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NipponSuisanGakkaishi 61(6),880-888(1995)

刺 し網のサイズ選択性の計算法 とその水槽実験による検証

松 岡 達 郎,杜 勝 久,斉 藤 良 仁

(1995年3月20日 受付)

A Method to Assess Size-selectivity of Gillnets Proved with a Tank Experiment

Tatsuro Matsuoka,*1 Katsuhisa Mori,*2 and Yoshihito Saito*1

A method to assesssize-selectivityof gillnetson the basis of variationof fishbody forms was con-
sidered.Size-selectivity
of a gillnetwas defined as the probabilityboth ifa girthat anterior (around
perculum) section of fish does not exceed a mesh perimetre and if the girth
maximum
at the
o body
section exceeds it. Inthe present method, the probabilitydistributionat each section against fish
lengths were calculatedaccording to normal distributionsof the girth approximated with itsmeans
and standard deviationslinearlycorrelatedwith lengths. Size-selectivity was derived from multipli-
cationof the respectiveprobabilitydistributions. A seriesof tank experiments were conducted to ob-
tain cartch ratiosby tested gillnetsfor various sizes of tilapia,carp and rainbow trout.Selectivity
curves of the testedgillnetsfor the species were calculatedon measurements of body forms of the
tested fishindividuals,which were compared to the catch ratios.Regarding the wedged capture,the
calculated selectivitycurves were well supported by the catch ratios.It was concluded that the
present method assesses e%-selectivitylengths of gillnetswith errorsless than 4% for species and
size ranges caught by mainly the wedging function of gillnets.

キ ー ワー ド:刺 し網,選 択 性,漁 獲過程

刺 し網 の サイ ズ選択性 に関 す る研 究 は,1950年 代後 実験 に よりその有効性 を検証 した。


半 か ら1970年 代初頭 にかけて大 い に発 展 し,多 くの選
材 料お よび 方法
択 性推 定法 が提唱 され た。1-6)
Kawamura5)の 方 法 もその
中のひ とつであ り,魚 体型の変異 と漁獲 のメ カニズム に 魚体 の断面 周長の確 率分布 に基 づ くサ イズ選択性推定
基づ いた方 法であ る とい う点 で大 きな特 色を持 っていた 法  刺 し網 の網 目に接触 し前 進 した魚は,い わゆ る絡み
が,そ の有効性は検証 されな いま まにな って いた。 これ 現 象を考 えなけれ ば,魚 体 の頭部 が網 目に入 り,最 大胴
と類 似の モ デルに基 づい たSechin7,8)の方 法 もわず かな 周部 が網 目を通過 しな い とい う,二 つの 条件 を順次 とも
例9)を除 いて利 用 され ないま まにな って いた。 に満た せば漁獲 され る。網目 へ の接触,前 進が ランダム
近年,管 理型漁業 に対 する関心 あるいは 「
責 任あ る漁 に発生 す ると仮定 す る と,サ イズ選択 性は,あ る体長に

業」*3に対 す る要 求 と ともに,漁 具 の選択 性 に関 す る研 おいて 上の二 つの事 象が発生 す るそ れぞれ の確 率の積で


究 への機 運が改 めて高 まってい る。 現在の ニーズの ひ と 代表 で きる。
つ は,基 礎研究 の域 を越 えて漁業管 理の現場 での利便 を 魚 の頭部 のあ る断面 が網 目を過 ぎ る と,魚 体が網 目か
考慮 した方法 の開発 とい う点 にあ るだ ろ う。Kawamura ら後退 脱落 しに くくな る と考 える。 この 断面 におけ る頭
の方 法は,大 規模 な実験操 業 を行 うことな く選択性 曲線 周 長G1が 網目 の 内周 長Mよ り小 さけ れ ば,魚 は その
の推定 が可能 であ る とい う点で,上 のニ ーズ に応 え得 る 頭部 を網 目に挿 入 で きる(Mに は後 で補正 を加 える)。
ものであ る。 この部位 として は,鰓 蓋,前鰓 蓋,主 上顎骨部 な どの後
本 研究 で はKawamuraの 方 法 につ いて,サ イズ 選択 端その他 い くつ かが考 え られ るが,ど の部位 が機能す る
性発 現の機構 を漁獲過程 に したが って全面 的 に記 述 し直 かは種 に よって異 なるため こ こで は特定 しない。
し,計 算方 法に も修正 を加 えて発展 させた うえで,水 槽 あ る体長Lで の頭 周長G1に は変異 が あるが,任 意 の

*1 鹿 児島 大 学 水 産 学 部(Faculty of Fisheries, Kagoshima University , Shimoarata, Kagoshima 890, Japan).


*2 総 合 科 学(Sogokagaku K .K., Izumi, Chuo, Osaka 540, Japan).*
3 井 上 喜 洋 ら:「責 任 あ る 漁 業」 の 実 行 に 向 け た 国 際 動 向,平 成6年 度 日本 水 産 学 会 秋 季 大 会 で 講 演.
Lに おけ るG1の 分布 は正規分 布 で近似 で きる と仮 定す 胴 周 長G2の 平 均 値 はG2のLに 対 す る回 帰直線 で近 似
る。G1はLと 正の相 関関 係が あ り,任 意の体 長Lに お で き る とす る と,最 大 胴 周 長 の 平 均 値 がM'2に 一致 す る
ける頭 周長G1の 平 均値 はG1のLに 対 す る回 帰直 線で 体 長L2rは(13)式 とな る。
近似で きる とする。 G2=a2+b2L (12)
G1=a1+b1L (1) L2r=(M'2-a2)/b2 (13)
体 長Lに お け る 頭 周 長 の 分 布 の 標 準 偏 差U1は, Lの 最 大 胴 周 長 の 分 布 の 標 準 偏 差U2は, Lの 微 小範 囲
微小 範 囲ΔLiに お け る 標 準 偏 差U1iの, Lに 対す る回帰 Liに お け る標 準 偏 差U2iのLに 対 する回帰 直線で近似
Δ
直線 で近 似 す る(i=1, 2, 3, …, nで, nは 微 小 範 囲 の 階 す る 。 体 長 がL2rの 近 傍 に あ る場 合 の 最 大 胴 周 長 の 標 準
級 数)。 偏 差 は,体 長L2rに お け る値U2rで 近似 する。
U1=c1+d1L (2) U2=c2+d2L (14)
魚 の頭 部 が 網目 に 入 る と き,魚 体 の 収 縮 と網 糸 の 伸 び U2r=c2+d2L2r (15)
に よ り,先 の 仮 説 に 従 う よ り大 き な 魚 に も こ れ が 起 こ り 任 意 の 体 長Lに お け る最 大 胴 周 長G2の 分 布 は, (12)
得 る。 こ れ を考 慮 して,係数k1に よ りMを 補 正 しM'1 (15)式 か ら, N(a2+b2L, U22r)で 近 似 で き る 。 体 長L
を得 る。 こ こ で, G1nは 頭 周部 近 傍 で 羅 網 した 場 合 の 羅 の 魚 の 網 目 の 通 過 が 阻 止 さ れ る 確 率,す な わ ちG2が
網 部 周 長 で あ り, k1は こ れ とMと の 比 の期 待 値 で あ M'2よ り大 き い 確 率P2(L)は(16)式 ま た は(17)式 で表

る。 せ る。 こ こで, Z2はM'2を 基 準 化 した もの で あ る。
M'1=k1M (3)
P2(L)=∫∞ M'2
N{a2+b2L, U22r}dG2 (16)
k1=E(G1n/M) (4)

頭 周長 の 平 均 値 がM'1に 一 致 す る体 長L1rの 近傍 に体
=∫∞ 
N2 N(0, 1)dx (17)
長 が あ る場 合 の,頭 周 長 の 標 準 偏 差 を,体 長L1rに おけ
る値U1rで 近 似 さ せ る こ と と す る と, L1rは(5)式, U Z2={(a2+b2L)-M'2}/U2r (18)
は(6)式 とな る。 1r 冒 頭 の 仮 定 よ り,体 長Lの 個 体 が 漁 獲(選 択)さ れ
L1r=(M'1-a1)/b1 (5) る確 率Ps(L)は(19)式 と な り,こ れ を サ イ ズ 選 択 性,
U1r=c1+d1L1r (6) これ の グ ラ フ を 選 択 性 曲 線 と定 義 す る。

(1)(6)式 か ら, L1r近 傍 の 任 意 の 体 長Lに お け る頭 周 Ps(L)=P1(L)P2(L) (19)

長G1の 分 布 は, N(a1+b1, L, U21r)の 正 規 分 布 で 近 似 選 択 性Ps(L)の 最 大 値Pmを 最 大 選 択 性, Pmを 与え


で き る。 体 長Lの 魚 の 頭 周 部 が 網目 を通 過 す る 確 率, る体 長Lmを 最 大 選 択 体 長 と定 義 す る。Pmに 対 して 任

す な わ ちG1がM'1よ り小 さ い 確 率P1(L)は(7)式,お 意 の 百 分 率e%の 確 率 をe%選 択 性,こ れ を与 え る 体 長


よび そ れ を 基 準 化 した(8)式 とな る 。 こ こ で, Z1はM L1eお よ びL2eをe%選 択 体 長 とす る。

を基 準 化 した もの, xは 基 準 正 規 分 布N(0, 1)の'1 パ ラ メ 水 槽 実 験  コ イCyprinus carpio,ニ ジ マ スSalmo


ー タであ る
。 mykiss,お よ び テ ィ ラ ピ アTilapia mossambicaの3種

を 対 象 と して,体 長階 級 別 の 漁 獲 率 を 求 め る漁 獲 実 験 を
P1(L)=∫M'1 -∞ N(a1+b1L, U21r)dG1 (7)
水 槽 で 行 っ た 。 実 験 の 主 要 目 をTable 1に 示 す 。 供 試 網

の 網 目内 周 長 は, 50目 を ノ ギ ス を 用 い て 実 測 した もの

=∫Z1 -∞ N(0, 1)dx (8) の平均値 である。

Z1={M'1-(a1+b1L)}/U1r (9) 実 験 は10m(L)×6m(B)×0.6m(D)の コ ン ク リー


上 の 過 程 を 通 過 した 後,最 大 胴 周 長G2が 網目 内 周 長 ト製 屋 外 水 槽 で 行 っ た 。 各 魚 種 の 実 験 で,当 初108尾

よ り大 き け れ ば 魚 の 通 過 は 阻 止 さ れ る。 た だ し,網 目に か ら154尾 の 個 体 を 水 槽 に放 し,数 日 を経 た 後 に 漁 獲

よる魚 体 の保 持 に は,羅 網 に よ り収 縮 した 魚 体 と伸 び た を開 始 した 。 コ イ とテ ィ ラ ピ ア の 場 合, 12:00時 に漁

網 糸の 弾 性 に よ る 魚体 の 締 め付 け が必 要 で,上 の仮説 に 具 を 設 置 し,以 降 は 毎 日, 16:00, 08:00, 12:00時

従 うよ り も 大 きな 魚 しか 保 持 さ れ な い 。 こ れ を 考 慮 し に 羅 網 魚 を 取 り上 げ,合 計 を 実 験1日 あ た りの漁獲 と

て,係 数k2を 用 い(10)式 で 補 正 網 目 内 周 長M'2を 得 る。 した 。 ニ ジ マ ス の 場 合,夜間 は 漁 獲 せ ず,毎 日09:00

ここで, G2nは 最 大 胴 周 部 近 傍 に 羅 網 した場 合 の 羅 網 部 時 に 漁 具 を 設 置 し, 13:00, 17:00時 に 羅 網 魚 を取 り

胴 周長, k2は こ れ とMと の 比 の 期 待 値 で あ る。 上 げ, 17:00時 に は 漁 具 を収 納 した 。 実 験 池 内 の供 試

M'2=k2M (10) 魚 群 密 度 を 大 き く変 化 さ せ な い た め に,当 初 魚群 の約

k2=E(G2n/M) (11) 40%を 漁 獲 した 時 点 で,漁 獲 魚 と同 じ起 源 で ほ ぼ 同 じ

頭 周 長 の 場 合 と 同 様 に,任 意 の 体 長Lに お け る最 大 体 長 範 囲 の 魚 を漁 獲 さ れ た尾 数 とほ ぼ 同 数 追 加 し,数 日


Table 1. Principalparticulars
oftank experimentsand testedfishes

間を おいた後 に実験 を再開す る ように した。上の過程 を そ れ ぞ れ の種 に対 して,体 長 階 級kで の 漁 獲 率Rk


各3回 また は4回 繰 り返 した。 追加 された 魚群 には 追 は,実 験 期 間m日 の うちのj日 目にお け る体長 階級
加次 ご とに異な るヒ レ切断標識 を施 し,漁 獲 記録 とあわ の供試魚尾 数Njkと 漁獲尾 数Cjkか ら次式 で求め た。10)
k
せて個体 ごとに実験 対象 となった期 日を 日単位 で把握 で
Rk=Σ m j=1 Cjk/Σ m j=1 Njk (18)
きるように した。
漁獲魚 の羅網状態 は刺 しと絡 みに分 けて記録 し,各 個 得 られ た漁獲率 を,実 験 対象 魚群の 魚体測定値 を基 に
体 の体長 お よび前鰓蓋 後端部周長,鰓 蓋後端 部周長,最 先述 の方法 で計算 した選 択性 曲線 と比較 した。
大胴 周長 を 計測 した。 ネ ッ トマー クが観 察 で きた時 に
結 果
は,そ の 断面 の胴周長 も計測 した。実験終 了後 に全 ての
残 存個体 を取 り上げ,同 じ項 目を計測 した。 魚体型測 定 と頭 周長,最 大胴 周長の分布  コイ,ニ ジ

Table 2. Statistics
for correlationbetween girths and lengths and mesh-size calibrationcoefficient
マ ス,テ ィ ラ ピ ア そ れ ぞ れ, 455, 627, 510尾 の供 試 魚

の 体 長,頭 周 長,胴 周 長 を 計 測 した 。 体 長 に は,コ イと

テ ィ ラ ピ ア で は 標 準 体 長 を,ニ ジマスでは尾叉 長を採用

した 。 頭 周 長 に は,水 槽 実験時の羅 網状態の観 察に基 づ

き コイ で は鰓 蓋 後 端 部 周 長 を,ニ ジ マ ス,テ ィラピア で

は 前鰓 蓋 後 端 部 周 長 を採 用 した 。 標 準 偏 差 の 計 算 の た め

の 階 級幅 は,供 試 個 体 の体 長 が 狭 い範 囲 に 集 中 して い た
コ イ と ニ ジ マ ス で は5mm,広 い範 囲 に分 布 して い た テ

ィ ラピ ア で は10mmと した 。

供 試3種 の 頭 周 長 お よび 最 大 胴 周 長 と体 長 の 間 に は,

供 試 個 体 が 特 に 狭 い 体 長 範 囲 に 集 中 した ニ ジ マ ス の場 合
を 除 い て,強 い 直 線 関 係 が 見 ら れ た(Fig. 1a-1c,

Table 2)。 ふ た つ の 関 係 の 相 関 係 数 は と もに,ニ ジマス

の 場 合 に は0.7以 下 で や や 小 さ か った が,コ イ,テ ィラ

ピ ア で は0.927か ら0.969と 大 き か った 。

頭 周 長 の 標 準 偏 差 と体 長,お よび 最 大 胴 周 長 の 標 準 偏

差 と体 長 の 関 係 は種 に よ っ て異 な った 。 テ ィ ラ ピ ア の頭

周 長 と最 大 胴 周 長 お よび コ イ の 頭 周 長 の標 準 偏 差 は体 長

と と もに 増 加 した が,コ イ の最 大 胴 周 長 の標 準 偏 差 は体

長 に 関 係 な くほ ぼ一 定 で,ニ ジ マ ス の 頭 周 長 お よ び最 大

胴 周 長 の 標 準 偏 差 は 体 長 と と もに 減 少 した(Fig. 2, Ta-
ble 2)。

体 長 階 級 ご との 頭 周 長 お よ び 最 大 胴 周 長 の 分 布 を,

(1) (2)お よ び(12) (14)の 実 験 式(Table 2)よ り求 め た


平 均 値 と標 準 偏 差 を 用 い た 正 規 分 布 と比 較 した(Fig.

3a-3c)。 3種 の 全 て の 体 長 階 級 の う ち,テ ィラ ピア の
107.5mm階 級 の 頭 周長 お よ び 最 大 胴 周 長 の 場 合 に

95%水 準 で 有 意 差 が 見 ら れ た が,そ の他 の場合 には有

Fig.1. Regressionsof anteriorgirths,G1, and


maximum body girths,
G2,tolengths, L, oftest- Fig. 2. Regressionsof standarddeviationsof an-
ed fishes;(a)carp,(b) trout,and (c)tilapia. teriorand maximum body girths,U1 and U2,to
lengths,L, of testedfishes.
Fig. 3. Distributionsof anteriorand maximum body girthsof tested fishesin each length class and normal dis-
tributionapplied on the basis of means and standard deviationsapproximated from regressions of those to
length; (a) carp, (b) trout,and (c) tilapia.

意差は認め られなか った。 この結 果か ら,任 意の体 長L コ イ のP1(L)お よ びP2(L)曲 線 は 確 率0.75で 大き

での頭 周長G1と 胴 周長G2の 変異 は,体 長Lに 対 す る く交 差 し, Ps(L)曲 線 は 最 大 選 択 性0.57の 小 さな値 の

帰直線 で近 似で きる平均 値 と,同 じくLに 対 す る回 ピ ー ク を 持 っ た 。Ps(L)曲 線 は 左 右 で ほ ぼ同 じ傾 斜 を

直線 で近 似で きる標 準偏差 を持つ正規 分布 で近似で


回帰き 持 っ た 釣 り鐘 型 の 曲 線 とな っ た(Fig. 4a)。 ニ ジ マ ス の

るとする当初の仮定 は,ほ ぼ満 た されてい る と考 えた。 P1(L), P2(L)曲 線 は 確 率0.95で わ ず か に 交 差 し,最 大

ネ ッ トマ ー ク周 長 に 基 づ く網 目内 周 長 補 正 係 数  頭 周 選 択 性 は0.91で あ っ た 。Ps(L)曲 線 の傾 斜 は 左 側 で や

部 と最 大 胴 周 部 近 傍 そ れ ぞ れ に 羅 網 した コ イ117尾 と や 緩 や か で あ っ た(Fig. 4b)。 テ ィ ラ ピ ア で もP1(L),


57尾,ニ ジ マ ス127尾 と48尾 で 計 測 さ れ た ネ ッ トマ P2 (L)曲 線 の 交 差 は 小 さ く,最 大 選 択 性 は0.86で あっ
ーク 周長 と実 測 網 目 内 周 長 平 均 値 か ら
, (4) (11)式 に よ た 。Ps (L)曲 線 は右 側 の傾 斜 がや や 緩 や か で あ っ た

り網 目 の補 正 係 数k1とk2を 求 め た と こ ろ,両 種 でそれ (Fig. 4c)。

ぞれ, 1.05と1.04お よ び1.05と1.09を 得 た。 テ ィ ラ 選 択性 曲 線 と体 長 階 級 別 延 べ 漁 獲 率 の 比 較  コ イ,ニ

ピアの 場 合,顕 著 な ネ ッ トマ ー ク が 観 察 で きな か っ た の ジ マ ス,テ ィ ラ ピ ア の 水 槽 実 験 で,供 試 魚 延 べ3,150.

で補 正 係 数 を求 め る こ とが で き ず,以 下 の 分 析 で網 目内 1,663, 6,168尾 の う ち の 刺 しに よ る 漁 獲217, 241, 112

長Mの 補正 は行 わなか った。 周 尾 か ら5mm幅 の 体 長 階 級 ご と に 得 た 漁 獲 率 を,上 の

選択 性 曲 線 の 推 定  上 で 求 め た頭 周 長 と最 大 胴 周 長 の 選 択 性 曲 線 と比 較 した(Table 3, Fig. 4)。 絡 み に よ る

体長 に対 す る回 帰 式,こ れ らの 標 準 偏 差 の 体 長 に対 す る 漁 獲, 36, 12, 28尾 を 含 め た 漁 獲 率 も求 め,刺 しの み に

回帰式,供 試 網 の 実 測 網 目内 周 長,お よ び網 目内 周 長 補 よる 分 析 結 果 と比 較 した 。 た だ し,本 研 究 で の 選 択 性 と

正係 数 を も と に, 3種 に 対 す る サ イズ 選 択 性 曲 線Ps(L) 漁 獲 率 は,と もに 魚 の 網 地 へ の 遭 遇 確 率 お よび 網 目へ の

を求 め た(Fig. 4)。 進 入 行 動 を起 こす 確 率 を 考 慮 して お らず,デ ィメンジ ョ


返 し法 に よ っ て 求 め,実 測 漁 獲 率 を1/c倍 して 相 対 漁 獲

率 と し,選 択 性 と同 一 の 縦 軸 に 図 示 し,両 者 の 比 較 の便

に 供 して あ る (3種 に 対 し て, 1/cは そ れ ぞ れ2.77,


4.13, 17.1で あ っ た)。

コイの 場合,刺 しの みに よる漁獲率 と選択 性曲線は,


グ ラフの 変化の傾 向,最 大選択体 長,選 択性 があ る体長
範囲 な どで よ く一 致 した(Fig. 4a)。 絡 みに よる漁獲 は
大型個 体 を中心 に表 れた。157.5mm階 級 の絡 み漁獲率
が,刺 し漁 獲率 の ピー ク よ りは るか に高 い値 を示 した
が,こ の階級 での実験対 象魚 の個体数 が少 なか ったため
評価は難 しく図示 しなかっ た。
ニ ジマス の実験 で は,体 長階 級 ご との供試 個体 数がや
や少 な く,刺 しに よる漁獲率 は凹 凸の激 しい値 を示 した
(Fig. 4b)。 漁 獲率 と選択 性 曲線 の体 長範 囲 は よ く一致
した が,漁 獲 率の ピークは小型 個体側 にず れて現れた。
絡み に よる漁 獲は ご く少数 であ ったが,中 小 型個体 を中
心 に発 生 した点で特徴 的で あ った。
テ ィラピアの刺 しに よる漁獲 率 と選 択性 曲線は,漁 獲

Table 3. Accumulated numbers of fishin popula-


tion and separated categories of capture by
eitherbeing wedged or entangled for the three
tested species

Carp Trout Tilapia


L P C1 C20 L P C1 C2 L P C1 C2

110< 186 0 0 160< 56 0 0 70<263 0 0


115 402 2 0 165 28 0 0 75 355 1 0
120 271 7 0 170 24 0 1 80 462 2 0
125 313 32 0 175 28 0 0 85 606 12 0
130 432 60 1 180 28 0 0 90 374 24 0
135 408 68 3 185 0 0 0 95 483 23 0
140 358 33 9 190 11 2 1 100 612 12 1
145 245 13 11 195 7 1 1 105 877 14 2
150 293 2 9 200 45 10 0 110 820 20 2
155 5 0 2 205 26 7 1 115 606 2 10
160 11 0 0 210 59 15 1 120 250 2 7
165 131 0 0215 105 28 0 125 177 0 3
Fig. 4. Size-selectivity
curvestheoretically
calcu-
latedon the basisof fishbody measurements 170 51 0 0 220 136 33 1 130 200 0 1
and captureratiosobtainedintankexperiment; 175 33 0 1 225 186 28 1 135 47 0 2
(a)carp,(b)trout,and (c)tilapia. 180 0 0 0 230 279 41 0 140 0 0 0
The relativecatch ratiosillustratedhave 185 11 0 0 235 274 39 4 145. 36 0 0
been multipliedwith coefficients,1/c; 2.77, 240 106 21 0
4.13,and 17.1forthethreespeciesrespectively 245 148 14 1
forthe puroposeofthe bestvisualcomparison
250 81 1 0
to theselectivity
curves.
255 16 1 0
260 20 0 0
ン も異 なるため,同 一座標上 で直接比 較す るこ とは で き
The symbols L, P, C1, and C2 standforfishlengths,the num-
ない。Fig. 4で は,選 択性 曲線 と体長 階級別 漁獲率 の間 bers of fishintestedpopulation, fishcaught wedged and fish
のx2が 最小 に な るよ うな選択 性 曲線 への 係数cを 繰 り caught entangled.
Table 4. Principal particularsof calculatedselectivityand experimental catch ratios

率 に見 られ た 副 次 の ピ ー ク を 除 い て,変 化 の 傾 向,最 大 へ と記述 してい る。漁 獲過程 を基 礎 に して,選 択性の み


選択 体 長,選 択 性 が 高 い 値 を 示 す 体 長 範 囲 な ど で よ く一 に留 まらず,選 択性発 現の前後 に発生す るであ ろう魚体
致 した(Fig. 4c)。 絡 み に よ る漁 獲 は す ぺ て,刺 しに よ への影響(損 傷な ど)に 関す る研 究への発 展を も見越 し

る最大 選 択 体 長 よ り大 きな 個 体 で 見 ら れ,大 型個体 を中 たため であ る。


心 に,刺 し に よ る漁 獲 率 の50%を 越 え る 値 を 示 した 階 本研究 は,頭 周長 と最大胴周長 の標準偏差 を微小階 級
級 もあ っ た 。 供 試 個 体 数 が 少 な か っ た 体 長135mm以 幅 ご とに得 た値の体長 に対す る回帰式か ら求 め る点 で,
上を除 い て も,選 択 性 曲 線 は こ れ を 代 表 し得 な か っ た 。 平均値 を用い る旧方法 に比べ て,魚 体計測 サン プル 魚の
3供 試 種 に 対 す る 最 大 選 択 体 長, 50%選 択 体 長, 大小の偏 りに よる標 準偏差採用値 への影響 を軽減で きる
25%選 択 体 長, 10%選 択 体 長 の 計 算 値 と,刺 しによ る ように改善 されて いる。
相対 漁 獲 率 か ら求 め た 値 を 比 較 した(Table 4)。 た だ 本方 法で はP1(L), P2(L)ふ たつの確 率の積 を選択 性
し,相 対 漁 獲 率 に よ る値 は,各 階 級 ご との 漁 獲 率 の 実 験 と定義 してい るた め,旧 方法 に比べて最大選 択性の近 傍
値 に先 に延 べ た 係 数1/cを 乗 じた値 を 用 い,階 級間 を直 での選択性 曲線は滑 らか とな る。 新 旧両法 の差 は,頭 周
線補 間 して 推 定 した も の で あ る。 長 と最大胴 周長の差 が小 さい場合 または両者 の標準偏 差
Table 4に 示 す よ う に,コ イ で は,選 択 性 計 算 値 と相 が大 きい場合 に顕著 にな る。本 方法 が成 り立つ には,厳
対漁 獲 率 は 上 の 全 て の 選 択 体 長 で 高 い一 致 を 示 し,両 者 密 には頭 周長 と最大胴 周長 が独 立で なけ ればな らない。
の差異 は3%以 下 で あ っ た 。 ニ ジ マ ス で は,最 大選 択 た だ し, P1(L), P2(L)曲 線 の交 差 が小 さい場 合に は,
体 長 お よ び 左 側 の50%, 25%の 選 択 体 長 で4%か ら9 確率の積 を求め るこ とに よる最大 選択性近 傍の結果 への
%程 度の 差異 が見 られ,テ ィ ラピ アで は,右 側 の25%, 10 影 響は小 さ い。 一方, P1(L), P2(L)曲 線 が大 き く交 差
%の 選 択 体 長 で6%か ら10%程 度 の差 異 が現 れた 。 す るの は,頭 周長 と胴 周長の差 が小 さい場 合で,両 者の
そ の他 の 項 目で は,ニ ジ マ ス,テ ィ ラピア の場 合 とも 相 関 も大 き くな い場 合が多 い と考 え られ る。 した が っ
に,差 異 は4%以 下 で概 ね 良 好 な 一 致 を 示 した 。 て,両 者 の厳密な独 立性は,実 用上問題 とす る必要 は少
な い。P1(L), P2(L)曲 線 が大 き く交差 した コイの 実験
考 察
結果 で選 択性 曲線 と相対漁獲 率が良好 に一致 したのは,
Kawamuraの 方 法 と の 比 較  本 研 究 に 用 い た 刺 し網 これを支 持 している と考 える。
のサ イ ズ 選 択 性 推 定 法 は, Kawamura5)に 比べてお も 実験結 果 と選択姓 の推定精度  ニ ジマスの場合,最 大
に,以 下 の3点 で改善 されて いる。 選 択体長 か らP2(L)曲 線側 で,相 対 漁獲 率 の グラフ が
1 選 択 性 発 現 機 構 の 漁 獲 過 程 に した が っ た モ デ ル 化, 選択性 曲線 を大 き く上回 った。 これ は,実 験網 に対 して
2 回帰 式 を 用 い た 標 準 偏 差 近 似 値 の 採 用, 供試魚 が過大 で,網 地が相対 的に緩 やかに展張 されて い
3 P1(L), P2(L)両 確 率 の積 を 選 択 性 とす る 。 た こ とに起因す る と考 える。 ニジマ スの実験 で網地 を巻
Kawamura5)は 選 択 性 曲 線 を 左 側 傾 斜 部 分 か ら右 側 傾 き込 む ように羅綱 して いた魚が観察 された こ とと,上 の
斜部分 へ と説 朋 した が,こ こ で は 右 側 曲 線 か ら左 側 曲線 体長範 囲で絡 み漁獲 が発生 した ここ とは,緊 張 した網 地
であれば網 目を通過 で きる魚 が上 記の理 由で漁獲 されて 度す なわち沈子方 沈降 力,浮 子方 余剰浮 力 が刺 し網の選

しま ったこ とを示 唆す る。 つま り,こ の体長範囲 での漁 択性 に影 響 を与 え る との仮説 につな がる。本 方法は,漁

獲 率の実験値 は,実 用の刺 し網 で起 こ り得 るそ れ よりも 具の要 目のな かで網 目内周長(目 合 い)の みに基づ いて

過 大 な値 となって いる と推 測 され,計 算 に よる左側e% お り,上 の要 因は縮 結 とともに全 く考慮 してお らず,今

選択体 長は結果 に表れた ほ どには過大 な もの ではない と 後の実験 的検証 が必要 であ る。


考 える。 本方法 は選択性 発現機 構を漁 獲過程 に従 ってモデル化

テ ィ ラ ピ ア の 大 型 個 体 に対 す るP1(L)曲 線 が相 対漁 し,選 択 の過程 で魚 が被 る損傷 な ども扱 うモデル に拡張

獲 率 に 対 して 過 小 とな っ た の は,同 種 で は 発 達 した 蕀 刺 で きるよ う用意 してあ る。漁具 の選択 性 によ って排除 さ

に よ り絡 み 現 象 が 多 発 す る た め,7)見 か け は刺 しに よ る れる非漁獲 性損傷魚 の生残率,死 亡率な どの問題 への取

漁 獲 で も実 際 に は 絡 み も手 伝 って 漁 獲 され た 魚 が 存 在 し り組みの 糸 口に もな り得 る と考 える。

た た め と考 え る。 テ ィ ラ ピ ア の 場 合,大 型個体 で絡み漁 本研究 にあた り,基 礎 とな ったKawamuraの 方法 に

獲 が 多 く発 生 し,問 題 の 体 長 域 が 刺 しと絡 み に よ る漁 獲 ついて助言 下 さる とともに,理 論 の書 き換 え に快 く同意

の 移 行 域 で あ る こ と は 上 の 推 定 を 支 持 して い る と考 え して下 さった鹿児 島大学水産 学部 川村軍蔵 教授 に心 よ り

る。 感 謝申 し上 げ る。
以 上 の とか ら,本 方 法 を用 い れ ば,絡 み漁 獲 が 少 な い
文 献
魚 種 と体 長 範 囲 で は,誤 差3%ま た は4%程 度以下 で
1) S. J. Holt: A method for determining gear selectivity and
最 大 選 択 体 長 お よ びe%選 択体長 の推定 が可能 である と
its application. ICNAF-ICES-FAO Joint Sct. Meating
結 論 した 。
Paper, S15, 11-21 (1959).
新 方 法 の 評 価 と 今 後 の 課 題   実 験 結 果 に よ る と,新 方 2) A. M. McCombie and F. E. Fry: Selectivity of gillnets for
lake whitefish, Coregonus clupeaforis. Trans. Am. Fish
法 の 評価 は 以 下 の よ う に ま とめ られ る 。
Soc., 89, 176-184 (1960). .
1 刺 し を 主 体 に 漁 獲 さ れ る 種 で は,最 大 選 択 体 長, 3) 石 田 昭 夫:刺 網 の 網 目選 択 性 曲 線 に つ い て.北 水 研 報,

50%選 択 体 長, 25%選 択 体 長 な どは 精 度 よ く推 定 25, 20-25 (1962).


4) T. Kitahara: On selectivity curve of gillnet. Nippon Suisan
で き る。10%な どの 小 さ な 選 択 性 を 与 え る体 長 も,
Gakkaishi, 37, 289-296 (1971),
小 型 個 体 側 で は 十 分 な 精 度 で 推 定 で き る が,大 型個 5) G. Kawamura: Gill-net mesh selectivity curve developed

from length-girth relationship. Nippon Suisan Gakkaishi,


体 側 で は や や 過 小 な 値 とな る可 能 性 が あ る 。
38, 1119-1127 (1972).
2 絡 み で 漁 獲 さ れ る個 体 が 多 い 種 で は,本 方 法の 大 6) 梨 本 勝 昭:刺 網 の 漁 獲 選 択 性,「 漁 具 の 漁 獲 選 択 性 」(日

型 個 体 側 へ の 適 用 度 は あ ま り よ くな い 。 た だ しこ の 本 水 産 学 会 編),恒 星 社 恒 星 閣,東 京, 1979, pp. 65-81.


7) Y. T. Sechin: A mathematical model for the selectivity
場 合 で も,刺 し網 の 選 択 性 の 実 用 で は,小 型個体 の
curve of a gillnet. Rbyn. Khoz., 45, 56-58 (1969).
排 除 が 主 た る応 用 で あ ろ う か ら,本 方 法 の 実 用 的 有 8) Y. T. Sechin: Experimental basis for the relative catch

効 性 が 全 面 的 に否 定 され る わ け で は な い 。 efficiency of gillnets. Rbyn. Khoz., 45, 48-49 (1969).


9) D. R. Clarke and P. E. King: The estimation of gillnet
本 研 究 で は 網 目 内 周 長 の 補 正 係 数 を実 験 的 に 求 め て い
selection curves for Atlantic herring (Clupea harengus L.)
る。 こ こ で の 補 正 係 数 に 相 当 す る値 と して こ れ ま で,ベ using length/girth relations. Cons. int. Explor. Mer., 43,

ニ ザ ケ に 対 し て1.21,シ ロ ザ ケ に 対 し て1.13,11,12)カ 77-82 (1986).


10) T. Matsuoka: A tank experiment on selectivity compo-
ラ フ トマ ス に 対 して1.15,13)ホ ワ イ トサ ッ カ ー に対 して nents of a trammel-net for Tilapia Mossambica. Nippon Sui-

1.14か ら1.24,ラ ウ ン ドホ ワ イ トフ ィ ッ シ ュ に 対 して san Gakkaishi, 57, 1331-1338 (1991).


11) 山 本 昭 一,三 島 清 吉:サ ケ ・マ ス 流 網 の 網 目 の 選 択 性 に
1.25か ら1.44,14)ニ シ ン に 対 し て1.08か ら1.11,6)キ
関 す る 研 究.北 大 水 彙 報, 13, 82-97 (1962).
ス に 対 し て1.07か ら1.08,15)ニ ジ マ ス に 対 して 12) 梨 本 勝 昭:網 刺 し現 象 の 基 礎 的 研 究(第1報)-羅 網機構
の 理 論 的 考 察 と 実 測 に よ る 検 討.北 大 水 彙 報, 15, 221-
1.13,16)が 得 ら れ て い る が(以 上 全 て 目合 い に 対 す る
233 (1965).
比),一 方,本 研 究 の テ ィ ラ ピ ア の 場 合,補 正 を行 わ な 13) 石 田 昭 夫:刺 網 か ら 脱 落 す る 魚 の 研 究-く ぐ り抜 け る魚

い ま ま で 良 好 な 結 果 を 得 た 。 梨 本 に よれ ば,6)羅 網 し た に つ い て の 予 察 的 検 討.北 水 研 報, 33, 1-6 (1969).


14) A. M. McCombie and A. H. Berst: Some effects of shape
魚 体 の 収 縮 と この 時 の 網 糸 の 伸 び は 魚 の 大 き さ と網 糸 太
and structure of fish on selectivity of gilinets. Fish. Res.
さ の 関 係 に よ って 変 化 す る。 こ こ で の 係 数 も 上 の 関 係 に Bd. Can., 26, 2681-2689 (1969).
15) 川 村 軍 蔵,神 之 門 秀 人:キ ス 刺 網 網 目選 択 性 曲 線.日 水
影 響 さ れ る と考 え られ る が,こ れ ら も考 慮 に 入 れ た 一 般
誌, 41, 711-715 (1975).
的 で 実 用 可 能 な値 は 未 だ 得 られ て い な い 。 この 値 は簡 単 16) 藤 森 康 澄,松 田 皎, L. P. Losanes,小 池 篤:水 槽実

な 調 査 操 業 で 決 定 で き る の で 実 用 へ の 阻 害 とは な らな い 験 に よ る 刺 網 の 漁 獲 効 率 と 網 目 選 択 性.日 水 誌, 66,
2019-2027 (1990).
が,よ り一 般 的 な 理 論 の 開 発 が 今 後 の 研 究 課 題 で あ る。
ニ ジ マ ス の 実 験 結 果 に 関 す る先 の 解 釈 は,網 地 の緊張

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