You are on page 1of 5

ふく

11.03 GDP に含まれ (chứa, bao gồm)ないものは?

GDP 含まれるものは家計支出、民間国内総投資、政府支出、純輸
出(xuất khẩu ròng)

しょう
実際にそこに利益が 生 じていても、GDP に含まれないものがあり
ね あ ばいきゃくえき
ます。たとえば、土地の 値上がり (tăng giá) による 売 却 益 (lợi nhuận từ
việc bán tài sản) (キャピタル・ゲイン) (capital gain – lãi về vốn) 」が そうで
う だ ふ か か ち
す。これは生産活動の結果新しく 生み 出された 付加価値 (giá trị gia
tăng)ではありませんから、GDP には含まれません。
すいてい
また、価値を 推定 (ước tính) できないという理由で、国内総生産の
けいさん じょがい かていない
計算 (tính toán) から除外 (ngoại trừ)されているものもあります。 家庭内
だいひょうれい
での掃除、洗濯、料理などの労働サービスがその 代 表 例 (ví dụ tiêu
りっぱ か せ い ふ
biểu) です。もちろん家事も 立派 (tuyệt vời) な仕事であり、もし 家政婦
やと ちんぎん
(quản gia) を雇えば(thuê)そこに賃金 (lương) だって発生します。しかし、
じゅんすい きんせん
市場で取引されない 純 粋 な家庭内の労働をその内容に応じて 金銭
(tiền bạc)で評価するのは、やはり非常に難しいのです。
政府活動の付加価値は、GDP に含まれる
べんぽう
しかし、市場で取引されていなくても、何らかの 便法 (biện pháp)を
もち はんえい
用いて(áp dụng) その経済的な活動を GDP の計算に反映 (phản ánh)させ
ているものもあります。
ししゅつ
ひとつ目は、政府活動の付加価値です。政府 支出 (chi tiêu) のサー
ろうじんふくし とお
ビスは、老人福祉 (phúc lợi dành cho người cao tuổi) サービスなど市場を 通
きゃっかんてき
さないで行われるものが多いため、その 客 観 的 (một cách khách quan)
がく
な 額が計算できません。そこで政府サービスの付加価値は、その
サービスを作り出すのにかかった費用(たとえば公務員の給料) に
しています。
じ か しょうひ と あつか
ふたつ目は、 自家消費の 取り 扱 い (xử lý thành tiêu dùng trong gia đình)
のうか さくもつ
です。 農家 (nông dân) などでは、自分のところで作った 作物を市場
に売りに出さないで、自分の家庭で食へることがあります。市場で
価格がつかないので、自家消費の大きさを客観的に計算するのは困
難です。そこで、農家が生産したものはいったんすべて市場で売っ
けいじょう
たとみなして、自家消費分も GDP に 計 上 しています。(phần tiêu dùng
được tính vào GDP)

さんめんとうか げんそく
11.04 三面等価の 原則 (đồng nhất thức 3 cách tính GDP)
ごうけい
ここまでは、生産における付加価値の 合計 (tổng cộng)として、国内
総生産を生産面から見てきました。しかし、生産されたものは必ず
ぶんぱい
誰かに分配 (phân phối)されて誰かの所得になっていますし、必ず何ら
かの形で使われています。
さんめんとうか げんそく な た
このことから、国内総生産には「三面等価の原則」が成り立ちま
す (hình thành) 。「生産面から見た国内総生産(GDP – Tổng sản phẩm quốc
ぶんぱいめん
nội)、分配面 (mặt phân phối) から見た国内総所得(GDI – Tổng thu nhập quốc
ししゅつめん
nội) 、 支出面 (mặt chi tiêu) から見た国内総支出 (GDE – Tổng chi tiêu quốc
ひと げんそく
nội)はすべて等しい (bằng nhau)」という 原則 (nguyên tắc)です。
な づ さんめんとうか げんそく
原則と 名付け (đặt tên) られているとはいえ、この 三面等価の 原則、
あとづ てき
実はちょっと後付け的なところがあります。分配された所得が必ず
ちょちく
何かに支出されるのは、国民所得を計算するときに、 貯蓄 (tiết kiệm)
とうし じ ご て き と あつか
と投資 (đầu tư)が等しくなるように 事後的に取り 扱 う(sử dụng, phụ trách)
う のこ
ことにしているからです。つまり、思ったほど売れずに 売れ残っ
しょうひん ざいこひん い と
た 商 品 (hàng thừa) を、 在庫品 (hàng tồn kho) の増加として 意図せざる
ざいことうし ちょちく
在庫投資 (đầu tư lưu động) とみなして投資に含めることで、 貯蓄と
とうし じ ご て き
投資を事後的に等しくなるようにバランスを取っているのです。
GDP には限界もある
GDP が大きくなるのは、一般的にはよいことでしょう。実際、日

本は 1960 年代からの高度成長を 経て (thông qua) 国内総生産が拡大し
ぶっしつてき ゆた
て、物質的 (vật chất)に豊かな社会になりました。
じょうしょう
しかし、GDP が 上 昇 すればすべての面でよくなるのかというと、
必ずしもそうではありません。市場で取引されないもの、特に、
こうがい だいひょう かくさ
公害 (ô nhiễm) に 代 表 (tiêu biểu) されるマイナスの生産活動、 格差 (phát
こうりょ しひょう
tán) 問題も 考慮 (xem xét) されていません。 指標 (chỉ số) としての GDP
にんしき
には、このような限界があることを認識 (nhận thức)しておく必要があ
ります。

国内総生産(GDP) 生産

国内総所得(GDI)

かいがい 企業・財産・ かんせつぜい こ て い し ほ ん げんもう


間接税 thuế gián thu 固定資本 减耗
海外
こようしゃしょとく
雇用者所得 thu ほじょきん
分配
Hao mòn tài sản cố
からの nhập ng sdung lđong 補助金 trợ cấp
định
じゅんよう
純要 国内総支出(GDE)
す し ょ と く
素所得 こくないそう みんかん せいふ
ざいこぞうか
Thu nhập yếu ゆしゅつ 国内総 民間・政府
tố ròng từ 輸出 在庫増加 しほんけいせい さ い しゅ う し ょう ひし しゅ つ

nước ngoài ゆにゅう Tăng hàng 資本形成 最終消費支出 支出


輸入 tồn kho Hình thành tổng tư Chi tiêu cuối cùng của
bản trong nước tư nhân, chính phủ

国内総生産には、生産から見ても、分配から見ても、支出から見ても等しくなる。

ぶっかしすう
11.05 物価指数 (chỉ số giá)
ふだん
物価指数というのも、普段からよく耳にする言葉でしょう。
物価指数は、あるときの物価を 100 として、いまの物価がそれよ
す う ち か
りもどれだけ高いか低いかを 数値化 (số hóa)したものです。たとえば、
ある商品の価格が 1 万円だったときの物価を 100 とします。その商
品が 1 万 1000 円になったとすれば、物価指数は 110 になります。
物価指数には、「消費者物価指数 chỉ số giá tiêu dùng 」と「企業(
おろしうり
卸 売 bán buôn)物価指数」があります。前者は消費財の物価指数で、
こうしゃ げんざいりょう
後者は 原 材 料 (nguyên vật liệu) や輸入・輸出財など企業の生産活動に
もち
用いられる財の物価指数です。
また、「GDP デフレーター (GDP deflator - GDP giảm phát)」という物価
めいもく じっしつ
指数もあります。これは、名目GDP(GDP danh nghĩa) と実質GDP (GDP thực
ひりつ
tế) の比率(tỷ suất) として計算される物価指数で、名目 GDP が実質 GDP
じょうしょう
よりも大きな率で 上 昇 すれば、物価がその率で上昇したとみなす
たんじゅん
ことになります。名目 GDP とは、 単 純 (đơn giản) に市場価格で評価
した GDP の大きさのこと。これに対して、物価変動を考慮し、モノ
の生産量の大きさの変化を測るのが実 GDP です。たとえ名目 GDP が
増加しても、実質 GDP が増加しなければ、それは単にモノの値上が
り分にすぎないので、経済活動自体が活発になったとはいえません。

物価指数のうち、どれを見るべきか
みなさんにとって最も身近な物価指数は、消費者物価指数で
しょう。
この指数が上昇すると、家計は物の価格が上昇してインフレが進行
していると感じます。企業にとっては、企業物価指数も重要な価格
指数となります。また、GDP デフレーターは消費財の価格も生産財
の価格もともに考慮した物価指数ですから、一国全体の価格の変動
をまとめて見る際には、最も適切な指数といえます。

You might also like