2020.01.

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GISを使った
災害シミュレーション
国立研究開発法人 防災科学技術研究所
災害過程研究部門
兼 国家レジリエンス研究推進センター
鈴木進吾
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SIP4D (Shared Information Platform for Disaster Management）

基盤的防災情報流通ネットワーク

Common Operational Picture １対１の情報システム接続から、

関係機関の状況認識の統一 各組織固有データの仲介接続へ

府省庁・自治体・民間等の各種情報システム群

災害対応に役立つ様々なデータベース群
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防災情報サービスプラットフォーム
多種の防災・災害対応ニーズに対応するデータ・知識の統合によるサービス提供
time 事前対策 応急対策 復旧・復興

防災教育 人材育成 帰宅困難者抑制・支援 広域（被災地域外）支援情報 防疫活動 （※）    は防災基本計画で定められた項目

人・ ｺﾝﾊﾟｸﾄｼﾃｨ 災害備蓄計画 緊急医療・救急搬送 給水・食料・生活必需品の確保 心的ケアサービス

サ 社会活動
地域防災計画 BCP
安否情報 備蓄物資調達
被災者への情報伝達 遺体搬送・身元確認
ボランティア受入れ
罹災証明書発給
被災者台帳による生活再建
ー

地区防災計画 避難訓練
消火活動 ライフラインや住宅の応急復旧 建物被害認定調査 広域物資輸送計画立案

ビ 耐震補強 復旧計画作成
被災者救助・救急活動 道路・鉄道・航路の状況把握・提供
建物・ ２次的土砂災害防止 災害ゴミ処分
CIP 指定緊急避難所開設・運営・管理 道路啓開用資材・人員確保
ス インフラ
ｲﾝﾌﾗｱｾｯﾄﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ 交通確保
指揮
通信確保 緊急輸送
事態対処
救護・救助資材調達（計画立案）
対策立案
仮設住宅の提供

後方支援 災害復興住宅の供給
総務
層 自治体・公的機関

業務 データの組合せで各種業務を効率化するサービスを開発・実装

フ プ 要素技術の開発 災害対応・情報処理のSOPの開発と標準化 IoT・文字情報を含む多様な情報への対応

ォ ラ
    （言語情報系情報処理） 情報ソースの拡大 情報通信基盤
ー

ッ セキュリティの
ム ト 高度化・社会実装     （地理空間情報系処理） 共有策の確立・標準化 の開発強化
層
標準的データの活用 インターフェース、データフォーマット標準化

自 然 建物・インフラ 人・社会活動 リファレンス

デ 動的情報（モニタリング・センサ） 通信キャリア
ー

地震観測データ 通報連絡
防災科研 NICT・民間 スマートフォン位置情報(GPS）
道路情報（VICS）

タ 津波観測データ 航空機SAR画像 方針・決定事項

JAXA ＩＴＳ 通行データ（駅、ビル、集客施設） NICT
気象観測データ 対応記録
層 衛星SAR画像 国交省 CCTVカメラ画像 防犯カメラ画像 SNS

静的情報
地表面地形データ 国土地理院 自治体 総務省統計局 SOP
ライフライン事業者
ビッグ 建物種別分布データ 社会基盤情報 人口分布データ マニュアル
土地利用データ 地盤構造データ
災害時要支援
データ 地図データ（地名、河川、湖沼 インフラインベントリー情報 中間・夜間人口データ 者情報 計画

SIP「レジリエントな防災・減災機能の強化」課題④ 2014,2015,2016,2017,2018,2019
3D地図プラットフォーム 言語情報
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防災情報サービス
各種業務の意思決定を支援するため防災の知見をシステム化

SIP4Dからデータ取得 ノウハウによる自動変換
概況情報の提供 必要業務量の自動算出

業務システムを用いた ノウハウによる自動変換
応援要請 工程表案の自動作成

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あなたのまちの直下型地震
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WebGISサービスの連携
• 各種の解析機能や結果の相互利用 APP
• Web Application 入出力とデータの
• ユーザーインターフェース ハンドリング
• データやリクエスト
• 結果のハンドリング
PROCESSING
• 3つのWebGISサービス
地図データを処理
• Data
• 表示や解析に必要なデータ
を供給するサービス
• Processing DATA RESULT
• 解析、処理を供給するサービス 地図データ 結果データ
• Result
• 結果を供給するサービス
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連携の一例 既往の想定を用い
地域の地震想定
る
App
地域の想定データ
パラメータ
自分で地震想定
（J-SHIS）
データを検索し データ Data
任意の震源を設定 結果にするサービス
首都直下・南海トラフ
パラメータ App Processing

距離減衰式を用いて震度を 政府の想定データ
計算するサービス 結果 Data
データ Processing
URL
地盤データ 震度分布

Data データ Result 表示

各震度階の人口を集計 曝露
人口データ
するサービス 結果 人口
Data Processing Result App
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各解析の実行のためのサービス連携
ユーザー
表示・必要に応じて次の解析に利用

解析モデル
ウェブサーバー 解析の
ウェブアプリ リクエスト ジオプロセッシ 結果の公開 結果
ケーション ングサービス 地図 マップサービス
数値や 解析ジョブ
データ 実行結果サービス
実行結果サービス情報

解析に必要なデータのリクエスト データ

データサービス データベース
公開
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本システムで実行可能な計算
項目 計算出力 地図（メッシュ） 数値

震度 震度 ○
震度階ごとの曝露人口 ○
建物被害 揺れによる家屋倒壊件数 ○ ○
火災件数 ○ ○
人的被害 家屋倒壊による死者数 ○ ○
家屋倒壊による負傷者数・重傷者数・避難者数 ○

ライフライン支障 断水・断ガス・停電・下水道機能支障日数 ○

1日・1週間・1月後の影響世帯数 ○
企業の事業中断 大企業・中小企業、製造業・非製造業の事業中断日数 ○

1日・1週間・1月後の事業中断事業所数等 ○

道路被害 被害箇所数 ○ ○
物資需給バランス ミネラルウオーター・パンの需要量、供給量 ○
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ライフライン供給支障
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各地点での情報
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H30奈良県橿原市訓練

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災害対応訓練シナリオ生成サービス
過去の災害記録 インタラクティブ データ
データ、災害研究 災害想定アプリ ◆ハザード記録
成果データ ◆社会動態データ
◆災害対応計画
災害過程シミュ ◆マニュアル
分析 ◆災害対応記録
レーター

ハザードシナリオ 防災情報サービス
開発した情報シス
プラットフォーム
テム、災害対応マ 被害シナリオ
提 蓄 整
ニュアル、組織体
対応シナリオ 供 積 理
制の実効性を検証
するためのリアル
な訓練シナリオを 訓練シナリオ 災害過程シミュレーター
提供
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ハザード想定プロセス
想定ステップ１：降雨の原因・パターンの選択

気象等の情報

災害発生時      避難情報発令時 想定の基本
データ
自動受信し地域別・種
類別にデータベース化

想定ステップ２：パラメーターを入力して変形 想定降雨時系列 全国降雨流出氾濫解析（RRI）

降水量方向への短縮・伸長
60
変形範囲は
50 全国5km
40
部分切り取り メッシュ
30
20
確率降水量
10
時系列浸水深 河川水位・流量
0 マップで
時間方向への短縮・伸長 制限・制御
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地域別ハザード選定
原因 シナリオ数
河川水位の波形 シナリオ数
台風 2
前線 1 1山 2
台風と台風 1
台風と前線 1 2山 3

地域 シナリオ数
鬼怒川＋小貝川 3
鬼怒川 1
小貝川 1

No. シナリオ名
1 平成27年9月関東・東北豪雨
2 令和元年台風第19号による大雨
3 平成19年台風第9号による大雨
4 平成20年8月末豪雨
5 平成19年台風第4号と梅雨前線による大雨
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風水害シミュレーション
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ハザードシミュレーション
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建物被害
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死者、孤立者
水位 死亡率（%）

危険水位帯 91.75

準危険水位帯 12.0

安全水位帯 0.023
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避難所への水平避難が不可能になるまでの時間

各家屋から避難所までの
ルート解析

ルート上の最短浸水時間
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防災資源、道路
＜浸水深と自動車通行との関係＞
10 [cm]：乗用車のブレーキの効きが悪くなる
20 [cm]：道路管理者によるアンダーパス等の通行止め
基準
30 [cm]：自治体のバス運行停止基準
乗用車の排気管やトランスミッション等が浸水
60 [cm]：ＪＡＦの実験でセダン、ＳＵＶともに走行不
可
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状況付与
浸水深

POI

POI・浸水深ご
とに考えられる
現象
 標準的な避難判断過程の解明（兵庫県立大）
フェーズ1 フェーズ２ フェーズ３ フェーズ４

状況 状況
状況 状況 ・避難準備レベル
・避難勧告・指示レベ
・避難準備レベル ・避難準備レベル （補正：避難勧告・指
ル
示レベル）

判断 判断 判断 判断

発令
しない 避難勧告 避難勧告

判断結果 判断結果 判断根拠 判断結果 判断根拠 判断結果 判断根拠

判断根拠
災害情報(気象情報等)の収集
被害情報の収集
警戒活動の実施

災害警戒準備室(第2段階)の設置 防災指令第4号の発令 防災指令第5号の発令 防災指令第6号の発令

災害警戒準備室(第３段階)の設置 災害警戒室の設置 災害対策本部の設置
避難関連情報の発令
避難所の開設
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Battle Rhythm Manager

フェーズごとにフェーズの訓練目的、訓練内容、状況を提供し、
状況とやるべきことを紐付けながら訓練を実施
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今後
EARTH EX

Emergency All-sector Response Transnational Hazard Exercise®

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マルチステークホルダー災害対応訓練技術
状況付与 状況付与 状況付与 状況付与

国 都道府県 市町村 住民
資源管理
目的 目的 目的 目的
訓
訓練練 タスク タスク タスク タスク
EEIs

Lane
Lane

Lane

Lane

Lane

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Lane
対応ログ 対応ログ 対応ログ 対応ログ 様式
振り
返り 共有の
ふり After Action Report
仕組み
返り
Lane

Lane
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Lane

Lane

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Lane

Lane

Lane
災害対応 災害対応 災害対応 災害対応
平常 業務フロー 業務フロー 業務フロー 業務フロー ワーク
時 ショップ
WBS WBS WBS WBS

次の訓練 状況付与 状況付与 状況付与 状況付与