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くろ

黒い?

ぶん なかごし なお み え やま だ ゆめ の
文 中越尚美 絵 山田夢乃
う ま

-1-
しろ
これは、白いうま

-2-
くろ
これは、黒いうま

-3-
これは、しまうま

しろくろ
しまうまは、白黒
-4-
ぱ ん だ

パンダ

ぱ ん だ しろくろ
パンダも、白黒
-5-
からす

に ほん ご
日本語は、からす
えい ご く ろ ー

英語は、crow

-6-
と ら っ く

これは、トラック

このトラックは?
〇い
-7-
た く し ー

これは、タクシー

このタクシーは?
●い
-8-
ぱ と か ー
これは、パトカー

このパトカーは?
〇●
-9-
ぺ ん ぎ ん
ペンギン

ペンギンも、〇●
- 10 -
しろ くろ

白い? 黒い?

❶ ②

③ ❹

- 11 -
こ ー ひ ー

➊コーヒー
く ろ
コーヒーは、黒い
とう ふ
②豆腐
とう ふ しろ
豆腐は、白い
しお
③塩
しお しろ
塩は、白い
- 12 -
しょう ゆ
❹醤油
しょう ゆ く ろ
醤油は、黒い

ぎゅうにゅう
⑤牛乳
ぎゅうにゅう しろ
牛乳 は、白い

- 13 -
くろ

黒い?
ねん がつ にちはっこう
2019年11月12日発行
さく な か ご し なお み
作:中越尚美
え やま だ ゆめ の
絵:山田夢乃
きょうりょく た げん ご た どく
協力:NPO多言語多読
- 14 -
0






1







2
大 お



目め


3







4





5
か か
わ ま
い き
い り
で の
す 赤かあ
ね ち
。 ゃ




6
日本語学習読本 NO.1
レベル 0「かまきり」
2016 年 10 月 21 日

文:長谷部倫子

写真
表紙、P1
写真無料素材 写真 AC
http://www.photo-ac.com/
P2
写真素材足成 http://www.ashinari.com/
P3 P5 P6
写真素材フォトライブラリー
https://www.photolibrary.jp/
イラスト
P4
素材工場 http://sozaikoujou.com/

日本語学習読本「かまきり」
語彙数 12
文字数 63
7
レベル 0
0



1


2
コ 水 み
ず な
ン べ

3
ゆ た
で ま
ま ご

4




5
6
コ 油 あ
ぶ フ
ン ら

ロ イ

7
わ た
り ま
ま ご

8
や た
き ま
ま ご

9




10
ま た
ぜ ま
ま ご

11
や た
き ま
ま ご

12




13
14
た お
ま い
ご し





15

どや
んこ

サた
ンま
ドご


ごた
はま
んご

16
日本語学習読本 NO.15
レベル 0「たまご」
2017 年 2 月 13 日

文:長谷部倫子

写真
表紙、P8、P10
pixabay https://pixabay.com/
P1、P2、P4、P6、P9、P12、P13、P14、P15、P16
写真 AC http://www.photo-ac.com/
P16 写真素材足成 http://www.ashinari.com/
イラスト
P5
イラスト AC http://www.ac-illust.com/

日本語学習読本「たまご」
語彙数 15
文字数 76
レベル 0 17
に く

肉じゃが

0
肉 に

1
糸 い





2




3
切き じ
り ゃ
ま が
す い

。 を

4



5
切き に
り ん
ま じ
す ん
。 を

6
玉 た


7
切 き 玉 た

り ね
ま ぎ
す を

8
煮 に 野 や

ま 菜 い
す を

9
つ 味 あ

け を


10
入い 肉 に

れ を


11
煮に


12
で お で
き い き
ま し あ
し い が
た 肉くに り
。 じ 。



13
14
日本語学習読本 NO.16
レベル 0「肉じゃが」
2017 年 2 月 21 日

文:長谷部倫子

日本語学習読本「肉じゃが」
語彙数 15
文字数 95
レベル 0 15
や さ い はな

野菜の花
さく かわもと こ
作 川 本 かず子
と ま と 、 ぴ ー ま ん ぶ ろ っ こ り ー

トマト、ピーマン、ブロッコリー、にんじ
やさい
ん、いろいろな野菜があります。

-1-
や さ い はな

これは、みんな野菜の花です。

-2-
なす

はな
なすの花はどれでしょう?

はな むらさきいろ
なすもなすの花も紫 色です。

-3-
はな
なすの花はこれです。

-4-
と ま と

トマト

と ま と はな
トマトの花はどれでしょう?

と ま と あか はな き い ろ
トマトは赤いですが、花は黄色です。

-5-
と ま と はな
トマトの花は、これです。

-6-
ぶ ろ っ こ り ー

ブロッコリー

ぶ ろ っ こ り ー はな
ブロッコリーの花はどれでしょう?

ぶ ろ っ こ り ー みどりいろ はな き い ろ
ブロッコリーは緑 色ですが、花は黄色です。

-7-
ぶ ろ っ こ り ー はな
ブロッコリーの花はこれです。

-8-
れんこん

はな
れんこんの花はどれでしょう?

はな ぴ ん く いろ
れんこんの花は、きれいなピンク色です。

-9-
はな
れんこんの花はこれです。

- 10 -
にんじん

お れ ん じ いろ はな しろ
にんじんはオレンジ色ですが、花は白いです。
はな ちい はな
にんじんの花には、小さな花がたくさんあり
ます。

- 11 -
はな
にんじんの花はこれです。

- 12 -
ぴ ー ま ん

ピーマン

ぴ ー ま ん はな しろ
ピーマンの花も白いです。
ぴ ー ま ん はな
ピーマンの花は・・・

- 13 -
これです!!

- 14 -
なす

と ま と

トマト

ぶ ろ っ こ り ー

ブロッコリー

れんこん

にんじん

ぴ ー ま ん

ピーマン

- 15 -
写真出典
*ブロッコリーの花(P.4,5,7,9,10,11,13,15,17)
フォトライブラリー:
https://www.photolibrary.jp/img152/51555_761281.html
*畑のブロッコリー(P.10)
花ざかりの森:
http://forest17.com/yasai2/yas2_4833.html
*畑のれんこん(P.12)
平井農園:
http://hiraifarm.info/renkonoder
*トマトの花(P.4,5,7,8,9,11,13,15,17)
川本かず子撮影
*上記以外の写真はすべて写真AC:
https://www.photo-ac.com

や さ い は な

野菜の花
ねん はっ こう
2018年 6月 17日 発 行
さく かわ もと こ
作:川本かず子
しゃ しん へん し ゅ う さか い あや こ
写真編 集 :坂井紋子
かん し ゅ う た げん ご た どく
監 修 : NPO多 言 語 多 読
はな いろ
花と色

さく さくたななえ
作:作田奈苗
あか
赤い!
これは「ひがんばな」です。

さいたまけん まち うえ さいたまけんお が わ まちきんちゃく だ した


埼玉県ときがわ町(上) 埼玉県小川町 巾着 田(下)

─1─
ち ゅ ー り っ ぷ
これは「チューリップ」です。

あか
これも赤いです。

か な が わ けん よ こ す か し はな くに うえ
神奈川県横須賀市 くりはま花の国(上)
とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわ き ね ん こうえん した
東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園(下)

─2─
はな
これは花ではありません。

「かえで」の葉です。
あき あか なつ みどり
秋は赤いです。夏は緑です。

とうきょう と ぶんきょう く りくぎえん うえ


東京 都 文京 区 六義園(上)
さいたまけん に い ざ し へいりん じ ひだり とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわ き ね ん こうえん みぎ
埼玉県新座市 平林寺( 左 )  東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園(右)

─3─
「ひまわり」です。
きいろ なつ はな
黄色いです。夏の花です。

とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわき ね ん こうえん


東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園

─4─
はな きいろ
この花も黄色いです。
「なのはな」です。
はる はな
春の花です。

か な が わ けんなかぐん あ づ ま やまこうえん うえ
神奈川県中郡 吾妻山公園(上)
さいたまけん ひ き ぐん む さ し きゅうりょうしんりんこうえん した
埼玉県比企郡 武蔵 丘陵 森林公園(下)

─5─
みどり は みず
緑の葉ときれいな水。

やす
ちょっと休みましょう。

さいたまけん まち うえ とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわ き ね ん こうえん した


埼玉県ときがわ町(上)  東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園(下)

─6─
しろ はな
白い花です。
これは「ゆり」です。
はな なか すこ きいろ
花の中は少し黄色いです。

さいたまけん ひ き ぐん む さ し きゅうりょうしんりんこうえん
埼玉県比企郡 武蔵 丘陵 森林公園

─7─
あお はな
青い花、「あじさい」です。

ぴ ん く あお しろ
ピンク、青、白のあじさいがあります。

か な が わ けんかまくら し とうけい じ うえ じょうじゅいん ひだり え の で ん えんせん みぎ


神奈川県鎌倉市 東慶寺(上)  成就院 ( 左 ) 江ノ電沿線(右)

─8─
はな か ー て ん なまえ
花のカーテンです。名前は「ふじ」です。
いろ むらさき
この色は紫です。

ぐ ん ま けんあしかが し ふ ら わ ー ぱ ー く
群馬県足利市 あしかがフラワーパーク

─9─
むらさき
これも紫です。
みず なか はな
水の中の花です。
なまえ
名前は「はなしょうぶ」

です。

しろ
白いのもあります。

か な が わ けんかまくら し は せ でら うえ とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわき ね ん こうえん した

神奈川県鎌倉市 長谷寺(上)  東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園(下)

─10─
みず なか はな
これも水の中の花です。「はす」です。
いろ ぴ ん く
色はピンクです。

さいたまけんぎょうだ し こ だ い はす さと
埼玉県行田市 古代蓮の里

─11─
はな
「さくら」の花です。

はな いろ
花の色は
ぴ ん く
ピンクです。

とうきょう と たちかわ し あきしま し しょうわ き ね ん こうえん


東京 都立川市・昭島市 昭和記念公園

─12─
こうえん
「ばら」の公園です。

あか しろ ぴ ん く きいろ お れ ん じ
赤、白、ピンク、黄色、オレンジ、
いろ
…いろいろな色のばらがあります。

ち ば けん や ち よ し けいせい ば ら えん
千葉県八千代市 京成バラ園

─13─
はな いろ
花と色                   
はっこう
2018年1月16日 発行
しゃしん げんま ち え こ
写真:弦間智恵子

ぶん さくたななえ
文:作田奈苗
かんしゅう た げんご たどく

監修 :NPO多言語多読
0
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

この本は、仙台国際日本語学校発行の『にほんごえほん あいちゃん』 
を底本にして、分冊化したものです。内容は底本と同じです。 
なんさい?

14
「わたしは あいです。4さいです」

15
「おとうさんは なんさい?」

「37 さい」

16
「おかあさんは なんさい?」
「……35 さい」

17
「けいじにいちゃんは なんさい?」
「8さい」

「えいじにいちゃんは なんさい?」
「ぼくも 8さい」

18
「エルは なんさい?」

19
20
「3さい!」

21
ピクニック

22
みんなで でかけます。

23
くるまで いきます。

24
けいじは かわで あそびます。

25
えいじは きのしたで ほんを よみます。

26
あいは クレヨンで えを かきます。

27
28
「あっ、はし!」

29
ん? サンドイッチと おにぎりは……

30
てで たべます。

31
3 じ

32
えを かけます。

33
でんわを かけます。

34
35
36
コートを かけます。

37
めがねを かけます。

38
「おかあさん、ケーキ!」

「3じにね」

39
「もう いい?」

「もう ちょっと」

40
41
もうふを かけます。

42



43
「おかあさん。 みて!」

「ちょっと まって」

44
「あっ、じしん !?」

「おかあさん!」

45
「あい! きて!」

46
「おかあさん……」

「しずかに して!」

47
「もう いい?」

「うん」

48
49
「たくはいびん です」
「はーい」

50
「ハンコ おねがいします」

「ちょっと まって ください」

51
「サインでも いいですよ。

ここに なまえを かいてください」

「あっ、ありました!」

52
「おくさん、それ……」

53
54
「かえして!」

55
クリスマス プレゼント

56
57
58
59
「おとうさん! みて!」

60
「えいじと けいじは なにを もらったんだ?」

61
「ぼくは グローブ……」 「ぼくは ぼうえんきょう……」

62
「あっ! なまえが……」

63
64
「おとうさんと おかあさんは なにを もらったの?」

「おとなには なにも くれないんだ」

65
「でも、エルには プレゼントを くれたんだよ」

「えっ!」

66
67
筆 者 遠藤 和彦(えんどう かずひこ)

葛西 厚子(かさい あつこ)

志田 紀子(しだ のりこ)

イラスト 八巻 七重(やまき ななえ)

にほんごえほん あいちゃん

2015 年 7 月 7 日 初版発行

発行所 仙台国際日本語学校

〒980-0013
宮城県仙台市青葉区花京院 1-3-1
Tel.022(224)6509
Fax.022(224)6517
E-Mail.sjls@jc-21.ac.jp
URL. http://www.sjls.ac.jp/

Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International (CC BY-NC-ND 4.0)

68
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0
人 ひ



体 ら



1
名 なま
前え

言い





2
あ 名なま
た 前え
み ま を

言い


お し
て な ょ
か う



3




び お

な ぼ
か う え
で ま

お ょ
し う
り か 。


4
人 ひ


骨ねほ



5
あ 何 な

る 本 ぼ





6
た 二 に

く 百 ゃ


さ 本 ん


あ り
り ま
ま す
す 。

7
8
骨 ど き

が う ょ
ぶ う
あ つ り
り も ゅ
ま う
す や

9
10
日本語学習読本 NO.5
レベル 0 「骨」
2016 年 11 月 7 日

文:長谷部倫子

イラスト
イラスト AC http://www.ac-illust.com/
(表紙、P5)
シルエット AC http://www.silhouette-ac.com/
(表紙)
かわいいフリー素材集 いらすとや
http://www.irasutoya.com/
(P1、P2、P3、P4、P8、P10)
素材 Librariy.com http://www.sozai-library.com/
(P6)
写真
無料写真素材 写真 AC http://www.photo-ac.com/
(P10)

日本語学習読本「骨」
語彙数 29
文字数 133
レベル 0 11
0
理り

科し
室つ


1
あ 理り と
り 科か な
ま じ り
す ゅ に
。 ん
びし
室つ

2








3
だ に
か せ
ら も
、う の
動ご で
き す
ま 。


4





5
だ 夜 よる
れ で
も す





6
も お が
し し い
、 ゃ こ
そ べ つ
り た
れ ち
を を

見み し
た ま
ら す
・ 。




7
8
日本語学習読本 NO.12
レベル 0「夜の理科室」
2016 年 12 月 19 日

文:長谷部倫子

写真
表紙、P4、P7
写真無料素材 写真 AC
http://www.photo-ac.com/
P7
pixabay https://pixabay.com/

日本語学習読本
「夜の理科室」
語彙数 21
文字数 111
レベル 0 9
と し ょ か ん
図書館
かんさいこ く さ い
ここは関西国際センターです。
おおさか たじりちょう
大阪の田尻町にあります。

-1-
かんさいこ く さ い なか と し ょ か ん
関西国際センターの中に図書館があります。

-2-
と し ょ か ん ほん ざ っ し
図書館には本や雑誌がたくさんあります。
ほん さつ
本は 50,000冊あります。

-3-
と し ょ か ん なに
図書館で何をしますか?

ほん さが
本を探します。
し し ょ て つ だ
司書が手伝います。
ほん
いろいろな、おもしろい本があります。

ありますか?

あります!

-4-
ほん か
本を借ります。
ほん しゅうかん か
本は 2週間借りることができます。
なんさつ か
何冊でも借りることができます。

はい、 借ります
さつ
4冊ですね

-5-
べんきょう
勉強します。
とも べんきょう
友だちとたくさん勉強します。

がんばりましょう!
がんばります!

-6-
しゅくだい
宿題をします。
べんきょう むずか たの
勉強は 難 しいですが、楽しいです。

かんじがいっぱい!

-7-
ほん かえ
本を返します。

ありがとうございました。

かえ
返します
ありがとうございます

あ し た あ
また明日会いましょう!

-8-
KC よむよむ No.3
図書館
2015 年 10 月 20 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 畠中朋子
写真: 国際交流基金関西国際センター

図版:
p5, 8 いらすとや 「積み重なった本のイラスト」
http://www.irasutoya.com/2013/09/
blog-post_6591.html
て ん の う じ
天王寺
どうぶつえん
動物園
て ん の う じ どうぶつえん ひと き
天王寺動物園には、たくさん人が来ます。
に ほ ん ば ん め おお どうぶつえん
日本で、2番目に大きい動物園です。
こ お と な どうぶつ だ い す
子どもも、大人も、動物が大好きです。

-1-
て ん の う じ どうぶつえん どうぶつ
天王寺動物園には、いろいろな動物がいます。

ゾウやコアラを見ることができます。

-2-
どうぶつ
ほかに、とてもめずらしい動物もいます。
それは、キーウィです。
キーウィは、ニュージーランドにすんでいます。
に ほ ん
日本に、ぜんぜんいませんでした。
いま て ん の う じ どうぶつえん
でも、今 天王寺動物園にだけいます。

-3-
とり
キーウィは鳥です。

でも、飛ぶことができません。

-4-
ゆうめい
ホッキョクグマも、とても有名です。
お と な こ
大人のホッキョクグマも、子どものホッキョクグマもいます。
こ みず なか だ い す
子どものホッキョクグマは、水の中が大好きです。

-5-
どうぶつえん そと
動物園の外で、ピクニックができます。
やす き
休みに、ピクニックに来てください。

-6-
どうぶつ ま
かわいい動物がみなさんを待っています!
あそ
ぜひ遊びにきてくださいね!

-7-
おおさか
大阪

て ん の う じ どうぶつえん
天王寺動物園

て ん の う じ
天王寺

JR

りんくうタウン

-8-
KC よむよむ No.4
天王寺動物園
2015 年 10 月 27 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文・絵・写真: 安達祥子

図版:
表紙, p8 いらすとや 「動物園のイラスト」
http://www.irasutoya.com/2013/12/
blog-post_17.html
き せ つ
季節

待っています。
はる ま
わたしは、春を 待っています。

はる こうえん い
春は、公園に行きます。

-1-
はな み べんとう た
花を見て、お弁当を食べます。
そらまめと、たけのこを いただきます。

-2-

待っています。
なつ ま
わたしは、夏を 待っています。

なつ うみ い
夏は、海に行きます。
かい なみ おと き

貝をひろって、波の音を聞きます。

-3-
へ や
つかれたら、すずしい部屋でトウモロコシと スイカを

いただきます。

-4-

待っています。
あき ま
わたしは、秋を 待っています。

あき やま い
秋は、山に行きます。
き み く り
木を見て、栗をひろいます。

-5-
つき み く り
月を見ながら、栗ごはんと さんまをいただきます。

-6-

待っています。
ふゆ ま
わたしは、冬を 待っています。

ふゆ おんせん い

冬は、温泉に 行きます。
ふ ろ はい ほし み
あたたかいお風呂に入って、星を見ます。

-7-
なべ
みんなでカニ鍋とミカンをいただきます。

-8-
ま あたら とし ま
待っています。いま、新しい年を 待っています。
おと き
あ、かねの音が 聞こえます。

-9-
あたら とし き
新しい年が来ました。

あけまして、おめでとう!

- 10 -
KC よむよむ No.6
季節
2015 年 11 月 4 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 野畑理佳

写真:
表紙, p1, 3, 5, 6(月), 7, 8(カニ鍋), 9, 10
写真素材足成
http://www.ashinari.com/
p4(スイカ), 8(ミカン)
食材・料理のフリー写真素材 無料画像のフード・フォト
http://food.foto.ne.jp/
p2(たけのこ), 4(トウモロコシ), 6(サンマ)
無料写真素材 写真 AC
http://www.photo-ac.com/
p2(そらまめ)
Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/
0
お お
ば じ
あ い
さ さ
ん ん



1








2
ま や
け せ
ま ね
し ず
た み
。 は

3
4
5
も お お
ち ば じ
を あ い
さ さ
つ ん ん
き は と
ま 、


6
も や
ち せ
を ね

た み
べ は
ま 、


7
か や
ち せ
ま ね
し ず
た み
。 は

8
あ も お
げ ち じ
ま と い
し さ
た ま ん
。 わ は
し 、

9
10
す 二
も ひ
う き
を は





11
12
日本語学習読本 NO.11
レベル 0「ねずみのすもう」
2016 年 12 月 15 日

文・挿絵:長谷部倫子

日本語学習読本「ねずみのすもう」
語彙数 19
文字数 129
レベル 0

13
0
何 十 な



の 二 う

日ひ月

で 二 にじ
す 十ゅ
か 五 うご
。 日 にち

1







2
く プ サ
れ レ ン
ま ゼ タ
す ン ク
ト ロ
。 を ー


3
今 こと
年し

、な
何に








4
じ 「
サ お さ
て ン ね と
ん タ が し
車 しゃ ク い く
を ロ し ん
ー ま は
く ス し 、
だ さ た
さ ん 。
い 、

5
6
れ だ の さ
ん か れ と
し ら ま し
ゅ 、 せ く
う じ ん ん
が て 。 は
ん 、
し 車 しゃ じ
た の て
い ん
で 車ゃし
す に

7
8
さ く
と つし
し 下た
く を

は 下さ
、 げ
ね ま
ま し
し た
た 。

9
で じ く あ
も て つし さ
・ ん 下た で

・ 車 しゃ の す
は 中 なか 。
あ を
り 見み
ま ま
せ し
ん た
。 。

10
も じ さ 「

ら て と
い ん し っ

ま 車 しゃ く じ
し を ん て
た は ん
。 、 車ゃし



11
12
ほ み
し ん
い な
で は
す 、な
か 何に
。 が

13
日本語学習読本 NO.7
レベル 0 「もうすぐクリスマス」
2016 年 11 月 17 日

文:長谷部倫子

イラスト
素材デザインバンク(表紙)
http://www.sozai-bank.com/
イラスト AC(P2、P8、P9) http://www.ac-illust.com/
無料素材倶楽部(P3)http://sozai.7gates.net/
イラストレイン(P6)http://illustrain.com/
いらすとや(p9、P11)http://www.irasutoya.com/

写真
写真 AC(p12) http://www.photo-ac.com/

日本語学習読本 「もうすぐクリスマス」
語彙数 55
文字数 248
14
レベル 0
0
再話:長谷部倫子
挿絵:野崎 裕子




1




2
も さ
ら る
い が
ま 、
し お
た む
。 す

3
も か か
ら き に
い の が
ま 、
し た
た ね
。 を

4
や 水 み
ず か
り を に
ま が
す 、

5
で 実み か
き が き
ま 、 の


6







食た





7
と 「
か か
き に
言い が
い を 、

し く
た だ
。 さ


8
9

い か な か さ
た に げ き る
い は ま を が
。 、 し 、
」 た

10
来き う
ま す
し が
た 、

11
来き く
ま り
し が
た 、

12
来き は
ま ち
し が
た 、

13
来き う
ま ん
し ち
た が
。 、

14

あ と く
び り
つ ま
い が
。 し 、
」 た

15

い さ は
た し ち
い ま が
。 し 、
」 た

16
さ う
る す
の が
上えう 、







17
と 「
ご さ
、 め る
言い は
い ん
ま な 、
し さ
た い

18
日本語学習読本 NO.2
レベル 0「さるかに」
2016 年 10 月 28 日

文:長谷部倫子
挿絵:野崎裕子

日本語学習読本「さるかに」
語彙数 32
文字数 258
19
レベル 0
子 七 オ
ヤ ひ オ
ギ き カ
の ミ

0
買か お 七 しち お
いも 母 かあ ひ 母 かあ
物の さ き さ
に ん の ん
行い ヤ 子こ ヤ
ギ ギ
き は ヤ と
ま 、 ギ
す が
。 い



1
2

お ト そ
母 かあ ン こ
ト へ
さ ン 、
ん オ
だ ト オ
よ ン カ
。 ト ミ
」 ン が
、き




3
声 こえ オ わ 子こ け
で オ か ヤ れ
す カ り ギ ど
。 ミ ま た も
の し ち 、
た は
。 、

4

お ト き チ そ
母 かあ ン れ ョ こ
ト い ー で
さ ン な ク 、
ん を オ
だ ト 声 こえ オ
よ ン で 食た カ
。 ト す べ ミ
」 ン 。 ま は
し 、

5
黒 くろ オ わ 子こ け
い オ か ヤ れ
カ り ギ ど
足 あし ミ ま た も
で の し ち 、
す た は
。 。 、

6

お ト 白 しろ 白 しろ そ
母 かあ ン い い こ
ト で
さ ン 足 あし こ 、
ん で な オ
だ ト す を オ
よ ン 。 カ
。 ト 足 あし ミ
」 ン に は
ぬ 、




7
そ と 「
お 子こ
し 母 かあ ヤ
て 言い ギ
、 い さ た
ド ま ん
し ち
ア 。 は
を た 」
。 、





8
9
時 とけ で 食た 六 ろっ オ
計い も べ ぴ オ
のな 、 ま き カ
中か 一 し の ミ
に ぴ た は
き 。 子こ 、
か の ヤ
く ギ
れ 子こ を
ま ヤ
し ギ
た は

10
そ い お オ
し っ
ぱ な オ
て い か カ
、 に が ミ
ね は
ま な 、
し り
た ま
。 し

11
オ 家 いえ お
オ お に 母 かあ
カ 母 かあ
か さ
ミ さ 帰え ん
の ん り ヤ
ヤ ま ギ
お ギ し が
な は た
か 、 。

12
切き は
り さ
ま み
し で

13
み 外 そと オ 六 ろっ
ん へ オ ぴ
な 出で カ き
ミ の
よ ま の
ろ し 子こ
こ た お ヤ
び 。 な ギ
ま か た
し か ち
た ら は
。 、

14
日本語学習読本 NO.4
レベル 0「オオカミと七ひきの子ヤギ」
2016 年 10 月 28 日

文・挿絵:長谷部倫子

日本語学習読本「オオカミと七ひきの子ヤギ」

語彙数 55

文字数 441

レベル 15 0
2016 11 30

NPO

AC
http://www.photo-ac.com

2016 10 29
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
2 22

14

お ま
ふ い
だ の

0
再話:長谷部倫子
挿絵:野崎 裕子
お お い お む
ふ し ま し か
だ ょ し ょ し
を う た う 、
さ 。 さ む
三 さん ん ん か
枚 まい は と し
、 。
あ こ こ
げ ぞ ぞ
ま う う
し に が

1
道 みち こ
に ぞ

ま は
よ 、や
い 山ま
ま で


2
お お 会あ 山 やま
い ば い のな
し あ ま 中か
い さ し で
ご ん た
は は 。 お
ん 、 ば
を あ

作 つく ん
り に



3
お と お へ ギ 夜 よる
ば い ば ん リ に
あ で あ な ギ
さ な
い さ 音 おと リ

ん ま ん が ギ
は す が リ ま
、や 。 ほ 聞き ギ し
山ま リ た
ん う こ
え 。
ば ち ま
で ょ す
し う 。
た を

4
そ こ な 山 やま 「

し ぞ わ ん ぞ
て う で ば う
、 は は
お 、 し 、 を
ふ べ ば こ 、く
だ ん り ぞ 食
に じ ま う う
ょ し を ぞ
に 。
た 」
行い 。




5

ま こ こ 「
ぼ お
ぞ ぞ 願 ねが
だ う う く
、 の い
ま の は し
だ 、 か ま
か に し
、 わ げ わ
ま り た
り ま 。
だ に に
。 し
」 お た な
ふ 。 っ

だ 。
が 」

言い



6
こ 「
こ で 野 のは こ
ぞ ぞ も 原ら ぞ
う う 、 を う
は 山 やま は
、に 、ま ん 走し 、

二ま 待 に
て ば り
枚い は ま げ
ー ま
目め 。 す
の 」 追お し
い 。 た
お か 。
ふ け
だ ま
を す






7

こ で 大 お

ぞ も き
う 、 や な
山 ま

待 ま ん 大 お

て ば き
ー は な

」 追 お や
い 山 ま
か が

ま で
す き
。 ま


8
山 やま 川 かわ す お こ
ん が る ふ ぞ
ば と だ う
は で 、 を は
、 き 大 おお 、さ
す ま き な 三ん
す し な げ 枚ま
め た ま 目 いめ
ま 。 大 おお し の
せ き た
ん な 。

9
10

こ そ こ こ
ぞ こ ぞ ぞ
う へ う う
、 は は
は 山 やま
ん 、 、
、 か お
ど ば く 寺 てら
こ が
だ れ に
。 来き ま
」 し 帰 かえ
ま り
し た
。 ま
た し
。 た

11
12
山 やま ま 「
わ 言い お
ん め い し
ば つ ざ ま ょ
が ぶ く し う
、 に ら た さ
ま な べ 。 ん
め を は
つ り
ぶ な し 、
山 やま
に さ よ ん
い う ば
な 。 。
り 」 に



13















食た









14
日本語学習読本 NO.6
レベル1 「三まいのおふだ」
2016 年 11 月 10 日

再話:長谷部倫子
挿絵:野崎裕子

日本語学習読本「三枚のおふだ」
語彙数 70
文字数 598
レベル 15 1


と 四 よ
ん ア


う 十 じ
ゅ リ



ぞ 人 う
に バ
の く ん

冒 ぼう
険 けん の と



長 話
谷 ・

部 絵

子 0

弟 と お 二 ペ

と 兄 にい 人 ル
は さ シ
のき ア
、 ん 兄 ょう のく
ア は 弟 だい
リ 国に
、 が の
バ カ
バ シ
で い おは
す ム ま 話 なし
。 で し
す た で
。 。 す

1
ア と 来 お ア あ
リ う ま お リ るあ
バ ぞ し ぜ バ 朝さ
バ く た い バ で
は の は
た 。 、 す
、 ち 山 。
木 男
にの で た へ
登ぼ す ち 行
り 。 が き
ま ま
し し
た た
。 。

2


さ と
す け う と
る ら び ぞ う
と け ま く ぞ

・ 、 し の く

・ ご た た
、 ま 。 頭 しら


。 が は
」 、 、







3

ら と ほ
あ う ら
な ぞ あ
の く な
中 た が
に ち
は 開 ひら
入 、 き
り ま
ま し
し た
た 。

4
ほ す 「 さ と
ら る と け う そ
あ と じ び ぞ し
な ・ ろ ま く て

・ 、 し 、
が 、 ご の ほ
た ら
閉と ま 。 頭 しら

じ 。 あ
」 が な
ま 、
し か
た ら
。 出



5


さ ア
す け リ ア
る ら び バ リ
と け ま バ バ
・ も バ
・ 、 し 、 は

、 ご た 、
ま 。 木
。 か
」 ら





6

こ た 金 きん
ア く 貨か ほ
リ れ ら
は さ や
バ ん あ
バ 、 た

は す 宝 から
、き ご あ 物も が
金ん い り がの
貨か 。 ま 開 ひら
を 」 し き
た ま
ふ 。 し
く た
ろ 。






7
家 いえ 「 そ
にか そ と し ア
帰え れ じ て リ
り か ろ 、 バ

ま ら 、 さ は
、 ご け 、
し 大 おお ま ほ
た び

急 いそ 。 ま ら
ぎ 」 し あ
で た な
。 を




8
聞 「
と そ す
き じ し ぐ カ
ま て

ろ 、 ア シ


ご 「
ひ リ ム

。 ま ら バ 、
バ 宝 たか
。 け の

の 、

家 物 もの
ご に の
呪 じゅ ま 話
文 もん 。 行 を
を 」
と き
ま 聞
し き
た ま
。 し

9



ほ す し カ
ら る ら て シ
あ と け 、 ム
な ・ 、 さ は

が ・
・ ご け 山
、 ま び へ
開 ひら 。 ま 行
き 」 し き
ま た ま
し 。 し
た た
。 。

10
カ 「


ム わ
は あ
、 、た
大 おおよ 宝 から
喜 ろこ だ
び 、
で 宝
す だ
。 !

11
そ ほ 「 カ 「

し ら と シ
て あ じ ム れ
、 な ろ は か
金 きん が 、 、 が
貨か ご さ
閉と ま け 見
を た
じ 。 び
た ま 」 ま ら
く し し
た 大 たい
さ た 変 へん
ん 。 。

ふ 。
く 」







12
忘 わす
れ と
ま こ

し が
た 、
。 呪 じゅ
文 もん
のこ
言と
葉ば

13
で さ カ 「

も け シ ら
、 び ム
ほ ま は け
ら し 、 、
あ い 米 こめ
た ろ 。
な 。 い ひ
は ろ ら
、ひ な け
開ら 言 こと
き 、
葉ば 豆 まめ
ま を 。
せ ひ
ん ら
。 け





14
と と
う う そ
ぞ ぞ の
く く と

た た 、
ち ち と
は が つ
、 ぜ
カ 来き ん
シ ま 、
ム し 入 いり
を た 口 ぐち
。 がひ
見み 開ら
つ き
け ま
ま し
し た
た 。

15
切き カ そ と
り シ し う
殺 ころ ム て ぞ
し を ・ く


て 、 のか
し 頭 しら
ま は
い 、か
ま 刀 たな

た を
。 ぬ




16
日本語学習読本 NO.10
レベル1 「アリババと四十人のとうぞく」
2016 年 11 月 10 日

再話・挿絵 長谷部倫子
表紙イラスト イラスト AC http://www.ac-illust.com/

日本語学習読本
「アリババと四十人のとうぞく」
語彙数 108
文字数 823
レベル 17 1
ポチとマックス
チェンマリナ
ところ い ぬ

ある所に、ポチとマックスという犬がいま

した。

お お あ し

ポチはサッカーボールぐらいの大きさです。足

がとてもおそいです。

1
くるま お お くるま

マックスは車ぐらい大きいです。そして車ぐら

いはやいです。

ポチとマックスはとなりに住んでいて、いつも

けんかをしています。

2
う ち ち い

よくポチの家でパーティーがありますが、小さ
い ぬ

い犬しかさそわれません。マックスがパーティ
こ お お い ぬ

ーに来ようとしても、いつもポチは「大きい犬
う ち はい い

はこの家に入ってはダメ」とマックスに言いま

す。

3
あ そ だいす ま い に ち

マックスとポチは遊ぶのが大好きで、毎日
が っ こ う や す じ か ん あ そ

学校の休み時間にボールで遊ぼうとします。

4
あ し

でも、ポチの足がおそいので、いつもマックス
と あ そ

がボールを取ってしまいます。ポチは遊びたい

のに、マックスはボールを貸してくれません。
か な

だから、ポチはいつも悲しいです。

5
え い が み す

マックスとポチは映画を見るのが好き
え い が か ん い

で、よく映画館に行きます。

ま え

でも、マックスはいつもポチの前にすわるの
え い が み な に

で、ポチは映画を見られません。何をしてもマ

ックスはどきません。

6
ひ え い が あ と ほ か お お い ぬ

ある日、映画の後、他の大きい犬がポチの
あ し あ し

足をふんで、ポチは足にけがをしました。 で
いもうと ひ は や

も、 妹 のたんじょう日なので、早くびっくりパ
か え こ ま

ーティーのために帰らなければいけません。困

っていました。

う ち は や か え

「ああ、どうしょう!家に早く帰らなきゃ

!」

7
こ ま こ え き ま え

マックスはこの困った声を聞いて、前にすわっ
え い が み わ る

て、いじわるして映画を見れないようにして悪
お も じ ぶ ん う ち

いなと思いました。でも、マックスは自分の家
む か え

に向かって、帰ろうとしました。

た す た す

「助けて!だれか助けて!」とポチが

泣きました。

8
と う ち む

マックスは止まりました。でも、また家に向か
か え

って、帰ろうとしました。

ね が た す な

「お願い!助けて!」とポチがまた泣きま

した。

マックスはもう聞こえないふりができなくなっ

て、ポチのとこに行きました。

「ポチ、どうしたの?だいじょうぶ?」

とマックスがポチに聞きました。

9
あ し あ る

「足にけがをして、もう歩けないんだ。もうす
は じ う ち は や

ぐびっくりパーティーが始まるから、家に早く
か え

帰らなきゃいけないんだけど。。。」とポチが

言いました。

マックスはそこでポチといつもけんかして
こ ま た す

いたけれど、困っているから助けなきゃいけな

いときめました。


10
ぼ く う え の う ち

「じゃ、僕のせなかの上に乗って、家までつれ
い い

て行くよ」とマックスが言いました。
ほ ん と う き

「え?本当に?」とポチが聞きました。

「うん、ぜひ。いつもいじわるしてたけどきら
は や

いなわけじゃないよ。早くびっくりパーティー
は じ ま え ぼ く の い

が始まる前に僕のせなかに乗って、行こう」と

マックスが言いました。


11
い っ し ょ い え か え

それで、一緒に家に帰りました。

いもうと

ポチは 妹 のびっくりパーティーにまにあい

ました。マックスもパーティーにさそわれて、
た の

とても楽しみました。


12
つ ぎ ひ が っ こ う い と き や す じ か ん

次の日、学校に行った時、マックスが休み時間

にボールをまた取りました。


13
い っ し ょ い

マックスが「ポチ、一緒にあそぼうよ!」と言

って、ポチにボールをあげました。
い っ し ょ

ポチはよろこんで、一緒にマックスとあそびま

した。


14
ち が い ぬ ち い い ぬ

違う犬でも、ポチみたいに小さい犬でもマ
お お い ぬ と も だ ち

ックスみたいに大きい犬でも、いい友達になれ
わたしたち い ろ い ろ

ます。私達もみんなこのように色々なじんしゅ
ひと と も だ ち

の人といい友達になれるでしょう。


15
チェンマリナ
2017年 5 月 4 日
レベル 2

Image Sources

Title page and pages 1 and 15 –


https://pixabay.com/en/golden-retriever-white-dog-animal-1441559/
Title page and pages 1, 3, and 15 –
https://pixabay.com/en/jack-russel-puppy-dog-puppy-1731500/
Page 1 - https://pixabay.com/en/football-ball-sport-soccer-round-157931/
Page 2 – https://pixabay.com/en/car-vintage-car-retro-automobiles-171416/
Page 3 and 15 –
https://pixabay.com/en/chihuahua-dog-small-dog-pet-small-1539193/
https://pixabay.com/en/dog-puppy-young-animal-young-dog-1642066/
https://pixabay.com/en/dog-young-dog-small-dog-maltese-1123016/
Page 4 - https://pixabay.com/en/golden-retriever-animal-shelter-750585/
Page 5 - https://pixabay.com/en/golden-retriever-ball-ball-junkie-750565/
Page 6 - https://pixabay.com/en/projector-movie-projector-cinema-64149/
Page 7 - https://pixabay.com/en/dog-terrier-small-dog-dog-look-2097102/
Page 8 - https://pixabay.com/en/dog-jack-russell-terrier-puppy-pet-2029215/
Page 11 - https://pixabay.com/en/dog-animal-portrait-hundeportrait-1989701/
Page 12 - https://pixabay.com/en/cake-chocolate-birthday-cake-party-25388/
Page 13 - https://pixabay.com/en/dog-golden-retriever-ball-play-1916609/
Page 14 - https://pixabay.com/en/small-and-large-two-dogs-welcome-1731513/


16
つ き み
月見
つき す
みなさんは月が好きですか?
あき つき
秋は月がとてもきれいです。

-1-
に ほ ん あき つき み
日本では、秋にきれいな月を見ます。
つ き み
「月見」といいます。

-2-
つ き み だ ん ご た
「月見」では団子を食べます。
だ ん ご しろ まる つき に
団子は白くて丸いので、月に似ています。

-3-
つき なか なに み
月の中に何が見えますか?

-4-
に ほ ん つき い
日本では、月にウサギがいると言われています。
つく
ウサギはもちを作っています。

-5-
みなみ
南 アメリカでは、
ロバ。

アラビアでは、
ライオン。

-6-
ひがし きた
東 ヨーロッパや北アメリカでは、
かみ なが おんな ひと
髪の長い 女 の人。

きた
北ヨーロッパでは、
ほん よ おんな ひと い
本を読む 女 の人がいる、と言われています。

おもしろいですね。
-7-
くに とき つき み
みなさんの国では、どんな時に月を見ますか?
つき なか なに み
月の中に何が見えますか?

あき つき たの
ぜひ、秋にはきれいな月を楽しんでください。

-8-
KC よむよむ No.2
月見
2015 年 10 月 2 日発行
2017 年 2 月 27 日改訂
国際交流基金関西国際センター
監修: KC よむよむ製作委員会
文: 畠中朋子 絵: 田中哲哉
図版:
表紙, p1-3, 8 いらすとや
http://www.irasutoya.com/
p4-7 Frode Steen “Full moon”
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:FullMoonHauknes.jpg
参考文献:
長谷川康男監修 『9 月のえほん』 (12 ヵ月のえほん)
PHP 研究所 2011.7
かこさとし文・絵 『9 月のまき』 (こどもの行事しぜんと生活)
小峰書店 2012.8
かこさとし文・絵 『10 月のまき』 (こどもの行事しぜんと生活)
小峰書店 2012.9
藤井旭著 『太陽と月の星ものがたり : 太陽と月の神話を楽しもう』
誠文堂新光社 1994.10
JAXA 宇宙教育センター(2016 年 12 月 14 日参照)
https://edu.jaxa.jp/campaign/moon2014/

お化け
ば し
「お化け」を知っていますか?

-1-
ば ゆうれい ようかい
お化けは、幽霊や妖怪です。
ゆうれい し ひと
幽霊は、死んだ人です。
ようかい m o n s t e r
妖怪は、日本のモンスターです。

-2-
ふる ゆうれい え
これは、古い幽霊の絵です。

-3-
からだ まえ て だ
体 の前に、いつも手を出しています。
あし
そして、足がありません。

-4-
あたま しろ さんかく
頭 に白い三角(△)をつけています。
しろ き も の き
そして、白い着物を着ています。
き ちか
よく、木の近くにいます。

-5-
ようかい
これは妖怪 です。
ようかい
いろいろな妖怪
がいます。

くび なが
首が長~い

て め
手に目があります

-6-
どうぶつ ようかい
これは動物の妖怪です。

いぬ ようかい
犬の妖怪

ねこ ようかい
猫の妖怪
ほん
しっぽが 2本あります

-7-
が っ き ようかい
これは楽器の妖怪です。

こと ようかい
琴の妖怪

び わ ようかい
琵琶の妖怪

-8-
に ほ ん ゆうれい ようかい こわ はなし
日本には、幽霊や妖怪の怖い 話 がたくさんあります。
なつ こわ はなし
夏には、よく怖い 話 をします。
こわ はなし き さむ
怖い 話 を聞くと寒くなります。
あつ なつ
ですから、暑い夏にとてもいいです。

-9-
こわ はなし たの
みなさんも怖い 話 を楽しんでください。
それでは、さようなら。

- 10 -
KC よむよむ No.7
お化け
2015 年 11 月 4 日発行
2016 年 6 月 20 日改訂
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 畠中朋子
絵: 田中哲哉
図版:
国際日本文化研究センター 怪異・妖怪画像データベース
p3,4 「ぶるぶる」
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/
U426_nichibunken_0051_0012_0000.html
p5 「ゆふれい」
http://www.nichibun.ac.jp/YoukaiGazouCard/
U426_nichibunken_0051_0022_0000.html
Wikimedia Commons
表紙 葛飾北斎 「百物語 お岩さん」
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Shunkosai_Hokuei_Obake.jpg
p6 鳥山石燕 「飛頭蛮」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SekienRokurokubi.jpg
p6 鳥山石燕 「手の目」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SekienTenome.jpg
p7 鳥山石燕 「犬神」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SekienInugami.jpg
p7 鳥山石燕 「猫また」
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:SekienNekomata.jpg
p8 鳥山石燕 「琴古主」
https://ca.wikipedia.org/wiki/Fitxer:SekienKotofurunushi.jpg
p8 鳥山石燕 「琵琶牧々」
https://ca.wikipedia.org/wiki/Fitxer:SekienBiwa-bokuboku.jpg
きく
お菊さん
むかし きく おんな ひと
昔 、お菊さんという 女 の人がいました。

-1-
きく さむらい いえ はたら
お菊さんは 侍 の家で働 いていました。
まいにち はたら
毎日よく働 きました。

-2-
ひ さむらい だ い じ さら まい わ
でもある日、 侍 の大事な皿を 1枚割ってしまいました。

-3-
きく こころ
お菊さんは心 からあやまりました。
だ い じ さら さむらい おこ
でも大事な皿でしたから、 侍 はとても怒りました。

-4-
さむらい きく ころ
侍 はお菊さんを殺そうとしました。
きく い ど なか お し
お菊さんは、井戸の中に落ちて死にました。

-5-
ひ よる
ある日の夜。
い ど こえ き
井戸から声が聞こえます。
まい まい まい まい まい まい まい まい まい
「1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚…
まい
1枚ありません…」

-6-
ひ よる
また、ある日の夜。
い ど こえ
井戸から声が聞こえます。
まい まい まい まい まい まい まい まい まい
「1枚、2枚、3枚、4枚、5枚、6枚、7枚、8枚、9枚…
まい
1枚ありません…」
こえ な
その声は泣いています。

-7-
きく し ゆうれい
お菊さんは死んで幽霊になりました。
いま まいばん さ ら かぞ な
そして、今も毎晩皿を数えて泣いています。

-8-
KC よむよむ No.13
お菊さん
2016 年 6 月 6 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 畠中朋子
絵: 田中哲哉

図版:
表紙 葛飾北斎 「百物語 さらやしき」
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/
2/28/Hokusai_Sarayashiki.jpg
p8 月岡芳年 「新形三十六怪撰 皿やしき於菊乃霊」
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Yoshitoshi_Ogiku.jpg

参考文献:
岡本綺堂 『番町皿屋敷』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000082/
card45617.html
田中貢太郎 『皿屋敷』
http://www.aozora.gr.jp/cards/000154/
card4484.html
めん た
ラーメン麺太
ぼうけん
の冒険
やあ、こんにちは!

な まえ め ん た
ぼくの名前は、ラーメン麺太!
せ か い お う じ
ラーメンの世界の王子だよ!

-1-
かね も いえ
ぼくはお金持ちだから、家にプールがあるんだ。
ラーメンのスープのプールは、とてもおいしいんだ!

き ょ う およ
さあ、今日もたくさん泳ごう。
ざっぶ~ん!

-2-
き ょ う しお
今日は塩スープだな。
しろ
白くてきれいなスープ。
に あ
ネギがよく似合う。
しろ みどり うつく
白いスープにネギの緑 が美しい。
かお
ゴマの香りにうとうとしていると…。

-3-
ん?なんだ?

ごぼごぼごぼごぼ!
わあ~、おぼれる~!

-4-
ぷはあ!

あ~、びっくりした。
ん?ここはどこ??

-5-
しょうゆ
おお、これは醤油スープ。
こ ん ぶ かつお かお しょうゆあじ
昆布と 鰹 のすばらしい香り、醤油味のきれいなスープ。
おいしいなあ。

うつく じょう
おお!なんて美しく、つやつやのメンマのお嬢さん。
いっしょ およ
ぼくと一緒に泳ぎませんか?

-6-
ん?なんだ?

ごぼごぼごぼごぼ!
わあ~、おぼれる~!

-7-
ぷはあ!

あ~、びっくりした。
ん?ここはどこだ??

-8-
とんこつ
おお、これは豚骨スープ。
こ ふか あじ
濃くて、深い味。おいしいなあ。

しろ はだ うつく たまご じょう


は!白い肌が美しい、卵 のお嬢さん。
にくあつ び じ ょ
は!あちらには肉厚のチャーシュー美女!
いっしょ およ
どちらと一緒に泳ごうかなぁ・・・・・。

ん?
-9-
ちゅるん!

- 10 -
KC よむよむ No.12
ラーメン麺太の冒険
2016 年 6 月 1 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 武田素子, 畠中朋子
絵・写真: 武田素子

図版:
p9
いらすとや http://www.irasutoya.com/
表紙, p5, 8
イラスト AC http://www.ac-illust.com/
p1-4, 6, 7, 9
写真 AC http://www.photo-ac.com/
あなたへの
3 つの おねがい
あめ ひ そと ある
雨の日は 外を歩いてください。

かさ ある
傘をさして 歩いてください。

-1-
-2-
あめ おと き
雨の音を 聞いてください。
おと
どんな音ですか。

ポツポツ? ポロンポロン? ピシャピシャ?

-3-
-4-
あめ おと ちきゅう おと
雨の音は 地球の音です。
あめ いのち はぐく
雨は 命 を育みます。

あめ おと き
雨の音を 聞いてください。

-5-
-6-
は ひ そら み
晴れの日は 空を見てください。

まど あ み
窓を開けて 見てください。

-7-
-8-
かぜ かん そら み
風を感じて 空を見てください。

-9-
- 10 -
そら いろ
空は どんな色ですか。
あお しろ くろ
青? 白? オレンジ? 黒?
そら ひろ
空は 広いです。
そら ひろ
空は とても広いです。

そして、
うえ そら
いつでも、だれの上にも 空はあります。
そら み
ときどき、空を見てください。

- 11 -
- 12 -
ひ ちゃ の
くもりの日は あたたかいお茶を飲んでください。

す ちゃ の
好きないすに すわって お茶を飲んでください。
す ちゃ の
好きなカップで お茶を飲んでください。
ちゃ の
ゆっくり お茶を飲んでください。

- 13 -
- 14 -
ちゃ からだ なか はい
あたたかいお茶が 体 の中に入ります。

おなかが あたたかくなります。

手が あたたかくなります。
こころ すこ
心 も 少しあたたかくなります。

- 15 -
- 16 -
あなたは、
ちゃ の
だれといっしょに お茶を飲みたいですか。
なに はな
何を 話したいですか。

ちゃ の
ゆっくり お茶を飲んで
ひと おも だ
その人を ゆっくり思い出してください。

- 17 -
- 18 -
KC よむよむ No.16
あなたへの 3 つのおねがい
2016 年 9 月 13 日発行

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 田中哲哉
写真: 北口信幸, 武田素子, 千葉朋美
い わ わ き さ ん

岩湧山
いわわきさん のぼ
岩湧山に登ります。

なか ある
みどりの中を歩きます。

葉っぱのみどりがきれいです。

-1-
ひかり なか ある
光 の中を歩きます。
いわわきさん
岩湧山はこちらです。

-2-
こ は みち ある
木の葉の道を歩きます。
き も
やわらかくて、気持ちがいいです。

-3-
き かいだん のぼ
木の階段を登ります。
いちだんいちだんのぼ
一段一段登ります。

-4-
こ か げ やす
木陰のベンチで休みます。
すず かぜ ふ
涼しい風が吹いています。

-5-
あおぞら した ある
青空の下を歩きます。
くも なが
雲がゆっくり流れます。

-6-
たか き した ある
高い木の下を歩きます。
はやし なか ある
林 の中を歩きます。

-7-
き ね うえ ある
木の根の上を歩きます。
かいだん
まるで階段みたいです。

-8-
なか ある
すすきの中を歩きます。
ちょうじょう
頂上はもうすこしです。

-9-
ちょうじょう つ
頂上に着きました。
やま け し き み べんとう た
山の景色を見ながら、お弁当を食べましょう。

- 10 -
なか かえ
すすきの中を帰ります。
とお やま
遠くの山もきれいです。

- 11 -
かいだん お かえ
階段を降りて、帰ります。
はやし なか かえ
林 の中を帰ります。

- 12 -
お が わ とお
小川のそばを通ります。
き かえ
せせらぎを聞きながら、帰ります。

- 13 -
み かえ
サインを見ながら帰ります。
えき
ふもとの駅はもうすぐです。
ちょうじょう
頂上

ふもと ふもと

- 14 -
なんば

て ん が ち ゃ や

天下茶屋

なんかいせん なんかい こ う や せん
南海線 南海高野線

か わ ち な が の

バス 河内長野

たきはた

滝畑ダム
き み とうげ
い わ わ き さ ん
紀見峠
岩湧山

りんくうタウン

か ん さ い こ く さ い く う こ う

関西国際空港
KC よむよむ No.19
岩湧山
2016 年 11 月 10 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文・写真: 戸田淑子
わたし いちにち
私 の一日
みなさん、こんにちは。
わたし あずま かんさいこ く さ い きょうし
私 は 東 です。関西国際センターの教師です。
わたし か ぞ く にん つま む す こ わたし
私 の家族は 3人です。妻と息子と私 です。

-1-
わたし まいにち じ はん お
私 は毎日4時半に起きます。
かお あら
顔を洗います。それから、おいのりをします。

-2-
じ じ じ か ん
5時から 6時まで、1時間ジョギングをします。
いえ あ
家でシャワーを浴びます。

それから、そうじをします。

-3-
じ ぷん で
6時40分に出かけます。
ち か てつ えき ある いえ ぷん
地下鉄の駅まで歩きます。家から 10分です。
ち か てつ なん ば い
それから、地下鉄で難波に行きます。
なん ば でんしゃ い
そして、難波から電車でりんくうタウンに行きます。
まいにち でんしゃ しんぶん よ
毎日、電車で新聞を読みます。

-4-
じ ふん き
8時15分にセンターに来ます。
あさ た
ときどき、オフィスで朝ごはんを食べます。

-5-
し ご と じ はん じ
仕事は 8時半から 5時までです。
し ご と たいへん
仕事は大変ですが、とてもおもしろいです。
わたし じゅぎょう いちばん す
私 は授業が一番好きです。デスクワークは ちょっと…。

-6-
ご ご じ いえ かえ
午後7時に家に帰ります。
む す こ あそ え ほ ん よ
息子と遊びます。絵本を読みます。
むす こ ふ ろ はい
それから、息子とお風呂に入ります。
じ む す こ ね
8時に息子を寝かせます。

-7-
つま ばん た つま りょうり
妻と晩ごはんを食べます。妻の料理はおいしいです。
み さら あら
それから、テレビを見ます。そして、皿を洗います。

ときどき アイロンを します。

-8-
まいばん じ ね
毎晩11時ごろ寝ます。
き ょ う つか
今日も疲れました。

おやすみなさい。

-9-
KC よむよむ No.5
私の一日
2015 年 10 月 27 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文・写真: 東健太郎
きよひめ
清姫
むかし あんちん ぼう
昔 、安珍というお坊さんがいました。
あんちん く ま の じんじゃ い たび
安珍は熊野神社へ行くために、旅をしていました。

-1-
あんちん いえ と
安珍は、ある家に泊まりました。
いえ きよひめ おんな ひと
その家には、清姫という 女 の人がいました。

-2-
きよひめ あんちん す
清姫は、安珍が好きになりました。
あんちん けっこん い
そして安珍に、「結婚してください」と言いました。
あんちん わたし く ま の じんじゃ い
安珍は、「私 は熊野神社に行かなくてはいけません。
かなら き やくそく
でも、必 ずまた来ます」と約束しました。

-3-
あんちん く ま の じんじゃ い
安珍は熊野神社に行きました。
あんちん き よひめ やくそく ぼう
安珍は清姫と約束をしましたが、お坊さんなので、
ほんとう けっこん
本当は結婚したくありませんでした。
き よひめ いえ い かえ
それで、清姫の家には行かないで帰りました。

-4-
やくそく ひ あんちん こ
約束の日に安珍が来ないので、
きよひめ あんちん さが
清姫は安珍を探しました。
あんちん きよひめ み に だ
安珍は清姫を見て、逃げ出しました。

-5-
ま あんちん
「待ってください、安珍さま!」
わたし あんちん
「いいえ、私 は安珍ではありません!!!」

-6-
おお かわ
大きな川がありました。
あんちん ふね かわ わた
安珍は船で川を渡りました。

きよひめ ふね の
清姫は船に乗ることができませんでした。
きよひめ かわ はい おお へび
清姫は川に入りました。すると、大きな蛇になりました。

-7-
あんちん に に に どうじょう じ き
安珍は逃げて逃げて逃げて、道成寺に来ました。
たす

「助けてください!」

-8-
どうじょう じ ぼう
道成寺のお坊さんたちは、
あんちん てら おお かね なか い
安珍をお寺の大きな鐘の中に入れました。

きよひめ き
そこに、清姫が来ました。
あんちん
「安珍さま!」

-9-
きよひめ かね ま くち ひ
清姫は鐘にぐるぐる巻きついて、口からゴウッと火を

吐きました。
かね なか あんちん や し
鐘の中の安珍は、焼け死んでしまいました。

- 10 -
かんさい こ く さ い く う こ う
関西国際空港 おおさか ふ
大阪府

どうじょうじ
●道成寺
く ま の ほんぐうたいしゃ
熊野本宮大社●

わ か や ま けん
和歌山県

- 11 -
KC よむよむ No.14
清姫
2016 年 8 月 10 日発行

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 畠中朋子
絵: 田中哲哉
図版:
表紙
月岡芳年 『新形三十六怪撰』「清姫日高川に蛇躰と成るの図」
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Yoshitoshi_Kiyohime.jpg
p10 土佐光重 『道成寺縁起絵巻』
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Dojo-ji_Engi_Emaki.jpg
p11 663highland 「道成寺」
https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Dojoji_Gobo_Wakayama15s3200.jpg
p11 白地図専門店
http://www.freemap.jp/item/wakayama/
wakayama.html
参考文献:
道成寺 「安珍と清姫の物語」
http://www.dojoji.com/anchin/index.html
こ ん ご う ざ ん

金剛山

や ま と かつらぎさん み こんごうざん
(大和葛城山から見た金剛山)
き ょ う こんごうざん のぼ
今日は金剛山に登ります。
こんごうざん おおさか ふ な ら けん あいだ
金剛山は、大阪府と奈良県の 間 にあります。
たか
高さは、1125m です。

おおさか ふ な ら けん
大阪府 奈良県
こんごうざん
金剛山

-1-
やまのぼ まえ じゅんびう ん ど う
山登りの前に、準備運動をしましょう。

いち に さん し
一、二、三、四…

じゅんび
準備はいいですか。
のぼ
では、登りましょう。

-2-
やま
山ではみんなあいさつをします。
「こんにちは」
「こんにちは」
き ょ う て ん き
「今日はいい天気ですね」
き も
「そうですね。気持ちがいいですね」
「がんばってください」
「ありがとうございます」

-3-
みず
きれいな水がありますよ。

ちょっと飲んでみましょう。

とてもおいしいです!

つめ
わっ、冷たい!

-4-
なん よ
あれは何と読みますか。

「ななごうめ」と読みます。
のぼ い み
「70%登りましたよ」という意味です。

はちごうめ

ななごうめ

ろくごうめ

-5-
やま みどり
山は緑 がいっぱいです。
く う き
空気がとてもきれいです。

-6-
やま うえ つ
山の上に着きました!
て ん き ひ かんさいこ く さ い く う こ う み
天気がいい日は関西国際空港が見えますよ。

ちか やま
近くの山もきれいですね。

-7-
やま うえ
山の上でスタンプがもらえます。
わたし かいのぼ
私 は 9回登りました。

-8-
やま うえ じんじゃ
山の上には神社があります。

-9-

おそば屋さんもあります。
き ょ う た
今日はてんぷらそばを食べます。
おいしそうですね。
いただきます!

- 10 -
かえ
さあ、帰りましょう。
あれ、ロープウェイもありますね。

ある かえ
でも、やっぱり歩いて帰りましょう。

- 11 -
つか
お疲れさまでした!
のぼ
また、登りましょう。

がんばった! つか
お疲れさま~

- 12 -
KC よむよむ No.18
金剛山
2016 年 11 月 10 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文・写真: 戸田淑子

図版:
p1 地図
白地図専門店
http://www.freemap.jp/item/region/kinki.html
ヤドカリにげた
たかしくんは、ヤドカリをかっています。
な ま え
名前はヤドリンです。

-1-
たかしくん 「おかあさーん」
おかあさん 「はーい」

たかしくん 「ヤドリン、ごはん食べないよ」
おかあさん 「どうしてかしら。しらべてみなさい」

-2-
たかしくん 「チーズあげてもいい?」
おかあさん 「じゃあ、あげなさい」
たかしくん 「はーい、チーズどこ?」
れ い ぞ う こ
おかあさん 「冷蔵庫よ」

ヤドリン 「ムシャムシャムシャー」

たかしくん 「あっ、やったぁ、食べた」

-3-

つぎの日。
たかしくん 「おとうさーん」
おとうさん 「はーい」

たかしくん 「ポップコーン食べさせていい?」

おとうさん 「いいよ。でも、食べるかなあ」
たかしくん 「はい、どうぞ」
ヤドリン 「ムシャムシャムシャー」

-4-

つぎの日。
たかしくん 「ヤドリンがいないよー」
おとうさん 「ヤドリンにげた!」
おかあさん 「たいへん!さがさないと!!」
くるま
たかしくん 「もし車にひかれたらどうしよう」

いえ
ヤドリンは家のまわりにはいません。

どこに行ったのかなあ。

-5-
くるま
おとうさん 「さぁ、車にのって」
はや はや
おかあさん 「早く早く」

たかしくん 「ヤドリンはどこに行ったのかなあ。もしかした
うみ い
ら、海へ行ったのかもしれない」

そのときです。

-6-
はまべにたくさんのヤドカリがいます。

たかしくん 「あっ、ヤドリンがいるよ」
あたら とも
おかあさん 「新 しい友だちとあそんでいるよ」
とも
おとうさん 「ヤドリンは友だちがほしかったんだね」

-7-
KC よむよむ No.11
ヤドカリにげた
2016 年 5 月 10 日発行

監修: KC よむよむ製作委員会
文・絵: 三浦睦月(7 才)
マンホール
ど う ろ なん
道路にある、これは何ですか?

これは「マンホール」です。
ひと はい さぎょう あな
人が入って作業をする穴です。

マンホール

-1-
に ほ ん
日本のマンホールを見たことがありますか?
かたち まる おお おお
ふたの形 は丸くて、60cm くらいの大きさが多いです。
おも てつ あめ ひ ある ひと
重い鉄でできていますが、雨の日に歩く人がすべらない
ように、でこぼこ(凹凸)しています。

-2-

マンホールのふたには、いろいろな絵があります。
し まち はな き え おお
市や町のシンボルマーク、花や木などの絵が多いです。

いずみ さの し
これは泉佐野市のものです。
いずみ さの し き え
泉佐野市の木、「イチョウ」の絵があります。

-3-
さかい し
これは堺 市のものです。
さかい し とり さかい し はな
堺 市の鳥「モズ」と、堺 市の花「ハナショウブ」の

絵があります。

-4-

マスコットキャラクターの絵もあります。

く ま と り ちょう
これは熊取町のものです。
く ま と り ちょう はな まち くん
熊取町の花「ヒマワリ」と、町のキャラクター「ジャンプ君」

の絵があります。

-5-
くん
ぼく、ジャンプ君です!

-6-
ゆうめい え
有名なものの絵もあります。

た じ り ちょう
これは田尻町のものです。
た じ り ちょう せんしゅう ゆうめい
田尻町は「泉州たまねぎ」というたまねぎが有名です。

-7-
せんしゅう
ぼくたち、泉州たまねぎです!

-8-
さいきん おお
最近はカラフルなものも多いです。

おおさか し
これは大阪市のものです。
おおさか し ゆうめい なん
大阪市で有名なものは何ですか?
お お さ か じょう
もちろん、「大阪城」ですね!

-9-
おお
マンホールのふたはカラフルできれいなものが多くなった
に ほ ん
ので、日本にはたくさんのファンがいます。
ほん
マンホールの本や、マンホールサミットもあります。
さが
ぜひ、いろいろなものを探してください!

した み ある
…でも、下ばかり見て歩いているとあぶないですよ。

- 10 -
KC よむよむ No.15
マンホール
2016 年 8 月 10 日発行
2016 年 12 月 20 日改訂
国際交流基金関西国際センター
監修: KC よむよむ製作委員会
作: 畠中朋子
写真: 東健太郎, 辻本紀子, 畠中朋子
図版:
p3 高橋宗史 https://commons.wikimedia.org/
wiki/File:Ginkgo_biloba_leaf_2.jpg
p4 Alpsdake https://commons.wikimedia.org/
wiki/File:Lanius_bucephalus.JPG
p4 KENPEI https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Iris_ensata_cv_mochizukinoakebono.jpg
p5 egacie https://commons.wikimedia.org/wiki/
File:Zonnebloemveld_in_Kiyose,_-27_augustus_
2012_a.jpg
p9 Midori https://upload.wikimedia.org/wikipedia/
commons/a/ac/Osaka_Castle_Nishinomaru_
Garden_April_2005.JPG
参考文献:
石井英俊著 『マンホール : 意匠があらわす日本の文化と歴史』
ミネルヴァ書房 2015.9
紹介に許可をいただき感謝いたします
(p6, p8 の写真画像は加工させていただいております)

日本下水道協会
泉佐野市上下水道局下水道整備課
堺市上下水道局経営管理部
熊取町上下水道部下水道課
田尻町事業部上下水道課
大阪市建設局下水道河川部調整課
た ろ う
太郎くんの
なつやす
夏休み
た ろ う しょうがくせい
太郎くんは小学生です。
げ ん き おとこ こ
とても元気な男 の子です。

-1-
なつやす
いまは夏休みです。
がっこう やす
学校は休みです。
た ろ う
太郎くんはいろいろなことをしました。

-2-
が つ にじゅうよっか きん は
7月24 日(金)晴れ

き ょ う とも こうえん い
今日は、友だちと公園に行きました。
き き うえ あそ
みんなで木にのぼりました。木の上で遊びました。
たの
とても楽しかったです。

-3-
が つついたち ど
8月1 日(土)くもり

いえ た
家でスイカを食べました。
とてもあまかったです。
にわ
スイカのたねを、庭にとばしました。
にわ つく
庭でスイカを作りたいなあ・・・。

ぷっ

-4-
がつ む い か もく は
8月6 日(木)晴れ

き ょ う あつ いもうと かわ あそ
今日もとても暑かったですから、 妹 と川で遊びました。
かわ みず つめ
川の水はとても冷たかったです。
そして、とてもきれいでした。
かわ さかな
川に魚 がいました。
き も
とても気持ちがよかったです。

バシャバシャ

-5-
がつ にち すい は
8月12日(水)晴れ

かあ いもうと か もの い
お母さんと 妹 と、デパートに買い物に行きました。
き っ さ て ん た
それから、喫茶店でアイスクリームを食べました。
とてもおいしかったです。

-6-
がつ にち ど
8月15日(土)くもり

よる とも まつ い
夜、友だちと祭りに行きました。
たくさん、おどりました。
たの
とても楽しかったです。

ドンドン!

ドンドン!

-7-
がつ にち にち は
8月16日(日)晴れ

あさ じ お
朝、6時に起きました。
とう くるま やま い
お父さんと、車で山に行きました。
やま むし とう じょうず
山で虫とりをしました。お父さんはとても上手でした。

ぼくは、セミやチョウが好きです。

ミーンミーン

-8-
がつ にち か あめ
8月25日(火)雨

き ょ う あめ いえ あそ
今日は雨でしたから、家で遊びました。
じ じ
2時から 5時までゲームをしました。
あたら
これは新 しいゲームです。
むずか
ちょっと 難 しかったですが、とてもおもしろかったです。

ぴこぴこ

-9-
がつ にち げつ
8月31日(月)

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・

ぐー

た ろ う
太郎くん。
しゅくだい
・・・宿題は?

- 10 -
KC よむよむ No.1
太郎くんの夏休み
2015 年 7 月 27 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 東健太郎, 畠中朋子

図版:
いらすとや http://www.irasutoya.com/
けっこんしき
結婚式
ねん がつ わたし じんじゃ
2016年10月、私 たちは 神社で
けっこんしき
結婚式を しました。
ひ あつ さむ
この日は、暑くなくて、寒くなくて、
て ん き
とても いい 天気でした。

-1-
わたし けっこんしき しょうかい
私 たちの 結婚式を 紹介します。

わたし しんろう わたし し ん ぷ


私 が新郎です 私 が新婦です

-2-
じんじゃ けっこんしき しんぜんしき い
神社で する 結婚式は、「神前式」と 言います。
しんぜんしき しんろう もんつき き
神前式の とき、新郎は 紋付はかまを 着て、
し ん ぷ しろ き
新婦は 白むくを 着ます。

しろ

白むく

もんつき
紋付はかま

-3-
しんぜんしき じんじゃ かみ けっこん ほうこく
神前式では、神社の 神さまに 結婚を 報告します。

-4-
ふ う ふ
夫婦に なる ために、
かみ さけ の
おみき(神さまのお酒)を 飲みます。

おみきを 飲むとき、
いっかい ぜ ん ぶ の
一回で 全部 飲んでは いけません。
い っ か い め すこ の
一回目は、少し 飲みます。
に か い め すこ の
二回目も、少し 飲みます。
さ ん か い め ぜ ん ぶ の
そして、三回目に、全部 飲みます。

-5-
しんろう し ん ぷ おな の
新郎と 新婦は、同じ さかずきで おみきを 飲みます。
ぜ ん ぶ きゅうかい の
全部で 九回 飲みます。
さんさん く ど い
これを 「三三九度」と 言います。
しんろう し ん ぷ ふ う ふ
これで、新郎と 新婦は 夫婦に なりました。

さかずき

-6-
けっこんしき あと ひ ろ う えん
結婚式の後で、「披露宴」と いう パーティーを
しました。
ひ ろ う えん さいしょ
披露宴の 最初に、「かがみびらき」を しました。
ふ う ふ い み
かがみびらきは、夫婦の はじまりと いう 意味が
あります。

-7-
ひ ろ う えん し ん ぷ き
披露宴では、新婦は ウエディングドレスを着ました。

-8-
ひ ろ う えん さ い ご りょうしん はな
披露宴の 最後に、両親に 花たばを あげました。
りょうしん い
両親に 「ありがとう」と 言いたかったからです。
りょうしん よろこ わら な
両親は、とても喜 んで、笑ったり、泣いたり
していました。

-9-
けっこんしき ひ ろ う えん わたし か ぞ く
結婚式と 披露宴には、私 たちの家族や
とも あつ
友だちが たくさん 集まってくれて、
たの
とても 楽しかったです。
ほんとう しあわ いちにち
本当に 幸 せな 一日でした。

- 10 -
KC よむよむ No.26
結婚式
2017 年 3 月 21 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文: 香月裕介
写真: 香月裕介
つ に っ き
釣り日記
あき おおさかわんへん
秋の大阪湾編
き ょ う つ い
今日は釣りに行きました。

わたし おおさか す
私 は大阪に住んでいます。
わたし す まち うみ ちか
私 の住んでいる町は、海の近くです。
おおさか ちか うみ お お さかわん
大阪の近くの海は、大阪湾といいます。

大阪

大阪湾

-1-
お お さかわん さかな
大阪湾にはいろいろな魚 がいます。
やす ひ ひと つ
休みの日は、たくさんの人が釣りをしています。

-2-
き ょ う なに つ
「すみません、今日は何が釣れますか?」
き ょ う つ
「今日はアジがたくさん釣れるよ!」
じょうず
みなさん、上手です。

アジ:
Horse mackerel

-3-
わたし つ さかな
私 が釣りたい魚 は、「タチウオ」です。

お お さかわん あき つ
大阪湾では、秋によく釣れます。
かお さかな
顔はちょっとこわいですが、とてもおいしい魚 です。

タチウオ:
Largehead hairtail

-4-
な ま え
どうして「タチウオ」という名前なのでしょうか?
な ま え
「タチウオ」という名前になったのは、
た ち かたな しゅるい に
①「太刀( 刀 の種類です)」に似ているから
とか、

およ みず なか た み
②泳ぐときに、水の中で「立っている」ように見えるから
とか、

い け ん
いろいろな意見があります。

-5-
ゆうがた つ はじ
夕方、釣りを始めます。
き ょ う つか
今日は「ルアー」を使います。
ほんとう さかな おも た
タチウオは、このルアーを本当の魚 だと思って食べます。

-6-
つ はじ じ か ん
釣りを始めて 1時間。

なかなか釣れません…。
よる すこ さむ
夜になりました。少し寒いです。

-7-
さかな お
ん?魚 がルアーを追いかけているようです。


あ!ルアーを食べました!
あば
暴れるタチウオ!
に つ あ
逃げないように、ゆっくり釣り上げます。

-8-

ついに!タチウオが釣れました!
ぎんいろ
きれいな銀色です。
かっこいい…。
そして、おいしそう…。


このあとも、たくさん釣れました。

-9-
ひ ばん はん
この日の晩ご飯は、もちろんタチウオでした。

とてもおいしかったです。
ごちそうさまでした!

- 10 -
KC よむよむ No.23
釣り日記 秋の大阪湾編
2016 年 12 月 19 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
文・絵・写真: 八嶋康裕

図版:
p2
世界地図 http://www.sekaichizu.jp/
別 べ

ぷう

府 こ
へ そ

うみ やま おんせん べっぷ
海 、山 、温 泉 、おいしいもの、おもしろいものがある別府!
おおいたけん べ っ ぷ

大分県の別府へようこそ!
わたし

私 はべっぴょんです。
わたし べ っ ぷ あんない

私 のまち、別府を案内します。

1
じごく い

まずは、「地獄」に行きましょう。

べっぷ おんせん

別府には温泉がたくさんあります。
おんせん で べっぷ

温泉が出ているところを、別府では
じごく い

「地獄」と言います。

じごく ど

「地獄」は 100度ぐらいですから、
あつ おんせん はい

とても熱いです。温泉ですが、入れません。

見るだけです。

2
あか あお しろ じごく

赤や青や白の「地獄」があります。

あか いろ ち いけ じ ごく
赤 い色 がきれいな「血の池 地 獄 」

あお うみ うみ じ ごく
青 い海 のような「海 地 獄 」

あおじろ み しらいけ じ ごく
青 白 く見える「白 池 地 獄 」

3
れきし たけかわらおんせん
歴史がある「竹 瓦 温 泉 」

つぎ おんせん はい

次は温泉に入りましょう。
べっ ぷ おんせん ゆうめい

別府は温泉が 有 名です。

4
べっぷ うみ やま おんせん

別府は海のほうにも山のほうにも温泉があります。

うみ み きたはまおんせん
海 が見える「北 浜 温 泉 」

べっぷ まち み すぎの い たな ゆ
別府の町 が見える「杉乃井ホテル 棚 湯」

5
ひる

もうお昼ですね。
じ ごく む りょう り た

「地獄蒸し」 料 理を食べませんか。

じごく む おんせん ねつ つか やさい にく

「地獄蒸し」は、温泉の熱を使って、野菜や肉、
さかな む りょうり

魚 を蒸す料理のことです。

じ ごく む りょう り
地 獄 蒸し 料 理

6
じごく む じぶん

「地獄蒸し」は自分でもすることができます。
たの

楽しいですよ。

じごく む

地獄蒸しプリンもあります。

おいしいですよ。

7
はる さくら
春は 桜 …

おなかがいっぱいになりましたね。
べっぷ の

別府ロープウェイに乗って、
けしき み い

きれいな景色を見に行きませんか。

つ る み だけ やま うえ

ロープウェイで鶴見岳という山の上まで

行くことができます。

8
なつ みどり
夏は 緑 、

あき こうよう
秋 は紅 葉 、

ふゆ ゆきげしき
冬 は雪景色が
きれい!

9
きょう いちにち あそ

今日は一日たくさん遊びましたね。
おんせん はい すこ やす

これから、また温泉に入って、少し休んで、
ばん はん た い

それから、晩ご飯を食べに行きましょう。

おおいたけん ぎゅう ぶ ん ご ぎゅう


大 分 県 のブランド 牛 、「豊後 牛 」のステーキ

10
にく
とり肉 のてんぷら
てん
「とり天 」

べっぷ うみ やま さかな にく

別府には、海のもの、山のもの、 魚 や肉など
おいしいものがたくさんありますよ。
なに た

何を食べましょうか。

おおいたけん ぎょ
大 分 県 のブランド魚
せき
「関 アジ」のさしみ

おおいたけん ぎょ
大 分 県 のブランド魚
せき
「関 サバ」のさしみ

11
あした べ っ ぷ し

明日は、別府市のとなり、
おおいたし すいぞくかん

大分市にある水族館「うみたまご」を
あんない

案内しましょう。

イルカショー セイウチにも会えます

さかな どうぶつ
「あそビーチ」で 魚 や海の動 物 とあそぼう!

12
たかさきやま
高崎山

べっぷ まち
別府の町
ちか

それから、「うみたまご」の近くにある
たかさきやま し ぜ ん どうぶつえん い

「高崎山自然動物園」にも行きませんか。

そこではたくさんのサルに会えますよ。

たかさきやま し ぜ ん どうぶつえん
「高 崎 山 自然 動 物 園 」のサルたち

13
あ し た

また明日!

14
し かた

もっと知りたい方へ

じごく
☞ 「地獄」めぐり

http://beppu-jigoku.com/
にほんご えいご ちゅうごくごかんたい じ ちゅうごくごはんたい じ よ
(日本語・英語・ 中 国 語 簡 体 字・ 中 国 語 繁 体 字で読めます)

べっぷ かんこうあんない
☞ 別府の観 光 案 内
おんせん じ ごく む りょう り
( 温 泉 のこと、地 獄 蒸し 料 理のことがわかります)

http://www.gokuraku-jigoku-beppu.com/
にほんご えいご ちゅうごくごかんたい じ ちゅうごくごはんたい じ た い ご
(日本語・英語・ 中 国 語 簡 体 字・ 中 国 語 繁 体 字・タイ語で

読めます)

べっぷ
☞ 「別府ロープウェイ」

http://www.beppu-ropeway.co.jp/
にほんご えいご ちゅうごくごかんたい じ ちゅうごくごはんたい じ よ
(日本語・英語・ 中 国 語 簡 体 字・ 中 国 語 繁 体 字で読めます)

☞ 「うみたまご」

https://www.umitamago.jp/
にほんご えいご ちゅうごくごかんたい じ ちゅうごくごはんたい じ よ
(日本語・英語・ 中 国 語 簡 体 字・ 中 国 語 繁 体 字で読めます)

たかさきやま し ぜ ん どうぶつえん
☞ 「高 崎 山 自然 動 物 園 」
http://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/
にほんご えいご ちゅうごくごかんたい じ よ
(日本語・英語・ 中 国 語 簡 体 字で読めます)

15
べっぷ にほん

Q 別府は、日本のどこにありますか。

べっぷ きゅうしゅう おおいたけん

別府は、 九 州 の大分県にあります。

ほっかいどう
北 海 道

おおさか
大 阪
とうきょう
東 京

きゅうしゅう
九 州

ふくおか
さが 福 岡
佐賀
べっぷ
ながさき
長 崎 別府
おおいた
くまもと 大分
熊 本

みやざき

かごしま
宮 崎
かごしま
鹿児島
鹿児島

おきなわ
沖 縄

16
べっぷ い
Q 別府へどうやって行きますか。

ひ こ う き とうきょう おおいたくうこう じかんはん おおさか

飛行機で 東 京 から大分空港まで1時間半、大阪
じかん おおいたくうこう べっぷ

からは1時間です。そして、大分空港から別府まで
ふん

バスで45分くらいです。
ふくおか でんしゃ じかん

福岡から電車やバスで2時間ぐらいです。

おおさか
大 阪
ふくおか とうきょう
福 岡 東 京

べっぷ
別府

17
ちょしゃ
著 者:

かとう
加藤みゆき
おおいたはつ よ かい かいいん
( 大 分 発わくわく読みものをつくる会 会 員 )

協力:

NPO多言語多読 https://tadoku.org

写真提供:

うみたまご大分マリーンパレス水族館

大分県観光情報公式サイト

大分市観光協会

片山智子

別府市観光協会

図版: p17 電車、バス、飛行機のイラスト

いらすとや https://www.irasutoya.com/

ほん なか しゃしん に じ し よう きん
この 本 の 中 のイラストや 写 真 の二次使 用 を 禁 じます。

18
11.5×8.5 の
イラストまたは写真

「やせうま」を知っていますか。

1
う ま

やせている馬ですか。

2
ど う ぶ つ

いいえ、やせうまは動物ではありません。
お お い た ゆ う め い た も の

大分の有名な食べ物です。

食べたことがありますか。

お お い た け ん

大分県

3
これがやせうまです。

こ む ぎ こ つ く

小麦粉で作ります。
た も の あ ま

うどんのような食べ物ですが、甘いです。
さ と う こ た

砂糖ときな粉で食べます。

こ む ぎ こ

小麦粉 こ さ と う

きな粉 砂糖

4
な ま え

おもしろい名前ですね。
な ま え

どうして「やせうま」という名前でしょうか。

5
へ い あ ん じ だ い はなし

平安時代(794-1192)にこんなお話があります。
きょう と か ね も い え つ る き よ ま ろ げ ん き おとこ こ

京 都のお金持ちの家に、鶴清麿という元気な男 の子が
や せ おんな ひ と おとこ こ せ わ

いました。八瀬という女 の人がこの男 の子の世話をし


ふ た り きょう と お お い た き せ い か つ は じ

ていました。二人は、京 都から大分に来て、生活を始め
つ る き よ ま ろ き ん じ ょ こ ど も ま い に ち げ ん き あ そ

ました。鶴清麿は近所の子供たちと毎日元気に遊んで

いました。

6
ひ つ る き よ ま ろ も の つ く

ある日、鶴清麿はおなかがすいて、
「おいしい物を作っ
や せ や せ こ む ぎ こ こ つ か

て」と八瀬に言いました。八瀬は、小麦粉ときな粉を使
あ ま た も の つ く

って甘い食べ物を作りました。

つ る き よ ま ろ
や せ

鶴清 麿 八瀬

7
つ る き よ ま ろ や せ い た

鶴清麿は「八瀬、うま、うま」と言いながら、ぜんぶ食
い み つ る き よ

べました。
「うま」は、おいしいという意味です。鶴清
ま ろ た や せ

麿は、これが食べたいとき、いつも「八瀬、うま、う
い りょう り な ま え

ま」と言いました。それで、この料 理の名前は「やせ

うま」になりました。

や せ

八瀬、
うま、
うま!

つ る き よ ま ろ や せ

鶴清麿 八瀬

8
お お い た た

やせうまは、大分で食べることができます。
え ん え ん

350円~500円ぐらいです。

ぜひ食べてみてください。

うま!
うま!

9
ちょしゃ か つき ま ゆ み
著 者 : 香 月 真由美
おおいたはつ よ かい かいいん
( 大 分 発わくわく読みものをつくる会 会 員 )

協 力 : NPO多言語多読(https://tadoku.org)

写真提供: 別府市観光協会

写真協力: Shaikat Hasan

渡辺若菜

甘味茶屋

イラスト : 香月七海

参考資料: 『大分の伝統料理』(1988) 大分合同新聞社

『にっぽんのおやつ』(2015) 白央篤司

はさ ま ちょう し
『 挟 間 町 誌』(1984) 挟間町誌編集委員会編

『挾間町の伝説と民話~古人より 第1集』(2004) 挟間町教育委員会編

ほん なか しゃしん に じ し よう きん
この本 の 中 のイラストや 写 真 の二次使 用 を禁 じます。

10
きゅうしゅう
九 州

おおいたけん
大分県

の つ まち
野津町
むかし おおいたけん の つ まち いま おおいたけん うす き し
昔 、大分県 の野 津町(今の大分県 臼杵市
の つ まち きっちょむ おとこ
野津町)に、吉四六さんという 男 がいまし

た。
きっちょむ あたま
吉四六さんは、 頭 がよくて、いつもおも
はなし はなし
しろい 話 をしていました。その 話 にみんな
わら たの
が笑いました。みんなは楽しくておもしろい
きっちょむ だいす
吉四六さんが大好きでした。


ひ きっちょむ ふね きゃく ま
ある日、吉四六さんが舟のそばで 客 を待っ
たび さむらい
ていると、旅をしている 侍 がやってきて、

聞きました。
かわ む
「川の向こうまでいくらだ?」

かたみち もん
「片道、8文です」
もん むかし かね もん えん
*「文 」は 昔 のお金 です。1文 は 25円 ぐらいです。

もん たか もん
「8文は高い。6文にしろ。」

2
さむらい かたな も
侍 は 刀 を持って
つよ ひと
いて、強そうな人

でした。

きっちょむ すこ かんが さむらい


吉四六さんは、少し 考 えました。そして 侍
もん しゅっぱつ
から6文もらって、 出 発 しました。
さむらい こわ かお いそ い
侍 は怖い顔で 「急げ」と言いました。

3
つ きっちょむ
もうすぐ着きます。そのとき、吉四六さん
ふね と い
は、舟を止めて言いました。
もん
「ここまでが6文です。」

「?」
む い もん
「ここから向こうまで行くのに、あと2文

足りません。」

4
む い もと ば しょ もど
「向こうまで行けないなら、元の場所に戻

れ。」

「はい、わかりました。」

5
きっちょむ もと ば しょ もど
吉四六さんは、元の場所に戻りました。
もど かえ
「ここまで戻ってきたのですから、帰りの
かたみち もん ねが
片道6文をお願いします。」

6
ちょしゃ すみ だ たまき
著者 住田 環

おおいたはつ よ かい かいいん
( 大 分 発わくわく読みものをつくる会 会 員 )

きょうりょく たげんごたどく
協 力 NPO多言語多読(https://tadoku.org)

かとう もりひろ
イラスト 加藤 守弘

さんこう し りょう
参 考資 料

こ ぐれまさ お
木 暮 正 夫(1989)「ふねのわたしちん」,『これはナルホド

ばなし に ほん ばなし ばなし


(日 本 のおばけ 話 ・わらい 話 9),pp.9-13,
きっちょむ 話 』

いわさきしょてん
岩崎書店

ほん なか に じ し よう きん
この 本 の中 のイラストの二次使 用 を 禁 じます。

7
䜟䛯䛧䛸䚷
䛸䜒䛰䛱䛾
䜋䛧䛱䜓䜣䛸䚷
䛽䛣䛾㻌䛹䛾䛱䜓䜣
䛣䜜䛿䚷䛔䛱䛤䛾䜿䞊䜻



䛣䜜䛿䚷䛔䛱䛤䛾䜿䞊䜻䛜
䛩䛝䛺䚷䛸䜒䛰䛱䛾䚷䜋䛧䛱䜓䜣



䛣䜜䛿䚷䛔䛱䛤䛾䜿䞊䜻䛜
䛩䛝䛺䚷䛸䜒䛰䛱䛾䚷䜋䛧䛱䜓䜣䛜
䛛䛳䛶䛔䜛䚷䛽䛣䛾䚷䛹䛾



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䛩䛝䛺䚷䛸䜒䛰䛱䛾䚷䜋䛧䛱䜓䜣䛜
䛛䛳䛶䛔䜛䚷䛽䛣䛾䚷䛹䛾䛜
䛣䜟䛜䜛䚷䜐䛧



䛣䜜䛿䚷䛔䛱䛤䛾䜿䞊䜻䛜
䛩䛝䛺䚷䛸䜒䛰䛱䛾䚷䜋䛧䛱䜓䜣䛜
䛛䛳䛶䛔䜛䚷䛽䛣䛾䚷䛹䛾䛜
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監簡原

修約作

長 野フ


谷 崎セ
部 ヴ
倫 芹ォ
子 香ロ





シ 0

温 おん 温 おん ガ 植 しょく
室 しつ 室 しつ ラ 物 ぶつ
のそ は ス 園 えん
外と の の
は と か
、 て 温 おん
い も べ
と 室 しつ
つ で
も せ 天 てんじ す
寒 さむ ま
い 井 ょう 。
い で で
く す
。 で
も き
り て
空 そら い
で ま
す す
。 。

1
あ だ み
南 なみ 温 おん
た か のく 室 しつ
た ら 国に のし
か 、し か 植 ょく
い 植 ょく ら 物 ぶつ
物 ぶつ た
青 あお た
いそ 来き ち
空ら ち ま は
が は し 、

恋 こい 。




2
し 本 ほん 名 なま 一 いっぽ
か 当 とう 前え 本ん
し は は の

こ ち ア シ
こ が ッ ュ
で タ ロ
う の
は レ 木き
名 なま ー
ア 前え ア が
ッ が ・ い
タ プ ま
レ あ リ
ー り ン し
ア ま ケ た
・ プ 。
プ し ス
リ た で
ン 。 す
ケ 。




3
4
一 いち ア
番 ばん ッ

ガ レ
ラ ー
ス ア
のて は
天 んじ と
井 ょう て
に も
ガ ア
ラ ッ 近 ちか 背せ
ス タ い が
のて レ で
天 んじ ー す 高 たか
井 ょう ア 。 い
も で

、 青 あお す
じ い 。
ゃ 空

で が
す 恋 こい
。 し


5



無む 植 しょく ガ 「
み ア
物 ぶつ ラ ん ッ
理り ス タ
だ た な レ
ち を
。 で ー
」 は 破 やぶ ア
り 枝 えだ は
言い を 、し
い ま 植 ょく
ま し の 物 ぶつ
し ょ ば た
た う し
。 ま ち
。 」 に

ょ 言い
う い
。 ま


6

わ 植 しょく 一 ひと 「わ ア
物 ぶつ 人り 私 たし ッ
が は タ
ま た で レ
ま ち 、あ ー
や 青お
だ も り いそ ア
。 空ら は
」 怒 おこ ま
り す と 怒 おこ
ま 。 明 あか り
」 ま
し る
た いた し
。 太い た
陽 よう 。

見み


7
ア ア 名 なま つ つ
ッ ッ 前え るく るく
タ タ 草さ 草さ
レ レ も
は だ
ー ー あ け
ア ア 一 いち が
に のね り 番 ばん
根も ま 怒 おこ
賛 さ
ん 元と せ 小 ちい り
成 せ
に ん さ

。 ま
で く せ
す い 弱 よわ
ま ん
。 いく で
す 草さ
。 し
で た
す 。

8
植 しょく と ア つ し
物 ぶつ う ッ るく か
と タ 草さ し
た レ は
ち う ー 、や
役く
は 枝 えだア ア に
のさ は ッ 立た
言い タ
い 先き ど レ ち
ま が ん ー ま
し ア せ
た 天 てんじ ど
ん を ん
。 井う ょ

に の お
び う
着つ ま え
き し ん
ま た し
し 。 ま
た し
。 た

9
つ 枝 えだ 枝 えだ ア 「
るく は が ッ ガ
草さ タ ラ
は 曲ま ガ レ ス
が ラ ー は
言い り ス ア
い は 固 かた
ま に い

し し ぶ さ 。む
た た つ ら 無り
。 。 か に 理
り だ
ま の 」
す び
。 ま


10
ア と 「
痛 いた ア 「
痛 いた
ッ う ッ
タ と く タ い
レ あ レ で
ー う ー し

ア ガ ま ア ょ
は は う
ラ せ 。
外 そと ス ん 言い や
が 。わ め
に い
わ 私 たし ま な
枝 えだ れ は し さ
のさ ま 一ひ た い
先き 。 」
を し 人 とり

出だ 。 で
し や
ま り
し ま
た す
。 」

11
ア 冷 つめ 冷 つめ 青 あお 外 そと
ッ た た いそ は
タ いあ いか 空ら
レ 雨め 風ぜ も 寒 さむ
ー も が い
ア 太 たい で
は ふ 吹ふ 陽 よう す
後 こう っ い も 。
て て
悔 かい い い あ
し ま ま
ま す す り
し 。 。 ま
た せ

12 。 。
つ 人 にん つ つ 人 にん
るく 間 げん るく るく 間 げん
草さ た 草さ 草さ た
も ち は は ち
ず は ア 友 とも が
た ッ だ
ア タ や
ず ッ レ ち っ
た タ ー と て
に レ ア き
ー は ま
のみ な
な ア 幹き し
り を に れ た
ま た 。
し の つ く
こ か あ
た ぎ ま
。 り り
り ま
で ま せ
切き し ん
り た 。
ま 。



13
捨す つ 人 にん
て るく 間 げん
て 草さ た
し を ち
ま は

ま ア
し ッ
た タ
。 レ


14
日本語学習読本 NO.13
レベル2「アッタレーア・プリンケプス」
2016 年 12 月 21 日

原作:フセヴォロド・ガルシン
簡約:野崎芹香
監修:長谷部倫子

写真
表紙 pixabay https://pixabay.com/
P2 P5 P10 P12 P14
写真 AC http://www.photo-ac.com/

イラスト
P1 P4 P6 P8
イラスト AC http://www.ac-illust.com/

日本語学習読本
「アッタレーア・プリンケプス」
語彙数 103
文字数 863
15
レベル 2
で 二 そ い 中 中 担
も 組 れ つ 島 島 任 今 四
、 も 日 月
新 と に 先 先 の
か 、 男 生 生 か
し ク 先 ら 九
い 、 と は と
学 三 ラ 生 、 日
ス 女 男 、 五 (
年 組 の で 谷 が 金
が の 、 年
は 友 先 す 川 変 )
生 先 生
ワ あ だ 。 わ で
ク ち で そ 生
っ し り す
ワ た も す で ま
ク ら 。 て す 。
し 同 谷 し
。 た
ま い じ 川
す い 先 。
の で
。 に す 生
。 。 は




お な で 明 よ 五
母 の も 日 う 年 今 四
さ で 、 か ち 生 日 月
ん 、 今 ら 部 は は
ゲ 日 始 十
に ー は 司
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山 。
日本語学習読本 NO.14
レベル2「ぼくの絵日記」
2016 年 12 月 21 日

作・絵 長谷部倫子

表紙イラスト
イラスト AC http://www.ac-illust.com/

日本語学習読本
「ぼくの 絵日記」
語彙数 327
文字数 2238
レベル 2
せんしゅう や さ い
泉州野菜

おおさかべん
*このテキストは大阪弁です
まいどー。
K くんでーす。1

1
こんにちは。
Kくんでーす。

-1-
どうもー。
C ちゃんでーす。2

2
こんにちは。
Cちゃんでーす。

-2-
ふたりあわせて KC でーす。3

3
ふたりあわせて KC でーす。

-3-
かたち
C: なあなあ、K くんはなんでそんな形 なん?4

かたち
4
ねえねえ、K くんはどうしてそんな 形 なのですか?

-4-
かんさい
K: これはな、関西センター「Kansai」のKやねん。
かたち
それに、この形 わからへん?
せんしゅう みず ゆうめい
泉州の水ナスは有名やで。
ふ つ う すいぶん おお やわ
普通のナスより水分が多くて、柔らかいねん。5

かんさい
5
これはね、関 西 センター「Kansai」の K ですよ。それに、
かたち せんしゅう みず ゆうめい
この 形 がわかりませんか? 泉 州 の水 ナスは有 名 ですよ。
ふつう すいぶん おお やわ
普通のナスより水 分 が多 くて、柔 らかいんです。

-5-
かたち
K: そういう C ちゃんは、なんでそんな形 なん?6

かたち
6
そういう C ちゃんは、どうしてそんな 形 なのですか?

-6-
かんさい
C: これか?これはな、関西センター「Center」の
Cやねん。
かたち せんしゅう
ほんで、この形 わからへん?泉州たまねぎやん!
せんしゅう ふ つ う やわ
泉州たまねぎは普通のたまねぎより柔らこうて、
あも ゆうめい
甘うて、有名やねん。7

かんさい
7
これですか?これは関 西 センター「Center」の「C」です
かたち せんしゅう
よ。それで、この 形 がわかりませんか? 泉 州 たまねぎで
ふつう やわ あま ゆうめい
すよ!普通のたまねぎより柔 らかくて、甘 いし、有 名 です。

-7-
ふ た り おおさか せんしゅう や さ い
K: ぼくら2 人とも大阪の泉州野菜やったんか。8
ながねん い っ し ょ ぜんぜん き
C: 長年一緒におるけど、全然気ぃつかんかったわ。9

わたし ふたり おおさか せんしゅう や さ い


8
私 たちは2 人とも大阪の 泉 州 野菜だったんですね。
なが あいだいっしょ ぜんぜん き
9
長い 間 一緒にいますけど、全然気がつきませんでした。

-8-
K: わからんもんやなあ。10
C: ほんまやなあ。11

10
わからないものですねえ。
ほんとう
11
本当ですねえ。

-9-
みず え ど じ だ い せんしゅう つく
K: 水ナスは江戸時代から泉州で作られてるんや。
がつ がつ や さ い
4月から 9月くらいにとれる野菜なんやで。
と く みず あ さ づ つけもん ゆうめい
特に、水ナスの浅漬けいう漬物がうまくて有名
なんや。12

みず え ど じだい せんしゅう ち い き つく
12
水ナスは江戸時代から 泉 州 地域で作られています。
がつ がつ やさい
4月から 9月くらいにとれる野菜です。
とく みず あさづ つけもの ゆうめい
特に、水ナスの浅漬けという漬物がおいしくて有名です。

- 10 -
C: へえ、うまそうやな。
いっしょ た
ごはんと一緒に食べたいわ。13

13
へえ、おいしそうですね。
いっしょ た
ごはんと一緒に食べたいです。

- 11 -
せんしゅう め い じ じ だ い つく
C: 泉州たまねぎは明治時代から作られてるんや。
に ほ ん さいばい はっしょう ち い
「日本のたまねぎ栽培の発祥の地」て言われる
せんしゅう ゆうめい
くらい泉州は有名やねんで。
がつごろ いちばん や さ い
5月頃が一番うまい野菜なんや。14

せんしゅう めいじじだい つく
14
泉 州 たまねぎは明治時代から作られています。
にほん づく さいしょ ばしょ い
「日本のたまねぎ作りの最初の場所」だと言われるくらい
せんしゅう ゆうめい
泉 州 は有名なんですよ。
がつ いちばん やさい
5月くらいが一番おいしい野菜です。

- 12 -
K: へえ。
せんしゅう ゆうめい
泉州のたまねぎがそないに有名やなんて、

いっこも知らんかったわ。15

15
へえ。
せんしゅう ゆうめい ぜんぜん し
泉 州 のたまねぎがそんなに有名だなんて、全然知りません
でした。

- 13 -
す かんさい おおさか せんしゅう
K: ぼくらの住んでる関西センターは、大阪の泉州
ち い き ほか
地域にあるやん。他にもうまいもんがぎょうさん
ふと
あんねん。せやから、太ってしゃあないわ。16

わたし す かんさい おおさか せんしゅう


16
私 たちの住んでいる関 西 センターは、大 阪 の 泉 州 とい
ちいき
う地域にありますよね。
ほか
他にもおいしいものがたくさんあります。
ふと こま
ですから、太 ってしまって困 りますね。

- 14 -
C: ま、そらしゃあないな。17
K: うん、しゃあないわ。18

しあわ ぶと こ と ば
K: ま、幸 せ太りちゅう言葉もあるし、ええかな。19
しあわ はつみみ
C: K くん、幸 せやったんか?初耳やわ。20
しあわ
K: うっさいわ。これから幸 せになるんや。21

しかた
17
まあ、それは仕方がないですね。
しかた
18
はい、仕方がありません。
しあわ ぶと ことば
19
まあ 幸 せ太りという言葉もありますし、いいと思います。
しあわ はつみみ
20
K くんは 幸 せだったんですか?初耳です。
しあわ
21
うるさいなあ。これから 幸 せになりますよ。
- 15 -
かえ
K: ほな、ぼちぼち帰ろか。22
C: せやな。みなさん、さいなら。23

かえ
22
じゃあ、そろそろ帰りましょうか。
23
そうですね。みなさん、さようなら。

- 16 -
き ょ う き
K: ぼくら今日なにしに来たん?24
し じゅぎょう つか
C: なんや知らんけど、ぼくらの話が授業で使われる
らしいで。25
で じゅぎょう
K: ぼくらが出んねんから、めっちゃおもろい授業なんや
ろうなあ。26
あと かね
C: 後でお金がっつりもらわんとな。27

わたし き ょ う なに き
24
私 たちは今日何をしに来たんでしょうか?
し わたし はなし じゅぎょう つか
25
よく知りませんが、 私 たちの 話 を 授 業 で使うらしいで
すよ。
わたし で じゅぎょう
26
私 たちが出るんですから、とてもおもしろい 授 業 なん
でしょうねえ。
あと かね
27
後でお金をしっかりもらわないといけませんね。
- 17 -
KC よむよむ No.10
泉州野菜
2016 年 4 月 26 日発行
国際交流基金関西国際センター

監修: KC よむよむ製作委員会
大阪弁監修: KC よむよむ製作委員会
文・写真: 畠中朋子

参考文献:
田尻町 特産品
http://www.town.tajiri.osaka.jp/kanko/tokusanhin/
(2016 年 4 月 26 日アクセス)
JA 大阪中央会 大阪の農業
http://www.jaosaka.or.jp/agri/
(2016 年 4 月 26 日アクセス)
お ん せ ん ま ち

温泉の町
べ っ ぷ

別府
きゅうしゅう おおいたけん べっぷ おんせん まち ゆうめい
九 州 の大 分 県 にある別府は、温 泉 の町 として有 名

です。
ほっかいどう
北 海 道

おおさか
大 阪
とうきょう
東 京

きゅうしゅう
九 州

べっぷ
ふくおか
さが
福 岡 別府
ながさき 佐賀
長 崎

おおいた
大分
くまもと
熊 本

みやざき
かごしま
宮 崎
おきなわ 鹿児島
かごしま
沖 縄
鹿児島

1
おおいたくうこう とうきょう ひ こ う き じ かんはん おおさか

大分空港まで 東 京 から飛行機で1時間半、大阪からは
じ かん おおいたくうこう べっぷ ふん

1時間です。そして、大分空港から別府までバスで 45分

ぐらいです。
ふくおか でんしゃ じ かん

福岡から電車やバスで2時間ぐらいです。

おおさか
大 阪
ふくおか とうきょう
福 岡 東 京

べっぷ
別府

2
べっぷ おんせん むかし べっぷ す ひと りょこうきゃく
別府の温 泉 は 昔 から、別府に住んでいる人 や 旅 行 客
あい
に愛 されてきました。

3
たけがわらおんせん
ここは「竹 瓦 温 泉 」です。

たけがわらおんせん
①竹 瓦 温 泉

たけがわらおんせん べっぷ はじ
「竹 瓦 温 泉 」は別府のシンボルで、1879 年に始 まりま

した。
いま たてもの ねん た
今 の建 物 は 1938年 に建てられました。

4
たけがわらおんせん むかし いま
「竹 瓦 温 泉 」の 昔 と今

5
べっぷえき ちか えきまえ こうとう おんせん むかし
別府駅 の 近 くにある「 駅 前 高 等 温 泉 」も 昔 からある
おんせん
温 泉 です。
たてもの ねん た
この建 物 は 1926年 に建てられました。

えきまえこうとうおんせん
②駅 前 高 等 温 泉

6
えきまえこうとうおんせん ゆ あつ ゆ ゆ
「駅 前 高 等 温 泉 」には、
「あつ湯(熱 い湯)」と「ぬる湯
あつ ゆ おんせん
(あまり熱 くない湯)」の2つの温 泉 があります。
ゆ ど
「あつ湯」は 44℃ぐらいです。
ゆ ど
「ぬる湯」は 38℃ぐらいです。
べっぷ ゆ あつ おお
別府のお湯は熱 いところが多 いです。

7
べっぷ おんせん りょう しゅるい おお にほんいち い
別府の温 泉 は、 量 も種 類 も多 くて、日本一と言われて

います。

8
きたはまおんせん うみ み みずぎ はい
③北 浜 温 泉 テルマス 海 を見ながら、水着で入 れます。

すぎの い やま うえ べっぷ まち み
④杉乃井ホテル 山 の上 のほうにあるので、別府の町 が見えます。

9
べっぷ おんせん
別府にはいろいろなタイプの温 泉 があります。

どろ ゆ
これは「泥 湯」です。
どろ おんせん
泥 の温 泉 です。
どろ はい はだ
泥 に入 ると、肌 がきれいになります。

10
べ っ ぷ おんせん ほ よ う
⑤別府 温 泉 保養ランド

どろ
泥 なのに、
きれいになる?

11
すな ゆ
これは「砂 湯」です。
すな おんせん
砂 の温 泉 です。
すな なか はい
あたたかい砂 の中 に入 ります。
すな すこ おも からだ
砂 は 少 し重 いですが、 体 がとてもあたたかくなって、
き も
気持ちがいいです。

12
べ っ ぷ かいひんすな ゆ
⑥別府 海 浜 砂 湯

13

これは「むし湯」です。

お湯はありません。
おんせん ねつ からだ
温 泉 の熱 で 体 をあたためます。

14
かんなわ ゆ
⑦鉄 輪 むし湯

かんなわ ゆ ふく き くすり くさ やくそう うえ


「鉄輪むし湯」では、服 を着たまま、 薬 の草 、薬 草 の上

に寝ます。
やくそう した おんせん ゆ げ で
薬 草 の下 から温 泉 のあたたかい湯気が出てきます。

15
あしゆ
これは「足湯」です。
あしゆ ふく き あし おんせん はい
「足湯」は、服 を着たまま、足 だけ温 泉 に入 ります。

りょこう ある あと あしゆ すこ やす
旅 行 でたくさん歩 いた後 は、
「足湯」で少 し休 むのも

いいです。
あしゆ はい たの
足湯に入りながらおしゃべりするのも楽 しいです。

16
て ゆ
「手湯」もあります。
て おんせん なか い
手だけ温 泉 の中 に入れます。
べっぷえき まえ て ゆ
これは、別府駅の前 にある「手湯」です。

17
いろ
色 もいろいろあります。

すこ ちゃいろ おんせん しろ おんせん あお おんせん


少 し茶 色 い温 泉 、白 い温 泉 、青 い温 泉 …。

おんせん
⑧ひょうたん温 泉

18
みょうばん ゆ さと
⑨ 明 礬 湯の里

かいかん
⑩いちのいで会 館

19
おんせん びょうき なお い
温 泉 はいろいろな病 気 を治 すと言われています。
びょうき なお なが おんせん まち と ひと
病 気 を治 すために、長 く温 泉 の町 に泊まる人 もいます。
ひと と と う じ やど い
そのような人 が泊まれるところを「湯治 宿 」と言います。

べ っ ぷ し かんなわ ばしょ
ここは別府市の鉄 輪 という場所です。
かんなわ と う じ やど おお
鉄 輪 には、「湯治 宿 」が多 いです。
とうじきゃく と う じ やど と まいにちおんせん はい
「湯 治 客 」は「湯治 宿 」に泊まって、毎 日 温 泉 に入 り

ます。

20

湯けむり

かんなわ ゆ ゆうめい

鉄輪は「湯けむり」が有名です。
おんせん ゆ で

温泉がたくさんありますから、湯けむりもたくさん出てい

ます。

21
おんせん かいしょう
温 泉 は、ストレスも 解 消 してくれます。

こころ からだ おんせん し あ ひと


心 も 体 もきれいにして、温 泉 で知り合った人 と
たの
おしゃべりするのも楽 しいかもしれません。

22
べっぷ おんせん い
みなさんも、別府の温 泉 に行ってみませんか。

23
おんせん し かた

♨ 温泉についてもっと知りたい方は

クリックしてみてください ♨

たけかわらおんせん えいご
①竹 瓦 温 泉 http://english.beppu-navi.jp/item/68(英語)

えきまえこうとうおんせん えいご
②駅 前 高 等 温 泉 http://english.beppu-navi.jp/item/75(英語)

きたはまおんせん えいご
③ 北 浜 温 泉 テルマス http://english.beppu-navi.jp/item/69(英語)

すぎの い えいご
④杉乃井ホテル http://english.beppu-navi.jp/item/43(英語)

べっぷおんせんほよう えいご
⑤別府 温 泉 保養ランド http://english.beppu-navi.jp/item/77(英語)

べっぷかいひんすな ゆ えいご
⑥別府 海 浜 砂 湯 http://english.beppu-navi.jp/item/44(英語)

かんなわ ゆ えいご
⑦ 鉄 輪 むし湯 http://english.beppu-navi.jp/item/58(英語)

おんせん えいご
⑧ひょうたん 温 泉 http://english.beppu-navi.jp/item/59(英語)

みょうばん ゆ さと かんこくご
⑨ 明 礬 湯の 里 http://yuno-hana.jp/korea/index.html(韓 国 語 )

かいかん にほんご
➉いちのいで 会 館 https://ichinoide-kaikan.jimdo.com/(日本語)

24
ちょしゃ かとう
著 者 : 加藤みゆき
おおいたはつ よ かい かいいん
( 大 分 発わくわく読みものをつくる会 会 員 )

協力: NPO多言語多読 https://tadoku.org

写真提供: 大分県観光情報公式サイト

大分市観光協会

片山智子

平野資料館

別府市観光協会

参考資料: 『小学校 5・6 年生学習資料別府学郷土を学ぶ』


(2017)

別府市教育委員会

別府市ホームページ www.city.beppu.oita.jp

(2018 年 3 月アクセス)

図版: p2 バス、電車、飛行機のイラスト

いらすとや https://www.irasutoya.com/

ほん なか しゃしん に じ しよう きん
この 本 の 中 のイラスト・ 写 真 の二次使用を禁 じます。

25
おど

キツネ踊り
ひめしま こ ひ
― 姫島の子どもたちがキツネになる日 ―
ひめしま おおいたけん きた ちい しま す
姫島は大分県の北にある小さい、きれいな島です。住んで
ひと にん
いる人は 2000人ぐらいです。

(大分県) 姫島


ひめしま でんせつ はなし
姫島にはたくさん伝説や、ふしぎな 話 があるそうです。
しま こ まいとし なつ
そして・・・、この島の子どもたちは毎年、夏にキツネ

になるんですよ。

子どもがキツネになる・・・。どういうことでしょうね。


はなし いちろう しょうがっこういちねんせい おとこ こ なつ
この 話 は、
「一郎」という 小 学校1年生の 男 の子の夏の
ものがたり
物 語 です。


いちろう ひめしま く
一郎、姫島に来る
あお うみ うえ ひめしま い すす
青い海の上を姫島へ行くフェリーが進んでいます。フェリ
ひとり おとこ こ
ーのデッキに一人の 男 の子がいます。

おとこ こ な まえ いちろう しょうがっこう ねんせい なつやす


その 男 の子の名前は一郎。小 学 校 1年生です。夏休みにお
とう かあ とうきょう ひめしま
父さんとお母さんといっしょに、 東 京 から姫島にいるおば
あ き いちろう ひめしま い はじ
あちゃんに会いに来ました。一郎は姫島に行くのは初めてな
たの
ので、とても楽しみにしています。

ひめしま つ ま
フェリーが姫島に着くと、おばあちゃんが待っていました。

「あっ、おばあちゃんだ!」
いちろう き
「一郎ちゃん、よく来たね。

わら いちろう やさ
おばあちゃんは、うれしそうに笑っています。一郎は優し
だい す いちろう いっしょ
いおばあちゃんが大好きです。一郎はおばあちゃんと一緒に
ある
歩きました。

とき みち こうえん ふえ たい こ おと き
その時、道のむこうの公園から、笛と太鼓の音が聞こえてき
げん き こ こえ
ました。元気な子どもたちの声もします。

コラサッ、コラサッ!ソライタ、ソライタ、ヨイヨイ・・・
なに
「おばあちゃん、みんな、何をしているの?」
おど れんしゅう ぼん
「ああ、あれはキツネ踊りの練 習 だよ。もうすぐお盆だか

らね。」
おど ぼん
「キツネ踊り?お盆?」
こ とき おど
「やぁ、なつかしいな!おれも子どもの時、踊ったなぁ。」
とう い
お父さんが言いました。
とう
「え?お父さんも?」
とう こ まいとし ぼん
「うん。お父さんは子どものとき、毎年、お盆にキツネにな

ったんだよ。」
とう わら い
お父さんは、笑って、言いました。


ぼん ぼんおど
「お盆」と「盆踊り」
よる いちろう ぼん おど
その夜、おばあちゃんは一郎に「お盆」と「キツネ踊り」
おし
について教えてくれました。
に ほん はちがつ にち ぼん き かん か ぞく あつ
「日本の 8 月13~16日は『お盆』という期間で、家族が集ま
せん ぞ むか
って先祖を迎えるんだよ。」

「ふーん。」
ぼん ところ なつまつ
「そしてね、お盆にはいろいろな 所 で『夏祭り』があるんだ
ぼんおど せん ぞ むか おど おど
よ。そこで『盆踊り』という先祖を迎える踊りを踊るの。」
ひめしま ぼんおど
「姫島にも盆踊りがあるの?」
いちろう き
一郎が聞きました。
なか おど
「もちろん、たくさんあるよ。その中の1つに『キツネ踊り』
ゆうめい ぼんおど
という有名な盆踊りがあるんだよ。」
おど
「キツネ踊り?」
おど ひめしま こ おど しょう
「このキツネ踊りは姫島の子どもしか踊れないんだよ。 小
がっこう ねんせい ちゅうがっこう ねんせい おとこ こ
学校 1年生 から 中 学校 1年生 までの 男 の子 だけがキツネ
おど かお しろ あか か しろ
になって踊るの。顔を白くして、赤いひげを描いて、白いシ


き しろ しろ おお
ャツを着るの。そして、白いズボンをはいて、白くて大きい

しっぽをつけるんだよ。」

「どうしてキツネなの?」

「そうだねぇ。はっきりしたことはわからないんだけど、キ
からだ かみさま はい こめ さかな と
ツネの 体 に神様が入って、米や 魚 がたくさん取れるように
き むかし
してくれると聞いたことがあるねぇ。 昔 からキツネはいろ
か ふ し ぎ どうぶつ い
いろなものに変 わることができる不思議な動物 だと言 われ

ているからね。さあ、もう、おやすみ。」
よる いちろう あそ ゆめ み
その夜、一郎はキツネと遊んでいる夢を見ました。


いちろう おど おど き
一郎、「キツネ踊り」を踊ることが決まる
いちろう ぼん おど おど
「一郎、お盆にキツネ踊りを踊ってみないか。」
つぎ ひ あさ はん た とう い
次の日、みんなで朝ご飯を食べているとき、お父さんが言い

ました。
ぼく おど ひめしま こ
「え?でも、僕、踊ったことがないよ。それに、姫島の子ど
おど ひめしま こ おど
もじゃないし・・・。キツネ踊りは姫島の子どもしか踊れな

いんでしょう?」
れんしゅう ひめしま す
「練 習 すればいい。それに、おばあちゃんが姫島に住んで
だいじょう ぶ
いるから、大 丈 夫なんだよ。

「ふーん・・・。」
いちろう よろこ おも
「一郎ちゃん、やってみたら?おじいちゃんも 喜 ぶと思う

よ。」
い いちろう きょねん し
おばあちゃんが言いました。一郎のおじいちゃんは去年死
いちろう だい す
んでしまいました。一郎はおじいちゃんが大好きだったので、
よろこ き こころ うご
おじいちゃんが 喜 ぶと聞いて、 心 が動きました。
ぼく
「・・・僕、やってみる。」


きょう れんしゅう ともだち
「そうか!じゃあ、今日から 練 習 だ。友達もできるぞ。」
とう いちろう たの
お父 さんはとてもうれしそうです。一郎はちょっと楽 しい
き も
気持ちになりました。

10
いちろう あ
一郎、リンと会う
ひ ゆうがた とう いちろう こうえん つ い
その日の夕方、お父さんは一郎をきのうの公園へ連れて行
いちろう としうえ おとこ こ にん
きました。そこには一郎より年上の 男 の子たちが 10人ぐら
せんせい おど れんしゅう
いいました。そして先生といっしょにキツネ踊りの練 習 を

していました。
せんせい やさ おし いちろう じょう ず
先生は優しく教えてくれましたが、一郎は、なかなか 上 手
おど ぷん れんしゅう いちろう つか
に踊れません。40分ぐらい 練 習 すると、一郎はとても疲れ
いし
てしまいました。それで、アイスクリームをもらって、石の
うえ すわ にい れんしゅう み
上に座ってお兄さんたちの練 習 を見ることにしました。み
まいとしおど じょう ず ひだり て ぼう
んな、毎年踊っているので、とても 上 手です。 左 手に棒を
も と おど
持って、跳びはねるように踊っています。

11
じょう ず
「 上 手だなー。」
いちろう ちい こえ い
一郎は小さい声で言いました。
じょう ず
「うん。 上 手だね」
うし こえ いちろう うし み
後ろで声がしたので、一郎はびっくりして、後ろを見ました。
ちい おとこ こ た
すると、そこには小さなかわいい 男 の子が立っていました。

「きみ、だれ?」
ぼく にい おど へ た
「僕、リン。お兄ちゃん、踊り、下手だね。」
はじ あ じ ぶん ちい こ おど へ た い
初めて会った、自分より小さい子に、踊りが下手だと言われ
いちろう き ぶん わる
て、一郎はちょっと気分が悪くなりました

12
おとこ こ おど み て あし
でも、その 男 の子の踊りを見て、びっくりしました。手や足
うご と げん き じょう ず
の動きも、跳びはねるのも、とても元気で 上 手だったから

です。

じょう ず
「すごい! 上 手だね!キツネみたいだ。」
おとこ こ かお
すると、 男 の子はちょっとびっくりした顔をしましたが、
わら
うれしそうに笑いました。
おし あした ひる き
「教えてあげるよ。明日のお昼、ここに来て。」
おとこ こ い はし かえ
男 の子はそう言うと、走って帰っていきました。
13
つぎ ひ いちろう こうえん れんしゅう
次の日、リンと一郎は公園で 練 習 しました。リンはあま
じ ぶん い ほか こ はな
り自分のことを言わないし、他の子どもたちとは話しません。
いちろう ぜんぜん き おど
でも、一郎はそんなことは全然気になりません。リンと踊っ
いちろう たの ふたり ともだち
ていると、一郎はすごく楽しくなるのです。二人は友達にな
ぼん いっしょ おど おど
りました。そして、お盆 には一緒 にキツネ踊 りを踊ろうと
やくそく
約束しました。

14
いちろう
一郎とリン、キツネになる
いちろう ひめしま き しゅうかん す きょう がつ にち
一郎が姫島に来て 2 週 間が過ぎました。今日は 8月16日で、
おど ひ よる じ はじ こ
いよいよキツネ踊りの日です。夜7時から始まりますが、子
よう い ひる はじ かお しろ あか
どもたちの用意は昼から始まります。顔を白くして、赤いひ
か つぎつぎ こ か
げを描いてもらって、みんな次々に子ギツネに変わっていき

ます。

15
いちろう こ
一郎もリンもかわいい子ギツネになりました。

16
おど
キツネ踊り
おど ひ しま そと にん い じょう ひと き
島の外から 2000人以 上 の人が来ます。
キツネ踊りの日は、
しず ひめしま ひ にぎ
いつもは静かな姫島も、この日はとても賑やかになります。

17
ひと み いちろう おど ま ち
たくさんの人を見て、一郎は踊りを間違がえたらどうしよ
しんぱい いちろう おな き も
うと心配になりました。リンも一郎と同じ気持ちのようです。
いちろう つよ て
リンと一郎は強く手をつなぎました。さあ、いよいよキツネ
おど はじ にい おど
踊りの始まりです。まず、お兄さんギツネたちが踊ります。
ひ がさ も かるがる おど み み
ちょうちんをつけた日傘を持って軽々と踊るのを見て、見に
き ひと おおよろこ
来た人たちは大 喜 びです。

18
つぎ いちろう ちい さい ご さい
次に一郎たち、小さいキツネ、そして最後は 1歳ぐらいの
あか つづ
赤ちゃんギツネが続きます。

いちろう いっしょうけんめい おど たの
一郎は一 生 懸命に踊りました。リンもとても楽しそうに
おど とう かあ
踊っています。お父さんもお母さんもおばあちゃんもうれし
わら
そうに笑っています。
19
コラサッ、コラサッ!ソライタ、ソライタ、ヨイヨイ・・・

コラサッ、コラサッ!ソライタ、ソライタ、ヨイヨイ・・・

よる ひめしま うみ たい こ ふえ ね こ
その夜、姫島の海には太鼓と笛の音、そして子どもたちの
こえ き
声がずっと聞こえていました。

20
さよなら、リン
あした いちろう とうきょう かえ ひ いちろう ねむ
明日は一郎が東 京 に帰る日です。でも一郎はなかなか眠

れません。

(リン、どうしちゃったんだろう・・・。)
ひ まつ お かえ
キツネおどりの日、お祭りが終わって帰ろうとしたとき、
かお いちろう
リンはとてもさびしそうな顔をしていました。でも、一郎は
つか
とても疲れていたので、
あした こうえん あ
「また明日、公園で会おうね。」
い かえ つぎ ひ いちろう こうえん
と言って帰ってしまったのです。そして次の日、一郎は公園
い き つぎ ひ
に行ってみましたがリンは来ませんでした。次の日も、その
つぎ ひ き ひと き
次の日も、リンは来ませんでした。いろいろな人に聞いても、
こ し い
みんなリンという子どもは知らないと言います。

(もう会えないのかな。)
いちろう かな き も まど そと み
一郎は悲しい気持ちで窓の外を見ました。
くら なか なに うご
すると・・・、暗い中で何かが動きました。

「・・・キツネ?」

21
み もり き した ちい すわ
よく見ると、森の木の下に小さなキツネが座っています。
いちろう み
そして、一郎をじっと見ているのです。

こ た あ と
その子ギツネは立ち上がると、ピョンピョン跳びはねて、
いっかい いちろう み もり なか き
もう一回、一郎を見ました。そして、森の中に消えていきま
とき いちろう おし
した。その時、一郎はハッとしました。おばあちゃんが教え
はなし おも だ
てくれたキツネの 話 を思い出したのです。

(おばあちゃんはキツネはいろいろなものに変わることが
い こ
できるって言ってた。あの子ギツネは、きっと・・・。)
いちろう き こ む ちい こえ
そして、一郎は、消えていった子ギツネに向かって小さい声

で言いました。

「さよなら、リン。またね。」
22
ちょしゃ さ さ き み え おおいたはつ よ かい かいいん
著者:佐々木 美江(大分発わくわく読みものをつくる会 会 員 )

きょうりょく た げ ん ご た ど く

協 力 : NPO多言語多読(https://tadoku.org)

しゃしんていきょう ひめしまむらやく ば
写真提 供 :姫島村役場

こうしゃ
(公社)ツーリズムおおいた

りつめいかん たいへいようだいがく りゅうがくせい


イラスト:Pham Hai Anh(立命館アジア太平洋大学 留 学生)

さんこうしりょう
参考資料:

ひめしまむら し へんさん い いんかいへん ひめしまむら し ひめしまむら し へんさん い いんかい


・姫島村史編纂委員会編(1986)『姫島村史』姫島村史編纂委員会

か い もとずみ しぶ や ただのり だんじょうたつ お へんちょ おおいたけんなぞ と さん ぽ


・甲斐素純、渋谷忠章、段 上 達雄編著(2012)『大分県謎解き散歩』

しんじんぶつおうらいしゃ
新人物往来社

いまむらはる か しま たび なんぽうしんしゃ
・今村治華(2003)『島を旅する』南方新社

しゅざいきょうりょく ひめしまむらやく ば
取材 協 力 :姫島村役場

ほん なか しゃしん に じ し よう きん
この本の中のイラスト・写真の二次使用を禁じます。

23
-1-
-2-
-3-
-4-
-5-
-6-
-7-
-8-
飯 い

田 だ


制せ
い 絵え 語かた
日に

平へ
い 作さ
く り
本ん 和わ
語ご の 土ど 飯い



ょ 大たい 井い 田だ


切せ 理り 國に
材ざ つ
絵え ひ
彦こ


を を 子こ
つ 伝つた

る え

会かい
な まえ いい だ くにひこ に ほんじん
ぼくの名 前 は、飯田國 彦です。日本人です。
せんきゅうひゃくよんじゅうにね ん まんしゅうこく いま ちゅうごく とうほく
一 九 四 二年に 満 州 国(今の 中 国 の 東 北
ち ほう う とう かあ
地 方 )で生まれました。お 父 さんとお 母 さん、
ねえ よ にん か ぞく
お 姉 ちゃんとぼくの四人家 族 でした。
ねえ きんじょ ちゅうごくじん とも
お 姉 ちゃんとぼくは、 近 所の 中 国 人の 友 だ

-1 -
まいにち なか あそ
ちと、毎 日 仲よく 遊 んでいました。ぼくたち
ちゅう ご く ご じょう ず はな
は 中 国語を 上 手に 話していました。
くに せんそう
ぼくの 国 は 戦 争 をしていました。
せんきゅうひゃくよんじゅうごね ん はる とう せんそう い おきなわ な
一 九 四 五年の春にお 父 さんは戦 争 に行きました。そして、 沖 縄 で亡くなりまし
た ・・・

かあ ねえ つ
お 母 さんは、ぼくとお 姉 ちゃんを連れ
ひろしま
て、おじいさんとおばあさんがいる広 島
かえ
広島
ひろしま

に 帰ることにしました。

-2 -
沖縄
おきなわ
満州国
ま んしゆうこ く
せんきゆうひやくよんじゆうにね ん に ほん
(一 九 四 二年ごろの日本)
ひる よる なんにち ある
昼も夜も 何 日 も 歩 きました。
かあ ときどき
お 母 さんは 時 々 ぼくをおん
た もの の
ぶしてくれました。食べ物も飲
もの みなと
み物もありませんでした。 港
ふね の
から船 に乗りました。

-3 -
ひろしま むか
広 島でおじいさんとおばあさんが 迎 えてくれました。
に さい
ぼくは二歳でした。
おんぶする= carry someone's on one's back
せんきゅうひゃくよんじゅうごね んはち が つむ い か あさ
一 九 四 五年八月六日、ぼくは朝 ごはん

を食べていました。
ぴかっ

め まえ ま しろ
目の前 が真っ白になりました。
どん!
おお おと
大 きい音 がしました。

-4 -
はち じ じゅう ご ふん ひろしま げん し ばくだん お
八 時 十 五分 広 島に原 子 爆 弾が落とされ
ました。
ぴかっ= (onomatopoeia)flash
どん= (onomatopoeia)bang
ま しろ げん し ばくだん
真っ白= pure white 原 子 爆 弾= atomic bomb
きゅう つよ かぜ ふ たたみ いっしょ と
急 に強い風 が吹きこんできて、ぼくは 畳 と一緒に飛ばされました。
こわ いえ いっしょ お
そして、壊れた家と一緒に落ちました。
くら
あたりが 暗 くなりました。
おかあちゃん、たすけてえー。
なん ど こえ だ こえ で
何 度も声を出したかったけれど、声が出ませんでした。
かあ ねえ こわ いえ した
お 母 さんもお 姉 ちゃんも、壊れた家の下にいました。

-5 -
からだじゅう あつ うご
ぼくは 体 中 が熱くて 動 けませんでした。
たす だ
しばらくたってから、おじいさんがぼくたちを 助 け出してくれました。
いえ い
ぼくたちは、おばさんの家に行きました。
からだじゅう いた まいにち な ふ とん お あ
ぼくは 体 中 が痛くて、毎 日 泣いていました。布団から起き上がれませんでした。
かあ ねえ べつ へ や ね
お 母 さんとお 姉 ちゃんは別の部屋に寝ていました。
「おかあちゃーん」
「くにひこ」

-6 -

おかあちゃーん」
「くに・・
・」
「おかあちゃーん」
「―――――」
ふたり だんだん はな
二人は、段 々と話さなくなりました。
ひ そうしき や き かあ ねえ かんおけ い
ある日お 葬 式 屋さんが来て、お 母 さんとお 姉 ちゃんを棺 桶 に入れました。そしてぼく
かんおけ い
も棺 桶 に入れようとしました。
こ い
「その子はまだ生きています!」
おお こえ い
おばあさんは大きな声で言いました。

-7 -
かあ に じゅう ご さい ねえ よんさい な
お 母 さんは二 十 五歳で、お 姉 ちゃんは四 歳で亡くなりました。
とき さんさい
その 時 、ぼくは 三 歳でした。
そうしき や かんおけ
お 葬 式 屋さん= funeral director棺 桶 = coffin
いっしょうけんめい
おばあさんは、一 生 懸 命ぼくの
せ わ
世話をしてくれました。
まいにち せんたく
毎 日 ぼくのために洗 濯 をしたり、
しょく じ よう い
食 事を 用 意したりしてくれまし
た。
くち なか いた
でも、ぼくは 口 の 中も痛くて、

ほとんど食べられませんでした。

-8 -

そのうち、おじいさんもおばあさんも亡くなりました。
ひと り ご さい
ぼくは一人になりました。五歳でした。
せんそう お に さんねん ご
でも、ぼくにはおじさんがいました。おじさんは、戦 争 が終わってニ、三 年 後、フィ
ひろしま かえ き いっしょ す
リピンから広 島に 帰 って来ました。ぼくはおじさんと一緒に住むことになりました。
ろくさい に ほん こ ろくさい
そして、ぼくは六 歳になりました。日本の子どもは 六 歳から
しょう がっこう かよ しょう がっこう かばん たか か
小 学 校に通います。小 学 校の 鞄(ランドセル)は高 いので、買

ってもらえない子もいました。

-9 -
いろいろ
おじさんは色々なもの
う くろ か
を売って、ぴかぴかの 黒いランドセルを買ってく
れました。ぼくはとてもうれしかったです。
ぴかぴか = shiny
でも、ぼくはずっとめまいがしていました。ラン
せ お がっこう い とき
ドセルを背負って学 校に行きたかったけれど、 時
どき がっこう い
々 、学校 に行くことができませんでした。
じゆっさい まえ げん き
ぼくは 十 歳ぐらいになって、 前 より 元 気になり
がん ば がっこう い べんきょう
ました。頑張って学 校 へ行きました。でも勉 強 が
とも
わからないし、 友 だちもできませんでした。

- 10 -
がっこう や けど かお うで み
学 校のみんなは、ぼくの火傷した 顔 や 腕 を見て、
がっこう い
ぼくをいじめました。それでもぼくは学 校 に行きま
した。
めまいがする= feel dizzy
やけど
火傷= burn いじ める = tease
ちゅう がっこう はい げんばく じゅうねん べんきょう ぜんぜん
ぼくは 中 学校 に入りました。原 爆 から 十 年 でした。でも、まだ勉 強 が 全 然 わから
とも がっこう い がん ば がっこう
なかったし、友 だちもいませんでした。でも、学 校に行きたかったから、頑張って学 校

に行きました。
ちゅうがっこう せんせい ふくはらせんせい だいがく そつぎょう おとこ せんせい
中 学校 の先生は 福 原 先生でした。大 学 を卒 業 したばかりの 男 の 先生でした。ぼく
べんきょう がっこう なん がん ば
は勉 強 がわからなかったけれど、学校のことは何 でも頑張りました。
に ほん がっこう せんせい こ いっしょ がっこう そう じ
日本の学校 の 先生と子どもは、一緒に学 校を 掃 除しま
そう じ じ かん かいだん ふ ふくはらせんせい
す。 掃 除の時間に階段を拭いていたら、 福 原 先 生が

- 11 -
いい だ がん ば
「飯田くん、頑張っているね。きれいになったね。


と褒めてくれました。
う はじ ひと ほ こころ
ぼくは生まれて初めて 人 から褒められました。 心 の
なか あか ふくはらせんせい こと ば
中 がとても 明 るくなりました。ぼくは 福 原 先生の言葉
まいにちがっこう い とも
に、毎 日 学校に行けないことも、友 だちがいないことも
き げんばく げん し ばくだん
気にならなくなりました。 原爆 原
= 子爆 弾
ひ まいにち いえ
ぼくは、その日から毎 日、家でも
べんきょう
勉 強 するようになりました。
つぎ う はじ ご
次のテストで、生まれて初めて五
じゅうにん に じゅう に ばん
十 人のクラスで二 十 二番 になり
うれ
ました。とても 嬉 しかったです。
べん
それからぼくは、もっともっと勉
きょう がん ば つぎ
強 を頑 張りました。それで次のテス

- 12 -
いちばん
トでは、クラスで一 番 になりました。
じゅう ご さい がっこう いちばん
十 五歳になって、学 校 で一 番 にな
りました。
ふくはらせんせい ほ か
福 原 先生が褒めてくれたことで、ぼくは変わりました。
いい だ くにひこ ななじゅう ご さい
飯田 國 彦さんは 七 十 五歳
にせんじゅう しちねん けっこん こ
(二〇一七 年 )です。結婚して子ど
ふたり はたら べんきょう
もが二人います。働 きながら勉 強
は か せごう
して博士 号 もとりました。
いい だ まいにち ひろしま
飯田さんは毎 日 のように広 島 の
へい わ こうえん こ げんばく
平和 公 園 で、子どもたちに 原 爆 の

- 13 -
たいけん はな
体 験 を 話 しています。
いま ちゅう がっこう ふくはらせんせい
今も、 中 学 校の 福 原 先生にとて
かんしゃ
も感 謝しています。
へい わ たいけん かんしゃ
平和= peace 体験= experience 感 謝 する= appreciate
い い だ

飯田くん
ねん がつ にちはっこう
2018 年 5 月 31 日発行
かた いいだくにひこ
語り:飯田國彦
え ど い り え こ
絵 :土井理絵子
せいさく へいわ たいせつ つた に ほ ん ご きょうざい かい
制作:平和の大切さを伝える日本語教 材をつくる会
あさ べ や す こ つちもと ゆ い こ なかごしなお み ながみね さ ち こ
(朝辺泰子、槌本由維子、中越尚美、長峯佐知子、
はしもとれい こ もりしたさち こ
橋本玲子、森下幸子)
いいだ た げ ん ごた ど くかんしゅう
※「飯田くん」のレベル1版は、NPO 多言語多読監 修のもと、
ねん がつ たどく たいしゅうかんしょてん しゅっぱん
2019 年1月に「にほんご多読ブックス」
(大 修 館書店)として出 版

されます。
あ 別 べ



ぶ 府 ぷ

ら 観



光 う
や の ち







別 べっ
府ぷ き
九 ゅう
は し
温 おん 州 ゅう
泉 せん の
が 大 おお
あ 分 いた
っ 県 けん
て に
、 別 べっ

昔 かし 府ぷ
か と
ら い
人 ひと う
々 びと 町 まち
が が
集 あつ あ
ま り
る ま
町 まち す
で 。


べ っ ぷ

別府

1
ど ド こ
ん つ れ 別 べっ
な き は 府 ぷえ
人 ひと の あ
油 ぶら 駅き
だ バ 屋や の
っ ス 熊 くま 前 まえ
た ツ 八 はち に
か ア と こ
見み ー い ん
て を う な
み 計 けい 人 ひと 像 ぞう
ま 画 かく の が
し し 像 ぞう あ
ょ ま で り
う し す ま
。 た 。く す
。い 熊ま 。
今ま 八 はち
の は
別 べっ 約 やく
府ぷ ひ
の 百 ゃく
観 かん 年 ねん
光 こう 前 まえ
の 、
基き 日に
礎そ 本 ほん
を で
作 つく 初 はじ
っ め
た て
人 ひと 別 べっ
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八 はち ガ
が イ

2
3
株 かぶ は
米 こめ 今 いま そ し

働 たら
の の の た 熊 まは
く 若 わか

売う

ま 売う

二 にじ
十 ゅう


。 八ち
二 にじ は せ



た 買か 五ご の 十 ゅう 一 んは と

買か




歳 さい

年 ねん
齢 れい
七 なな っ

歳 さい 八 ゃく き
三 んじ

た 十 ゅっ


二 にじ
十 ゅう

数 かぞ

と 六 じゅ

く の
り 歳 さい て 六 ろく え き 三 うさ 熊 くま
し に

八 はち

勉 んき 歳 さい 方 かた ん

宇う 年ん

て と 強 ょう で は
大 だい き し す 今 いま 和わ に
成 せい に た 。 と 島 じま 愛 えひ
功 こう 議ぎ り 熊 くま 少 すこ 町 まち 媛 めけ
し 員 いん し 八 はち し の 県ん
ま を て は 違 ちが た 宇う
し や 、 町 まち い め 和 わじ
た め 町 まち で ま に 島ま
。 て 新 しん し 働 たら で う

大 おお の 聞 ぶん た 生
阪 さか 人 ひと の く ま
の を 議ぎ れ
に 作 つく で
行い た っ 、 員 いん ま
き め た 二 にじ に
、 に り 十 ゅう な
、 七 なな り

歳 さい し アメリカ
と た
い 。


おおさか

えひめけん 4
うわじま
た く ー き 株 かぶ
。 さ ビ ア 、 の せ
一 んは
キ ん ス メ 株 かぶ 値ね っ
リ 感 かん が リ の 段 だん 八 ぴゃ
ス じ ど カ 仕し が く
九 きゅ
ト ま の で 事 ごと 大 おお う

教 ょう し よ は を き じ
四 ゅう
の た う い 休 やす く よ

か 。 な ろ ん 変 へん 年 ねん
考 んが そ も い で 化か に
え し の ろ ア し 日に
方 かた て か な メ て 本 ほん

は 三 んじ 、 経 けい リ 、く と
、 十 ゅう 体 たい 験 けん カ 熊ま 今 いま
彼 かれ 八 はっ 験 けん を へ 八 はち の
の 歳 さい し し い は ち
中 ゅう
そ の た ま く 多 おお
り く 国 ごく
の と し こ
後ご し た と の の
き ま お

間 いだ
の 、 。 を
活 かつ キ し 自じ 決 けっ 金 かね で
動 どう リ た 動 どう 心 しん を 戦 せん
に ス 。 車 しゃ し 失な 争 そう
大 おお 広 ひろ や ま く が
ト い
き き ホ し し 始 はじ
教 ょう 国 くに テ ま
な た ま
え 徒と を ル 。 し り
影 いき 旅 りょ
に を た ま
響 ょう な 行 こう 見み 。
を し
っ し た そ た
与 あた て て り し
え 。
日に 人 ひと 、 て こ
ま 本 ほん 々 びと ア 三 さん
す の
に の メ 十 じゅ
。 親 しん リ 五 うご 戦 せん
帰 かえ 争 そう
り 切 せつ カ 歳 さい
を の の の
ま 後 あと
し た サ と

5
で は を よ

す 別 べっ 持も
四 んじ
熊 くま 熊 くま
十 ゅう
。 府ぷ




九 ゅう
八 はち

八 はち
こ い 歳 さい 、
の ま の ア
旅 りょ し と メ 別 べっ
館 かん







府ぷ
、 そ 別 べっ か に
自じ の 府ぷ ら
分 ぶん 旅 りょ に 帰 かえ 旅 りょ


館 かん

住す



館 かん
力 から

「 こ 株 かぶ を
亀 かめ と の
試 ため の を 仕し 持も


井い
旅 りょ
決き

事 ごと


と 館 かん ま 続 つづ
に 」 し け
し と た て
た い い
の 。べ
い 別っ ま
ま 府ぷ し
す で た
。 は が
熊 くま 熊 くま 、
八 はち 八 はち せ

の 一 んき

家か 九 うひ
族 ぞく ゃ

が 一 くじ

小 ちい う
一 いち

い 年 ねん
旅 りょ 、
館 かん

6
の ん で ア と
で を す メ い 「 熊 くま
し 家か か リ う 旅 たび 八 はち
た 族 ぞく ら カ こ
心 ころ 人 びと は
。 の 熊 くま で を 旅 りょ
よ 八 はち 見み を ね 館 かん
う は た 大 たい ん の
に 、か り 切 せつ ご 仕し
世せ 亀め 聞き に ろ 事 ごと
話わ の し に
い よ を
し 井い た せ 始 はじ
旅 りょ う よ
た り と め
り 館 かん し ( る
し に た 決き 旅 たび と
ま 泊と た め す き
し ま く て る 、
た る さ い 人 ひと キ
。 人 ひと ん ま に リ
こ を の し 親 しん ス
の 駅 えき た 切 せつ ト
経 けい 。
よ や 験 けん に き

う み ア 教 ょう
港 なと が メ す
な 熊 くま る で
に リ べ
サ 迎 むか 八 はち カ こ 勉 んき
ー え の と 強 ょう
ビ で
に あ
頭 たま 人 ひと を し
ス 行い 忘 わす た
は の 々 びと
っ の れ 、
そ 中 なか て
た に 親 しん
の り は
こ あ 切 せつ
、び を い
ろ 病 ょう り け
め ま 受う
気き け な
ず し い
の た た
ら お )
し 。 こ

客 ゃく と 」

も さ と

7
た れ れ し た
。 熊 くま ば ま そ た 。 熊 くま お
お 八 はち な せ の 。 ま 八 はち き
か の り ん こ ず が 客 ゃ
げ 相 そう ま で ろ 、 お く
で 談 だん せ し 別 べっ 熊 くま さ

客 ゃく
人 ひと を ん た 府ぷ 八 はち

々 びと 受う で 。

に は
ん ん
は け し み
港 なと お
大 おお て た

客 ゃく


客 ゃく



き 。 さ あ

船 ふな
会 がい し ん




め 安 ん
船 ふね か は に ぜ
社 しゃ
か は し 大 おお



安 あん

考 んが 全 ん
ら せ 、 き え
安 あん 一 んき

そ い


心 しん
し た な
全 ぜん れ 船 ふね た

九 うひ


は か

大 おお

船 ふね


旅 び
町 まち 一 と ら 阪 さか


ゅ で は
に 六
う て 小 ちい か 旅 りょ
ろ 別 べっ
来く
る 年




不ふ




府ぷ 館 かん た

こ に
別 べっ
便 べん 船 ふね 大 おお

着つ サ め
と で
が 府ぷ し

乗の


け ー


で の た る

り 船 ふね よ ス
き 港 なと し 換か は だ
る 、 う
に え 海 うみ に け
よ 船 ふな 危 あぶ て の で
う な 、
着つ 別 べっ 深 ふか 船 ふな は
に き い 府ぷ い
な こ 会 がい あ
場ば の と
所 ころ 社 しゃ り
り と み
港 なと
ま を で で に ま
し 作 つく し に し 相 そう せ
た り た 来こ か 談 だん ん
。 ま 。 な 止と し で
し け ま ま し

8
ふな つ ば ふね

船着き場の船
べ っ ぷ ふな つ ば

別府の船着き場は
いま

今のショッピング
センター「ユメタウン」
ば し ょ

の場所にありました。

うえ ふな が い し ゃ
上:船会社のポスター
おおさかしょうせんかぶしきがいしゃ ねん ねん
(大阪 商 船 株式会社1915年 から 1921年 ころ)
した ふな つ ば み おく ひと え は が き
下:船着き場から見送る人たちの絵葉書

9
自 じぶ を い と 湯ゆ ◆
分ん お 「 で こ が 観 かん 地 じご


で 地 じご す 地 じめ 光 こう


歩 ある
客 ゃく
獄く 。 面ん き 獄く ゃ
で 客 ゃく め く
く さ め 「 か
か ん ぐ 地 じご

お ら は
別 べっ
ぐ さ
、 が り 獄く 湯ゆ 出で り ん
地じ 」 」 て 府ぷ
人 ひと が で
が 獄 ごく と を 晴は い 「 の
め い い る
楽 た

車 るま れ 地 じご
ぐ い く 場 ばし の
を た 獄く
引ひ り ま


も 空 そら
所ょ
で 」 し
を を

人 じん す
。 続 つづ の

す 見み い
け 。
力 りき る て う あ



旅 た

車 しゃ と に
や き
見み
て 青 あお

所 ころ を の
楽 たの
、 は
普 ふつ
歩 ある く

で し た
何 なん く は
人 にん 通う こ き お



か 、 と れ 湯ゆ

し に

地 じめ い
面ん ま
か し
ら た
吹ふ 。
き 「
出で 地 じご
て 獄く
い 」
ま は
す 、
し 熱 あつ
、べ い
べ っ ぷ あんない じ ご く 別つ
「別府案内地獄めぐり」 お
ねん おおいたけんりつ と し ょ か ん し ょ ぞ う

1927年 ころ (大分県立図書館所蔵)

10
が 動 どう バ れ っ で
、 車 しゃ ス て て 熊 くま 乗の
バ は な い い 八 はち る
ス お ら く ま は 自じ
な 金 かね 一 いち こ し も 動 どう
ら 持も 円 えん と た っ 車 しゃ
普ふ ち で に 。 と で
通 つう し し し そ た 行い
の た ま れ く き
か さ
人 ひと 使 つか 。 し で ま
も そ た 熊 くま ん し
乗の う の の た
。 八 はち
れ こ こ 三 さん は お 。
ま と ろ 人 にん バ

一 いち 客 ゃく
し が 乗の ス
で 円 えん さ
た り を ん
。 き で の 買か
ま そ に
自じ っ 「
せ ば 動 どう て 地じ
ん が 車 しゃ 一 いち 獄 ごく

べ っ ぷ おんせん ゆうらん し り 十 ゅっ で 度ど め
「別府 温泉 ご遊覧の志を里」
ねん おおいたけんりつ と し ょ か ん し ょ ぞ う
杯 ぱい 地じ に ぐ
1927年 (大分県立図書館所蔵) く 獄 ごく 二 にじ り
ら を 十 ゅう 」
い ま 五ご を
食た わ 人 にん し
べ る の て
ら と お 楽 たの
れ 一 ひと き し
客 ゃく ん
た 人り
と を で
四よ 地じ
思 おも 円 えん も
わ 獄 ごく ら

れ か め い
ま り ぐ た
す ま り い
。じ す に と
じ ど う し ゃ えん 自 。 連つ 思 おも
自動車4円
えん
バス1円
11

の こ
お の

客 ゃく と

を 作 つく
乗の ら
せ れ
て た
走 はし バ
っ ス
て 会 がい
い 社 しゃ
ま は
す 、い
。 今ま


亀 かめ

井い


株 かぶ
式 しき
会 がい
社 しゃ




別 べっ
府ぷ

地じ
獄 ごく

12
ねん かめ い じ ど う し ゃ かぶしきがい しゃ
1929年の亀の井自動車株式会社

ねん かめ い
2017年の亀の井バス

13
事 ごと 獄 ごく 熊 くま 走 はし し 熊 くま ◆
は め 八 はち ら た 八 はち 地じ バ
女 じょ ぐ は せ 。 は 獄 ごく ス
性 せい り 地じ る そ バ め
の ガ
の の 獄 ごく こ ス ぐ イ

代 いひ 旅 たび め と ガ に り
に ぐ も イ 、 の ド
表 ょう
、 り 、 ド お お
的 てき な そ を
な と き
客 ゃく

客 ゃく
く 女 じょ の み
仕し て 性 せい バ ん さ さ
事 ごと は バ ス な ん ん
の な ス に 若 わか に が
一 ひと ら ガ 女 じょ い 場ば よ
喜 ろこ
つ な イ 性 せい 女 じょ 所 しょ ん
に い ド の 性 せい の だ
な も ガ に 説 せつ こ
っ を
の セ イ し 明 めい と
た に ド ま を が
よ ッ
な ト を し し も
う り 乗の た た う
で に
ま し せ 。に り 一 ひと
す し る 二じ 質 しつ
。 て つ
た 宣 せん こ 十 ゅう 問 もん あ
。 伝 でん と 五ご に り
そ し も 人 にん 答 こた ま
の 、じ 日に 乗の え す
後ご 女ょ 本 ほん り た 。
、 性 せい で の り そ
バ バ 初 はじ バ す れ
ス ス め ス る は
ガ ガ て を ガ バ
イ イ の 観 かん イ ス
ド ド こ 光 こう ド ガ
と は と の を イ
い 別 べっ で た 乗の ド
う 府ぷ し め せ で
仕し 地じ た に ま す
。 。

14
バスとバスガイド

しゃしんていきょう べ っ ぷ し お ん せん か し だかこ しゃしん


(写真 提 供 別府市温泉課 志高湖の写真ギャラリーより)

15
が た に ん き
客 ゃく せ ◆か
い 、 加 くわ で が 一 んき 亀め
ま ホ え し
し テ て た 増ふ

九 うひ の
た ル 、 。 え ゃ 井い
に そ て 二 くに ホ
。 よ
洋 うし じ
は れ い ゅ

食 ょく ま 四 う
き で よ

急 ゅう を 旅 りょ し 年 ね

な 食た 館 かん た 、

病 ょう べ を が 熊 くま
る ホ 、 八 はち
気き は
に こ テ 外 がい
と ル 国 こく 旅 りょ
対 たい 館 かん
応 おう が に 人 じん
で 建た が を
す ホ
る き て 泊と
る 替か ま テ
た ル
め よ え っ
う 、 て に
に ホ 建た
、 に ゆ
い し テ っ て
つ ま ル く 替か
も し で り え
た は で ま
看 かん 和わ
護ご 。 き し

師し ま 食 ょく る た
ホ 。
テ 別 べっ
ル 府ぷ
は に
あ は
ま 外 がい
り 国 こく
あ 人 じん
り の
ま 観 かん
せ 光 こう

16
朝 ょう 和 しょ 亀 め
ち わ か

し 食 の
食 ょく と く 井 い
一 ち 洋 よう ホ

円 えん 食 しょ テ
、ゆ く ル
夕 うし が に
食 ょく 食 は

べ 1
二 に ら 階 かい
円 えん れ に
で ま 大 おお
し し き
た た い
。 。 食 ょく

堂 どう



べ っ ぷ おんせん ご ゆ う ら ん し り
「別府 温泉 御遊覧の志を里」
(
ねん おおいたけんりつ と し ょ か ん し ょ ぞ う
1927年(大分県立図書館所蔵)

17
柱 しら え


* ま 作 つく 熊 くま

富ふ
別 べっ
(

山 やま
24 し り

八 はち 士じ 府ぷ
㎝ た は
は × 。 し 仲 なか 山 さん の
富ふ そ た 間ま には
士じ
24 し
。く と 柱 しら 宣 せん
㎝ て 熊ま
、 い を 伝 でん
×

海 うみ 、 八 はち っ
は 3 ど と し
立た
瀬せ M ん 仲 なか ょ て

)

戸と を ど 間ま に
内 うち 立た んじ は 、
、 て 実 っこ ほ 別 べっ
湯ゆ ま 行う か 府ぷ
は し し の を
別 べっ た ま だ 日に
府ぷ 。 し れ 本 ほん
」 そ た も じ
か 中 ゅう
こ 。 考 んが

に あ え 知し
は る な ら

き い せ
は よ る
富ふ う た
士じ な め
山 さん ア の
に イ 「
宣 せん デ 別 べっ
伝 でん ィ 府ぷ
を ア 温 おん
書か を 泉 せん
い い 宣 せん
た ろ 伝 でん
大 おお い き
ろ 協 ょう
き か
会 かい
い 考 んが

18
* は
柱 しら と
宣 せん 書か
伝 でん で い
言 こと 知し
葉ば っ て

た あ
意い り
味み 人 ひと ま
も し
「ゆ
有う
多 おお た
名 めい か 。
な っ 富ふ
の た 士じ
は で
、や 山 さん
山ま し に
な ょ 登 のぼ
ら う
富 ふじ っ
士さ 。 た
山ん 人 ひと
、う は
海み
な み
ら ん
瀬 せと な
戸う こ
内ち
、お れ
温ん を
泉 せん 見み

ら ま
別 べっ し
府ぷ た
」 。べ
別っ
府ぷ

名な
前 まえ


19
行い ギ た め ま せ ◆し
き ー り る し 一 んき 新ん
、 を 、 も た ゅ
日に
新 しん 使 つか 知し の 。

九 ひゃ
聞 ぶん っ り で こ く
本 ほん
社 しゃ て 合あ し れ 二 にじ 八 はっ
の い い た は ゅ
う 景 けい
し に 。 、 七 しち
社 ゃち た コ
の は 別 べっ ど 年 ねん ン
長 ょう の

で が 府ぷ 、 テ
そ き は 場ば 大 おお ス
お を 温 おん 所 しょ
礼 れい
の 阪 さか ト
結 けっ 書か 泉 せん が と
を 果か く 部ぶ 一 いち と
東 うき
言い を よ 門 もん 番 ばん
っ き 京 ょう

喜 ろこ う で
た に 日 にほ れ の
そ び 頼 たの 本ん い 新 しん
う ま ん 一 いち か 聞 ぶん
で し だ に を 社 しゃ
す た り な 、ど が
。 。 し り 読く 「
そ 者 しゃ 新 しん
の て ま
、 し か 日に
こ こ 本 ほん
ろ た ら
め の 。く の 八 はっ
珍 ずら コ 熊ま は 景 けい
し ン 八 はち が 」
か テ は き と
っ ス 自 じぶ の い
た ト 分ん 数 かず う
飛 ひこ に で を コ
行う 大 たい は 参 さん ン
機き 変 へん が 考 こう テ
で な き に ス
大 おお エ を し ト
阪 さか ネ 送 おく て を
に ル っ 決き し

20
旅 りょ 実 じつ か
考 んが え と 見 けん 国 こく だ ◆き
行 こう 現 げん え て も を 立 りつ だ 熊 くま 九 ゅう
者 しゃ し て い に 新 しん 公 こう け 八 はち し
に 、こ た 、 聞 ぶん 園 えん で は 州 ゅう
公う 人 ひと
よ 々 びと
の 広 ひろ で を は 別 べっ を
く 園 えん で く は
発 っぴ 作 つく な 府ぷ 観 かん
利り と を す て り く が
用 よう 観 かん リ 。 大 おお
表 ょう
、 、 温 おん
光 こう
さ 光 こう ー 熊 くま き し み す 泉 せん 地ち
れ 地ち ド 八 はち い ま ん ぐ に
し し 日に
て を は き
九 ゅう な に 本 ほん
い 結 むす て い た に 、
く し
。 一 いち
ま ぶ つ 州 ゅう 来き き
九 ゅう に
す 長 なが れ も 熊 くま て
ま の 八 はち し な
。 い み 観 かん も 州 ゅう っ
道 みち し ん は ら
た 光 こう に た
も な の 別 べっ お た こ
作 つく 。 の 府ぷ う
公 こう こ の く と
ら 一 いっ と と さ を
れ 園 えん 歩 ぽさ を 観 かん い ん よ
は 光 こう 喜 ろこ
ま 先き か
考 んが う の
し を と 意い ん




道 みち


九 ゅう

州 ゅう
横 おう
断 だん
道 どう
路ろ


21
す 熊 くま ん ま 目め
。 八 はち か す 別 べっ の 熊 くま

年 とし 。 。 府 ぷえ こ 八 はち
は み 駅き と は
、か な の で せ
彼れ さ 一 んき
が 前 まえ し ゅ

生い ん に た う
九 ひゃ
き 、く 熊 くま 。 く
て 熊ま 八 はち 三 さん
い 八 はち の じ
た ゅ
五 うご
時 じだ が 像 ぞう
代い 観 かん が 年 ねん
のか 光 こう 建た 、
数ぞ の 七
え っ
方 かた
基き て 十
で 礎そ い 三
示 しめ を ま 歳 さい
さ 作 つく す で
れ っ 亡な
て 。そ
い た 空ら く
ま 今 いま か な
す の ら り
。げ 別 べっ み ま
現ん
代 だい 府ぷ ん し
のか を な た
数ぞ 体 たい に 。り
え 験 けん 話 はな 旅ょ
方 かた
よ し し 館 かん
り に か を
1さ 、 け 始 はじ
歳い 別 べっ る め

ら 府ぷ よ て
2さ に う か
歳い き に ら
多 おお て 立た 二 にじ

な み っ 十 ゅう
り ま て 四よ
ま せ い 年 ねん

22
えきまえ くまはちぞう

駅前の熊八像

23
ねん べ っ ぷ し
2017年の別府市

じ ょ う げ し ゃし ん べ っ ぷ し
(上下写真 別府市フォトギャラリーより)
24
こ 図 参 写 協 著ちょ
の 版 考 真 力
: 資 、  
: 者しゃ
本ほん 料 図 N :
の :
中な 6 20 7 版 P 豊と

O よ

、 ペ ペ
「 「 『 「 そ 19 11 10 提 田た
16 ー ー
油 特 大

別 ア 油 の ペ 、ペ供 多
イ ジ 言
ラ ペ ジ 屋 別 分 府 イ 屋 他 ー 17 ー : 真ま
ー 熊 寄 学 観 デ 熊 ジ ペ ジ 表 語 規き

http://clipart.christiansunite.com/1522752061/Bibles_Clipart/Bibles013.gif(2018

ジ 稿 ィ 八 別 亀 ー 多
http://publicdomainq.net/postcard-0018765/(2018

八 研 光 紙
ト ア 」 府 の 加 ジ 読
http://free-illustrations.gatag.net/tag/%E6%B8%A9%E6%B3%89 (2018

を 究 の 『 「 (
・ 梅 恩 に 市 井
https://www.irasutoya.com/2015/07/blog-post_16.html(2018

深 会 大 藤 「 別 熊
写し く 田 編 人 生 フ バ 守 別 大お

https://tadoku.org
ゃ 分 府 八 お
凡 、 き ォ ス 弘 府
真しん
知 、 油 の ト 案 写 分いた
る 平 明 る ギ 株 温 内 真
の 、 屋 小 先 式 泉 発は
た 石 人 ャ 地 つ
二に め 油 書
熊 説 ラ 会 御
次じ 屋 八 た 獄 別 わ
の 店 油 リ 社 遊 め 府 く
使し 熊 」 屋 ち ー 、 覧
よ 資 平 』 ぐ 市 わ
用う 八
https://www.city.beppu.oita.jp/torn/02photo/index.html(2018

料 野 熊 ( 株 の り 誌
、 八 式 志 く
1998

を に お 芳 」
弘 パ 会 を 読よ
禁きん
つ 伽 里 別 み
い 『 ー ) 社 猪 府
じ 船 ま ト 大 商 」 も
て 」 る 野 市
ま 」 『 2 分 船 吉 の
『 ご 里 役
す 別 』 県 三 田 親 所 を
別 と (
。 府
わ 小 井 初 偏 温 つ
1998

府 史 学 、 三
史 か 、 泉 く
談 る 校 郎 竜 課
談 』 ) 道 画 る
大 古
村 会か
No.19(2006)p.1-10

』 分 徳 、 い
第 上 観 堂
県 教 出
秀 光 会か
30 31

』 育 版 い
夫 社
(2014

・ 研 部 員い
年 究 ん
1927


1927

3 合 年府 会 )
月 併
9

市 年
)

号 月観 発 年
1 こ

(2018)p.60-72

30

堀 光 月
長 部 ろ
田 日協 部
穣 谷 分
辻会
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3 ほ 野 凱 大 大
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秦ゆ 光 年 立 立
年 広た 本 図 図
年 譲 文 3
3 3 之か 書 月 書 書
月 月 司 館 館
)

) 院
)


)

25
しょうじょ

少女とシロクマ
タイトル
さく
作 ディナ・クスヌリナ
そ し
少ょ 見み そ 村むら 遠とお 少ょ

そ 雪ゆき あ こ こ
れ う た の の く う れ の る の こ
を 女じょ だ お
方ほ か 女じょ を 上う 日ひ あ は
男と う え
見み は け こ
へ ら は 、 で 、 た 、
た 小ち で た 分ぶ し
小ち り 冬ふ
い 向む 三さん 少ょ 遊あ い ゆ

さ す ち 厚あ う そ
さ に が
男と が か 人にん

女じ ん
こ な ぐ っ い ょ
で な は 一い
た 分わ シ の が

シ て お コ い 二に 人にん 年ね
ち ロ か ロ 男と ー 見み ん

は ク 来く こ ま 匹ひき 間げん じ
ク り る が ト つ の と 中ゅ
帰か ま マ め し う
え マ の を た シ と 続つ
っ の し を 着き て づ

獲と が 。 ロ も く
て と た 見み て い ク に
行い る ま 北きた
こ 。 え 、 マ 、
き 悪わ し ロ
ろ る
ま 家いえ が シ シ
ま へ い の た ロ


。 村むら ア
走は 人ひ た 外そ ク

し と
と に の
っ た 。 に 来き マ
。 ち 小ちい
て 立た て も さ
行い だ っ 、 暮く
と な
き て ら
、 い 村むら
い し
と う て で
隣な ま す
り こ し い
に と ま 。

座すわ は 。 す
り 。



-1-
毎まい こ 子こ 食た お
女ん 村むら 村むら

少ょ こ
日にち
の 供ども べ な
に の う の
さ た 物も た 女じ 村む
は の
ち 残のこ 男と
お ょ ら
び ち を は は
同おな は っ こ
し は 作つ て の 母は 、
じ く
家い

よ く 母はは っ え
い 人ひと 親おや 町まち
て 親お た で る た と か
う や
仕し
に 白しろ を り の ち 二ふ ら
い 手て し 事ごと は は 人り

遠と
過す お
ぎ 世せ て し お み で い
伝つだ 女ん
て 界か い た な ん 暮く と
い っ り と な
い で て ま ら こ
き は い し 、 子こ 戦せん し ろ
ま た 動どう 供ども 争そ て に
ま う
し し 。 物ぶつ と へ い あ
た た の 年とし 行い ま り
。 。 世せ 寄よ っ し ま
話わ り て た す
を だ い 。 。
し け ま
た で し
り し た
、 た 。

-2-

少ょ 家いえ 家か こ 一いち

を 族ぞく の 年ねん
女じょ あ
や 時じ
暖た の
は た
動どう
期き う
い め 物ぶ は ち

つ た 仕し で
も り に
あ 事ごと 一い
母はは し 温た が



番ばん
親おや か 特と


寒さむ
を い に
手て れ 食た い
た 時じ
伝つ ば べ く

な 物も 期き
い の さ に
ま り を ん
ま な
し 作つ あ り
た せ く

ん っ ま
。 た ま し
。 し
り た
、 た 。

-3-
怖こわ 夜よ 町まち お 呼よ 夜よ し
少ょ 夜よる い と
く 中なか ま 医い ば 中なか

に つ こ
な は で 者しゃ な で 女じょ な も ろ
っ と の さ け し は る の が
た て 道みち ん れ た な と よ あ

も は は ば が ん さ う る
少ょ な と に 日ひ
う 危き 歩あ 町まち 、 ら
女じょ 険け

に り す か に 働た


ん い し
は で て 住す ま ぐ 具ぐ ら 母はは
座す せ に て く
わ し 行い ん 合あい
こ 親おや
り た で ん お 母はは が が
く と
込こ 。 に い 。 医い 親おや 悪わ び
る が 病ょ
ん は ま 者し を く う


で 気き
遠とお
す さ 助たす な き
し 。 ん け り に
く ま な
ま 、 を よ ま
い せ っ
う し ん
ま と た て
し 。 し
思おも 。
た い ま
。 ま い
し ま
た し
。 た

-4-

少ょ で
う も
女じょ

少ょ
は う
立た 女じょ
ち は
上あ 何なに
が か
っ し
て な
分ぶ け
厚あつ れ
い ば
コ な
ー ら
ト な
を い
着き と
て い
帽ぼう う
子し こ
を と
か は
ぶ よ
り く
靴くつ
分わ
を か
履は っ
き て
ま い
し ま
た し
。 た

-5-



行い





-6-
と 星ほし 一ひと
そ 父ちち

少ょ が 人り の 親おや

道みち
で 町まち が
女じ は に

を 家いえ
は 道み 行い
教おし
ち に
思おも が っ
え い
い て よ た た
ま く こ
く 時とき
し れ 分わ と
た 、
る か は
。 り あ 父ちち
と 親お
い ま り や
せ ま と
い い
な ん し
。 た っ
、 し

、 ょ

-7-
シ し
少ょ シ 寒さむ 大おお

少ょ 柔やわ 誰だれ し
ロ う ロ い き う
ら か ば
ク 女じょ ク 時じ な 女じょ か が ら
マ は マ 期き シ が く 後うし

は も は は ロ 振ふ 雪ゆき ろ 暗くら
ゆ う 人にん 食た ク り を に い
っ こ 間げん べ マ 向む 踏ふ い 道みち
く れ を る が く む る を
り で も 後う と 歩あ
終お
食た し
、 足あし の る
近ち べ の ろ を

わ 音おと い
づ る が を が 感か て
い り こ 少す


く 歩ある 聞き じ い
て と な い こ ま る
き と も く て え し と
ま 思おも あ な 、
い ま た
し い り り ま 。
ま す
た ま ま し
し 。
。 す す た
た 。 か 。
。 ら

-8-

少ょ シ 少ょ

動うご

少ょ
う ロ う
け う
女じょ ク 女じょ ま 女じょ
の マ は せ は
コ は 怖こわ ん 急いそ
ー す く で が
ト ぐ て し な
に そ 、 た け
触さわ ば 両ょ

。 れ
り に う ば
ま 来き 手て な
し て で り
た 顔かお ま
。 を せ
覆おお ん
っ で
て し
泣な た
き が
始はじ





-9-

少ょ お シ 町まち シ 目め ど し
少ょ 次つぎ
う 腹なか ロ に ロ を こ う

女じょ が ク 向む ク 開あ か 女じょ し
を マ マ け に は 瞬ゅ
す か ん
食た い は っ の て 運はこ 何なに 間かん
べ て こ て 上うえ み ば か 、
よ い の い に る れ 柔やわ
う て 時じ る 乗の と て ら
と い 期き こ せ 、 い か
は る 、 と ら る い
し は に れ よ も
ま ず 気き て う の
せ で が い に に
ん し つ て 感かん 乗の
で た き 、 じ せ
し が ま ま ら
た 、 し し れ
。 た た て
。 。

- 10 -
お 村むら シ く
車る 村むら 数すう そ し
少ょ 二ふた
医い に ロ ま
に 分ふん
し う 人り
者し ク の て 女じ は
ゃ 着つ 帰か 後ご ょ

さ く マ 中なか

、 は よ
っ 、
ん と は か て し お 地じ う
は 、 ど ら 少ょ 医い 面め や
し 行い う ん
母はは
こ 少ょ き 女じょ 者しゃ に く
親お に う
ま は さ 降お 町まち

も 女じょ
ん り に
の し お
い は 医い の て 着つ
具ぐ た
ま 外そと
。 者し 家い シ き
合あ せ を
ゃ え

さ に ロ ま
を ん 見み ク
み ん 向む し
で ま と か マ た
て し し を
く い っ 。
薬すり
た た っ て 抱だ
を 。 が し 走は き

く 、 ょ し

れ に ま め
ま く
し ま
車る し
し ま

た に 。 た
。 乗の 。

- 11 -
母はは
親おや





元げん
気き






- 12 -
い シ よ 母はは 時とき

少ょ 彼かれ 雪ゆき 小ちい
っ ロ く 親おや 々どき

ら の さ
し ク 顔か 女じょ は 上う な
お の 食た え
ょ マ を シ べ は よ で シ
に の 見み ロ 物も 遊あそ く 遊あ ロ
の そ
仲なか 親おや せ ク を ん 村むら ん ク
良よ 子こ る マ や で に で マ
く は よ も っ あ 来く い が
暮く 少ょ

う た げ る ま 二に
ら う に り た よ す 匹ひき
す 女じょ な り う 、
し 。
よ の り ま 、 に
う 家いえ ま し な
に の し た り
な 近ちか
た 。 ま
り く 。 し
ま で た
し 、 。

- 13 -
お し
少ょ
互たが

い 女じょ

の と
一いち


番ばん

大たい マ
切せつ は
な 、



助たす





- 14 -
りゅうがくせい ぶん か
ロシアの留学生、ディナさんが文を書
ねえ え
き、お姉さんのスヴェトラナさんが絵

を描きました。
しょうじょ
少女とシロクマ               
はっこう
2017年12月22日 発行
ぶん
文:ディナ・クスヌリナ


絵:スヴェトラナ・クスヌリナ
かんしゅう た げんごたどく
監修 :NPO多言語多読

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