンス

WinCC flexible エンジニアリングシステムには有効なライセンスが必要になります。ラ


イセンスキーは各ライセンスを表します。ライセンスキーは各システムにインストール
されます。ライセンスキーは、その場で、または後でインストールすることができます。

別途購入した WinCC flexible のオプションをインストールします。各オプションに該当


するライセンスをインストールする必要があります。

詳細な情報は

● 次のエントリ番号の Siemens オンラインサポート: 27005215 (http://


support.automation.siemens.com/WW/view/en/27005215)

● 「ライセンス」セクション

ライセンスキーをインストールするには、Automation License Manager を使用します。

インストールの概要
インストールするコンポーネントの範囲を選択します。

● 標準インストール

● カスタムインストール
カスタム設定を実行することによりインストールするコンポーネントを定義します。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


12 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

WinCC flexible ES のユーザーインターフェースの言語


どの設定でも、設定インターフェースのダイアログの言語を選択できます。

次の言語を選択できます。

● ヨーロッパ:
– ドイツ語
– 英語
– フランス語
– イタリア語
– スペイン語

● アジア:
– 中国語
– 台湾語
– 日本語
– 韓国語

セキュリティの更新

WinCC flexible のセットアップでは、インストールされていない必要なオペレーティン


グシステムのコンポーネントがすべてインストールされます。WinCC flexible をインス
トールした後、"Microsoft Windows Update"を実行して新しいセキュリティパッチを確認
します。

下記も参照
システム必要条件 (ページ 8)

ライセンスキーとオプションのインストール (ページ 20)

ライセンスキーとオーソリゼーション (ページ 31)

ライセンスキーとオーソリゼーションの処理 (ページ 41)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 13
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

1.1.4 コンポーネント

コンポーネント

WinCC flexible は、次のコンポーネントを含むモジュール式のソフトウェアパッケージ


です。

● WinCC flexible エンジニアリングシステム

● WinCC flexible Integration:


STEP 7 への WinCC flexible の統合:
1 つの共有プラットフォームで SIMATIC ビジュアライズコンポーネントと自動化コ
ンポーネントを設定および管理します。STEP 7 の SIMATIC Manager では、特定の
設定が自動化されたプラットフォームを利用できます。

注記
STEP 7 がインストールされていない場合、統合は行われません。

SIMOTION の WinCC flexible への統合:


中央プラットフォーム SIMOTION SCOUT で SIMATIC ビジュアライズコンポーネン
トと SIMOTION 自動化コンポーネントを設定および管理します。特定の設定タスク
が自動化されます。

注記
SIMOTION がインストールされていない場合、統合は行われません。

インストールルーチン

WinCC flexible をインストールする場合、以下のいずれかの設定ルーチンを選択します。

● 標準インストール

● カスタムインストール

以下の表は、特定のコンポーネントおよび対応するインストールルーチンを示していま
す。

標準インストール カスタムインストール
WinCC flexible あり あり
STEP 7 の WinCC flexible あり 設定可能
Integration
SIMOTION SCOUT の あり 設定可能
WinCC flexible Integration

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


14 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

標準インストール カスタムインストール
ライブラリ
● グラフィック あり 設定可能
● システムライブラリ あり 設定可能
ヘルプシステム あり 設定可能
ProAgent なし 設定可能

ProAgent
WinCC flexible の設定を行っても、ProAgent は自動的にインストールおよびアップデー
トされません。インストールを開始する前に、ProAgent の以前のバージョンはすべて削
除します。

注記
ProAgent は、Windows 7 でのみサポートされます。

以下の手順に従って ProAgent をインストールします。

● WinCC flexible のセットアップを起動します。

● [カスタムインストール]を選択します。

● "ProAgent"を選択します。

その他のソフトウェアコンポーネント
以下のソフトウェアコンポーネントを WinCC flexible エンジニアリングシステムのイン
ストールに追加できます。

● ランタイム /シミュレーション
HMI デバイスでプロジェクトを実行するランタイムコンポーネント / 設定コンピュー
タでプロジェクトをシミュレーションするシミュレーションコンポーネント

● Automation License Manager


Automation License Manager を使用してライセンスキーを管理します。

● OPC-XML ゲートウェイ
OPC ゲートウェイは DCOM と XML 間の通信を処理します。

● ヘルプファイル:
オンラインヘルプシステムを呼び出すための Microsoft HTML ヘルプファイル。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 15
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

ユーザーインターフェース言語とプロジェクト言語
ユーザーインターフェース言語は、エンジニアリングシステムのメニューおよびダイア
ログが表示される言語です。英語の設定エンジニア向けには英語のユーザーインターフ
ェースに設定します。それにより、英語のエンジニアは、たとえばフランス語などのプ
ロジェクトを設定できます。プロジェクトおよび設定されたオブジェクトは、ランタイ
ム時にフランス語で表示されます。

GUI 言語(オプション):

● デフォルト:言語の設定

● 次に示すユーザーインターフェース言語は、WinCC flexible CSA のインストール時に


選択できます。ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、日本語、韓
国語、中国語、台湾語

1.1.5 WinCC flexible のインストール

必要条件

● 「システム必要条件」の章で説明されている条件を満たす必要があります。

● すべてのアプリケーションが閉じている。

● 新たにインストールを開始する前に、WinCC flexible の以前にインストールされてい


る全てのバージョンを、オプションパッケージを含めて削除します。

注記
WinCC flexible のインストール中は、ウイルススキャナなどのリソースを消費するアプ
リケーションを操作しないことをお勧めします。

注記
インストール後の再起動
プログラムのインストール後に、指示があればコンピュータを再起動します。

手順
1. 製品 DVD を挿入します。
自動的にセットアップが開始されます。自動的に起動しない場合は、製品 DVD にある
「Setup.exe」ファイルをダブルクリックして、セットアップを実行ます。
2. セットアップの言語を選択します。
ダイアログボックスがセットアップ言語で表示されます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


16 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

3. 製品情報を次のダイアログボックスで開き、よくお読みください。
4. ライセンス契約を読み、同意します。
5. インストールするユーザーインターフェース言語を選択します。
選択した言語内で設定インターフェースを切り替えることができます。
6. 標準インストールを実行するには、[標準インストール]を選択します。
各コンポーネントのステータスは小さなアイコンで左側に表示されます。このアイコンの
詳細については、[ヘルプ]ボタンをクリックして表示することができます。

注記
Automation License Manager をインストールして WinCC flexible を操作できるよう
にする必要があります。

7. カスタムインストールを実行するには、[カスタムインストール]を選択します。
8. 必要なコンポーネントを選択します。各コンポーネントにライセンスが必要です。
9. ダイアログボックスが開きます。ダイアログは、コンピュータ上で変更されるシステム設
定を示しています。
10.変更を受け入れて、[次へ]をクリックしてインストールを開始します。
WinCC flexible のインストールが開始します。

注記
セットアップの各フェーズには数分かかります。S7DOS コンポーネントのインスト
ールには、まれに数分かかることもあります。こうした場合でも、セットアップを中
断しないでください。
進捗状況バーは、登録中などのセットアップの特定のフェーズでは表示されません。

11.セットアップが正常に完了した後、コンピュータ上で該当するライセンスキーが見つから
ない場合は、インストールしたコンポーネントのライセンスキーを転送するよう要求され
ます。ライセンスダイアログの指示に従い、コンピュータのハードディスクドライブに、
保存場所からライセンスキーを転送します。ライセンスキーを転送するために、後で
Automation License Manager を実行することもできます。
12.インストールが正常に完了したら、「起動」の章の説明にしたがって WinCC flexible を実
行します。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 17
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

1.1.6 ウィルススキャナ

承認済みのウィルススキャナ
以下のウィルススキャナについては、WinCC flexible と互換性があることが既に検証さ
れています。

● ウィルススキャナ:
– Symantec Endpoint Protection
– Trend Micro Office Scan Corporate Edition
– McAfee VirusScan Enterprise
– Kaspersky Antivirus
– Windows Defender
– Qihoo "360 Total Security Essential"
上記のウイルススキャナでは、Kaspersky Antivirus および Symantec Endpoint Protection
を除き、通常、デフォルト設定で動作させることができます。

アンチウイルスソフトウェア設定で、ヒューリスティックスを無効にすることをお勧め
します。

Symantec Endpoint Protection の使用


Symantec Endpoint Protection が WinCC flexible の動作に必要な次のファイルを誤って
ウイルスとして認識してしまいます。
「HmiSmartStart.resources.dll」および
「HmiES.resources.dll」。

これらのプログラムが Symantec Endpoint Protection によって自動的に削除されること


を回避するには、次のようにします。
1. [Status] > [Virus and Spyware Protection]の下で[Options]をクリックします。
2. [Enable Bloodhound heuristic virus detection]チェックボックスのチェックを外します。

Kaspersky Antivirus の使用


Kaspersky Antivirus が WinCC flexible の動作に必要な次のプログラムを誤ってウイルス
として認識してしまいます。「HmiES.exe」、

「TraceServer.exe」および「WinCC flexible 2008.lnk」。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


18 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

これらのプログラムが Kaspersky Antivirus によって自動的に削除されることを回避する


には、次のようにします。
1. [Settings] > [General] > [Interactive Protection]で[Automatically execute recommended
actions]を無効にします。
2.「HmiES.exe」および「TraceServer.exe」を[Settings] > [Advanced] > [Threats and
Exceptions] > [Exceptions] > [Specify trusted programs]に追加します。
3. 2 つの追加された例外に対して次の設定を有効にします。
– 開かれるファイルを検査しない
– プログラム活動を制御しない
– 上位レベルのプロセスの制限を適用しない(プログラム)
– サブプログラムの活動を制御しない
– Kaspersky Total Security のユーザーインターフェースとの相互対話を許可する

ウィルススキャナの統合ファイアウォール

WinCC flexible で問題なく動作させるため、ファイアウォールの以下のロケーションへ


のアクセスを許可します。

● [WinCC flexible のインストールフォルダ] \TraceServer.exe

● [WinCC flexible のインストールフォルダ] \HMIES.exe

● [Automation License Manager のインストールディレクトリ] almapp\almappx.exe

● %CommonProgramFiles%\Siemens\SWS\almsrv\almsrvx.exe

パーソナルファイアウォールの使用が、WinCC flexible の機能に障害をきたすことがあ


ります。WinCC flexible のアクセスを許可することをお勧めします。

注記
多くのアンチウイルスソフトウェアプログラムは、セットアップ後にコンピュータのす
べてのローカルドライブをチェックすることに注意してください。このチェックでは、
スキャンするファイルシステムの大きさによっては、時間がかかる場合があります。こ
のチェックが終了するまで、WinCC flexible のセットアップを実行しないことをお勧め
します。
また、お使いのアンチウイルスソフトウェアの購入元からの情報についても従う必要が
あります。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 19
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

OPC-XML/HTTP 経由で通信中の CPU 使用率の上昇


通信は、ファイアウォールまたはアンチウイルスソフトウェアによってそれぞれチェッ
クされる、ポートアドレス 80 を使って行われます。これにより CPU の使用率が高くな
ることがあります。

McAfee SecurityCenter 用のランタイムの設定


以下の設定は検証済みで Wincc flexible 用にリリースされています。

新規インストールを実行するときは、[カスタムインストール]を選択します。[VirusScan]
のみをインストールします。[VirusScan]に対して次の設定を実行します。

● ウイルス保護を有効にします。

● スパイウェア保護を無効にします。

● SystemGuard 保護を無効にします。

● スクリプトスキャン保護を無効にします。

McAfee SecurityCenter を既にインストールしている場合は、VirusScan 以外のすべての


コンポーネントをアンインストールします。

[Norton Auto Protect]による高い CPU 負荷


正常な操作のために、[PC Norton Protection Center]の[Norton Auto Protect]オプションを
無効にします。オプション[Norton Auto Protect]を使用すると、CPU の負荷が増加する
場合があります。CPU の負荷が増加して他のプロセス実行をブロックする場合がありま
す。

1.1.7 ライセンスキーとオプションのインストール

はじめに
ソフトウェアパッケージの購入時に、特定のユーザーライセンスおよび関連するライセ
ンスキーが提供されます。

注記
ライセンスキーは各システムにインストールされます。ライセンスキーにより、ソフト
ウェアの特定の部分を使用することができます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


20 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

通常の手順では、以下のライセンスキーはソフトウェアをインストールすると追加され
ます。

● WinCC flexible エンジニアリングシステム用

● WinCC flexible Runtime 用

● WinCC flexible エンジニアリングシステムのオプション用

● WinCC flexible Runtime のオプション用

後で、ライセンスキーを別々にインストールすることもできます。

HMI デバイスのライセンスについては「HMI デバイスのライセンス」の章を参照してく


ださい。

注記
WinCC flexible のオプションのインストール
ProAgent をインストールするには、"カスタムインストール"を選択し、ProAgent を選択
する必要があります。他のオプションはすべて WinCC flexible に含まれるか、ProSave
とともに転送されます。オプションは有効化され使用できるようになります。オプショ
ンは、対応するライセンスキーをインストールして個別にインストールします。

必要条件

● ライセンスキーの保存場所が書き込み保護されておらず、使用可能なこと。

● ライセンスキーをインストールするドライブが、ローカルドライブであり、圧縮され
ていないこと。

注記
ライセンスキーが RAM ドライブ、フロッピーディスク、または圧縮ドライブにイン
ストールされていないこと。Automation License Manager に関する説明をお読みくだ
さい(Windows 7 では、スタートメニューで、[スタート] > [すべてのプログラム] >
[Siemens Automation] > [SIMATIC] > [マニュアル]。Windows 10 では、スタートメニ
ューで、[スタート] > [Siemens Automation] > [マニュアル])。すべての警告と通知に
従ってください。
インストールされているすべての評価版ライセンスは期限付きです。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 21
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

手順
1. WinCC flexible エンジニアリングシステムおよび WinCC flexible Runtime を閉じます。
2. Automation License Manager を起動します(Windows 7 では、[スタート] > [SIMATIC] >
[ライセンス管理] > [Automation License Manager]。Windows 10 では、スタートメニュー
で、[スタート] > [Siemens Automation] > [Automation License Manager])。
3. 左ペインから、ソースドライブとしてライセンスキーの保存場所を選択します。
保存場所にあるライセンスキーまたはオーソリゼーションは右側のペインに表示されま
す。
4. ソフトウェアのタイプ、オプション、またはパワーパックに対してインストールするライ
センスキーを 1 つまたは複数選択し、ショートカットメニューから[転送...]を選択します。
これにより、[ライセンスキーの転送]ダイアログボックスが開きます。
5. リストから宛先ドライブを選択した後、選択内容を[OK]で確認します。選択されたライセ
ンスキーは保存場所から削除されます。
各オーソリゼーションごとに、保存場所のカウンタが 1 ずつ減少します。保存場所のプレ
ースホルダはそのままで、オーソリゼーションを再度記録することができます。ライセン
スキーまたはオーソリゼーションは宛先ドライブにインストールされ、WinCC flexible の
再起動後に有効になります。
選択したライセンスキーを左ペインの宛先ドライブにドラッグアンドドロップすることも
できます。

下記も参照
ライセンスキーとオーソリゼーションの処理 (ページ 41)

システム必要条件 (ページ 8)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


22 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.1 WinCC flexible のインストール

1.1.8 トラブルシューティング

セットアップ中に発生することがあるエラーと適切な対処法

エラー 原因 対処法 手順
製品 DVD を DVD ドライブ 自動開始機能 手動でセットアップ 製品 DVD をセットしたドライブを選
に挿入しても、セットアップ が無効 を実行します。 択して、「setup.exe」をダブルクリッ
プログラムが開始されな クします。
い。
エラーメッセージ 1645 DCOM の設 DCOM の設定をチェ 1. オペレーティングシステムの[スタ
"Error Installing 定が間違って ックします。 ート]メニューで、[ファイル名を指
Microsoft®.NET Framework, いる。 定して実行]コマンドを選択しま
す。
Return Code 1601"を表示し
2. "dcomcnfg.exe"を入力して、[OK]
て、セットアップがキャンセ
ボタンを押してダイアログを閉じ
ルされる。
ます。
3. [DCOM 設定プロパティ]ダイアロ
グボックスの[標準プロパティ]タブ
で、[デフォルト認証レベル] =
[None]と[デフォルト識別変更レベ
ル] = [Anonymous]を同時に選択し
ないでください。
短い間隔で確認メッセージが ライセンスキ エンジニアリングシ Automation License Manager を使用
出力される。 ーが不足 ステム:関係のある して、WinCC flexible または
エンジニアリングツ WinCC flexible Runtime のライセンス
ールのライセンスキ キーをインストールします。
ーをエンジニアリン Automation License Manager を使用
グステーションにイ して、HMI デバイスのライセンスキ
ンストールします。 ーをインストールします。
ランタイム:HMI デバ ProSave サービスツールとは別個に
イスに、ランタイム オーソリゼーションをインストール
と設定されたオプシ します。
ョンのライセンスキ
ーをインストールし
ます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 23
インストール
1.2 WinCC flexible のインストール変更

注記
電源の障害などでインストールが失敗した場合は、WinCC flexible をアンインストール
します。削除後に、再インストールを開始します。

下記も参照
システム必要条件 (ページ 8)

28465761 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/28465761)

1.2 WinCC flexible のインストール変更

はじめに

WinCC flexible は、GUI 言語などの複数のコンポーネントで構成されるモジュール式の


ソフトウェアです。これらのコンポーネントは後でインストールまたはアンインストー
ルできます。

Runtime/Simulation などの他のソフトウェアコンポーネントをインストールすることが
できます。

必要条件

● 「システム必要条件」の章で説明されている条件を満たす必要があります。

● WinCC flexible がインストールされていること。

注記
インストール後の必要条件
基本インストールがネットワークドライブ経由で実行された場合、そのネットワーク
ドライブが再インストール時に使用できる必要があります。この場合、製品 DVD か
ら、追加のコンポーネントをインストールすることはできません。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


24 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.2 WinCC flexible のインストール変更

注記
WinCC flexible のインストール中は、ウイルススキャナなどのリソースを消費するアプ
リケーションを操作しないことをお勧めします。

手順
1. すべての開いているアプリケーション、特に WinCC flexible エンジニアリングシステムお
よび WinCC flexible Runtime を閉じます。
2. WinCC flexible 製品 DVD を DVD ドライブに挿入します。また、セットアップをネットワ
ークドライブから実行することもできます。
3. セットアップの自動開始機能が起動しない場合は、DVD の"setup.exe"をダブルクリッし
ます。
WinCC flexible のインストールシールドウィザードが開きます。
4. セットアップの言語を選択します。
ダイアログボックスがセットアップ言語で表示されます。
5. 製品情報を次のダイアログボックスで開き、よくお読みください。
6. ライセンス契約を読み、同意します。
7. インストールする製品の言語を選択します。

注記
すでにインストール済みの言語も含めて、インストールする GUI 言語を選択します。

8. [インストールルーチン]を選択します。
9. [次へ]をクリックします。
インストールが開始されます。[WinCC flexible InstallShield]ウィザードが表示されます。
10.[プログラムの修正]オプションを設定します。
11.[次へ]をクリックします。
12.次に表示されるダイアログボックスに、WinCC flexible コンポーネントが表示されます。
チェックボックスをチェックした場合:コンポーネントがインストールされます。
チェックボックスをクリアした場合:コンポーネントがアンインストールされます。
13.変更するコンポーネントをクリックします。

注記
コンポーネントを選択すると、その説明が表示されます。この文書は、対応するコン
ポーネントがインストールされている場合のみ使用可能です。

14.[次へ]をクリックします。
15.次のダイアログで[終了]をクリックしインストールを完了します。
WinCC flexible を再起動して変更を適用します。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 25
インストール
1.3 オプションとパワーパック

1.3 オプションとパワーパック

1.3.1 使用可能なオプション

はじめに
以下のコンポーネントでオプションを使用できます。

● WinCC flexible エンジニアリングシステム

● PC ベース HMI デバイスの WinCC flexible Runtime

● 非 PC ベース HMI デバイス


デバイス依存のランタイムオプションを HMI デバイスで操作できます。

各オプションにはライセンスが必要です。

WinCC flexible エンジニアリングシステムのオプション


WinCC flexible エンジニアリングシステムで使用可能なオプション:

SIMATIC WinCC 機能 使用可能性


flexible のオプショ

WinCC flexible / [プロジェクト バージョン]エディタ WinCC flexible Compact/
ChangeControl のバージョン管理および[ログ変更]エ Standard/Advanced
ディタで構成データに行なわれた変
更の追跡

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


26 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.3 オプションとパワーパック

WinCC flexible Runtime のオプション


オプションは、使用される対象システムによって異なります。 PC ベースの HMI デバイ
スまたは非 PC ベースの HMI デバイス上の WinCC flexible Runtime では次のオプション
が使用できます。

SIMATIC WinCC 機能 非 PC ベース HMI SIMATIC パ


flexible RT オプショ デバイス ネル PC

WinCC flexible / ランタイム中のアーカイブ機能 Panel 270 から x
Archives
WinCC flexible / ランタイム中のレシピ機能 デバイス依存のオ x
Recipes プションが使用で
きます。ライセン
スは必要ありませ
ん。
WinCC flexible / リモートコントロールおよびリ Panel 270 から x
Sm@rtAccess モートモニタ、さらに異なる
SIMATIC HMI システム間の通

WinCC flexible / インターネット/イントラネッ Panel 270 から x
Sm@rtService トを介した機械/プラントのリ
モート保守およびサービス
WinCC flexible / HMI デバイスの OPC サーバー Multi Panel x
OPC-Server としての使用
WinCC flexible / ランタイム中のプロセス診断 Panel 270 から x
ProAgent
WinCC flexible / FDA に従った相互作用のレポ Panel 270 から x
Audit ート

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 27
インストール
1.3 オプションとパワーパック

注記
Audit Viewer のインストール
Audit Viewer では、オフィス PC 上での外部分析用 WinCC flexible /Audit オプションの
Audit Trail の評価に便利なツールがあります。
製品 DVD のディレクトリ/Support/Audit Viewer で、Audit Viewer のインストールを開始
します。
インストール後に Audit Viewer を実行できなくなる場合があります。Audit Viewer には
Microsoft .Net テクノロジーの V2 が必要です。 インストールを開始するには、以下のフ
ァイルを実行します。
InstData\DotNetFramework2\Version 2\en_Net_Framework_20_redist_x86.exe

1.3.2 オプションのインストールとアンインストール

はじめに
オプションは WinCC flexible にすでに含まれており、標準としてインストールされてい
ます。

ProAgent をインストールするには、"カスタムインストール"を選択し、ProAgent を選択


する必要があります。

使用するすべてのオプションを有効化する必要があります。

注記
各オプションにはライセンスが必要です。 オプションは、対応するライセンスキーをイ
ンストールすることにより有効化されます。

非 PC ベース HMI デバイスのオプション


必要な Runtime のオプションは次のようにして HMI デバイスにインストールされま
す。

● プロジェクトの HMI デバイスへの転送時


必要がなくなったオプションは自動的に削除されます。

● ProSave とともに

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


28 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.3 オプションとパワーパック

手順-オプションの有効化
「ライセンスとオプションのインストール (ページ 20)」セクションの説明に従って、該
当するライセンスキーをインストールしてオプションを有効化します。

オプションのライセンスキーのバックアップを作成する、またはライセンスキーを他の
設定 PC や HMI デバイスで使用するには、このライセンスキーをアンインストールする
必要があります。

注記
WinCC flexible Runtime を実行している HMI デバイスや PC 上に有効なライセンスキー
が見つからない場合、ランタイムは非ライセンスモードで動作します。

注記
いつでもオプションのライセンスを購入して、後でライセンスキーをインストールする
ことができます。

下記も参照
ライセンスキーとオプションのアンインストール (ページ 50)

使用可能なオプション (ページ 26)

1.3.3 パワーパック

はじめに
パワーパックを使用して次のアップグレードが可能です。

● WinCC flexible エンジニアリングシステムの、小型のエディションからより大型のエ


ディションへのエディションへのアップグレード

● より量の多い構造のランタイムシステム

パワーパックには、WinCC flexible をより高いレベルで使用するためにいつでも有効化


できる、特殊ライセンス使用も含まれます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 29
インストール
1.3 オプションとパワーパック

エンジニアリングシステム
たとえば、WinCC flexible Compact を使用している場合に可能です。 "SIMATIC WinCC
flexible 2005 Standard、Powerpack for WinCC flexible Compact"パワーパックを使用し
て、WinCC flexible Standard を起動できます。

ランタイム
たとえば、128 のタグがある WinCC flexible Runtime を所有しているとします。
"SIMATIC WinCC flexible Runtime, Powerpack 128 to 512 PowerTags"パワーパックを使
って、512 のタグがある WinCC flexible Runtime の操作を有効にします。

注記
いつでもパワーパックのライセンスを購入して、後でライセンスキーをインストールす
ることができます。 それにより、既存のライセンスキーが削除され、新しいライセンス
キーと置き換えられます。

下記も参照
パワーパックのインストール (ページ 30)

インストールの概要 (ページ 11)

1.3.4 パワーパックのインストール

はじめに
パワーパックは、対応するライセンスキーをインストールすることによりインストール
されます。パワーパックのライセンスキーは、既存のインストールのライセンスキーと
置き換えられます。

注記
パワーパックのライセンスキーをインストールします。パワーパックのライセンスキー
はアンインストールできません。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


30 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

必要条件

● 「システム必要条件」の章で説明されている条件を満たす必要があります。

● WinCC flexible がインストールされていること。

● パワーパック用に購入したライセンスのライセンスキーがインストールされます。

注記
Microsoft Windows Update でオペレーティングシステムを更新します。詳細は、
Microsoft Windows のヘルプまたは Microsoft のホームページを参照してください。
基本インストールがネットワークドライブ経由で実行された場合、そのネットワーク
ドライブが再インストール時に使用できる必要があります。ネットワークドライブか
ら基本ソフトウェアをインストールした場合は、製品 CD から他のコンポーネントを
インストールすることはできません。

パワーパックのインストール
1.「ライセンスキーとオプションのインストール」の章の説明に従って、購入したパワーパ
ックのライセンスキーをインストールします。

結果
パワーパックのライセンスキーは、既存のインストールのライセンスキーと置き換えら
れます。このプロセスを元に戻すことはできません。

下記も参照
ライセンスキーとオプションのインストール (ページ 20)

パワーパック (ページ 29)

1.4 ライセンス

1.4.1 ライセンスキーとオーソリゼーション

はじめに
ソフトウェアパッケージの購入時に、各ライセンス認証(CoL)および関連するライセンス
キーが提供されます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 31
インストール
1.4 ライセンス

ライセンスキーは次のデバイスにインストールされます。

● WinCC flexible の設定 PC のハードディスク

● PC ベースの HMI デバイスのハードディスク


WinCC flexible Runtime を実行している PC

● 非 PC ベース HMI デバイス

ライセンスキーにより、ソフトウェアの特定の部分を使用することができます。

注記
ネットワークで異なるコンピュータにライセンスキーを転送することもできます。詳細
については、Automation License Manager のオンラインヘルプを参照してください。

注記
既存のシステムを改造する場合は、アップグレードを購入することができます。アップ
グレードすると、既存のオーソリゼーションまたはライセンスキーを新しいライセンス
キーで置き換えることになります。

詳細については、次のエントリ番号の Siemens のオンラインサポートを参照してくださ


い。27005215 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/27005215)

下記も参照
ライセンスキーとオプションのインストール (ページ 20)

ライセンスキーとオーソリゼーションの処理 (ページ 41)

Automation License Manager (ページ 44)

HMI デバイスのライセンス処理 (ページ 38)

PC ベース HMI デバイス上の WinCC flexible Runtime のライセンス (ページ 37)

1.4.2 ライセンスタイプ
ライセンス証明書からのソフトウェア結果の使用法のタイプ

WinCC flexible エンジニアリングシステムには次のタイプのライセンスが必要になりま


す。

● フローティングライセンス

● 評価版ライセンス

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


32 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

WinCC flexible Runtime やランタイムのオプションには、以下のタイプのライセンスを


使用します。

● 単一ライセンス

フローティングライセンス
フローティングライセンスは WinCC flexible エンジニアリングシステムの標準ライセン
スです。

フローティングライセンスは無制限(時間に関し)のライセンスで、ローカルまたはあら
ゆるコンピュータにインストールして使用できます。

フローティングライセンスは、ネットワークを介してライセンスサーバーからも取得で
きます。その場合、WinCC flexible の起動時に、ライセンスキーがライセンスサーバー
により割り当てられます。WinCC flexible の終了時に、ライセンスキーは再度使用可能
になります。

ライセンスサーバーから取得したときは、ライセンスサイズは選択できません。ライセ
ンスサーバーに最初の無料ライセンスが割り付けられます。そのため、ライセンスサー
バーに十分なフローティングライセンスが使用可能であることを確認する必要がありま
す。要求したコンピュータに十分なサイズのライセンスがない場合、WinCC flexible ES
は、より小さなエディションでのみしか作動できません。

フローティングライセンスをネットワークを介して取得する場合、次の事項にも注意し
てください。

● Automation License Manager V 05.03.03.03 がライセンスサーバーにインストールさ


れている必要があります。

● 接続が中断された後、3 時間後に非ライセンスモードが開始されます。

フローティングライセンスはアップグレード可能です。

単一ライセンス

WinCC flexible Runtime やランタイムオプションのライセンスはすべて単一ライセンス


です。

単一ライセンスは標準ライセンスであり、有効期限がなく、ローカルでインストールし
て利用できます。

単一ライセンスはアップグレード可能です。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 33
インストール
1.4 ライセンス

評価版ライセンス
評価版ライセンスは一意の、制限付き(時間に関し)の標準ライセンスで、ローカルまた
はあらゆるコンピュータにインストールして使用できます。

Engineering Editions WinCC flexible 2008 Compact、Standard、Advanced (オプション


の ChangeControl を含める)の評価版ライセンスは 30 日間有効です。WinCC flexible
Runtime および WinCC flexible Runtime のオプションの評価版ライセンスは 14 日後に期
限切れになります。

アップグレードライセンス
アップグレードライセンスは、特に以下のような場合に使用できます。

● 前のバージョンから新しいバージョンに移行する場合
新しいバージョンがインストールされていることが必要条件の場合

● 量のフレームワークを拡張する場合

Automation License Manager


ライセンス取り扱いの詳細については、Automation License Manager のヘルプを参照し
てください。

Automation License Manager の[基本ライセンスタイプ]フィールドにライセンスタイプ


が表示されます。

1.4.3 WinCC flexible エンジニアリングシステムのライセンス


以下の項目に対しライセンスキーが必要です。

● WinCC flexible Standard などの WinCC flexible エンジニアリングシステム

● WinCC flexible エンジニアリングシステムのオプション

WinCC flexible の設定中にライセンスキーを設定できます。

Automation License Manager がライセンスキーを管理します。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


34 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

有効なライセンスキーを使用しない起動
有効なライセンスなしで WinCC flexible を開始すると、システムは、非ライセンスモー
ドで作業が行われていることを警告します。評価版ライセンスを 1 回に限って有効化で
きるオプションがあります。Engineering Editions WinCC flexible 2008 Compact、
Standard、Advanced (オプションの ChangeControl を含める)の評価版ライセンスは 30
日間有効です。

評価版ライセンスの期限が切れると、次の事象が発生します。

● WinCC flexible が、問題のコンピュータでライセンス供与されていない。


– WinCC flexible を起動できません。

● WinCC flexible が、問題のコンピュータですでにライセンス供与されている。


– WinCC flexible を起動できません。非ライセンスモードであることが 10 分ごとに
ウィンドウで表示され、ユーザーはこれに対して確認応答する必要があります。

対処法
各ライセンスのライセンスキーをインストールします。

ライセンスタイプ
フローティングライセンスは WinCC flexible エンジニアリングシステムに使用されます。

1.4.4 ライセンスサーバーからのライセンスキーの要求

注記
ライセンスサーバーから要求したライセンスキーのライセンス範囲を選択することはで
きません。ライセンスサーバーに対して、最大の無料ライセンスが割り付けられます。
そのため、ライセンスサーバーが適切なサイズのフローティングライセンスを提供して
いることを確認する必要があります。要求している PC でライセンスが見つからない場
合、WinCC flexible は有効なライセンスキーがないまま起動します。
Automation License Manager V 05.03.03.03 以降がライセンスサーバーにインストール
されていることを確認します。

通常、システムは PC の起動後に SIMATIC WinCC flexible Autostart を実行します。


SIMATIC WinCC flexible Autostart は、PC の起動後に以下の動作を行います。

● 使用できるライセンスキーを即座に検索する

● ライセンスキーを割り当てる
ただし、ライセンスサーバーにあるライセンスキーは使用できません。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 35
インストール
1.4 ライセンス

起こり得る問題
ライセンスサーバーからのライセンスキーの要求に以下の動作が含まれる場合がありま
す。たとえば、

ライセンスサーバーに Compact、Standard、および Advanced エディションにそれぞれ


1 つのライセンスキーがインストールされている場合、以下のような状態が発生するこ
とがあります。

● ライセンスキーが使用中である。
WinCC flexible Advanced のライセンスキーがエンジニアリング PC の起動時に使用
可能になります。SIMATIC WinCC flexible Start Center により Advanced エディショ
ンを設定しています。WinCC flexible は後でエンジニアリング PC で起動されます。
Advanced エディションのライセンスキーは別のエンジニアリング PC で使用中のた
め、使用できません。
結果:
WinCC flexible Advanced エディションが有効なライセンスがないまま起動します。

● 使用できるライセンスキーが割り当てられていない
WinCC flexible Advanced のライセンスキーは現在使用中であり、WinCC flexible
Standard のライセンスキーはエンジニアリング PC の起動時に使用可能になります。
Standard エディションは、PC のランタイムの設定などには使用できません。
SIMATIC WinCC flexible Start Center により Standard エディションを設定していま
す。WinCC flexible は後でエンジニアリング PC で起動されます。ただし、Advanced
エディションのライセンスキーは一時的にリリースされていますが、割り当てられま
せん。
結果:
Advanced エディションのライセンスキーは、他で使用されていない状態でも使用さ
れません。

対処法
必要なエディションのライセンスキーが割り当てられていない場合は、以下の手順に従
ってください。
1. WinCC flexible エンジニアリングシステムを終了します。
2. タスクバーの通知エリアの アイコンを右クリックします。
3. [SIMATIC WinCC flexible Auto Start] > [無効化]をクリックします。
アイコンの赤の点により無効化されたことが分かります。
4. タスクバーの通知エリアの アイコンを右クリックします。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


36 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

5. [SIMATIC WinCC flexible Auto Start] > [有効化]をクリックします。


有効化されるとアイコンの赤の点が消えます。
SIMATIC WinCC flexible Start Center はライセンスサーバーで使用できるライセンスキー
を検索し、最上位の使用可能なライセンスを割り当てます。
6. WinCC flexible エンジニアリングシステムを起動します。
WinCC flexible が対応するエディションに割り当てられたライセンスで起動します。

1.4.5 PC ベース HMI デバイス上の WinCC flexible Runtime のライセンス


PC ベース HMI デバイス用に次のライセンスキーを取得する必要があります。

● たとえば、128 のタグがある WinCC flexible Runtime。

● WinCC flexible のオプション

WinCC flexible の設定中にライセンスキーを設定できます。

Automation License Manager は、PC ベース HMI デバイス上のライセンスキーとオーソ


リゼーションを管理します。

注記
WinCC flexible 2008 Runtime のライセンスの認証だけが、WinCC flexible 2008 Runtime
の動作を承認します。

WinCC flexible 2008 Runtime の使用を許諾するには、適切な新しいライセンスが必要で


す。

WinCC flexible 2005 と WinCC flexible 2007 のランタイムライセンスは完全に機能し続


け、アップグレードしなくても WinCC flexible 2008 で動作します。

以前のバージョンのライセンスキーの使用は、テストおよびコミッショニング専用です。
ライセンス上の法的理由により、最新バージョンにアップグレードして、バージョンに
合ったライセンス認証(CoL)を取得する必要があります。

ソフトウェアの生産活動への使用は、リストに記載されているバージョンに適合する有
効な CoL がある場合にのみ許可されます。

非ライセンスモード

WinCC flexible Runtime やランタイムのオプションはライセンス無しで自由に使用でき


ます。非ライセンスモードであることが 10 分ごとにウィンドウで表示され、ユーザーは
これに対して確認応答する必要があります。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 37
インストール
1.4 ライセンス

評価版ライセンスを 1 回に限って有効化できるオプションがあります。WinCC flexible


Runtime および WinCC flexible Runtime のオプションの評価版ライセンスは 14 日後に期
限切れになります。

対処法
各ライセンスのライセンスキーをインストールします。

ライセンスタイプ

WinCC flexible Runtime やランタイムのオプションには、単一ライセンスが使用されま


す。

下記も参照
ライセンスキーとオーソリゼーション (ページ 31)

1.4.6 HMI デバイスのライセンス処理


非 PC ベース HMI デバイスには、常に、最大の量構造が装備されています。ライセンス
キーはランタイムオプションには必要ありません。

非 PC ベース HMI デバイスの各オプションにはライセンスが必要です。各ライセンスの


ライセンスキーまたはオーソリゼーションが、使用する各オプションを有効化します。

ライセンスキー
非 PC ベースの HMI デバイスのライセンスをライセンスキーを使って有効化するには、
[SIMATIC HMI License Manager パネルプラグイン]アドオンが必要です。

WinCC flexible のセットアップにより、このアドオンが標準としてインストールされま


す。

WinCC flexible がインストールされていない場合は、ProSave 7.2 以上をインストールす


る必要があります。

Windows 10 では、ProSave 14.00.01.00 のインストールが必要です。

注記
ライセンス取り扱いの詳細については、Automation License Manager のヘルプを参照し
てください。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


38 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

注記
ライセンス認証を始める前に、現在のオペレーティングシステムのリリースが HMI デバ
イス上にインストールされているかを確認します。必要な場合、ProSave を使用して、
オペレーティングシステムを更新します。

オーソリゼーション
その代わりに、WinCC flexible 2004 オプションの既存のオーソリゼーションを使用する
こともできます。

● 270 シリーズ

● 370 シリーズ

WinCC flexible 2004 の該当するオペレーティングシステムバージョンがリストされた


HMI デバイスにインストールされている場合、使用できるのはオーソリゼーションのみ
です。WinCC flexible 2005 またはそれ以降の該当するオペレーティングシステムバージ
ョンがインストールされている場合は、これらの HMI デバイスでライセンスキーを使用
できます。

「ProSave」サービスツールは、非 PC ベース HMI デバイスにオーソリゼーションをイン


ストールするために使用されます。

ライセンスキーを使用して、他のすべての HMI デバイス上のオプションにライセンスを


付与します。

注記
ProSave で非 PC ベースの HMI デバイスのオーソリゼーションを転送するには、オリジ
ナルのオーソリゼーションディスクが必要です。

注記
手順および詳細については、ProSave のマニュアルを参照してください。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 39
インストール
1.4 ライセンス

データバックアップ

通知
非 PC ベース HMI デバイスでのライセンスキーの破壊
インストールしたライセンスキーおよびオーソリゼーションは、下記の HMI デバイス
上のバックアップ/復元プロセスにより破損されます。
● 270 シリーズ
● 370 シリーズ
復元を開始する前に、次の操作を実行してください。
● Automation License Manager と ProSave を使って、オーソリゼーションまたはライセン
スキーが HMI デバイスにインストールされていることを確認してください。
● HMI デバイス上にあるライセンスキーおよびオーソリゼーションをすべて削除します。
復元の実行後、ライセンスキーおよびオーソリゼーションを HMI デバイスに再インスト
ールします。

非ライセンスモード
特に、ランタイムオプションはライセンスがなくても使用することができます。非ライ
センスモードであることが 10 分ごとにウィンドウで表示され、ユーザーはこれに対して
確認応答する必要があります。

対処法
各ライセンスのライセンスキーをインストールします。

ライセンスタイプ
ランタイムオプションには単一ライセンスが使用されます。

シンクライアントのライセンス
シンクライアントに対するオーソリゼーションは引き続き使用されています。オーソリ
ゼーションは、Automation License Manager を使用して転送できません。オーソリゼー
ションの転送には必ず ProSave を使用してください。

下記も参照
ライセンスキーとオーソリゼーション (ページ 31)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


40 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

1.4.7 ライセンスキーとオーソリゼーションの処理

はじめに
以下の場合にライセンスキーやオーソリゼーションをインストールします。

● WinCC flexible エンジニアリングシステムを使用する

● WinCC flexible エンジニアリングシステムのオプションを使用する

● WinCC flexible Runtime の使用

● PC ベースの HMI デバイスの WinCC flexible Runtime のオプションの使用

● 非 PC ベース HMI デバイスのオプションを使用する

以下の場合には、ライセンスキーやオーソリゼーションをアンインストールします。

● データをバックアップする場合

● ライセンスを必要としなくなった場合

その後、このライセンスを他のコンピュータや HMI デバイスで使用することができま


す。

ライセンスをインストールすると、関連するライセンスキーがライセンスキーの保存場
所から削除されます。

まだオーソリゼーションがある場合、それらをライセンスキーの保存場所に保存するこ
ともできます。オーソリゼーションをインストールすると、ライセンスキーの保存場所
の関連カウンタだけが減少します。プレースホルダは保存場所にとどまり、ここにオー
ソリゼーションを戻すことができます。

通知
オーソリゼーションの転送
ProSave で非 PC ベースの HMI デバイスのオーソリゼーションを転送するには、オリ
ジナルのオーソリゼーションディスクが必要です。

注記
ライセンスキーまたはオーソリゼーションはコピーできません。コピー保護プロセスの
使用により、ライセンスキーおよびオーソリゼーションディスクのコピーが抑止されま
す。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 41
インストール
1.4 ライセンス

データバックアップ

HMI デバイスのデータをバックアップする場合や、デバイス交換のためにバックアップ
を作成する場合は、HMI デバイスからライセンスキーとオーソリゼーションをアンイン
ストールします。

● 非 PC ベース HMI ディスクでは、ProSave を使用して、オーソリゼーションをオー


ソリゼーション保存領域に復元することができます。

● Automation License Manager を使って、非 PC ベースの HMI デバイスのライセンス


キーを、ライセンスキーの保存領域に保存することができます。

● Automation License Manager を使って、PC ベースの HMI デバイスのライセンスキー


またはオーソリゼーションを、ライセンスキーの保存領域に保存することができま
す。

通知
非 PC ベース HMI デバイスでのライセンスキーの破壊
インストールしたライセンスキーおよびオーソリゼーションは、以下のリストで示
す HMI デバイス上のバックアップ/復元プロセスにより破壊されます。
● TP/OP/MP 270
● MP 370
● OP 73micro、OP 73A、TP 177micro、TP 177A、OP 77A
すべてのライセンスキーとオーソリゼーションを HMI デバイスからアンインストー
ルして起動するか、ライセンスキーとオーソリゼーションをバックアップから除外
して、データのバックアップコピーを作成します。これによって、バックアップコ
ピーを復元した際に、ライセンスが上書きされるのを防ぐことができます。
データを復元する前に、ProSave および Automation License Manager ツールを開い
て、オーソリゼーションまたはライセンスキーがデバイスにインストールされてい
ないことを確認します。

通知
PC でのライセンスキーの破壊
以下の場合、すべてのライセンスキーをアンインストールして起動します。
● ハードディスクの初期化前
● ハードディスクの圧縮前
● ハードディスクの復元前
● 固定ブロックを移動する最適化プログラムの開始
● 新しいオペレーティングシステムのインストール
Automation License Manager に関する説明をお読みください(Windows 7 では、[ス
タート] > [すべてのプログラム] > [Siemens Automation] > [SIMATIC] > [マニュア
ル]。Windows 10 では、スタートメニューで、[スタート] > [Siemens Automation] >
[マニュアル])。すべての警告と通知に従ってください。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


42 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

Automation License Manager を使用している、PC ベースの HMI デバイスおよび非 PC


ベースの HMI デバイス上のライセンスキーの保存場所には複数のライセンスキーが保存
されている場合があります。HMI デバイスのすべてのライセンスキーを、同じ保存場所
に保存します。

通知
ライセンスキーの保存場所
ライセンスキーの元の保存場所、または元のオーソリゼーションディスクを常に保存し
ておいてください。

タイムゾーン変更後のライセンスの無効化
次の場合は、インストールされたライセンスは機能しなくなります。

● 次のように WinCC flexible コンピュータでタイムゾーンを変更した場合。


– 完全時間を参照する時間から完全時間を参照しない時間に切り替えた場合。
例:タイムゾーンを GMT +3:00 から GMT +3:30 へ変更。

この問題を回避するには、ライセンスキーがインストールされたときに設定されていた
タイムゾーンの設定で、ライセンスキーをアンインストールします。

例:

完全時間を参照するタイムゾーン設定でライセンスキーをインストールした場合は、次
に完全時間を参照するタイムゾーン設定でライセンスキーをアンインストールも行いま
す。

この動作は評価版ライセンスには適用されません。

不具合のあるライセンス
以下の場合、ライセンスに不具合があります。

● ライセンスキーが保存場所で使用できなくなった場合。

● ライセンスキーを転送先ドライブへ転送した際に、ライセンスキーが見つからなくな
った場合。

Automation License Manager を使用して、不具合のあるライセンスを修復することがで


きます。この目的のために、Automation License Manager の"復元"ファンクションまた

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 43
インストール
1.4 ライセンス

は"復元ウィザード"を使用します。ライセンスを復元するには、A&D 顧客サポートにお
問い合わせください。

注記
ライセンスが無くなっている場合や不具合がある場合でも、エラーなしでランタイムソ
フトウェアを操作できます。非ライセンスモードで作業が行われていることがシステム
によって頻繁に警告されます。

通知
ライセンスなしの操作
有効なライセンスキーを使用しないで WinCC flexible エンジニアリングシステムを開始
すると、システムにより、非ライセンスモードで作業が行われていることが警告されま
す。評価版ライセンスを有効化するための 1 回限りのオプションがあります。評価版ラ
イセンスの有効期間は 14 日間です。
評価版ライセンスの期限が切れると、次の事象が発生します。
● WinCC flexible が、問題のコンピュータでライセンス供与されていない。
WinCC flexible を起動できません。
● WinCC flexible が、問題のコンピュータですでにライセンス供与されている。
WinCC flexible を起動できません。非ライセンスモードであることが 10 分ごとにウィン
ドウで表示され、ユーザーはこれに対して確認応答する必要があります。

下記も参照
ライセンスキーとオプションのインストール (ページ 20)

ライセンスキーとオプションのアンインストール (ページ 50)

ライセンスキーとオーソリゼーション (ページ 31)

1.4.8 Automation License Manager

はじめに
ライセンスキーを個別にインストールまたはアンインストールする場合は、Automation
License Manager を使用します。Automation License Manager は、自動的に WinCC
flexible セットアップの一部となっています。

PC ベースのシステムに初めてライセンスキーをインストールすると、Automation License
Manager によって、ハードディスクドライブに"AX NF ZZ"という名前のフォルダが作成

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


44 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.4 ライセンス

されます。このディレクトリには"システム"および"非表示"属性が割り付けられ、最後の
ライセンスキーをアンインストールすると自動的に削除されます。

通知
このフォルダの名前や属性は変更しないでください。このフォルダの名前や属性を変更
すると、インストールしたライセンスキーが失われます。失われたライセンスキーは、
復元することができません。

パラメータ

Automation License Manager は、インストールしたライセンスキーに加えてライセンス


キーのパラメータも表示します。

以下の表にパラメータおよびパラメータの意味と使用方法を示します。

パラメータ 意味 アプリケーション
ステータス ライセンスキーのステータスを示し ステータスを確認するには、1 つ
ます。重要なステータス: または複数のライセンスキーを
OK 選択した後、ショートカットメ
無効 ニューから[確認]を選択します。
破損
ファミリー ライセンスキーと関連のある製品フ 異なる製品ファミリーのライセ
ァミリーを表示します。 ンスを取り扱っている場合のラ
イセンスキーの割り付けに役立
ちます。
製品 ライセンスキーによる使用のために この列は、たとえばオプション
登録されているソフトウェアのタイ のライセンスキーを転送する方
プ、オプションまたはパワーパック 向を示すために使用します。
です。
バージョン ライセンスキーが有効な製品バージ ライセンスキーは、関係のある
ョンを指定します。 有効な製品バージョンに対して
のみ使用できます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 45
インストール
1.4 ライセンス

パラメータ 意味 アプリケーション
基本ライセン 基本ライセンスタイプを示します。
スタイプ 以下のタイプが WinCC flexible でサ
ポートされています。
● フローティング
● 評価版
● 単一
ライセンスタ ライセンスタイプの詳細情報を示し
イプ ます。以下のタイプが
WinCC flexible でサポートされてい
ます。
● 無制限
● 評価版(期間限定)
有効性 ライセンスキーのサービス期間 与えられた情報により評価版ラ
イセンスのサービス期間を確認
できます。
ライセンス番 ライセンス番号により、"ライセンス サービスが必要な場合やライセ
号 証明書"に従った関係のある製品の使 ンスキーが失われた場合、ライ
用が許可されます。 センス番号が製品を購入した証
10 文字=オーソリゼーション; 拠になり、必要な認証を行うこ
20 文字=ライセンスキー とができます。

ライセンスキ 選択したドライブで使用可能なライ ライセンスキーの表示。


ーの数 センスキーの表示。
各ライセンスキーに個別エントリが
作成されます。ライセンスキーを転
送すると、このエントリは削除され
ます。
オーソリゼー 選択されたドライブにある既存のオ カウンタ値が"0"のオーソリゼー
ションの数 ーソリゼーションの数 ションは、すでに別のドライブ
0 =選択されたドライブでオーソリ に転送されています。
ゼーションを使用できない。
1 =選択されたドライブでオーソリ
ゼーションを使用できる。

下記も参照
ライセンスキーとオーソリゼーション (ページ 31)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


46 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

1.5 WinCC flexible のアンインストール

1.5.1 WinCC flexible とコンポーネントのアンインストール

はじめに

WinCC flexible をアンインストールすると、すべてのコンポーネントもアンインストー


ルされますが、ライセンスキーはアンインストールされません。

必要条件

● 「システム必要条件」の章で説明されている条件を満たす必要があります。

● WinCC flexible がインストールされていること。

手順
1. すべての開いているアプリケーション、特に WinCC flexible エンジニアリングシステムお
よび WinCC flexible Runtime を閉じます。
2. [スタート] > [設定] > [コントロールパネル]を選択して、[コントロールパネル]を開きます。
3. [コントロールパネル]で[プログラムと機能]エントリをダブルクリックします。
[プログラムのアンインストールと変更]ダイアログが開きます。
4. [SIMATIC WinCC flexible 2008 SP5]エントリを選択します。
[修正]および[削除]ボタンが表示されます。
5. [削除]をクリックします。
WinCC flexible のインストールシールドウィザードが開きます。
6. [プログラムの削除]オプションを有効にしてから、[次へ]をクリックします。
7. [OK]をクリックして削除を確定します。
WinCC flexible が設定 PC から削除されます。
8. 次に表示されるダイアログボックスで[終了]をクリックしてアンインストールダイアログ
を終了します。

結果

WinCC flexible が削除されました。

WinCC flexible Runtime のアンインストール


1. 開いているすべてのアプリケーション、特に WinCC flexible Runtime を閉じます。
2. [スタート] > [設定] > [コントロールパネル]を選択して、[コントロールパネル]を開きます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 47
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

3. [コントロールパネル]で[プログラムと機能]エントリをダブルクリックします。
[プログラムのアンインストールと変更]ダイアログが開きます。
4. [SIMATIC WinCC flexible 2008 SP5 Runtime]エントリを選択します。
[修正]および[削除]ボタンが表示されます。
5. [削除]をクリックします。
WinCC flexible のインストールシールドウィザードが開きます。
6. [プログラムの削除]オプションを有効にしてから、[次へ]をクリックします。
7. [OK]をクリックして削除を確定します。
WinCC flexible Runtime がランタイム PC から削除されます。
8. 次に表示されるダイアログボックスで[終了]をクリックしてアンインストールダイアログ
を終了します。

統合インストール

WinCC flexible が SIMATIC STEP 7 および/または SIMOTION SCOUT に統合されている


場合は、必ず以下に示す順序でアンインストールします。最初に WinCC flexible をアン
インストールします。次に SIMATIC STEP 7 および/または SIMOTION SCOUT をアン
インストールします。

ユーザー辞書
アンインストールルーチンにより、ユーザー辞書も削除されます。データが必要な場合
は、アンインストール前にユーザー辞書のバックアップコピーを作成する必要がありま
す。
1.「C:\ProgramData\Siemens AG\」フォルダで「UserDictionary.ldf」を検索します。

注記
次の保存先を使用します。
「C: \ProgramData\Siemens AG\SIMATIC WinCC flexible」

2. "UserDictionary.dct"および"UserDictionary_log.LDF"ファイルをコピーします。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


48 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

Microsoft SQL Server 2014 Express Edition


WinCC flexible の削除中に、Microsoft SQL Server の WinCC flexible インスタンスは、
自動的には削除されません。

注記
他のプログラムによって使用されていないことを確認したら、[スタート] > [設定] > [コ
ントロールパネル]を選択して、Microsoft SQL Server をアンインストールします。

1. [スタート] > [設定] > [コントロールパネル]を選択して、[コントロールパネル]を開きます。


2. [コントロールパネル]で[プログラムと機能]エントリをダブルクリックします。
[プログラムのアンインストールと変更]ダイアログが開きます。
3. [ソフトウェア]ダイアログボックスで、[Microsoft SQL Server 2014]を選択します。
[修正]および[削除]ボタンが表示されます。
4. [削除]をクリックします。
[SQL Server 2014]ダイアログが開きます。
5. [SQL Server 2014 の削除]ダイアログで、[WINCCFLEX2014]インスタンスを選択します。
6. [次へ]をクリックします。
7. [OK]をクリックして削除を確定します。
Microsoft SQL Server の WinCC flexible インスタンスが、設定 PC から削除されます。
8. 次に表示されるダイアログボックスで[終了]をクリックしてアンインストールダイアログ
を終了します。

詳細については、次のエントリ番号の Siemens のオンラインサポートを参照してくださ


い。29420407 (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/29420407)

下記も参照
ライセンスキーとオプションのアンインストール (ページ 50)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 49
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

1.5.2 ライセンスキーとオプションのアンインストール

はじめに

WinCC flexible をアンインストールした後、Automation License Manager を使用してラ


イセンスを個別にアンインストールします。以下のコンポーネントのライセンスキーを
アンインストールする必要があります。

● エンジニアリングソフトウェア

● ランタイムソフトウェア

● オプション

ProSave または Automation License Manager を使用して HMI からライセンスをアンイ


ンストールします。

オプションは、対応するライセンスキーをアンインストールして個別にアンインストー
ルします。

必要条件

● ライセンスキーの保存場所が書き込み保護されておらず、使用可能なこと。

● ライセンスをアンインストールするドライブがローカルにあり、圧縮されていないこ
と。

● WinCC flexible Auto Start が完了していること。

通知
Automation License Manager に関する説明をお読みください([スタート] > [Siemens
Automation] > [マニュアル])。すべての警告と通知に従ってください。

手順
1. WinCC flexible エンジニアリングシステムと WinCC flexible Runtime を終了します。
2. Automation License Manager を実行するには、Windows のスタートメニューで[スター
ト] > [Siemens Automation] > [Automation License Manager]を選択します。
Automation License Manager は、WinCC flexible のセットアップに標準として含まれてい
ます。
3. 左ペインからライセンスを含むドライブを選択します。
このドライブで使用可能なすべてのライセンスキーまたはオーソリゼーションが右ペイン
に表示されます。

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


50 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

4. 削除するライセンスキーまたはオーソリゼーションを選択して、ショートカットメニュー
から[転送...]を選択します。
これにより、[ライセンスキーの転送]ダイアログボックスが開きます。
5. リストから保存場所を選択した後、選択内容を[OK]で確定します。選択したライセンスキ
ーが保存場所に転送されます。各オーソリゼーションのカウンタが 1 つ増加されます。
選択したライセンスキーを左ペインの宛先ドライブにドラッグアンドドロップすることも
できます。

注記
アンインストールしたライセンスは別の HMI で使用できます。ネットワーク経由で、
PC ベース HMI デバイスのライセンスを他の HMI デバイスに転送することもできま
す。詳細については、Automation License Manager のオンラインヘルプを参照してく
ださい。

下記も参照
ライセンスキーとオーソリゼーションの処理 (ページ 41)

WinCC flexible とコンポーネントのアンインストール (ページ 47)

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 51
インストール
1.5 WinCC flexible のアンインストール

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


52 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷
索引
再起動, 16
必要条件, 9
A
Automation License Manager, 44
パラメータ, 45

ウィルススキャナ, 10

H
HMI デバイス, 38

HMI デバイスライセンス エディションの選択
非 PC ベース, 38 インストール, 11

L オ
License Manager パネルプラグイン, 38 オーソリゼーション, 32, 41
オーソリゼーションの処理, 41
オプション, 27
P アンインストール, 28, 50
インストール, 21, 28
ProAgent
オプション用オーソリゼーション
インストール, 15
HMI デバイス, 39

W カ
WinCC flexible
カスタムインストール, 14
アンインストール, 48



コンポーネント, 14, 24
アップグレードライセンス, 34
アンインストール, 24
アンインストール, 24, 28, 48, 50
インストール, 24
WinCC flexible, 48
オプション, 28, 50
コンポーネント, 24
ユーザー辞書, 48

ライセンス, 50 システム必要条件, 9
シンクライアント
ライセンス, 40

インストール, 12, 21, 24, 28
Audit Viewer, 28

エディションの選択, 11 セキュリティプログラム, 10
オプション, 21, 28
コンポーネント, 24
パワーパック, 30 テ
ライセンス, 21
データバックアップ, 42
概要, 12

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷 53
索引

ハ 侵
パラメータ 侵入検知システム(IDS), 10
Automation License Manager, 45
パワーパック, 29, 30
Runtime, 30 単
インストール, 30
単一ライセンス, 33
エンジニアリングシステム, 30



非ライセンスモード
フローティングライセンス, 33
HMI デバイス, 40
エンジニアリングシステム, 35
ランタイム, 37

ユーザーインターフェース言語
選択, 16 標
ユーザー権限, 11
標準インストール, 14, 15
ユーザー辞書
アンインストール, 48

ラ 評価版ライセンス, 34
ライセンス, 21, 31, 44
アンインストール, 50
インストール, 21

一般情報, 31 不具合のあるライセンス, 43
評価版ライセンス, 34
不具合のある, 43
不具合のあるライセンス, 44 復
有効なライセンスなしで起動, 35
復元プロセス
ライセンスキー, 32, 41, 44
オーソリゼーション, 40, 42
ライセンスキーの処理, 41
ライセンスキー, 40, 42
ライセンスサーバーからの要求, 12, 35
ライセンスサーバーによる不正な割り当て, 35
ライセンスキーディスク, 35
ライセンス管理, 31, 44

無効ライセンス
タイムゾーン変更, 43

暗号化ソフトウェア, 10


権限
ユーザー権限, 11

WinCC flexible 2008 SP5 のインストール説明書


54 システムマニュアル, 08/2017, オンラインヘルプの印刷

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