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回路解析2
回路解析2
「 」
を足し合わせたもの
電圧源 除去
電源を零にする(除去する)=
電流源 除去
電源の波形が複雑な回路への適用
方形波やひずみ波を扱う場合
(続巻教科書 5章)
例題
E1を残し、JとE2を零
E2を残し、E1とJを零
Jを残し、E1とE2を零
重ね合わせの理より、元の回路のIは
I = I1 + I 2 + I 3 = E1 − E2 − 4 J
7 R 21R 7
2-2 等価電源の定理
(鳳-テブナンの定理と呼ばれているヘルムホルツの定理)
(pp.44-48, pp.139 – 142)
テブナン等価回路を求める を求める
Network a
V0 :a-bを した場合の電圧
b
Z0:全ての とした場合の
a-bから回路網をみた
インピーダンス
Network a
Z0
b
このとき
b
鳳-テブナンの定理による等価回路
また,上記と双対な回路を考えて
等価電流源 I0 : a-bを したときの電流
等価アドミタンス Y = 1
0
Z0
b
ノートンの定理による等価回路
2-3 供給電力最大の法則 Z& 0 = R0 + jX 0 I
起電力が の理想定電圧源と
a
内部インピーダンス から
なる電源があり、その a-b端に
つないだ負荷のインピーダンス
を とする。負荷で消費される E&
b 可変
電力 P を考える。
& Z& = R + jX
回路を流れる電流 は
&I = E
Z& 0 + Z&
よって
2
2 E& 2 R
P = I& Re(Z& ) = ×R = E&
Z& 0 + Z&
2
(R0 + R )2 + ( X 0 + X )2
まず PをRで微分する。
=
+ +
+
+ +
+
− 2 +
=
+ +
+
=0 とおくと
+ 2 + +
+
− 2 − 2 = 0
よって
= +
+
= + +
R = R0 となる。
結局、 即ち Z = R + jX = R0 − jX 0 = Z 0*
の場合に P : max
2
&
E
Pmax = :固有電力(有能電力、available power)
4R0
2-4 電力の保存則
各電源の“出す”瞬時電力の総和
は相等しい
その他の回路素子に“入る”瞬時電力の総和
正弦波交流回路 時間平均を考える
時間平均
電源の実効電力の総和 抵抗で消費される電力の総和
相等しい
2-5 相反定理(可逆定理)
内部に電源を含まない回路において,
今度は
電圧源と電流計を入れ替え、
2-2’ に電圧源 E をつなぐと
1-1’ に流れる電流は I となる。
電流計
内部インピーダンスは零とする。
短絡したのと同じ。電流を測る。
1-1’ に電流源 J をつなぎ
2-2’ に現れる電圧を V とする。
今度は
電流源と電圧計を入れ替え、
2-2’ に電流源 J をつなぐと
電圧計 1-1’ に現れる電圧は V となる。
内部インピーダンスは無限大とする。
開放したのと同じ。電圧を測る。
例題
1
2Ω 2 2Ω 2
1
5Ω 5Ω
-j2 Ω -j2 Ω
5∠90° A 5∠90° A
j5 Ω j5 Ω
1’ 2’ 1’ 2’
1-1‘に電流源をつないで 2-2’端の電圧を測った場合(左図)と、
2-2’に電流源をつないで 1-1’端の電圧を測った場合(右図)の
結果を比較してみよ。
なお、当該端子の電圧以外の電圧・電流分布は2つの場合で
必ずしも一致しないことも確認せよ。