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12 月 9 日 16 日 多文化社会論 レポート

CB19K069 川名裕樹
作成日 12 月 21 日
1、タイと日本の外国人労働者の概要
 日本において近年重要な社会問題として人口減少が挙げられている。15~64 歳の生産年
齢人口(労働力の中核を担う年齢層)はここ 10 年で 4 万 3000 人減っている。さらに 20~30 代
の若者に焦点を当てると、この 5 年間で 20 万 4000 人減少している。つまり将来日本経済を支
えるであろう若者の人口減少が著しく、そこで外国人労働者の需要が高まってきている。実際、
現代の日本において外国人は東京を中心に数が増えており、その東京においては 20 歳を迎
える新成人の内約 45%の人が外国人という区まである。日本人住民は人口減少により数を減
らしているが、外国人住民は増えているため相対的に外国人の占める割合が増えているので
ある。また各職業分野においてもほぼすべての分野で外国人の有効求人倍率が増加しており、
日本社会にとって外国人労働者はなくてはならない存在となっている。
 タイの外国人労働者といえば、受入より送り出す側のイメージが強い。しかし海外に出稼ぎ
に行く労働者が登録済み人数で約 55 万人(推定約 100 万人)に対し、タイで働く外国人労働
者が約 130 万人(推定約 200 万人)とタイは送り出し国だけではなく受け入れ国としての側面
も持つ。タイにおける外国人労働者の主な出身国としてはミャンマーが一番多く、次にラオスや
カンボジアが続く。単純労働分野においては日本と同じように外国人労働者の需要は高い、し
かし日本とは違い人口減少は問題になっていないことから、この先何年かは外国人労働者の
需要は変わらないと予測されている。1 つの問題としては労働者の保護が挙げられる。外国人
労働者の法廷最低賃金が決まっていないなど、労働者保護の認識があまり高くない。単純労
働力として外国人労働者が必要不可欠になっているタイでは、外国人の流入に伴う様々な問
題を解決するための制度作りが必要になってくる。
<参考文献・参考資料一覧>
https://www.nhk.or.jp/d-navi/izon/tokyo.html
https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2004_11/thailand_01.html
2、学校に行かない外国人児童の問題点と解決策
 初めになぜ外国人の不就学児童の数が増加しておりそれが問題になっているのか、それは
外国人労働者の家族滞在にある。1 で前述したように外国人労働者は増加しているため、それ
に伴い外国人児童の数も増加している。日本の社会の内無視できないほどの割合を占める外
国人児童は様々な要因で就学が難しい場合が多いが、外国人児童も将来の働き手と考えた
とき若者の質という意味で外国人の不就学児童は重要な問題だと言える。
次にその解決策としては、国や自治体、学校などそれぞれの役割を明確にすることが大切で
ある。現在は不就学の問題に関して誰が責任を持つのか、どこが牽引するのかが明確に決
まっておらず各自治体や学校に任されている場合が多い。よって国が先導し誰が何をすべきか
を決定することで効率よく解決に向かうことができるし、外国人の親達が疑問を持っても、どこ
に質問すればいいか分かりやすいと考える。具体的には国が基本的な方針を決め、自治体が
外国人家族の地域での生活のサポート、学校は外国人児童の居場所作りや日本語のサポー
トという風に役割をもうけるべきである。また外国人児童は言語的な問題だけで無く精神的な
問題も抱えることがある。その上精神的な問題の方が言語的なものに比べ、解決が難しく重
要な問題である。そのことから学校はまず児童の精神的なサポートをすべきだと考える。
外国人という存在が大きな役割を持つであろう日本社会において外国人児童を日本人と
同じように扱うのではなく、お互いの多文化を認めあえるような考え方を子供達が持てるよう
教育面に注視していく事が求められている。

<参考文献・参考資料一覧>
https://www.nhk.or.jp/d-navi/izon/children.html

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