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日本工業規格 JIS

H 2111-1968

精製アルミニウム地金
Refined Aluminium Ingots

1. 適用範囲 この規格は,精製アルミニウム地金(以下地金という。)について規定する。

2. 種類 地金は,化学成分により表 1 の 3 種類にわける。
表1
種 数 色 別
特 種 桃 色
1 種 みかん色
2 種 ふじ色

3. 製造方法 地金は,三層式電解炉で製造する。

4. 品質
4.1 地金は,品質均一で表面によごれがなく,有害な溶さいそのほかの異物を含んではならない。
4.2 化学成分は,表 2 による。
表2
化学成分 %
種 類
Si Fe Cu Al
特 種 0.002 以下 0.002 以下 0.002 以下 99.995 以上
1 種 0.005 以下 0.005 以下 0.005 以下 99.990 以上
2 種 0.020 以下 0.020 以下 0.010 以下 99.950 以上

5. 試験 化学成分の分析試験は,つぎのいずれかによる。
JIS H 1304(アルミニウム地金およびアルミニウム合金地金の光電測光式発光分光分析方法通則)
JIS H 1305(アルミニウム地金およびアルミニウム合金地金の光電測光式発光分光分析方法)
JIS H 1351(アルミニウムおよびアルミニウム合金の分析方法の通則)
JIS H 1352(アルミニウムおよびアルミニウム合金のけい素分析方法)
JIS H 1353(アルミニウムおよびアルミニウム合金の鉄分析方法)
JIS H 1354(アルミニウムおよびアルミニウム合金の銅分析方法)
備考 分析値は百分率で表わし,数値のまとめ方はつぎのとおりとする。
(1) けい素,鉄および銅については,表 2 に規定されたつぎの位まで算出し,その終わりの位は
JIS Z 8401(数値の丸め方)による。
(2) アルミニウム分については,けい素,鉄および銅の百分率をおのおの(1)によって算出したの
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H 2111-1968

ち,その総計を 100 から引いた残部とする。

6. 検査
6.1 分析試料のとり方 地金を鋳込むさいに分析試料をとる場合は,1 溶解ごとに 3 個以上の鋳込試料を
とる。
鋳込試料は,できるだけ完全に,地金と同一品質を得るように鋳型の形状,大きさおよび鋳込の時期な
どに注意しなければならない。地金から分析試料をとる場合は,地金に表示された溶解番号ごとに 3 個以
上の地金からとる。
6.2 地金は外観を検査するとともに,5.によって試験を行ない,4.の規定に合格しなければならない。
6.3 製造業者は,分析試験の結果を提出しなければならない。

7. 表示 地金には,つぎの事項を鋳出しするか,そのほか適当な方法によって表示しなければならない。
(1) 日本工業規格の名称,種類またはその色別
(2) 溶解番号
(3) 製造業者名またはその略号
非鉄金属部会 アルミニウム地金専門委員会 構成表

氏名 所属
(委員会長) 石 田 四 郎 明治大学工学部
森 永 卓 一 軽金属協会
加 藤 正 夫 東京大学生産技術研究所
小 川 正 己 通商産業省鉱山局金属課
分 部 武 男 工業技術院標準部材料規格課
小松崎 定 男 日本軽金属株式会社
田 口 利 一 昭和電工株式会社
吉 田 徹 郎 住友化学工業株式会社
松 之 忠 義 三菱化成工業株式会社
片 山 英太郎 軽金属精錬会
広 瀬 元 春 住友軽金属工業株式会社
池 村 恭 一 株式会社神戸製鋼所
平 田 政 七 古河アルミニウム工業株式会社
村 上 信 行 軽金属圧延工業会
平 野 慎 吾 古河電気工業株式会社
大 西 順一郎 住友電気工業株式会社
(事務局) 吉 枝 正 明 工業技術院標準部材料規格課

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