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2022 年 2 月 8 日

航海力学2 期末課題(問題)

[注1] 問題は 1 問あり、問題用紙 1 頁に印刷されている。


[注2] 全ての解答用紙に、学籍番号、氏名及び問題番号と頁番号を忘れず記入せよ。
[注3] 解答は、解答用紙に全て記入せよ。
[注4] 提出できる解答用紙は 4 枚以内とし、鮮明な画像(PDF または JPEG)で BEEF から提出すること。
[注5] 解答は計算や論理の過程をわかりやすく記し、有次元の解答には単位を明記すること。

1 . 模型船(長さ 𝐿𝑀 =5.00 m,浸水表面積 𝑆𝑀 =5.46 m2)の模型試験結果を用いて、実船(長さ


𝐿𝑆 =240 m,計画速力 𝑉𝑆 =18.0 kt)の所用馬力求めることを考える。

模型を用いた抵抗試験では、実船が計画速力で航行時のフルード数と同じ条件で曳航した
場合の抵抗値が 𝑅𝑇𝑀 =30.0 N と得られたとする。また、別の模型試験から、推力減少係数、
伴流係数及び船後プロペラ効率が 𝑡 = 0.34, 𝑤 = 0.26, 𝜂𝐵 =0.62 と得られているものとする。こ
のとき、以下の問いに答えよ。
ここでは簡単のため、模型試験を行う水槽と実海域の水の密度および動粘性係数は同一と
仮定し、𝜌=1000 kg/m3、ν=1.00×10-6 m2/s であるとする。必要ならば、重力加速度は g=9.81
m/s2 とし、1 kt =0.514 m/s として計算すること。ま た 、 平 板 摩 擦 抵 抗 係 数 の 推 定 式 に
は 、 ITTC1957 年 式 を 用 い る こ と 。

(1) 抵抗試験を行う場合の模型船の曳航速度𝑉𝑀 と、抵抗試験時のレイノルズ数𝑅𝑛𝑀 及びフルー


ド数𝐹𝑛𝑀 を求めよ。
(2) フルードの方法では、本問で設定しているように、模型実験は実船とフルード数を一致さ
せて実施する。このように設定して模型実験を実施する理由を述べよ。

(3) 抵抗試験時の模型船の摩擦抵抗係数𝐶𝐹𝑀 と剰余抵抗係数𝐶𝑅𝑀 を求めよ。

(4) 実船の計画速力におけるレイノルズ数𝑅𝑛𝑆 及び全抵抗𝑅𝑇𝑆 を求めよ。

(5) 実船の計画速力における有効馬力 EHP 及び伝達馬力 DHP を求めよ。

(6) この船を計画速力で航行させるために必要な推力 T と推力馬力 THP を求めよ。

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