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木曽町役場本庁舎 コンテンポラリーズ 04
木曽町役場本庁舎 コンテンポラリーズ 04
森から防災を考えるための
私たちは既存会議棟を有効活用し、役場 , 防災センターを含めた「森 森の学校のプログラムイメージ 展示やレクチャー 受付第 068 号
の学校」を提案します。「森の学校」は木曽のこれからの林業や森
産業
の維持管理、観光などの新しい産業を創生するための産官学民連携
・ 森林や木の素材を使って起業する人のアトリエ、スタジオ提供(空き家対策
の木曽ならではの新しい試みです。ここから まちのリーダー を 兼用)
育成し、森を守りつつ、森の良さを知ってもらい、森で経済を回す、 ・ café 事業 森のコーヒー など地元食材や野菜の販売
という木曽の新たなブランディング事業を提案します。森の学校に ・ 木質バイオマス事業連携によるこれからのエネルギー産業の連携、技術開発
地元材の木を使った新しいプロダクトなどの
みち
は、スタジオ、工房、ラウンジなどをしつらえ木を通して学びそこ ・ 森林組合連携事業(県内、県外の森林組合との連携事業)
から様々な活動につなげる場所にします。また木曽町だけでなく多 ・ 在来工法による建築建設の推進連携、小さな公共建築から始める伝統工法の 展示販売によるブランディング活動
継承
くの外部の人々がこの森の学校に関わり学ぶことで、 IターンやU
木を使ってビジネスする 森林課との協働
ターンなどの活力のある人材が増え、まちづくりへと発展していき
観光 人のためのスタジオやアトリエ
ます。また設計期間や建設期間においては木造建築を建てる、とい
・エコツーリズム、 木曽の森の中でのツアー(森林産業の見学、生態系の観察)
う行為を通してまちの人たちと一緒に木曽について考えていける仕 ・森の学校の web 制作、国内の森の学校との連携、海外との連携の促進 休憩ラウンジとして
組みを提案します。そしてまちのリーダーを育て、様々なワーク ・観光協会と連携し、外国人や旅行者の安全なガイダンス、旅行プログラム カフェ運営や地元食材の販売
ショップを行うことで広がりをもった視野を養い、人づくり、まち の製作
づくりにつなげていきます。まさしく木を通して育つ場所をつくり ・建築ツアー:奈良井、妻籠など、新庁舎とともに重伝建などのツアープロ
グラム
ます。 森のひろば
森の学校組織のイメージ 新しい人材育成のための仕組み 教育
森の学校
産 ・ まちのリーダー を育てるための研修プログラム、林業とまちづくり講座
森林組合
・子供向けのサマースクール、ウィンタースクールなど、短期滞在型、林業体
多様な学びの場の
住宅推進協議会 等 産業 験プログラム
レクチャールーム
林野庁 林業大学校
・定期的な森林ワークショップなど、世代間交流を図るためのプログラム
官 行政
森の学校 信州大学等 学 森の学校 ・林業を学ぶ学生のためのより実践的で新しい人材をつくるための教育
(森林課) (防災、林業に 木造伝統工法の講習会や子
(まちづくり課) 特化した学部) 観光 教育 供向けのワークショップな
歴史 気候・風土 自然災害 林業 どの多様な屋外活動
町民 観光客
新規町民 木を通して木曽の 世界有数の山と川に 防災意識を高め、 山づくりにつなが
歴史を学び世界に 囲まれた環境から木 自然とともにある る循環型の木材利
民
情報発信する 材利用を考える 暮らしを考える 用を実践する
誰もが気軽に利用
森の学校とまちのつながり
近隣との連携
長野県内の企業、 できる工房
大学、自治体 散歩道 「森の学校」
(伊那、南木曽、塩尻等) 木工製品 子育て 人づくり まちづくり
木材利用の価値に 高齢化支援 次世代へ木の技術 木材利用による持 展望デッキ 運営事務局
ついて考え新しい を継承し、新しい 続可能な豊かなま
世代を超えて木の
日本国内の森林団体
木曽産業を考える 人のつながりをつ ちをつくる
学びの場をつくる
くる
都心の企業、学校
海外の森林団体
改修工事も視野にいれた工 解体工事
夏季:井戸、
または地中熱 冬季:木質バイオマス排熱 旧中山道 眺望 散策路 改修工事
にて床パネルを冷やす の温水で床パネルを暖める
パッケージエアコン
エントランス
程計画を可能にします。 仮囲い
来庁者アプローチ
4)外構工事+解体工事+会議棟改修工事 (H32.11月∼H33.3月)
自然環境から守り、エネルギーを活かす屋根と壁柱 木質バイオマスによる温水暖房
採光
旧中山道の整備 展望デッキ 外構と駐車場 さくらのみち 本計画では建物の一部が土壌汚染エリアにあるため以下の対策を施し、工期やコストの面
雨の流れ 新たにみちを整備して敷地内 崖家造りの展望デッキ 外構の仕上げには木曽の間伐材を利用し 春にはコヒカンザクラなどが咲
で無理のない計画とします。原則的に区域指定を解除せず、基礎底までの該当する汚染土
みち 散策路とつながる計画を提案 からは北西に連なる山 たチップをコンクリートにまぜた優しい き、利用者を迎えます。電車の車
木質バイオマスによる温水利用 します。斜面に広がる樹木に を眺めることが出来ま 表情の仕上げとします。来庁者の駐車場 窓からも眺めることができ、新し については敷地内の他の汚染エリアの地盤整備のための盛り土として利用し、アスファル
とし、冬季は終日稼働し続けるこ
とで、みちがバッファー空間とな 触れ合うことで木や山がまち す。町の様子が一望で なども積極的に緑化を行います。樹木は い木曽の名所となります。中央本 ト等でフッ素化合物の飛散を被覆します。場内での盛替えで残ってしまう汚染土について
採光 り、各室への負荷を減らす のみなさんにとって身近なも きるので防災時にも役 敷地内の環境に対応するように木曽五木 線、南側高台からの眺めを楽しめ
のとなり、みちをとおして歴 立ちます。 のサワラ、ヒノキ、アスナロ、ネズコを ます。 は近隣の指定処理場へと搬出します。仮に該当エリア 200 ㎡(約 100 ㎥)をすべて処分す
全体空調 床吹き出し空調+床パネル
断熱性の高いヒノキの壁柱 史を継承していきます。 植樹します。 るとしても、運搬費と処分費で概算約 250 万円程度を想定しています。
個別空調 パッケージエアコン