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「ベース、コード、ストリングスの
ミキシングをマスターしよう!」
©OTO×NOMA ©TEMPEST STUDIO
今日の講義内容
① Mixに使用するエフェクト
② ベースのミキシング
③ ピアノのミキシング
④ ギターのミキシング
⑤ ストリングスのミキシング
■ イコライザー
• 低域や中域の無用なダブつきをカット
• 耳障りなピークをカット
• 高域のヌケ感の調整
• 音の距離感をコントロール
■ コンプレッサー
• ダイナミックレンジの調整
• アタック感の付与
• 複数トラックをなじませる
【ベースを構成するトラック】
1. マイク
楽器から出ている音をそのまま録音。
楽器の鳴り、アタック音、弦の振動まで幅広く収録。
2. ライン
ピックアップで電気信号に変換された音を収録。
マイクに比べて弦の金属音は入りにくい。
【ベースのミキシング手順】
1. マイクとラインそれぞれにエフェクト設定
1. コンプでダイナミックレンジ調整
2. EQで周波数バランス調整&輪郭強調
3. さらにコンプでダイナミックレンジ調整
2. マイクとラインのバランスをとる
3. 2つのトラックをバスにまとめ、EQ&コンプ&リミッター設定
4. リバーブ処理
5. ドラムとのバランス調整
大
ヴォーカル
キック !
"
# スネア フレーズ系 ハイハット
音
量 タム
コード系
クラッシュ&ライド
コーラス
FX
小
低 周波数 高
■ コード系=ピアノ・ギターなどのコード楽器 ■フレーズ系=ホーン・ストリングスなどの対旋律
【ピアノのミキシング手順】
1. オンマイクとオフマイクそれぞれにエフェクト設定
1. コンプでダイナミックレンジ調整
2. EQで周波数バランス調整&輪郭強調
2. オンマイクとオフマイクのバランスをとる
3. 2つのトラックをバスにまとめ、EQ&コンプ&リミッター設定
4. リバーブ処理
5. パンニング
6. ドラム、ベースとのバランス調整
ステレオ幅を狭めて左右いずれかに傾きをつける
オン
マイ
ク
オフマイク
L C R
【ギターのミキシング手順】
1. コンプでダイナミックレンジ調整
2. EQで周波数バランス調整&輪郭強調
3. ダイナミックEQで細部を調整
4. リミッターでピーク抑制
5. リバーブ処理
6. パンニング
7. 他のパートとのバランス調整
8. ソロパートのボリューム書き
ピアノと反対側において左右バランスよく配置
ギター
ピア
ノ
L C R
• オンマイク
– 1st Violin
– 2nd Violin
– Viola
– Cello
– Contrabass(ポップスでは原則省略)
• オフマイク
– ストリングス全体をステレオで抑えたアンビエンス
【ストリングスのミキシング手順】
1. オフマイクにエフェクト設定(コンプ&EQ&ダイナミックEQ)
2. オンマイクにエフェクト設定(コンプ&EQ&ダイナミックEQ)
3. パンニング
4. 全てのトラックのバランス調整
5. バスエフェクトの設定(EQ&コンプ&リミッター)
6. リバーブ処理
7. 他のパートとのバランス調整
ドラム同様、オフマイクに含まれる1st〜Celloの音と
同じ場所にオンマイクを重ねる
オフ
1st 2nd Viola Cello
マイク
1st 2nd オン
Viola Cello
マイク
L C R
1st Vn.
Va. 2nd Vn.
DB.※ Vc.
音
量
アンビエンス
低 周波数 高
※バンド編成の場合、最低音はコントラバスではなくエレキベースやウッドベースが担当する。