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SD-50_j.book 3 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

取扱説明書

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.4)と「使用上のご注意」(P.7)
をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読
みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

© 2010 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。


Roland は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。

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SD-50_j.book 4 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

警告と 注意の意味について 図記号の例


は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
警告 死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わし
ています。

取扱いを誤った場合に、使用者が は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。
傷害を負う危険が想定される場合 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
および物的損害のみの発生が想定 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。

注意 される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 の中に描かれています。
び家畜・ペットにかかわる拡大 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこ
損害を表わしています。 と」を表わしています。

以下の指示を必ず守ってください

警告 警告
● この機器および AC アダプターを分解した ● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に
り、改造したりしないでください。 設置しないでください。必ず安定した水平な
場所に設置してください。

..........................................................................................................
..........................................................................................................
● AC アダプターは、必ず付属のものを、
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か
AC100V の電源で使用してください。
れていないことは、絶対にしないでくださ
い。必ずお買い上げ店またはローランドお客
様相談センターに相談してください。
.......................................................................................................... ..........................................................................................................

● 次のような場所に設置しないでください。 ● 電源コードは、必ず付属のものを使用してく
ださい。また、付属の電源コードを他の製品
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当た に使用しないでください。
る場所、暖房機器の近く、発熱する機器
の上など) ..........................................................................................................
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床 ● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの
など)や湿度の高い場所 上に重いものを載せたりしないでください。
○ 湯気や油煙が当たる場所 電源コードに傷がつき、ショートや断線の結
○ 塩害の恐れがある場所 果、火災や感電の恐れがあります。
○ 雨に濡れる場所 ..........................................................................................................
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
..........................................................................................................

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SD-50_j.book 5 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

安全上のご注意

警告 警告
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア ● 外国で使用する場合は、お買い上げ店また
ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場 はローランドお客様相談センターに相談し
合、設定によっては永久的な難聴になる程度 てください。
の音量になります。大音量で、長時間使用し
ないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを ..........................................................................................................
感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に
相談してください。 ● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火
.......................................................................................................... や水の中に入れたりしないでください。

● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶
対に入れないでください。

..........................................................................................................
● 電池を、日光、炎、または同様の過度の熱
にさらさないでください。
..........................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って、
..........................................................................................................
AC アダプターをコンセントから外し(AC
アダプターをお使いのとき)、お買い上げ店
またはローランドお客様相談センターに修
理を依頼してください。
注意
○ AC アダプター本体、電源コード、また
はプラグが破損したとき ● この機器と AC アダプターは、風通しのよ
○ 煙が出たり、異臭がしたとき い、正常な通気が保たれている場所に設置
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれた して、使用してください。
りしたとき ..........................................................................................................
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき ● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜
.......................................................................................................... き差しするときは、必ずプラグを持ってくだ
さい。
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子
様の取り扱いやいたずらに注意してくださ ..........................................................................................................
い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で
げてください。
プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくだ
..........................................................................................................
さい。また、長時間使用しないときは、AC
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃 アダプターをコンセントから外してくださ
を与えないでください。 い。AC アダプターとコンセントの間にゴミ
やほこりがたまると、絶縁不良を起こして火
災の原因になります。
.......................................................................................................... ..........................................................................................................
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな ● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にな
いでください。特に、電源タップを使用して らないように配慮してください。特に、
いる場合、電源タップの容量(ワット/アン コードやケーブル類は、お子様の手が届か
ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶 ないように配慮してください。
けることがあります。 ..........................................................................................................
..........................................................................................................

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SD-50_j.book 6 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

安全上のご注意

注意 注意
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも ● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集
のを置かないでください。 のしかたに従って、捨ててください。

.......................................................................................................... ..........................................................................................................
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持っ ● 取り外した機能接地端子ネジは、小さなお子
て、機器本体やコンセントに抜き差ししない 様が誤って飲み込んだりすることのないよう
でください。 お子様の手の届かないところへ保管してくだ
さい。
.......................................................................................................... ..........................................................................................................
● この機器を移動するときは、AC アダプター ● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・
をコンセントから外し、外部機器との接続を マイクを接続したとき以外は、ファンタム
外してください。 電源を必ずオフにしてください。ダイナ
ミック・マイクやオーディオ再生装置など
..........................................................................................................
にファンタム電源を供給すると故障の原因
● お手入れをするときには、電源を切って AC になります。マイクの仕様については、お
アダプターをコンセントから外してください 使いのマイクの取扱説明書をお読みくださ
(P.22)
。 い。
(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA
.......................................................................................................... Max)
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ ..........................................................................................................
ターをコンセントから外してください。

..........................................................................................................

● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、
液漏れしたりします。次のことに注意して
ください(P.22) 。
○ 電池の + と - を間違えないように、指示
どおり入れてください。
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う
種類の電池を混ぜて使用しないでくださ
い。
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出
しておいてください。
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で
電池ケースについた液をよくふきとって
から新しい電池を入れてください。ま
た、漏れた液が身体についた場合は、皮
膚に炎症を起こす恐れがあります。また
眼に入ると危険ですのですぐに水でよく
洗い流してください。
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレ
ス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、
保管したりしないでください。
..........................................................................................................

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SD-50_j.book 7 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

使用上のご注意
電源、電池のセットや交換について お手入れについて
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ● 通常のお手入れは、メガネ・クリーナーなどの柔らかい
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接 布で乾拭きしてください。ほこり、ゴミ等が付着してい
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない る場合は、拭いたときに傷になることがありますので、
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ 軽く払い落してから拭くことをお勧めします。汚れが激
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってく
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、 ださい。中性洗剤の中には溶剤を含むものがありますの
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。 で、溶剤を含まないことを確認してください。

● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が ● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル


多少発熱しますが、故障ではありません。 コール類は、使用しないでください。

● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を 修理について
切った状態で行なってください。
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ 場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。 修理をお断りする場合もあります。

● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
設置について ります。大切な記憶内容は、USB メモリーに保存する
か、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合も
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて あります。失われた記録内容の修復に関しましては、補
ください。 償も含めご容赦願います。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
ださい。 いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談く
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ださい。
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。

● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
その他の注意について
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す ● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
ることがあります。 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして USB メモリーに保存
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ しておいてください。
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって ● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、
から使用してください。 補償を含めご容赦願います。

● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の ● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ 子などに過度の力を加えないでください。
ることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使 ● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな い。
いことを確認してからお使いください。

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SD-50_j.book 8 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

使用上のご注意

○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ 電している静電気を放電しておく。
ラグを持ってください。 ○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
に放置しない。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
○ 水に濡らさない。
ます。
○ 分解や改造をしない。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。 著作権について
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、 ● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受
各地域のゴミの分別基準に従って行ってください。 けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他
の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ 者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな 画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計
る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル されているためです。
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。 ● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの 用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ 権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
せください。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技
● 同梱の DVD-ROM を権利者の許諾なく賃貸等に使用する 術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著
ことを禁じます。また、無断複製することは法律で禁じ 作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す
られています。 る行為となり、法律で禁じられています。
● 同梱の DVD-ROM を開封する前に、必ず「使用許諾契約
書」をお読みください。DVD-ROM を開封した時点で、
使用許諾契約書に記載された事項をご承諾いただいたこ
とになります。

USB メモリーをお使いになる前に
USB メモリーの取り扱い
● USB メモリーは、確実に奥まで差し込んでください。

USBメモリー

● USB メモリーの端子の部分に触れたり、 汚したりしない


でください。

● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、
取り扱いについては次の点に注意してください。

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SD-50_j.book 9 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

使用上のご注意

※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。

※ Microsoft、Windows と Windows Vista は、米国


Microsoft Corporation の米国及びその他の国における
登録商標です。

※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに


従って画面写真を使用しています。

※ Windows® の正式名称は、Microsoft® Windows®


operating system です。

※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Inc. の米国及びそ


の他の国における登録商標です。

※ Mac OS は、 米国 Apple Inc. の登録商標です。

※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商


標です。

※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電


子事業協会(AMEI)の登録商標です。

※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。

※ MPEG Layer-3 オーディオ圧縮技術は、Fraunhofer


IIS 社と THOMSON multimedia 社よりライセンスを
得ています。

※ MatrixQuest は東電ユークエストの登録
商標です。SD-50 の USB 機能は東電
ユークエスト株式会社のミドルウェア
MatrixQuest を使用しています。

※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイク


ロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL
(Technology Properties Limited)社の特許ポート
フォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得てい
ます。

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SD-50_j.book 10 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

もくじ

安全上のご注意...............................................................................4
使用上のご注意...............................................................................7
パッケージの内容を確認する.....................................................13

準備編 15
各部の名称とはたらき ................................................................16
フロント・パネル .........................................................................................................16
リア・パネル ................................................................................................................18
サイド・パネル.............................................................................................................20
ボトム・パネル.............................................................................................................21

電源の入れかた/切りかた ........................................................22
電源を入れる前に .........................................................................................................22
AC アダプターを使う .......................................................................................22
電池を使う .........................................................................................................22
バス電源を使う ..................................................................................................23
電源を入れる/切る .....................................................................................................24
電源を入れる......................................................................................................24
電源を切る .........................................................................................................24
オート・パワー・オフ/省電力モード ......................................................................25

ドライバをインストールする.....................................................26
Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき ..................................................27
入出力デバイスを設定する ..............................................................................29
Windows XP をお使いのとき ...................................................................................31
入出力デバイスを設定する ..............................................................................34
Mac OS X をお使いのとき........................................................................................36
入出力デバイスを設定する ..............................................................................37
音が鳴るか確認する .....................................................................................................41
再生用オーディオ機器を接続する ...................................................................41
サンプル・データを再生する ..........................................................................42

Playlist Editor を使う ..............................................................43


Playlist Editor をインストールする ........................................................................43
Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき .......................................43
Windows XP をお使いのとき ........................................................................43
Mac OS X をお使いのとき.............................................................................43
プレイリストを作る .....................................................................................................44

10
SD-50_j.book 11 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

操作編 45
MIDI 音源として使う..................................................................46
音源の概要 ....................................................................................................................46
用語の解説 .........................................................................................................47
同時発音数 .........................................................................................................47
各パートの音色を選ぶ .................................................................................................48
音色リストから選ぶ ..........................................................................................48
カテゴリーやグループから選ぶ .......................................................................49
音色のプログラム・チェンジやバンク・セレクトを表示させる ................49
各パートの設定を変える .............................................................................................50
ミュートする/ソロにする ..............................................................................50
パートの音量を調節する ..................................................................................51
パンやエフェクトの設定をする .......................................................................52
エフェクトを設定する .................................................................................................53
スタジオ・セットを保存する .....................................................................................55
スタジオ・セットを呼び出す ..........................................................................55

オーディオ・インターフェースとして使う .............................56
パソコンの再生音を聴く .............................................................................................57
マイクやギターを録音する .........................................................................................57
録音の準備をする ..............................................................................................57
録音する .............................................................................................................58
ライン入力の音を録音する .........................................................................................59
録音の準備をする ..............................................................................................59
録音する .............................................................................................................59
オーディオ音声出力とエフェクトの設定をする ......................................................60

MIDI インターフェースとして使う ..........................................61


SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う ...........................62
デモ・ソングを聴く .....................................................................................................64
再生する ........................................................................................................................65
ソングを選ぶ......................................................................................................65
ソングを再生する ..............................................................................................66
テンポを変える ..................................................................................................69
キーを変える......................................................................................................69
マイナス・ワン/センター・キャンセルをする
(MINUS ONE / CENTER CANCEL) ........................................................70
お気に入りのソングを選ぶ(FAVORITE)...............................................................71
お気に入りのソングを登録する .......................................................................71
お気に入りのソングを選ぶ ..............................................................................71
音量を調節する.............................................................................................................72

11
SD-50_j.book 12 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

システム設定をする ....................................................................73
システム設定の基本操作 .............................................................................................73
システム設定一覧表 ..........................................................................................74

ユーティリティー機能 ................................................................75
基本操作 ........................................................................................................................75
ユーザー・データのバックアップ(BACKUP)...........................................76
バックアップしたデータを本体に戻す(RESTORE).................................76
USB メモリーを初期化する(USB MEM FORMAT)...............................77
工場出荷時の設定に戻す(FACTORY RESET).........................................78
SD-50 本体の情報を見る(INFORMATION).............................................78

資料編 79
DAW ソフトウェアをコントロールする..................................80
V-LINK について.........................................................................81
ドライバの設定をする ................................................................83
ドライバを再インストールする.................................................86
故障かな?と思ったら ................................................................88
エラー・メッセージ一覧 .........................................................104
ユーザー・データで保存できる設定 ......................................105
ソロ音色 .................................................................................... 106
MIDI インプリメンテーション・チャート............................ 108
主な仕様 .................................................................................... 109
さくいん .................................................................................... 111

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SD-50_j.book 13 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

パッケージの内容を確認する
パッケージを開けたら、 すべてのものが入っているか確認してください。不足している場合は、お買い上げになった販
売店までご連絡ください。

※ 取扱説明書および DVD-ROM は、紛失しても販売や再発行ができません。大切に保管してください。

※ シリアル番号は再発行できません。紛失しないようご注意ください。

□ SD-50 本体

□ SD-50 取扱説明書(本書)
SD-50 の使いかたや、使用上のご注意などが記載されています。 常に手元に置いていつでも参照できるようにしてく
ださい。

□ SD-50 Software Disk(DVD-ROM)


以下の内容が収録されています。
• MUSIC CREATOR 5 (音楽制作用のアプリケーション・ソフト)
• Playlist Editor(曲を管理するアプリケーション・ソフト)
• SD-50 ドライバ

※ ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいかないことがあ
ります。ディスクの汚れは、市販の専用クリーナーでクリーニングしてください。

□ MUSIC CREATOR 5 インストール・ガイド


MUSIC CREATOR 5 をお使いいただくまでに必要となる作業について解説しています。また、MUSIC CREATOR 5
の導入時にご注意いただきたいこと、 MUSIC CREATOR 5 をご使用になるうえで知っておいていただきたい情報につ
いても記載しています。

□ MUSIC CREATOR 5 曲作りガイド


あらかじめ用意されたフレーズを組み立てたり、 エディットしたりして、MUSIC CREATOR 5 の基本的な操作がマス
ターできる本です。

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SD-50_j.book 14 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

パッケージの内容を確認する

□ MUSIC CREATOR 5 ユーザーズ・ガイド


MUSIC CREATOR 5 の基本的な使いかたが記載されています。
また、「録音したい」「 プラグイン・シンセサイザーを鳴らしたい」といった、やりたいことを簡単に実現するためのヒ
ントも数多く記載されています。

□ Amplitube X-GEAR オーサライズ・ガイド


Music Creator 5 に付属しているギター用プラグイン・エフェクト Amplitube X-GEAR のオーサライズ方法につい
て記載しています。

□ Cakewalk ライセンス・カード
MUSIC CREATOR 5 をインストールする際に必要となるシリアル番号と、MUSIC CREATOR 5 をお使いいただく
上で必要となるレジストレーション・ コードの取得方法が記載されています。

※ シリアル番号は再発行できません。紛失しないようご注意ください。

□ Cakewalk ソフトウェア使用許諾契約書
MUSIC CREATOR 5 の使用に関する使用許諾契約書です。この使用許諾契約書は、米国 Cakewalk, Inc. が著作権を
有するソフトウェアに関して、 お客様に対してソフトウェアの使用を許諾するための契約書です。
付属の DVD-ROM を開封する前に、必ずお読みください。

□ AC アダプター(電源コードつき)
SD-50 専用の AC アダプターです。必ず付属のものをお使いください。

□ USB ケーブル
パソコンの USB 端子と SD-50 を接続するためのケーブルです。

※ USB ケーブルは付属のものをお使いください。破損により付属の USB ケーブルが必要な場合は、巻末に記載され


ている『お問い合わせの窓口』にご相談ください。

□ 保証書
SD-50 本体の保証書です。保証期間内に SD-50 本体の修理を受ける際に必要ですので、記載事項を確認の上、大切
に保管してください。
この保証書で保証されているのは SD-50 本体のみです。SD-50 本体の修理または、操作方法に関しては、巻末に記
載の『お問い合わせの窓口』 へお問い合わせください。

□ ローランド ユーザー登録カード
ローランド ユーザー登録カードに記載されている登録方法をお読みになり、必ずユーザー登録をしてください。「ご登
録製品バージョンアップ情報」 や「新製品情報」
、「イベント情報」など、ローランドからの重要なお知らせをお届けし
ます。

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SD-50_j.book 15 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

準備編

SD-50 には、冊子が 5 冊あります。


• SD-50 取扱説明書
• MUSIC CREATOR 5 インストール・ガイド
• MUSIC CREATOR 5 曲づくりガイド
• MUSIC CREATOR 5 ユーザーズ・ガイド
• Amplitube X-GEAR オーサライズ・ガイド

以下の順番でご覧いただくことをお勧めします。

1. SD-50 の準備
SD-50 取扱説明書 準備編

2. DAW の準備
MUSIC CREATOR 5 インストール・ガイド

3. SD-50 や DAW の設定


SD-50 取扱説明書 操作編
MUSIC CREATOR 5 曲づくりガイド
MUSIC CREATOR 5 ユーザーズ・ガイド
Amplitube X-GEAR オーサライズ・ガイド

15
SD-50_j.book 16 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

フロント・パネル
fig.Panel

2 3 4 5

1 10

6 9
7 8

11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

1 ディスプレイ 3 COMPUTER インジケーター


操作に応じて、いろいろな情報を表示します。 COMPUTER 端子に接続されているパソコンとデータ
の送受信ができる状態になると点灯します。
※ 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、
工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の
4 [MENU]ボタン
設定は一致していません。あらかじめご了承ください。
システムの設定したり(P.73)やユーティリティー機
2 BATTERY インジケーター 能を使ったりします(P.75)

電池を使用しているときの、電池残量を表します
(P.23)
。 5 [V-LINK]ボタン
通常は消灯しています。電池が消耗してくると点灯し V-LINK のオン/オフを切り替えます(P.81)

ます。さらに使用を続けると点滅しますので、使用を
中断し、電池を交換してください。 6
[TEMPO]ボタン
※ 点滅した状態でさらに演奏を続けると、「Battery
Low!」と表示され、操作できなくなります。 ソングのテンポ(速さ)を変更します(P.69)。

16
SD-50_j.book 17 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

7 [KEY CTRL]ボタン 15 [ ](STOP)ボタン


ソングのキーを変更します(P.69)
。 ソングの再生を停止します。

8 [MINUS ONE]
(CENTER CANCEL) 16 [ ](PLAY/PAUSE)ボタン
ボタン ソングの再生を開始、または一時停止します。
ソングの再生に合わせて、自分の演奏するパートを
ミュート(消音)して演奏したり、メロディー(ボー 17 [ ](PREV)ボタン
カルなど)の音を小さくして演奏したりすることがで
ソングの頭出しや前ソングの選択をします。ボタンを
きます(P.70)

押し続けると、押している間ソングを巻き戻します。

9 再生中、停止状態のどちらの状態でも操作できます。
[ ]ボタン
ソングの途中の 2 点間(A-B の区間)を繰り返し再生 18 [ ](NEXT)ボタン
させることができます(P.68) 。
次のソングを選択します。押し続けると、押している
10 [VALUE]ダイヤル 間ソングを早送りします。
再生中、停止状態のどちらの状態でも操作できます。
カーソルの移動やパラメーターの選択、設定値を変更
するときに使います。
19 [EXIT]ボタン

11[FAVORITE]ボタン 操作を取り消したり、ひとつ前の画面に戻したります。

お気に入りのソング(P.71)や設定したスタジオ・
20[ENTER]ボタン
セット(P.55)を登録して、簡単に選ぶことができま
す。 値を確定したり、操作を実行したりします。

12 [PART]ボタン

パートの設定を変更する画面を表示します(P.50)

13 [INST]ボタン

パートの音色を選ぶ画面を表示します(P.48)

14 [PLAYER]ボタン

ソングを選ぶ画面を表示します(P.64)

17
SD-50_j.book 18 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

リア・パネル
ig.XLR.eps

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

1
[POWER]スイッチ ※ 本機はバランス(TRS)タイプの端子を装備しており、
電源をオン/オフします(P.24)
。 次のように配線されています。接続する機器の配線を
ご確認のうえ、接続してください。
設定 説明
TIP: HOT
パソコンと接続してバス電源を使用する
BUS
とき、電源オン
RING: COLD
SLEEVE: GND
OFF 電源オフ

DC IN/ AC アダプターや電池(別売)を使用した 6
BATTERY とき、電源オン [SETTING]スイッチ
• MIC/GUITAR IN 端子に接続する機器に応じて切り替
2 えます。
DC IN 端子
• MIC IN 端子に供給するファンタム電源をオンにしま
AC アダプターを接続します(P.22)

す。
※ 必ず付属の AC アダプターを接続してください。
規定入力
設定 説明
3 レベル
COMPUTER 端子
MIC/GUITAR IN 端子にエ
SD-50 とパソコンを USB ケーブルで接続します GUITAR レキ・ギターを接続すると -30 ∼
(P.26) 。 (Hi-Z) きは、「GUITAR (Hi-Z)」に -10dBu
してください。

4 MIC IN コネクターに電源供
MIDI 端子(OUT、IN) 給の必要のないマイクを接
他の MIDI 機器と MIDI ケーブルで接続します(P.61)。 続するとき、または MIC/ -50 ∼
MIC
GUITAR IN 端子にマイクを -30dBu
MIDI メッセージの送受信をすることができます。 接続するときは、「MIC」に
してください。

5 MIC IN 端子にファンタム電
MIC/GUITAR IN 端子
MIC 源対応のコンデンサー・マ
-50 ∼
ギター、またはマイクを接続します(P.56)
。 (DC 48V イクを接続したときは、
-30dBu
マイク・プリアンプ対応のアナログ・オーディオ信号 10mA) 「MIC (DC 48V 10mA)」
にしてください。
入力端子です。バランス/アン・バランスいずれも接
続することができます。

18
SD-50_j.book 19 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

9 LINE IN 端子
ファンタム電源の供給が必要なコンデンサー・マイ
携帯オーディオ・プレーヤーなどを接続します
ク以外のギターやマイクを接続したときは、
[SETTING]スイッチを「GUITAR」または (P.59)

「MIC」にしてください。
ダイナミック・マイクにファンタム電源を供給する 10 LINE OUT 端子
と故障の原因になります。マイクの仕様について
は、お使いのマイクの取扱説明書をお読みくださ アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します
い。 (P.57)

[SETTING]スイッチを切り替える前に、サイド・ 11 機能接地端子
パネルの[VOLUME]ダイヤルで音量「0」にし
てください。音量を上げたままで[SETTING]ス 必要に応じて、機能接地端子と外部のアースか大地に
イッチを切り替えると、大きな雑音が出てアンプや 接地します。
スピーカーなど破損することがあります。
※ 設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギター
7 などの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつく
[SENS]つまみ
ような感じになるときがあります。これは人体に全く
MIC IN 端子と MIC/GUITAR IN 端子に接続した機器 害のない極微量の帯電によるものですが、気になる方
の入力レベルを調節します。録音する場合は、録音レ は、必要に応じ、機能接地端子を使って外部のアース
ベルを調節することができます(P.57) 。 か大地に接地してご使用ください。接地した場合、設
※ [SENS]を最小にしても完全に無音にはなりません。 置条件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場
マイク入力を完全に無音にしたい場合は、Mic Input 合があります。なお接続方法がわからないときはロー
SW を OFF にしてください(P.60)
。 ランドお客様相談センターにご相談ください。

8 接続してはいけないところ
MIC IN 端子
• 水道管(感電の原因になります)
マイクを接続します(P.56)

• ガス管(爆発や引火の原因になります)
マイク・プリアンプ対応のアナログ・オーディオ信号
• 電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
入力端子です。バランス/アン・バランス・タイプの
いずれも接続することができます。

※ MIC/GUITAR IN 端子と MIC IN 端子を同時に使用す


ることはできません。
※ MIC IN 端子は、ファンタム電源 48V に対応してお
り、ファンタム電源対応のコンデンサー・マイクを接
続することができます。
ファンタム電源対応のコンデンサー・マイクを接続す
る場合は、[SETTING]スイッチを「MIC (DC 48V
10mA)」にしてください。

※ 本機はバランス(XLR) タイプの端子を装備しており、
次のように配線されています。接続する機器の配線を
ご確認のうえ、接続してください。

2: HOT 1: GND

3: COLD

19
SD-50_j.book 20 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

サイド・パネル

1 2 3 4

1 盗難防止用ロック
( SECURITY LOCK)

市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接
続することができます。
http://www.kensington.com/

2 USB MEMORY 端子
USB メモリー(別売)を接続します(P.65)

※ USB メモリーは表裏に注意し、確実に奥まで差し込ん
でください。また無理な挿入はしないでください。

3 PHONES 端子
ヘッドホンを接続します。

4 [VOLUME]ダイヤル
リア・パネルの LINE OUTPUT 端子と PHONES 端
子から出力される全体の音量を調節します。

20
SD-50_j.book 21 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

各部の名称とはたらき

ボトム・パネル

1
電池ケース
電池ケースに市販の単 3 形ニッケル水素電池やアルカリ乾電池(6 本)を使います。
AC アダプターを接続しなくても動作させることができます。

使用できる電池について
ニッケル水素電池または、アルカリ乾電池を使用してください。

※ マンガン電池は使用しないでください。
連続使用時間は、以下のとおりです。

電池の種類 連続使用時間

ニッケル水素電池 約 4 時間

アルカリ電池 約 3 時間

※ 常温で使用した場合の時間です。また、連続使用時間は使用状況により異なります。

電池の取り扱いについて
• 電池が入っているときに、AC アダプターを接続して電源を入れると、AC アダプターの使用が優先され
ます。
• 電池をお使いの場合は、AC アダプターを本体から抜いておいてください。
• 電池または、AC アダプターへ電源を切り替える場合は、 必ず電源を切ってからおこなってください。
• 電池が入っていても、電源を入れたまま電源コードをコンセントから抜き差しすると電源が切れます。
• バッテリー・インジケーターの表示は目安です。
• 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。
• 電池/充電池/充電器は、間違った使いかたをすると、 液もれ、発熱、発火、破裂などの危険がありま
す。
• ご使用の前に、電池/充電池/充電器に付属の注意事項を必ず最後まで読み、 注意事項を守って正しくお
使いください。

21
SD-50_j.book 22 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

電源の入れかた/切りかた

電源を入れる前に

AC アダプターを使う

1. 付属の AC アダプターと電源コードを接続します。
2. AC アダプターを、リア・パネルの DC In 端子に接続します。
fig.3-connecter

2
インジケーター

ACアダプター

電源コード コンセントへ

※ AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が上になるように設置してください。

※ AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。

電池を使う

1. 本体底面にある電池ケースのフタのツメを押しながら、フタをはずします。
fig.Battery-1.eps

• 電池ケースのフタをはずしたときに、中に異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、
ジュースなど)が入らないようご注意ください。
• 本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四
隅や両端に敷いてください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損しないような位置に配置
してください。
• 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取り扱いにご注意ください。

22
SD-50_j.book 23 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

電源の入れかた/切りかた

2. +、ーの向きに注意して、電池を電池ケースに入れます。
fig.Battery-2.eps

3. 電池ケースのフタを確実に閉めます。

電池の残量

電池が消耗してくると、BATTERY インジケーターが点灯します。
さらに使用を続けると BATTERY インジケーターが点滅します。使用を中断し、電池を交換してください。
fig.Battery-2.fig.Battery-3.eps

十分 消灯

点灯

交換 点滅

※ インジケーターが点滅した状態でさらに演奏を続けるとディスプレイに「 Battery Low!」と表示され、操作


ができなくなります。
※ バッテリー・インジケーターの表示は目安です。

バス電源を使う
パソコンと接続して、USB ケーブルを通じてパソコンから供給されるバス電源で SD-50 を使うことがで
きます。
パソコンと接続する場合は、必ずドライバをインストールしてください(P.26)

※ パソコンによっては、 バス電源方式で動作しない場合があります。
その場合は、付属の AC アダプターを使用してください。

※ バス電源で SD-50 を使うときは、MIC IN 端子のファンタム電源が使えません。

23
SD-50_j.book 24 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

電源の入れかた/切りかた

電源を入れる/切る

電源を入れる

正しく接続したら(P.22)
、 必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作
をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

[POWER] スイッチ

[VOLUME] ダイヤル

1. 電源を入れる前に、以下を確認します。
• AC アダプターが正しく接続されている、または電池が正しく挿入されている。
• バス電源を使用する場合は、 パソコンが正しく接続され、ドライバがインストールされている。
• 周辺機器が正しく接続されてる。
• SD-50 および接続している機器の音量が最小になっている。

2. [POWER]スイッチを DC IN/BATTERY にします。


バス電源を使う場合は、[POWER]スイッチを BUS にします。

※ この機器は回路保護のため、 電源をオンしてからしばらくは動作しません。

3. [VOLUME]ダイヤルを回して、音量を調節します。

4. 接続している機器の音量を調節します。

電源を切る

1. SD-50 や接続しているオーディオ機器の音量を最小にします。

2. 接続しているオーディオ機器の電源をオフにします。

3. [POWER]スイッチを OFF にします。


ディスプレイの表示が消えて、電源が切れます。

24
SD-50_j.book 25 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

電源の入れかた/切りかた

オート・パワー・オフ/省電力モード
SD-50 には、自動的に電源を切ったり省電力モードになったりする機能があります。

オート・パワー・オフ(Power Off)
パネル操作をやめてから一定の時間が経過すると、自動的に電源が切れます。

※ パソコンに接続している状態では、 オート・パワー・オフは働きません。
電源を入れ直すには、[POWER]スイッチを OFF → DC IN/BATTERY にしてください。

省電力モード(PowerSave)
パネル操作をやめてから一定の時間が経過すると、ディスプレイやインジケーターを消して消費電力を抑え
ます。

※ パソコンに接続している状態では、 省電力モードは働きません。
省電力モードの間は、BATTERY インジケーターが点滅します。
[ENTER]ボタンを押すと省電力モードが解除されます。

これらの機能は、工場出荷時には「ON」に設定されています。
「OFF」にしたいときは、以下の手順で設定を変更します。

1. [MENU]ボタンを押します。
メニュー画面が表示されます。

2. [VALUE]ダイヤルを回して「Power Off 」または「PowerSave」を選び、[ENTER]ボタ


ンを押します。
選んだパラメーターの値が反転します。

3. [VALUE]ダイヤルを回して「OFF」を選び、[ENTER]ボタンを押します。

4. 設定が終わったら、[MENU]ボタンを押します。
以下のメッセージが表示されます。

書き込みを中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

5. 書き込みをするときは、[ENTER]ボタンを押します。
書き込みが完了すると以下の画面が表示され、メニュー画面に戻ります。

25
SD-50_j.book 26 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする
ドライバとは、パソコンと SD-50 が接続されているときに、 パソコン上のアプリケーション・ソフトウェ
アと SD-50 との間でデータをやりとりするソフトウェアです。
最新 OS への対応状況、ドライバの情報については、ローランド・ホームページをご覧ください。
http://www.roland.co.jp/

お使いの環境によって、インストールや確認の手順が異なります。以下の 3 つ のステップで、インストール
と確認をしてください。

Windows 7
インストールおよび確認の手順 Windows XP Mac OS X
Windows Vista

1. ドライバをインストールする P.27 P.31 P.36

2. 入出力デバイスを設定する P.29 P.34 P.37

3. 音が鳴るか確認する P.41 P.41 P.41

※ SD-50 のプレーヤー機能(P.62)を使用しているときは、SD-50 をパソコンに接続して使用すること


はできません。

26
SD-50_j.book 27 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき


SD-50 本体を操作する手順には、 SD-50の操作 のマークが付いています。指示があるまでは、SD-50 を
パソコンに接続しないでください。

※ ここでは、Windows 7 の画面を使っています。

1. SD-50 を接続していない状態で Windows を起動します。


USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずしてください。

2. 起動中のソフトウェアをすべて終了します。

3. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れます。


自動再生ダイアログが表示されたときは、[フォルダーを開いてファイルを表示]をクリックします。

4. 付属の DVD-ROM 内の以下のフォルダにある[Setup]アイコンをダブルクリックし、インス


トーラーを起動します。

OS フォルダ

Windows 7 [Driver]、
[Win7]の順でフォルダを開く

Windows Vista [Driver]、


[Vista]の順でフォルダを開く

Windows 7 64 ビット版 [x64Driver]


、[Win7]の順でフォルダを開く

Windows Vista 64 ビット版 [x64Driver]


、[Vista]の順でフォルダを開く

「ご使用の OS には対応していません」、「実行中の Windows のバージョンとは互換性がありません」と表


示されたときや、お使いの OS のバージョンがわからないときは、次の手順でお使いの OS を確認してくだ
さい。
「システムの種類」に「64 ビット オペレーティング システム」と表示されている場合は 64 ビット版です。

Windows 7 の場合
「コントロール パネル」を開いて、
[システムとセキュリティ]をクリックし、[システム]をクリックしま
す。
コントロール パネルがアイコン表示の場合は、
[システム]をクリックします。

Windows Vista の場合


「コントロール パネル」を開いて、
[システムとメンテナンス]をクリックし、[システム]をクリックしま
す。
コントロール パネルがクラシック表示の場合は、
[システム]アイコンをダブルクリックします。

27
SD-50_j.book 28 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

5. ユーザー アカウント制御に関する確認画面が表示されます。
Windows 7 の場合は[はい]を、Windows Vista の場合は[続行]をクリックします。
fig.win7uac.eps

6. 「SD-50 Driver をコンピュータ上にインストールします。∼」と表示されます。[次へ]をク


リックします。
その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

7. インストールを開始するために、もう一度[次へ]をクリックします。
インストールが始まります。
Windows セキュリティに関するダイアログが表示された場合は、
[インストール]をクリックします。
fig.win7securitya-j.eps

8. SD-50の操作 SD-50 の電源を切ります(P.18)


9. SD-50の操作 「ドライバをインストールする準備ができました。∼」と表示されたら、SD-50
とパソコンを USB ケーブルで接続します。
fig.win7drv3-j.eps

その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

28
SD-50_j.book 29 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

10. SD-50の操作 SD-50 の電源を入れます(P.22)



ドライバが自動的にインストールされます。

※ ドライバがインストールされるまでに、 数分ほど時間がかかる場合があります。
インストールが完了すると、「SD-50 Driver Setup」ダイアログに「インストールが完了しました。
」と表
示されます。

11.[閉じる]をクリックします。
「SD-50 Driver Setup」ダイアログを閉じます。
「システム設定の変更」ダイアログが表示された場合は、[はい]をクリックしてください。
Windows が自動的に再起動します。

入出力デバイスを設定する
お使いのソフトウェアで SD-50 を使用するためには、オーディオおよび MIDI の入出力デバイスとして
SD-50 を選んでください。設定方法は、 お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。

※ お使いのソフトウェアでオーディオの入出力デバイスとして SD-50 を選択できない場合は、何らかの問


題が発生している可能性があります。 トラブルシューティングの『パソコンと接続したときのトラブル』
(P.92)をご覧ください。

オーディオ入出力デバイス

オーディオ出力デバイス OUT(SD-50)

オーディオ入力デバイス IN(SD-50)

※ ASIO 対応のソフトウェアでお使いになる場合は、お使いのソフトウェアの ASIO 設定で SD-50 を選択


してください。

MIDI 入出力デバイス

SD-50

MIDI 出力デバイス SD-50 MIDI

SD-50 CONTROL

SD-50

MIDI 入力デバイス SD-50 MIDI

SD-50 CONTROL

※ Windows 7 または、Windows Vista 付属の Windows Media Player では、SD-50 の MIDI 入出力
デバイスを使用することはできません。

29
SD-50_j.book 30 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

Windows Media Player で使う場合の設定

Windows Media Player で SD-50 を使用するために、再生デバイスを SD-50 に設定します。

※『音が鳴るか確認する 』
(P.41)で、Windows Media Player を使って、サンプル・データを再生させ
ます。必ず以下の設定をしてください。

1. 「コントロール パネル」を開いて、[ハードウェアとサウンド]をクリックし、[サウンド]をク
リックします。
アイコン表示、またはクラシック表示の場合は、[サウンド]をダブルクリックします。

2. [再生]タブを開いて SD-50 の[OUT]を選び、[既定値に設定]をクリックします。

3. [OK]をクリックして設定を終了します。
再生のデバイスに SD-50 を選択すると、 Windows の効果音も SD-50 から出力されるようになり、パソ
コンのスピーカーからは音が鳴らなくなります。

お使いのソフトウェアで再生や録音をするときの注意
SD-50 を使って再生や録音を行う前に、 以下の内容を確認してください。
• お使いのソフトウェアを起動する前に、 SD-50 をパソコンに接続しておいてください。
• お使いのソフトウェアの起動中に、 SD-50 の USB ケーブルをパソコンからはずさないで
ください。SD-50 の USB ケーブルをパソコンからはずす場合は、先にお使いのソフト
ウェアを終了してください。

以上でドライバのインストールと設定は完了です。
次に音が鳴るか確認してみましょう。→『音が鳴るか確認する』(P.41)

30
SD-50_j.book 31 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

Windows XP をお使いのとき
SD-50 本体で操作する手順には、 SD-50の操作 のマークが付いています。指示があるまでは、SD-50 を
パソコンに接続しないでください。

1. SD-50 を接続していない状態で Windows を起動します。


USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずしてください。

2. 起動中のソフトウェアをすべて終了します。

3. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れます。

4. 付属の DVD-ROM 内の[Driver]


、[XP]の順でフォルダを開き、
[Setup]アイコンをダブ
ルクリックします。
「ご使用の OS には対応していません」、またはアプリケーションが有効ではないというメッセージが表示さ
れた場合は、ご使用の OS のバージョンを確認してください。
「別のユーザーとしてプログラムをインストール」ダイアログが表示された場合は、[キャンセル] をクリッ
クしてインストールを中断し、管理者アカウントで Windows にログオンしなおしてから再度インストール
をしてください。

5. 「SD-50 Driver をコンピュータ上にインストールします。∼」と表示されます。[次へ]をク


リックします。
その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

6. インストールを開始するために、[次へ]をクリックします。
「ソフトウェアのインストール」ダイアログが表示された場合は、[続行]をクリックしてインストールを継
続します。
fig.xpdrv2-j.eps

続行できない場合は、ダイアログの[OK]をクリックしてインストールを一度終了させます。 『ドライバ署
名オプションの設定(Windows XP)
』(P.99)に従って設定を変更してから、再度インストールをしてく
ださい。

31
SD-50_j.book 32 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

7. SD-50の操作 SD-50 の電源を切ります(P.18)


8. SD-50の操作 「ドライバをインストールする準備ができました。∼」と表示されたら、SD-50
とパソコンを USB ケーブルで接続します。
fig.xpdrv4-j.eps

その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

9. SD-50の操作 SD-50 の電源を入れます(P.22)



画面の右下に「新しいハードウェアが見つかりました」と表示されます。

※「新しいハードウェアの検出ウィザード」 が表示されるまでに、数分ほど時間がかかる場合があります。

10. Windows Update に接続するかを聞かれた場合は、[いいえ、今回は接続しません]を選択し


て[次へ]をクリックします。
fig.XP-8.eps

32
SD-50_j.book 33 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

11.[ソフトウェアを自動的にインストールする(推奨)
]を選んで、[次へ]をクリックします。
fig.xpdrv6.eps

12.「ハードウェアのインストール」ダイアログが表示された場合は、
[続行]をクリックしてインス
トールを継続します。
fig.xpdrv7.eps

続行できない場合は、ダイアログの[OK]をクリックしてインストールを一度終了させます。 『ドライバ署
名オプションの設定(Windows XP)
』(P.99)に従って設定を変更してから、再度インストールしてくだ
さい。

13.「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」と表示されます。
[完了]をクリックします。
インストールが完了すると、「SD-50 Driver Setup」ダイアログに「インストールが完了しました。
」と表
示されます。

14.[閉じる]をクリックします。
「SD-50 Driver Setup」ダイアログを閉じます。
「システム設定の変更」ダイアログが表示された場合は、[はい]をクリックして、Windows を再起動しま
す。

33
SD-50_j.book 34 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

入出力デバイスを設定する
お使いのソフトウェアで SD-50 を使用するためには、オーディオおよび MIDI の入出力デバイスとして
SD-50 を選んでください。設定方法は、 お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。

※ お使いのソフトウェアでオーディオの入出力デバイスとして SD-50 を選択できない場合は、何らかの問


題が発生している可能性があります。 トラブルシューティングの『パソコンと接続したときのトラブル』
(P.92)をご覧ください。

オーディオ入出力デバイスの設定

オーディオ出力デバイス OUT(SD-50)

オーディオ入力デバイス IN(SD-50)

※ ASIO 対応のソフトウェアでお使いになる場合は、お使いのソフトウェアの ASIO 設定で SD-50 を選択


してください。

MIDI 入出力デバイス

SD-50

MIDI 出力デバイス SD-50 MIDI

SD-50 CONTROL

SD-50

MIDI 入力デバイス SD-50 MIDI

SD-50 CONTROL

34
SD-50_j.book 35 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

Windows Media Player で使用する場合の設定

Windows Media Player で SD-50 を使用するために、再生デバイスを SD-50 に設定します。

※「音が鳴るか確認する」(P.41)で、Windows Media Player を使って、サンプル・データを再生させ


ます。必ず以下の設定をしてください。

1. 「コントロール パネル」を開いて、[サウンド、音、およびオーディオデバイス]をクリックし、
[サウンドとオーディオデバイス]をダブルクリックします。
※ クラシック表示の場合は、[サウンドとオーディオデバイス]をダブルクリックします。

2. [オーディオ]タブを開いてクリックして、音の再生欄で「OUT(SD-50)」、MIDI 音楽の再生
欄で「SD-50」を選択します。

3. [OK]をクリックして設定を終了します。
※ 再生のデバイスに SD-50 を選択すると、Windows の効果音も SD-50 から出力されるようになり、パ
ソコンのスピーカーからは、 音が鳴らなくなります。

お使いのソフトウェアで再生や録音をするときの注意
SD-50 を使って再生や録音を行う前に、以下の内容を確認してください。
• お使いのソフトウェアを起動する前に、SD-50 をパソコンに接続しておいてください。
• お使いのソフトウェアの起動中に、SD-50 の USB ケーブルをパソコンからはずさないで
ください。SD-50 の USB ケーブルをパソコンからはずす場合は、先にお使いのソフト
ウェアを終了してください。

以上でドライバのインストールと設定は完了です。
次に音が鳴るか確認してみましょう。→『音が鳴るか確認する』(P.41)

35
SD-50_j.book 36 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

Mac OS X をお使いのとき
SD-50 本体で操作する手順には、 SD-50の操作 のマークが付いています。指示があるまでは、SD-50 を
パソコンに接続しないでください。

※ インストールの途中で「 認証」ダイアログまたは「パスワードを入力してください」というダイアログが
表示されたら、管理者のパスワードを入力して、[OK]をクリックします。

※ お使いの環境によって表示の内容が異なる場合があります。

1. SD-50 を接続していない状態でパソコンを起動します。
USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずしてください。

2. 起動中のソフトウェアをすべて終了します。

3. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れます。

4. 付属の DVD-ROM 内の以下のアイコンをダブルクリックし、インストーラを起動します。

OS インストーラ

Mac OS X 10.6 以降 [SD-50_USBDriver.pkg]


(/Driver/10.6)

Mac OS X 10.5 以前 [SD-50USBDriver.pkg](/Driver/10.4_10.5)

インストールできるかどうかを確認する画面が表示される場合があります。その場合は、[続ける] をク
リックします。
ドライバをインストールできないという内容の画面が表示された場合は、ご使用の OS を確認してから、手
順 4 を実行してください。

5. 「ようこそ SD-50 Driver インストーラへ」と表示されます。


[続ける]をクリックします。
fig.osx-i-5.eps

6. インストール先を選択する画面が表示された場合は、起動ディスクをクリックして選び、[続け
る]をクリックします。

36
SD-50_j.book 37 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

7. インストールの種類が表示されたら、[インストール]または[アップグレード]をクリックし
ます。

8. 次の画面では[インストールを続ける]をクリックします。

9. インストールが完了したら、[再起動]をクリックしてパソコンを再起動します。
※ 再起動に時間がかかる場合があります。

10. SD-50の操作 SD-50 の電源を切ります(P.18)


11. SD-50の操作 パソコンが起動したら、SD-50 とパソコンを USB ケーブルで接続します。

12. SD-50の操作 SD-50 の電源を入れます(P.18)


入出力デバイスを設定する
お使いのソフトウェアで SD-50 を使用するためには、オーディオおよび MIDI の入出力デバイス(P.38)
として SD-50 を選んでください。オーディオ入出力デバイスの設定方法は、 お使いのソフトウェアの取扱
説明書をご覧ください。

オーディオ入出力デバイスの設定

オーディオ出力デバイス SD-50 44.1kHz

オーディオ入力デバイス SD-50 44.1kHz

※ お使いのソフトウェアでオーディオの入出力デバイスとして SD-50 を選べない場合は、何らかの問題が


発生している可能性があります。 トラブルシューティングの『パソコンと接続したときのトラブル』
(P.92)をご覧ください。

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SD-50_j.book 38 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

iTunes で使用する場合の設定

iTunes で S D-50 を使用するために、サウンドを出力する装置に SD-50 を設定します。


『音が鳴るか確認する』(P.41)で iTunes を使って、サンプル・データを再生させます。必ず以下の設定
をしてください。

※ お使いの環境によって表示の内容が異なる場合があります。

1. 「システム環境設定」から[サウンド]をクリックします。

2. [出力]タブをクリックします。
[SD-50 44.1kHz]を選択します。

3. 設定が終わったら、「システム環境設定」のウィンドウを閉じます。

MIDI 入出力デバイスの設定

1. [Audio MIDI 設定](/ アプリケーション / ユーティリティ)をダブルクリックして起動しま


す。

2. MIDI デバイスの設定画面を表示します。
Mac OS X 10.6 以降の場合
[ウインドウ]メニューの[MIDI ウインドウを表示] を選んで、
「MIDI スタジオ」を開きます。

Mac OS X 10.5 以前の場合


[MIDI 装置]タブをクリックします。

3. 「MIDI スタジオ」ダイアログ、または「Audio MIDI 設定」ダイアログに、[SD-50]が表示さ


れていることを確認します。
fig.osxaudiomidi1.eps

[SD-50]が表示されていない、または淡色表示されている場合、SD-50 が正常に認識されていません。
[MIDI を再スキャン]をクリックしてください。 また、SD-50 に接続している USB ケーブルを抜き、挿
し直してください。

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SD-50_j.book 39 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

4. [装置を追加]を 3 回クリックします。
fig.osxadddev ice.eps

[新しい外部装置]が 3 つ表示されます。

5. それぞれの[新しい外部装置]の装置名を設定します。
1. 追加した[新しい外部装置] をクリックして選択し、
[情報を見る]をクリックします。
2.[装置名]欄に、 名前を入力します。それぞれの[新しい外部装置]について以下のように入力します。
fig.osxnewdevice.eps

新しい外部装置 装置名

1 番目の[新しい外部装置] SD-50

2 番目の[新しい外部装置] SD-50 MIDI

3 番目の[新しい外部装置] SD-50 CONTROL

6. [SD-50]と[新しい外部装置]のそれぞれの出力と入力を意味する▼と▲をマウスでドラッグ
して以下の図のように結びます。
fig.osxmidiset-j.eps

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SD-50_j.book 40 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

7. MIDI の送受信が正常に行われていることを確認します。
1.「設定をテスト」 をクリックします。
2.[VOLUME ]つまみで SD-50 のボリュームを小さめに設定します。
次の操作では SD-50 から比較的大きな音が鳴ります。
3. SD-50 の下向きの矢印をクリックします。
正しく設定できていると、 SD-50 から音が鳴ります。

クリック

クリック

4. もう一度「設定をテスト」 をクリックし、確認を終了します。

8. 「Audio MIDI 設定」メニューから「Audio MIDI 設定を終了」を選び、設定を終了します。

お使いのソフトウェアで再生や録音をするときの注意
SD-50 を使って再生や録音をする前に、 以下の内容を確認してください。
• お使いのソフトウェアを起動する前に、 SD-50 をパソコン に接続しておいてください。
• お使いのソフトウェアの起動中に SD-50 の USB ケーブルをパソコンからはずさないでくだ
さい。SD-50 の USB ケーブルをパソコン からはずす場合は、先にお使いのソフトウェア
を終了してください。
• Mac OS X のクラシック(Classic)環境では動作しません。クラシック環境を起動してい
ない状態でお使いください。
• 最新情報は、 http://www.roland.co.jp/support/ をご覧ください。

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SD-50_j.book 41 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

音が鳴るか確認する
接続と設定が正しく行われたか、サンプル・データを再生して確認してみましょう。

※ 他の機器と接続するときは、 誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞っ
た状態で電源を切ってください。

再生用オーディオ機器を接続する
図のように、ヘッドホンやモニター・スピーカーを接続して、パソコンからの再生音を聴くことができま
す。

アンプ内蔵スピーカー パソコン

パソコンの
USB端子へ

LINE COMPUTER
ヘッドホン OUT 端子 端子

PHONES
端子

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SD-50_j.book 42 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバをインストールする

サンプル・データを再生する
OS 標準の機能を使用してサンプル・ データを再生します。サンプル・データ TTears(.mp3)は付属の
DVD-ROM の中に入っています。

※ 本製品に付属している曲データを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、 法律で禁じられ
ています。権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、 二次的著作物で利用したりしてはいけませ
ん。

1. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れます。

2. 付属の DVD-ROM の Sample フォルダ内にある TTears(.mp3)をデスクトップにコピーし


ます。

3. サンプル・データ TTears(.mp3)を再生します。
デスクトップにコピーした TTears(.mp3)をダブルクリックします。
Windows の場合は Windows Media Player が、Macintosh の場合は iTunes が起動します。
再生ボタンをクリックすると、サンプル・データの再生が始まります。

※ お使いの環境によっては、 別の再生用ソフトウェアが起動する場合があります。その場合は、お使いのソ
フトウェアの取扱説明書に従って、 サンプル・データを再生してください。

4. 音量を調整します。
SD-50 の[VOLUME ]ダイヤルで音量を調整します。
SD-50 に接続したヘッドホンやスピーカーからサンプル・ データの演奏が聞こえます。

サンプル・データが演奏されましたか?
サンプルデータが正しく演奏されていれば、パソコンと SD-50 の接続が正しく行われ、ドラ
イバも正しくインストールされています。
正しく演奏されない場合は、『パソコンと接続したときのトラブル』(P.92)を参照ください。
音が鳴らなかったり、正しく演奏されなかったりするときの問題の解決方法が記載されていま
す。

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SD-50_j.book 43 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

Playlist Editor を使う


SD-50 には、Playlist Editor が付属されています。SMF やオーディオ・ファイルを再生するためのプレ
イリストを作成することができます。SD-50 で伴奏を再生させたいときは、あらかじめ演奏曲順どおりに
プレイリストを作成しておくと便利です。
使用方法については、Playlist Editor とともにインストールされる PDF マニュアルをご覧ください。

Playlist Editor をインストールする


Playlist Editor のインストールの手順は、お使いの環境によって手順が異なります。

Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき

1. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れ、Editor フォルダにある[Setup.exe]を


ダブルクリックします。

2. ユーザーアカウント制御に関する確認画面が表示されますので、[続行]をクリックします。

3. インストーラーが起動します。以後、画面の指示に従って Playlist Editor のインストール作業


を進めてます。

Windows XP をお使いのとき

1. 付属の DVD-ROM を DVD-ROM ドライブに入れ、Editor フォルダにある[Setup.exe]を


ダブルクリックします。

2. 「ようこそ」と表示されます。[次へ]をクリックします。

3. 画面の指示に従って Playlist Editor のインストール作業を進めます。

Mac OS X をお使いのとき

1. 付属の DVD-ROM の Editor フォルダにある[SD-50 Editor Installer.mpkg]を、ダブルク


リックします。

2. インストーラーが起動します。以後、画面の指示に従って Playlist Editor のインストール作業


を進めます。

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SD-50_j.book 44 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

Playlist Editor を使う

プレイリストを作る
Playlist Editor を起動させ、プレイリストを作成します。

※ プレイリストの作成方法については、「Playlist Editor」のヘルプから「 PlaylistEditor の使い方」をご覧


ください。この「 PlaylistEditor の使い方」は、PDF ファイル形式で作成されています。 PDF ファイルを
ご覧いただくためには Adobe Reader( 無償)が必要です。

※ プレイリストは、 付属の Playlist Editor を使って作成します。SD-50 本体ではプレイリストを作成できま


せん。

※ プレイリストを作らなくても、 個々のソングを再生することができます。この場合は、SMF やオーディオ・


ファイルを USB メモリーのルート・ディレクトリに置いてください。

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SD-50_j.book 45 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

操作編

45
SD-50_j.book 46 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

音源の概要
SD-50 の音源には、以下の 2 つの音源モードがあり、標準モードでは、SD-50 本体で音色を選ぶことが
できます。音色を選ぶ場合は、『各パートの音色を選ぶ』(P.48)を参照ください。

標準モード
SD-50 の標準の状態です。PRESET、GM2、Solo の 3 つのグループから音色を選んで鳴らすことができ
ます。

グループ 音色数 説明

PRESET 640 音色+ 14 ドラムセット SD-50 オリジナルの音色セットです。

MIDI 音源の仕様を、メーカーや機種を越えて標準化することを
目的とした GM2 に対応した音色です。
※ GM 音色は、以下の 2 つのタイプから選ぶことができます。
GM のタイプは、 『システム設定をする』(P.73)で設定する
ことができます。
GM2 256 音色+ 9 ドラムセット • Classical(クラシカル)
アンサンブルになじみやすい基本音色のセットです。
GM2 データの互換性を優先するときにも使用します。
• Contemporary(コンテンポラリ)
楽器ひとつひとつのリアリティを追求した音色セットで
す。電源投入時の設定です。

アコースティック楽器の音色変化や楽器特有の奏法をよりリアル
に再現した音色です。
Solo 3 音色
演奏法や設定については、『Solo 音色の演奏法や設定について』
(P.106)を参照してください。

GS モード
GS の演奏データを再生させるときに使用するモードです。GS モードは、パソコンと接続して GS リセッ
トの MIDI メッセージ(システム・エクスクルーシブ・ メッセージ)を SD-50 が受信することで設定する
ことができます。

グループ 音色数 説明

ローランド株式会社の提唱する音源に関するフォーマット「GS」
に準拠した音色セットです。
※ GS モードに設定されると以下の設定ができなくなります。
GS 226 音色+ 9 ドラムセット • 『各パートの音色を選ぶ』
(P.48)
• 『パンやエフェクトの設定をする』(P.52)
• 『エフェクトを設定する』
(P.53)
• 『スタジオ・セットを保存する』(P.55)

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SD-50_j.book 47 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

用語の解説

トーン
ピアノやオルガン、ギターなど、選ぶことのできる音色の単位を「トーン」と呼びます。選ぶことができる
トーンについては、PDF「音色一覧表」を参照ください。

ドラム・セット
複数の打楽器音を集めたグループです。ドラム・セットでは押さえる鍵盤(ノート・ナンバー) によって異
なった打楽器音が鳴るようになっています。
選ぶことのできるドラム・セットについては、PDF「音色一覧表」を参照ください。

パート
トーンやドラム・セットを割り当てるところを「パート」と呼びます。
SD-50 には、16 個のパートがあり、それぞれのパートに異なるトーンやドラム・セットを割り当てられま
す。

エフェクト
「エフェクト」とは、音にかけるさまざまな効果のことです。エフェクトを変えるだけで、音の印象を大き
く変えることもできます。
SD-50 には以下のエフェクトが内蔵されており、 かかり具合やタイプを設定することができます(P.53)

種類 説明

コーラス コーラスは音に厚みや広がりを与えるエフェクトです。

リバーブ リバーブはホールで音を鳴らしているような響きを与えるエフェクトです。

マスタリング 音の粒立ちを揃えてメリハリのあるサウンドに仕上げるエフェクトです。

スタジオ・セット
16 個のパートとエフェクトの設定を合わせて「スタジオ・セット」 と呼びます。

スタジオ・セット
パート16 エフェクト

パート1
トーン/
ドラム・セット

同時発音数
SD-50 では、トーンによって同時発音数が異なります。 SD-50 の最大同時発音数は 128 音ですが、使用
するトーンによって、実際の同時発音数は 128 より少なくなります。
演奏が同時発音数を超えると、後から鳴る音が優先され、すでに鳴っている音が一つずつ消えていきます。

47
SD-50_j.book 48 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

各パートの音色を選ぶ

音色リストから選ぶ
音色リストから音色を選ぶことができます。音色リストについては、PDF「音色リスト」を参照してくださ
い。

1. [PART]ボタンを数回押して、MIDI パート画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して、音色を変更したいパートを選びます。
fig.screen

3. [INST]ボタンを押して、音色リスト画面を表示させます。
fig.screen

4. [VALUE]ダイヤルを回して、音色を選びます。
fig.screen

[ ]ボタンを押すと、サンプル音が鳴り音色を確認できます。

5. [ENTER]ボタンを押します。
音色が選ばれます。
fig.screen

設定した音色は、スタジオ・セットを保存することで本体に保存することができます(P.55)

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SD-50_j.book 49 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

カテゴリーやグループから選ぶ
ピアノやオルガンなどのカテゴリーや、PRESET、GM2、Solo のグループから音色を選ぶことができます。

1. [PART]ボタンを数回押して、MIDI パート画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して、音色を変更したいパートを選びます。
fig.screen

3. [INST]ボタンを数回押して、カテゴリー・グループ画面を表示させます。
fig.screen

4. [VALUE]ダイヤルを回して「CATEGORY」または「GROUP」のどちらかを選び、
[ENTER]ボタンを押します。
カテゴリー・リスト、またはグループ・リストが表示されます。
fig.screen

5. [VALUE]ダイヤルを回してカテゴリー、またはグループを選び、
[ENTER]ボタンを押します。
選んだカテゴリーまたはグループの最初の音色が選ばれます。
カテゴリーやグループの音色については、PDF「音色一覧表」をご覧ください。
fig.screen

[ ]ボタンを押すと、サンプル音が鳴り音色を確認できます。

設定した音色は、スタジオ・セットを保存することで本体に保存することができます(P.55)

音色のプログラム・チェンジやバンク・セレクトを表示させる
選んでいる音色のプログラム・チェンジやバンク・セレクトを表示させることができます。

1. [INST]ボタンを数回押して、音色情報画面を表示させます。
fig.screen

49
SD-50_j.book 50 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

各パートの設定を変える
各パートの音量を調節したり、音色にエフェクトをかけたりすることができます。

ミュートする/ソロにする
特定のパートだけを鳴らさないようにすることができます。これをミュートと呼びます。
逆に、指定したパートだけを鳴らし、その他のパートをミュートさせることもできます。これをソロと呼び
ます。

1. [PART]ボタンを数回押して、MIDI パート画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回してミュートまたはソロにしたいパートを選び、[ENTER]ボタンを
押します。
fig.screen

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。
fig.screen

設定 説明

M ミュートする

S ソロにする

ミュートやソロの設定はスタジオ・セットを保存することで、本体に保存することができます
(P.55)

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SD-50_j.book 51 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

パートの音量を調節する
特定のパートだけの音量を調節することができます。

1. [PART]ボタンを数回押して、MIDI パート画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して音量を調節したいパートを選び、[ENTER]ボタンを 2 回押しま
す。
fig.screen

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

設定範囲

0 ∼ 127

調節した各パートの音量は、スタジオ・セットを保存することで本体に保存することができます
(P.55)

51
SD-50_j.book 52 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

パンやエフェクトの設定をする
パートごとにトーンのパン(定位)、リバーブやコーラスといったエフェクトのかかり具合を設定すること
ができます。

1. [PART]ボタンを数回押して、Part Edit(パート・エディット)画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して設定したいエフェクトを選び、[ENTER]ボタンを押します。
fig.screen

設定 設定値 説明

Pan 0 ∼ 127 左右の音のバランスです。

リバーブのかかり具合を設定します。
Reverb Send 0 ∼ 127
リバーブをかけないときは、「0」に設定します。

コーラスのかかり具合を設定します。
Chorus Send 0 ∼ 127
コーラスをかけないときは、「0」に設定します。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

設定したパンやエフェクトは、スタジオ・セットを保存することで本体に保存することができます
(P.55)

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SD-50_j.book 53 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

エフェクトを設定する
スタジオ・セットごとにエフェクトを設定することができます。

1. [PART]ボタンを数回押して Studio Set Edit(スタジオ・セット・エディット)画面を表示


させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して設定したい項目を選び、[ENTER]ボタンを押します。
fig.screen

設定 設定値 説明

SMALL ROOM、MEDIUM ROOM、LARGE ROOM:


SMALL ROOM、 室内での残響を再現したリバーブです。きれのよい、広がりのある残
MEDIUM ROOM、 響が得られます。
Rev Type LARGE ROOM、 MEDIUM HALL、LARGE HALL:ホールでの残響を再現したリバー
MEDIUM HALL、 ブです。ROOM より奥行き感のある響きが得られます
LARGE HALL、PLATE PLATE:プレート・エコー(金属板の振動を利用したリバーブ)を
再現しています。

残響が続く時間を設定します。値を大きくするほど、残響時間が長く
Rev Time 0 ∼ 127
なります。

Cho mode CHORUS、DELAY コーラスまたはディレイを選びます。

「Cho mode」で「CHORUS」を選んだとき

CHORUS1、CHORUS2、CHORUS3、CHORUS4:
CHORUS1、CHORUS2、 一般的なコーラスです。音に広がりと厚みがつきます。
Cho Type CHORUS3、CHORUS4、 FB CHORUS:
FB CHORUS、 FLANGER FEEDBACK のかかったコーラスです。やわらかな音になります。
FLANGER:ジェット機の上昇下降音のような響きになります。

Cho Rate 0 ∼ 127 揺れの周期を調節します。

Cho Depth 0 ∼ 127 揺れの深さを調節します。

Feedback 0 ∼ 127 コーラス音を入力に戻す量を調節します。

Rev Send 0 ∼ 127 コーラス音をリバーブへ送る量を調節します。

「Cho mode」で「DELAY」を選んだとき

Dly Time 0 ∼ 1000 ms、音符 原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの遅延時間を調節します。

ディレイ音を入力に戻す割合を調節します。
Dly FB -98 ∼ +98 %
(マイナス:逆相)

200 ∼ 8000 Hz、 入力に戻すディレイ音の、高域成分をカットする周波数を調節しま


Dly HF DMP
BYPASS す。(BYPASS:カットしない)

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SD-50_j.book 54 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

設定したエフェクトは、スタジオ・セットを保存することで本体に保存することができます
(P.55)

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SD-50_j.book 55 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI 音源として使う

スタジオ・セットを保存する
設定したスタジオ・セットを保存することができます。たとえば、本体で設定した各パートの音色は、 スタ
ジオ・セットとして、本体に保存することができます。スタジオ・セットは、3 個まで本体に保存すること
ができます。

1. スタジオ・セットを設定します。
『各パートの音色を選ぶ』(P.48)、『各パートの設定を変える』(P.50)
、『エフェクトを設定する』(P.53)
で設定します。

2. [FAVORITE]ボタンを数秒間押して、Regist Song 画面を表示させます。

3. [FAVORITE]ボタンを数回押して、Regist Studio Set 画面を表示させます。

4. (1)[PART]ボタン∼(3)[PLAYER]ボタンのいずれかを押します。
以下の画面が表示され、スタジオ・セットが保存されます。

スタジオ・セットを呼び出す

1. [FAVORITE]ボタンを数回押して、以下の画面を表示させます。
保存されているスタジオ・セットが表示され、[PART](1)ボタン∼[PLAYER](3)ボタンの LED が
点滅します。
fig.screen

2. [PART](1)ボタン∼[PLAYER](3)ボタンのいずれかを押します。
スタジオ・セットが呼び出されます。

55
SD-50_j.book 56 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

オーディオ・インターフェースとして使う

パソコンと接続すると SD-50 をオーディオ・ インターフェースとして使うことができます。


さらに、マイクやギターを SD-50 に接続して歌やギターの演奏をパソコンに録音することができます。

※ マイクとスピーカーの位置によっては、 ハウリング音(キーンという音)が出ることがあります。その場合
は、以下のように対処してください。
1. マイクの向きを変える
2. マイクをスピーカーから遠ざける
3. 音量を下げる

携帯オーディオ マイク エレキ・ギター パソコン


プレーヤーなど

パソコンの
USB端子へ

[SETTING]スイッチ
[SENS]つまみ

SD-50

56
SD-50_j.book 57 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

オーディオ・インターフェースとして使う

パソコンの再生音を聴く

1. パソコンと USB ケーブルで接続します。

2. パソコンでオーディオ・ファイル(WAV や MP3 など)を再生します。


SD-50 からパソコンの再生音が聞こえます。

マイクやギターを録音する
SD-50 にマイクやギターを接続すると、 歌やギターの演奏をパソコンに録音することができます。

録音の準備をする

マイクやギターを接続する

1. パソコンと USB ケーブルで接続します。

2. [SETTING]スイッチを設定します。
接続する端子や機器によって[SETTING]スイッチの設定を変更します。

接続する機器 接続する端子 設定 規定入力レベル

ギター MIC/GUITAR IN 端子 GUITAR (Hi-Z) -30 ∼ -10dBu

ダイナミック・マイク MIC/GUITAR IN 端子 MIC -50 ∼ -30dBu


(ファンタム電源不要) MIC IN 端子 MIC -50 ∼ -30dBu

コンデンサー・マイク
MIC IN 端子 MIC (DC 48V 10mA) -50 ∼ -30dBu
(ファンタム電源対応)

3. マイクまたはギターを、MIC IN 端子もしくは MIC/GUITAR IN 端子に接続します。


マイクは MIC IN 端子もしくは MIC/GUITAR IN 端子に、ギターは MIC/GUITAR IN 端子に接続してくだ
さい。

※ MIC/GUITAR IN と MIC IN 端子を同時に使用することはできません。

マイクにエコーをかけることができます(P.60)

4. P.60 の手順で「Mic Input Sw」(マイク・インプット・スイッチ)を「ON」にします。


※ マイクやギターを接続しないときは、「Mic Input Sw」を「OFF」にしてください。
「ON」のままではノイ
ズが入ることがあります。

57
SD-50_j.book 58 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

オーディオ・インターフェースとして使う

入力レベルを調節する

1. [PART]ボタンを数回押して、オーディオ・パート画面を表示させます。
レベル・メーターが表示されます。

2. [SENS]つまみを回して、入力音量を調節します。
入力レベルがオーバーしない(レベルメーターが最上部まで届かない)程度まで、[SENS] つまみでレベ
ルを大きくすると、より高音質で録音できます。

接続したマイクやギターの音にエコーかけることができます(P.60)

※ 以下のような表示になると、 レベルメーターが最上部に届かなくても入力レベルがオーバーしています。

録音する

1. パソコンで録音の操作をします。
録音の操作は、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。

58
SD-50_j.book 59 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

オーディオ・インターフェースとして使う

ライン入力の音を録音する
SD-50 に携帯オーディオ・プレーヤーなどのオーディオ機器をライン入力に接続して、 携帯オーディオ・
プレーヤーの音をパソコンに録音することができます。

録音の準備をする

オーディオ機器を接続する

1. パソコンと SD-50 を USB ケーブルで接続します。

2. 携帯オーディオ・プレーヤーなどのオーディオ機器を LINE IN 端子に接続します。

入力レベルを調節する

1. [PART]ボタンを数回押して、オーディオ・パート画面を表示させます。
レベル・メーターが表示されます。

2. 接続したオーディオ機器の出力レベルを調節します。

LINE IN に接続したオーディオ機器の音にエコー( P.60)やセンター・キャンセル(P.70)をか


けたり、ピッチを変えたりする(P.69)ことができます。

※ 以下のような表示になると、 レベルメーターが最上部に届かなくても入力レベルがオーバーしています。
その場合は、オーディオ・ セッティング画面の「Audio Input Att」を「ON」にして入力レベルを小さく して
ください(P.60)

録音する

1. パソコンで録音の操作をします。
録音の操作は、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。

59
SD-50_j.book 60 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

オーディオ・インターフェースとして使う

オーディオ音声出力とエフェクトの設定をする
マイクやギターの入力にエフェクトをかけたり、オーディオの音声出力の設定をしたりします。

1. [PART]ボタンを数回押して、Audio Setting(オーディオ・セッティング)画面を表示させ
ます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して設定したい項目を選び、[ENTER]ボタンを押します。
fig.screen

表示 設定値 説明

MIC IN 端子から音声入力のオン、オフを切り替えます。
Mic Input Sw
「OFF」に設定すると MIC IN 端子から音声信号が入力でき
(マイク・インプット・ ON、OFF
なくなります。MIDI 音源の音声を外部機器へ録音するとき
スイッチ)
入力ノイズを減らすことができます。

Mic Echo Level MIC IN 端子や MIC/GUITAR IN 端子に接続したマイクの


(マイク・エコー・レ 0 ∼ 10 エコーのかかり具合を調節します。値を大きくするほど、
ベル) エコーのかかり具合が大きくなります。

LINE IN 端子からの入力レベルを下げるかどうかを切り替
Audio Input Att
えます。LINE IN 端子からの入力レベルが大きすぎて音が
(オーディオ・イン
ON、OFF 歪むとき、ON にすると歪まなくなります。
プット・アッテネー
ON: 入力レベルを約 10dB 下げることができます。
ター)
OFF:入力レベルはそのままです。

MIC IN 端子、MIC/GUITAR IN 端子や LINE IN 端子から


Direct Mon Sw の入力した音声信号を PHONES 端子と LINE OUT 端子
(ダイレクト・モニ ON、OFF から出力するかどうかを切り替えます。
ター・スイッチ) ON: 入力した音声信号を出力します。
OFF:入力した音声信号を出力しません。

Direct Mon Level


(ダイレクト・モニ 0 ∼ 127 ダイレクト・モニターの出力の音量を調節します。
ター・レベル)

SD-50 の MIDI 音源の音声信号をパソコンに出力するかど


TG to COMPUTER うかを切り替えます。
ON、OFF
(音源からパソコンへ) ON: SD-50 の音源の音声信号を出力します。
OFF:SD-50 の音源の音声信号を出力しません。

「Direct Mon Sw」


、「Direct Mon Level」と「TG to COMPUTER」の設定は、パソコンを接続
したときに表示されます。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

60
SD-50_j.book 61 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI インターフェースとして使う

パソコンと MIDI キーボードを接続して SD-50 を MIDI インターフェースとして使うことができます。


たとえば、MIDI キーボードを演奏して曲データを作成することができます。 設定方法については、お使い
のソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。
パソコンと接続しないときは、MIDI キーボードを演奏して SD-50 の音源を鳴らすことができます。

パソコンと接続したとき

MIDI信号の流れ

MIDIキーボード

音源

パソコン
SD-50

パソコンと接続しないとき

MIDI信号の流れ

MIDIキーボード

音源

SD-50

61
SD-50_j.book 62 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

SD-50 は、SMF やオーディオ・ファイルを再生できる音楽プレーヤーとしての機能を備えています。


パソコン上にある「ソング」(SMF /オーディオ・ファイル)と再生順を指定した「プレイリスト」を、
USB メモリーを介して SD-50 で使用することができます。
ソングは、「プレイリスト」で指定された順番に再生させたり、プレイリストの中から 1 曲を選んで再生さ
せたりすることもできます。

プレーヤーとして使う前の準備

1. USB メモリーにデータをコピーする
fig.Player-howto.eps

SMF、WAV、
AIFF、MP3ファイル

USBメモリー
パソコン

2. USB メモリーを SD-50 に接続する

USBメモリー

SD-50

※ USB メモリーは表裏に注意し、確実に奥まで差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。

※ ローランドが販売している USB メモリーを使用してください。それ以外の製品を使用したときの動作は保証


できません。

※ 新しい USB メモリーを使う場合は、まず SD-50 で初期化(フォーマット)してください(P.75)


※ パソコンと USB ケーブルで接続すると、音楽プレーヤーとしては使えません。

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SD-50_j.book 63 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

SMF とは
SMF(スタンダード MIDI ファイル)はミュージックデータの形式をメーカーを越えて標準化すること
を目的としてつくられたデータ形式です。SMF ミュージックデータは、SMF 形式のミュージックデー
タの曲集で、鑑賞用、楽器練習用、カラオケ用など幅広いジャンルにわたって発売されています。

再生可能な SMF /オーディオ・ファイル

SMF

0 または 1
フォーマット ※ SMF フォーマット 1 では、再生されるトラックに制
限があります。
MID
ファイル・サイズ 最大約 240KB(SMF の内容によって若干変化します)

システム・エクスクルーシブ パケットのサイズが 512 バイト以下のもの

オーディオ・ファイル

サンプリング周波数 44.1kHz
WAV/AIFF
ビット数 8/16/24 ビット

フォーマット MPEG-1 audio layer 3

サンプリング周波数 44.1kHz
MP3
32/40/48/56/64/80/96/112/128/160/192/
ビット・レート
224/256/320kbps、VBR(Variable Bit Rate)

※ パソコンと接続すると、 USB メモリーを使って SMF /オーディオ・ファイルを再生することはで


きなくなります。

※ SD-50 でソングを再生しているときは、ユーティリティー機能(P.75)の一部が実行できなくな
ります。

63
SD-50_j.book 64 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

デモ・ソングを聴く
本体に内蔵されているデモ・ソングを聴いてみましょう。

1. SD-50 の電源を入れます(P.24)

2. [PLAYER]ボタンを 2 回押して、プレイリスト画面を表示させます。
ボタンのインジケーターが点灯します。
fig.screen

3. [VALUE]ダイヤルを回して、「Demo Songs」にカーソルを合わせます。
fig.screen

4. [ ]を押します。
デモ・ソングの先頭から再生がスタートします。
fig.screen

5. ソングの再生を止めるときは、[ ]を押します。

※ ソング・ファイルを保存した USB メモリーを接続しているときは、プレイリスト画面で「Demo Songs」


を選んでください。 プレイリストからの再生するときは、P.65 をご覧ください。

※ デモ・ソングの演奏データは MIDI OUT 端子からは出力されません。

※ 本製品に付属しているデモ・ ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法律で禁じら
れています。権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、 二次的著作物で利用したりしてはいけませ
ん。

64
SD-50_j.book 65 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

再生する

ソングを選ぶ

1. プレイリストとソングが保存された USB メモリーを SD-50 に接続します。

2. [PLAYER]ボタンを数回押して、プレイリスト画面を表示させます。
ボタンのインジケーターが点灯します。
fig.screen

※ 名前の左側に が表示されるプレイリストは、プレイリストの設定や、プレイリスト内のソングの設定
を変えることはできません。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、再生させたいプレイリストにカーソルを合わせます。
fig.screen

[ ]ボタンを押すと、プレイリストの先頭のソングの再生がスタートします。
ソングの再生を止めるときは、[ ]ボタンを押します。
次に[ ]ボタンを押したときは、停止させたところから再生がスタートします。

4. [ENTER]ボタンを押します。
プレイリストが選ばれ、ソングリストが表示されます。
fig.screen

※ SD-50 で再生可能なファイル・タイプと異なるソングの場合は「?」マークが表示されます。このソン
グは再生されません。

5. [VALUE]ダイヤルを回して、再生させたいソングにカーソルを合わせます。
fig.screen

[ ]ボタンを押すと、ソングの再生がスタートします。
ソングの再生を止めるときは、[ ]ボタンを押します。
次に[ ]ボタンを押したときは、停止させたところから再生がスタートします。

65
SD-50_j.book 66 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

6. [ENTER]ボタンを押します。
プレイ画面が表示されます。

オーディオ MIDI

※ 演奏時間が表示されます。 ※ 演奏小節が表示されます。

ソングを再生する

1. プレイ画面で[ ]ボタンを押すと、ソングの再生がスタートします。

再生の操作ボタン

ボタン操作 説明

[ ]ボタンを押す 再生

再生中に[ ]ボタンを押す 一時停止

再生中に[ ]ボタンを押す 停止

[ ]ボタンを押す 次曲へ

[ ]ボタンを押す 前曲へ

※ A-B リピートがオンのときは[ ]を押すとマーク B へ、


[ ]を押すとマーク A へ移動します
(P.68)。

ソングの途中から再生する

1. プレイ画面で[ENTER]ボタンを押します。
プレイ画面のカーソルが以下のように表示されます。

カーソル

2. [VALUE]ダイヤルを回して、再生したいソングの位置を決定します。

66
SD-50_j.book 67 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

ソングの音量を調節する

1. プレイ画面で[VALUE]ダイヤルを回します。
以下のように表示され、音量を調節できます。

オーディオ・パート画面からも、ソングの音量を調節できます(P.72)

fig.screen

チェーン・プレイ/全曲リピート再生を設定する

プレイリスト内のソングをチェーン・プレイしたり、全曲リピート再生させたりすることができます。
※ 名前の左側に が表示されるプレイリストの場合、この画面は表示されません。

1. [PLAYER]ボタンを数回押して、Play Mode(プレイ・モード)画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回してソングの再生のしかたを選び、[ENTER]ボタンを押します。
fig.screen

プレイ・モード 設定値 説明

プレイリスト内のソングを連続再生させることができます。最後
Chain Play(チェーン・プレイ) ON、OFF
のソングの再生が終わると停止します。

プレイリスト最後のソングの再生が終わると、先頭のソングに戻
Repeat All(リピート・オール) ON、OFF
ります。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、プレイ・モードの「ON」、「OFF」を切り替えます。
中止するときは、[EXIT]ボタンを押します。

4. [ENTER] ボタンを押します。
プレイ・モードの設定が記憶されます。

こんな画面が表示されたら
プレイ・モードの設定を記憶せずにプレイ・モードから抜けよ
うとすると、右の画面が表示されます。
プレイ・リストの変更を実行するときは[ENTER]ボタンを押
します。中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

67
SD-50_j.book 68 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

A-B リピートする

1 曲の中で指定した一定区間を繰り返し再生します。
気になるところを繰り返し再生してチェックすることができます。

1. ソングを再生します。

2. 再生中に[ ]ボタンを押します。
開始地点(マーク A)を設定します。
[ ]ボタンのランプが点滅します。

3. もう一度[ ]ボタンを押します。
終了地点(マーク B)を設定します。
[ ]ボタンのランプが点灯します。
手順 2、3 で設定した区間(A-B)を繰り返し再生します。
リピート再生を解除するときには、もう一度[ ]ボタンを押します。

マーク A を設定した後、マーク B を設定しないでソングを最後まで再生したときには、 マーク A


とソングの終わりまでの間を繰り返し再生します。

A-B リピート設定中の再生の操作ボタン

ボタン操作 説明

[ ]ボタンを押す 再生を停止して、マーク A へ移動します。

[ ]ボタンを押す 再生を停止して、マーク B へ移動します。

[ ]ボタンを数秒間押し続ける 早送りされ、マーク B で再生が停止します。

[ ]ボタンを数秒間押し続ける 巻き戻しされ、マーク A で再生が停止します。

[ ]ボタンを押す マーク A とマーク B の設定は記憶されたまま、再生が停止します。

A-B リピート設定の解除方法
• マーク A とマーク B が設定されている状態で[ ]を押すと、マーク A とマーク B の設定が解除され
ます。
• 違うソングを選ぶとマークは取り消されます。

68
SD-50_j.book 69 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

テンポを変える

1. ソングを再生します。
※ ソングの停止中にテンポを変更しても、 ソングを再生するテンポは変更されません。

2. [TEMPO]ボタンを押します。
テンポ画面が表示されます。
fig.screen

オーディオの MIDI
場合 の場合

3. [VALUE]ダイヤルを回します。
ソングのテンポが変わります。
MIDI ファイルを再生するときは、テンポに合わせて[ TEMPO]ボタンのランプが点滅します。小節の先頭
で赤、拍の頭で緑に点灯します。

データの種類 テンポの範囲

オーディオ・ファイル 50%∼ 125%

MIDI ファイル 5 ∼ 300 (BPM)

※ MIC IN 端子、LINE IN 端子から入力した音声のテンポは、変更できません。

4. [TEMPO]ボタンを押して、テンポ画面を閉じます。
キーを変える

1. ソングを再生します。

2. [KEY CTRL]ボタンを押します。
Key Control(キー・コントロール)画面が表示されます。
fig.screen

3. [VALUE]ダイヤルを回します。
ソングのキーが変わります。
キー・コントロールの値を 0 以外に設定すると、
[KEY CTRL]ボタンのランプが点灯します。

キー・コントロールの範囲

-6 ∼ 0 ∼ 5(半音単位)

ソング停止中に、MIC IN 端子、LINE IN 端子から入力した音声(P.56)のキーも変えることがで


きます。

4. [KEY CTRL]ボタンを押して、画面を閉じます。

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SD-50_j.book 70 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

マイナス・ワン/センター・キャンセルをする
(MINUS ONE / CENTER CANCEL)
ソングの再生に合わせて、自分の演奏するパートをミュートして演奏したり、メロディー部分の音を小さく
して演奏したりすることができます。

マイクやギターを接続すると SD-50 で伴奏を演奏しながら歌やギターの演奏ができます。

1. [MINUS ONE](CENTER CANCEL)ボタンを押して、ボタンを点灯させます。


マイナス・ワンまたはセンター・キャンセルの設定がオンになります。
ソングを再生すると、再生したファイル・タイプによって以下のようになります。

ファイル・タイプ 機能 説明

SMF マイナス・ワン 指定したパートの音をミュートします。


中央で鳴っている音(メロディー部分の音)を小
オーディオ・ファイル センター・キャンセル
さくします。

2. もう一度[MINUS ONE]
(CENTER CANCEL)ボタンを押します。
[MINUS ONE]
(CENTER CANCEL)ボタンが消灯し、マイナス・ワンまたはセンター・キャンセルがオ
フになります。

ソング停止中に、LINE IN 端子から入力した音声(P.56)もセンター・キャンセルすることがで
きます。

マイナス・ワンするパートを変更する

1. [MENU]ボタンを押します。
メニュー画面が表示されます。

2. [VALUE]ダイヤルを回して「Minus One」を選び、[ENTER]ボタンを押します。

設定値 説明

この設定を ON にしたパートがミュートされます。
PART 1 ∼ PART16:パート 1 ∼ 16 の指定したパートをミュートします。
PART 1 ∼ PART16、
4&5:パート 4 と 5 をミュートします。
4&5、1&4&5、
1&4&5:パート 1 と 4 と 5 をミュートします。
EXCEPT 10、
EXCEPT 10:パート 10 以外をミュートします。
EXCEPT 2&10
通常、ドラム音色だけ再生されます。
EXCEPT 2&10:パート 2 と 10 以外をミュートします。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

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SD-50_j.book 71 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

お気に入りのソングを選ぶ(FAVORITE)
お気に入りのソングを 3 曲まで登録して、ボタン操作で簡単に呼び出すことができるようになります。

お気に入りのソングを登録する

1. ソング・リストを選びます(P.65)

fig.screen

2. [FAVORITE]ボタンを数秒間押して、以下の Regist Song 画面を表示させます。

3. [PART](1)ボタン∼[PLAYER](3)ボタンのいずれかを押します。
以下の画面が表示され、お気に入りのソングを登録されます。

お気に入りのソングを選ぶ

1. [FAVORITE]ボタンを押します。
登録されているソングが表示され、[1]
(PART)ボタン∼[3]
(PLAYER)ボタンの LED が点滅します。
fig.screen

2. [PART](1)ボタン∼[PLAYER](3)ボタンのいずれかを押します。
お気に入りのソングが選ばれます。

※ FAVORITE の設定は、USB メモリーに保存されます。付属の Playlist Editor でプレイリストを変更する


と、FAVORITE の設定は消去されます。

71
SD-50_j.book 72 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

SMF /オーディオ・プレーヤーとして使う

音量を調節する
SMF やオーディオ・ファイルを再生したときの出力レベルやマイク、ギターの入力レベルを調節すること
ができます。

1. [PART]ボタンを数回押して、オーディオ・パート画面を表示させます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して設定を変更したい項目を選び、[ENTER]ボタンを押します。
パソコンと USB ケーブルで接続しているかどうかで、設定できる項目が異なります。

パソコンと接続していないとき

表示 設定値 説明

MIC IN 端子、MIC/GUITAR 端子、LINE IN 端子の入力レベ


Mic/Line Input 0 ∼ 127
ルを調節します。

MP3/Audio Player 0 ∼ 127 オーディオ・データを再生したときの音量を調節します。

SMF Player 0 ∼ 127 SMF を再生したときの量を調節します。

パソコンと接続しているとき

表示 設定値 説明

MIC IN 端子、MIC/GUITAR 端子、LINE IN 端子の入力レベ


Mic/Line Input 0 ∼ 127
ルを調節します。

3. [VALUE]ダイヤルを回して、設定を変更します。

72
SD-50_j.book 73 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

システム設定をする
ディスプレイの明るさ、チューニングなど、SD-50 全体の動作環境は、
「システム」で設定します。

システム設定の基本操作

1. [MENU]ボタンを押します。
メニュー画面が表示されます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して変更したいパラメーターを選び、[ENTER]ボタンを押します。
選んだパラメーターの値が反転します。
fig.screen

3. [VALUE]ダイヤルを回して設定値を変更し、[ENTER]ボタンを押します。

4. 設定が終わったら、[MENU]ボタンを押します。
以下のメッセージが表示されます。
fig.screen

書き込みを中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

5. 書き込みをするときは、[ENTER]ボタンを押します。
書き込みが完了すると以下の画面が表示され、メニュー画面に戻ります。
fig.screen

73
SD-50_j.book 74 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

システム設定をする

システム設定一覧表

表示 設定値 説明

LCD Contrast ディスプレイの明るさを調節します。


1 ∼ 10
(LCD コントラスト) 値を大きくするほど、明るくなります。

GM 音色のタイプを切り換えます。
• Classical(クラシカル)
アンサンブルになじみやすい基本音色のセットです。
GM Map CLASSICAL、
GM2 データの互換性を優先するときにも使用します。
(GM マップ) CONTEMPORARY
• Contemporary(コンテンポラリ)
楽器ひとつひとつのリアリティを追求した音色セットで
す。電源投入時の設定です。

Master Tune SD-50 全体のチューニングをします。表示の値は A4


415.3 ∼ 466.2 Hz
(マスター・チューン) キー(中央のラ)の周波数です。

Output Gain SD-50 の音源の音量を調整し、外部機器への録音すると


-12 ∼ +12 dB
(アウトプット・ゲイン) きに最適な出力レベルを得ることができます。

PART 1 ∼
PART16、
MinusOne プレーヤー機能を使って SMF を再生するときに、マイナ
4&5、1&4&5、
(マイナスワン) ス・ワンでミュートするパートを設定します(P.70)。
EXCEPT 10、
EXCEPT 2&10

使用する電池のタイプを選びます。
Battery
ALKALINE、Ni-MH ALKALINE:アルカリ乾電池
(バッテリー・タイプ)
Ni-MH:ニッケル水電池

音源の出力するときに用意されたエフェクトで、音の粒立
ちを揃えてメリハリのあるサウンドに仕上げます。曲調に
OFF、 応じて好みのタイプを選びます。オーディオ CD 用の音源
Mastering(マスタリング) SHARP、CLEAR、 を制作するときなどに使用します。
POWER SHARP:低域と高域を強調した音
CLEAR:高域を抑えた音
POWER:中低域を強調した音

SD-50 の操作をやめてから、省電力モードになるまでの
時間を設定します。省電力モードになると、SD-50 が以
OFF、1min、3min、
PowerSave 下のようになり、電力の消費を抑えることができます。
5min、10min、
(省電力設定) • ディスプレイのバックライトが消灯
15min、20min、
• BATTERY インジケーターが点滅
30min、60min
• MIDI IN への信号は受け付けません
[ENTER] ボタンを押すと省電力モードが解除されます。

Power Off SD-50 の操作をやめてから、電源が自動的に切れるまで


OFF、5min、30min
(自動パワー・オフ設定) の時間を設定します。

74
SD-50_j.book 75 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ユーティリティー機能
「ユーティリティー」は、SD-50 で設定した内容 (ユーザー・データ)を USB メモリーに保存したり、
USB メモリーのデータを本体に戻したりすることもできます。

ユーティリティー一覧
項目 機能 ページ

BACKUP ユーザー・データのバックアップ P.76

RESTORE バックアップしたデータを本体に戻す P.76

USB MEM FORMAT USB メモリーを初期化する P.77

FACTORY RESET 工場出荷時の設定に戻す P.78

INFORMATION SD-50 本体の情報を見る P.78

ユーザー・データで保存できる設定は、P.105 をご覧ください。

※ ローランドが販売している USB メモリーを使用してください。それ以外の製品を使用したときの動作は保証


できません。

※ パソコンと USB ケーブルで接続すると、BACKUP、RESTORE、USB MEM FORMAT は使えません。

基本操作

1. [MENU]ボタンを押します。
メニュー画面が表示されます。
fig.screen

2. [VALUE]ダイヤルを回して、「Utility」を選びます。

3. [ENTER]ボタンを押します。
ユーティリティー画面が表示されます。

75
SD-50_j.book 76 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ユーティリティー機能

ユーザー・データのバックアップ(BACKUP)
ユーザー・データを USB メモリーに保存します。これを「バックアップ」といいます。

1. USB メモリーを SD-50 に接続します。

2. ユーティリティー画面で「User Backup」を選びます。
fig.screen

3. [ENTER]ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。
fig.screen

中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

4. バックアップを実行するときは[ENTER]ボタンを押します。
バックアップが完了すると、以下の画面が表示されます。
fig.screen

ユーザーデータで保存できる設定は、P.105 を参照ください。

バックアップしたデータを本体に戻す(RESTORE)
USB メモリーにバックアップしたユーザー・データを本体に戻します。これを「リストア」といいます。

1. バックアップしたデータが記憶されている USB メモリーを SD-50 に接続します。

2. ユーティリティー画面で「User Restore」を選びます。

3. [ENTER]ボタンを押します。

76
SD-50_j.book 77 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ユーティリティー機能

以下の画面が表示されます。
fig.screen

中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

4. リストアを実行するときは[ENTER]ボタンを押します。
リストアが完了すると、以下の画面が表示されます。

5. SD-50 の電源を入れ直します。

USB メモリーを初期化する(USB MEM FORMAT)


USB メモリーを初期化します。

大切なデータが USB メモリーに保存されている場合、この操作を行うとデータがすべて失われて


しまいます。

1. USB メモリーを SD-50 に接続します。

2. ユーティリティー画面で「USB Mem Format」を選びます。


fig.screen

3. [ENTER]ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。

中止するときは[EXIT]ボタンを押します。

4. フォーマットを実行するときは[ENTER]ボタンを押します。
フォーマットが完了すると、以下の画面が表示されます。

77
SD-50_j.book 78 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ユーティリティー機能

工場出荷時の設定に戻す(FACTORY RESET)
SD-50 に記憶されているすべての設定を、 工場出荷時の設定に戻します。これを「ファクトリー・リセッ
ト」といいます。

すでに作った大切なデータが SD-50 本体内に保存されている場合、ファクトリー・リセットの操


作を行うと、ユーザー・データがすべて失われてしまいます。
データを残しておきたいときは、USB メモリーに保存してください。

1. ユーティリティー画面で「Factory Reset」を選びます。
fig.screen

2. [ENTER]ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。
fig.screen

3. ファクトリー・リセットを実行するときは[ENTER]ボタンを押します。
中止するときは[EXIT]ボタンを押します。
ファクトリー・リセットが完了すると、以下の画面が表示されます。
fig.screen

4. SD-50 の電源を入れ直します。

SD-50 本体の情報を見る(INFORMATION)
SD-50 のシステム・ソフトウェアのバージョンと電池の残量が表示されます。

1. ユーティリティー画面で「Information」を選びます
fig.screen

2. [ENTER]ボタンを押します。
以下の画面が表示されます。
fig.screen

[EXIT]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。

78
SD-50_j.book 79 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

資料編

79
SD-50_j.book 80 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

DAW ソフトウェアをコントロールする

SD-50 とパソコンを接続しているとき、 SD-50 の操作で DAW ソフトウェアをコントロールすることがで


きます。たとえば、SD-50 の[ ]ボタンを押して、DAW ソフトウェア上の曲を再生することがで
きます。

パソコン
SD-50 MIDI信号の流れ

押す

SD-50 から送信される MIDI メッセージで Mackie Logic Control を操作できます。


DAW ソフトウェアの取扱説明書に従って、以下の MIDI メッセージでコントロールできるように DAW ソ
フトウェアを設定してください。
付属のミュージック・クリエーター 5 をお使いの場合は、別冊「MUSIC CREATOR 5 インストール・ガ
イド」の「コントローラ/サーフェスの設定」をご覧いただき設定してください。

ボタン操作 送信される MIDI メッセージ

[ ]ボタン 押す 90 5D 7F 離す 90 5D 00

[ ]ボタン 押す 90 5E 7F 離す 90 5E 00

[ ]ボタン 押す 90 5B 7F 離す 90 5B 00

[ ]ボタン 押す 90 5C 7F 離す 90 5C 00

[EXT]ボタンを押しながら
時計回り B0 3C 01 反時計回り B0 3C 41
[VALUE]ダイヤルを回す

80
SD-50_j.book 81 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

V-LINK について

V-LINK とは?
V-LINK( )は、音楽と映像を同時に演奏するための機能です。V-LINK に対応した機器同
士を MIDI で接続することにより、演奏表現に連動したさまざまな映像効果を簡単に楽しむことができます。
たとえば、SD-50 と EDIROL P-10 との組み合わせでは、以下のようなことが可能です。
• SD-50 コンソールの各種操作子を使って、EDIROL P-10 の映像の切り替えやコントロールができます。
• SD-50 と EDIROL P-10 で V-LINK を楽しむには、接続に MIDI ケーブル(別売)が必要です。

接続例
ここでは、EDIROL P-10 との接続を例に説明します。SD-50 の MIDI OUT 端子と EDIROL P-10 の
MIDI IN 端子を MIDI ケーブルで接続します。

※ 誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、 必ずすべての機器の音量を絞り、電源を切った状態で接続して
ください。
fig.connection-V-LINK.eps_50

MIDIケーブル

MIDI OUT MIDI IN

SD-50

EDIROL P-10

81
SD-50_j.book 82 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

V-LINK について

V-LINK をオン/オフする

1. [V-LINK]ボタンを押します。
ボタンが点灯し、以下の画面が表示されます。
fig.screen

V-LINK の設定がオンになります。
V-LINK ボタンを点灯させると、 SD-50 の操作に合わせて映像をコントロールすることができます。

2. もう一度[V-LINK]ボタンを押します。
V-LINK ボタンが消灯し、V-LINK の設定がオフになります。

V-LINK で使う操作子

ボタン操作 V-LINK 機能 送信される MIDI メッセージ

[TEMPO]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 00

[KEY CTRL]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 01

[MINUS ONE]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 02

[ ]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 03

[ ]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 04

[ ]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 05

[ ]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 06

[ ]ボタンを押す 映像の切り替え (クリップ切り替え) C0 07

[PART]ボタンを押した後
映像の制御 映像 Bank Select B0 00 00 ∼ 13
[VALUE]ダイヤルを回す

[INST]ボタンを押した後
映像の制御 Color Cr Control B0 47 00 ∼ 7F
[VALUE]ダイヤルを回す

[PLAYER]ボタンを押した後 E0 00 00 ∼ 40 00 ∼ 7F 7F
映像の制御 Playback Speed
[VALUE]ダイヤルを回す -8192 ∼ 0 ∼ 8191

82
SD-50_j.book 83 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバの設定をする
SD-50 のドライバ設定画面では、オーディオ入出力のバッファサイズなどを設定することができます。
バッファ・サイズを小さくすると、レイテンシーが小さくなり、リアルタイム性が向上しますが、 パソコン
の処理能力や曲データの負荷によっては、録音・再生に音切れなどが発生しやすくなります。
バッファ・サイズを大きくすると、レイテンシーは大きくなりますが、オーディオ転送が安定し、 音切れな
どが起こりにくくなります。
一般に、ソフトシンセをリアルタイムで演奏したり、DAW ソフトウェアでオーディオ入力をスルーさせて
モニターする場合などには、リアルタイム性をあげるため、バッファサイズを小さくします。
逆にトラック数が多く負荷の高い曲データの録音や再生には、音切れなどを防ぐため、バッファサイズを大
きくします。
目的に応じてバッファサイズを変更し、音切れなどのトラブルが発生しないよう、リアルタイム性とオー
ディオ転送の安定性のバランスを調整してください。

Windows をお使いの場合
※ Windows 7 では、Windows のモニタリング機能が有効になっていると、 ドライバの設定を変更すること
ができません。『Windows のモニタリング機能の設定(Windows 7)』(P.103)を参照して、モニタリン
グ機能を無効にしてください。

1. SD-50 とパソコンを USB ケーブルで接続し、SD-50 の電源を入れます。

2. コントロール パネルを開いて、表示方法をアイコン表示(Windows 7)または、クラシック表


示(Windows Vista / Windows XP)に切り替えます。

3. 表示された SD-50 アイコンをダブルクリックします。


「SD-50 Driver の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

83
SD-50_j.book 84 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバの設定をする

ドライバ設定画面の項目

No. 設定 説明

オーディオ入出力のバッファサイズを調整することができます(初期設定は、左か
ら 6 番目の位置です)。
※ バッファ・サイズを変更したら、必ず SD-50 を使用しているアプリケーショ
オーディオ入出力の
1 ンの再起動してください。また、オーディオ機器のテスト機能を持ったアプリ
バッファ・サイズ
ケーションをお使いの場合は、そのテスト機能を実行してください。
※ お使いのアプリケーションによっては、オーディオ設定の項目にもバッファ・
サイズの調整機能がある場合があります。

ASIO 対応アプリケーションで設定できる最小のバッファ・サイズです。
※ お使いのアプリケーションによっては、最小のバッファ・サイズ以外にも設定
できるものがあります。また、ここで表示されているバッファ・サイズと、実
2 ASIO バッファ・サイズ
際のバッファ・サイズが一致しない場合があります。
バッファ・サイズの設定/確認方法は、お使いのアプリケーションの取扱説明
書を参照してください。

このチェック・ボックスにチェックを入れると、ASIO 対応アプリケーション使う
ときのバッファサイズを、より小さくすることができます。
「ASIO のバッファ・サイズ
チェックを入れて音切れが発生する場合は、このチェック・ボックスのチェックを
3 をより小さくする」チェッ
はずした状態でお使いください。
ク・ボックス
※ 「オーディオ入出力のバッファ・サイズ」の調整は、このチェック・ボックスの
チェックをはずした状態で行ってください。

「ASIO Direct Monitor を ASIO 対応アプリケーションで ASIO Direct Monitor 機能を使うときにチェック


4 使う」チェック・ボックス を入れてください。

「コンピュータ負荷を軽く」 通常はチェック・ボックスのチェックをはずした状態でお使いください。
5 チェック・ボックス ※ 変更した設定は、SD-50 の電源を入れなおした後に有効になります。

6 「README を表示」ボタン README ファイルを表示します。

7 ドライバの情報 現在インストールされているドライバのバージョンが表示されます。

84
SD-50_j.book 85 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバの設定をする

Mac OS X をお使いの場合

1. SD-50 とパソコンを USB ケーブルで接続し、SD-50 の電源を入れます。

2. 「システム環境設定」で「SD-50」をクリックします。
ドライバ設定のパネルが表示されます。

ドライバ設定画面の項目

No. 設定 説明

ドライバのオーディオ入出力のバッファサイズを変更します。
オーディオ入出力の お使いのアプリケーションでオーディオのバッファサイズを調整しても、再生・録音の
1 バッファサイズ 際に音切れやノイズが発生する場合は、このバッファサイズを大きくしてください。
※ アプリケーションによっては、バッファサイズを調整できない場合があります。

お使いのアプリケーションでオーディオのバッファサイズを調整し、上記の「オーディ
オ入出力のバッファサイズ」を調節しても、録音したオーディオデータに音切れやノイ
2 録音のマージン
ズがある場合は、この録音のマージンを大きくしてください。
※ アプリケーションによっては、バッファサイズを調整できない場合があります。

録音したオーディオデータのタイミングがずれる場合は、この値を調整してください。
※ オーディオアプリケーションの起動中は、
[適用]を押しても、これらの設定はすぐ
3 録音のタイミング
に反映されません。すべてのオーディオ・アプリケーションが終了し、次にアプリ
ケーションを起動したときに設定が有効になります。

85
SD-50_j.book 86 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバを再インストールする
ドライバのインストールで問題が発生した場合は、以下の手順でドライバを再インストールしてください。

1. SD-50 ドライバを削除します。

2. もう一度『ドライバをインストールする』(P.26)に従って、ドライバをインストールします。

ドライバを削除する
手順どおりにドライバをインストールできなかった場合には、SD-50 がパソコンで正しく認識されないこ
とがあります。そのようなときは、以下の手順でドライバを削除し、もう一度『ドライバをインストールす
る』(P.26)に従ってドライバをインストールしてください。

※ お使いの環境によって表示が異なる場合があります。

Windows をお使いの場合

1. SD-50 を接続していない状態で、Windows を起動します。


USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずした状態にしておいてください。
アカウントの種類がパソコンの管理者であるユーザー名(Administrator など)でログオンしてください。

2. 付属の Mobile Studio Canvas DVD-ROM を、パソコンの DVD-ROM ドライブに入れます。

3. 付属の Mobile Studio Canvas DVD-ROM の以下のフォルダにある[Uninstal]アイコンを


ダブルクリックします。

OS フォルダ

Windows 7 [Driver]、
[Win7]の順でフォルダを開く

Windows 7
[x64Driver]
、[Win7]の順でフォルダを開く
64 ビット版

Windows Vista [Driver]、


[Vista]の順でフォルダを開く

Windows Vista
[x64Driver]
、[Vista]の順でフォルダを開く
64 ビット版

Windows XP [Driver]、
[XP]の順でフォルダを開く

4. ユーザー アカウント制御に関する確認が表示された場合、[はい]または[続行]をクリックし
ます。

86
SD-50_j.book 87 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ドライバを再インストールする

5. 「インストールされている SD-50 Driver をアンインストールします。」と表示されます。


[OK]をクリックします。
その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

6. 「アンインストールを完了しました。」と表示されたら、[OK]をクリックして Windows を再
起動します。

Mac OS X をお使いの場合

1. すべての USB ケーブルをはずした状態でパソコンを起動します。


USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルをはずした状態にしておいてください。

2. 付属の Mobile Studio Canvas DVD-ROM をパソコンの DVD-ROM ドライブに入れます。

3. 付属の Mobile Studio Canvas DVD-ROM 内の以下のアンインストーラをダブルクリックし


ます。

OS アンインストーラー

Mac OS X 10.6 以降 [SD-50_Uninstaller](/Driver/10.6)

Mac OS X 10.5 以前 [SD-50_Uninstaller](/Driver/10.4_10.5)

4. 「SD-50 ドライバを削除します。」と表示されたら、[アンインストール]をクリックします。
その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージに従ってください。

5. 「ドライバを削除します。よろしいですか?」と表示されたら、[OK]をクリックします。

6. 認証ダイアログまたは「パスワードを入力してください」というダイアログが表示されます。
パスワードを入力し、[OK]をクリックします。

7. 「アンインストールが完了しました。」と表示されますので、[再起動]をクリックしてパソコン
を再起動します。
※ パソコンが再起動されるまでに時間がかかる場合があります。

87
SD-50_j.book 88 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら
トラブルが発生したら、まずこの章を読みましょう。トラブルを解決するためのヒントが書かれています。この章の内容を
確認しても解決しない場合は、ホームページへアクセスしてみてください。それでも解決しない場合には、巻末の『お問い
合わせの窓口』にお問い合わせください。
ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/

プレーヤーとして使用した場合のトラブル
操作中、何らかのメッセージが画面に表示されたときは、『エラー・メッセージ一覧』(P.104)を参照ください。
• パソコンと接続していませんか?
全体に共通の内容 パソコンと接続するとプレーヤー機能は使えません。 ま
た、MIDI IN 端子を使って SD-50 の音源を鳴らすこと
電源が入らないのですが ... はできません。
• SD-50の AC アダプターがコンセントや本体に正しく接
続されていることを確認してください(P.22) 。 特定のパートの音が鳴らないのですが ...
• 電池の残量を確認してください(P.23)
。 次の点を確認してください。
• パートの音量レベルが下がっていませんか?
音に関する内容 音が出ないパートの Level を設定して音量を上げてくだ
さい(P.51)

音が鳴らないのですが ... • パートの設定を「M」
(ミュート)にしていませんか?
次の点を確認してください。 「ー」に設定してください(P.50)

• 接続しているアンプやスピーカーの電源が入っています
か?音量が下がっていませんか? 音が歪むのですが ...
•[VOLUME]つまみで音量レベルを絞っていませんか? 次の点を確認してください。
• 正しく接続されていますか? • 全体の音がひずむときは、[VOLUME ]ダイヤルで音量
• ヘッドホンを接続して音が聞こえますか? を下げてください。
• ヘッドホンから音が出るようであれば、接続している • Output Gain を上げすぎていませんか?
ケーブルが断線していたり、アンプやスピーカーが故障 システム設定の Output Gain を確認してください
している場合が考えられます。もう一度、接続ケーブル (P.74)。
や機器を確認してください。
• パートのレベルの設定が小さくなっていませんか? ピッチがずれているのですが ...
パートのレベルをそれぞれ確認してください(P.51)

次の点を確認してください。
• エフェクトの設定は正しいですか?
• SD-50 のチューニングがずれていませんか?
エフェクトのオン/オフ、エフェクト・バランスやレベ
Master Tune の設定を確認してください(P.74)

ルなどの設定を確認してください(P.51)

• 外部 MIDI 機器から受信したピッチ・ベンド・メッセージ
• 外部 MIDI 機器から受信した MIDI メッセージ(ボリュー
によって、ピッチがずれていませんか?
ム・メッセージとエクスプレッション・メッセージ)に
よって、音量が下がっていませんか?
音が途切れるのですが ...
• 発音数が多いと、音が途切れる場合があります。
使用しているトーンの数を減らしてください。

88
SD-50_j.book 89 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

トーンのパンを片チャンネルいっぱいに振って ラス、リバーブのセンド・レベルを上限として、 どのく


も、反対側のチャンネルからも音が出ているので らいに設定するかといったものです。
すが ... したがって、この値を最大値の 127 にしても、使用して
い るパッチでセ ンド・レベルが 下がってい る場合は効果
SD-50 の内蔵エフェクトはステレオ仕様です。そのた
があまりありません。
め、内蔵エフェクトをかけた場合は、パンを片チャンネ
効 果を深くかけ たい場合は、パ ッチの設定 を変更してく
ルいっぱいに振っても反対側のチャンネルからエフェク
ださい。また、パッチのコーラスやリバーブへのセンド・
ト音が聞こえます。
レ ベルを、マルチエ フェクトを 使う場合と 使わない場合
とで別々に設定できます。
高い鍵域を演奏すると、鳴りかたがおかしくなる
のですが ...
データの保存に関する内容
SD-50 で高い方の鍵域を演奏すると、音が鳴らなく
なったり、ピッチが上がらなくなったり、弾く鍵によっ
て聞こえかたの変わるノイズ(ポヨンポヨン、ピュル スタジオ・セットで保存したときと設定が違うの
ピュル、シュルシュル、キュルキュル、ボー、ポー、 ですが ...
ピー、ビャー、ザーなど)が聞こえることがあります。 次の点を確認してください。
これは、主に SD-50 の発音できる音高の限界を越えたこ
• マスタリング・エフェクトの設定が変わっている可能性
とによるもの で、通常は使う ことのない 鍵域で発生し ま
があります。(この設定はスタジオ・ セットに含まれま
すが、故障ではありません。
せん。)

SD-50 の INPUT に接続した機器の音量が小さ


いのですが ... MIDI や外部機器に関する内容
• 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
外部シーケンサーの演奏がもたついたり、途切れ
抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。 ることがあるのですが ...
演奏がもたついたり途切れたりする現象は、 シーケン
エフェクトに関する内容 サーや音源に大きな負荷がかかっている状況で起こりや
すくなります。
主 な原因とその 回避策とし ては、以下のも のが考えられ
エフェクトがかからないのですが ...
ます。
次の点を確認してください。
• 同時発音数が 128 を越えていませんか?
• エフェクトの各設定は正しいですか?(P.52) 発音数を減らしてみてください。
• 各エフェクトへのセンド・レベルが 0 になっているとエ • シーケンス・データの拍の頭のタイミングにデータが集
フェクトはかかりません。各設定を確認してください。 中していませんか?
• 各エフェクトへのセンド・レベルが 0 以外に設定されて データが同じタイミングに重ならないように、 1 ∼ 2 ク
いても、マルチエフェクト・アウトプット・レベル、 ロックずらしてみてください。
コーラス・レベル、リバーブ・レベルが 0 になっている ステップ・レコーディングで曲データを入力した場合
とエフェクトはかかりません。各設定を確認してくださ や、キーボードからリアルタイム入力を行った後にクォ
い。 ンタイズをかけた場合などは、曲データの拍の頭にデー
タが集中しやすくなります。
各パートのコーラスやリバーブのセンド・レベル そのため、一度に多くのデータが SD-50 に送られ、発
を上げても効果がかかりにくいのですが ... 音処理が遅れることもあります。

各パートごとにコーラスやリバーブへのセンド・レベル
を設定できますが、この値は使用しているパッチのコー

89
SD-50_j.book 90 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

• プログラム・チェンジが、演奏がもたつく箇所にありま ベンド・レンジを最大値にして MIDI からピッ


せんか? チ・ベンド・メッセージを受けてもピッチが上が
プログラム・チェンジのデータ位置を変更してみてくだ りきらないのですが ...
さい。
ベンド・レンジは 0 ∼ 24 まで設定することができます
プログラム・チェンジを曲中に入れた場合、トーンの切
が、使用するウェーブによってはピッチが上がりきら
り替えに処理時間がかかり、演奏がもたることがありま
ず、ピッチの上昇が一定のピッチで止まる場合がありま
す。
す。
• システム・エクスクルーシブが、演奏がもたつく箇所に
ピッチを上げる上限は 12 までは保証しておりますが、
ありませんか?
それ以上のベンド・レンジを設定される場合はご注意く
システム・エクスクルーシブのデータ位置を変更してみ
ださい。
てください。システム・エクスクルーシブはデータ量が
多いので、シーケンサーや音源モジュールに大きな負荷
がかかります。 外部入力に関する内容
データの位置を変更するか、コントロール・チェンジで
代用できるものはコントロール・チェンジに変更してく
MIC/GUITAR IN、LINE IN に接続した機器の
ださい。
音が出ない/小さいのですが ...
• 大量のコントロール・チェンジ(アフタータッチ等)
次の点を確認してください。
が、演奏がもたつく箇所にありませんか?
データの位置を変更してみてください。不要なデータの • オーディオ・ケーブルは正しく接続されていますか?
場合は、そのデータを消去してください。 接続を確認してください。
アフタータッチ付きの鍵盤を利用してデータ入力を行っ • オーディオ・ケーブルは断線していませんか?
た場合、気付かないうちに大量のアフタータッチ・デー • 抵抗入りのオーディオ・ケーブルを使用していません
タが入っている場合があります。 か?
このような大量のデータは、シーケンサーや音源モ 抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。
ジュールに余分な負荷を与える原因となります。 •[SENS ]つまみが「MIN」の位置になっていません
か?
外部シーケンサーや MIDI キーボードを MIDI IN 適正なレベルに調節してください。
コネクターに接続して SD-50 の音色を鳴らそう •[SETTING]スイッチは、正しい位置に合わせています
としたのですが、まったく鳴りません ... か?
次の点を確認してください。 接続 した機器に合 わせて、
[SETTING]スイッチを切り
• 外部MIDI機器の MIDI送信チャンネルとSD-50のMIDI受 替えてください。

信チャンネルが一致しているかを確認してください。
• パソコンと USB ケーブルで接続していませんか? マイクの音が出ないのですが ...
パソコンと SD-50 を接続して、外部機器から SD-50 • コンデンサー・マイクを接続していませんか?
の音源を鳴らすときは、ソフトウェアの MIDI スルーを コ ンデンサー・マ イクを使う ときには、ファ ンタム電源
オンにしてください。 を供給する必要があります。
[SETTING]スイッチを「DC 48V 10mA」に設定して
ください(P.57)。
• マイクのケーブルが断線していませんか?

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SD-50_j.book 91 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

• USB メモリーが、正しくフォーマットされていない可能
USB メモリーに関する内容 性があります。SD-50 本体以外でフォーマットされて
いる場合は、SD-50 本体でフォーマットしてください
(P.77)。
USB メモリーが認識されないのですが ...
ファイルが表示されないのですが ...
• USBメモリーが正しくフォーマットされていない可能性
ソングが再生されないのですが ...
があります。SD-50 以外でフォーマットされている場 以下の原因が考えられます。
合は、SD-50 本体でフォーマットしてくださ(P.77)
。 • プレイリストのソング一覧で「?」 マークが表示されて
• パソコンと接続していませんか? いませんか?
パソコンと接続している間、USB メモリーを使用でき • ソングのファイル・タイプが SD-50 で再生可能なファイ
ません。 ル・タイプと異なっています。
• ソング・データが壊れている可能性があります。
USBメモリーにバックアップできないのですが... • Playlist Editor を使わずに、直接 SD-50 フォルダ内の
次の点を確認してください。 ソング・データを追加/削除/変更すると、 ソングは再
生できません。
• USB メモリーが書き込み禁止になっていませんか?
• USB メモリーの空き容量は十分ですか?
再生音が鳴らないのですが ...
再生音量は正しく設定されていますか?
ソングに関する内容 プレイ画面で再生音量を調節してください。(P.67)

プレイリストが表示されないのですが ...
以下の原因が考えられます。
• Playlist Editor を使わずに、直接 SD-50 フォルダ内の
ソング・データを追加/削除/変更すると、プレイリス
トが表示されないことがあります。
• USBメモリーが正しくフォーマットされていない可能性
があります。SD-50 以外でフォーマットされている場
合は、SD-50 本体でフォーマットしてください
(P.77)

• パソコンと接続していませんか?
パソコンと接続している間、USB メモリーを使用でき
ません

ソングが表示されないのですが ...
以下の原因が考えられます。
• ソングがルート・ディレクトリに置かれていますか?
• Playlist Editor を使わずに、直接 SD-50 フォルダ内の
ソング・データを追加/削除/変更すると、ソングが表
示されないことがあります。

91
SD-50_j.book 92 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

パソコンと接続したときのトラブル
Windows や Mac OS X の操作については、
『トラブルを回避するパソコンの設定方法』(P.99)または、お使いのパソコン
や OS の取扱説明書を参照ください。

ドライバ・インストール時のトラブル

インストーラーが起動できない デバイスマネージャに「その他のデバイス」「不
明なデバイス」「?/!/ ×がついたデバイス」はあ
りませんか?
DVD-ROM は、DVD-ROM ドライブに正しく ドライバのインストールが正常に完了しなかった場合、
入っていますか? インストールされたドライバが不完全なまま残ってしま
DVD-ROM がドライブに正しく入っていることを確認し い、インストール開始時にエラーメッセージが表示され
てください。 る場合があります。
『ドライバを再インストールする』( P.86)に従って
DVD-ROM や DVD-ROM ドライブのレンズが SD-50 ドライバをインストールしなおしてください。
汚れていませんか?
DVD-ROM や DVD-ROM ドライブのレンズが汚れてい インストールできない
ると、インストーラーが正常に動作しないことがありま
す。市販の CD 専用クリーナーやレンズクリーナーでク
リーニングしてください。 Windows にログオンするときのユーザー権限を
確認しましたか?
ネットワークの DVD-ROM ドライブからインス 以下のいずれかのユーザーで Windows にログオンしな
トールしていませんか? ければなりません。

ネットワークの DVD-ROM ドライブからはインストー • Administrator などの Administrators グループに属す


ルできません。 るユーザー
• アカウントの種類が「パソコンの管理者」 であるユー
ザー
インストールの途中で警告やエラーが表示さ
※ 詳しくはお使いのパソコンのシステム管理者にご相談く
れる(Windows)
ださい。

ドライバをインストールする前に SD-50 をパソ 「ドライバ署名オプション」の設定によっては、


コンに接続しませんでしたか? ドライバがインストールできないことがありま
ドライバをインストールする前に SD-50 をパソコンに す。(Windows XP)
接続すると、インストール開始時にエラーメッセージが 『ドライバ署名オプションの設定( Windows XP)

表示される場合があります。 (P.99)を参考にして設定をしてください。
『ドライバを再インストールする』(P.86)に従って、
SD-50 ドライバをインストールしなおしてください。

92
SD-50_j.book 93 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

他のソフトウェアや常駐ソフトウェア(ウィルス ドライバをインストールしたのに「新しい
チェックなど)が起動していませんか? ハードウェアの検出ウィザード」が表示され
他のソフトウェアが起動していると、正しくインストー る(Windows XP)
ルができないことがあります。
必ずインストールの前に他のソフトウェアを終了させて
ください。 ドライバをインストールしたときとは違う USB
端子に SD-50 を接続しませんでしたか?
お使いのパソコンや USB ハブに 2 つ以上の USB 端子
インストールが完了しない
がある場合、SD-50 を接続する USB 端子を変更する
と、すでにドライバをインストールしたパソコンでも、
再度「新しいハードウェアの検出ウィザード」 が表示さ
接続してから、SD-50 が認識されるまでに数分
れる場合があります。この動作は異常ではありません。
ほど時間がかかる場合があります。
『ドライバのインストール』の手順 9(P.28)の手順に
故障ではありません。
従ってドライバをインストールしてください。
ハードウェアの検出ウィザードが表示されるまで、しば
らくお待ちください。
デバイス名の先頭に「2-」などの数字が表
SD-50 は接続されていますか? 示されるようになった(Windows)
SD-50 がパソコンに正しく接続されているかを再度確
認してください。 SD-50 を別の USB 端子へ接続しませんでした
か?
パソコンがバッテリーで動作していませんか? SD-50 を別の USB 端子へ接続すると、OS によっては
パソコンをバッテリー動作でお使いの場合、動作が不安 自動的にデバイス名の先頭に数字が付け加えられる場合
定になることがあります。 がありますが、SD-50 の使用には問題はありません。
数字の付いていないデバイス名に戻したい場合は、 SD-
パソコンの電源コードを接続してお使いください。
50 をインストール時と同じ USB 端子へ接続するか、
ドライバをインストールしなおしてください。
マウス、キーボード以外の USB 機器が接続され →『ドライバを再インストールする 』
(P.86)
ていませんか ?
マウス、キーボード以外の USB 機器をパソコンからは
ずした状態で、インストールしてください。

お使いのパソコンが USB 規格を満たしています


か?
電気的に USB 規格を満たしていないパソコンをお使い
の場合は、動作が不安定になることがあります。
その場合はセルフパワー USB ハブ(電源内蔵または
AC アダプター付 USB ハブ)を接続することによって
問題が解決することがあります。

ソングを再生していませんか?
ソングの再生中はパソコンと接続できません。

93
SD-50_j.book 94 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

設定時のトラブル

ソフトウェアやシステムの設定で SD-50 を パソコンの起動時に SD-50 が接続されていまし


選択できない/使用できない たか?
一部のパソコンで、パソコンの起動時に SD-50 が接続
されていると SD-50 を使用できないことがあります。
他のソフトウェアで SD-50 を使用していません パソコンを起動してから、SD-50 を接続してお使いく
か? ださい。
起動中のソフトウェアをすべて終了し、SD-50 の電源
を入れ直してください。
Windows に付属の Media Player をお使いで
それでも解決しない場合は、ドライバをインストールし すか?
なおしてください。
Windows 7 または Windows Vista では、Media
→『ドライバを再インストールする』(P.86)
Player で SD-50 の MIDI デバイスを選択することはで
きません。
ドライバは正しくインストールされていますか?
ドライバのインストールに失敗している場合がありま 「Audio MIDI 設定」を設定しましたか?
す。ドライバをインストールしなおしてください。 (Mac OS X)
→『ドライバを再インストールする』(P.86) 『Mac OS X をお使いのとき』 (P.36)の手順に従って
Audio MIDI 設定をしてください。
SD-50 のデバイス名は表示されていますか?
デバイス名が表示されていない場合、ドライバのインス ソングを再生していませんか?
トールに失敗している場合があります。ドライバをイン ソングを再生しているときはパソコンと接続できませ
ストールしなおしてください。 ん。
→『ドライバを再インストールする』(P.86)

ドライバの設定ができない(Windows 7)
SD-50 が接続されているときにパソコンがスタ
ンバイ(サスペンド)状態や休止状態、スリープ
状態に入りませんでしたか? Windows のモニタリング機能が有効になってい
SD-50 を使用しているソフトウェアをすべて終了し、 ませんか?
SD-50 の電源を入れ直してください。 『Windows のモニタリング機能の設定(Windows 7)

それでも改善されない場合は、パソコンを再起動してく (P.103)を参照して、モニタリング機能を無効にして
ださい。 ください。

SD-50 を使用中に USB ケーブルの抜き差しを


行いませんでしたか?
SD-50 を使用しているソフトウェアをすべて終了し、
SD-50 の電源を入れ直してください。
それでも改善されない場合は、パソコンを再起動してく
ださい。

94
SD-50_j.book 95 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

再生/録音時のトラブル

再生/録音ができない SD-50 を使用中に USB ケーブルの抜き差しを


しませんでしたか?
SD-50 を使用しているソフトウェアをすべて終了し、
ドライバは正しくインストールされていますか? SD-50 の USB ケーブルを抜き、挿し直してください。
ドライバのインストールに失敗しているかもしれませ それでも改善されない場合は、パソコンを再起動してく
ん。ドライバを再度インストールしてください。 ださい。
→『ドライバを再インストールする』(P.86)
再生/録音中に USB ケーブルを抜き差しした
ソフトウェアの入出力デバイス設定をしました り、SD-50 の電源を入れなおしたりしませんで
か? したか?
お使いのソフトウェアの取扱説明書や以下のページを参 再生/録音中に USB ケーブルの抜き差しを行ったり、
照し、入出力デバイスに SD-50 を選択してください。 SD-50 の電源を入れなおしたりすると、SD-50 で再生
• Windows 7 / Windows Vista: /録音ができなくなる場合があります。 一度、再生/録
→『入出力デバイスの設定』(P.29) 音を中止してから、再び再生/録音をしてください。 そ
れでも再生/録音ができない場合は、SD-50 を使用して
• Windows XP:→『入出力デバイスの設定』(P.34)
いるアプリケーションをすべて終了し、 SD-50 の電源
• Mac OS X:
を入れなおしてください。
→『オーディオ入出力デバイスの設定』(P.37) 、
『MIDI 入出力デバイスの設定』(P.38)
パソコンの起動時に SD-50 が接続されていまし
たか?
他のソフトウェアで SD-50 を使用していません
一部のパソコンで、パソコンの起動時に SD-50 が接続
か?
されていると SD-50 を使用できないことがあります。
起動中のソフトウェアをすべて終了し、SD-50 の USB
パソコンを起動してから、SD-50 を接続してお使いく
ケーブルを抜き、挿し直してください。
ださい。
それでも解決しない場合は、ドライバを再度インストー
ルしてください。
SD-50 を使用中に負荷が重い処理をしませんで
→『ドライバを再インストールする』(P.86)
したか?
SD-50 を使用中に負荷が重い処理を実行すると、正し
SD-50 が接続されているときにパソコンがスタ
く動作しなくなる場合があります。 このような場合は、
ンバイ(サスペンド)状態や休止状態、スリープ
一度再生/録音を中止してから、再び再生/録音をして
状態に入りませんでしたか?
ください。
SD-50 を使用しているソフトウェアをすべて終了し、
それでも再生/録音ができない場合は、 SD-50 を使用
SD-50 の USB ケーブルを抜き、挿し直してください。
しているアプリケーションをすべて終了し、 SD-50 の
それでも改善されない場合は、パソコンを再起動してく
電源を入れ直してください。
ださい。

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SD-50_j.book 96 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

パソコンのスピーカーから音が鳴らない マイクやギターの音が小さい、音が歪む

SD-50 とパソコンを接続するとパソコンのス [SETTING]スイッチの設定は正しいですか?


ピーカーからは音が鳴らなくなります [SETTING]スイッチを確認してください(P.57)

故障ではありません。
SD-50 にヘッドホンや再生用オーディオ機器(外部モ 入力レベルは適正ですか?
ニター)を接続してお使いください。
SD-50 の[SENS]つまみで、入力レベルを調節して
ください(P.57) 。
パソコンで再生している音が聞こえない、音
が小さい 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。

ヘッドホンを接続して音が聞こえますか?
SD-50 のヘッドホン・ジャックに接続したヘッドホン 演奏中に音が途切れる、一部の音が抜ける、
で音が聞こえる場合は、再生用オーディオ機器(外部モ 演奏の一部がおかしい
ニター)が正しく接続されていることを確認し、機器の
音量を調整してください。
ヘッドホンでも音が聞こえない、音が小さい場合は、ソ ソフトウェアのオーディオのバッファサイズを調
フトウェア入出力デバイスを確認してください。 整してみてください
お使いのソフトウェアでオーディオのバッファサイズが
調整できるときは、設定を変更してみてください。 通
SD-50 本体の音量は適当ですか?
常、バッファサイズを大きくすると音切れが解消されま
SD-50 の[VOLUME]ダイヤルで音量を調節してくだ す。
さい。

ドライバのオーディオのバッファサイズを調整し
Windows や Macintosh の音量が小さくなって てみてください
いませんか?
お使いのソフトウェアでバッファサイズを調整できない
パソコンのシステムのボリューム設定をしてください。 ときや、ソフトウェアのバッファサイズを調整しても改
→『システムのボリューム設定』(P.102) 善しないときは、ドライバのオーディオ入出力のバッ
ファサイズを変更することで、解決することがありま
音声通信ソフトウェアを使用していませんか? す。
(Windows 7) 『ドライバの設定をする』(P.83)を参照してバッファ
サイズを調整してみてください。
音声通信ソフトウェアをお使いの場合、通話の状況に合
わせてオーディオ・デバイスの音量が自動的に調整され
ることがあります。 「録音のマージン」を大きくしてみてください
このようなときは、音量の自動調整を無効にしてくださ (Mac OS X)
い。 オ ーディオのバ ッファサイ ズの調整をし ても、まだ録音
→『音声通信ソフトウェアの設定(Windows 7)
』 し たオー ディオ デー タに音 切れや ノイズ がある ときは、
(P.103) 『ドライバ設定画面の項目』(P.85)を参照しての「録音
のマージン」を大きくしてみてください。

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SD-50_j.book 97 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

電源管理の設定を確認してください LAN を無効にしてみてください


システムの電源管理の設定を行うことにより、音切れが デバイスマネージャーで LAN(有線/無線)を無効にし
解消されることがあります。 てみてください。
→『電源管理の設定』(P.100) それによって音切れが解消された場合には、 LAN 用のド
ライバや BIOS のアップデートによって音切れが解消さ
れる可能性があります。更新されたソフトウェアがない
ディスプレイ アダプタのドライバを更新してみ
か、確認してみてください。
てください(Windows)
お使いのパソコンに搭載されているディスプレイ アダプ
タのドライバを更新することにより、音切れが解消され USB ハブに SD-50 を接続していませんか?
ることがあります。 パソコン本体の USB 端子に直接、接続してみてくださ
い。

システムの「パフォーマンス」設定をしました
か?(Windows) 付属の USB ケーブルをお使いですか ?
システムの「パフォーマンス」の設定すると、音切れが SD-50 をお使いになる場合は、付属の USB ケーブル
解決することがあります。 をお使いください。市販の USB ケーブルには、USB 規
→『システムの「パフォーマンス」の設定 格を満たしていないものがあるため、 SD-50 が正しく
(Windows)』(P.101) 動作しないことがあります。

複数のソフトウェアを起動していませんか? SD-50 を接続したまま、Mac OS X のソフト


ウェアアップデートをしませんでしたか?
使用していないソフトウェアを終了してください。
SD-50 を接続したまま Mac OS X のソフトウェアアッ
また、Windows では、ソフトウェアのウィンドウを閉
プデートすると、音切れが発生することがあります。 そ
じていても、タスクバーに残っていると起動しているこ
の場合は、再度ドライバのインストールをしてください
とになりますので、タスクバーに表示されている不要な
(P.87)。
ソフトウェアを終了してください。

Windows Update、Microsoft Update をして Windows のモニタリング機能が有効になってい


いますか?(Windows) ませんか?(Windows 7)
Windows のモニタリング機能が有効になっていると、
Microsoft 社より提供されている、Windows Update
入力された音が二重に聴こえたり( ダブリング) 、ルー
あるいは Microsoft Update を適用し、システムを最新
プ発振(フィードバック)することがあります。
の状態にしてください。
このような場合は、Windows のモニタリング機能を無
効にしてください。
ドライバの設定ダイアログ・ボックスにある「コ
→『Windows のモニタリング機能の設定(Windows
ンピュータ負荷を軽く」チェック・ボックスの
7)』(P.103)
チェックを入れてみてください
設定を変更したり確認する場合は、『ドライバの設定を
する』(P.83)の手順に従ってください。 パソコンの起動した直後や、スリープ状態からの
復帰した直後は、再生/録音で音切れが発生する
この設定の変更は SD-50 の電源を入れなおした後有効
場合があります
になります。特に問題がないときはチェックをはずした
状態(初期状態)でお使いください。 しばらく待ってから、再生/録音をおこなってみてくだ
さい。

97
SD-50_j.book 98 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

画面の詳細プロパティにある「ハードウェア ア
クセラレータ」を調節してみてください
(Windows XP)
グラフィックのアクセラレータの設定を調整すること
で、オーディオ再生中のノイズがなくなることがありま
す。
→『ハードウェア アクセラレータの設定(Windows
XP)
』(P.99)

パソコンからの再生音以外にノイズや歪みが
発生する

ギターを接続していますか?
ギターの音量を下げるとノイズが小さくなる場合は、ギ
ターのピックアップが、パソコンやディスプレイのノイ
ズに影響を受けている可能性があります。パソコンから
できるだけ離れてみてください。

使用していないマイクやギターが接続されたまま
になっていませんか?
SD-50 に使用していないマイクやギターが接続されて
いるときは、マイクやギターを抜いて、SD-50 の
[SENS]つまみを MIN 側に回して、入力レベルを下げ
てください。

接地端子の処理をしていますか?
パソコンの金属部分、またはパソコン付属の AC 電源プ
ラグのアース端子を接地することで問題が解決すること
があります。また、近くにテレビや電子レンジなど、強
い磁気を発生する機器がないか確認してください。

録音した音が大きい/小さい

入力レベルは適正ですか?
SD-50 の[SENS]つまみで、入力レベルを調整して
みてください。また、お使いのソフトウェアに入力レベ
ルを調整する機能がある場合には、入力レベルの設定を
確認してください。

98
SD-50_j.book 99 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

トラブルを回避するパソコンの設定方法
『パソコンと接続したときのトラブル』(P.92)を回避するためのパソコンの設定方法です。

ドライバ署名オプションの設定 ハードウェア アクセラレータの設定


(Windows XP) (Windows XP)
「ドライバ署名オプション」の設定によっては、ドライ グラフィックのアクセラレータの設定を調整すること
バがインストールできないことがあります。以下を参考 で、オーディオ再生中のノイズがなくなるなど、 解決す
にして設定してください。 る場合があります。

1. 「コントロール パネル」を開いて[パフォーマン 1. 「コントロール パネル」を開いて、[画面]をダブ


スとメンテナンス]をクリックし、
[システム]ア ルクリックします。
イコンをクリックします。 上記のアイコンがない場合は、[デスクトップの表示と
クラシック表示の場合は、[システム]をダブルクリッ テーマ]をクリックし、[画面]をクリックします。
クします。
2. [設定]タブをクリックします。
2. [ハードウェア]タブをクリックし、続いて[ドラ
イバの署名]をクリックします。 3. [詳細設定]から[トラブルシューティング]タブ
「ドライバ署名オプション」ダイアログが開きます。
をクリックします。

3. 「ドライバ署名オプション」ダイアログで[警告] 4. 「ハードウェア アクセラレータ」のスライダーを


または[無視]を選び、
[OK]をクリックします。 調整して[OK]をクリックします。

4. [OK]をクリックして、「システムのプロパティ」 5. 「画面のプロパティ」で[OK]をクリックして、
ダイアログを閉じます。 ダイアログ・ボックスを閉じます。

5. 『Windows XP をお使いのとき』(P.31)の手順 6. パソコンを再起動します。


に従ってドライバをインストールします。
インストールが完了したら「ドライバ署名オプション」
の設定を変更前の設定に戻してください。

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SD-50_j.book 100 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

Windows Vista をお使いの場合


電源管理の設定
演奏中に音が途切れる、一部の音が抜けるなどの症状が 1. 「コントロール パネル」を開いて[システムとメ
発生した場合は、パソコンの電源管理の設定を変更する ンテナンス]をクリックし、[電源オプション]を
ことで、解決することがあります。 クリックします。
クラシック表示の場合は、[電源オプション] アイコン
をダブルクリックします。
Windows 7 をお使いの場合
2. 「電源プランの選択」の中から、
[高パフォーマン
1. 「コントロール パネル」を開いて[システムとセ ス]を選択します。
キュリティ]をクリックし、
[電源オプション]を
クリックします。 3. 「高パフォーマンス」の[プラン設定の変更]をク
アイコン表示の場合は、[電源オプション]アイコンを リックします。
ダブルクリックします。
4. [詳細な電源設定の変更]をクリックします。
2. 「電源プランの選択」の中から、[高パフォーマン
ス]を選択します。 5. 「電源オプション」の[詳細設定]タブ内にある
「ハードディスク」の[+]をクリックし、
「次の
3. 「高パフォーマンス」の[プラン設定の変更]をク 時間が経過後ハードディスクの電源を切る」の項
リックします。 目の[+]をクリックします。
「高パフォーマンス」が表示されていない場合は、[追加
のプランを表示します]をクリックします。 6. [設定]をクリックし、表示された下矢印をクリッ
クして[なし]に設定します。
4. [詳細な電源設定の変更]をクリックします。
7. [OK]をクリックし、「電源オプション」ウィンド
5. 「電源オプション」の[詳細設定]タブ内にある ウを閉じます。
「ハードディスク」の[+]をクリックし、「次の
時間が経過後ハードディスクの電源を切る」の項 8. 「プラン設定の編集」画面を閉じます。
目の[+]をクリックします。
Windows XP をお使いの場合
6. [設定]をクリックし、表示された下矢印をクリッ
クして[なし]に設定します。
1. 「コントロール パネル」を開いて、[パフォーマン
7. [OK]をクリックし、「電源オプション」ウィンド スとメンテナンス]をクリックし、[電源オプショ
ウを閉じます。 ン]をクリックします。
クラシック表示の場合は、[電源オプション] をダブル
8. 「プラン設定の編集」画面を閉じます。 クリックします。

2. [電源設定]タブをクリックし、
「電源設定」で
[常にオン]を選択します。

3. [OK]をクリックして、「電源オプションのプロパ
ティ」を閉じます。

100
SD-50_j.book 101 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

Mac OS X をお使いの場合 6. [OK]をクリックして、「システムのプロパティ」


を閉じます。
※ 一部の Mac OS X では、この設定ができないことがあ
ります。
Windows Vista をお使いの場合
1. 「システム環境設定」で[省エネルギー]をクリッ
クします。 1. 「コントロール パネル」を開いて、[システムとメ
ンテナンス]をクリックし、[システム]をクリッ
2. [オプション]をクリックします。 クします。
クラシック表示の場合は、[システム] をダブルクリッ
3. 「プロセッサのパフォーマンス」で[最高]を選択
クします。
してください。
2. 左側の「タスク」の中から、[システムの詳細設
システムの「パフォーマンス」の設定 定]をクリックします。
(Windows)
3. ユーザー アカウント制御に関するダイアログが表
演奏中に音が途切れる、一部の音が抜けるなどの症状が
示されますので、[続行]をクリックします。
発生した場合は、システムの「パフォーマンス」の設定
管理者アカウントのパスワード入力が求められた場合
すると、解決することがあります。
は、アカウントの種類が管理者であるユーザーで
Windows にログオンしてから、再度設定をしてくださ
Windows 7 をお使いの場合 い。

1. 「コントロール パネル」を開いて[システムとセ 4. 「パフォーマンス」の[設定]をクリックし、


[詳
キュリティ]をクリックし、
[システム]をクリッ 細設定]タブをクリックします。
クします。
5. [バックグラウンド サービス]を選択して、[OK]
アイコン表示の場合は、[システム]をダブルクリック
をクリックします。
します。
6. [OK]をクリックして、システムのプロパティを
2. 左側にある[システムの詳細設定]をクリックし
閉じます。
ます。

3. ユーザー アカウント制御に関するダイアログが表 Windows XP をお使いの場合


示された場合は、
[はい]をクリックします。
管理者アカウントのパスワード入力が求められた場合 1. 「コントロール パネル」を開いて、[パフォーマン
は、アカウントの種類が管理者であるユーザーで スとメンテナンス]をクリックし、[システム]を
Windows にログオンしてから、再度設定をしてくださ クリックします。
い。
クラシック表示の場合は、[システム] をダブルクリッ
クします。
4. 「パフォーマンス」の[設定]をクリックし、[詳
細設定]タブをクリックします。
2. [詳細設定]タブをクリックして、
「パフォーマン
ス」の[設定]をクリックします。
5. [バックグラウンド サービス]を選択して、[OK]
をクリックします。
3. [詳細設定]タブをクリックします。

101
SD-50_j.book 102 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

4. [バックグラウンド サービス]を選択して、[OK] 右クリックして[音量ミキサーを開く] を選択して開く


をクリックします。 ことができます。

5. [OK]をクリックして、「システムのプロパティ」
Windows XP をお使いの場合
を閉じます。

システムのボリューム設定 1. 「コントロール パネル」を開いて、[サウンド、音


声、およびオーディオデバイス]をクリックし、
[サウンドとオーディオデバイス]をクリックしま
Windows 7 をお使いの場合 す。
クラシック表示の場合は、[サウンドとオーディオデ
1. 「コントロール パネル」を開いて、表示方法を バイス]をダブルクリックします。
「カテゴリ」に切り替えます。
2. [オーディオ]タブをクリックします。
2. [ハードウェアとサウンド]をクリックし、[シス
テム音量の調整]をクリックします。 3. 「音の再生」の「既定のデバイス」で[OUT
(SD-50)
]が選ばれているのを確認し、[音量]
3. 音量ミキサーが表示されますので、
「デバイス」項 をクリックします。
目のプルダウン・メニューから SD-50 の
[OUT]を選択し、音量を調整します。 4. ボリュームコントロールが表示されますので、
音量ミキサーは、画面右下のスピーカー アイコン右ク WAVE の音量を調整します。
リックして「音量ミキサーを開く」を選択しても開くこ ミュートにチェックがついている場合は、 チェックをは
とができます。 ずします。

Windows Vista の場合 Macintosh の場合

1. 「コントロール パネル」を開いて、[ハードウェア 1. 「システム環境設定」から[サウンド]をクリック


とサウンド]をクリックします。 します。
クラシック表示の場合は、コントロール パネルホームを
クリックして、クラシック表示を解除します。
2. [出力]タブをクリックします。

2. 「サウンド」の中の[システム音量の調整]をク 3. サウンドを出力する装置の選択で[SD-50]が選
リックします。 択されているのを確認し、主音量スライダーで音
量を調整します。
3. 音量ミキサーが表示されますので、
「デバイス」メ 消音にチェックがついている場合は、 チェックをはずし
ニューから SD-50 の[OUT]を選択し、音量を ます。
調整します。

4. デバイスまたはアプリケーションの音量を調整し
ます。
ミュートボタンが ON になっている場合は、もう一度
ミュート・ボタンをクリックして OFF にします。
「音量ミキサー」は、画面右下のスピーカーアイコンを

102
SD-50_j.book 103 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

故障かな?と思ったら

音声通信ソフトウェアの設定 Windows のモニタリング機能の設定


(Windows 7) (Windows 7)
音声通信ソフトウェアをお使いの場合、通話の状況に合 Windows のモニタリング機能が有効になっていると、
わせてオーディオ・デバイスの音量が自動的に調整され 入力された音が二重に聴こえたり( ダブリング) 、ルー
る場合があります。 プ発振(フィードバック)する場合があります。
このような場合は、以下の手順で、音量の自動調整を無 このような場合は、以下の手順で、 Windows のモニタ
効にしてください。 リング機能を無効にしてください。

1. 「コントロール パネル」を開いて、[ハードウェ 1. 「コントロール パネル」を開いて、[ハードウェア


アとサウンド]をクリックし、
[サウンド]をク とサウンド]をクリックし、[サウンド]をクリッ
リックします。 クします。
※「コントロール パネル」が、アイコン表示の場合は、
[サ ※ コントロール パネルが、アイコン表示の場合は、
[サウ
ウンド]をクリックします。 ンド]をクリックします。

2. [通信]タブで、「Windows が通信アクティビ 2. 「録音」で SD-50 の[IN]を選択し、[プロパ


ティを検出したとき」の設定を[何もしない]に ティ]をクリックします。
設定します。
3. 「聴く」タブを開き、
[このデバイスを聴く]の
3. [OK]をクリックして、「サウンド」を閉じます。 チェックを外します。

4. [OK]をクリックして、「プロパティ」を閉じま
す。

5. [OK]をクリックして、「サウンド」を閉じます。

103
SD-50_j.book 104 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

エラー・メッセージ一覧
操作に誤りがあったり、操作どおりに正しく処理できなかったときは、エラー・メッセージが表示されます。
表示されたエラー・メッセージの指示に従って対応してください。

メッセージ 意味 対応

USB Mem Not Ready! USB メモリーが挿入されていません。 USB メモリーを挿入してください。

USB メモリーからデータを読み込むことが USB メモリーが正しく挿入されているか確認してくだ


できませんでした。 さい。

ファイルが壊れている可能性があります。 このファイルは使わないでください。
Read Error! ファイルのフォーマットが正しくないので、
このファイルは使わないでください。
読み込むことができません。

USB メモリー内に対象のファイルが見つか USB メモリー内に対象のファイルがあることを確認し


りませんでした。 てください。

USB メモリーが正しく挿入されているか確認してくだ
USB メモリーの書き込みに失敗しました。
さい。

USB メモリーの不要なファイルを削除してください。
USB メモリーの容量がいっぱいになって、
Write Error! または、空き容量のある別の USB メモリーを用意して
書き込むことができません。
ください。

ファイルまたは USB メモリーが、書き込み ファイル、または USB メモリーが書き込み禁止になっ


禁止になっています。 ていないか確認してください。

SD-50 では再生できないファイルです。 このファイルは使わないでください。

Playlist Editor から USB メモリーに転送 Playlist Editor からソングを転送対象にして、再度


されていないソングです。 USB メモリーにデータを転送してください。
Incorrect File!
SD-50 で扱うことのできるソング数は、ルート・ディ
SD-50 で扱うことのできるソング数を越え
レクトリで 99 個、その他すべてのプレイリストの合
ているため、再生できません。
計で 399 個までです。

ファクトリー・リセットを行ってください。それでも直
システム・メモリーの内容が壊れてる可能性
Sys Mem Damaged! らないときは、お買い上げ店またはお客様相談センター
があります。
にお問い合わせください

非常に大量の MIDI データを受信したため、


MIDI Buffer Full! 処理できません。
送信する MIDI メッセージの量を減らしてください。

SD-50 の MIDI IN に接続している MIDI ケーブルに異


MIDI Offline! MIDI IN の接続が切られました。 常はないか、また MIDI ケーブルが抜けていないか確認
してください。

再生を停止させるか、再生が終了するまでお待ちくださ
Now Playing! ソング・プレーヤーが再生中です。
い。

Battery Low! 電池の残量がありません。 電池を充電するか、AC アダプターを使ってください。

104
SD-50_j.book 105 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ユーザー・データで保存できる設定
ユーザー・データのバック・アップ(P.76)をして保存できる設定は以下のとおりです。

システム設定(P.76)

設定
LCD Contrast
Master Tune
Output Gain
Minus One
Battery
Mastering
PowerSave
Power Off

入出力の音量の設定(P.72)

設定
Mic/Line Input
MP3/Audio Player
SMF Player

オーディオの設定(P.60)

設定
Mic Input SW
Mic Echo Level
Audio Input Att
Direct Mon Sw
Direct Mon Level
TG to COMPUTER

スタジオ・セット(P.55)

105
SD-50_j.book 106 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ソロ音色
Solo 音色の演奏法や設定について

Solo 音色を使うと弱音の繊細な音から、強音の迫力のある音まで、単なる音量変化にとどまらない、その楽器らしい自
然な音色変化(ダイナミクス変化)が得られます。

※ ダイナミクスは NoteON Velocity、Modulation コントローラ(CC01)


、Expression (CC11)で、コントロー
ルできます。

※ Modulation コントローラをダイナミクスに割り当てているため、 Vibrato はチャンネル・ プレッシャー・メッセー


ジでコントロールできるようにしています。

鍵を押したあとに、Modulation コントローラ(CC01)もしくは Expression ペダル(CC11)を操作することで、


ダイナミクスを連続的にコントロールできます。
レガート演奏(NoteOFF する前に、次の Note を ON する奏法)することで、滑らかな音のつながりを再現できます。

※ レガート効果を得るには、Mono/Poly モード(CC126=Mono/CC127=Poly)を Mono に設定します。


Solo 音色では、起動時には Mono に設定されています。

通常は Mono モードで発音する楽器であっても、同時に複数の鍵を押鍵すると和音で発音することができます。 すべて


の Note を OFF すると、Mono モードに戻ります。

※ Mono/Poly モードを Mono に設定した場合、この効果が得られます。

管楽器(尺八、Trombone)は、Growl Sens(CC18)をコントロールできます。管楽器を強く吹いたときに発生する
独特のニュアンス(うなり感)を好みの量に調整できます。

CC16 を使って Noise Level を変更することができます。管楽器のブレス・ノイズ、弦楽器の弦をこするノイズやピッ


キングノイズの量を好みの値に調整できます。

CC17 を使って Play Stability(演奏の正確さ)を調整できます。値が 0 の時は音の立ち上がりピッチが不安定になり


ます。値が大きいほど正確なピッチで演奏します。

各 Solo 音色のバリエーション
各楽器には、効果的な奏法バリエーション音色が用意されており、コントロール・チェンジ(CC80/CC81)を使って
演奏中に瞬時に切り替えることができます。

Variation
No. ToneName
CC80 CC81
001 Violin Staccato Pizzicato
002 Trombone Staccato Fall
003 Shakuhachi Staccato -

106
SD-50_j.book 107 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

ソロ音色

各 Solo 音色の特長

音色 特長
• 同時に複数の鍵を弾くと和音で発音し、バイオリンのダブルストップ(重音)奏法の効果が得られます。
すべての NOTE を OFF すると、モノモードに戻ります。
Violin
※ バイオリンで発音できる最低音域(Note Number55)以下ではビブラートが自動的にはかかりません。これ
は開放弦の響きを再現するための効果です。
• ポルタメント SW が ON でレガート演奏すると、トロンボーンのグリッサンド奏法の効果が得られます。
Trombone • ベンダーをアップすると金管楽器特有の跳躍するようなピッチ変化が得られます(*1)。
• ベンダーをダウンするとフォール効果が得られます(*1)。
• 尺八特有の息音(ブレス・ノイズ)を再現しています。
尺八 • 強く弾く(Velocity 115 で NoteON する)と、「むら息(息を多く混ぜた音)
」効果が得られます。
(Shakuhachi) • レガート演奏すると一息で吹いたような音の繋がりが得られます。また、レガート演奏時に強く弾く
(Velocity 115 で NoteON する)と、尺八らしい独特の装飾音を再現できます。

*1:コントロール・チェンジ(CC82)を ON に設定した場合、この効果が得られます。OFF に設定した場合は、通常の


ピッチベンドの効果になります(CC82: 0 - 63 = OFF, 64- 127 = ON)

107
SD-50_j.book 108 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

MIDI インプリメンテーション・チャート
Date : Jan. 5, 2010
Model SD-50 MIDIインプリメンテーション・チャート Version : 1.00
送信 受信 備考
ファンクション...

ベーシック 電源ON時 × 1-16


チャンネル 設定可能 × 1-16

電源ON時 × モード 3
モード メッセージ × モード 3, 4 (M=1) *1
代用 **************

ノート × 0-127
ナンバー: 音域 ************** 0-127

ベロシティ ノート・オン × ○
ノート・オフ × ○

アフター キー別 × ○
タッチ チャンネル別 × ○

ピッチ・ベンド × ○
コントロール・チェンジ 0,32 ○ ○ バンク・セレクト
1 × ○ モジュレーション
5 × ○ ポルタメント・タイム
6,38 × ○ データ・エントリー
7 × ○ ボリューム
10 × ○ パンポット
11 × ○ エクスプレッション
16 × ○ (Tone Modify 1) 汎用操作子1
17 × ○ (Tone Modify 2) 汎用操作子2
18 × ○ (Tone Modify 3) 汎用操作子3
19 × ○ (Tone Modify 4) 汎用操作子4
64 × ○ ホールド1
65 × ○ ポルタメント
66 × ○ ソステヌート
67 × ○ ソフト
68 × ○ レガート・フットスイッチ
71 × ○ レゾナンス
72 × ○ リリース・タイム
73 × ○ アタック・タイム
74 × ○ カットオフ
75 × ○ ディケイ・タイム
76 × ○ ビブラート・レイト
77 × ○ ビブラート・デプス
78 × ○ ビブラート・ディレイ
80 × ○ (Tone Modify 5) 汎用操作子5
81 × ○ (Tone Modify 6) 汎用操作子6
82 × ○ (Tone Modify 7) 汎用操作子7
83 × × 汎用操作子8
84 × ○ ポルタメント・コントロール
91 × ○ (Reverb) 汎用エフェクト1
93 × ○ (Chorus) 汎用エフェクト3
96,97 × × インクリメント、デクリメント
98,99 × × NRPN LSB、MSB
100,101 × ○ RPN LSB、MSB
102-119 × ×

プログラム ○ ○
チェンジ : 設定可能範囲 ************** 0-127 プログラム・ナンバー 1-128

エクスクルーシブ ○ ○

:ソング・ポジション × ×
コモン:ソング・セレクト × ×
:チューン × ×

リアル:クロック × ○
タイム:コマンド × ×

:オール・サウンド・オフ × ○
:リセット・オール・コントローラー × ○
その他:ローカル ON/OFF × ×
:オール・ノート・オフ × ○ (123-127)
:アクティブ・センシング × ○
:システム・リセット × ×
備考 *1 M≠1の場合もM=1として扱う

モード1:オムニ・オン、ポリ モード2:オムニ・オン、モノ ○:あり


モード3:オムニ・オフ、ポリ モード4:オムニ・オフ、モノ ×:なし

108
SD-50_j.book 109 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

主な仕様
SD-50: 規定入力レベル
128 ボイス・サウンド・モジュール オー インプット・ジャック(MIC / GUITAR IN)
ディオ・インターフェイス付き マイク:-50 ∼ -30dBu
ギター:-30 ∼ -10dBu

内蔵音源部 インプット・ジャック(LINE IN)


ライン:-30 ∼ +4dBu
パート数
規定出力レベル
16
アウトプット・ジャック:0dBu
最大同時発音数
128 音
SMF /オーディオ・プレーヤー部
波形メモリ
128M バイト(16 ビット・リニア換算) 再生可能フォーマット
SMF:フォーマット 0、1
内蔵音色数
オーディオ・ファイル:WAV、 AIFF、MP3
1,125 音色、32 ドラムセット
ソロ音色:3 音色、GM2 音色:256 音色、9 ドラム
セット、GS 音色:226 音色、 9 ドラムセットを含む) その他
ユーザー音色数
ディスプレイ
3 スタジオセット
122 × 32 ドット LCD ディスプレイ
エフェクト
接続端子
リバーブ、コーラス、マスタリング
MIDI 端子(OUT、IN)
LINE IN 端子(ステレオミニ)
オーディオ・インターフェース部 LINE OUT 端子(RCA-PIN)
PHONES 端子(ステレオミニ)
オーディオ入出力チャンネル数
MIC IN 端子(XLR タイプ、ファンタム電源対応)
入力:1 系統(MIC/GUITAR IN:モノ/ LINE IN:ス
MIC/GUITAR IN 端子(TRS 標準 6.5mm、ハイ・イ
テレオ)
ンピーダンス入力対応)
出力:1 系統ステレオ
USB 端子
信号処理 • COMPUTER(USB 2.0 Full-Speed
USB オーディオ:16 ビット/ 24 ビット USB-MIDI および USB-AUDIO 対応)
AD / DA 変換:24 ビット • MEMORY(USB2.0 Hi-Speed
USB-MEMORY 対応)
サンプリング周波数
USB オーディオ:44.1kHz
AD / DA 変換:44.1kHz

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SD-50_j.book 110 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

主な仕様

電源
DC9V(AC アダプター)
充電式ニッケル水素電池単 3 形× 6
またはアルカリ乾電池単 3 形× 6

※ 電池別売
USB バス電源対応

連続使用時の電池の寿命
(使用状態によって異なります)
充電式ニッケル水素電池:約 4 時間
アルカリ乾電池:約 3 時間

消費電流
500mA(バス電源動作)
400mA(AC アダプター、電池動作)

外形寸法
249.9(幅)× 166.9(奥行)× 55.15(高さ)mm

質量
0.8kg(乾電池を除く)

付属品
SD-50 取扱説明書
Music Creator インストールガイド
Music Creator ユーザーガイド
Music Creator 曲作りガイド
USB ケーブル
DVD-ROM(USB ドライバー、MUSIC CREATOR)
AC アダプター
電源コード
保証書
ローランド ユーザー登録カード
Cakewalk ライセンス・カード

別売品
USB メモリー

(0dBu=0.775Vrms)

※ 製品の仕様や内容および外観は、改良のため予告なく変
更することがあります。

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さくいん

A G
A-B リピート ..................................................... 68 GS モード .......................................................... 46
A-B リピートボタン ......................................... 17
AC アダプター ........................................ 14、22 I
Audio Input Att .............................................. 60 [INST]ボタン ................................................. 17

B K
BATTERY インジケーター ............................. 16 [KEY CTRL]ボタン ...................................... 17
BUS ................................................................... 18
L
C LARGE HALL .................................................. 53
Chain Play ....................................................... 67 LARGE ROOM ................................................ 53
Cho Depth ....................................................... 53 LINE IN 端子 ..................................................... 19
Cho mode ........................................................ 53 LINE OUT 端子 ................................................ 19
Cho Rate .......................................................... 53
Cho Type .......................................................... 53 M
Chorus Send ................................................... 52 MEDIUM HALL ............................................... 53
CHORUS1 ....................................................... 53 MEDIUM ROOM ............................................. 53
CHORUS2 ....................................................... 53 [MENU]ボタン .............................................. 16
CHORUS3 ....................................................... 53 Mic Echo Level .............................................. 60
CHORUS4 ....................................................... 53 Mic Input SW .................................................. 60
COMPUTER インジケーター ........................ 16 MIC IN 端子 ...................................................... 19
COMPUTER 端子 ........................................... 18 MIC/GUITAR IN 端子 ..................................... 18
MIDI ................................................................... 89
D MIDI インターフェース ................................... 61
DC IN 端子 ........................................................ 18 MIDI 端子(OUT、IN).................................... 18
Direct Monitor ................................................ 60 MIDI 入出力デバイス ............................. 29、34
Dly FB ............................................................... 53 [MINUS ONE](CENTER CANCEL) ボタン ..
Dly HF DMP .................................................... 53 17
Dly Time ........................................................... 53 MinusOne ........................................................ 74

E N
[ENTER]ボタン ............................................. 17 NEXT ボタン .................................................... 17
[EXIT]ボタン .................................................. 17

F
FACTORY RESET ......................................... 78
[FAVORITE]ボタン ...................................... 17
FB CHORUS ................................................... 53
Feedback ......................................................... 53
FLANGER ......................................................... 53

111
SD-50_j.book 112 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

さくいん

P え
Pan ..................................................................... 52 エフェクト ............................................... 47、89
[PART]ボタン ................................................ 17
PHONES 端子 ................................................. 20 お
PLATE ............................................................... 53 オーディオ入出力デバイス .................... 29、34
PLAY/PAUSE ボタン .................................... 17
[PLAYER]ボタン .......................................... 17 か
Playlist Editor ................................................. 43 外部機器 ............................................................. 89
Power Off ......................................................... 25 外部入力 ............................................................. 90
PowerSave ...................................................... 25
[POWER]スイッチ ........................................ 18 き
PREV ボタン .................................................... 17 機能接地端子 ..................................................... 19

R こ
Repeat All ........................................................ 67 コーラス ............................................................. 47
Rev Send ......................................................... 53
Rev Time .......................................................... 53 さ
Rev Type .......................................................... 53 再生 .................................................................... 91
Reverb Send ................................................... 52

S スタジオ・セット ................................... 47、55
[SENS]つまみ ............................................... 19 スタンダード MIDI ファイル .......................... 63
[SETTING]スイッチ ..................................... 18
SMALL ROOM ................................................ 53 そ
SMF ................................................................... 62 ソロ .................................................................... 50
STOP ボタン .................................................... 17 ソング ................................................................. 91
T て
[TEMPO]ボタン ............................................ 16 ディスプレイ ..................................................... 16
TG to COMPUTER ........................................ 60 電池ケース ......................................................... 21
電池ケースのフタ ............................................. 23
U テンポ ................................................................. 69
USB MEMORY 端子 ...................................... 20
USB ケーブル ................................................... 14 と
USB メモリー ................................................... 91 同時発音数 ......................................................... 47
盗難防止用ロック ............................................. 20
V トーン ................................................................. 47
[VALUE]ダイヤル ......................................... 17 ドライバ ............................................................. 26
[V-LINK]ボタン ............................................. 16 ドラム・セット ................................................. 47
[VOLUME]ダイヤル ..................................... 20

あ ニッケル水素電池 ............................................. 21
アルカリ電池 ..................................................... 21

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さくいん


パート ................................................................. 47
バス電源 ............................................................. 23
バックアップ ..................................................... 91
バンク・セレクト ............................................. 49


標準モード ......................................................... 46


プレイリスト ..................................................... 91
プログラム・チェンジ ...................................... 49


マスタリング ..................................................... 47


ミュート ............................................................. 50


リバーブ ............................................................. 47

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SD-50_j.book 114 ページ 2010年3月30日 火曜日 午後4時29分

お問い合わせの窓口

製品に関するお問い合わせ先
ローランドお客様相談センター 050-3101-2555
電話受付時間: 月曜日∼土曜日 10:00∼17:30(年末年始を除く)

※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に“0000”
(ゼロ4回)をつけてNTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。
※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。

最新サポート情報
製品情報、イベント/キャンペーン情報、サポートに関する情報など

ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/

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