You are on page 1of 42

PMI日本フォーラム2019

デジタル時代のプロマネはこう変わる!
~PM人材に求められるコンピテンシーのこれまでとこれから~

PMタレントコンピテンシー研究会
塩田 宏治、佐藤 賢治郎
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved.
目次

1. 破壊的イノベーションによる環境変化の考察
2. プロジェクト・マネジャーの仕事・役割の変化
3. デジタル時代の新しいPMコンピテンシー
4. PMコンピテンシーの開発手法

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 2


1.破壊的イノベーションによる環境変化の考察

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 3


何が変わるのか

90%の大企業がデジタル・ビジネス・イニシアチブを実行中である
(CIO Agenda: “Seize the Digital Ecosystem opportunity”, Gartner”)

CEOは2019年までにデジタルからの売上を総売り上げの約40%
にしたいと考えている
(CEO Survey, Gartner, 2016)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 4


ディスラプティブ(破壊的な)テクノロジー

インパクトの大きいトップ・ディスラプター
① クラウド・ソリューション
② IoT(モノのインターネット)
③ 人工知能(AI)
④ 5G モバイル・インターネット
⑤ 音声駆動ソフトウェア
⑥ ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)
⑦ 先進ロボティクス
⑧ 3Dプリンター
⑨ ブロックチェーン
⑩ 自律走行車(自動運転)
⑪ 大規模エネルギー貯蔵
⑫ 遺伝子シーケンス
⑬ ゲノミクス
The C-Suite Outlook: How Disruptive Technologies Are Redefining the Role of Project
Management. PMI® THOUGHT LEADESHIP Series: PMI, 2018

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 5


デジタルインパクト

デジタイ デジタライ デジタル


ゼーション ゼーション トランスフォーメーション

デジタル デジタル デジタル


プロダクト プロセス ビジネス・モデル
(および組織改革)

注)デジタライゼーション、デジタル・トランスフォーメーション等の定義は統一はされていない

”RE goes Digital Design -A new understanding f Requirements


Engineering and Agile Development for Digital Transformation”, bbc2017

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 6


3つの破壊的テクノロジーを有効に活用するアプローチ
イノベーター企業は、以下の方法によって、破壊的テクノロジーの活
用に優れている
(Maximizing the Benefits of Disruptive Technologies on Projects.
Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI, 2018)

破壊的なテクノロ
価値提供の世界を プロジェクト・マネ
ジーをベネフィットに
進んで取り入れる ジャーを高みに導く
利用する

破壊的なテクノロジーは脅威としてとらえるのではなく、
ベネフィット創出の機会として積極的に取り組む

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 7


3つの破壊的テクノロジーを有効に活用するアプローチ
イノベーター企業は、以下の方法によって、破壊的テクノロジーの活
用に優れている
(Maximizing the Benefits of Disruptive Technologies on Projects.
Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI, 2018)

破壊的なテクノロ
価値提供の世界を プロジェクト・マネ
ジーをベネフィットに
進んで取り入れる ジャーを高みに導く
利用する

破壊的なテクノロジーを使って価値を生み出すために
必要な要素を進んで取り入れる
アジリティ実現の SME領域の
方法論 獲得

新たなステークホ
もっと上流へ ビジネス価値 ルダーとの協働
提供を中心に
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 8
3つの破壊的テクノロジーを有効に活用するアプローチ
イノベーター企業は、以下の方法によって、破壊的テクノロジーの活
用に優れている
(Maximizing the Benefits of Disruptive Technologies on Projects.
Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI, 2018)

破壊的なテクノロ
価値提供の世界を プロジェクト・マネ
ジーをベネフィットに
進んで取り入れる ジャーを高みに導く
利用する

プロジェクト・マネジャーを、一段上のレベルの期待値へ持ち上げる

73%のビジネスとITのエグゼクティブが、デジタル・トランスフォーメー
ションの一番の課題は実行することにあるという
(Digital Business Survey: Gartner, 2016)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 9


3つの破壊的テクノロジーを有効に活用するアプローチ
テクノロジー活用の主導者になり、変革の方向性の決定に関わってほし
いという期待値が高い。
これには、テクノロジーが影響を与えるビジネス領域への広い理解が必要。

Maximizing the Benefits of Disruptive Technologies on Projects. Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI, 2018

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 10


2.プロジェクト・マネジャーの仕事・役割の変化

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 11


価値を生み出すプロセス全体にコミットする
ビジネス企画 ソリューショ システム 業務定着
製造・テスト
(コンセプト) ン・デザイン 設計 効果出し
要求部門
または ビジネス・BPR企画 受入テスト
ベネフィット定義 定着・効果出し
ビジネスPM
システムPM ソリューション検討~リリースまで
(情シス部門・
ITベンダ)

ビジネス企画 ソリューショ システム 業務定着


製造・テスト
(コンセプト) ン・デザイン 設計 効果出し
要求部門 何を作るべきか 狙った価値を
または ビジネス・BPR企画 受入テスト
PM 共に検討し
ベネフィット定義 実現するための仕掛けや
定着・効果出し
ビジネスPM 提案する フォローを行う

システムPM 決まってから参画する
BA ソリューション検討~リリースまで
(情シス部門・ QCDにフォーカス
ITベンダ)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 12


顧客経験からスタートする

企業からみたプロセスの最適化(インサイド・アウト)

顧客の本 顧客がどの 顧客の本


当に感じて ように利用し 当に感じて
いること? ているか? いること?

顧客経験 修理・
購入 利用
(プロセス) 破棄

タッチ・ポイント 企業側から見た時の
顧客対応の最適化

社内 商品企 調達・
物流 販売 カスタマー・サービス
プロセス 画・設計 製造
バリュー・チェーンの効率化・最適化

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 13


顧客経験からスタートする

顧客経験から見たプロセスの最適化(アウトサイド・イン)
しかも、デジタル・プロセス
顧客の本当に感じて
によるデータ(ファクト)
いることを共感する
に基づく意思決定

顧客経験の最適化
顧客経験 修理・
購入 利用
(プロセス) 破棄

タッチ・ポイント 企業側から見た時の
顧客対応の最適化

社内 商品企 調達・
物流 販売 カスタマー・サービス
プロセス 画・設計 製造

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 14


ビジネス・アジリティを実現するための
実験的でリーンな変革プロセス
ビジネス・アジリティを高めるためにはリーンで反復学習可能な実
験的な変革活動プロセスを回す(開発プロセスだけではない)

アジャイル開発
(イテレーションを
アイデアを創る 複数回す)

構築する

顧客に
共感し 学習する 測定する
問題定義する

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 15


多様なステークホルダーとの協業
DX時代のプロジェクト空間
最終顧客
商品企画部門 (顧客の顧客)
デザイン部門

狭いプロジェクト空間 顧客
R&D(技術開
発)部門 業務組織
マネジメント
規制当局
R&D(製品設 業務組織
計開発)部門 キー・リーダー
大学・研究機関
情報システム
ファクトリー・オペ
部門
レーション部門
デジタル・テクノロ
ITベンダ ジー・ベンチャー

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 16


3. デジタル時代の新しいPMコンピテンシー

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 17


コンピテンシーとは何か?

類似Word 意味
Able / Ability (動作が)できる。やれる。
Skill (特定のことが)できる。
Competent / Competence (役割が)果たせる。達成できる。

コンピテンシーとは・・・

“社会的な責任、義務を自覚した上での職務遂行能力”と定義
“知識・人格・実践”の総合力を指すもの

※PMタレントコンピテンシー研究会としての解釈

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 18


理想的なPM像 ~タレント・トライアングル~
PMIはプロジェクトマネジメントに携わる人材の理想的なスキル・能力
のフレームとしてタレント・トライアングルを提唱している。
情シス部門・ITベンダー側のPMに求められるコンピテンシーの変化を、
タレント・トライアングルの3つのスキル領域に照らして考察する。

テクニカル・プロジェクトマネジメント

戦略的およびビジネスのマネジメント リーダーシップ

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 19


デジタル時代のプロジェクト特性の変化
 これまでは既存ビジネスの延長や、同一組織内に閉じたプロジェクトが多かった。
要求・技術の不確実性は比較的低く、線形的な手法が好適とされた。
 これからは新規ビジネスの開発や、組織を横断したプロジェクトが増加していく。
要求・技術の不確実性が高まり、適応型の手法が求められる。

ToBe
ToBe

AsIs

不確実性と複雑性のモデル(アジャイル実務ガイド:PMI)
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 20
新しいプラクティスに積極的に適応する

Technical Project Management


AsIs ToBe
 上流工程で要求を明確にすることが出  不確実性が高くなると、変更に柔軟に
来るため、計画駆動である予測型アプ 対応するためにアジャイル型など価値駆
ローチが適している。 動のアプローチが適している。

 プロジェクト初期に詳細な計画を策定し、  これからも環境変化に応じて新しいプラ
事前に十分なリスク対策をすることで、 クティスが生まれる。PMには常にプロ
多くのプロジェクトは成功確率を上げら ジェクト特性に応じた新しいプラクティ
れた。 スの知識・経験が求められる。
計画重視

監視・
立上げ 計画 実行 コントロー 終結

プロセ
ス数 2 24 10 12 1

PMBOK®第6版 各フェーズのプロセス数 (Pulse of the Profession® 2018: PMI)


©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 21
ベネフィットを共に作り出す

Strategic and Business Management


AsIs ToBe
 これまでは上流工程で定めたスコープに  テクノロジーがビジネスに必須の時代、情
対して、QCD目標を達成することでビジ シス部門が業務組織と共にベネフィットを
ネス価値を高めることができた。 検討・提案することが期待される。

 そのため、プロジェクト初期段階でビジネ  効果的なベネフィットは、PMがビジネ
ス側の要求事項を厳密に定義し、予 ス・戦略を認識し、マーケットを理解し、
算・期間内に安定デリバリーすることが 顧客の視点でテクノロジーの活用を考
求められた。 える必要がある。

企業戦略
Scope
PfM
価値
PMの ベネフィット PgM
Quality 役割拡張→
成果物 PM
Cost Time (製品、サービス、改善)
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 22
多様な人々を導くリーダーシップ

Leadership
AsIs ToBe
 計画されたスケジュール・タスク・成果物  同質な組織・メンバーだけでなく、部門・
を、与えられた人的資源を用いて確実 企業を横断した異質なメンバーをまとめ
に達成するマネジメントが重要視された。 る能力が求められる。

 トップダウンでタスク分解し、コマンド&コ  多様なメンバーをまとめて成果を上げる
ントロールによる追い込み型のリーダー には、コマンド&コントロールだけではな
シップで目標が達成できた。 くサーバント型のリーダーシップも必要
となる。

PM

PM

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 23


PMコンピテンシーのAsIs・ToBe
組織がビジネス環境とテクノロジーの激しい変化に対応するために、
PMはこれまでベースとなったコンピテンシーを拡張させる必要がある。

AsIs ToBe
計画駆動の予測型アプローチ 価値駆動に変化。アジャイルや
が中心 ハイブリッドなど、新しいプラクティ
スに常に適応する必要がある

当初定めたスコープによる確実 ビジネス・戦略・マーケット・顧客
なQCD目標を達成することが を理解し、ベネフィットを検討・
価値となる 提案できる

同質性の高い組織におけるコマ 多様な人々をまとめるため、
ンド&コントロール型リーダーシッ サーバント型リーダーシップも必
プが中心 要となる

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 24


デジタル時代のさらなるコンピテンシーの深化
さらにデジタル時代には、プロジェクトマネジメントのためのデジタル・ス
キルを身に付け、タレント・トライアングルのコンピテンシーを深化させる
ことが必要となる。

(The Project Manager of the Future. Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI,2018)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 25


デジタル時代に求められる能力のトレンド
プロジェクト・マネジャーに求めるデジタル時代の能力はデータ・サイエ
ンスやデータ駆動型の意思決定などデータを活用する力が特徴的。
またセキュリティ・プライバシーや、法規制のコンプライアンスに関する
知識は、膨大なデータを幅広く活用するためのベースにもなる。

1. データ・サイエンス・スキル (データ管理,分析,ビッグデータ)
2. 革新的な考え方
3. セキュリティとプライバシーに関する知識
4. 法規制のコンプライアンスに関する知識
5. データ駆動型の決定を下す能力
6. コラボレーション・リーダーシップ・スキル
(The Project Manager of the Future. Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI,2018)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 26


データ活用事例)KOMATSUスマート・コンストラクション
ドローンで地形を3次元データ化、自動で施工計画を作成し、ICT建
機により施工の出来高もリアルタイム把握して高速なPDCAを実現。

(KOMATSU社 ホームページより)
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 27
データ活用事例)KOMATSUスマート・コンストラクション
ドローンで地形を3次元データ化、自動で施工計画を作成し、ICT建
機により施工の出来高もリアルタイム把握して高速なPDCAを実現。

最新テクノロジーを駆使した既存プロセスの変革

PMに求められることは・・・
データ・リテラシーと多様な組織・人材のコラボレーション・リーダーシップ

(KOMATSU社 ホームページより)
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 28
データ活用事例) RECRUIT パートナーズ・ローン
リクルートが保有する取引データを活用した自動審査の仕組みを構
築し、オンライン完結・最短即日入金の融資サービスを実現。

利用者

①サービス利用

④入金
③融資申込
(最短即日) ②取引データ収集

フロントエンド
ビッグデータ分析
(自動審査)
バック・オフィス

リクルート・ファイナンス・パートナーズ
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 29
データ活用事例) RECRUIT パートナーズ・ローン
リクルートが保有する取引データを活用した自動審査の仕組みを構
築し、オンライン完結・最短即日入金の融資サービスを実現。
ビッグデータを活用した既存の融資モデルの変革
利用者

①サービス利用

④入金 PMに求められることは・・・
③融資申込
(最短即日) ②取引データ収集
データ・リテラシーと複数のアプローチを組み合わせた開発マネジメント

フロントエンド
ビッグデータ分析
予測型アプローチ + アジャイル型アプローチ
(自動審査)
バック・オフィス

リクルート・ファイナンス・パートナーズ
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 30
デジタル時代のPMに期待される能力は?
情シス部門・ITベンダーのPMはデータ・サイエンスなどテクノロジーの
知識を有し、業務組織に理解できる言葉でテクノロジーのケイパビリ
ティを説明することができる。
また業務組織と共にビジネスの言葉で業務要求を作り、システム組
織と共に機能要求への展開をリードする。

IoT 顧客
AI(機械学習) マーケット
ビッグデータ 自社・競合
ブロックチェーン Technology Business 事業戦略
5G プロダクト戦略
ロボティクス KPI・KGI
PM
=Communicator

テクノロジーとビジネスをつなぐ能力が重要
業務組織と共に要求を作り、システム組織と共に整合した成果を出す
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 31
デジタル時代のプロマネに求められること

 破壊的イノベーションが到来するデジタル時代において、PMに求
められるコンピテンシーも拡張・深化していく。

 新しいテクノロジーやビジネス環境を理解し、プロジェクトの特性に
応じたプラクティス、リーダーシップを選択できる能力が求められる。

 またテクノロジーとビジネスをつなぐことで、業務組織の真のパート
ナーとなり、ビジネスの変革を共にリードする能力が期待される。

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 32


4. PMコンピテンシーの開発手法

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 33


PMコンピテンシーの開発ポイント
変革をリードするイノベーター組織が、プロジェクト・マネジャーに対し
て重視している能力開発ポイントのトップ10。

(The Project Manager of the Future. Pulse of the Profession® In-Depth Report: PMI,2018)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 34


PMコンピテンシーを開発するには
知識はテクニックとして身に付けられるが、実践・人格が問われるコン
ピテンシーは内面から開発する手法が必要となる。
重視される領域
イノベーター組織が
No 実践・
PMに対して重視している能力 知識
人格
1 セキュリティとプライバシーに関する知識 ●
2 データ・サイエンス(データ管理、分析、ビッグデータ) ●
3 マーケットの理解 ●
4 コラボレーション・リーダーシップ ●
5 イノベーティブ・マインドセット ●
6 顧客フォーカス ●
7 データ駆動型の意思決定力 ●
8 法令および規制への準拠に関する知識 ●
9 対人能力 ●
10 開発スキル(ウェブ、モバイル・アプリ、UI) ●
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 35
知識も新しい領域の開発が必要
これまでの知識の延長線上ではない開発領域であるた
め、個人の学習と合わせて組織的な育成プランも重要
となる。

 セキュリティとプライバシーに関する知識
 データ・サイエンス(データ管理、分析、ビッグデータ)
新しい  マーケットの理解
知識・スキル領域  法令および規制への準拠に関する知識

従来の
知識・スキル領域

 開発スキル(ウェブ、モバイル・アプリ、UI)

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 36


実践・人格のコンピテンシー開発は自覚が重要
実践・人格コンピテンシーの改善は、人の内面に働きか
ける必要があるため開発が難しい。まずは「行動を変え
る必要がある」ことを本人が自覚することが重要。

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 37


実践・人格コンピテンシーの開発手法
「ショート・ストーリー・ワークショップ」
リアル・ケースをもとにしたショート・ストーリーでPMを擬似体験する。
ワークショップ形式で取るべき行動を議論することにより、PMとしての
適切な振る舞い・視点を自覚し、行動を変えるきっかけとする。
ショート・ストーリー

NEXT セッション!

PM人材のコンピテンシー
~PMはどのように覚醒するのか~
効果的ワークショップの組み立て方
©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 38
デジタル時代のPMコンピテンシーを身に付けるには
デジタル時代のPMに求められる振る舞いとは?
デジタル時代のPMコンピテンシーに適した
新しい開発手法も研究予定!
トランス バリュー/ベネフィット
フォーメーション
アジリティ デジタル技術

デジタル時代の
オープン・ プロジェクト・マネジャー・ データサイエンス
イノベーション コンピテンシー

ビジネス/マーケット
従来の
プロジェクト・
マネジャー・ 顧客中心思考
コンピテンシー

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 39


新しいプロジェクトマネジメント人材像と
PMCDF第三版

ポートフォリオ・マネジャー
プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)
(組織全体の価値創造を導く)

プログラム・マネジャー
新プロジェクト・マネジャー
(価値を創る)

伝統的
プロジェクト・
マネジャー 新しいPMCDFは
(QCDを達成する) 全てのレベルのプロマネ人材の
コンピテンシーを示す!

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 40


PMタレントコンピテンシー研究会の紹介

当研究会は、2011年度よりPMI日本支部の研究
組織として、プロジェクトマネジメントに関わる人材の
コンピテンシーをいかに高めるか?をテーマに、
PMCDF(Project Manager Competency Development Framework)
をレファレンスとして活動しています。

新規メンバー募集中!
私達と一緒に研究活動をしませんか?
見学も大歓迎ですので、研究会の様子を見に来てください。
お待ちしております。

毎月第4木曜日 19:00~20:30 @PMI日本支部

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 41


ご清聴ありがとうございました。

©2019 PMI Japan Chapter. All rights reserved. 42

You might also like