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アプ リ キ ャ ス ト 開 発 ガイ ド
Rev 1.0.7
ソニー株式会社
TV 事業本部 ソフトウェア技術部門
変更履歴
Rev Date Changes
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アプリキャスト開発ガイド
は じ めに
1.1.1 本書の目的
1.1.2 使用上の注意
• このドキュメントは、アプリキャストに関する情報提供のみを目的としています。
• このドキュメントは、予告なく変更されることがあります。
• このドキュメントに記載されている内容に関する技術的、または編集上の間違いや欠落について
は、一切の責任を負いません。また本資料に従った技術的措置、対応、実行、およびその結果
生じる必然的、間接的、偶発的損害についても、一切責任を負いません。
1.1.3 商標について
• BRAVIA はソニー株式会社の登録商標です。
• その他、本書で登場するシステム名、製品名、サービス名、会社名は、一般に各メーカーの商標
または登録商標です。
1.1.4 著作権に関する注意
• このドキュメントに関する著作権は、ソニー株式会社にあります。
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アプリキャスト開発ガイド
• このドキュメントに書かれている内容を、無断で複製、転載、改変することを禁じます。また、当社
の許可なく、Web をはじめとする公の媒体に対してこのドキュメントの内容を公開することを禁じ
ます。
1.1.5 表記上の規則
このドキュメントでは、解説文章の意味をよりはっきりとさせるために、以下のような表記形式を用いていま
す。
書体 意味
タイプライタ体 タグやプログラムのコードを表します。
特に表中の表記では、<>で囲まれているものは要素、囲まれていない場合は属性
を意味します。
イタリック体 変数や引数の名前を意味します。
[囲み文字] ボタンやキーを表します。
1.1.6 用語
用語 意味
XMB 上に表示されるコンテンツ、フォルダ、デバイスなどのいずれか。XMB 上に
アイテム
アイコン表示されるもの
アプリキャスト起動時に画面右側に表示される、それぞれ独立した小さなアプリ
ケーション。アプリキャスト・サーバからダウンロードされ、TV 上で実行される小さ
アプリ
なアプリケーション・プログラム(ウィジェットと、ウィジェットに提供されるコンテン
ツやサービスとから成る)
使用可能なアプリの一覧。アプリキャスト・サーバからダウンロードしたウィジェッ
アプリリスト
ト・カタログに従って生成される
ウィジェット・バンドル 提供されるウィジェットについてのデータ一式
クロスメディアバー 十字に並んだアイコンで、チャンネルの切換やアプリケーションの選択ができる
(XMB) ユーザインタフェース
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アプリキャスト開発ガイド
目次
はじめに ...............................................................................................................................2
1.1.4 著作権に関する注意....................................................................................................2
1.1.6 用語............................................................................................................................3
1 アプリキャストの概要 ......................................................................................................6
2 BRAVIAのアプリキャスト機能..........................................................................................7
2.1.2 アプリ設定.................................................................................................................11
2.1.4 その他の操作............................................................................................................13
2.2.1 一覧表示...................................................................................................................15
3 アプリ開発 ......................................................................................................................18
3.3.1 ウィジェット・バンドル..................................................................................................19
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アプリキャスト開発ガイド
A.1 ウィジェット・バンドルの構成.......................................................................................................21
A.2.2 サンプル...................................................................................................................24
A.3.2 サンプル...................................................................................................................25
A.4 preference.xml........................................................................................................................25
A.4.1 XML仕様..................................................................................................................25
A.4.2 サンプル...................................................................................................................27
B.1 ウィジェット・インフォの構成........................................................................................................28
B.2 description.xml.......................................................................................................................28
B.2.1 XML仕様..................................................................................................................29
B.2.2 サンプル...................................................................................................................29
Appendix C プロファイル仕様...........................................................................................30
Appendix D USBメモリの使用...........................................................................................31
Appendix E アプリケーション連携....................................................................................32
E.3 ミュージックプレイヤー仕様........................................................................................................33
E.4 ムービープレイヤー仕様............................................................................................................33
Appendix F 表示可能な文字・画像....................................................................................34
注釈 .................................................................................................................................... 35
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アプリキャスト開発ガイド
1 ア プ リ キ ャ ス ト の概 要
1.1 アプリキャストとは
「アプリキャスト」とは、TV 番組などの映像を見ながら、ユーザが気になる情報を 2 画面モードで画面右側
に表示させるための仕組みです。 複数の情報を表示させておくことができ、内容はそれぞれ自動的に更
新されます。 また表示されている情報についての詳細は簡単なリモコン操作で見ることができます。
図 1-1 アプリキャスト表示画面
1.2 アプリキャストの仕組み
アプリキャストは TV 向けのウィジェット配信システムです。
従来の TV 上で動作するアプリケーションと比較して、ウィジェットは開発や修正が容易であるため、ネット
ワーク上の多様なコンテンツやサービスと連携したアプリケーションを構築しやすいというメリットがありま
す。
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アプリキャスト開発ガイド
2 B R A V IA の ア プリ キ ャ ス ト 機 能
BRAVIA のアプリキャストは、主にアプリキャスト画面とアプリリストから構成されます。
¾ アプリキャスト画面
実際にアプリが動作するアプリキャストのメイン画面
¾ アプリリスト
利用可能なアプリの一覧
図 2-1 アプリリストとアプリキャスト画面
2.1 アプリキャスト画面
アプリが画面右側に並んで表示される画面です。 このとき画面左側には視聴中の映像が縮小表示されま
す。
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-2 アプリキャスト表示
アプリキャスト画面は以下のように様々な方法で起動することができます。
• リモコンの[アプリキャスト]ボタンを押す(※1)
• 視聴中画面のオプションメニューから[アプリキャスト]を選択する(※1)
• XMB のネットワーク・カテゴリにあるアプリリストからアプリを選択する
2.1.1 アプリのモード(ノーマル/フォーカス/アクティブ/フル(※2))
アプリキャスト画面で表示されるアプリには、それぞれ以下の動作モードがあります。 モード間の遷移は
ユーザのキー操作により強制的に行われます。
¾ ノーマル・モード
複数のアプリが同時に表示されている状態です。
• 画面に表示されているアプリは同時に動作する
• [↑][↓]でアプリがスクロールする
• [決定]でフォーカス・モードに遷移
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-3 ノーマル・モード
¾ フォーカス・モード
複数のアプリが同時に表示されているが、画面中央のアプリだけが選択されている状態です。
• 画面に表示されているアプリは同時に動作する
• 中央のアプリ意外はグレーアウトされる
• アプリはスクロールしない
• [決定]でアクティブ・モードに遷移
• [戻る]でノーマル・モードに遷移
• [↑][↓][←][→]をアプリが任意に使用可能
図 2-4 フォーカス・モード
¾ アクティブ・モード
選択されたアプリだけを表示している状態です。
• 選択されていないアプリは動作停止する
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アプリキャスト開発ガイド
• [戻る]でノーマル・モードに遷移。このときアプリは再起動される
• [↑][↓][←][→][決定]をアプリが任意に使用可能
• [青][赤][緑][黄]をアプリが任意に使用可能(※2)
• Web ブラウザなどの組み込みアプリケーションを起動できる(※2)
• ダイアログを表示できる
• フル・モードに遷移することができる
• 使用可能なメモリサイズは 1.3MB
図 2-5 アクティブ・モード
¾ フル・モード
画面全体を単一のアプリで表示する状態です。アクティブ・モードからのみ遷移することが可能です。
• 選択されていないアプリは動作停止する
• [戻る]でノーマル・モードに遷移。このときアプリは再起動される
• [↑][↓][←][→][決定]をアプリが任意に使用可能
• [青][赤][緑][黄]をアプリが任意に使用可能(※2)
• Web ブラウザなどの組み込みアプリケーションを起動できる(※2)
• ダイアログを表示できる
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-6 フル・モード
アプリのモード間の遷移は以下のように[決定]または[戻る]で行います。
図 2-7 アプリキャストのモード遷移図
2.1.2 アプリ設定
アプリキャスト画面でオプションメニューから[アプリ設定]を選択すると、各アプリに関する個別の設定を行
うための画面が表示されます。
この画面ではアプリ毎に好みなどを設定してカスタマイズすることができます。 この設定はアプリ個別のも
のなので、設定内容はアプリ毎に異なります。
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-8 「アプリ設定」画面
設定項目には以下のタイプがあります。
¾ テキスト入力
任意のテキストを設定するための設定項目です。
• 項目を指定して[決定]を押すと、ソフトウエア・キーボードを表示
• ソフトウエア・キーボードは、全角漢字・ひらがな/半角英数字モード、または半角英数字モード
のみの 2 種類を選択可
• ユーザが入力できる文字数は、全角漢字・ひらがな/半角英数字モードの場合 12 文字(※3)、半
角英数字モードのみの場合は 128 文字まで
• 全角漢字・ひらがな/半角英数字モードは全角漢字・ひらがなモードで起動するが、ユーザによ
るモード切替で半角英数字も入力可能
• テキスト未入力時は”【未設定】と表示”
¾ パスワード入力
パスワード文字列を入力するための設定項目です。
• 項目を指定して[決定]を押すと、ソフトウエア・キーボードを表示
• 入力したテキストは「*」で表示(※4)
• 半角英数字のみの入力
¾ シングルセレクト
あらかじめ決められた項目のうちの 1 つを選択させるための設定項目
• 選択項目は最大 60 個まで
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アプリキャスト開発ガイド
• 選択項目として表示する文字列は最大全角 16 文字(※6)まで
• 項目未選択時は 【未設定】 と表示
¾ チェックボックス
ユーザに決められた項目のうち、1 つ以上を選択させます。
• 設定項目は最大 6 個まで
• 設定項目の表示文字列は最大全角 10 文字(※6)まで
設定を変更した場合、[戻る]を押すと設定の保存確認ダイアログが表示されます。 また、設定画面を閉じ
ると、ノーマル・モードに戻りアプリが再起動されます。
2.1.3 アプリケーション連携
またモデルによってはWebブラウザ以外のアプリケーションを呼び出すことが可能です。 連携可能なアプ
リケーションについて詳しくは『Appendix C プロファイル仕様』を参照して下さい。
2.1.4 その他の操作
2.1.4.1 アプリの登録と解除
アプリキャスト画面でオプションメニューから[登録]または[登録解除]を選択することにより、アプリの登録
状態を変更することができます。
「登録」されたアプリは、次回以降のアプリキャスト起動時に自動でダウンロード・実行されるようになります。
また「アプリ設定」で設定された情報を、次回以降のアプリキャスト起動でも参照できるようになります。
アプリが未登録の状態でアプリキャストを終了する場合、登録確認画面が表示されます。
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-9 アプリの登録確認画面
(※1)
2.1.4.2 アプリの複製
アプリキャスト画面でオプションメニューから[コピーを登録]を選択することにより、選択されているアプリの
コピーを作成し、アプリキャストへの登録を行うことができます。
このときコピーされたアプリには「アプリ設定」は引き継がれません。
2.1.4.3 「お問い合わせ」の表示
アプリに関するお問い合わせ先を表示する画面です。 アプリキャスト画面のオプションメニューから[お問
い合わせ]を選択して表示します。
「お問い合わせ」画面では、以下の情報を表示します。
• アプリの名称
• アプリの提供者名
• アプリに関するお問い合わせ先(電話番号)
• アプリのお問い合わせ先に関する補足情報
• アプリに関するお問い合わせ先ボタン
[決定]を押すと Web ブラウザが起動しアプリに関するお問い合わせ先やサポート情報を
表示します。
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アプリキャスト開発ガイド
図 2-10 「お問い合わせ」画面
2.2 アプリリスト(XMB)
XMB のネットワーク・カテゴリに並んでいるアプリキャストで実行可能なアプリ一覧のことを「アプリリスト」と
呼びます。
アプリキャストはここから起動することができます。 またアプリの登録、解除などの操作もここから行うこと
ができます。
図 2-11 アプリリストの項目
2.2.1 一覧表示
アプリリストにはアプリ毎に以下のような情報を表示することができます。
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アプリキャスト開発ガイド
• アプリのアイコン
• アプリの名称
• アプリの説明
• アプリの提供者
• アプリの状態
• アプリの登録状況(登録済みの場合のみ表示)
アプリリストのアプリを選択した状態で[決定]を押すと、アプリキャスト画面に遷移し、選択したアプリを実行
することができます。
すでに登録されているアプリを実行した場合には、そのアプリを中央に表示した状態でアプリキャストを起
動します。 登録されていないアプリを実行した場合は、一番下にそのアプリを追加した状態でアプリキャ
ストを起動します。
2.2.2 アプリの登録と解除
アプリリストのアプリを選択した状態で、オプションメニューから[登録]または[登録解除]を選択することに
より、アプリの登録状態を変更することができます。
「登録」されたアプリは、アプリキャスト起動時に自動でダウンロード・実行されるようになります。
2.2.3 「アプリ説明」の表示
各アプリの説明を表示する画面。 アプリリストのオプションメニューから[アプリ説明]を選択して表示しま
す。
「アプリ説明」画面では、以下の情報を表示します。
• アプリのアイコン
• アプリの名称
• アプリの状態
• アプリのイメージ画像
• アプリの詳細説明
• アプリの提供者名
• アプリに関するお問い合わせ先(電話番号)
• アプリに関するお問い合わせ先ボタン
[決定]を押すと Web ブラウザが起動しアプリに関するお問い合わせ先やサポート情報を
表示します。
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アプリキャスト開発ガイド
• アプリの登録状況(登録済みの場合のみ表示)
図 2-12 「アプリ説明」画面
2.2.4 「追加情報」の表示(※1)
アプリのアイコンを選択した状態でしばらくすると、XMB 上にアプリについての追加情報が表示されます。
図 2-13 アプリの「追加情報」表示画面
「追加情報」では以下の情報を表示します。
• アプリのイメージ画像
• アプリの詳細説明
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アプリキャスト開発ガイド
3 ア プ リ開 発
3.1 アプリキャストの仕組み
アプリキャストのアプリは
• ウィジェットから非同期で取得されるコンテンツ
から構成されています。
アプリキャストのシステムは
• ウィジェットを配信するアプリキャスト・サーバ
• コンテンツを配信するコンテンツ・サーバ
• クライアントとしてアプリを実行する TV
から構成されています。
アプリキャストクライアントは、アプリキャスト起動時にユーザがアプリリストから選択または登録したアプリ
に対応するウィジェットを実行します。ウィジェットはクライアントにインストールされるのではなく、アプリキ
ャストが起動されるたびに毎回ダウンロードされ、実行されます。そのためユーザは常に最新のウィジェッ
トを利用できます。同時に実行されたウィジェットはそれぞれ任意のコンテンツ・サーバにアクセスし、非同
期に必要なデータを取得し表示します。
図 3-1 アプリキャストの仕組み
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アプリキャスト開発ガイド
SDK には、アプリの仮想実行環境であるアプリキャスト・エミュレータやサンプルアプリ、開発に必要なドキ
ュメントが含まれています。
SDK の入手方法については下記サイトを参照して下さい。
http://www.sony.jp/products/Consumer/bravia/technology/applicast/develop.html
3.3 ウィジェットの作成
3.3.1 ウィジェット・バンドル
アプリキャストのウィジェットは、ウィジェット・バンドルと呼ばれるファイル群で構成されています。
ウィジェット・バンドルには、
• 各種画像ファイル
が含まれます。
ウィジェット・バンドルについての詳細は『Appendix A ウィジェット・バンドル仕様』を参照して下さい。
3.3.2 プロファイル
プロファイルについての詳細は『Appendix C プロファイル仕様』を参照して下さい。
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アプリキャスト開発ガイド
3.4 ウィジェットの実行方法
ウィジェットをクライアントで実行するには、2 通りの方法があります。
3.4.1 ウェブサーバからダウンロードし実行する
アプリキャストクライアントはウィジェットをウェブサーバからダウンロードして実行することができます。
アプリキャストクライアントからウィジェットをダウンロードするためには、「ウィジェット・バンドル」と「ウィジェ
ット・カタログ」をウェブサーバ上に配置する必要があります。
エミュレータへのウィジェット・カタログの設定方法については、エミュレータに付属のドキュメントを参照して
下さい。
3.4.2 ローカルストレージから実行する
一部のBRAVIAではUSBメモリからウィジェットを読み込んで実行することができます。 ( ※ 1) 詳しくは
『Appendix D USBメモリの使用』を参照して下さい。
3.5 ウィジェットの配信
アプリをアプリリストに掲載するには、作成したウィジェット・バンドルをソニーに提出する必要があります。
提出されたウィジェット・バンドルはアプリキャスト・サーバに配置されます。
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x A
ウ ィジェッ ト ・ バ ン ドル 仕 様
A.1 ウィジェット・バンドルの構成
「ウィジェット・バンドル」はウィジェットの振る舞いを規定するためのファイル群です。必要とされるファイル
の構成は、作成するウィジェットの適用範囲に応じて異なります。
¾ 基本ファイル
すべてのウィジェットに必要なファイル一式です
¾ フル・モード用ファイル
ウィジェットでフル・モードを使用する場合に必要なファイル一式です
フル・モードを持たないウィジェットでは必要ありません
A.1.1 基本ファイル
基本ファイルでは、主にアプリキャスト画面のノーマル・モード/フォーカス・モード/アクティブ・モードにおけ
るウィジェットの振る舞いを規定します。 アプリキャスト起動時に読み込まれ、画面上に表示されているウ
ィジェットから実行されます。
基本ファイルは、以下のファイル群から構成されます。これらのファイルはウィジェット・バンドルのディレク
トリ直下に配置する必要があります。
¾ widget.js (必須)
• ノーマル・モード、フォーカス・モード、アクティブ・モードでのウィジェットの振る舞いを記述した
JavaScript ファイル
• 最大ファイルサイズは 48Kbyte
¾ layout.xml (必須)
• ノーマル・モード、フォーカス・モード、アクティブ・モードでのウィジェットのレイアウトを記述した
XML ファイル
• 最大ファイルサイズは 8Kbyte
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アプリキャスト開発ガイド
¾ info.xml (必須)
• ウィジェットに関する各種情報を記述した XML ファイル
• 最大ファイルサイズは 1Kbyte
¾ bg.png (必須)
• ノーマル・モード、フォーカス・モード、アクティブ・モードで使用する初期背景画像
• 最大ファイルサイズは 8Kbyte
¾ icon.png (必須)
• アプリリストや、アプリ説明で使用するアプリのアイコン画像
• 上下左右に 7 ピクセルのマージンが必要
¾ contact.xml (必須)
• アプリに関するユーザの問い合わせ先を記述した XML ファイル
• 最大ファイルサイズは 5Kbyte
¾ preference.xml (オプション)
• アプリに関する設定項目を記述した XML ファイル
• 最大ファイルサイズは 5Kbyte
なお個別の最大ファイルサイズ制限とは別に、以下の条件を満たす必要があります。
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アプリキャスト開発ガイド
A.1.2 フル・モード用ファイル
アプリキャスト画面のフル・モードでの振る舞いを規定するファイルです。 アプリキャスト画面のフル・モー
ドに遷移した時に読み込まれ、実行されます。
以下のファイルから構成されます。
¾ widget_fullscreen.js (オプション)
• フル・モードでのウィジェットの振る舞いを記述した JavaScript ファイル
• 最大ファイルサイズは 256Kbyte
¾ layout_fullscreen.xml (オプション)
• フル・モードでのウィジェットのレイアウトを記述した XML ファイル
• 最大ファイルサイズは 128Kbyte
A.2 info.xml
アプリに関する各種情報を記述した XML ファイルです。
A.2.1 XML 仕様
• ルート要素として<Info>を持ちます
• ルート要素<Info>は以下の子要素を持ちます
<preference> 必須 「アプリ設定」画面のあり(1)、なし(0)を設定
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アプリキャスト開発ガイド
<profile> 必須 子要素として一つ以上の"<spec>プロファイル記述</spec>"を持
つ。
プロファイルについては『Appendix C プロファイル仕様』を参照
A.2.2 サンプル
A.3 contact.xml
各アプリに関するユーザの問い合わせ先を記述した XML ファイルです。 このファイルに記述された情報を
元に、アプリキャスト画面における「お問い合わせ」画面が形成されます。
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アプリキャスト開発ガイド
A.3.1 XML 仕様
• ルート要素として<ContactInfo>を持ちます。
• ルート要素<ContactInfo>は以下の子要素を持ちます。
<contact> 必須 アプリに関するお問い合わせ先。description.xml の
<contact>と一致していること。最大全角 36 文字(※6)
A.3.2 サンプル
A.4 preference.xml
個々のアプリに対する設定項目が記述された XML ファイルです。 このファイルに記述された情報を元に、
アプリキャスト画面における「アプリ設定」画面が形成されます。
A.4.1 XML 仕様
• ルート要素<Preference>を持ちます。
• ルート要素<Preference>以下に、設定項目として<Item>を 3 つまで記述できます。
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アプリキャスト開発ガイド
• <Item>は以下の属性を持ちます。
• <Item>の属性値として以下を設定します
• <Item>の属性値、子要素はありません。
• <Item>の子要素として、最大で 60 個まで<option>要素を持つことができます。
• <option>要素は以下の属性値、および子要素を持つことで選択可能な項目を形成します。
value 必須 項目の選択時に実際に設定される値。半角英数のみ指定可能。最大半角 20
文字まで
• <Item>の子要素として、最大で 6 個まで<option>要素を持つことができます。
• <option>要素は以下の属性値、および子要素を持つことで選択可能な項目を形成します。
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アプリキャスト開発ガイド
value 必須 項目の選択時に実際に設定される値。半角英数のみ指定可能。最大半角 20
文字まで
A.4.2 サンプル
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x B
ウ ィジェッ ト ・ イン フ ォ 仕 様
B.1 ウィジェット・インフォの構成
「ウィジェット・インフォ」は、個々のアプリに関する説明を記述するためのファイル群です。以下のファイル
から構成されます。
¾ description.xml (必須)
• アプリごとに用意する必要がある
• 最大ファイルサイズは 10Kbyte
¾ thumbnail.png (必須)
• アプリのイメージ画像。「アプリ説明」画面で使用
• アプリごとに用意する必要がある
これらのファイルは全て同じディレクトリに配置する必要があります。
B.2 description.xml
このファイルに記述された情報を元に、アプリリストの「アプリ説明」画面が形成されます。
Catalog.xml の<Widget>要素中に以下のようにファイル名を記述します。
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アプリキャスト開発ガイド
B.2.1 XML 仕様
• ルート要素<Information>を持ちます
• ルート要素<Information>は以下の子要素を持ちます。
<provider> 必須 アプリの提供者名(アプリの作成者名を表記する)。contact.xml の
<provider>と一致していること。最大全角 33 文字(※6)
<contact> 必須 アプリに関するお問い合わせ先。電話番号やメールアドレスを記載。
contact.xml の<contact>と一致していること。最大全角 36 文字
(※6)
B.2.2 サンプル
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x C
プロファイル仕様
ウィジェットが使用できる機能セット(JavaScript API など)のことをプロファイルと呼びます。
AC1.0 - ○ - - - -
AC1.1 - ○ ○ - - -
AC2.0 ○ ○ ○ ○ ○ ○
プロファイルはウィジェットを実行する環境などによって一部制限される場合があります。(※1)
....
<profile>
<spec>AC1.0</spec>
</profile>
....
</Info>
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x D
U S B メ モリ の使 用
注)アプリの動作確認のための機能です。USB メモリから実行したアプリによって生じる必然的、間接的、
偶発的損害について、ソニー株式会社は一切責任を負いません。
図 3-2 アプリリストに表示される「USB」フォルダ
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x E
アプ リ ケーション 連 携
アプリキャストのアプリは BRAVIA に搭載されている以下のアプリケーションを起動することができます(※2)
• Web ブラウザ
• フォトプレイヤー
• ミュージックプレイヤー
• ムービープレイヤー
記述言語 HTML4.01 準拠
動作記述言語 JavaScript1.5
文字入力 画面キーボード方式
E.2 フォトプレイヤー仕様
フォトプレイヤーを利用する場合、以下のフォーマットのコンテンツを再生できます。
¾ JPEG(非プログレッシブ)形式
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アプリキャスト開発ガイド
¾ 解像度 : 4096x4096 以下
フル画面で表示させる場合には、1920x1080 を推奨
E.3 ミュージックプレイヤー仕様
ミュージックプレイヤーを利用する場合、以下のフォーマットのコンテンツを再生できます。
¾ MP3(stereo)形式
• サンプリング周波数:44.1kHz
E.4 ムービープレイヤー仕様
ムービープレイヤーを利用する場合、以下のフォーマットのコンテンツを再生できます。
¾ MPEG-2PS 形式
• ビットレート:最大 10.08Mbps
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アプリキャスト開発ガイド
A p p e n di x F
表 示 可 能 な文 字 ・ 画 像
F.1 表示可能文字
使用フォント: ARIB-新ゴ R
ただし、上記のうち、以下の文字は表示されません(空白文字または代替文字になります)。
F.2 表示可能画像
アプリキャストでは、以下のフォーマットの画像を表示できます。
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アプリキャスト開発ガイド
注釈
※1 モデルによって使用できる機能が異なります。
リモコン 視聴中オプシ
対応プロ
モデル [アプリキャス ョンメニュー アプリの複製 追加情報表示 USB 機能
ファイル
ト]ボタン からの起動
BRAVIA J3000/5000
AC1.0 - - - - -
シリーズ
BRAVIA X7000, ○
X50x0, W5000, AC1.0,
(一部機種を ○ - - -
V3000/5000 AC1.1
シリーズ 除く)
※2 アプリに指定するプロファイルによって使用できない場合があります。
※5 全角/半角が混在する文字列の場合、最後の文字は全角になるようにしてください。
※6 表示可能な文字幅です。
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