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(Ado アド)

学校では 結構 息しづらいなって

息苦しく過ごしてましたかね

歌い手になりたいってのは 小学生ぐらいのときからあって

まず Ado っていう名前は
国語の教科書に 狂言の役柄を

「シテ」と「アド」って 呼ぶっていうのが書いてあって

あっ なんか「アド」って響き カッコいいっていって

なんか 安直に響きだけで最初は決めましたね

まあ 根暗で… 今もそうですけど

ネガティブ思考 何をやるにしても自信を持つことができなくて

当時は 絵を描くのが好きで

ちょっと絵を描いていると なんか からかわれることとかも多くって

結局は 自分って全部ダメなんだなみたいな… ありとあらゆる全てがコンプレックスでしたね

小学校高学年ぐらいのときに

自分の好きなボカロの楽曲を カバーしている人たちがいて

どんな人かも分かんないのに

声だけで 歌だけで こんなに なんか 盛り上げられる人がいるっていうか

そういう人たちがいっぱいいるってことを知って

自分もやってみたいって思いましたね

歌い手さんを知ってから 歌うことがたくさん増えて

両親にうるさいって言われるぐらい 毎日のように 家で歌っていたので

歌に関することは むしろ なんか ちょっと変に自信があるぐらいみたいな

ずっとなりたかった歌い手

ずっとやりたかった「歌ってみた」を投稿できて

まあ 性格っていうところでは何も変わってないですけど

まあ ワクワクはしていましたね

ホント コメントがつくだけで 私は

“うれしい!こんなに私の動画にコメントが”って

なんか もう 1時間ごとに更新して見てるみたいな

親のパソコンで 「歌ってみた」スターターセットみたいな
…をサンタさんからもらって

コンデンサーマイクを手持ちで録音していましたね

インターフェースは今も使っています

「歌ってみた」を何本か投稿してから

クローゼットに移ったのかな多分 そのぐらいの時期だと思います

何でしょう 防音とか音の反響を防ぐのでいいのかなって思って

今まであった変な自信がまた だんだん無くなってきた時期もあったり

気づいたっていうか

私 あんまり うまくないじゃんみたいな感じで

なんか 落ち込むみたいな

ちょっと批判的なことも言われるようにはなりましたが

それを気にしてたりっていうのも大きかったですかね

少しでも 何か トゲがあることを言われると

すぐ落ちてしまうみたいな

あっ でも 悔しいっていう思いもありましたね

その あまりにもすごい勢いだったので

自分の気持ちが置いていかれた…

感じですかね

あれ? あれ? みたいな

すさまじい勢いで再生回数が上がっていってって

その事実…

すごいことになっているっていう事実に追いつくので精いっぱいでしたかね

追いついているっていうか 事実として実感しているところもあれば

やっぱり あれ? えっ? みたいに

なんか びっくりしてしまうこともあります

確かに 自分の歌が1億再生もされたっていう事実はあっても

すごいうれしいっていう気持ちはありますが

ただ それで自分が明るくなったとか

自愛できているかって言われたら 違いますね
てにをはさんに書き下ろしていただいた「ギラギラ」ですかね

結構 コンプレックスの部分を描いたところが多くて

それが 自分とホントに重ねる部分が多くて

特に “正直言って私の顔はそう神様が左手で描いたみたい”って

いう部分だったり

“もしも神様が左利きならどんなに幸せか知れない”というところ

ここは とても印象に残っていますね

基本的に オリジナル楽曲のときはスタジオでとっています

いやあ でも やってること ほぼ クローゼットと変わってなくて

ただ 環境と機材とっていうのがいいだけで

結局 ひとりで座ってとっているので

やっぱり なんか 自分のペースでやりたいなって思って

…で あと なんか エディターさんとか エンジニアさんに聴かれながら歌うと なんか

私の… このなんか ヘナヘナの歌を聴いてどう思ってるんだろうみたいな

…ことを思っちゃってそれで あ~あ みたいな

勝手に気負いしてうまく 歌えないみたいなっていうのがあって

ちょっとひとりで歌いたいですって 希望しましたね

大きな会場でワンマンライブがしたいって いうのが目標ですね

いや ホントに 楽曲があるからこそ 私は活動できて 歌えているので

ホントに 楽曲のおかげですよ

ボカロPさんたちのおかげです

結構 いろんな楽曲を歌ってきましたが

ラップとかも 結構 面白いなあって

もっと 何か 新しいことに 挑戦できたら面白いのかなって思います

「シテ」は主役 「アド」は脇役って いう意味があることを知って

自分が誰かの脇役として

誰かの人生を支えられたら

うれしいなって思いますね

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