Professional Documents
Culture Documents
バージョン 8.1
システム操作
P/N 300-015-124 REV. 04
Copyright © 2011-2014 EMC Corporation . All rights reserved.(不許複製・禁無断転載)
7 月, 2014 発行
EMC ジャパン株式会社
〒 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1新宿マインズタワー
http://japan.emc.com
お問い合わせは
http://japan.emc.com/contact
第1章 概要 7
システム要件...................................................................................................8
制限事項.........................................................................................................8
考慮事項.........................................................................................................8
注意事項.........................................................................................................9
ユーザー インタフェースの選択........................................................................9
用語................................................................................................................ 9
関連情報.......................................................................................................10
第6章 システムの詳細の表示と管理 67
ソフトウェア バージョンの識別........................................................................68
Control Station のソフトウェアバージョンの表示................................68
Data Mover のソフトウェアバージョンの表示..................................... 68
VNX の監査................................................................................................... 68
システムのステータスの確認......................................................................... 69
Control Station のホスト名の変更..................................................................69
Control Station Linux セキュリティ アラートのインストール.............................. 70
デーモンの確認.............................................................................................71
VNX データベースのバックアップ....................................................................72
VNX データベースの手動バックアップ............................................... 72
SCSI の詳細について VNX をクエリー ............................................................ 74
第8章 ネットワークの管理 81
Control Station での IPv6 の構成...................................................................82
SNMP の構成................................................................................................ 82
DNS サーバーの追加.................................................................................... 83
プライベート LAN IP アドレスの競合の回避.....................................................84
IP エイリアシングの構成................................................................................ 84
IP エイリアスの作成..........................................................................85
IP エイリアスの削除..........................................................................85
VNX 管理ポートの IP アドレス値の変更.......................................................... 86
第9章 ロギングおよびアラート機能の管理 87
ConnectHome 設定の変更............................................................................ 88
Connect Home の構成......................................................................88
ESRS のプロビジョニング.................................................................. 90
ESRS の再プロビジョニング...............................................................92
国際フリーダイアル番号................................................................... 93
MT5634ZBA モデムでの国コードの設定........................................................ 95
国コードの手動設定手順..................................................................96
ログ ファイルについて....................................................................................98
VNX ログの場所............................................................................... 98
ログ メッセージの説明...................................................................... 99
VNX および RSA enVision............................................................................ 103
NAS または SAN 環境のルール................................................................... 104
VNX for File の問題情報.............................................................................. 105
自動的なログ収集と転送................................................................106
構成ファイル.................................................................................. 106
Unisphere からの自動ログ転送の有効化....................................... 107
CLI からのログ収集の実行............................................................. 107
自動的な収集と転送ツールの無効化............................................. 108
CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行................................108
第 10 章 トラブルシューティング 111
EMC E-Lab Interoperability Navigator...........................................................112
エラー メッセージ......................................................................................... 112
Data Mover のエラー メッセージ................................................................... 112
EMC トレーニングおよびプロフェッショナル サービス.....................................113
VNX の SP 障害後のリカバリ........................................................................113
システム アクティビティの監視..................................................................... 114
システム アクティビティの出力..................................................................... 114
索引 119
u システム要件...........................................................................................................8
u 制限事項.................................................................................................................8
u 考慮事項.................................................................................................................8
u 注意事項.................................................................................................................9
u ユーザー インタフェースの選択................................................................................ 9
u 用語........................................................................................................................ 9
u 関連情報...............................................................................................................10
概要 7
概要
システム要件
システム要件(8 ページ)にソフトウェア構成、ハードウェア構成、ネットワーク構成、スト
レージ構成の各要件を示します。
表 1 システム要件
ネットワーク 固有のネットワーク要件なし
ストレージ 固有のストレージ要件なし
制限事項
CLI(コマンド ライン インタフェース)を使用して Data Mover の名前を変更した場合、新しい
名前はブラウザを更新するまで EMC Unisphere™ソフトウェアに表示されません。
VNX とその OE に関する最新の追加情報については、「EMC VNX for File オペレーティング環
境リリース ノート」および「VNX for Block オペレーティング環境リリース ノート」を参照してくださ
い。
考慮事項
このドキュメントでは、次のサーバーの操作について説明します。
注意事項
㽷㎞
ユーザー インタフェースの選択
VNX では、インタフェース設定やサポート環境に応じてネットワーク ストレージを柔軟に管理
できます。 このドキュメントでは、CLI を使用した VNX のシステム操作について説明します。
一部のタスクは、次のいずれかの VNX 管理アプリケーションを使用して実行することもでき
ます。
u EMC Unisphere ソフトウェア
u MMC(Microsoft 管理コンソール)スナップイン
u ADUC(Active Directory のユーザーとコンピュータ)の拡張機能
次のドキュメントやヘルプには、VNX Unified/File の管理に関する追加情報が記載されてい
ます。
u Unisphere オンライン ヘルプ
u Unisphere ソフトウェアの起動手順や、MMC スナップインおよび ADUC 拡張機能のイン
ストール手順については、「VNX for File 管理アプリケーションのインストール」を参照してく
ださい。
用語
VNX 用語のリストについては、「VNX 用語集」を参照してください。
注意事項 9
概要
関連情報
このドキュメントで解説されている機能に関連する具体的な情報については、次の資料を参
照してください。
u 「EMC VNX for File コマンド ライン インタフェース リファレンス」
u 「VNX for File パラメータ ガイド」
u VNX for File のオンライン マニュアル ページ
EMC オンライン サポート用 Web サイトの EMC VNX のマニュアル:
EMC VNX シリーズのカスタマー向け資料一式は、EMC オンライン サポート Web サイトから
入手できます。 テクニカル ドキュメントを検索するには、http://Support.japan.EMC.com に
アクセスします。 Web サイトにログインした後、VNX の[Support by Product]ページをクリッ
クして必要な特定の機能に関する情報を見つけます。
VNX ウィザード:
Unisphere ソフトウェアでは、セットアップ作業および構成作業を行うためのウィザードが使
用できます。 ウィザードの詳細については、Unisphere のオンライン ヘルプを参照してくださ
い。
抩䩴
VNX の電源を誤って切断すると、データが消失したり、サービスが停止したりことがありま
す。
VNX の計画的な電源オフ 11
VNX の計画的な電源オフ
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
他のクライアントに対するサービスのシステム停止を避けるため、他のクライアントにサ
ービスを提供しているスイッチまたは VNX Gateway サーバーの一部ではないスイッチに
よって電源が供給される他の装置がキャビネットに含まれている場合は、キャビネットの
2 つの回路ブレーカ スイッチをオフにしないでください。
VNX5200/VNX5400/VNX5600/VNX-F5000 の計画的な電源切断
VNX5200/VNX5400/VNX5600 は、 Block、File、Unified の 3 つの構成で提供されます。 ご
使用のシステム構成に対応する手順に従ってください。 VNX-F5000 は Block のみで使用可
能です。
u VNX5200/VNX5400/VNX5600/VNX-F5000 Block の計画的な電源切断(15 ページ)
u VNX5200/VNX5400/VNX5600 File/Unified の計画的な電源オフ(18 ページ)
VNX5200/VNX5400/VNX5600/VNX-F5000 の計画的な電源切断 15
VNX の計画的な電源オフ
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
DPE 障害 LED オフ
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP の電源 LED オフ
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
a. [システムの一覧]を上部にあるナビゲーション バーから選択します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
DPE 障害 LED オフ
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP の電源 LED オフ
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
DPE 障害 LED オフ
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP の電源 LED オフ
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
a. [システムの一覧]を上部にあるナビゲーション バーから選択します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
DPE 障害 LED オフ
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP 障害 LED オフ
オフ
(取り外すのは安全でない)LED
SP の電源 LED オフ
VNX8000 の計画的な電源切断
VNX8000 は、 Block、File、Unified の 3 つの構成で提供されます。 ご使用のシステム構成
に対応する手順に従ってください。
u VNX8000 Block の計画的な電源オフ(31 ページ)
u VNX8000 File/Unified の計画的な電源オフ(33 ページ)
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
VNX8000 の計画的な電源切断 31
VNX の計画的な電源オフ
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
巵⛙
CPU 障害 LED オフ
LED を取り外すのは安全でない オフ
CPU 障害 LED オフ
LED を取り外すのは安全でない オフ
CPU 電源 LED オフ
c. すべてのユーザーをログアウトします。
このプロシージャでは、特定のシステム コンポーネントのステータス(電源および/また
は障害)LED を確認するように指示される場合があります。 コンポーネントのステータス
LED が遮られずに見えるように、保護フロント ベゼルを取り外す準備をしておいてくださ
い。 VNX の電源オフが完了した後、取り外したフロント ベゼルがあれば元に戻します。
a. [システムの一覧]を上部にあるナビゲーション バーから選択します。
ナビゲーション バーに[システムの一覧]が表示されていない場合、[システムの一
覧]ドロップダウン メニューで[すべてのシステム]を選択します。
b. システムの一覧から電源をオフにするシステムを選択します。
c. [電源の切断]ボタンをクリックして、表示されるプロンプトに従ってシステムの電源を
オフにします。
この計画的な電源オフ プロセスで問題や不明点が発生した場合は、認定サポート
プロバイダーまでお問い合わせ下さい。 問題が解決するまで VNX システムから外部
電源を取り外さないで下さい。
巵⛙
CPU 障害 LED オフ
LED を取り外すのは安全でない オフ
CPU 障害 LED オフ
LED を取り外すのは安全でない オフ
CPU 電源 LED オフ
計画的な電源オフまたは非常時のシャットダウンを行った後で、VNX の電源をオンにするに
は、次の該当するタスクに従います。
VNX の電源投入 39
VNX の電源投入
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
CS 1 の AC 電源ケーブルがある場合は、この時点では差し込まないでください。 CS 1
は、この処理で後から起動します。
8. Control Station の前面にある CS の電源 LED(次の図のラベル)をチェックして、CS が起
動中であることを確認します。 この緑色の LED は、CS の起動中は点滅し、完了すると
点灯します。
9. システム状態およびハードウェア状態を次のように確認します。
a. ブラウザで、プライマリ Control Station の IP アドレスを入力します。
b. Unisphere ソフトウェアにログインします。
c. [ダッシュボード]の左上にあるドロップダウン リストからシステム名を選択して、[シ
ステム情報]を表示します。
d. このページで、VNX の[ステータス]フィールドに[OK]と表示されていることを確認し
ます。
e. 次に、[システム]ページの右側にある Unisphere の[Control Station CLI]で[コマン
ドの実行]オプションの場所を確認し、次のような Control Station CLI コマンドを実行
して、CS 0 と Data Mover が正常に起動したことを確認します。
/nasmcd/sbin/getreason
起動した VNX for File コンポーネントの予想されるリーズン コードは次のとおりです。
10 - slot_0 primary control station
5 - slot_2 contacted
5 - slot_3 contacted
VNX5200/VNX5400/VNX5600/VNX-F5000 の電源投入
VNX5200/VNX5400/VNX5600 は、 Block、File、Unified の 3 つの構成で提供されます。 ご
使用のシステム構成に対応する手順に従ってください。 VNX-F5000 は Block のみで使用可
能です。
u VNX5200/VNX5400/VNX5600/VNX-F5000 Block の電源投入(42 ページ)
u VNX5200/VNX5400/VNX5600 File/Unified の電源オン(44 ページ)
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
手順
1. 各キャビネットの PDU のマスター スイッチ/回路遮断器がオンになっていることを確認し
ます。
2. 各 DPE 電源の電源ケーブル(PS A と PS B)がキャビネット電源ストリップに接続されてい
ないことを確認します。
3. 追加の DAE の AC 電源ケーブルが、ラック両側にある適切なキャビネット電源ストリップ
に高可用性が確保される方法で差し込まれ、AC 電源ケーブルの固定金具が正しく取り
付けられていることを確認します。
4. DPE(ディスク プロセッサ エンクロージャ)の電源を投入し、PS A と PS B の DPE 電源コー
ドをキャビネット電源ストリップに高可用性が確保される方法で接続し、電源ケーブルの
固定金具が正しく取り付けられていることを確認して、VNX OE for Block を起動します。
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
CS 1 の AC 電源ケーブルがある場合は、この時点では差し込まないでください。 CS 1
は、この処理で後から起動します。
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
CS 1 の AC 電源ケーブルがある場合は、この時点では差し込まないでください。 CS 1
は、この処理で後から起動します。
VNX8000 の電源投入
VNX8000 は、 Block、File、Unified の 3 つの構成で提供されます。 ご使用のシステム構成
に対応する手順に従ってください。
u VNX8000 Block の電源オン(52 ページ)
u VNX8000 File/Unified の電源オン(54 ページ)
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
VNX システムの非常時の電源切断処理を実行した場合は、計画的な電源切断処理手順を
確認し、ご使用の VNX モデルに対応した計画的な電源切断処理手順の説明に従って、必
要な VNX コンポーネントをラックの電源からはずして、VNX の電源投入の準備をしてから、
この電源投入手順を開始してください。
a. DAE PS A から予備電源ユニット A
b. DAE PS B から予備電源ユニット B
8. 次のセンス ケーブル接続が正しく接続されていることを確認します。
a. SPE と SPE 予備電源ユニット間のシリアル センス ケーブル接続:
– SP A から SPE 予備電源ユニット A
– SP B から SPE 予備電源ユニット B
b. DAE 0 と DAE 0 予備電源ユニット間の RJ12 センス ケーブル接続:
– DAE LCC A から DAE 予備電源ユニット A
– DAE LCC B から DAE 予備電源ユニット B
9. 追加の DAE の AC 電源ケーブルが、ラック両側にある適切なキャビネット電源ストリップ
に高可用性が確保される方法で差し込まれ、AC 電源ケーブルの固定金具が正しく取り
付けられていることを確認します。
10.SPS 電源スイッチをオン(|)の位置に切り替えます。
11.ストレージ プロセッサが起動して各 SP の電源 LED が青色に点灯し、点滅しなくなるまで
10 分間待機します。
CS 1 の AC 電源ケーブルがある場合は、この時点では差し込まないでください。 CS 1
は、この処理で後から起動します。
㽷㎞
この処理手順を実行すると、他のクライアントでデータが消失したり、サービスが停止したり
する場合があります。 ユーザーのけがや財産の損害の可能性に直面した場合にのみ、こ
の処理手順を使用してください。
u VNX シリーズの非常時のシャットダウン................................................................. 60
u 非常時のシャットダウン後の電源投入................................................................... 60
VNX の非常時のシャットダウン 59
VNX の非常時のシャットダウン
VNX シリーズの非常時のシャットダウン
非常時に VNX システムをシャットダウンするには、キャビネットの 2 個の回路ブレーカ スイ
ッチをオフにします。
㽷㎞
非常時のシャットダウン後の電源投入
非常時のシャットダウンを行った後、VNX サーバーをリスタートするときにエラーや問題が発
生することがあります。 この場合は、エラー メッセージを記録し、直ちに EMC カスタマー サ
ービスに連絡してください。
非常時のシャットダウン後にサーバーの電源をオンにするには、VNX の電源投入(60 ペー
ジ)の手順に従います。
手順
1. root としてサーバーにログインします。
リモートでの作業を続行するには、新しいリモート接続を確立します。
手順
1. root としてサーバーにログインします。
4. 次のように入力して、プライマリ CS をリスタートします。
#reboot
プライマリ Control Station がリスタートし、セカンダリ Control Station へのフェイルオー
バーが行われます(これにより新しいプライマリ Control Station となります)。
Control Station のリスタートが完了するまで、次のステップに進まないでください。
5. root として新しいプライマリ Control Station にログインします。
6. 次のように入力して、新しいプライマリ CS をリスタートします。
#reboot
新しいプライマリ Control Station がリスタートし、元のプライマリ Control Station へのフ
ェイルオーバーが行われます(これにより、プライマリ Control Station となります)。
リモートでの作業を続行するには、新しいリモート接続を確立します。
例1
server_5 の即時コールド リスタートを監視するには、次のように入力します。
$ server_cpu server_5 -reboot cold -monitor now
例2
server_5 の即時ウォーム リスタートを監視するには、次のように入力します。
$ server_cpu server_5 -reboot -monitor now
server_5 : reboot in progress .....3.4.4.done
/nas/sbin/getreason を使用して、システムがオンラインに戻ったことを確認できます。
コード 5 は、Data Mover が利用可能であることを示します。
Data Mover がリスタートしたときに、次のコードが表示されることもあります。
u 0(リセット):Data Mover が BIOS チェックを実行してから、ブート シーケンスを開始
u 1(POST パス):Data Mover が POST をパス
u 3(ロード済み):オペレーティング システムがロードされ初期化中
u 4(作動可能):オペレーティング システムの初期化完了
u 5(接続済み):Data Mover が利用可能
システムの一般設定の表示と管理に関する詳細を見つけます。
u ソフトウェア バージョンの識別................................................................................68
u VNX の監査........................................................................................................... 68
u システムのステータスの確認................................................................................. 69
u Control Station のホスト名の変更..........................................................................69
u Control Station Linux セキュリティ アラートのインストール...................................... 70
u デーモンの確認.....................................................................................................71
u VNX データベースのバックアップ............................................................................72
u SCSI の詳細について VNX をクエリー .................................................................... 74
システムの詳細の表示と管理 67
システムの詳細の表示と管理
ソフトウェア バージョンの識別
Control Station または Data Mover 上で実行中のソフトウェアのバージョンを判別するに
は、次のコマンドを使用します。
u Control Station のソフトウェアバージョンの表示(68 ページ)
u Data Mover のソフトウェアバージョンの表示(68 ページ)
VNX の監査
Control Station は強力なシステム監査機能を提供します。 VNX 監査は、Control Station か
ら Data Mover ファイル システムへの監査/検出アクセスの手段を提供します。
監査は Control Station で、新規インストールおよび Control Station のリカバリ後、デフォル
トで有効化されています。
監査が有効になっていることを確認するには、次の手順に従います。
手順
1. root としてサーバーにログインします。
2. Control Station で監査が実行されていることを確認するには、次のように入力します。
#/sbin/service auditd status
出力:
auditd (/spid 13367) is running...
システムのステータスの確認
nas_checkup コマンドを使用して、VNX のヘルス チェックを実行します。
nas_checkup は、スケジュール設定されているヘルス チェックとスケジュール設定されてい
ないヘルス チェックを VNX 上で実行し、検出された問題と問題を解決するのに必要な処理
をレポートし、システム ヘルス モニターとして動作します。
nas_checkup コマンドに対してスケジュール設定されている実行時間は、デフォルトでは 2
週間ごとです。 この時間内に警告またはエラーが検出されると、Unisphere ソフトウェアに
警告が書き込まれます。
Unisphere ソフトウェアの[通知]ページで警告やエラーのメール通知を設定するか、または
サンプルの nas_checkup イベント構成ファイルを変更してロードします。
nas_checkup は、システム診断として次の exit ステータスのいずれかを返します。
u 0:問題は検出されませんでした
u 1:nas_checkup が情報を書き込みました
u 2:nas_checkup が警告を検出しました
u 3:nas_checkup がエラーを検出しました
u 255:その他のエラーがあります
終了ステータス 255 を返すエラーの例を示します。ただし、これ以外にも 255 が返される場
合があります。
u 他の nas_checkup のインスタンスが実行されているときに nas_checkup を実行した場
合
u nas_checkup が、root または管理者グループ(一般的には nasadmin)以外の誰かに
よって実行される場合
u nas_checkup がスタンバイ Control Station で実行される場合
EMC サービス スタッフの助けが必要な問題が検出されると、nas_checkup が EMC に通知
します。
システムのステータスの確認 69
システムの詳細の表示と管理
㽷㎞
新しいソフトウェア リリースのインストール
EMC 認定の Linux セキュリティ更新は、新しい VNX ソフトウェア リリースがインストールされ
るたびに VNX に自動的にインストールされます。
ソフトウェア リリースのインストール間
新しい VNX ソフトウェア リリースをインストールする前に、現在の Linux セキュリティ更新を
インストールする場合は、EMC カスタマー サービスに連絡してください。 VNX には、EMC 認
定のセキュリティ更新のみをインストールする必要があります。
デーモンの確認
デーモンは、インストールした後、Control Station で常に実行し続けます。 何らかの理由に
よりデーモンが無効になると、一部のサーバー機能で障害が発生する可能性があります。
VNX デーモンが有効であるかどうかを確認するには、次のタスクを実行します。
u VNX デーモンの表示(71 ページ)
u HTTPD デーモンの表示(71 ページ)
VNX デーモンの表示
Control Station で有効になっている VNX デーモンを表示するには、次のように入力します。
$ ps -e|grep nas | awk ' { print $4 } ' | sort | uniq
次のように表示されます。
nas_boxmonitor
nas_eventcollec
nas_eventlog
nas_mcd
nas_watchdog
㽷
デーモンのリストは、前掲の出力に表示されますが、お使いのサーバーの出力リストは異な
る場合があります。
デーモンが実行されていない場合は、次のように入力してリスタートします。
/etc/rc.d/init.d/nas stop
/etc/rc.d/init.d/nas start
HTTPD デーモンの表示
Unisphere ソフトウェアで VNX を管理するためには、HTTPD デーモンが Control Station で
常に実行されていることが不可欠です。
Control Station で HTTPD デーモンが有効になっているかどうかを表示し、必要に応じて再
び有効にするには、次のように入力します。
$ ps -e|grep httpd
次のように表示されます。
15937 ? 00:00:10 httpd
15949 ? 00:00:00 httpd
15950 ? 00:00:00 httpd
15951 ? 00:00:00 httpd
15964 ? 00:00:00 httpd
15965 ? 00:00:00 httpd
15966 ? 00:00:00 httpd
15995 ? 00:00:00 httpd
16008 ? 00:00:00 httpd
デーモンの確認 71
システムの詳細の表示と管理
㽷
HTTPD デーモンが実行されていない場合は、root に切り替え、次のように入力して
Unisphere ソフトウェアをリスタートします。
# /nas/http/nas_ezadm/etc/script restart
VNX データベースのバックアップ
インストール時に VNX ソフトウェアによって作成された VNX データベースは、Control
Station のディスクに格納されます。 VNX データベースでは、各 Data Mover で必要とする
重要な情報が保持されます。 VNX File ソフトウェアにより、毎時 1 分が経過すると VNX デ
ータベースのバックアップ ファイルが自動的に作成されます。 VNX データベースのバックア
ップ ファイルは、いつでも手動で作成できます。
次のタスクを実行して、VNX データベースをバックアップします。
u VNX データベースの自動バックアップ(72 ページ)
u VNX データベースの手動バックアップ(72 ページ)
㽷㎞
VNX データベースの自動バックアップ
VNX では、データベース全体が自動的にバックアップされ、/nas/var/backup ディレクトリの
nasdb_backup.1.tar.gz という名前のファイルに保存されます。 このことは、毎時 1 分が経
過した時点で実行されます。 また、最後の 12 個のバックアップ ファイルも保持されます。
VNX データベースのバックアップ ファイルをリモート ロケーションにコピーするには、「VNX で
の FTP、TFTP、SFTP の使用方法」で説明している FTP を使用します。
VNX データベースの手動バックアップ
1 時間ごとの自動バックアップを待たずに VNX データベースをバックアップし、コピーを保存
するには、次の手順に従います。
手順
1. nasadmin としてプライマリ Control Station にログインします。
2. 次のように入力して、VNX データベースのバックアップ ファイルを表示します。
$ ls –l nasdb*
次のような出力が表示されます。
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 1920308 May 4 12:03
nasdb_backup.1.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin root 1022219 Mar 23 19:32
nasdb_backup.b.tar.gz
nasdb_backup.1.tar のバージョンが現在の日時で表示されていることを確認します。 現
在のバージョンが表示されない場合は、nasadmin が nasdb_backup.1.tar.gz および
_nasbkup のグループであり所有者であることを確認します。
3. VNX データベースのバックアップによってルート ファイル システムが満杯になっていな
いことを確認し、次のように入力してルート ファイル システムの空き領域を調べます。
$ df -k /
ルート ディレクトリのスペース容量が KB(キロバイト)単位で返されます。 空き領域が
VNX データベースの最新のバックアップのサイズより大きいことを確認します。
4. 次のコマンド シンタクスを使用して、VNX データベースのバックアップ ファイルを作成し
ます。
$ /nas/sbin/nasdb_backup /nas /celerra/backup <[yymmdd]>
ここで<[yymmdd]>は、当年の最後の 2 桁、2 桁の月、2 桁の日付です。
次のように表示されます。
NAS_DB backup in progress .....NAS_DB checkpoint in
progress.....done
5. 日時を調べ、次のように入力して、新しいバージョンの nasdb_backup.<[yymmdd]
>.tar.gz が作成されたことを確認します。
$ ls -l celerra/backup*
次のような出力が表示されます。
total 46208
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 2700 Feb 5 13:01
_dbms_backup.01.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 2702 Feb 5 14:01
_dbms_backup.02.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 2702 Feb 5 14:01
_dbms_backup.OK.tar.gz
drwx------ 2 root root 16384 Feb 1 11:27 lost+found
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163954 Feb 5 13:01
_nasbkup.01.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163960 Feb 5 14:01
_nasbkup.02.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163941 Feb 5 03:01
_nasbkup.03.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163965 Feb 5 04:01
_nasbkup.04.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163959 Feb 5 05:01
_nasbkup.05.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163934 Feb 5 06:01
_nasbkup.06.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163945 Feb 5 07:01
_nasbkup.07.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163957 Feb 5 08:01
_nasbkup.08.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163964 Feb 5 09:01
_nasbkup.09.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163922 Feb 5 10:01
_nasbkup.10.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163960 Feb 5 11:01
_nasbkup.11.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 3163954 Feb 5 12:01
_nasbkup.12.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 4407468 Feb 5 14:01
nasdb_backup.1.tar.gz
-rw-r--r-- 1 nasadmin nasadmin 4268888 Feb 1 11:33
nasdb_backup.b.tar.gz
drwxrwxr-x 2 root root 4096 Feb 1 12:01 SCCS
-rwx------ 1 root root 528384 Feb 1 12:01 wpart
6. 安全な FTP を使用して、VNX データベース ファイル nasdb_backup.<[yymmdd]>.tar.gz
をリモート サイトにコピーします。
VNX データベースの手動バックアップ 73
システムの詳細の表示と管理
㽷㎞
SCSI デバイスの検出または保存はサーバーに時間的な負荷がかかるため、リソースが利
用可能なオフピークの時間帯に行ってください。 SCSI デバイスの検出や保存を行うことによ
り、VNX に対するサービスが一時停止する可能性があります。
SCSI デバイスの保存
SCSI デバイスをデバイス テーブルに保存できます。 -create オプションを使用する前
に、/nas/server/slot_#ディレクトリにある既存の camdisk ファイルを必ずバックアップしてく
ださい。
Data Mover のすべての SCSI デバイスを検出および保存するには、次のコマンド シンタクス
を使用します。
$ server_devconfig <[movername]> -create -scsi -all
u VNX の日付と時刻の設定...................................................................................... 78
u CLI を使用した NTP サービスの構成.......................................................................79
u VNX のタイム ゾーンの設定................................................................................... 79
VNX の時刻と日付の設定の管理 77
VNX の時刻と日付の設定の管理
VNX の日付と時刻の設定
Control Station または Data Mover の日付と時刻を設定するには、次の操作を実行します。
u Control Station の日付と時刻の設定(78 ページ)
u Data Mover の日付と時刻の設定(78 ページ)
例:
日付と時刻を 2012 年 7 月 2 日の午後 2 時 40 分に設定するには、次のように入力しま
す。
#nas_cs -set -time 201207021440
OK
手順
1. root としてプライマリ Control Station にログインします。
2. 次のようにして、プライマリ Control Station の現在の時刻、日付、NTP 設定を表示しま
す。
#nas_cs -info
3. Control Station から NTP サーバーを追加または削除します。
l NTP サーバーを追加するには、次の手順に従います。
# nas_cs -set -ntp_servers[<ntp_server_IP_address>]
#nas_cs -reboot
5. 現在の環境を確認するには、次のように入力します。
#date
出力:
Mon Feb 27 14:42:52 MTN 2012
6. 前の手順でセカンダリ CS の電源をオフにした場合は、この時点で CS 1 の電源をオンに
します。
結果
Control Station のタイム ゾーンが、指定した新しい場所に変更されます。
次のセクションに従って、VNX のネットワーク設定および値を管理します。
ネットワークの管理 81
ネットワークの管理
nas_cs および Control Station 上での IPv6 の構成の詳細については、「VNX for File コマンド
ライン インタフェース リファレンス」を参照してください。
SNMP の構成
SNMP は有益なネットワーク情報を収集して処理します。 SNMP では、管理ステーションか
らネットワーク上のデバイスを固定またはランダムな間隔でポーリングすることによってデー
タを収集します。 ネットワークが理想的な状態で動作しているとき、SNMP はベースラインと
呼ばれる状態を設定し、すべての運用パラメータを列挙します。
SNMP プロトコルは、ネットワークの機能を妨げる可能性がある不規則性に対するネットワ
ーク保護機能として動作します。 Data Mover 上で実行する SNMP エージェントである
SNMPD(SNMP デーモン)は、SNMPv1、SNMPv2c、SNMPv3 をサポートします。デフォルトで
は、SNMPD サービスは開始されますが、未構成です。
SNMP および SNMPv3 の詳細については、「VNX SNMPv3 の使用方法」および
server_snmpd のマニュアル ページを参照してください。
SNMP ステータスの表示
すべての Data Mover の SNMP サービス ステータスを表示するには、次のように入力しま
す。
$ server_snmpd ALL -service -status
出力内容は以下のとおりです。
server_2:
SNMP Running
server_3:
SNMP Stopped
DNS サーバーの追加
はじめに
DNS 設定を構成できるのは、管理者またはセキュリティ管理者の役割に関連づけられた権
限を持つグローバル ユーザーだけです。
DNS サーバーを追加するには、次の手順に従います。
手順
1. [すべてのシステム>ドメイン]の順に選択し、[ローカル ドメイン]タスク リストで[DNS の
構成]をクリックします。
あるいは、システムを選択した後、[設定]を選択し、[ネットワーク設定]タスク リストから
[DNS の構成]をクリックします。
[ストレージ ドメインの DNS 構成]が表示されます。
2. [DNS ドメイン サフィックス]に表示されるドメイン サフィックスが、追加している DNS サ
ーバーのものとして正しくない場合は、DNS サーバーの有効なドメイン サフィックスを入
力します。
ドメイン サフィックスがまだ設定されていない場合、このフィールドは空です。
3. [DNS サーバーの IP アドレス]で、[追加]の左にあるボックスにサーバーの IP アドレス
(IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスのどちらも許容可能)を入力します。
4. [[Add]]をクリックします。
IP アドレスのエントリーがリストの一番下に表示されます。
5. 必要に応じて、IP アドレスをクリックし、[上に移動]または[下に移動]を使用することに
よってリスト内で IP アドレスを移動できます。
6. ドメイン サフィックスが[ドメイン検索リスト]に表示されない場合は、[追加]の左にある
ボックスに DNS サーバーの有効なドメイン サフィックスを入力します。
7. [追加]をクリックします。
DNS サーバーのドメイン サフィックスのエントリーがリストの一番下に表示されます。
8. 必要に応じて、ドメイン サフィックスをクリックし、[上に移動]または[下に移動]を使用す
ることによってリスト内でドメイン サフィックスを移動できます。
9. [OK]をクリックして変更を保存します。
DNS サーバーの追加 83
ネットワークの管理
IP エイリアシングの構成
IP エイリアシングを使用すると、異なる IP アドレスから同じネットワーク デバイスをポイント
できます。 VNX では、Control Station に対して IP エイリアシングを構成できます。 これによ
り、プライマリ Control Station との通信は、プライマリ Control Station がスロット 0 またはス
ロット 1 のどちらで実行されているかに関係なく、単一の IP アドレスを使用できます。
IP エイリアスを作成または削除するには、次の操作を実行します。
u IP エイリアスの作成(85 ページ)
u IP エイリアスの削除(85 ページ)
IP エイリアスの作成
手順
1. root としてサーバーにログインします。
2. Control Station の IP エイリアスを作成するには、次のいずれかのスクリプトを使用しま
す。
l IPv4 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -create 0
l IPv6 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -create6 0
IP エイリアスの削除
手順
1. スクリプトを使用して IP エイリアスを削除するには、次のように入力します。
l IPv4 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -delete 0
l IPv6 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -delete6 0
2. 次のプロンプトで yes と入力して、IP エイリアスを削除します。
All current sessions using alias eth2:0 will terminate
Do you want to continue [yes or no]: yes
done
IP エイリアスの作成 85
ネットワークの管理
3. 結果を表示するには、次のように入力します。
l IPv4 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -list 0
l IPv6 の IP エイリアスの場合は、次を使用します。
#/nas/sbin/nas_config -IPalias -list6 0
次のセクションに従って、VNX のロギングおよびアラート機能の管理を構成します。
u ConnectHome 設定の変更.................................................................................... 88
u MT5634ZBA モデムでの国コードの設定.................................................................95
u ログ ファイルについて............................................................................................98
u VNX および RSA enVision.................................................................................... 103
u NAS または SAN 環境のルール........................................................................... 104
u VNX for File の問題情報...................................................................................... 105
ロギングおよびアラート機能の管理 87
ロギングおよびアラート機能の管理
ConnectHome 設定の変更
VNX ConnectHome 機能では、VNX システムで重大な問題が検出された場合、EMC サービ
ス センターまたは他のサービス プロバイダーに自動的に通知します。 メール、FTP サーバ
ー、または VNX モデムとお客様が用意したアナログ電話回線を使用して、ConnectHome
からメッセージが送信されます。
内線番号のある番号: 911239549842x6095/x6096
6. [暗号の有効化]を使用して、暗号化を有効または無効にします。
暗号化は、ESRS、メールと FTP にのみ使用され、デフォルトでは有効です。 このオプショ
ンにより、転送中にすべての転送タイプのペイロードの暗号化が可能になります。
7. [ESRS の優先度]ドロップダウン リストを使用して、プライマリ、セカンダリ、または第 3
の転送メカニズムとして ESRS を設定または変更します。
ESRS が無効になっている場合、[ESRS の優先度]ドロップダウン リストに[無効]と表示
され、ドロップダウン リストが無効になります。 [ESRS 設定の管理]をクリックし、[ESRS
の管理]ページを開いて ESRS をプロビジョニングする必要があります。 手順について
は、ESRS のプロビジョニング(90 ページ)を参照してください。 ESRS のプロビジョニン
グが完了するとドロップダウン リストが有効になります。 また、ESRS を再プロビジョニン
グする必要がある場合は、[ESRS 設定の管理]をクリックして、[ESRS の管理]ページを
開き、ESRS の必要な変更を行います。 手順については、ESRS の再プロビジョニング
(92 ページ)を参照してください。
このセクションでは、VNX オペレーティング環境(OE)の一部として含まれる Control
Station 上の ESRS ソフトウェアの使用について説明します。 Control Station 上の ESRS
ソフトウェアは、ホストまたは仮想マシンにインストールする必要がある ESRS IP Client
for VNX ソフトウェアと組み合わせて使用しないようにしてください。
8. [メールの優先順位]ドロップダウン リスト ボックスを使用して、プライマリ、セカンダリ、
または第 3 の転送メカニズムとしてメールを設定または変更します。
[無効]を指定すると、メールは転送メカニズムから除外されます。
9. [Email-SMTP]フィールドに、プライマリ メール サーバーの完全修飾ドメイン名または IP
アドレスを入力します。 64 文字以上は入力できません。
10.[件名]フィールドで、メール メッセージのサブジェクトを設定または変更します。 128 文
字以上は入力できません。
11.[宛先アドレス]フィールドで、イベント ファイルを受信する宛先メール アドレスを設定ま
たは変更します。 256 文字以上は入力できません。
ESRS のプロビジョニング
はじめに
EMC セキュア リモート サポート(ESRS)は、Control Station の DNS の設定に依存します。
適切に機能するには、少なくとも 1 つの DNS サーバーを使用して VNX システムを構成する
必要があります。
ESRS をプロビジョニングするには、root 権限でログインする必要があります。
手順
1. DNS サーバーが構成されていることを確認します。
DNS サーバーを確認し、必要な場合に DNS 構成に追加するには、[すべてのシステム
>ドメイン]を選択し、[ローカル ドメイン]タスク リストで[DNS の構成]をクリックします。
あるいは、システムを選択した後、[設定]を選択し、[ネットワーク設定]タスク リストから
[DNS の構成]をクリックします。 [ストレージ ドメインの DNS 構成]が表示されます。
ESRS のプロビジョニング 91
ロギングおよびアラート機能の管理
ESRS の再プロビジョニング
はじめに
ESRS を再プロビジョニングする前に、EMC セキュア リモート サポート(ESRS)を完全にプロ
ビジョニングして有効にする必要があります。
ESRS を再プロビジョニングするには、root 権限でログインする必要があります。
手順
1. [システム]を選択します。
2. タスク リストの[サービス タスク]で[EMC Secure Remote Support の管理]を選択しま
す。
2 つの Control Station を持つ VNX では、まず、ターゲット Control Station(プライマリま
たはスタンバイ)を選択するためのダイアログ ボックスが表示されます。 デフォルトで
は、プライマリ Control Station が選択されています。 必要に応じて、選択を変更し、[続
行]をクリックし、対応する Control Station の[ESRS の管理]ページに移動します。
また、プロビジョニングされた ESRS のパラメータにアクセスするためのもう 1 つの方法と
して、[サービス タスク]の下で、[Connect Home の管理]を選択し、[ESRS の優先度]フ
ィールドで[ESRS 設定の管理]をクリックします。 プライマリ Control Station の[ESRS 設
定の管理]ページに直接移動します。 スタンバイ Control Station で ESRS を管理するに
は、[サービス タスク]のタスク リストから[EMC Secure Remote Support の管理]を選択
する必要があります。
3. [再プロビジョニング]の右側のチェックボックスをクリックします。
4. [タイプ]認証情報で、[EMC オンライン サポート(Powerlink)]または[RSA SecurID]を選
択します。
ESRS には EMC サポート認証情報が必要です。
[RSA SecurID]を選択した場合は、SecurID が 60 秒のみ有効なことに注意してくださ
い。 残りのフィールドに入力している間に SecurID パスワードが期限切れになることが
あります。
5. [ユーザー名]認証情報にユーザー名を入力します。
6. [パスワード]認証情報にパスワードを入力します。
7. プロキシ サーバーまたはポリシー マネージャのパラメータに必要な変更を加えます。
プロキシ サーバーを追加するには、[ESRS のプロキシ サーバーを使用する]の右側の
チェックボックスをオンにし、関連するフィールドに入力する必要があります。 既存のプロ
キシ サーバー情報を変更するには、[ESRS のプロキシ サーバーを使用する]の右側の
チェックボックスをオフにし、関連するフィールドに再入力する必要があります。
8. [OK]をクリックして、変更を保存します。
国際フリーダイアル番号
次のいずれかが該当する場合は、Connect Home ダイアル構成を変更する必要がありま
す。
u お客様が米国またはカナダ以外に居住している場合は、その他の地域のフリーダイア
ル番号のリストを参照してください。
u お客様が用意した電話回線で外線用にプレフィックス 9 を使用しない場合は、ダイアル
プレフィックスを変更します。
u ドイツなどの米国スタイルの発信音を使用しない国にお客様が居住している場合は、モ
デムで発信音の検出を無効にします。
u お客様が MT5634ZBA モデム(モデム下部のラベルまたは出荷時にモデムが入ってい
た箱に記載)を使用している場合は、特別なユーティリティを実行して正しい国/地域コ
ードの設定が必要となることがあります。
表 16 国際フリーダイアル番号
866-285-3258
バーレーン 8000-960
チェコ共和国 800-142-409
グアム(アメリカ信託統治) 1-866-285-3258
ギニア 1-866-820-7113
国際フリーダイアル番号 93
ロギングおよびアラート機能の管理
表 16 国際フリーダイアル番号 (続き)
ラトビア(LV) 800-0013
ニカラグア(NI) 001-800-2201512
8-10-8022-1523011
英国 0800-028-7702 08-001696651
米国 866-285-3258 800-527-0941
表 16 国際フリーダイアル番号 (続き)
MT5634ZBA モデムでの国コードの設定
お客様が MT5634ZBA モデム(モデム下部のラベルまたは出荷時にモデムが入っていた箱
に記載)を使用している場合は、特別なユーティリティを実行して正しい国/地域コードの設
定が必要となることがあります。 モデムは、国コードまたは地域コードにデフォルト値が設
定されて出荷されます。 システムの場所によっては、デフォルト値が適切でないことがあり
ます。
サービス ラップトップが Microsoft Windows ベースの PC でない場合、詳細については国コ
ードの手動設定手順(95 ページ)を参照してください。 サービス ラップトップが Microsoft
Windows ベースの PC である場合は、PC の操作方法に続く処理手順に詳細が記載されて
います。
モデムに設定されている国コードまたは地域コードを確認する必要がある場合は、手動で
行う必要があります。
手順
1. ZBAWizard.exe ユーティリティの最新バージョンをダウンロードします。
a. サービス ラップトップの Web ブラウザで、グローバル サービスの Web サイトにアク
セスします。 http://www.cs.isus.EMC.com/
b. [Application Download Area]ハイパーリンクをクリックします。
c. [ZBA Global Modem]ウィザードのハイパーリンクをクリックします。
d. [ZBAWizard.exe]ハイパーリンクをクリックして、実行可能プログラムをダウンロード
します。
e. [Save]をクリックし、サービス ラップトップでファイルを保存する場所を選択します。
このアプリケーションは処理手順の後のステップで実行するため、ファイルの場所を
覚えておいてください。
2. モデムのシリアル ケーブルをサービス ラップトップに接続します。
モデムの電源がオンになっていることを確認します。
MT5634ZBA モデムでの国コードの設定 95
ロギングおよびアラート機能の管理
6. モデムが検出されたら、[Next]をクリックします。
7. 次のようなメッセージが表示されたら、[OK]をクリックしてメッセージを確認します。
8. 次に示すように、正しい国または地域を選択するか、それが選択されていることを確認
します。 [Next(次へ)]をクリックします。 選択内容を示す確認画面が表示されます。
9. 確認画面で[Next]をクリックします。
10.[Finish]をクリックしてウィザードを終了します。 これで処理手順は終了です。
国コードの手動設定手順
ZBAWizard.exe を使用せずに国コードまたは地域コードを手動で設定するには、次の手順
に従います。
手順
1. モデムのシリアル ケーブルをサービス ラップトップに接続します。
モデムの電源がオンになっていることを確認します。
2. 次の設定を使用して、ターミナル エミュレータ セッションを開きます。
l 19200 ビット/秒
l 8 データ ビット
l パリティなし
l 1 ストップ ビット
l フロー制御なし
l ターミナル エミュレーションを ANSI に設定します。 これは、COM 1 を使用して行うの
が一般的です。
3. 次のコマンドを入力して、国または地域の現在の設定を確認します。
ATI9
9
表 17 MT5634ZBA モデムの国/地域コード
国 地域構成コマ ATI9
ンド(16 進) 結果コ
ード
(10
進)
オーストラリア AT%T19,0,1 1
香港、ハンガリー、インド、インドネシア、イスラエル、韓国、マレーシア、 AT%T19,0,30 48
大韓民国、フィリピン、ポーランド、シンガポール、スロベニア、ベトナム
日本 AT%T19,0,10 16
ニュージーランド AT%T19,0,9 9
南アフリカ AT%T19,0,35 53
アフガニスタン、アルバニア、アルジェリア、米領サモア、アンドラ、アンゴ AT%T19,0,34 52
ラ、アンギラ、アンティグア バーブーダ、アルゼンチン、アルメニア、アル
バ、オーストリア、アゼルバイジャン、バハマ、バーレーン、バングラデシ
ュ、バルバドス、ベラルーシ、ベルギー、ベリーズ、ベニン、バミューダ、ブ
ータン、ボリビア、ボスニア ヘルツェゴビナ、ボツワナ、ブラジル、ブルネ
イ ダルサラーム、ブルガリア、ブルキナファソ、ブルンジ、カンボジア、カメ
ルーン、カナダ、カナリア諸島、カボヴェルデ、ケイマン諸島、中央アフリ
カ共和国、チャド、チリ、中国、コロンビア、コンゴ、コンゴ民主共和国、ク
ック諸島、コスタリカ、コートジヴォアール、クロアチア、キプロス、チェコ共
和国、デンマーク、ジブチ、ドミニカ、ドミニカ共和国
東ティモール、エクアドル、エジプト、エルサルバドル、赤道ギニア、エスト AT%T19,0,34 52
ニア、エチオピア、フェロー諸島、フィジー、フィンランド、フランス、仏領ギ
アナ、仏領ポリネシア、ガボン、ガンビア、ジョージア、ドイツ、ガーナ、ジ
ブラルタル、ギリシャ、グリーンランド、グレナダ、グアドループ、グアム、
グアテマラ、ガーンジー、チャンネル諸島、ギニア、ギニア ビサウ、ガイア
ナ、ハイチ、ローマ教皇庁(ヴァチカン市国)、ホンジュラス、アイスランド、
イラン、イラク、アイルランド、マン島、イタリア、ジャマイカ、ジャージー チ
ャンネル諸島、ヨルダン、カザフスタン、ケニア、キリバス、クウェート、キ
ルギスタン、ラオス人民民主共和国、ラトビア、レバノン、リベリア、リビ
ア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マカオ、マケドニア、
旧ユーゴスラビア共和国、マダガスカル、マラウィ、モルジヴ、マリ、マル
タ、マルティニク、モーリタニア、モーリシャス、マヨット、メキシコ、モルドヴ
ァ、モナコ公国、モンゴル、モントセラト、モロッコ、モザンビーク
ナミビア、ナウル、ネパール、オランダ、オランダ領アンティル諸島、ニュ AT%T19,0,34 52
ーカレドニア、ニカラグア、ニジェール、ナイジェリア、ノルウェー、オマー
ン、パキスタン、パレスティナ自治領、パナマ、パプアニューギニア、パラ
グアイ、ペルー、ポルトガル、プエルトリコ、カタール、レユニオン、ルーマ
ニア、ロシア連邦、ルワンダ、セントキッツネビス、セントルシア、セントヴ
ィンセント グレナディン、サモア、サウジアラビア、セネガル、セーシェル、
シエラレオネ、スロバキア、ソロモン諸島、スペイン、スリランカ、スーダ
ン、スリナム、スワジランド、スウェーデン、スイス、シリアアラブ共和国、
台湾、タジキスタン、タンザニア連合共和国、タイ、タヒチ、トーゴ、トンガ、
国コードの手動設定手順 97
ロギングおよびアラート機能の管理
国 地域構成コマ ATI9
ンド(16 進) 結果コ
ード
(10
進)
トリニダード トバゴ、チュニジア、トルコ、トルクメニスタン、タークス カイコ
ス諸島、ウガンダ、ウクライナ、アラブ首長国連邦、英国、ウルグアイ、ア
メリカ合衆国、ウズベキスタン、ヴァヌアツ、ベネズエラ、英領ヴァージン
諸島、ヴァージン諸島、イエメン、ユーゴスラビア、ザンビア、ジンバブエ
ログ ファイルについて
ログ ファイルには、VNX でどのようなことが発生したかを判断するのに役立つメッセージが
含まれています。 VNX の状態に関する情報が含まれるログもあれば、エラー情報が含まれ
るものもあります。 CLI からログを表示するには、[nas_logviewer]コマンドを使用してシステ
ム ログ(sys_log)を表示する必要があります。
u VNX ログの場所(98 ページ)
u ログ メッセージの説明(99 ページ)
VNX ログの場所
VNX ログ ファイル(98 ページ)に、VNX File のログの完全なリストを示します。
表 18 VNX ログ ファイル
ログ コマンド ラインまたはログの場所 説明
コマンド $ /nas/log/cmd_log VNX File に対して正常に実行されたすべ
てのコマンドの一覧を表示します。 情報
表示のみのコマンドおよび/nas/sbin デ
ィレクトリにあるほとんどのコマンドは、ロ
グに記録されません。
ログ コマンド ラインまたはログの場所 説明
Data Mover $ server_log <[movername]> -a Data Mover の利用可能なログ ヒストリを
表示します。
㽷
ログにユーザー フレンドリーなタイムスタ
ンプが表示されるようにするには、-s オプ
ションを使用します。
このコマンドを使用して、システム ログを
フォーマットします: nas_logviewer -
f /nas/log/sys_log
ログ メッセージの説明
ログは、タイプによってフォーマットにわずかな違いがあります。 このセクションでは、コンポ
ーネントの説明とともにログの行を示して、フォーマットについて説明します。
サーバー ログ
例:
2012-03-15 04:38:04: ADMIN: 4: Command succeeded: logsys add output>
disk=root_log_2 bufsz=256
ログ メッセージの説明 99
ロギングおよびアラート機能の管理
表 19 サーバー ログ コンポーネント
ログ コン 説明 例
ポーネント
日付 日付を表示します。 2012-03-15
時刻 時刻を表示します。 04:38:04
重要 意味 重要 意味
度レ 度レベ
ベル ル
0 緊急 4 警告
1 アラート 5 通知
2 重大 6 情報
3 エラー 7 デバッグ
表 21 サーバー ログ メッセージのカテゴリー
カテゴリ 説明 カテゴリ 説明
ー ー
ADMIN VNX File に対して発行されたコマンド PAX バックアップの Portable Archive
のステータス Exchange
カテゴリ 説明 カテゴリ 説明
ー ー
BOOT CPU の起動 RCPD VNX Replicator のリモート コピー デ
ーモン メッセージ
NDMP Network Data Management Protocol XLT I18N または Unicode メッセージ
情報
ログ メッセージの説明 101
ロギングおよびアラート機能の管理
システム ログ
システム ログ コンポーネント(102 ページ)に、システム ログ コンポーネントの完全なリスト
を示します。
例:
Jun 24 10:39:46 2011 BoxMonitor:2:101 Slot 1 reason code of 0 is stale
表 22 システム ログ コンポーネント
ログ コンポ 説明 例
ーネント
日付と時刻 日付と時刻を表示します。 Jun 24 10:39:46
2011
表 23 システム ログ デバイス
インストール 説明
BoxMonitor ハードウェア コンポーネントの有無、割り込み、およびアラームを監視します。
コールホーム オートコール機能に関するメッセージが含まれます。
表 24 コマンド ログ コンポーネント
ログ コンポーネント 説明 例
日付 日付を表示します。 2005-03-15
ログ コンポーネント 説明 例
時刻 時刻を表示します。 09:52:36.075
ソース コマンドまたはエラーの発生元を示しま db
す。
l 0=root
l 201=nasadmin
開始および終了マーカ コマンドの開始(S)と終了(E)を表示し S
ー ます。 S と E のペアがない場合、コマン
ドは完了していません。
u レプリケーション サービスの異常時の、アラートおよびレポートの作成
u 日々のデバイス構成変更に関するレポートの作成
u ユーザーのアクションに関するアラートおよびレポートの作成
u 取りはずされたディスクに関するアラートの作成
カテゴリー 考慮事項
RAID タイプ l RAID タイプと LUN の使用状況に関する詳細については、Powerlink にある「EMC Unified Storage Best
Practices for Performance and Availability Common Platform and Block Storage 31.0: Applied Best
Practices」を参照してください。
l VNX 制御 LUN を搭載したヴォールト ドライブでは、ドライブ 1 つあたりの容量のうち約 192 GB がシステ
ム ファイルにより使用されます。 ユーザーは、システム ファイルによって使用されていないドライブの容
量を構成することができます。 従来の LUN で使用される RAID グループをここで作成することもできま
す。 最大有効容量のシステム ドライブをプロビジョニングするために、これらのドライブを 4 個のドライブ
を搭載した RAID レベル 5(3+1)として構成し、従来の LUN のホストに使用することができます。
l SAN 上の LUN については、RAID タイプに関する制約はありません。 SAN LUN でのみ構成される RAID
グループは、VNX for Block システムでサポートされている任意の個数のディスクで構成できます。
l 単一のシェルフで RAID タイプが混在するように構成できます。
LUN の割り当て l VNX File 制御 LUN が含まれる RAID グループは、NAS 専用にする必要があります。 この RAID グループ
に SAN LUN が存在することはできません。 LUN 番号 0~15 は、VNX File 制御 LUN 専用です。
㽷
カテゴリー 考慮事項
アレイのリード/ライト VNX for Block 統合アレイが存在する VNX File では、リード キャッシュまたはライト キャッシュを次の原則に従
キャッシュ設定 って設定します。 それは、メモリの 3 分の 1 をリード キャッシュに、3 分の 2 をライト キャッシュに割り当てると
いう原則です(リード キャッシュはプリフェッチ用であること、またデータがライト キャッシュにある場合、ディス
クからではなくキャッシュから読み取られる点に注意してください)。
㽷
㽷㎞
™
EMC MirrorView 、 NAS が割り当てられた LUN では、VNX for Block、MirrorView、SnapView、SAN Copy はサポートされていませ
™
EMC SnapView 、お ん。
™
よび EMC SAN Copy
自動的なログ収集と転送
自動的な収集と転送ツールはシステム エラーやオートコールを発行するように構成された
VNX for File のその他の問題をトラブルシューティングし、解決するのに役立ちます。 VNX
for File サービスの実行中、収集スクリプトは Control Station のバックグラウンドで自動的
に実行されます。 コールホームを生成するイベントに関連したコマンド出力、ログ、およびダ
ンプ ファイルを収集し、保存します。 このようなイベントの例としては、Data Mover のパニッ
クやレプリケーション セッションの障害などがあります。 自動転送を有効化した場合、この
情報は生成されると、Control Station が事前構成 FTP サーバーに自動的に転送します。
システムをインストールするとき、およびアップグレードするときはスクリプトが実行されない
ため、これらの操作中に発生したイベントは収集されません。
このツールでは、問題の分析に必要な圧縮されたログのアーカイブ ファイルを作成
し、/nas/var/emcsupport に書き込みます。 また、このツールでは、Data Mover パニックが
発生したときのダンプもサポート資料とともに収集されます。 Data Mover パニック ダンプ
は、ディレクトリ/nas/var/dump に格納されます。 ログおよびファイルの収集後、転送スクリ
プトが有効である場合には、事前構成した転送モード(たとえばモニタリング ステーション
HTTPS)を使用して、収集データがツールによって自動的に EMC へ転送されます。 デフォル
トでは、転送機能は無効です。
ログ収集のアーカイブには最大 460 MB が使用され、最大 2 つの Data Mover パニック ダ
ンプが作成されます。 構成ファイルで指定されたログおよびダンプが上限に達すると、最も
古いログが削除されて新しいログ用のスペースとして使用されます。 ただし、古いダンプは
そのまま残されるため、ダンプ ディレクトリから手動で削除する必要があります。
Data Mover パニック ダンプが/nas/var/dump に正常に転送されると、ダンプ パーティショ
ンが自動的にクリアされます。 ダンプ領域に 2 つのダンプがすでに存在する場合は、不要
なダンプが手動で削除されるまで/nas/var/dump にダンプを抽出できないことを示すメッセ
ージが sys_log に記録されます。
ダンプが事前構成した転送モードで EMC カスタマー サービスに転送されるたびに、システ
ム ログにエントリーが作成されます。 ツールを手動で起動した場合は、コマンド出力と他の
重要なメッセージが/nas/log/sys_log に記録されます。
ダンプを識別するシリアル番号の文字列全体が構成ファイルで使用されていると、ダンプの
転送場所が sys_log でトランケートされる可能性があります。 この場合、システム ログから
完全な転送場所が通知されなくても、ログに記録されたとおりに転送は正常に行われてい
ます。 CLI(コマンド ライン インタフェース)から実行される自動的な収集と転送ツールを起動
するには、管理者または root ユーザー権限が必要です。 EMC カスタマー サポートの担当
者から、ツールを実行してシステムの問題を診断し、解決するよう依頼される場合もありま
す。
構成ファイル
マスター スクリプトを初めて実行すると、構成ファイル/nas/site/automaticcollection.cfg が
作成されます。このファイルには、プロセスの収集および転送を管理する各種パラメータを
設定する行が含まれます。 たとえば、ファイルの転送元の場所は判別され、FTP が転送モ
ードに構成されている場合、自動転送機能が有効化されていれば、ファイル転送用のユー
ザー名とパスワードが自動的に設定されます。 構成ファイルが変更されても、自動収集スク
リプトによって再作成されることはありません。 この場合、デフォルトの構成ファイルに戻す
には、編集した構成ファイルの名前を変更するか、またはシステムから削除します。
ツールを無効化するか転送モード構成に関連するファイルの部分を変更する以外は、構成
ファイルでデフォルト値を使用することを強くお勧めします。 このようにしない場合は、ツー
ルによって必要以上の Control Station リソースが消費されることがあります。
構成ファイルでは、次の情報が管理されます。
u 自動転送機能の無効化。
u /nas/var/dump ディレクトリに保持されるダンプ数。 デフォルトは、2 です。
u ツールの現在のバージョン。
u Control Station から同時に実行できる転送数。 デフォルトは、2 です。
u ファイルの構成済み転送モードのホスト IP アドレスまたは URL。
u 構成済み転送モードとしての FTP の場合、ファイルを手動で転送するためにツールを使
用する管理者のユーザー名とパスワード。
u 構成済み転送モードとしての FTP の場合、ファイルの FTP 用のリモート ディレクトリ。
Unisphere からの自動ログ転送の有効化
自動ログ転送ツールは、VNX for File にあるサポート機能です。 ログ収集はデフォルトで有
効です。 何らかのイベントが生成された場合には、システムは自動的にログおよびダンプを
収集し、圧縮します。 サポート資料、ログ、およびダンプは、Control Station でローカルに保
存されます。 ログおよびファイルが収集された後、収集されたデータが自動的に EMC に転
送できるようにシステムを構成することが可能です。 自動転送オプションはデフォルトでは
無効になっています。 自動転送を有効化した場合、システムはサポート資料(ログおよびダ
ンプの両方)を Control Station から、FTP または監視ステーション HTTPS のような事前構成
済みの転送モードに自動で転送します。
自動転送を有効にするには、次の手順に従います。
手順
1. [システム]を選択します。
2. [サービス タスク]で[ファイル用自動ログ転送]を選択します。
3. 表示されるダイアログ ボックスの[自動転送の有効化]を選択し、[適用]をクリックしま
す。
CLI からのログ収集の実行
EMC カスタマー サポート担当者から、Control Station で自動収集スクリプトを実行するよう
依頼される場合があります。
ログ収集スクリプトを実行してサポート資料ファイルを作成するには、次を実行します。
手順
1. nasadmin として Control Station にログインし、root にスイッチ(su)します。
2. スクリプトを実行するには、次のように完全パスを入力します。
Select /nas/tools/automaticcollection -getlogs
自動的な収集と転送ツールの無効化
自動的な収集と転送ツールを完全に無効にするには、次のように入力します。
$ /nas/tools/automaticcollection -disable -all
CLI オプションを使用したスクリプト処理の実行
このセクションでは、自分でまたは EMC カスタマー サービスの依頼で呼び出すかどうかに
かかわらず、利用可能なオプションについて説明します。 このツールを使用するには、管理
者権限が必要です。 したがって、このツールを使用する前に、nasadmin として Control
Station にログインしていることを確認してください。
コマンド オプション
自動的な収集と転送ツールのコマンド オプションのリストを表示するには、次のように入力
します。
$ /nas/tools/automaticcollection -help
自動的な収集と転送ツールのコマンド オプション(109 ページ)に、自動的な収集と転送ツ
ールのコマンド オプションと説明を示します。
表 26 自動的な収集と転送ツールのコマンド オプション
オプション 説明
-help オプションの一覧を表示します。
-getlogs 収集スクリプトを実行し、転送スクリプトが有効になっている場合は、
実行が完了した時点でログを転送します。
-retrievedump 最新のダンプを抽出し、転送スクリプトが有効になっている場合は、
ダンプの転送スクリプトを実行します。
-slot ダンプを取得するスロット番号を示します。
-config 現在の構成を表示します。
-disable 転送スクリプトをオフにします。
-enable 転送スクリプトをオンにします。
-info 転送スクリプトの状態を確認します。
ユーザーの例
自動的な収集および転送ツールで使用頻度が高いと思われる機能の例を次に説明しま
す。
u ログ ファイルおよびダンプの EMC カスタマー サービスへの自動転送を有効にするに
は、次のように入力します。
$ /nas/tools/automaticcollection -enable
u 以前に有効になっていたログ ファイルおよびダンプの自動転送を無効にするには、コマ
ンド プロンプトで次のように入力します。
$ /nas/tools/automaticcollection -disable
u 自動的な収集と転送ツールを完全にオフにするには、コマンド プロンプトで次のように
入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -disable -all
u ログの収集スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -getlogs
u ダンプの転送スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -retrievedump -slot <slot ID>
u ログの転送スクリプトを実行するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -transferlogs
u 現在の構成を表示するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -config
u 転送スクリプトの状態を確認するには、コマンド プロンプトで次のように入力します。
$/nas/tools/automaticcollection -info
製品ラインのパフォーマンスと機能を継続的に改善および強化するための努力の一環とし
て、EMC ではハードウェアおよびソフトウェアの新規バージョンを定期的にリリースしていま
す。 そのため、このドキュメントで説明されている機能の中には、現在お使いのソフトウェア
またはハードウェアのバージョンによっては、サポートされていないものもあります。 製品機
能の最新情報については、お使いの製品のリリース ノートを参照してください。
製品が正常に機能しない、またはこのドキュメントの説明どおりに動作しない場合には、
EMC カスタマー サポート担当者にお問い合わせください。
「VNX の問題解決ロードマップ」には、EMC オンライン サポートの使用および問題の解決の
詳細が記載されています。
この章のトピックは次のとおりです。
トラブルシューティング 111
トラブルシューティング
エラー メッセージ
すべてのイベント メッセージ、アラート メッセージ、ステータス メッセージには、問題の状況
のトラブルシューティングに役立つ詳細情報と推奨されるアクションが提供されています。
メッセージの詳細を表示するには、次のいずれかの方法を使用します。
u Unisphere ソフトウェア:
l イベント、アラート、ステータス メッセージを右クリックして選択し、[Event Details]、
[Alert Details]、[Status Details]を表示します。
u CLI(コマンド ライン インタフェース)
l nas_message -info <MessageID>と入力します。<MessageID>は、メッセージの ID 番
号です。
u 「 Celerra Error Messages Guide」:
l このガイドで、それ以前のリリースのメッセージ形式でのメッセージに関する情報を
見つけます。
u EMC オンライン サポート:
l エラー メッセージの簡単な説明のテキストまたはメッセージの ID を使用して、EMC
オンライン サポートのナレッジベースを検索します。 EMC オンライン サポートログイ
ンした後、適切な[製品ごとのサポート]ページにアクセスし、エラー メッセージを見
つけます。
現象 考えられる原因 ソリューション
Data Mover が繰り返 Data Mover がケーブル接続ま Data Mover をリスタートし、空き領域とメモ
し応答を停止しま たはネットワークから切断され リを調べます。 許容できる場合は、すべて
す。 たか、あるいはメモリか空き領 のケーブルが確実に接続されていることを
域が不足している可能性があ 確認します。 次に、システム アップタイムを
ります。 ping または表示します。
VNX の SP 障害後のリカバリ
SP(ストレージ プロセッサ)でパニックが発生した(ソフトウェア障害)場合や、取り外しおよび
交換が必要となった(ハードウェア障害)場合は、次の操作を実行し、SP をリスタートした後
でオンラインに戻します。
手順
1. 次の CLI コマンドを使用したことによって SP がフェイルオーバーしたかどうかを判断しま
す。
$ nas_storage -info -id=<[storage_id]>
SP がフェイルオーバーした場合、ディスク ボリュームが他の SP に転送されています。
2. 次のコマンドを使用して、ディスク ボリュームをデフォルト(所有する)SP に戻します。
$ nas_storage -failback -id=<[storage_id]>
3. SP のバックアップ後、SP のダウン中にリスタートされた Data Mover をリスタートします。
1 つの SP がダウン中にリスタートされた Data Mover は、両方の SP をオンラインに戻し
た後も単一の I/O パスでのみ動作します。 この単一の I/O パスに障害が発生すると、
Data Mover でパニックが発生します。 この手順は Data Mover のパニックを回避し、サ
ーバーの高可用性動作を保持します。
システム アクティビティの監視
システム アクティビティの監視(114 ページ)に、システム アクティビティの監視に役立つさ
まざまな統計情報の出力を示します。
表 28 システム アクティビティの監視
システム アクティビティの出力
次のセクションでは、システム アクティビティのサンプル出力を示します。
server_sysstats
指定した Data Mover のオペレーティング システム統計情報を返します。
$ server_sysstat server_2
server_2 :
threads runnable = 2
threads blocked = 230
threads I/J/Z = 1
memoryfree(kB)=412359
cpu idle_% = 57
server_netstatserver_netstat
指定の Data Mover のネットワーク統計情報を取得します。 また、ソケット、物理インタフェー
ス、およびルーティング テーブルに関する情報を取得することもできます。 次のコマンドは、
プロトコルごとの統計情報を返します。
$ server_netstat server_2 -s
ip:
***
1054053 total packets received
0 bad header checksums
0 with unknown protocol
9 fragments received
0 fragments dropped (dup or out of space)
0 fragments dropped after timeout
9 packets reassembled
2 packets forwarded
80824 packets not forwardable
80824 no routes
973235 packets delivered
493572 total packets sent
0 packets fragmented
0 packets not fragmentable
0 fragments created
icmp:
*****
0 calls to icmp_error
Output histogram:
echo reply: 260861
destination unreachable: 56
echo: 0
Input histogram:
echo reply: 0
destination unreachable: 0
routing redirect: 0
echo: 260861
time exceeded: 0
address mask request: 0260908
messages received
260917 messages sent
tcp:
****
123708 packets sent
23 data packets retransmitted
0 resets
118192 packets received
7 connection requests
14 connections lingered
udp:
****
0 incomplete headers
249390 bad ports
345047 input packets delivered
98126 packets sent
$ server_netstat server_2 -i
server_stats
server_stats は、指定した Data Mover のリアルタイム統計情報を提供します。 統計情報
は、各インターバルの最後に時系列で表示されます。 統計情報は、サマリーおよびテーブ
ル コレクションの代わりとなる、ファミリの階層としてまとめられています。 以前に定義され
たサマリーおよびテーブル コレクションは、新しい-monitor オプションを使用して引数として
使用できるシステム定義の統計グループに変換されました。
表 29 統計グループ名のサンプル
>
server_2 CIFS CIFS CIFS CIFS Avg CIFS CIFS
CIFS Avg CIFS CIFS
Summary Total Read Read Read Write Write
Write Share Open
Ops/s Ops/s KiB/s Size KiB Ops/s KiB/s
Size KiB Connections Files
Minimum 0 0 0 - 0
0 - 0 0
Average 0 0 0 - 0
0 - 0 0
Maximum 0 0 0 - 0
0 - 0 0
nas_stats
nas_stats によってユーザーは統計グループを管理できます。 統計グループには、次の 2
つのタイプがあります。 システム定義のグループとユーザー定義のグループの 2 つのタイ
プがあります。 これらのグループは、server_stats が–monitor、-list、–info で表示するグル
ープと同じです。nas_stats は、既存のシステム定義の統計グループの変更または新しいユ
ーザー定義の統計グループの作成に使用できます。
[nas_stats]コマンドのシンタクスおよび使用方法の詳細については、「VNX for File コマンド
ライン インタフェース リファレンス」を参照してください。
C N
Connect Home nas_cel 69
構成 88 nas_checkup
Control Station システム ステータスの確認 69
Connect Home、構成 88 nas_config
IPv4 ネットワーク IP エイリアシング
競合を回避する 84 削除 85
IPv6 の構成 82 作成 85
IP エイリアシング 84 nas_cs
タイム ゾーンの設定 79 Control Station での IPv6 の構成 82
デーモンの有効化 71 タイム ゾーンの設定 79
日付と時刻の設定 78 日付と時刻の設定 78
ホスト名の値の変更 69 nas_version 68
ローカルでのリスタート 63 NTP サービス
ローカルの停止 62 構成 79
Control Station のソフトウェア バージョンの確認 68
Control Station の停止 61
Control Station のリスタート 61
S
SCSI デバイス
検出 74
D 保存 74
Data Mover server_cpu
再起動 Data Mover の再起動 65
ウォーム 65 Data Mover の停止 65
コールド 65 server_date
タイム ゾーンの設定 80 Data Mover のタイム ゾーンの設定 80
停止 65 設定
日付と時刻の設定 78 時刻と日付 78
Data Mover のソフトウェア バージョンの確認 68 server_devconfig
Data Mover の停止 61 SCSI デバイスの検出 74
Data Mover のリスタート 61 SCSI デバイスの保存 74
server_snmpd
SNMP ステータスの表示 82
E server_version 68
EMC E-Lab Navigator 112 SNMP
概要 82
H 表示 82
HTTPD デーモン
リスタート 71 V
VNX データベース
I バックアップ
IPv6 自動 72
Control Station での IPv6 の構成 82 手動 72
IP エイリアシング VNX の監査 68
削除 85
作成 85 い
IP ネットワーク イベント ログ データの収集 103
Control Station での IPv6 の構成 82 イベント ログ データのセキュリティ保護 103
管理ポートの値の変更 86
え
L エラー メッセージ 112
Linux セキュリティ アラート
新しいソフトウェアのインストール 70
ソフトウェアのインストール間 70
け Data Mover
計画的な電源切断 CLI を使用して設定 80
VNX VG10 ゲートウェイ 12 設定
VNX VG50 ゲートウェイ 12 Control Station の時刻と日付 78
VNX-F5000 for Block 15 Data Mover の時刻と日付 78
VNX-F7000 for Block 23 タイム ゾーンの設定
VNX5200 for Block 15 CLI を使用した Control Station 79
VNX5200 for File 18 CLI を使用した Data Mover 80
VNX5200 Unified 18
VNX5400 for Block 15 て
VNX5400 for File 18 停止
VNX5400 Unified 18 Data Mover 65
VNX5600 for Block 15 シングル Control Station
VNX5600 for File 18 リモート 62
VNX5600 Unified 18 ローカル 62
VNX5800 for Block 23 デュアル Control Station
VNX5800 for File 26 リモート 62
VNX5800 Unified 26 ローカル 62
VNX7600 for Block 23 デーモン
VNX7600 for File 26 Control Station 71
VNX7600 Unified 26 HTTPD 71
VNX8000 for Block 31 電源投入
VNX8000 for File 33 VNX VG10 ゲートウェイ 40
VNX8000 Unified 33 VNX VG50 ゲートウェイ 40
VNX-F5000 for Block 42
こ VNX-F7000 for Block 47
構成 88 VNX5200 for File 42, 44
VNX5200 Unified 44
VNX5400 for Block 42
さ VNX5400 for File 44
再起動 VNX5400 Unified 44
Data Mover 65 VNX5600 for Block 42
VNX5600 for File 44
し VNX5600 Unified 44
時刻の設定 VNX5800 for Block 47
Control Station 78 VNX5800 for File 49
Data Mover 78 VNX5800 Unified 49
自動的な収集と転送ツール VNX7600 for Block 47
CLI からの実行 108 VNX7600 for File 49
構成 106 VNX7600 Unified 49
コマンド オプション 109 VNX8000 for Block 52
VNX8000 for File 54
コマンドの例 109
VNX8000 Unified 54
説明 106
無効化 108
問題の報告 106 と
ユーザー コマンドの例 109 トラブルシューティング 111
せ ひ
設定 非常時のシャットダウン
時刻 VNX シリーズ 60
Control Station 78 電源投入 60
Data Mover 78 非常時のシャットダウン後の電源投入 60
日付 日付の設定
Control Station 78 Control Station 78
Data Mover 78 Data Mover 78
た ふ
タイム サービス プライベート LAN
Control Station アドレスの競合の回避 84
CLI を使用して設定 79
め リモート 63
メッセージ、エラー 112 ローカル 63
デュアル Control Station
リモート 63
も ローカル 63
問題の報告
ログの自動的な収集と転送 106
ログ ファイルの収集 106 ろ
ログ データの分析 103
ログ ファイル
り 自動的な収集と転送 106
リーズン コード 62, 63 問題の報告 106
リスタート
シングル Control Station