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はんかがい

東京の繁華街の光、コロナ以前には戻らず

せいふ いこう きんきゅう じ た い せんげん


日本政府は 2022 年春以降、緊 急 事態 宣言 やその他の新型コロナウィルスによる会
はつどう かんせんしょう
食や集会の制限を発動 していないが、東京の夜は 感 染 症 が広がる前の 2019 年よりも
えいせい が ぞ う
暗い。夜の衛星 画像によると、 昨年の東京の明るさが 19 年の 90%にとどまったのに
かがや
対し、パリとロンドンは 輝 きを完全に取り戻したことを示している。
こうりょう へいきん
2022 年の 4 月~10 月のデータによれば、
パリの 光 量 は 19 年の平均 に比べて 3.2%、

ロンドンは 1.4%増加した一方、ニューヨークは 3.2%、東京は 11.6%減少した。

夜の明るさは住宅街よりも繁華街で大きく落ち込んでおり、六本木や新宿、銀座など
ちょう
人気のナイトスポットの光量は 15% 超 減少した。

東京の大幅な落ち込みは、ビジネスパーソンが仕事後の付き合いでよく出入りしてい

た都心の経済回復が遅れていることが主な理由だ。グーグルによると、「二次会」とい
けんさく
う言葉の検索 数は、パンデミック前の 40%未満にとどまっている。東京在住の 20 代

の女性は新宿駅近くで、「今夜はしごするつもりはない」と話した。
け い き ていたい
労働力不足も景気 停滞 の原因だ。
「多くの人手不足の飲食店は、夜遅くまで営業する
むずか
ことが 難 しい」と、オンライン予約サービスの関係者は述べている。

「日経アジア Nikkei Asia」5月 23 日の記事より抜粋

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