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構 造 規 格( 案 )
1.暗渠類(ボックスカルバート)
2.擁壁類(L型擁壁)
暫 定 版
監 修 建 設 省 中 部 地 方 建 設 局
愛知県・静岡県・岐阜県・三重県・名古屋市
編 集 中部地区コンクリート二次製品構造規格検討委員会
中部地区コンクリート二次製品構造規格検討委員会 構成機関名
現在、土木構造物には数多くのコンクリート二次製品が使用されている。かつて昭和40年代、土
木構造物の施工にかかる費用は資材費が労務費に較べ相対的に高価であった。しかし、現在は生
産・施工技術の向上により逆に労務費が資材価格に較べ相対的に高価になっている。同時に労働者
の高齢化や、若年労働力、熟練工、技能工の不足といった問題や、施工の自動化を促進するために
も構造物の合理化が求められている。
さらに、平成9年7月に策定した「公共工事コスト縮減対策に関する行動計画」に基づき、公共
工事の現場施工において効率化等によるコスト縮減が求められるようになってきた。
中部地区においては、平成9年度より「中部地区コンクリート二次製品構造規格検討委員会」と
して、構造物の合理化、および公共事業のコスト縮減の観点から、コンクリート二次製品全般に関
する特性や可能性の検討、および普及に努める組織を発足させ、現在まで会を重ねてきた。
その中で、コンクリート二次製品のさらなる普及に向け、現行の「コンクリート二次製品構造規
格(案)」の理念を踏襲した上で、中部地区版の構造規格を策定することを決定した。
中部地区版の構造規格を策定する目的は、以下のとおりである。
① 地域(中部地建管内)の特性を考慮した実効ある浸透を図る。
② 構造物のプレキャスト化に関する技術を発展させる。
③ 公共工事のコスト縮減に貢献する。
2.構造規格の適用条件
「中部地区コンクリート二次製品構造規格(案)」は、原則として建設省中部地方建設局管内
において使用するコンクリート二次製品に適用するものである。
中部地区コンクリート二次製品構造規格(案)
目 次
構 造 設 計 規 格 (案)
[Ⅰ]暗渠類(ボックスカルバート)
1.適用範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 2
2.プレキャストボックスカルバートの種類と形状
2-1 種 類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 2
2-2 形 状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P 2
3.プレキャストボックスカルバートの設計
3-1 荷重の種類と組合せ ・・・・・・・・・・・・・・・・ P10
3-2 設計基準強度および許容応力度・・・・・・・・・・・・ P15
3-3 断面力の算定および断面設計 ・・・・・・・・・・・・ P16
3-4 構造細目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P18
4.その他
4-1 適用示方書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P18
4-2 その他関連資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P20
[Ⅱ]擁壁類(L型擁壁)
1.適用範囲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P22
2.プレキャストL型擁壁の構造と形状
2-1 構 造 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P22
2-2 形 状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P22
3.プレキャストL型擁壁の設計
3-1 設計条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P22
3-2 設計基準強度および許容応力度 ・・・・・・・・・・・ P24
3-3 部材に対する検討・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P24
3-4 構造細目 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P25
4.その他
4-1 適用示方書 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P25
4-2 その他関連資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P26
[Ⅰ] 暗 渠 類 (ボックスカルバート)
構 造 規 格(案)
1
1.適用範囲
本構造規格(案)は、道路下に道路や水路などの空間を得るために使用する鉄筋コンクリート製お
よびプレストレストコンクリート製プレキャストボックスカルバートについて規定するものである。
2.プレキャストボックスカルバートの種類と形状
2-1 種 類
1) プレキャストボックスカルバートには、鉄筋コンクリート構造(以下「RC構造」とい
う)と、プレストレストコンクリート構造(以下「PC構造」という)の2種類がある。
2) プレキャストボックスカルバートの種類を表2−1に示す。通常RC構造の1種は主とし
て通路、一般水路に、RC構造の2種は、1種に比べ曲げ引張強度が大きくひび割れを抑
制すべき環境や、腐食性環境の水路に使用するが、本構造規格(案)では製品の使用実態お
よび汎用性を考慮し全て2種にまとめる。
3) 適用土かぶりは、RC・PC両構造ともに最小 0.2m、最大6mまで規格され、その適用
は、図2−2に示すとおりである。
表2−1 プレキャストボックスカルバートの種類
呼 び 寸 法 適用土かぶり
種 類
B×H(mm) (m)
600× 600∼ 900× 900 0.20∼6.00
RC構造
1000× 600∼1800×1800 0.20∼4.00
2000×1000∼3500×2500 0.20∼3.00
150 型 0.20∼1.50
PC構造※ 300 型 600× 600∼5000×2500 1.51∼3.00
600 型 3.01∼6.00
※ PC構造の中には、PRC構造(600×600∼1800×1800)もあるが、平成9年度「中部地区
コンクリート二次製品構造規格検討委員会」では、対象外となっている。
2-2 形 状
中部地区管内においては、本構造規格(案)で示すサイズ(表2−2∼表2−4)を標準サイ
ズとし、それ以外については、別途検討するものとする。
種類については、RC 構造は66サイズ、PC構造は72サイズを標準サイズとする。
なお、ここでいうサイズとは、内空断面の呼び寸法のみを指し、外幅、外高、有効長等につ
いては標準寸法として示したものである。
2
プレキャストボックスカルバートで一般的に用いられている標準的な断面は、図2−1に示
すとおりである。断面形状は、標準形とインバート形に区分される。
標準形は、内空の底部形状がフラットなものであり、水路および通路に使用する。インバート
形は、内空の底部形状が円弧状になったもので、排水・汚水などがカルバート中央に集中して
流下するようにしたものであり、水路に使用する。
(a)標準形 (b)インバート形
図2−1 標準断面図
土かぶり
プレキャストボックスカルバート
図2−2 土かぶりの適用
3
表2−2 RCプレキャストボックスカルバートの寸法 (mm)
4
2300×1800 2660 2200 1500 200 200 180 200 6720
2300×2000 2660 2400 1500 200 200 180 200 6990
2300×2300 2660 2700 1500 200 200 180 200 7400
2400×2000 2780 2420 1500 210 210 190 200 7530
2400×2400 2780 2820 1500 210 210 190 200 8100
2500× 600 2900 1040 1500 220 220 200 200 5990
2500×1250 2900 1690 1500 220 220 200 200 6960
2500×1500 2900 1940 1500 220 220 200 200 7340
2500×1800 2900 2240 1500 220 220 200 200 7790
2500×2000 2900 2440 1500 220 220 200 200 8090
2500×2500 2900 2940 1500 220 220 200 200 8840
2600×1400 3040 1880 1500 240 240 220 200 8080
2700×1400 3140 1880 1500 240 240 220 200 8260
2800×1500 3240 1980 1000 240 240 220 200 5740
2800×2000 3240 2480 1000 240 240 220 200 6290
2800×2500 3240 2980 1000 240 240 220 200 6840
2800×2800 3240 3280 1000 240 240 220 200 7170
3000×1500 3480 2020 1000 260 260 240 300 6780
3000×1800 3480 2320 1000 260 260 240 300 7130
3000×2000 3480 2520 1000 260 260 240 300 7370
3000×2500 3480 3020 1000 260 260 240 300 7970
3000×3000 3480 3520 1000 260 260 240 300 8570
3200×1600 3700 2220 1000 310 310 250 300 8190
3500×1800 4000 2420 1000 310 310 250 300 8900
3500×2000 4000 2620 1000 310 310 250 300 9150
3500×2500 4000 3120 1000 310 310 250 300 9780
注) 表中の外幅、外高、有効長、厚さおよびハンチ高さは、標準寸法として示した
ものであり、この寸法の限りではない。
5
表2−3 PCプレキャストボックスカルバート(150 型、300 型)の寸法(mm)
6
2300×1800 2660 2160 2000 180 180 180 150 8250
2300×2000 2660 2360 2000 180 180 180 150 8610
2300×2300 2660 2660 2000 180 180 180 150 9150
2400×2000 2760 2360 2000 180 180 180 150 8790
2400×2400 2760 2760 2000 180 180 180 150 9510
2500× 600 2860 960 2000 180 180 180 150 6450
2500×1250 2860 1610 2000 180 180 180 150 7620
2500×1500 2860 1860 2000 180 180 180 150 8070
2500×1800 2860 2160 2000 180 180 180 150 8610
2500×2000 2860 2360 2000 180 180 180 150 8970
2500×2500 2900 2900 2000 200 200 200 150 11030
2600×1400 3000 1800 2000 200 200 200 150 9030
2700×1400 3100 1800 2000 200 200 200 150 9230
2800×1500 3200 1900 2000 200 200 200 200 9800
2800×2000 3200 2400 2000 200 200 200 200 10800
2800×2500 3200 2900 2000 200 200 200 200 11800
2800×2800 3200 3200 2000 200 200 200 200 12400
3000×1500 3400 2000 2000 250 250 200 200 11900
3000×1800 3400 2300 2000 250 250 200 200 12500
3000×2000 3400 2500 2000 250 250 200 200 12900
3000×2500 3400 3000 2000 250 250 200 200 13900
3000×3000 3500 3500 2000 250 250 250 200 16650
3200×1600 3700 2100 2000 250 250 250 200 13650
3500×1800 4000 2400 2000 300 300 250 300 17400
3500×2000 4000 2600 2000 300 300 250 300 17900
3500×2500 4000 3100 2000 300 300 250 300 19150
4000×2000 4500 2600 1500 300 300 250 300 14550
4000×2500 4500 3100 1500 300 300 250 200 15490
4500×2000 5100 2760 1000 380 380 300 300 13140
4500×2500 5100 3260 1000 380 380 300 300 13890
5000×2000 5660 2760 1000 380 380 330 300 14510
5000×2500 5660 3260 1000 380 380 330 300 15330
注1:表中の外幅、外高、有効長、厚さおよびハンチ高さは、標準寸法として示したも
のであり、この寸法の限りではない。
7
表2−4 PCプレキャストボックスカルバート(600 型)の寸法 (mm)
8
2300×1800 2760 2260 2000 230 230 230 150 10710
2300×2000 2760 2460 2000 230 230 230 150 11170
2300×2300 2760 2760 2000 230 230 230 150 11860
2400×2000 2900 2500 2000 250 250 250 150 12480
2400×2400 2900 2900 2000 250 250 250 150 13480
2500× 600 3000 1120 2000 260 260 250 150 9350
2500×1250 3000 1770 2000 260 260 250 150 11150
2500×1500 3000 2020 2000 260 260 250 150 11780
2500×1800 3000 2320 2000 260 260 250 150 12530
2500×2000 3000 2520 2000 260 260 250 150 13030
2500×2500 3000 3020 2000 260 260 250 150 14280
2600×1400 3100 1920 2000 260 260 250 150 11790
2700×1400 3260 1960 2000 280 280 280 150 13270
2800×1500 3360 2060 2000 280 280 280 200 14010
2800×2000 3360 2560 2000 280 280 280 200 15410
2800×2500 3360 3060 2000 280 280 280 200 16810
2800×2800 3360 3360 2000 280 280 280 200 17650
3000×1500 3600 2200 2000 350 350 300 200 17500
3000×1800 3600 2500 2000 350 350 300 200 18400
3000×2000 3600 2700 2000 350 350 300 200 19000
3000×2500 3600 3200 1500 350 350 300 200 15380
3000×3000 3600 3700 1500 350 350 300 200 16500
3200×1600 3800 2300 1500 350 350 300 200 13880
3500×1800 4100 2500 1500 350 350 300 300 15490
3500×2000 4100 2700 1500 350 350 300 300 15940
3500×2500 4100 3260 1500 380 380 300 300 17990
4000×2000 4800 2800 1000 400 400 400 300 14050
4000×2500 4800 3300 1000 400 400 400 300 15050
4500×2000 5300 2900 1000 450 450 400 300 16380
4500×2500 5300 3400 1000 450 450 400 300 17380
5000×2000 5800 3030 1000 500 530 400 300 19390
5000×2500 5800 3530 1000 500 530 400 300 20390
注1:表中の外幅、外高、有効長、厚さおよびハンチ高さは、標準寸法として示したも
のであり、この寸法の限りではない。
9
3.プレキャストボックスカルバートの設計
標記ない場合の数値、式、表は、「道路土工 カルバート工指針」より準用した。
3-1 荷重の種類と組合せ
1) 荷重の種類(死荷重、活荷重、土圧、水圧)
①死荷重
鉄筋コンクリート 24.5kN/m3 (2.50tf/m3)
無筋コンクリート 23 kN/m3 (2.35tf/m3)
アスファルトコンクリート 22.5kN/m3 (2.30tf/m3)
土(地下水位以上) 18 kN/m 3 (1.80tf/m3)
土(地下水位以下) 9 kN/m3 (0.90tf/m3)
②活荷重
プレキャストボックスカルバートの設計に用いる活荷重は、「道路橋示方書・同解
説Ⅰ共通編」に示すT荷重を用い、必要に応じて前輪の影響を考慮する。
自動車は、カルバート縦方向(道路横断方向)には制限なく載荷させるものとして、
プレキャストボックスカルバート縦方向単位長さ当りの荷重は、式(3−1)、式(3−
2)により計算する。
2×後輪荷重(kN(tf))
Pl1(後輪) = × (1+衝撃係数)
T荷重1組の占有幅(m)
2×100(10)
= × (1+i) ・・・・・式(3−1)
2.75
2×25(2.5)
Pl2(前輪) = × (1+i) ・・・・・式(3−2)
2.75
なお、この場合の衝撃係数iは表3−1の値とする。
表3−1 活荷重による衝撃係数
土かぶり 4.0m未満 4.0m以上
衝撃係数(i) 0.3 0
10
表3−2 断面力の低減係数
土かぶり h≦1mかつ
左記以外の場合
内空幅B≧4mの場合
β 1.0 0.9
(a)前輪の影響が無い場合 (b)前輪の影響を考える場合
図3−1(a) 図3−1(b)
(ⅱ)土かぶり4m以上の場合
土かぶり4m以上の場合は、鉛直方向活荷重として頂版上面に一様に 10kN/㎡
(1tf/㎡)の荷重を考えるものとする。
③土 圧
(ⅰ)鉛直土圧
プレキャストボックスカルバート上面に作用する鉛直土圧Pvd は、式(3−5)によって
算出される値とする。
Pvd=α・γ・h (kN/㎡(tf/㎡)) ・・・・・式(3−5)
ここに α:鉛直土圧係数
カルバートの規模、土かぶり、基礎の支持条件に応じて表3−3に示す値
を用いるものとする。
11
γ:カルバート上部の土の単位体積重量(kN/m3(tf/m3))
土の単位体積重量は、3−1、1)荷重の種類、①死荷重に示す値とする。
一般に舗装の部分の単位体積重量も土とみなしてよいが、舗装のみの場合
には、その単位体積重量を用いる。
h:カルバートの土かぶり(舗装表面よりカルバート上面までの距離) (m)
表3−3 鉛 直 土 圧 係 数
条 件 鉛 直 土 圧 係 数 α
次の条件のいずれかに該当する場合 h/B0<1 1.0
1≦h/B0<2 1.2
・良好な地盤上(置換え基礎も含む)
に設置する直接基礎のカルバートで、 2≦h/B0<3 1.35
土かぶりが 10m 以上でかつ内空高 3≦h/B0<4 1.5
が3mを超える場合 4≦h/B0 1.6
・杭基礎等で盛土の沈下にカルバート
が抵抗する場合 注1)
上記以外の場合 注2) 1.0
注1)セメント安定処理のような剛性の高い地盤改良をカルバート外幅程度に行う場合もこれに含む。
注2)盛土の沈下とともにカルバートが沈下する場合で軟弱地盤上に設置する場合も含む。
④水 圧・浮 力
水圧に関しては、基本的に考慮しないが、内空間を道路として利用する場合は水圧の影
響を考慮する必要がある。また、浮力に対する構造物の安定を検討する必要がある。
そのときの浮力に対する安全率は「共同溝設計指針」に準拠するものとする。
12
2) 荷重の組み合わせ
(ⅰ)土かぶり4m未満の場合
土かぶり4m未満の場合には、図3−2に示す(a)および(b)の2とおりの組合せ
について計算を行い、求まった各点の曲げモーメントおよびせん断力のうち、大きい曲げモ
ーメントおよびせん断力で断面計算を行う。
頂底版の断面力が最大となる場合 側壁の断面力が最大となる場合
図3−2(a) 図3−2(b)
ここに、
13
(ⅱ)土かぶり4m以上の場合
土かぶり4m以上の場合には、図3−3の荷重状態で断面計算を行う。
図3−3 土かぶり4m以上の荷重の組合せ
14
3-2 設計基準強度および許容応力度
(1)コンクリートの設計基準強度
使用するコンクリートの設計基準強度は、RC 構造については 35 または、40N/mm²(各
350、400kgf/cm²)。また、PC 構造については 40N/mm²(400kgf/cm²)とする。
(2) 許容応力度
各材料についての許容応力度は、以下の表3−4∼3−8の値とする。
圧縮応力度 曲げ圧縮応力度 12 14
表3−5 プレストレストコンクリートの許容応力度
(N/mm2(kgf/cm2))
コンクリートの設計基準強度
40
応力度の種類
(400)
長方形断面の場合 19.0(190)
プレスト 曲げ圧縮
応力度 T形および箱形断面の
レッシング 18.0(180)
場合
直後
曲げ引張応力度 1.5(15)
軸圧縮応力度 14.5(145)
長方形断面の場合 15.0(150)
設 計 荷 曲げ圧縮
T形および箱形断面の
重 作 用 応力度 14.0(140)
場合
時
曲げ引張応力度 1.5(15)
軸圧縮応力度 11.0(110)
死 荷 重
作用時 曲げ引張応力度 0( 0)
表3−6 コンクリートの許容付着応力度
(N/mm2(kgf/cm2))
コンクリートの設計基準強度
35 40
応力度の種類
(350) (400)
異 形 棒 鋼 1.9(19) 2.0(20)
15
表3−7 鉄筋の許容応力度
(N/mm2(kgf/cm2))
鉄筋の種類 SD295A SD345
応力度、部材の種類 SD295B
引 張 応 力 度 160(1,600) 160(1,600)
圧 縮 応 力 度 180(1,800) 200(2,000)
表3−8 PC鋼材の許容引張応力度
(N/mm2(kgf/mm2))
応力度の状態
プレストレッ プレストレッ 設計荷重作
PC鋼材の種類
シング中 シング直後 用時
PC鋼よ A種 SWPR7AN、SWPR7AL 1305(135.0) 1190(122.5) 1020(105.0)
り線
B種 SWPR7BN、SWPR7BL 1440(144.0) 1295(133.0) 1110(114.0)
A種 2号 SBPR 785/1030 706(72.0) 667(68.0) 588(60.0)
1号 SBPR 930/1080 837(85.5) 756(77.0) 648(66.0)
PC鋼棒 B種
2号 SBPR 930/1180 837(85.5) 790(80.7) 697(71.2)
C種 1号 SBPR1080/1230 972(99.0) 861(87.5) 738(75.0)
3-3 断面力の算定および断面設計
1) 断面力の算定
ボックスカルバートの断面力の算定は、図3−4に示すラーメン構造として解析するものと
し、部材接点部の剛域による影響は考慮しなくてもよい。
また、ラーメンの軸線は、図3−4に示す部材断面の図心を結ぶ線とし、ハンチ及びインバ
ート部の影響は考慮しないものとする。
ラーメン軸線
(a)標準形 (b)インバート形
図3−4 ラーメン軸線
16
2) 断面設計
プレキャストボックスカルバートの曲げモーメント及びせん断力に対する照査は、以下に
示すとおりとする。
① 部材端の断面の照査に用いる曲げモーメント
部材端の断面の照査に用いる曲げモーメントは、図3−5に示すとおりとする。
照査断面有効部分
ハンチ始点の断面
部材端の断面の の照査に用いる曲
照査に用いる曲 げモーメント 1:3
げモーメント
Ma (a)はり部分
a
Ma
照査断面
ハンチ始点の断面
の照査に用いる曲
げモーメント 1:3
有効部分
(b)柱部分
図3−5 部材端の断面の照査に用いる曲げモーメントとハンチの有効部分
② せん断力に対する照査
せん断力に対する断面検討を行う場合の照査断面ならびに許容応力度については、
以下のように考える。
それぞれの照査断面位置に対する許容せん断応力度は、表 3-4 に示す値を基準とし
て次式による割増しを考慮してよい。
α=2−x/2d(1≦α≦2)
ここに、α:割増し係数
x:図3−6に示す照査断面位置の接点からの距離(m)
d:有効高(m)
ただし、荷重が分布荷重の場合には、簡易化のためにx=0,x=2dの2点だけ
で照査を行ってもよいものとする。
図3−6 せん断力に対する照査位置
③ プレストレストコンクリート部材の引張鉄筋
17
コンクリートに引張応力が生じる部材には、引張鉄筋を配置する。この場合の荷重の組
合せは、次のとおりとする。
死荷重+1.35×(活荷重+衝撃)+有効プレストレス力
④ プレストレストコンクリート部材の終局限界状態の計算
終局限界状態の計算に用いる荷重の組合せは、次のとおりとし、計算の結果の大きい方
の組合せを用いる。
ア)1.3×死荷重+2.5×(活荷重+衝撃)
イ)1.0×死荷重+2.5×(活荷重+衝撃)
ウ)1.7×(死荷重+活荷重+衝撃)
3-4 構造細目
鉄筋かぶりの最小値は、腐食性環境にあるプレキャスト製品として「コンクリート標準示方
書 設計編」に準じて、次式により2.5cmとする。
Cmin=α・K・C0
=0.8×0.8×4.0=2.5cm
ここに Cmin:鉄筋の最小かぶり(cm)
α :コンクリートの設計基準強度による係数
σck≧35N/mm2(350kgf/cm2)の場合はα=0.8
K :工場製品に対するかぶりの低減率でK=0.8
C0 :基本かぶり(cm)。腐食性環境にあるスラブの基本かぶりは
C0=4.0cm
4.その他
4-1 適用示方書
1) 基準および指針類
①「土木工事共通仕様書」平成12年4月 建設省中部地方建設局監修 (社)中部建設協会
②「道路土工 カルバート工指針」(社)日本道路協会 平成11年3月
③「道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編」(社)日本道路協会 平成8年12月
④「共同溝設計指針」(社)日本道路協会 昭和 61 年 3 月
⑤「コンクリート標準示方書」(社)土木学会 平成8年度制定
⑥「建設省 土木構造物設計マニュアル」平成11年11月
2) 規 格
JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 5011 コンクリート用高炉スラグ粗骨材
JIS A 5012 コンクリート用高炉スラグ細骨材
JIS A 5308 レデーミクストコンクリート
JIS A 5390 鉄筋コンクリート製品用プラスチックスペーサ
JIS A 6201 フライアッシュ
JIS A 6202 コンクリート用膨張剤
JIS A 6204 コンクリート用化学混和剤
「参考資料」
土木用コンクリート製品・JIS規格製品一覧表(平成7年現在)
JIS A 5302(1994) 無筋コンクリート管及びコンクリート管
JIS A 5303(1993) 遠心力鉄筋コンクリート管
JIS A 5304(1994) 舗装用コンクリート平板
JIS A 5305(1994) 鉄筋コンクリートU型
JIS A 5306(1994) コンクリートL型及び鉄筋コンクリートL型
JIS A 5307(1993) コンクリート境界ブロック
JIS A 5308(1993) レデーミクストコンクリート
JIS A 5309(1995) 遠心力プレストレストコンクリートポール
JIS A 5310(1995) 遠心力鉄筋コンクリート杭
JIS A 5312(1994) 鉄筋コンクリート組立土留め
JIS A 5313(1995) 道路橋用プレストレストコンクリート橋桁
JIS A 5314(1984) ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
JIS A 5317(1994) 下水道用マンホール側塊
JIS A 5318(1994) 鉄筋コンクリートフリューム及び
鉄筋コンクリートベンチフリューム
JIS A 5319(1995) 軽荷重スラブ橋用プレストレストコンクリート橋桁
JIS A 5321(1994) 鉄筋コンクリートケーブルトラフ
JIS A 5323(1993) コンクリート積みブロック
JIS A 5328(1994) 組合せ暗きょブロック
JIS A 5333(1993) コア式プレストレストコンクリート管
JIS A 5337(1995) プレテンション方式
遠心力高強度プレストレストコンクリート杭
JIS A 5338(1993) 鉄筋コンクリートL型擁壁
JIS A 5345(1994) 道路用鉄筋コンクリート側溝
JIS A 5350(1991) 強化プラスチック複合管
JIS A 5354(1993) コンクリート矢板
JIS A 5506(1995) 下水道用マンホール蓋
JIS A 7201(1993) 遠心力コンクリート杭の施工標準
19
4-2 その他関連資料
・「下水道用プレキャストボックスカルバート」全国ボックスカルバート協会
平成9年7月1日改訂
・「鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバート道路埋設指針」
(鉄筋コンクリート製プレキャストボックスカルバートの道路下埋設に関する調査)
平成3年7月 (財)国土開発技術研究センター 全国ボックスカルバート協会
・「PCボックスカルバート道路埋設指針」
(PCボックスカルバートの道路下埋設に関する研究)
平成3年 10 月 (財)国土開発技術研究センター 日本PCボックスカルバート製品協会
・「コンクリート二次製品構造規格(案)」
平成8年12月 土木工事プレハブ化技術等普及検討委員会
20
[Ⅱ] 擁 壁 類 (L 型 擁 壁)
構 造 規 格(案)
21
1.適用範囲
本構造規格(案)は、鉄筋コンクリート製プレキャストL型擁壁について規定するものである。
2.プレキャストL型擁壁の構造と形状
2-1 構 造
プレキャストL型擁壁は、鉄筋コンクリート構造で、たて壁と底版とからなり、土圧に対し
て躯体自重と裏込め土砂重量で抵抗する構造である。
2-2 形 状
プレキャストL型擁壁の形状は、以下の4点を基準として、構造計算により形状寸法を決定
するものとする。
① 擁壁最大高さは、5.0m以下とする。(H=1.0m∼5.0m)
② 背面盛土の勾配は、水平を標準とし、その他の盛土勾配については、別途考慮するもの
とする。
③ 天端斜切は、道路縦断勾配を考慮して 2,4,6,8,10%の5種類を用いることとする。
④ プレキャストL型擁壁は、C1(礫質土)、C2(砂質土)、C3(シルト、粘性土)の基礎
地盤対応の製品とする。
3.プレキャストL型擁壁の設計
標記のない場合の数値、式、表は、「道路土工 擁壁工指針」を準用した。
3-1 設計条件
1)荷重の種類(自 重、載荷重)
① 自 重
躯体自重の算出に用いる鉄筋コンクリート及びコンクリートの単位体積重量は、次の値とする。
鉄筋コンクリート 24.5kN/m3 (2.50tf/m3)
コンクリート 23 kN/m3 (2.35tf/m3)
土の単位体積重量は、次頁表3−1の値とする。
② 載荷重
設計に用いる荷重 ※ は、活荷重を考慮する場合q=10kN/m 2(1.0tf/m2)、 群集荷重
を考慮する場合q=3.5kN/m2(0.35tf/m2)とする。
※ その他の荷重「地震の影響・水圧および浮力・雪荷重・風荷重・衝突荷重」について
は、現場状況により別途協議するものとする。(設計に当たっては、道路土工 擁壁
工指針の該当項目によるものとする。)
2)裏込め土の種類
プレキャストL型擁壁工の裏込め土の種類は、C1、C2、およびC3とする。また、
裏込め土の種類を次頁表3−1に示す。
22
表3−1 裏込め土の種類
せん断抵抗角 単位体積重量
裏込め土の種類
φ(°) γ(tf/m3)
C1(礫質土) 35 2.0
C2(砂質土) 30 1.9
C3(シルト、粘性土) 25 1.8
3) 土 圧
土圧の算定は、以下の図3−1に示す試行くさび法によるものとする。
Wib
Wj Wia Wj Wia
δ
δ δ φ
φ φ Pi
Pi Pi
Ri
Ri Ri ω
ω ω
(a)安定検討時の土圧作用面(鉛直仮想背面) (b)部材応力照査時の土圧作用面
支持力の安定検討は、ケースⅠ、 転倒、滑動の安定検討は、ケースⅡで行う。 部材応力照査はケースⅢで行う。
Wi(j)・sin(ω-φ)
Pi=
cos(ω-φ-α-δ)
Wia : 安定計算に用いる仮想背面に作用する土くさびの重量
Pi
(載荷重を含む)(kN/m (tf/m))
Wib : 躯体たて壁の応力計算に用いる土くさびの重量
90°-(α+δ)
(載荷重を含む)(kN/m (tf/m))
90°-(ω-φ-α-δ) Wj : 躯体壁面のフーチング部に作用する土の重量(kN/m (tf/m))
Wi
Ri
ω-φ Ri : すべり面に作用する反力(kN/m (tf/m))
Pi : 土圧合力(kN/m (tf/m))
α : 壁背面と鉛直面のなす角(°)
φ : 裏込め土の内部摩擦角(°)
(c)連 立 図 δ : 壁面摩擦角(°)
ω : 仮定したすべり線と水平面のなす角(°)
図3−1 試行くさび法
23
表3−2 壁面摩擦角
擁壁の種類 検討種類 摩擦角の種類 壁面摩擦角
安定時 土と土 δ=β
プレキャストL型擁壁
部材応力時 土とコンクリート δ=2φ/3
注)ただしβ>φのときは、δ=φとする。
4) 安 定 条 件
擁壁の安定に関しては、滑動に対する安定、転倒に対する安定、支持地盤に対する
安定について検討をするものとする。
また、その安定条件に対する許容値は、次頁の表3−3のとおりとするものとする。
表3−3 安 定 条 件
安 定 条 件 許 容 値
滑動に対して Fs≧1.5
転倒に対して |e|≦B/6 (m)
支持地盤に対して q≦qa kN/ m2(tf/m2)
※滑動に対する安定に用いる擁壁底版と基礎地盤との摩擦係数μの値は、
0.6 を越えないものとする。φB=φ(tanφB≦0.6)
表3−4 基礎底面と地盤との間の摩擦係数と付着力
支持地盤の種
せん断面の条件 類
摩擦係数μ=tanφB 付着力CB
岩または礫とコンクリート 岩盤、礫層 0.7 、0.6 考慮しない
土と基礎のコンクリートの間に 砂質土 0.6 考慮しない
割り栗石または砕石を敷く場合 粘性土 0.5 考慮しない
注)プレキャストコンクリートでは、基礎底面が岩盤であっても、摩擦係数は 0.6 を超えないものとする。
3-2 設計基準強度および許容応力度
①コンクリート
使用するコンクリートの設計基準強度は、30N/mm2(300kgf/cm2)以上とする。
②鉄 筋
使用する鉄筋(異形棒鋼)の引張応力度は、160N/mm2(1600kgf/cm2))とする。
3-3 部材に対する検討
1) 部材断面力の照査
プレキャストL型擁壁を構成する部材断面の照査には、「道路土工 擁壁工指針」1-7 許
容応力度の該当項目を適用するものとする。
2) 各部材に対する設計
① たて壁の設計
たて壁に生じる断面力は、底版との結合部を固定端とした片持ばりとして設計する
ものとする。
② 底版(かかと版)の設計
かかと版は、たて壁との結合部を固定端とする片持ばりとして設計するものとする。
また、かかと版つけ根における曲げモーメントは、たて壁つけ根における曲げモーメ
ントを超えないものとする。
24
3-4 構造細目
① 鉄筋かぶりの最小値は、一般の環境にあるプレキャスト製品として「コンクリート標準
示方書 設計編」に準じて、次式により2.0cm以上とする。
Cmin=α・K・C0=1.0×0.8×2.5=2.0cm
ここに Cmin:鉄筋の最小かぶり(cm)
α :コンクリートの設計基準強度による係数
σck≧30N/mm2(300kgf/cm2)の場合はα=1.0
K :工場製品に対するかぶりの低減率でK=0.8
C0 :基本かぶり(cm)。一般の環境にあるスラブの基本かぶりはC0=2.5cm
また、主鉄筋のあきは、鉄筋の直径以上かつ粗骨材の最大寸法の 5/4 倍以上とする。
② たて壁の前面には、乾燥収縮および温度変化によるひび割れを防ぐため、たて壁の高さ
1mあたりに対して、5cm2 以上の全断面積の鉄筋を中心間隔 30cm 以下に水平方向に配置
するものとする。
③ 配力鉄筋および圧縮鉄筋の配筋量は、主鉄筋の1/6以上とする。
④ 引張鉄筋に重ね継手を用いる場合は、式(3−1)により算出する重ね継手長la 以上、
かつ,鉄筋の直径 20 倍以上重ね合わせなければならない。
なお、ユニット鉄筋などにおいて、継手が同一断面に集中する場合の重ね継手長は、
上記の値の 1.3 倍以上とする。
σsa
la= φ ・ ・ ・ ・ ・ (3−1)
4τ0a
ここに la:付着応力度より算出する重ね継手(mm(cm))
σsa:鉄筋の許容引張応力度(N/mm2(kgf/cm2))
τ0a :コンクリートの許容付着応力度(N/mm2(kgf/cm2))
φ :鉄筋の直径(mm(cm))
4.その他
4-1 適用示方書
1)基準および指針類
①「土木工事共通仕様書」平成12年4月 建設省中部地方建設局監修 (社)中部建設協会
②「道路土工 擁壁工指針」平成11年 3月 (社)日本道路協会
③「コンクリート標準示方書 設計編」(社)土木学会 平成8年度制定
④「建設省土木構造設計マニュアル」平成11年11月
2)規 格
JIS A 1108 コンクリートの圧縮強度試験方法
JIS A 5011 コンクリート用高炉スラグ粗骨材
JIS A 5012 コンクリート用高炉スラグ細骨材
JIS A 5308 レデーミクストコンクリート
JIS A 5390 鉄筋コンクリート製品用プラスチックスペーサ
JIS A 6201 フライアッシュ
JIS A 6204 コンクリート用化学混和剤
JIS B 7733 圧縮試験機
25
JIS G 3112 鉄筋コンクリート用棒鋼
JIS G 3551 溶接金網
JIS R 5210 ポルトランドセメント
JIS R 5211 高炉セメント
JIS R 5212 シリカセメント
JIS R 5213 フライアッシュセメント
「参考資料」
土木用コンクリート製品・JIS規格製品一覧表(平成7年現在)
JIS A 5302(1994) 無筋コンクリート管及びコンクリート管
JIS A 5303(1993) 遠心力鉄筋コンクリート管
JIS A 5304(1994) 舗装用コンクリート平板
JIS A 5305(1994) 鉄筋コンクリートU型
JIS A 5306(1994) コンクリートL型及び鉄筋コンクリートL型
JIS A 5307(1993) コンクリート境界ブロック
JIS A 5308(1993) レデーミクストコンクリート
JIS A 5309(1995) 遠心力プレストレストコンクリートポール
JIS A 5310(1995) 遠心力鉄筋コンクリート杭
JIS A 5312(1994) 鉄筋コンクリート組立土留め
JIS A 5313(1995) 道路橋用プレストレストコンクリート橋桁
JIS A 5314(1984) ダクタイル鋳鉄管モルタルライニング
JIS A 5317(1994) 下水道用マンホール側塊
JIS A 5318(1994) 鉄筋コンクリートフリューム及び
鉄筋コンクリートベンチフリューム
JIS A 5319(1995) 軽荷重スラブ橋用プレストレストコンクリート橋桁
JIS A 5321(1994) 鉄筋コンクリートケーブルトラフ
JIS A 5323(1993) コンクリート積みブロック
JIS A 5328(1994) 組合せ暗きょブロック
JIS A 5333(1993) コア式プレストレストコンクリート管
JIS A 5337(1995) プレテンション方式
遠心力高強度プレストレストコンクリート杭
JIS A 5338(1993) 鉄筋コンクリートL型擁壁
JIS A 5345(1994) 道路用鉄筋コンクリート側溝
JIS A 5350(1991) 強化プラスチック複合管
JIS A 5354(1993) コンクリート矢板
JIS A 5506(1995) 下水道用マンホール蓋
JIS A 7201(1993) 遠心力コンクリート杭の施工標準
4-2 その他関連資料
・「ハイタッチウォールを基本とした鉄筋コンクリート製プレキャストL型擁壁 技術指針」
(平成11年5月)
(財)国土開発技術研究センター、(社)全国宅地擁壁技術協会
・「コンクリート二次製品構造規格(案)」(平成8年12月)
土木工事プレハブ化技術等普及検討委員
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